ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ガオガエンの編集履歴

2023-06-24 23:23:57 バージョン

ガオガエン

がおがえん

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。御三家最終進化系の一種でもある

基礎データ

全国図鑑No.0727
アローラ図鑑No.006
分類ヒールポケモン
タイプほのお/あく
高さ1.8m
重さ83.0kg
特性もうか / いかく隠れ特性
Zワザハイパーダーククラッシャー
タマゴグループりくじょう

他言語版の名称

英語Incineroar
フランス語Félinferno
スペイン語Incineroar
ドイツ語Fuegro
イタリア語Incineroar
韓国語어흥염
中国語熾焰咆哮虎(繁体字)/炽焰咆哮虎(簡体字)

進化

だれよりもクールでアツイッ!

ニャビーニャヒート(Lv.17) → ガオガエン(Lv.34)


概要

ニャビーの最終進化形。炎御三家恒例の二足歩行になっており、一気に筋骨隆々の厳つい容姿になった。だが元が猫なだけはあり、四足歩行ですばやく走る事も出来る。

名前の由来は「ガオー(トラの鳴き声)」+「ヶ」または「牙」+「火炎」と思われる。ガエンの部分は臥煙(江戸の火消しやならずものの事)から来ている可能性も。


ニャヒートからあくタイプが付与された。このガタイから勘違いされやすいが、かくとうタイプではない。

分類が「ヒールポケモン」となっていることからもあくの方に設定されたのだろう。間違っても回復する方(heal)ではなくヒールレスラー(heel:悪役を演じるレスラーのこと)の方である。

一応ネタで「ヒールボール」には入れられる。野生出現はしないが『剣盾』のマックスレイドバトルでピックアップされている。


煽り文句は「傍若無人なプロレスラー」

腰にはの腰巻きがぐるっと巻いてあり、闘争心が高まるとへそとその周囲から体内で作った炎が噴き出す。この炎がチャンピオンベルトのように見えるため、「炎のベルト」と呼ばれ、強烈なパンチやキックを行った後のトドメにこのベルトからほのお技をくり出す。


自分勝手な性格で、戦い方も相手の気遣いなどせず、時にはトレーナーをも巻き込んだ攻撃を行うという危ないものであり、そのせいで嫌われ敬遠されることも多い。

また、極端な気分屋でもあり、ギャラリーが盛り上がれば更に闘志を燃やすが、ギャラリーが白けていれば集中できなくなったりトレーナーの指示を無視して手を抜いたりしてしまう(ゲームではバッジ等の未所持によるレベル制限の影響で、他人から通信交換でもらった個体を戦闘で使わない限り、このようなことにはならないのでご安心を)。


その反面、幼いポケモンや人間の子供に懐かれると、表面上は冷たく振る舞うものの内心ではとても喜んでいる。また、弱い相手や手負いの相手とは本気で戦えず、そこに付け込まれてしまうことも。


これらの特徴から、モデルはかのタイガーマスクではないかと専らの噂である。

バトル時待機モーションでは両腕を広げた挑発的な構えをとり、ポケリフレではポケマメを二口で平らげる(あのカビゴンでさえ三口なのに)等、豪胆なキャラクターが前面に押し出されている。


また、おやつを二口どころか一口で平らげる奴もいるという声が聞こえてくるが、あちらは丸呑みというキャラ性の違いである。もっとも彼らは『SM』では出てこないのだが……


ゲームでの性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
9511590809060530

種族値の配分や耐性は、どこかラグラージに似ている部分がある。体重が増えて直立歩行になったためか進化前のニャヒートより鈍足になってしまったが、防御力は高くて攻撃力も十分。御三家恒例ながら特殊攻撃力もそれなりにある。

なお、進化して何らかの種族値が下がる御三家(ポケモン御三家)は、このガオガエン系統が初めてである。


専用技は、あくタイプの物理技DDラリアット相手の能力変化を無視して攻撃が可能。タイプ的に半減されにくいため、相手の積み耐久型ポケモンを突破する手段になる。自身がほのおタイプなので、「やけど」によって妨害されない点も強み。


「DDラリアット」を選ぶことで使える専用のZワザハイパーダーククラッシャーは、あくタイプ最強ともいえる威力180を誇り、そこにタイプ一致や諸々が乗るため凄まじい火力を叩き出す。演出もプロレスを意識したダイナミックな内容で、見た目にも非常に熱い。


他のタイプ一致技は「フレアドライブ」に「かみくだく」の他、「じごくづき」を唯一レベル技として覚える。威力は「かみくだく」と同じだが相手は2ターンの間音を使う技が使えなくなる。当初は珍しい技だったが『USUM』では教え技として広く配られた。


サブでは「クロスチョップ」「じしん」「げきりん」といった高威力技を覚えられる他、ヒールレスラーという点からか「きゅうけつ」まで習得可能。このため一応ヒール(回復)が出来なくもない。ちなみに本来プロレスでは反則攻撃である噛みつき攻撃だが、その噛みつき攻撃を得意としていたレスラーが吸血鬼の異名で呼ばれていたことが由来だろうか。噛みつき攻撃では他に悪タイプという事もあってか「かみくだく」も覚えられる。また、元々ネコなためか「ねこだまし」も覚えられる。


そこそこある特攻を活かして「オーバーヒート」を仕込んだり、見た目にも相性の良い「ビルドアップ」や「ニトロチャージ」で強化したりと、技の種類もある程度豊富。

ポケモンUSUM』で解禁された教え技では「ドレインパンチ」「はたきおとす」「かみなりパンチ」「けたぐり」を習得し、タマゴ技では「つけあがる」が新たに追加された。

また、他の御三家2匹と同様に新たに追加されたレベルアップ技では「にどげり」を習得。


特にダブルバトルではタイプ相性の補完がしやすいサーナイト(メガサーナイト)とのコンビが注目されており、それ以外でも耐久が高く「ねこだまし」が使え、専用Zワザ(後述)がクレセリアなどに刺さりやすくフェアリーを弱点としないあくタイプであることから人気が高い。

この他「とんぼがえり」「バークアウト」「ほえる」「ちょうはつ」などを覚えられ、痒い所に手が届く存在である。


そんな中、隠れ特性の「いかく」が2018年3月に突如解禁された。

ガオガエンは「ねこだまし」を覚えるポケモンの中では珍しく「とんぼがえり」を覚えられる。そして「いかく」「ねこだまし」「とんぼがえり」を揃えられるのは現在ガオガエンだけである。


持ち物は特殊耐久を上げる「とつげきチョッキ」が大半を占めている。

元々クレセリアモロバレル等、ダブルで使用率の高いポケモンのほとんどに刺さる点もあり、なんとあの霊獣ランドロスを抑えてダブルバトルのトップメタに躍り出た。


解禁後のレーティングバトルシーズン9ではダブルバトルとWCSルールで使用率1位になるという快挙を成し遂げる。その後も使用率が落ちることはなく世界大会優勝にも大いに貢献した。

伝説戦であってもお構いなしに顔を出すあたり、かつてのゴウカザルかそれ以上である。

環境に顔を出し、トップメタになる御三家ポケモンはこれまでにもいたが、使用率1位に輝いたのはガオガエンが初であり素晴らしい記録と言える。


さらにシングルバトルにおいても、現環境で猛威をふるうカプ・テテフカプ・コケコなどの特殊アタッカーに強く出られ、相手が物理アタッカーだとしても特性の「いかく」や「はたきおとす」等で後続のサポートができる汎用性の高さと器用さから無視できない存在となっている。


「いかく」が解禁され、使用率が急増した影響かダブルバトルでは「かちき」や「まけんき」の評価が爆上がりしたことでミロカロスキリキザン等が急増したり、ガオガエンより早く「ねこだまし」を撃て、かつ「いかく」で機能が低下しないメガシンカ枠としてこれまで器用貧相ゆえに埋もれていたメガカメックスが注目されたりと、環境に大きな風穴を開け、様々な変化がもたらされている。


このようなポケモンはガブリアスにもあったように、純粋な安定感と汎用性によって高使用率を得ている。彼自身が上記の嵌まりやすい相手や害悪のほとんどに刺さり、ガオガエン自体は弱点の都合上、安定した対策が多めなこともあり、ゲームバランスを保っている意味でのトップメタであり理想形に近いポケモンといえる。



第8世代においては、「いかく」を無効にする特性が増えたことや、ダイマックス技により能力低下が飛び交う環境になったことで「まけんき」や「かちき」の採用率が激増し、更に能力変化を跳ね返す「ミラーアーマー」の登場で安定感はやや低下。「いかく」を無効にする特性の持ち主はこちらの弱点をつけるポケモンが多く、特にそのうちの1つである「せいしんりょく」は「ねこだまし」も無効にするので注意が必要。


更に「はたきおとす」が本作では習得できずに過去作限定になったため、ランクマッチでは使用できなくなったのが痛い。

またウーラオス(れんげきのかた)の登場も向かい風。こちらの一致技は両方半減で、専用技の「すいりゅうれんだ」が確定急所のため「いかく」の意味が無く、「こだわりハチマキ」を持たれていた場合はたとえB特化でも確1という天敵。すばやさでも負けているうえにこちらからの対抗手段は「かみなりパンチ」くらいしかないので、対面した場合はほぼ為す術がない。


一方で「すてゼリフ」を習得したことで「とんぼがえり」以上に使い勝手の良い交代技を手に入れ、サポート性能自体は強化されている。

ただこれは変化技のため、相性の良い「とつげきチョッキ」と併用できないという点が新たな欠点として浮上してくる。

このため「すてゼリフ」を採用するためにチョッキ以外のアイテムを持たせるか、安定性のためにチョッキを持たせて交代技は「とんぼがえり」で代用させるかという選択も求められる。


前作と比べて動きづらくなった感は否めないが、独自の仕事ができるため今作の対戦環境においても一定の使用率を保持している。


設定画等ではベルトから渦巻き状の炎を出しているが、初登場時点では「ほのおのうず」は覚えられなかった。こういう事例は他にもあるが…

これを意識してではないだろうが、『剣盾』ではわざマシンに加わっている関係で覚えられるようになった。


なおタイプ相性の関係でカイリキールチャブルといった他のレスラーポケモンには滅法弱かったりする。そのあたりもヒールレスラーといったところか。


使用トレーナー

ゲーム版

※1 最初に選んだニャビーを進化させた場合

※2 主人公がアシマリを選んだ場合

※3 主人公がモクローを選んだ場合

※4 ポケモンマスターズでのバディー


アニメ版


漫画版


番外作品

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

DLCを除くと、ケンと共に最後に参戦が発表されたファイター。

攻撃判定が強いワザが多いためワザのかち合いに強い、プロレスラーゆえ投げやつかみによる崩し性能も高いなど、ワザの性能が全体的に高め。何より火力が非常に高く、スマッシュ攻撃や必殺ワザをはじめとした一撃が非常に重い。そこに「リベンジ」が絡めばさらに火力が跳ね上がる。

一方で重量級の悲しき運命と言うべきか、機動力と復帰力が乏しい……どころか逆の意味で群を抜いており、歩行・走行速度は全ファイター中ワースト1位

しかも飛び道具を持っておらず、信じるのは己の肉体のみであるため、相手に近寄るor相手が近寄ってこないといけない。

詳しい解説はガオガエン(ファイター)を参照。


ポケモンマスターズ

ロイヤルマスクのバディーズとして登場。


アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • ロイヤルマスクのガオガエン
    • 63話で初登場。こちらでのCVはスマブラで演じた石塚氏と異なり櫻井トオル氏。アローラの大スターロイヤルマスクのパートナーポケモンとしてアーカラ島にあるロイヤルドームで大活躍中。元々はロイヤルマスク(及びククイ)の両親が可愛がっていたニャビーで、彼が5歳の頃からの付き合いである長い関係。
    • 顔見せ時は目下20連勝中。最終進化系であるカイリキー、アシレーヌ、ジュナイパーの技の直撃をものともしないタフさと経験からくる実力は、サトシのニャビーの闘争本能に火を着けさせる程。
    • 飛び入りでバトルを挑んできたニャビーを倒し、ロイヤルマスクが用意したリベンジ戦ではニャヒートに進化されながらも勝利。現在ニャヒートの一番のライバルとなっている。
    • ヒールレスラー「マッドブーバー」には彼のブーバーンを降す度に恨まれており、度々乱入試合を挑まれるのでその都度返り討ちにしている。
    • ガオガエンの中でも素直な方で、パートナーと似た熱くて優しい気風で格下の相手にも誠実に応じている。握手会では数人の子どもを腕にぶら下げたり、泣いてしまった赤ん坊をあやしたりしている。登場シーンはレスラーの活動中と楽屋シーン、Zワザが必要な島のピンチの非常時のみであった。
    • 使用技は「DDラリアット」「ビルドアップ」「じごくづき」「クロスチョップ」、Zワザの『ハイパーダーククラッシャー』。アローラリーグ・エキシビションマッチではクロスチョップがブラストバーンに変更されていた。

サトシのガオガエン

チャンピオン

ククイのガオガエンとのエキシビションマッチに於いてZワザの応酬に競り勝った後、咆哮を挙げて進化を果たした。

詳細はこちら


  • クロスのガオガエン
    • 劇場版「キミにきめた!」にて、クロスのポケモンとして登場。クロス曰く「最強のポケモン」で、攻撃を受ければ受ける程技の威力を増す特徴を持つ。1戦目はサトシのリザードの攻撃を全て受け止め、バトルを長引かせたことで返り討ちにするが、2戦目ではリザードがリザードンへ進化し、バトルを長引かせることが出来ず敗北した。


漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

サンのエン

性別:♂ 特性:もうか

性格:わんぱく 個性:ものをよくちらかす

元はククイ研究所にいたポケモンで、ポケモン図鑑と共にもらった。名前は「炎」ではなく「1億円」の「¥(円)」(日本通貨)に由来。

反撃のスキを与えないよう素早いフットワークでひのこを連発、燃えやすい性質の自らの抜け毛をばら撒きそれに引火など、少しトリッキーな戦術が得意。

また、相性の悪い相手でも怯まず向かっていくなど、負けず嫌いなところがある様子。

同じ猫ポケモンであるアローラニャースのダラーとは仲が悪いらしく、一緒に出すとすぐに喧嘩を始めてしまい危機的状況でもバトルそっちのけでお構いなし。一応トレーナーの指示のもと連携は取れるが、喧嘩を止めるのは基本難しい。

アーカラ島でのカプ・テテフとの勝負時にニャヒートに進化、半年後にウルトラスペースから帰還した時に落ちたラナキラマウンテンでネクロズマと交戦しガオガエンに進化する。


余談

上記の通りタイガーマスクがモチーフと思われるが、実はポケモンSM発売と同タイミングにタイガーマスクのアニメが放送されていた。作中の2人の主人公の片方扮するタイガー・ザ・ダークとは「タイガーマスク」「赤と黒を基調としたカラーリング」「ヒールレスラー」「若干のツンデレ要素」と共通点が多い。


ポケモンsv発売前、同ゲームに登場する彼と同じ猫モチーフの御三家ポケモン「ニャオハ」が公開され、進化したら彼のような厳つい容姿にならないか心配(?)されていた。

ニャオハ立つな

しかし、純粋にガオガエンのデザインが好きな人もいるので、上記のネタを使用する際はTPOをわきまえた方が良い。


前述を振り返ると、対戦環境では特性と種族値がかなり優秀でランクマッチで一時禁止にされるほどの性能があったり、アニメではサトシ、博士、映画ライバルの手持ちになったり、古今東西ゲームキャラの王者達と手合わせできるゲーム参戦できたりと、どこぞの2匹ほどではないがかなり勝ち組とも言える。


関連イラスト

Incineroar enters the ring!かかってこい

闇照らす闇おめでとう!!! ニャヒート / ガオガエン


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSM ポケモンUSUM

ポケモン一覧 ポケモン御三家 ほのおタイプ

DDラリアット ハイパーダーククラッシャー

トラ3:公式発表前にアローラ御三家最終形態のリークらしき画像が出回っており、正真正銘本物の公式設定画であった。その時のメインビジュアル絵内に描かれていた仮称の文字列がものがこれである。


0726.ニャヒート0727.ガオガエン→0728.アシマリ


アローラ御三家・最終形態


炎御三家・最終形態


悪タイプ御三家

ゲッコウガマスカーニャ


同複合タイプ

デルビル/ヘルガー

イーユイ


猫ポケモン

ニャース(キョダイマックスニャース)/ペルシアン

アローラニャース/アローラペルシアン

ガラルニャース/ニャイキング

ニューラ/マニューラ エーフィ

ヒスイニューラ/オオニューラ

エネコ/エネコロロ ニャルマー/ブニャット

チョロネコ/レパルダス ニャスパー/ニャオニクス

ゼラオラ

ニャオハ/ニャローテ/マスカーニャ

※御三家猫仲間


ポケモン関連


他作品関連

ツンデレ トラ プロレスラー

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました