基礎データ
全国図鑑 | No.0230 |
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ジョウト図鑑 | No.188 |
ホウエン図鑑 | No.186 |
コーストカロス図鑑 | No.041 |
ヨロイ島図鑑 | No.200 |
ブルーベリー図鑑 | No.054 |
ローマ字表記 | Kingdra |
ぶんるい | ドラゴンポケモン |
タイプ | みず / ドラゴン |
たかさ | 1.8m |
おもさ | 152.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | すいすい/スナイパー(第4世代から)/しめりけ(隠れ特性) |
おとしもの | タッツーのスミ |
タマゴグループ | すいちゅう1/ドラゴン |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | キングドラ | king(英語で王)+ドラゴン |
英語・スペイン語・イタリア語 | Kingdra | 日本語名の音写 |
ドイツ語 | Seedraking | Seepferd(タツノオトシゴ)+Drache+(竜)+king(英語で王) |
フランス語 | Hyporoi | hippocampe(タツノオトシゴ)+roi(王) |
韓国語 | 킹드라 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 刺龙王 | 刺(cì)+龙(lóng、龍)+王(wáng) |
中国語(繁体字) | 刺龍王 | 刺(cì)+龍(lóng)+王(wáng) |
ヒンズー語 | किंगड्रा | 英語名の音写 |
ロシア語 | Кингдра | 英語名の音写 |
タイ語 | คิงดรา | 日本語名の音写 |
進化
タッツー → (Lv.32)シードラ → (りゅうのウロコを持たせて通信交換)キングドラ
概要
『ポケットモンスター金・銀』から追加されたポケモン。シードラの進化系。
従来のみずタイプに加え新たにドラゴンタイプを得た事で、名実共に「ドラゴンポケモン」への成長を果たした。
タツノオトシゴ(もしくはシードラゴン)をモチーフとしている点は進化前と同じだが、シードラに存在した全身の毒トゲは紐状のヒレに再度変化し、それに伴って特性もタッツー時代のものに戻っている。
体躯は1.8mとドラゴンタイプのポケモンの中では平均的だが、あくびで船を飲み込むほどの激しい渦潮を発生させてしまう強大な能力を秘めている。
普段は力を蓄えるために他の生物が棲まない深海の海底洞窟で眠っているが、台風が接近すると目を覚まし、獲物を探しにうろつくという。
また、同じドラゴンポケモンであるカイリューとはライバルの関係にあるらしく、お互いが出会う事は戦いが始まる合図なのだとか。
進化方法がりゅうのウロコを持たせて通信交換する事だが、キングドラの鱗は王族に献上されるほどの価値があると図鑑で解説されており、りゅうのウロコ=キングドラの鱗とも解釈できる。
ちなみにキングギドラではない。
ゲーム上での特徴
- 上述の通り「りゅうのウロコ」を持たせて通信交換で進化するポケモンである為しばらく野生出現しなかったが、第5世代・第8世代等で野生出現するのもある。
- 第5世代「ブラック・ホワイト」「ブラック2・ホワイト2」では、17ばんすいどう・18ばんどうろ・P2ラボにて水面に現れる影に釣りをすると出現する。
ストーリーでは
- 金銀クリスタル及びリメイク作品のHGSSでは、フスベシティのジムリーダーたるイブキの切り札として登場。キングドラの弱点はドラゴンタイプのみだったこと(この時、フェアリータイプはまだない)、この時点ではまともなドラゴン技が用意できないことが相まって実質的に弱点なしという状態だった。対策という策はないため、能力攻めや火力押しで勝つしか方法がなかった。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
キングドラ | 75 | 95 | 95 | 95 | 95 | 85 | 540 |
シードラ | 55 | 65 | 95 | 95 | 45 | 85 | 440 |
進化前比較 | +20 | +30 | ±0 | ±0 | +50 | ±0 | +100 |
- 能力値は600族含めた他のドラゴンと比べてバランス型の数値だが、弱点はフェアリータイプが登場するまではドラゴンのみの優秀なタイプ。しかし初登場時はその平坦な能力や火力の低さの割にサポートも不得手だったりと恵まれたタイプに反して扱いづらく、総合力ではスイクンに劣っていた。
- 一応キングドラの名誉のために言っておくと、ほのお、みず4分の1耐性はスイクンにはない利点で、VC版環境では「りゅうのいぶき」や「みがわり」、「オクタンほう」といった差別化点に注目が集まっている。
- 本格的に開花したのは第3世代。特性「すいすい」を獲得して特性「すいすい」を利用した全抜きが出来る雨パの代表的なポケモンと変貌。「ドラゴンクロー」を覚えられずドラゴン技は相変わらず貧相だったものの、続く第4世代では強力なドラゴン技を獲得した。
- 裏を返せばキングドラ自身も強力なドラゴン技によりあっさりと倒されやすくなったとも言えるのだが…
第5世代まで
- 特性「あめふらし」の効果が永続であったため、ニョロトノと組み合わせたトノグドラ構築が猛威を振るった。当時はみず技とドラゴン技を両方受けられるポケモンとしてナットレイやエンペルトしかおらず、天候をあられに変えられるユキノオーも対策として使われていたが、それら3匹でもキングドラにそこまで有利というわけではなく、非常に対策し難い強豪ポケモンであった。
- 第5世代ではバシャーモの「かそく」を2回積まれても上を取れるおくびょう最速型も使われていた。
- なお隠れ特性は、「だいばくはつ」が弱体化された現在ではほぼ完全ハズレ特性の「しめりけ」、というかそれ以前に通常特性の方が優秀なので採用されることはほぼ無い。
第6世代
- その一方で「スナイパー」型は地味に強化されており、急所ダメージこそ特性込みで2.25倍に減少したものの、「ピントレンズ」を持たせて「きあいだめ」を使用すれば、すべての技を確定急所にできるようになった。
第8世代
- 設定に倣いわざレコードで「ぼうふう」、教え技で「クイックターン 」を覚えさせる事が出来るようになり、どちらもすいすいと非常に噛み合っている。加えてこの世代ではダイマックスの導入により「ダイストリーム」による自力での雨発動や、「ダイジェット」によるバフも可能になっているのが強み。
第9世代
- 藍の円盤で解禁。この世代ではテラスタルによって「すいすい」エースとして肝心要となる火力を増強したり、弱点を補完したりできるようになった。
- 目ぼしいテラスタイプは、一致を増強できる上に雨と好相性のみず、自身に抜群で入るドラゴン、フェアリーをまとめてカバーできるはがね辺りか。
- 「ドラゴンエール」の追加によって味方にそれを掛けてもらって急所ランクをアップさせることができるようになったため、「ピントレンズ」「スナイパー」型が強化された。また、雨下では威力100・命中率100と、それなりに高い威力と命中安定を両立できる「ウェザーボール」を獲得したのも見逃せないところ。
- だが蓋を開けるとブリジュラスやイダイトウ♂といった第9世代初出の雨パエースたちの壁が厚く、使用率はランクバトルでの解禁早々に低迷。
- さらに追い討ちをかけるように、テツノツツミの存在が痛い。ブーストエナジー持ちの場合雨下かつ最速個体でも抜くことができず、4倍弱点のフリーズドライで容易に倒されてしまう。
使用トレーナー
ゲーム版
- イブキ:ジムリーダー(ジョウト)
- ワタル:セキエイリーグチャンピオン
- グリーン:ジムリーダー(カントー)※1
- アダン:ジムリーダー(ホウエン)
- ゲンジ:四天王(ホウエン)
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)
- カキツバタ:ブルベリーグ四天王
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
漫画版
- イブキ(ポケスペ)
- アダン(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- 「ポケモンGO」ではシードラにりゅうのウロコを使って進化させることでのみ入手が可能。現状野生の個体は一切確認されていない(いたとしても超低確率でしか出現しないと思われる)。同作では進化アイテムが非常に入手しづらいこともあり、入手難易度は高い。
- 性能の方はというと、攻撃=特攻、防御=特防のキングドラにとってポケモンGOにおける攻撃と特攻、防御と特防のどちらか高い方のみが反映される仕様との相性が非常に悪く、残念ながら優れた性能のポケモンとは言い難…かった。幸い、タイプが優秀なのでジム防衛に使われることはあった。
- 2018年12月13日より実装されたトレーナーバトルにおいては参加出来るポケモンの最大CPが限られているスーパーリーグ、ハイパーリーグにおいては能力の低さを克服しているのもあり、ダメージ効率がよく軽減される相手の少ない「りゅうのいぶき」に「げきりん」+「ハイドロポンプ」と驚異の攻撃性能・弱点の少なさにより誇り大きく評価を上げている。
『ポケモンレンジャー』
- 水の試練…水の竜達が生み出す暴れ水を掻い潜り、汝の道を切り拓け。やがて待ち受けるのは水の遣い。その荒ぶる魂を汝の手で鎮めし時、封印の石は搔き消え、水の試練は終わる…
- パッケージに描かれた四大龍の一匹。
- 水の試練のボスとして2匹登場する。この試練ではギャラドスが三方向に水の球を吐いて狭い進路を妨害してくるので試練の中でも難易度は高め。しかし、キングドラ自体はハイドロポンプの威力こそ高いが、放電がよく効く事もあって四大龍の中でも難易度が一番低く、試練のクリア後にサマランドのキャプチャチャレンジに出現する為、あんまり威厳がない。
『ポケモンマスターズ』
- イブキ&キングドラ
- 『メインストーリーWPM編 第13章』をクリアするとイブキが加入。
- 2ゲージ技のりゅうのいぶきと3ゲージ技のりゅうせいぐんを持つドラゴンの特殊アタッカー。スペシャルアップでとくこうを上げ、強力なドラゴンタイプのわざ「りゅうせいぐん」で大ダメージを与えることができる。このわざは使うたびにとくこうが下がってしまうが、トレーナー技「勝つのはわたし!」で下がった能力を元に戻し急所率を一段階上げられる。「りゅうのいぶき」でまひを狙うことができるため、テクニカルとしての側面も持つ。
- 高いステータスの反面、トレーナー技とスペシャルアップを使い切るととくこうがどんどん下がり火力不足になってしまう。また、回復手段を一切持たないため長期戦には不向き。
- 前者は「特攻ダウン無効」のポテンシャルをつけるか、バディストーンボードで「わざ後ダウン解除4」をとることによって安定した火力を出すことができる。
- 後者については短期決戦用と割りきってしまうか、キズぐすりを所持しているバディーズと組ませるという方法がある。ワタルと組むと回復に加えてチームスキル「ドラゴン」「マント」「ドラゴン使いのいとこ」が発動し火力の底上げもできるのでお得。
アニメ版
『アニポケ・第1~第7シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- ゴウのキングドラ
- 新無印の88話ではプロジェクト・ミュウのミッションとして、ゴウが捕獲する目標のポケモンとして登場。
- ホウエンにてシードラの目撃情報が有った為2人は調査に向かい、最初は素潜りで捜索しようとしたものの、流石に無理が有った為、偶然サトシと再会したゲンジが装備を貸した他、サトシのルカリオの波導とゴウのチョンチーのちょうおんぱによる即席ソナー、そして古代のキングドラ型潜水艇で出会った野生のシードラの協力の結果、生息している海底洞窟の発見に成功。
- そしてゴウは65話でサトシのカイリューがソウリュウジムでアイリスのオノノクスとバトルした際の動画の音声を海底洞窟内に流して、宿敵のカイリューが現れたと思い込み誘われたキングドラは、ゴウのインテレオンやタマンタとバトルを開始し、最終的にタマンタのれいとうビームで周囲を塞がれ、更にインテレオンのアクアブレイクでダウンし、最後にゴウが投げたボールをインテレオンのねらいうちで推進力を加えさせ見事捕獲に成功した。
- サトシとゴウが浮上する際に、ゴウの酸素ボンベの酸素が残り少なくなった為、サトシとゴウはゲットしたキングドラに掴まってりゅうのいぶきで急速浮上する際の推進力として使用された。
〈ゲストなど〉
- シゲルのキングドラ
- 無印156話にて、サトシがシゲルの情報を収集していた際にパソコンのページに手持ちにいた事が明らかとなっている。
- ツリオのキングドラ
- イブキのキングドラ
- XY1話
- 冒頭で登場
- 劇場版『結晶塔の帝王ENTEI』
- アンノーンが作り出した幻だが、ミー・スノードンのポケモンで登場している。
- 劇場版『蒼海の王子』
- 野生で登場
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- シルバーのキングドラ
- 3章:イブキの手持ちが登場。
- 4章:アダンの手持ちが登場している。
関連イラスト
関連タグ
0229.ヘルガー(メガヘルガー)→0230.キングドラ→0231.ゴマゾウ