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ぎなた読みの編集履歴

2024-08-31 09:14:32 バージョン

ぎなた読み

ぎなたよみ

誤読の一種。文節の区切りを間違えて読むこと。およびそれを用いた言葉遊び。

概要

弁慶薙刀振り回し」という一節を「弁慶がな、ぎなたを振り回し」と誤読したことが由来とされる。なので弁慶読みとも呼ばれることがある。

ぎなたってなんだよ」とは誰もが抱く疑問だろうが、まあ気にするな!

 

誰でも簡単に作れるネタとして親しまれてきたが、誤読先が性的な表現だったり、差別用語やいわゆる放送禁止用語にあたるものだったりすると、ブログなどのコメント機能でブロックされてしまったりなどの弊害が起きる場合もある。


類似例として、Wiki各種においてはリンクの置き方によっては「複数のリンクの集まり」があたかも「ひとつながりの単語で、単一のリンク」という問題が発生する。

デスクトップのパソコンや、androidのスマートフォンマウスを接続し、マウスカーソルを操作して閲覧している場合は、リンク先記事名の上にカーソルを置けば複数リンクの集まりだと辛うじて判る。しかしタッチ操作の場合は実際にタッチしてリンク先にアクセスするか、タップを保持したままスクロール等してリンクの位置関係を確かめないと判別が困難という問題が出てくる。

Wikiやピクシブ百科事典は編集者がリンクの貼り方や配置を工夫すれば防げる部類で、ニコニコ大百科などの場合は編集者の意向に関わらず記事が存在する単語には自動リンクが貼られるため、「複数の隣り合った無関係な内容のリンクがあたかも編集者の想定しているリンクのような外見になる」ため"ぎなた読み"が成立してしまう「シロナガスクジラ現象」が発生する。


ぎなた読みの例

※「薄ら馬鹿」はバカを強めて言う語

  • 中国船、珊瑚密漁 → 中国船さん、御密漁

※決して、皮肉を込めて敬称を付けているわけではない

  • スク、水揚げ大漁 → スク水、揚げ大漁

※スクは沖縄・甘味地方の方言で「アイゴ」という魚の稚魚。

※美人局は「つつもたせ」と読みます

※ちなみに「恋歌」で「ラブレター」と読みます

※「行楽寿司」は普通に存在する言葉。大抵は謎の単語や怪文になる中、別の既存の単語になる珍しいパターン

  • ニャオハ・立つな → ニャオ・は・立つな
  • 全集中日の呼吸 → 全集・中日・の呼吸
  • 君は知らないの? → 君、走らないの?
  • ~ではなく、その~ → ~で、はなくその~
  • 打つ方はなんとかします → 打つ方は難と化します、打つ方はなんと貸します!
  • トイレの注意書き「ゴミを流さないようにお願いします」 → 途中で改行され、「ゴミを流さないよ」「うにお願いします」
  • ビーチクラフト(航空機メーカー) → ビーチク・ラフト

歌ネタ

つボイノリオの歌

  • 金太の大冒険(サビで「金太」の後に必ず「ま」から始まる言葉が来る。「金太、マスカット、ナイフで切る」→「金玉、スカッと、ナイフで斬る」等)
  • 極付け!お万の方(サビで「お万」の後に必ず「こ」から始まる言葉が来る)

思春期♥センセーションの歌詞


その他



人名ネタ

ゆめみりあむ


地名ネタ



冗談のつもりが無くても、ぎなた読みしてしまいがちなもの

※前者が正しい区切り

マンディという愛称が定着していたため。このためか甲虫王者ムシキングでの専用必殺技名は「マンディブクラッシュ」や「マンディブギロチン」になっている。ちなみにマンディブは大あご、ラリスは水牛のこと。

※「巨大な(メガ)+神経(ネウラ)」が語源だが、「とんぼのめがね」という歌があるだけに勘違いされやすい。

など多数


異分析

元々「冗談のつもりでなくともぎなた読みしてしまいがちなもの」に含まれる単語であるが、既に誤読も一般化してしまい、誤読でも意味が通じる単語に対するもの。このため、ぎなた読みされた前半部または後半部単独で新規の単語を形成し、今日ではそれだけが生き残っていることが多い。


デンマークの言語学者オットー・イェスペルセンによって考案されたもので、海外でもこのような事例が存在することが分かる。以下に例を示す。

  • あかぎれ → 元は「あ(足)」+「かがり→かぎれ(ひびが切れる)」。ところが「あか・ぎれ」とぎなた読みされた上、現代では「手足が赤く切れる」という「赤+切れ」との解釈も定着してしまった。
  • 気球 → 元は「軽気球」であり、軽気の入った球として「軽気・球」だったのがいつしか「軽・気球」と解釈され、今日では単に気球とのみ記される。
  • 星人→本来の区切りは「〇〇星の人=〇〇星・人」のはずだが(「火(か)・星人」と区切ることのおかしさを考えてみればわかる)、「〇〇・星人」と区切られ、ウルトラシリーズを中心に宇宙人を指す言い方として定着している。(実際にバルタン星からやってきたバルタン星人のように正しい読み方である事もある)
  • ジャック → いわゆる乗っ取り行為を指す和製英語。元々英語の「hijack」は航空機に限定せず輸送機関の強奪・乗っ取りを指す単語であったが、特に航空機に多用されたために「ハイ」は「high」つまり上空を指し示す単語と誤解され日本では「ハイ・ジャック」と広まった。このため「ジャック」が乗っ取り行為を示すと誤読され、バスでやれば「バスジャック」、放送に対しては「電波ジャック」などと呼ばれる。但し英語にも類似の造語法は存在する。
  • バーガー → 元々は「ハンブルクステーキ」を英語読みした「ハンバーグ・ステーキ」を略して「ハンバーグ」、これをパンに挟む料理を「ハンバーガー」と読むが、このうち「バーガー」のみが取り出され「チーズバーガー」など派生料理に使用されるようになった。
  • ディエゴ → 外国での一例。「聖ヤコブ(サンティ・アゴ)」だったが「サン」だけでも聖を意味出来るために「サン・ティアゴ」とぎなた読みされ「サン・ディエゴ」となり、更に聖人を指す聖(サン)が取り除かれ今日人名として定着している。
  • イスカンダル → これも海外事例。アレクサンドロスのアラビア語読みはAliskandar(アリスカンダル)だったのが「Al」が定冠詞と勘違いされ、「アル・イスカンダル」から除かれて「イスカンダル」が定着した。
  • ハランデイイ → 野球選手ロイ・ハラデイに由来するなんJ語「画像ハラディ」が否定形になったもの。さらには「孕んでいい」という全く別の意味にもなっている模様。
  • 修羅 → 中国での事例。インド神話アスラが中国語に音訳され阿修羅の字が当てられたが、阿が名前の前に付ける愛称だと勘違いされて名前は修羅だと思われた。

関連イラスト

サイバトロン星の娯楽文化かがうざい

センシティブな作品にゅうさんきん


関連タグ

マジカル頭脳パワー!! 「マジカルフレーズ」はこのぎなた読みを用いたクイズである。

言葉狩り


外部リンク

アニヲタWiki(仮)ぎなた読み

ニコニコ大百科ぎなた読み

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