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ボルトロスの編集履歴

2023-12-12 23:20:08 バージョン

ボルトロス

ぼるとろす

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)。

「しゅるばばばーっ!」


基礎データ

全国図鑑No.0642
イッシュ図鑑No.199
ヒスイ図鑑No.232
ローマ字表記Voltolos
ぶんるいらいげきポケモン
タイプでんき / ひこう
たかさ1.5m / 3.0m(れいじゅうフォルム)
おもさ61.0kg
せいべつ100%♂
とくせいいたずらごころ / まけんき(隠れ特性) / ちくでん(れいじゅうフォルム)
タマゴグループタマゴみはっけん

各言語版での名称

英語Thundurus
ドイツ語Voltolos
フランス語Fulguris
韓国語볼트로스
中国語雷电云

概要

『ポケットモンスター ブラックホワイト』(第5世代)に初登場した雷と夏を司る伝説のポケモンの1種。

『ホワイト』バージョンにのみ登場し、『ブラック』にのみ登場する風と冬を司るポケモントルネロスとは対を成す存在。『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明文によると、両者は宿敵関係にあるようだ。


下半身に白い雲のようなエネルギーを纏い、白いひげに1本の角、稲妻のような頭髪を持った、青色の筋肉質な老人じみた容姿を持つ。


所謂「雷神」をモチーフとしたポケモンで、見た目によらず「いたずらごころ」の特性を持つ程の悪戯好き。

大空を飛び回り、細い尻尾についた7個の球のトゲから強烈なを落として回るため、無数の焼け焦げを残し、時には山火事をも起こすので嫌われている。一方で、『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明では、「大地を貫く稲妻にて土壌鍛えたり」という一文があり、彼の雷撃がただのいたずらではなく、自然の営みの一環としての側面も持っているらしいことが示唆されている。


その為、上位ポケモンであるランドロスの怒りを買い制裁を受けたことになっている。

なおBW2によると、今に伝えられているその時の姿形は3匹ともバラバラだったらしい。


雷鸣之龙!

ブラック2・ホワイト2』からは「うつしかがみ」でれいじゅうフォルムへと姿を変えられるようになった。

龍(青龍?)のような外見でコピペ脱出は達成したものの、顔はおっさんのまんまである。ある意味すごいインパクト。公式イラストで確認できる限り、口には歯が無く、中は真っ黒である。


昨今では後述の性能もあり使用率が上昇、一部のプレイヤーから「レボルト」と呼ばれている。

名前の由来は、恐らく「ボルトアイオロス」からと思われる。


ゲーム上の特徴

最早恒例となった徘徊型ポケモンだが、『ブラック』では全く目にすることが出来ないので、当時のGTSでは入手が不可能であり、入手難易度が高いポケモンであった。

またBW2ではトルネロス共々ソフト単体では出現しなくなり、DL専用ソフトの「ARサーチャー」との連動という形になった。無印を両方持っているならそっちから送るという手もあるが、どのみち通信がないと会えないポケモンである。

ちなみにARサーチャーは本編の進み具合によってレベルが変動するため、最序盤のうちに送るとレベルが5になる。序盤からいきなり伝説のポケモンを連れ回せ、レベルも10以下なのでちゃんと指示を聞く…という、歴代でもぶっちぎりに贅沢な初期メンである。


第6世代では『アルファサファイア』限定でくろくもに固定シンボルとして出現。厳選のハードルはかなり低くなった。

条件はポワルンが手持ちにいること。ポワルンはストーリー中で貰えるため、おおぞらをとぶことができるようなればすぐに捕獲することができる。


第7世代でも『ウルトラムーン』限定なので注意。


性能

フォルムHP攻撃防御特攻特防素早さ合計
けしんフォルム791157012580111580
れいじゅうフォルム791057014580101580

デザイン自体は好みが分かれるが、性能自体は紛れもなく超高性能である。

伝説ポケモンに分類されるだけ素のステータス自体も高く、その上で特性の効果が凶悪である。


ステータス的には、特に攻撃、特攻、素早さの高さが目立つが、同タイプの伝説ポケモンサンダーと比べて素早さが高い反面耐久面で劣る形となっている。

しかしその素早さは111ドラゴンで一番速いラティオスをピッタリ抜ける絶妙な数値になっているため、めざめるパワー氷を活かしやすい。

ちなみにトルネロスと全く同じ種族値である。


元の素早さと特攻を活かした速効特殊アタッカーとしての運用に加え、

けしんフォルムでは「いたずらごころ」による変化技を確実に先制で出せる特性を利用した戦法が強力である。

中でも目立って強力なのが命中100%でまひに出来る「でんじは」が先制で撃てる点。相手のみがわりちょうはつを気にしなくていいのは強力だろう。

シングルでは死に際に撃って相手の無双を防ぐ事も出来、ダブルトリプルでは耐久特化にしてでんじはを撒きまくるという鬼畜戦法が使われる。

他にも先制「みがわり」で状態異常技を防いだり、クロバット相手にも打てる「ちょうはつ」、確実な先制のこんらん技となるいばるは強力。


攻撃技としては、タイプ一致のかみなり」「10まんボルト」「ボルトチェンジを筆頭に、

サブウェポンのきあいだま」「くさむすびなどの特殊技の搭載が基本となる。

ちなみにひこうタイプを持っているが、タイプ一致の特殊技はない。

その点はめざめるパワーで代用できるが、そこはこおりタイプのものと争う形になる。


また、攻撃の数値も高いので、ダブルバトルなどではけしんフォルムの特性:まけんきの恩恵を受けながら戦うこともできる。

メガガルーラ,ハピナス,レジアイス,バンギラスに入るばかぢからは必須に近く、強化アイテムと合わせて使いたい。

一致技のワイルドボルト、XYにて強化されたはたきおとす、持ち上げられるフリーフォールは特殊技にない追加効果を持ち、低命中だがフェアリーに通るアイアンテールも奇襲性が高く、引ける控えが居るならばとんぼがえりもあると有用。

特殊型の場合、変化技のスペースの関係上、使用されるのは「ばかぢから」くらいだろう。


難点としては、徘徊系と言う特性上、とにかくその捕獲方法から厳選が難しい。

…というより、最速でかつめざめるパワーの氷か飛行が必須という条件の関係上、乱数調整以外では不可能と言っても間違いではない。

それでも「いたずらごころ」+「でんじは」が強力なので、適当に捕まえてしまった物でもそちらの方向をメインとして使えば悪くない所では無い活躍が出来てしまうのは流石準伝といった所か。


ちなみに分類上は「らいげきポケモン」なのだが、らいげき」は覚えない。

ゲーフリは何故雷撃をゼクロムの専用技にしたし。


第6世代

第6世代のアルファサファイアでは固定シンボルで出現するため、厳選のハードルがかなり低くなった。条件はポワルンが手持ちにいること。ポワルンはストーリー中でもらえるためおおぞらをとぶができるようなればすぐに捕獲することができる。


上記のようにけしんフォルムによる「いたずらごころ」でのまひ撒きが主流であったが、第7世代では「でんじは」の命中率低下、まひによる素早さ低下が1/4から1/2に、何よりも「いたずらごころ」があくタイプには無効になるという大幅弱体化を受け、れいじゅうフォルムにレートでは使用率が逆転されることになった。


第8世代

ポケモン剣盾では冠の雪原より解禁。

ダイジェット環境ということもあり、「ぼうふう」・「エアスラッシュ」などの特殊ひこう技の習得が期待されたが、獲得はならなかった。(そもそもボルトロスがそれらの技を覚えてしまったらトルネロスの立場がないので当然と言えば当然)

めざめるパワー」の廃止もあり、前作まで突破できていた相手で止まることも多く、れいじゅうフォルムの使用率は確実に落ちてしまった。

一方でダイマックスによる能力低下が流行していることや、れいじゅうランドロスが多い事もあって何と「まけんき」型が流行。これにより、けしんフォルムが再び使用率が逆転する事となった。

しかしシーズン終盤から同タイプのサンダーの数が増え始め、それに対抗する手段の1つとして霊獣ボルトロスが再び微増。化身ボルトロスは「まけんき」が発動しないと火力不足な点が評価を下げ使用者が減少。結果シーズン13で再び使用率が逆転した。


LEGENDSアルセウスではクリア後に裏ボスを倒した後にコギトから情報を聞くことにより群青の海岸に出現する。もっとも、天候が雷雨の時にしか現れないので、雷雨が起こるまで待たなければならない(幸い、ベースキャンプで時間を変更することが可能なので、雷雨発生まで休み続けられる)。

また、他のコピペロス共々バリアを張っているため、捕まえるには逃げ回るボルトロスを追いかけながらアイテムを3発当ててバリアを解除しなければならない。更には出現位置にはギャラドスが徘徊しているため、ボルトロスを追いかけている時に妨害されやすい。もっとも、イダイトウで加速できる分、コピペロスの中では捕まえやすい個体である。


第9世代

ポケモンホーム連携と共に解禁。


テラスタルの獲得によって、大きく強化された。

特に有用な特殊飛行技をテラバーストによって補完出来るのが強力。


9世代はダイマックスによる能力ダウンは起こりにくいので、化身フォルムはまけんき型のアタッカーよりかはサポートが多くなるだろう。

霊獣フォルムは特性のちくでんとテラスタルの相性が噛み合っており、前述したひこうテラスタル状態でもでんき技を無効に出来るメリットがある。


LEGENDSアルセウスで習得した専用技の「かみなりあらし」は雨下必中の威力100命中80の麻痺効果がある技だが、シングルにおいては少々使いにくい。

ただし、この技は全体攻撃なのでどちらかというとダブル向きの性能と言える。


ランクマ環境的には貴重なひこうタイプであり、さらに同タイプにはサンダーが存在している。

ただ、サンダーの方がサポートクッション性能が高いので、ボルトロスは霊獣のアタッカー型が多く増えると予想される。


基本的に多くの敵を相手取れるが、パオジアンテツノツツミには素早さが大きく負けており、一致こおり弱点をついてくる天敵。ハバタクカミにも弱点は突かれないが、高いとくぼうと素早さであまり得意な相手ではない。特にテツノツツミとハバタクカミにはブーストエナジーを持たれてるともちろんスカーフでも抜かせなくなってしまう。

他にディンルーキョジオーンも得意ではない。両方とも耐久が高いのだが、前者はひこう技した通らず、後者は岩技で弱点をついてくるので厄介。


ただ、やはり浮いているという点は、じわれやどくびしがはびこる今作においては非常に優秀なので強力なポケモンというのには変わりはない。


また、ランドロス以外のじめん対策のくさむすび、チオンジェンなどのどく弱点の高耐久ポケモンに対するヘドロばくだんなど、ポケモンプール的にサブウエポンが刺さりやすい。これに加えてわるだくみを活かせば、苦手なポケモンに対する有利・不利関係を逆転させることも十分できる。


テラスタイプはパワーを活かせる一致に始まり、こおりへの対策となるみず、はがねが目ぼしいところ。はがねはハバタクカミ対策にもなるのが優秀。一方、みずは苦手なテツノツツミのフリーズドライまでは対策できず、はがねにしてもパオジアンのせいなるつるぎには無力である。ボルトロスにおいてはテラスタルでカバーできる妥協点を見つけるのが重要である。



レギュレーションDシーズン8で霊獣フォルムは使用率14位を記録している。ただ、化身フォルムは100位にも入っていない。


シングルバトルにおいて、霊獣フォルムの技はテラバーストの採用率が9割を超えている。持ち物の使用率を見てもメガネやスカーフが多く、素のテラバースト自体も特殊技なため、こだわりながらも打ち分け出来るのが魅力なのだろう。

テラバーストのタイプは主にタイプ一致を活かせるひこう、苦手な地面に打点を持ちやすいこおり、みず、弱点を補完するはがねが主流。


シーズン8最終上位には「オボンのみ」「とつげきチョッキ」「たべのこし」といった耐久系、「あつぞこブーツ」「おんみつマント」といった無効化系のアイテムを持たせた型が目立った。また、はがねテラスタルでハバタクカミやパオジアンといった本来不利な相手との力関係を逆転させる型、みずテラスタルでとにかくれんげきウーラオスやヘイラッシャのみず打点に厚くした型も結果を残し、中にはフェアリー「テラバースト」を搭載した「わるだくみ」エース型も確認された。


だが次第にテラスタルを防御的に運用することがほぼできないという、ある意味でのテラスタルの不自由さから、シーズン9では31位と早くも使用率ベスト30から陥落し、シーズン10で49位まで低迷するなど、第8世代と比べると苦戦している。


一方の化身フォルムは、いたずらごころを活かしたでんじは等を使うサポート型が主だが、四災や悪ウーラオス等のいたずらごころが効かない強力なポケモンが増えたことで使用率が伸び悩んでいる。一部ではセミフルアタ型がれいじゅうランドロスと組んでサイクルを回しながら攻めることもあるが、れいじゅうランドロスの相方としては主流とは程遠い。


ただし化身フォルムが活躍できないのはシングルバトルでの話。ダブルバトルでは霊獣フォルムを押しのけてでんき枠のメジャー格に進出。この世代では「かみなりあらし」のついでに「でんじは」の外しの可能性を下げる「こうかくレンズ」型が一定数使われる。この世代の天候要因は若干貧弱な傾向なので、「いたずらごころ」の乗った「にほんばれ」や「あまごい」で手動展開する型も根強い。

この世代では「いたずらごころ」による優先度+を盾に物理耐久に振りまくったずぶといHBベース型と、「いたずらごころ」ミラーマッチに強いCSないしHSのおくびょう型がメイン。


番外作品

ポケモンGO

2020年にトルネロスに次いでコピペロスの第2弾として実装。原作同様、やや低めのHPと高めの攻撃力、そこそこの防御といった性能。

2021年にはなんとれいじゅうフォルムの第1弾という重要な立ち位置での登場となっている。


覚える技は通常技が「でんきショック」「おどろかす」の2択、一方のゲージ技は「かみなりパンチ」「かみなり」「かみくだく」「かわらわり」の4択となっている。残念ながらひこう技は一切覚えられない。そのため、同タイプのサンダーのような「ひこうとでんきの複合」ではなく、「ひこうタイプの付いたでんきタイプ」として運用していくこととなる。このあたりも原作と同様と言える。

全体的に小技の習得が多く、どちらかといえばトレーナーバトル(PvP)向けと言える性能である。


PvPでの使用を考える場合、基本的には通常技に一致技の「でんきショック」を覚えさせ、ゲージ技は一致技の「かみなりパンチ」、余裕があればサブ技で相性補完として有用な「かわらわり」を覚えさせるのが鉄板構成。小出しにしやすい技が多いので、相手にシールド要求をしやすいのも強みとなる。

ただ、HPが低いために耐久性に乏しいのがネック。このあたりをどうカバーするかが使用者の腕の見せ所となるだろう。

勿論、GOロケット団との戦闘でもそれなりの戦力になってくれるので、PvPはやらないという人でも1体くらい育成しておけばそれなりに役に立ってくれるはずである。


れいじゅうフォルムについては別記事にて。


アニメ版

ゲームと同じくトルネロスと一緒に暴れて、ランドロスに退治されたと伝説で語られているが、その舞台はゲームとは違いイッシュ地方にあるミロス島で暴れたとされている。


関連イラスト

雷神くもじいじゃ!!

ボルトロス れいじゅうフォルム失われた雲


関連記事

ポケットモンスター ポケモン 伝説ポケモン

ポケモンBW ポケモンBW2

ポケモン一覧 でんきタイプ ひこうタイプ

けしんフォルム


0641.トルネロス(けしん/れいじゅう)→0642.ボルトロス(けしん/れいじゅう)→0643.レシラム


同複合タイプ

サンダー

スピンロトム

エモンガ

オドリドリ(ぱちぱちスタイル)

カイデン/タイカイデン


準伝説

世代グループポケモン
第1世代三鳥フリーザー/サンダー/ファイヤー
第2世代三犬ライコウ/エンテイ/スイクン
第3世代レジ系レジロック/レジアイス/レジスチル
ラティ兄妹ラティアス(メガラティアス)/ラティオス(メガラティオス)
第4世代UMAトリオユクシー/エムリット/アグノム
ヒードランレジギガスクレセリア
第5世代聖剣士コバルオン/テラキオン/ビリジオン
四神/コピペロストルネロス(けしん/れいじゅう)/ボルトロス(けしん/れいじゅう)/ランドロス(けしん/れいじゅう)
第6世代--
第7世代タイプ:ヌルシルヴァディ
カプ神カプ・コケコ/カプ・テテフ/カプ・ブルル/カプ・レヒレ
ウルトラビーストウツロイド/マッシブーン/フェローチェ/デンジュモク/テッカグヤ/カミツルギ/アクジキング/ベベノムアーゴヨン/ツンデツンデ/ズガドーン
第8世代ガラル三鳥ガラルフリーザー/ガラルサンダー/ガラルファイヤー
ダクマウーラオス(いちげきのかた)(れんげきのかた)→キョダイマックスウーラオス(いちげきのかた)/れんげきのかた
レジ系レジエレキ/レジドラゴ
ポス馬ブリザポス/レイスポス
四神ラブトロス(けしん/れいじゅう)
第9世代四災/災厄ポケモンチオンジェン/パオジアン/ディンルー/イーユイ
ともっこさまイイネイヌ/マシマシラ/キチキギス
オーガポン(みどりのめん/かまどのめん/いどのめん/いしずえのめん)

関連ポケモン等


  • その他
    • ポワルン:『ORAS』でトルネロスとボルトロスに会うのに必須なポケモン。
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