「どろるるるるっ!」
基礎データ
全国図鑑 | No.0645 |
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イッシュ図鑑 | No.200 |
ヒスイ図鑑 | No.233 |
英語名 | Landorus |
ぶんるい | ほうじょうポケモン |
タイプ | じめん / ひこう |
たかさ | 1.5m/1.3m(れいじゅうフォルム) |
おもさ | 68.0kg |
とくせい | すなのちから/ちからずく(隠れ特性)/いかく(れいじゅうフォルム) |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で初登場した大地と秋を司る伝説のポケモンの1種。
下半身に白い雲のようなエネルギーを纏い、白いひげに3本の角、米俵のような頭髪を持った、オレンジ色の筋肉質な老人じみた容姿を持つ。
ゴツゴツした尻尾から放出されるエネルギーで大地に栄養を与え、農作物の成長を促して人々に恩恵を与える事を好む優しい性格。
元ネタも恐らく「豊穣神」であり、ランドロスが訪れる土地は作物がたくさん実るため、畑の神様と言われて大切に崇められている。
「風神雷神」であるトルネロス・ボルトロスを統べる存在でもあり、悪戯好きで嵐を巻き起こす二匹と違って悪戯は好まず、むしろ彼らを懲らしめる立場でもある。
数年前には両者に畑を滅茶苦茶に荒らされて大激怒、粛正を下し彼らの活動をしばらく停止させた過去を持つ。
だが、彼が人々に豊穣を齎す為のエネルギーは、二匹と争った際身体に取り込んだ風や雷のエネルギーが変異したものでもあるらしい。
人々に迷惑をかける彼らも、豊穣には無くてはならない存在なのである。
『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』から登場したフォルムチェンジ「れいじゅうフォルム」は虎(白虎)型。
顔はおっさんのまんまである。ある意味すごいインパクト。
ピオニー曰く、顔から悪い奴に厳しい性質まで隣人にそっくりとの事。公式でオッサン扱いが確定となった。むしろそこまでそっくりなら是非お目にかかりたいものである。
出現場所
クリアー後に行けるエリアの1つ「ほうじょうのやしろ」へ「トルネロス」と「ボルトロス」の2匹を連れて同エリアの祠に話しかけると空中から舞い降りてくる。
会うためにはトルネロスとボルトロスの2匹が必要になるが、2匹のポケモンはそれぞれ『ブラック』ならトルネロス、『ホワイト』ならボルトロスと一方のバージョンに片方しか出現しない。
その上必要な片方は自分が捕獲したものでなければならないので誤ってGTSで放流してしまえば、そのソフトでは入手が不可能な状況に陥るので注意が必要である。
それ以前に片方は見つけられない=GTSが使用できない…等々揃えるだけでも一苦労する。
知人が自分と違うバージョンのソフトを持っていたら持っていない方を少し借りて捕獲に行きたいところ。
…と、出会うまでの難度が高いためか、『ブラック・ホワイト』のイッシュ図鑑完成には必要とされていない。一応クリア前に送ってもらえば151番で登録される。何の意味も無いが。
イッシュ図鑑第1版のNo.152「…俺普通にゲットできるんですけど…。」
『ブラック2・ホワイト2』では『ポケモンARサーチャー』で入手できるため、図鑑完成に必須になってしまった。『ポケモンARサーチャー』の入手にはニンテンドー3DSの通信環境が必要な為、通信環境の無い人にはてんで優しくないポケモンとなってしまった(一応、作中に本が登場するため、見つけた数には追加はできる)。
出現するエリアである「ほうじょうのやしろ」は「たきのぼり」と「なみのり」が必要なエリアである。
ランドロスはLv70で出現し、且つ一撃必殺の「じわれ」なども使ってくるため捕獲が非常に大変。
ちなみに、マップ上に一度出現させてしまえば、トルネロスとボルトロスを手持ちに入れていなくてもちゃんと戦える。なので他人のものを借りっぱなしになる必要がない。
前述の事もあるので出現させ終わったら必ず持ち主に返そう。もちろんこのまま厳選も行えるので対戦志向の強い人でも安心できる。
『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』ではウルトラホールの赤色のホールに出現。
相変わらずボルトロス、トルネロスを手持ちに加えないといけない。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではダイマックスアドベンチャーでゲットできる。
今回はトルネロスとボルトロスを手持ちに入れる必要がなく、捕まえられなくても居場所を記録してもらえるため、遭遇するだけなら今までよりも格段に容易になった。
ただし、「じしん」や「いわなだれ」といった全体攻撃が豊富で、さらに4倍弱点を突いてくるこおり対策として「きあいだま」まで習得しているという隙のなさ故、突破難易度は非常に高い。さすがにグラードンやジガルデほどではないが、それでもこれらの技への対抗策をきちんと考えながらルートを進めていかないとクリアは難しいだろう。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではクリア後に裏ボスを倒した後にコギトから情報を聞くことにより黒曜の原野に出現する。
また、他のコピペロス共々バリアを張っているため、捕まえるには逃げ回るランドロスを追いかけながらアイテムを3発当ててバリアを解除しなければならない(バリアを解除するとダウンするので、その間に背後に回って不意打ちを仕掛けるのがおススメ)。ただ逃げ回ってるわけではなく、接近すると「ねっさのあらし」でこちらをやけど状態にしてくるので、気配を隠しながら近づき、アイテムを投げよう。幸い、出現位置は見晴らしがよく、障害物が少なく身を隠すことのできる草むらも多い事が救いであり、他のコピペロスと比べるとまだ追跡は容易な方である。障害になりそうなオヤブンゴウカザルは先に倒すなり捕獲するなりした方がいい。
また、バリア解除に用いる投擲するアイテムは何でもいいが、直線状の軌道で飛んでいき、かつ射程距離の長いフェザーボール系統がおすすめ(ただし、この場合バリアを解除した後にうっかりボールを投げてしまわないように注意。そのまま捕獲できれば問題はないが、ボールから脱出されてしまうとまた最初からやり直しになってしまう)。
能力
フォルム | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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けしんフォルム | 89 | 125 | 90 | 115 | 80 | 101 | 600 |
れいじゅうフォルム | 89 | 145 | 90 | 105 | 80 | 91 | 600 |
「じめんタイプ」と「ひこうタイプ」だけあって、弱点は少なく非常に優秀。しかし、「こおりタイプ」4倍弱点がネックとなっている。
種族値はトルネロスやボルトロスとは違って素早さは101と低く、攻撃と特攻の値が逆転している。じめん技は物理技が多いので好都合だろう。
防御が90、HPが89まで上がっており、合計値では600となっている。
特性は「いたずらごころ」では無く「すなのちから」。有効に使うなら砂嵐を中心とする構成に是非ともお供させたい。自身の格闘タイプ耐性からバンギラスとの相性は良く、通称バンギランドと呼ばれた。これは砂あらし無制限の『ブラック・ホワイト』では猛威を振るい、アスキーアートまで作られた程。
しかし、この時はまだ大人しかった方。『ブラック2・ホワイト2』で本格的な開花を見せ、以降全ルールでトップレベルの活躍を見せる事になる…。
『ポケモンARサーチャー』産のものを「うつしかがみ」で化身フォルムにすると、隠れ特性の「ちからずく」になる。メイン技が強化される特殊型にかなり向いている。
『ポケットモンスター サン・ムーン』から導入されたZワザは「じしん」をダブルで単体対象にダメージ与える、「そらをとぶ」で地面と相性のいい飛行技を高威力かつ溜め無しで使えると有用。
但し枠が厳しいのでZ技採用は稀。
対戦では圧倒的にれいじゅうフォルムの数が多く、けしんフォルムは空気気味である。
とは言えそれは後述の化身フォルムのメイン特性の入手が困難な為そう思えるだけである。入手さえ出来ればこちらも反則レベルの強さを見せるので留意。
物理、特殊ともに多くの技を覚えることができるが、現在の物理型はれいじゅうフォルムが基本。
高い能力値を更に向上させる「こだわりスカーフ」や「とつげきチョッキ」を持たせ、「とんぼがえり」で場をかき乱しながら何度も「いかく」を発動し、相手を弱体化させつつ戦う。勿論、弱点を衝ける相手なら高い攻撃力から放つ抜群技でイチコロ。
実に単純だが、強力でスキの無い戦い方であり、ルールを問わずに高い採用率を誇っている。
一方、『ポケットモンスター X・Y』以降は砂のターン数が減ってしまい、現在ではけしんフォルムの物理型はほぼ消滅してしまった。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではダイマックスして「ダイロック」を放てば自発的に「すなのちから」を発動できるようにはなった。
特殊型は化身フォルムの隠れ特性「ちからずく」でありえない威力を引き出せる上、「いのちのたま」を持たせれば多くのポケモンが確定2発圏内である。
メインウェポンの「だいちのちから」はあのHP252振りギルガルド(シールドフォルム)を確定1発どころか多くの調整ギルガルド(シールドフォルム)もほぼ確定1発という文面だけでも凄まじい威力を誇る(ちなみにその威力は下記の補正と一致補正がかかって脅威の228)。対格闘のサブウエポンの「サイコキネシス」も、不一致なのに無補正フーディンの一致「サイコキネシス」をほぼ同等の威力が出る。そして補正をかければその無補正フーディンの火力を上回る。なんなんだこのおっさん。
「きあいだま」に至っては、多くの格闘タイプですら苦戦するHP振りメガガルーラを上から確定一発で仕留められる超火力で、これらはほぼ確定と見て良い。その他、マリルリを高乱数1発で仕留められる「ヘドロウェーブ」、物理だがリザードンやファイアローに下降補正ですら確定1発で落とせる「いわなだれ」も十分候補。「めざめるパワー」はちからずく対象外のため優先度は低い。なおこれらのダメージはすべてちからずくにいのちのたま補正がかかった状態である。
ただし、隠れ特性のけしんフォルムを扱うには、あの厳選困難と悪名高い『ポケモンARサーチャー』でしか入手出来ない為要注意。その分手に入れられればかなりの活躍をしてくれるだろう。ただし、「ちからずく」ランドロスは現行レーティングでは使用出来ないので注意。
そして時は『ポケットモンスター ソード・シールド』、特性「ちからずく」のランドロスがランクマッチで解禁。思う存分高火力の特殊技を振るえるようになった。
…とはいえ、れいじゅうフォルムの汎用性が高過ぎるため、使用率はトップ100にも入れてはいない。
上記でも記載したが、一撃必殺技として「じわれ」も覚える事が出来る。
『ブラック・ホワイト』で捕獲する際はこれを含めて低PPの技が多いので、悪あがきをさせないように注意したい。
ちなみに教え技で「なりきり」を覚えられるので「ノーガード」をコピーすると…。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』においては上述にもある専用技のねっさのあらしを手に入れている。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、『Pokémon HOME』の連携と共に解禁。
今作は「じわれ」や「どくびし」等の技を多く使われ、それらを躱せるのは非常に優秀。
ただし、汎用性はやはりれいじゅうフォルムに劣ってしまうため、前作品までと同様の立ち位置となるだろう。
ただし専用技の「ねっさのあらし」はランドロスが覚える技の中でちからずく適用のタイプ一致の最高威力の特殊技である。むしろこちらのフォルムの、方が使いやすいので差別化は出来る。
参考までに、けしんフォルムのランドロスはシーズン8で使用率85位を記録している。
敢えて使うなら、れんげきウーラオスやドヒドイデへの打点となる「サイコキネシス」、四災やガチグマに抜群で入る「きあいだま」、広い等倍範囲を誇る「ヘドロばくだん」、れいじゅうランドロスやカイリューへの打点となる「テラバースト(こおり)」辺りがおススメか。性格は100族を抜ける素早さを活かしたおくびょうがベター。
番外作品
ポケモンGO
- こちらでもコピペロスでは3番目に登場。覚える技は通常技が「マッドショット」「いわおとし」、ゲージ技は「だいちのちから」「げきりん」「いわなだれ」「きあいだま」。残念ながらひこう技は一切覚えられない。そのため、ひこうタイプは耐性としてのみ機能する(ランドロスに限らずもう1つのタイプがほぼお飾りになるようなポケモンは少なからずいるが)。
- 「マッドショット」と「だいちのちから」の組み合わせはガブリアスでも同様のことができるため、差別化を図るなら2つ目のスペシャルアタックを開放させよう。「げきりん」はガブリアスも習得するため「いわなだれ」の方が相性補完としては無難か。
- なお、ステータスとしては攻撃面ではガブリアスと同じ数値、防御とHPは残念ながらガブリアスに負けてしまっているためステータスの数値だけならガブリアスの劣化になりかねないが、そもそもタイプが違うのであまり問題にはならないだろう。
- グラードンにも攻撃力では劣るものの、あちらと違って「だいちのちから」を使えるためさほど問題にはならないだろう。
- なお、れいじゅうフォルムに関しては別項目を参照。
ポケモンマスターズ
関連イラスト
関連タグ
0644.ゼクロム→0645.ランドロス(けしん/れいじゅう)→0646.キュレム/ブラックキュレム/ホワイトキュレム
バドレックス:豊穣神仲間
同複合タイプ
準伝説
世代 | グループ | ポケモン |
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第1世代 | 三鳥 | フリーザー/サンダー/ファイヤー |
第2世代 | 三犬 | ライコウ/エンテイ/スイクン |
第3世代 | レジ系 | レジロック/レジアイス/レジスチル |
ラティ兄妹 | ラティアス(メガラティアス)/ラティオス(メガラティオス) | |
第4世代 | UMAトリオ | ユクシー/エムリット/アグノム |
ヒードラン、レジギガス、クレセリア | ||
第5世代 | 聖剣士 | コバルオン/テラキオン/ビリジオン |
四神/コピペロス | トルネロス(けしん/れいじゅう)/ボルトロス(けしん/れいじゅう)/ランドロス(けしん/れいじゅう) | |
第6世代 | - | - |
第7世代 | タイプ:ヌル→シルヴァディ | |
カプ神 | カプ・コケコ/カプ・テテフ/カプ・ブルル/カプ・レヒレ | |
ウルトラビースト | ウツロイド/マッシブーン/フェローチェ/デンジュモク/テッカグヤ/カミツルギ/アクジキング/ベベノム→アーゴヨン/ツンデツンデ/ズガドーン | |
第8世代 | ガラル三鳥 | ガラルフリーザー/ガラルサンダー/ガラルファイヤー |
ダクマ→ウーラオス(いちげきのかた)(れんげきのかた)→キョダイマックスウーラオス(いちげきのかた)/れんげきのかた | ||
レジ系 | レジエレキ/レジドラゴ | |
ポス馬 | ブリザポス/レイスポス | |
四神 | ラブトロス(けしん/れいじゅう) | |
第9世代 | 四災/災厄ポケモン | チオンジェン/パオジアン/ディンルー/イーユイ |
ともっこさま | イイネイヌ/マシマシラ/キチキギス | |
オーガポン(みどりのめん/かまどのめん/いどのめん/いしずえのめん) |