ポケモン以外のファイヤーは当該記事を参照。
基礎データ
全国図鑑 | No.0146 |
---|---|
カントー図鑑 | No.146 |
ジョウト図鑑 | No.237 |
コーストカロス図鑑 | No.153 |
カンムリ雪原図鑑 | No.204 |
ローマ字表記 | Fire |
ぶんるい | かえんポケモン |
タイプ | ほのお / ひこう |
たかさ | 2.0m |
おもさ | 60.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | プレッシャー/ほのおのからだ(隠れ特性) |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ファイヤー | fire(英語で炎) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Moltres | molten(熱で溶けた)+tres(スペイン語で3) |
ドイツ語 | Lavados | Lava(溶岩)+-os(伝説の鳥ポケモンに共通する接尾辞) |
フランス語 | Sulfura | sulfureux(硫黄質の)+Ra(ラー) |
韓国語 | 파이어 | 파이어(英語でfire、火) |
中国語(簡体字) | 火焰鸟 | 火焰(huǒyàn、炎、火炎)+鸟(niǎo、鳥) |
中国語(繁体字) | 火焰鳥 | 火焰(huǒyàn、炎、火炎)+鳥(niǎo、鳥) |
ヒンズー語 | मोल्ट्रेस | 英語名の音写 |
ロシア語 | Молтрес | 英語名の音写 |
タイ語 | ไฟเยอร์ | 日本語名の音写 |
リージョンフォーム
ポケモン剣盾のDLC『冠の雪原』から登場する、ガラル地方の環境に応じて姿を変えたファイヤーのガラルのすがた。他の2匹と同じく、リージョンフォームの中では少々事情が異なる存在。
詳細はガラルファイヤーを参照。
概要
『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』(第1世代)で初登場した、大型のオレンジ色~黄色の体躯に、翼・たてがみ・尻尾(尾羽)が炎を模している炎の鳥ポケモンで、フリーザー・サンダーと並ぶ伝説の三鳥の1匹。
昔から火の鳥伝説として知られており、夜空を昼間のように照らすほど激しく燃え盛る炎の翼は見る者を圧倒する。
戦いなどで自身の身体が傷つくと火山の火口に身を投げ、全身を燃やして回復する。
南国から飛来してくるポケモンで、ファイヤーが姿を見せた国は一足早く春が訪れる。
英語名のMoltresは、英語のmelt(溶ける)の過去分詞形“molten”とスペイン語で3を意味する“tres”に由来する。
ゲームでの特徴
- 同じカントーが舞台でも生息地が異なり、やたら落ち着きのないポケモンである。第6世代のを見るにもはや習性なのかもしれない。
初代・FRLG・ピカブイ
- 初代・ピカブイではチャンピオンロード、FRLGではナナシマの「ともしびやま」で待ち構えている。
- 『ピカブイ』でで捕獲を失敗すると、空中でレア枠として登場する。
- ちなみに、山で遭難したカツラがこのポケモンに導かれて生還したという話をグレンジムのトレーナーから聞くことが出来る。
プラチナ・BDSP
- プラチナでは、殿堂入り後にオーキド博士と会話するとシンオウ地方で所謂徘徊型として登場する。やはり落ち着きがない。
- BDSPではシャイニングパールのみ「カントーのせきばん」を持ってハマナスパークの導きの部屋で使用すると出現する。
HGSS
- 金銀クリスタルでは登場しないが、リメイク版ではシロガネ山に縄張りを張っている。
XY
USUM
- ウルトラワープライドで赤いホールに入った先で出現する事がある。
ソード・シールド
- DLC『冠の雪原』からダイマックスアドベンチャーで出現。また、カンムリ雪原にはガラルファイヤーが登場したが…?
SV
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 90 | 100 | 90 | 125 | ※ | 90 | 495 |
第2世代から | 90 | 100 | 90 | 125 | 85 | 90 | 580 |
ガラル | 90 | 90 | 85 | 100 | 125 | 90 | 580 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 「とくこう」が最も高く、次いで「こうげき」が高い。他のステータスは高すぎることも低すぎることもなくほぼ平均的。
- 初代ではほのおタイプ自体が不遇ではあったものの、強力な拘束技である「ほのおのうず」と相性の良い「どくどく」を覚えさせるトレーナーも多かった。特攻125で当時から既に耐久型が主流であった。といっても当時は「とくしゅ」が同じ値であったことで特殊耐久も数値上では今よりもかなり高かった。
- 最近では初代環境も見直され、拘束技(当時は現在と逆で交代はできるが技が使えない)が注目されるようになった結果、ファイヤーは環境最上位と言わないまでもかなり活躍できるスペックであると再評価された。炎タイプでは他に素早さの高いギャロップも注目された。
- 自力で「にほんばれ」「ソーラービーム」「エアスラッシュ」「はねやすめ」「ねっぷう」といった強力な技を覚えるので、技マシンがなくとも十分に戦えるレベルである。元祖「ゴッドバード」使いであり、その威力は健在。
第5世代
- 『BW2』では威力120の特殊ひこう技の「ぼうふう」を習得。ただでさえ強力な武器である上に、不得意なはずの雨状態になってもある程度反抗できるようになった。
第7世代
- 『SM』で獲得した「もえつきる」は、何と攻撃した後自身のほのおタイプを消してしまうというテクニカルな技。これによりみず弱点を無理矢理打ち消すという芸当もできるようになった。基本技の「はねやすめ」と最終習得技の「もえつきる」を使えば、耐性が無くなるが全ての技が等倍となる。
第8世代
- 長らく隠れ特性が解禁されなかったが、2016年1月から7月にかけて行われた「ポケモンスクラップ」のキャンペーンで先行解禁され、その後初代のVCで捕まえたファイヤーを第7世代に送ることでいつでも手に入れられるようになった。また、ファイヤーを第8世代に送ってとくせいパッチを使っても隠れ特性にできる。
- ファイヤーの隠れ特性は「ほのおのからだ」。「はねやすめ」との相性が抜群によい強力な特性である。なお「そらをとぶ」とも両立できたが、第7世代ではフィールド技が廃止されたのでメリットではなくなってしまった。
第9世代
- テラスタルにより4倍弱点を克服。火力を上げつつ耐性も上げられる様になった。一方で「もえつきる」「ねっさのだいち」「マジカルフレイム」といった前世代での主力技が悉く没収。追加効果も優秀な技たちだったので痛手は大きく、アタッカーとしても耐久型としても安定感が落ちるという憂き目となった。「もえつきる」に関しては自力習得のはずだったのだが、炎テラスタルからの連発を危惧でもされたのだろうか。
- 単に火力で押すだけなら同じほのおの準伝説の新鋭・イーユイやパラドックスポケモンのテツノドクガの壁が厚い。またウインディや復調しつつあるファイアローもライバルたりうる。現状はなるべく素の耐久を活かせる防御的な運用を心掛けたい。
- シーズン10の時点でも辛うじて使用率150位以内に入っている程度、『碧の仮面』からは基本的に圏外と苦しい。もし使うとすれば、性格ずぶといでとにかくHBに特化させ、みず、じめん、くさのいずれかのテラスタル、加えて「テラバースト」もしくは「ほのおのうず」を採用した「おにび」「はねやすめ」耐久型が主流。アタッカーとしては特殊メインだが物理型もないわけではないほど。
- 対戦以外に関しては、「ほのおのからだ」を持つこととレッツゴー適性のバランスから厳選要員としても利用価値がある。
にらみつける
- 初代のファイヤーはフリーザー・サンダーに比べ不遇だったが、その状況を的確に表したのが「にらみつける」という技である。
- 当時のフリーザー・サンダーはレベル51で前者は「ふぶき」、後者は「かみなり」を習得。特に前者はフリーザーのとくしゅの高さ・高威力高命中のタイプ一致・実質3割の確率で相手はひんし同然になる等凶悪な性能を誇っており、伝説ポケモンの威厳をまざまざと見せつけた。
- しかし、ファイヤーがレベル51で習得するのはまさかの「にらみつける」。この位置だと「だいもんじ」になるのが自然であろうものである。
- 何かの設定ミスのようにも見えるが、レベル60では他の2匹がそれぞれしろいきり・ひかりのかべという変化技を覚える中で「ゴッドバード」を覚える。これによりファイヤーだけレベル51と60で習得の順番を間違えたという説が浮上している。
- 以降の世代ではフリーザー・サンダーが「ふぶき」、「かみなり」を覚えるレベルで「ゴッドバード」を覚えるようになっているため、こちらは明らかに意図された設定であろう。しかし初代のほのおポケモンの全体的な不遇も重なり、現代でも散々ネタにされている。
- 初代の「ゴッドバード」と「にらみつける」とのプログラムコードは非常によく似ている(前者が143に対して後者は43となっている)ため、互いに覚えるレベルの入力ミスによってこのようになってしまったとも考えられるが、真偽は不明。「かえんほうしゃ」(コード53)と「にらみつける」を間違えたという説も広まっている。なお「だいもんじ」はコード126とあまり似ておらず、ファイヤーは攻撃も高いため「ゴッドバード」であること自体にはそこまでの不自然はない。
- その後『金・銀』からしばらくは「にらみつける」を覚えることができなくなったが、『ポケモンBW2』では、ポケモンワールドトーナメントのダウンロードトーナメントでにらみつけるを覚えたファイヤーと戦うことができた。通常のファイヤーは『BW2』でもにらみつけるを覚えられないため、このためだけに用意された特別仕様である。「いいぞもっとやれ」「公式がネタにするな」と賛否両論だったが…。
- そして時は2017年。『ポケモンバンク』が解禁され、第1世代シリーズから直接『サン・ムーン』に送ることができるようになった。初代当時の技を覚えたままで送れるため、「にらみつける」ファイヤーも例外ではない。20年越しの黒歴史の再来にファイヤーの心中はいかほどか……
- そして『LPLE』から2年、『冠の雪原』の解禁をもって、基本技で通常習得した(SVでも続投)。サンダーとフリーザーは『LPLE』きりで習得しなくなったが、ファイヤーにはよっぽど縁があるようだ…。
- 2023年8月、アプリゲーム『ポケモンマスターズ』が4周年を迎えたが…(後述の番外作品を参照)
- 不遇と言われるポケモンにはいくつかのパターンがあり、現在でも技が少ない・能力が噛み合わないなどで活躍が難しい例、あるいは技や特性により不遇を脱却した元不遇、見た目や図鑑説明だけでネタにされるケースなど様々だが、ヒードランのような強さ自体は昔から普通に評価されているものと異なり、明確に活躍した時期がありながらそれ度外視であまりに局所的すぎる(実用性に直接影響したわけでもない)性能面を、ここまで長きにわたって擦られ続けるというのは唯一無二かもしれない。
使用トレーナー
- サカキ:ジムリーダー(カントー)(ポケスタ2)
- カツラ:ジムリーダー(カントー)(ポケスタ金銀)
- ジンダイ:ピラミッドキング
- ラジュルネ:バトルシャトレーヌ
- エン:ベテラントレーナー
- リーフ(ポケモンマスターズ)
- キャンデラ(ポケモンGO)
- ナツメ(ポケスペ)※一時的
- ブルー(ポケスペ)※一時的
番外作品
『ポケモンスタジアム』
2までの時はほのおタイプ全てが不遇だった事もありニンテンドウカップ99にも参戦出来る様になってくる。
『流石に裏の決勝戦の相手だろ』と思っていたプレイヤーに対して何と『表の決勝戦』で立ちはだかってくる。
ウルトラカップのミュウもそうだが表の時点でプレイヤーを本気で殺しに来ているとしか思えない相手である。
とは言えミュウツーや裏への挑戦権を得る為の最後の壁という点では相応しい相手と言える。
ちなみに裏はドククラゲに出番を譲っている。
『ポケモンGO』
- ジムバトルの陣営「ヴァーラー」はファイヤーをシンボルにしており、ここで一応ファイヤーの姿を拝むことはできたが、サービス開始から長らく実装されていなかったため、プレイヤーが直接その姿を目にすることはできなかった。
- 2017年8月1日~8月7日および8月15日~9月1日までの期間限定で、レイドボスとして遂にゲームに登場した。先んじて配信されていたフリーザーやルギアと同様、レイドバトルで体力を削った後のゲットチャンスで捕獲することでのみ入手ができる。
- その後長らく出現しなかったが、2018年3月31日から導入された「フィールドリサーチ」のうちデイリーミッションを7日達成すると可能になる大発見にてファイヤーが出現する。また、2018年9月8日に行われた「ファイヤー・デイ」では12時~15時にかけて世界中のジムにファイヤーが降臨し、色違いも実装された(ただし、日本の北海道のみこの2日前に発生した北海道胆振東部地震の影響で開催が中止された)。
- グラフィックはかなり凝ったものになっており、鬣や羽毛に相当する部分の炎の描写が非常にリアルで美しいと話題になっているほか、体表も見る角度によって微妙に色合いが変わるというかなり複雑な配色が施されている。ポケモンを3Dで表示できるという本作ならではの描写と言えるだろう(といってもモーション自体はゲーム本編の使い回……おや誰か来たようだ)。
- 技もほのおタイプではダメージ効率の良い「ほのおのうず」「オーバーヒート」の両立が可能。ただし、トレーナーバトルでは「オーバーヒート」に使用後に攻撃が2段階低下するというデメリットが追加されているので注意。多少火力は落ちるが「だいもんじ」や「ねっぷう」を覚えさせた方が安定して立ち回れることも多い。
- 「ファイヤー・デイ」に登場した個体はゲージ技で必ず「ゴッドバード」を覚えている。この「ゴッドバード」を覚えた個体はこのイベントやこの後に開催されたグローバルチャレンジの報酬として復刻された個体限定で非常に希少だったが、2020年10月に1週間限定ではあったものの再び復刻され、そこで入手することができた。
- 当初は通常技とタイプが一致しないので、どちらかといえば扱いづらさが目立ち、せっかくの限定技なのに敢えて忘れさせて炎技を覚えさせる者も少なくなかった。
- しかし、その後通常技で「つばさでうつ」を覚えられるようになったため、ようやく通常技と併せて活用できるようになった。この組み合わせは極めて強力で、現在のファイヤーは「デスウイング」を習得したイベルタルと並び、事実上ひこうタイプ最強を誇る。メガシンカも含めれば、メガピジョットおよびメガレックウザがファイヤーを超える能力を持つのだが、ポケモンGOのメガシンカはとても現実的な運用ができる仕様ではなく(加えて、メガレックウザは専用のアイテムまで必要となるため、現状事実上1体だけしかメガシンカさせることができない)、実戦ではひこうタイプはファイヤー一強状態となっている。ほのおタイプ最強の座からは落ちたものの、代わってひこうタイプ最強の座につくこととなったのであった。
- ただし、伝説の御多分に漏れずアメを集めづらく、育成には相当手間がかかるので、前線で活躍できるまでにしっかり育成させるのはかなり大変。レイドバトルの報酬で手に入るふしぎなアメも活用していきたい。最初期から存在する伝説のポケモンなので出回っている絶対数が多く、入手自体は楽な部類である。
- またひこうタイプがついたことでじめんに耐性がついた反面いわが二重弱点になっている他こおり技は等倍で受けることになる。対こおりタイプではまだ既存のほのおタイプの方が分があるだろう。
- なお、後に同じくほのお/ひこうの複合であるホウオウも実装されたが、ホウオウは耐久よりの性能で、通常技が「やきつくす」(+めざパ炎)、ゲージ技が「だいもんじ」「せいなるほのお」となっている他、習得できる不一致サブ技も大きく異なるため、ファイヤーとは似て非なる性能のキャラクターとなっており、十分に差別化されている。
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 『救助隊』では「炎の山 山頂」に構える。逃亡の旅中なので最初の戦いでは主人公とパートナーしか連れて行けず、厳しい戦いを強いられる。ただし次のボスがフリーザーなので、強敵としての印象はそちらに持っていかれがち。主人公やパートナーの選択によっては技が軽減されまくるのできつい戦いにはなるが。だがこいつは同ゲームでは珍しい部屋全体攻撃「ねっぷう」を覚えられるので、仲間にすると物凄く強い。……とはいえ青赤では「おおきさ☆4」なので連れて行ける味方に相当な制限がかけられていた。まあこいつだけでも十分すぎる戦闘力を持ってはいるが。
- 『探検隊』では特にイベントもなく、所定の場所で特定の条件を満たすとダンジョン内の雑魚に紛れて出現するようになる。だが『時・闇』では「さいごのま」、『空』では「きょだいかざん」と出現場所が異なっている。やっぱりこのポケモンは移動癖があるらしい。
『ポケモンクエスト』
- ストーリークリア後のステージである「きぐうの島」でボスとして登場。最終ステージではミュウもしくはミュウツーの前座としてフリーザー、サンダーとセットで登場する。カクコロレジェンドスープを作ることで仲間にすることも可能。レジェンドスープの作成にはきぐうの島限定の「神秘の貝殻」が必要なのでストーリークリア後にしか仲間にすることはできない。ちなみに習得可能技に「にらみつける」がある。
『ポケモンマスターズEX』
- リーフ(チャンピオン)&ファイヤー
- 4周年アニバーサリーで実装されたバディーズ。超強力な「EXロール」を持つほのおタイプのテクニカル。「にらみつける」で4種の能力を下げる事ができ、シンクロわざ「炎翼のフレアドライブ」を使うと、相手のすでにさがっている能力をさらに同じだけさげることができる。
- レジェンドバトル
- 開幕と同時に天候を永続で晴れにしてくる上に晴れ状態だとファイヤー自身のパッシブスキルにより高火力に加えてリジェネまで付与されてしまう難敵。
- しかし天候の永続はこちらの砂嵐や雨での書き換えにも対応しているのが抜け穴。ゲージ2本目突入時やゲージ3本目の半分を切ると再び晴れにしてくるのでタイミングを狙って再び天候の書き換えを狙おう。
- ちなみにちゃんとにらみつけるも採用されているのだが効果は元々の防御ダウンに加えてポケマスではゲージ管理としては非常に重要な素早さも下げるという凶悪な効果まで付与されている他ファイヤー自身も物理技を多用するので油断は禁物。
『スマブラ』
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- サイドストーリー「天駆ける伝説 ヒロシとファイヤー!」
- XY第86話
- サイドストーリーから約10年以上経って、野生の個体が登場。敵対する者には容赦しないが、どこか思慮深さも合わせ持った神の如き存在として描かれている。
- どうやら火山の中で眠っていたようで、噴火と共にその中から現れるという派手な演出で登場。騒ぎを起こしたロケット団に怒って、「シャドーボール」と「サイケこうせん」の攻撃を翼で軽くはじくと、「かえんほうしゃ」による反撃で吹っ飛ばした。そして、サトシたちのこともロケット団の仲間(=自分にとっては敵)とみなして炎による猛攻撃を行う。
- そしてその中でサトシたちを身を呈して庇ったヒノヤコマはファイアローに進化。両者は壮絶な激突を繰り広げるが、最終的に「ブレイブバード」による攻撃すらものともせずファイヤーは圧勝する。
- しかし火口に落ちようとしていたファイアローを身を呈してサトシが助けに向かったのを見て、彼らが敵ではないとようやく悟り、そのままいずこかへと去って行った。登場時より、まさに初代・伝説ポケモンの名に恥じない貫禄と強さを見せつけてくれた。
- 因みにこの86話は原作キャラであるトロバもサトシたちと同行しており、彼はカントー三鳥の写真のコンプに成功した。
- 新無印68話
- サトシのゴウカザルが更なるレベルアップのために戦う強豪として登場。ゴウカザルの「フレアドライブ」を「エアスラッシュ」数発で解除したり、シゲルのカメックスの「ハイドロポンプ」の直撃を浴びてもビクともせず、「もえつきる」で逆に深手を負わせ、「ぼうふう」でトドメを刺すなど伝説のポケモンらしい強敵として扱われている。
- ゴウのエースバーンを救うためにエレキブルとピカチュウが放った「10まんボルト」と「かみなり」を浴びてようやくマトモにダメージを食い、どこかへ去っていった。
- 残されたファイヤーの羽は研究材料として、シゲルの呼んだアーマーガアが運んでいった。
- 鳴き声は声優の声ではなくサウンドエフェクトとなっている。(一輝兄さんの「鳳翼天翔」の効果音。)ただし『ルギア爆誕』では愛河里花子が声を当てている。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- セキエイ高原に生息する伝説の鳥ポケモンで、空を飛びながら立体的な炎の攻撃を行い、一度狙った相手は全て燃やし尽くすまで攻撃を止めないという。
- 第1章ではロケット団に捕獲され、グレン島にてロケット団から追われるカツラと、偶然その場に出くわしたレッドの前に現れ、2人に圧倒的な力を見せ付けたが、「ひみつのこはく」から復元されたプテ(プテラ)との空中戦で翼を負傷し退却。
- 第3章では鳥ポケモン恐怖症を克服したブルーに捕獲され、彼女の指示を受けてウバメの森でホウオウ・ルギアと空中戦を繰り広げた。
- 上述の通りセキエイ高原に生息していたが、後の第5章でブルーが「ファイヤーを捕獲するためにナナシマを訪れた」と言う場面がある為、少なくとも第3章の時点でナナシマに生息地を変えていたことが窺える。
余談
- ゲームでは性別不明となっているが、書籍『ポケットモンスター図鑑』によればメスとなっている。この設定のためか後の作品群ではファイヤーは女性的に描かれることが多い。他の2体は男性的に描写されやすい。
- 出会うこと自体が危機的な状況になりかねない他の2羽と違い、初代の遭難者を導いたエピソードに始まり、ピカブイでの遭遇シーンでは威圧するでもなくゆったりと飛んでそっと主人公の顔を覗き込んでから戦闘に入るなど、人間に対しても比較的友好で穏やかな性質に描かれる傾向にある。
- ちなみにこの件と関連があるかどうかは分からないが、『ポケモンGO』の上記「ヴァーラー」のリーダーは女性である。しかもかなりのナイスバディ。
- 上述の通り第八世代でにらみつけるを再習得したのだが、他の三鳥がレベル1で覚える技を比べるとフリーザーはかぜおこしとしろいきり、サンダーはつつくとでんじは…といったようにひこうタイプの攻撃技ともう一つのタイプの変化技となっている。ここでファイヤーの技を見てみると…なんとファイヤーだけかぜおこしとにらみつけるとなっている。初代でも他の三鳥がひこうでない方のタイプの攻撃技を覚えるタイミングで覚えるのに合わせたのだろうか。といっても炎の変化技はにほんばれとおにびくらいしかないが。
関連イラスト
関連タグ
0145.サンダー(ガラルサンダー)→0146.ファイヤー(ガラルファイヤー)→0147.ミニリュウ