曖昧さ回避
- 『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。本項で解説。
- 『機動戦士ガンダムAGE』の登場キャラクター。 → イワーク・ブライア。
- 『遊戯王』のキャラクターの城之内克也の断末魔。 → イワーーーーーーーーーーク!!
基礎データ
全国図鑑 | No.0095 |
---|---|
カントー図鑑 | No.095 |
ジョウト図鑑 | No.062 |
シンオウ図鑑 | No.034 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.071 |
コーストカロス図鑑 | No.053 |
ガラル図鑑 | No.178 |
ヒスイ図鑑 | No.118 |
ローマ字表記 | Iwark |
ぶんるい | いわへびポケモン |
タイプ | いわ / じめん |
たかさ | 8.8m |
おもさ | 210.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | いしあたま:反動技で受ける反動ダメージを無効にする |
特性2 | がんじょう:一撃必殺技が効かない。HPが満タンの場合、一撃で倒される技を受けても必ずHPが1残る |
隠れ特性 | くだけるよろい:相手の物理技を受けると、防御が1段階下がる代わりに素早さが2段階上がる。 |
タマゴグループ | こうぶつ |
各言語版での名称
英語・ドイツ語・フランス語 | Onix |
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韓国語 | 롱스톤 |
中国語 | 大岩蛇 |
進化
イワーク → ハガネール(メタルコートを持たせて通信交換) → メガハガネール(メガシンカ、ハガネールナイト)
概要
多数の岩石が連結した、ゴツい大蛇の様な姿をしているポケモン。名前の由来も「岩+スネーク(蛇)」から。
言わずと知れた初代最大のサイズを誇る巨体の持ち主であり、始めにヒトカゲを選んだトレーナー最初の難関として立ちふさがる姿は、多くのユーザーの記憶に残っている事だろう。
普段は深い地中に住んでおり、穴を掘り進みながら岩や土を飲み込んで、硬い身体を構成させていく。その際の速度は時速80キロにも及び、鳴り響く地響きは遠くまで聞こえる程だという(現実なら大災害である)。
頭の中に天然の方位磁石があり、脳で地磁気を感知できるため方向を間違えることはない。そうして彼らが掘り進んだ跡はディグダやダグトリオが住処として利用している。
その様な生活で年を取るにつれ、身体を構成している岩は徐々に丸みを帯びたものとなり、身体の成分も変化して黒いダイヤモンドのような外観へと変化していく。そして更に齢を重ね、金属にまで変質した時ついに進化を迎えるという。
ゲームでの特徴
- 何気に、メディアを問わなければいわタイプのジムリーダー全員が使用しているという状態だった。が、第8世代で登場したマクワは(ガラル図鑑には居るので、使おうと思えば使えるのに)イワークを使わなかった。無念。
- 主にかくとうタイプを使うカントー・ジョウト四天王のシバは何故か2匹も手持ちに加えている。彼のイワークに対する執念は並々ならぬものがあり、後続の作品で彼が登場する場合、初回はイワークを少なくとも1体は手持ちに加えている。最新作の『LPLE』やアプリゲーム『ポケモンマスターズ』でも手持ちに加えているあたり、公式もネタにしているようだ。
- 第2世代にて、ストライクと共にメタルコートを持たせた状態で通信交換で進化できるようになった。メタルコート自体が貴重なので悩む所ではあるが、第4世代DPtで野生でハガネールが出現する・一方のハッサムは第8世代ポケモン剣盾でようやく野生で登場する事も踏まえると、厳選など以外ではストライクに譲った方が良いかもしれない。
ポケモン剣盾
- ワイルドエリアに入ってすぐのところに固定シンボルとしてイワークが徘徊している。とはいえ、下記のように図体の割にステータスが貧相だからと言って安易に勝負を挑んではいけない(特にゲーム序盤)。
- このイワーク、Lv20代半ばとゲーム序盤で挑むにはあまりにも強力なレベルとなっている(実際、エンカウントしてしまうと「すごく強そうなイワークが現れた!」と表示される)。まだジムに挑んでもおらず、手持ちのポケモンもレベル10前後の段階で立ち向かっても蹂躙されるのがオチである。
- しかし、ゲームを始めたばかりの者にそんなことわかろうはずもなく、多くのベテラントレーナーがこれまでの経験から「イワークくらいなら何とかなるだろう」という甘い考えを抱いて突っ込んでいった結果、パーティーを壊滅させられて泣く泣く退散する羽目になるという屈辱を味わうことになった。古参の中にはかつてのニビジムの悪夢が頭をよぎった者もいたとか…。
- 一種の初見殺しのようなものであり、ある意味ベテランであるほど引っ掛かりやすい存在になっている(というか、スタッフも明らかにそうなることを見越した上でイワークを序盤に配置したのだと思われる)。
- イワークは自分からは襲ってはこないので、戦闘を避けたいなら無暗に近づかなければ大丈夫。あるいはこちらは四倍弱点を突きつつ相手の技が連続で外れたりすれば一応勝てなくはないレベルではある。特にメッソンを選んだ場合それに加えて元々のHPと特防の低さも相まって大ダメージを与えられるので対抗しやすく、場合によってはあっさり勝てるなんてことも。少し強くなってもやっぱりイワークはイワークだった……。
- もっとも、奥地にいる進化系は凶暴なうえ、序盤のレベルではほぼ間違いなく勝てないほどに強いため、過信しすぎるのも厳禁である。
能力
比較 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 35 | 45 | 160 | 30 | ※ | 70 | 340 |
第2世代から | 35 | 45 | 160 | 30 | 45 | 70 | 385 |
イシツブテ | 40 | 80 | 100 | 30 | 30 | 20 | 300 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- そこらの最終形態をゆうに超える巨体を持っていながら、ピカチュウと同じHP、ポッポと同じ攻撃力、オタチと同じ特防というもはや謎のポケモン。かくとうタイプのわざをつかえるマンキーをゲットしたり、ヒトカゲ自身のレベルをあげたりして対抗するのが定石。
- 防御は見た目どおり高いが、前述の通り特防がどうしようもない上、御三家の2/3に当たる水と草が4倍。やわい。
- 本来はもう少し攻撃力が高かったらしいが、最初のジム戦に配置するに当たってチュートリアル要員として弱く設定されたという話があるとか。赤緑は納品の2週間前まで対人戦機能を実装していなかったため、対人戦向けに設計はされていなかった可能性がある。
- 反面進化後と比べそこそこ足が速いので、「ステルスロック」等の補助技を先制で撒ける機会が多め、ハガネールと違い岩タイプなので砂嵐で特防もカバーできるし、「しんかのきせき」でさらに堅くなれる。低すぎる攻撃力はカバーしきれないが……。
- 敢えてアタッカーとして起用したいなら、特性「がんじょう」と「じゃくてんほけん」+「ロックカット」によるパターンや、ダブルバトルにて、特性くだけるよろい持ちで「いかり」状態のイワークに特性「スキルリンク」のパルシェンが「とげキャノン」を使って、素早さと攻撃力を大幅に上昇させる、という構成もなくはない。
使用トレーナー
ゲーム版
- タケシ:ジムリーダー(カントー)
- サカキ:ロケット団ボス
- シバ:四天王(カントー)(2匹) / 四天王(ジョウト)(1匹)
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト) ※会話の中だけ
- ツツジ:ジムリーダー(ホウエン) ※エメラルド版
- ヒョウタ:ジムリーダー(シンオウ)
- ヤーコン:ジムリーダー(イッシュ)
- トモアキ:イワークマスター
アニメ版
漫画版
- タケシ(ポケスペ)
- シバ(ポケスペ)
- ヒョウタ(ポケスペ)
- ハレタ(DP物語)
番外作品
『ポケモンマスターズ』
- タケシ&イワーク
- カスミのスターミーと共に初期から実装。性能は物理耐久に優れたタンクで、きずぐすりも持ち合わせているので相手が物理中心なら現在でも活躍ができる。
- シバ&イワーク
- 2023年4月22日にトレーナーズファイルの第1回「カントー四天王 前編」に合わせてついに実装。「クリティカットG+」「トレーナー技の強烈なバフ効果」「いやなおと」等のラインナップが目を引くが、パッシブも強力なものが多く、無傷登場時こらえるがんじょうや被攻撃時素早さ↑G9くだけるよろいが魅力。
- 主人公&イワーク
- 報酬で貰えるタマゴから孵化する事があり、主人公のバディにできる。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストなど〉
- クリスタルのイワーク
- オレンジ諸島編で登場した特殊個体。詳細は当記事にて
- シバのイワーク
- 無印71話で登場した大型個体。サンドパンが挟まって暴れていたが、シバに助けられ手持ちに
- ユウジのイワーク
- 無印111話でサトシのゼニガメと対決。しめつけるで苦戦させるが、ハイドロポンプが直撃し、ロケットずつきで敗北した。
- 無印149話
- 群れで登場。
- 無印169話
- ビューティーコンテストに出場していた。
- コナツのイワーク
- 無印208話でジムリーダーを装った少女・コナツの手持ちで登場。防水ワックスでコーティングをして反則行為をしたがミカンにバレる。しかし、後にデンリュウのアカリちゃんを狙いに来たロケット団を撃退する。
- 無印225話
- オーキド博士のイメージで登場。
- AG137話
- 岩山でイシツブテなどの岩ポケモン達を支配している岩ポケモンの王で登場。サトシ達のポケモンがケンカをしたためイシツブテが怒り、その事をイシツブテ達が報告している所へロケット団が現れ、サトシ達が悪人だと嘘を吹き込んでサトシ達を捕らえる事に協力してしまう。
- しかしサトシの真剣な説得とサトシのジュプトルとの戦いで誤解だと気付いてロケット団を撃退した後、サトシふもとまで運んだ。
- ヒョウタのイワーク
- DP16話の初戦ではサトシのナエトルを岩ごとふっ飛ばし、ピカチュウを岩に叩きつけて勝利。18話の再戦では頭に飛び乗ったピカチュウを振り落とす事ができずにアイアンテールが直撃、ピカチュウをたたきつけるもガレキの中から復活したピカチュウのアイアンテールに敗れた。
- DP46話
- 岩の洞窟や迷路で暴れているポケモンで非常に凶暴で危険。ゴローンやゴローニャはこのイワークから逃げる為に集団で転がっていた。
- DP134話
- モジャンボの森に住む野生のポケモンで森にいたロケット団に襲いかかるが、そこへモジャンボが現れパワーを吸い取られる。「オボンの実」を置いていった事ですぐに回復した。
- DP145話
- 野生で登場しサトシ達を襲った。
- DP181話
- 野生で登場。ロケット団のニャースに顔に登られて怒り、「やな感じ」にしてる。
- BW87話
- 多くのイワーク達が暮らすイワークの島が登場し、リーダーはなんと色ちがいである。
- ザクロのイワーク
- XY20話のバトルシャトーでハクダンジムリーダーのビオラのアメタマと対決し、がんせきふうじでアメタマを囲み、ラスターカノンで攻撃して勝利した。
- XY21話
- テレビに映っていた。
- SM42話
- カキのアローラガラガラに攻撃されて怒る。
- 新無印14話
- 画像のみだが、カラバリの色違い個体が登場。
- 新無印21話
- 生まれた直後に野生のポケモンたちに次々とバトルを仕掛けていたリオルと遭遇し追い詰めるが、駆けつけたサトシがリオルと共闘した事で敗北した。
- 新無印68話
- ゴウが捕獲しようとしたが失敗した。
- 新無印84話
- イメージで登場。
- 新無印136話
- 他のカントー地方のポケモンと共に登場。
その他
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 1話
- 野生で登場
- 27話
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 第1章でタケシの手持ちで登場し序盤でレッドのピカと対決。まだレッドに懐いていない状態だったピカと互角の勝負を繰り広げるが、最後は電撃を浴びて倒れた。
- 第2章ではシバの手持ちで登場し、レッドとの初戦でフッシー(フシギバナ)・ギャラ(ギャラドス)と対決した。
第7章ではヒョウタの手持ちで登場している。
『DP物語』
- 第1話で野生のポケモンとして登場。森で一緒に生活していたハレタの友達で、短気な性格ながら優しい心の持ち主だったが、ギンガ団の仕業で暴走してしまう。そして彼の相棒となったポッチャマの活躍で鎮圧され、無事正気を取り戻した。その後ハレタ自身も別個体を手持ちにしている。
余談
- 初代では最も大きいポケモンだった。
何気にネタ的な意味での人気が高い。
- 先述の種族値の低さゆえにポッポというあだ名で呼ばれる。第1世代のポケモンなのに第8世代になっても現役のあだ名で、配信等でイワークが出てくるとほぼ確実に「ポッポ」の書き込みが登場する。蔑称でもあるので使いどころは考えた方がいい……が、一応人気配信者も使っている。
- 中日ドラゴンズの投手(引退済)である岩瀬仁紀のあだ名としてネットで定着(こちらも蔑称の類であり、なおかつ相手が実在の人物なので、ポッポネタ以上に慎重に扱おう)
- 遊戯王の城之内君の断末魔としても有名。空耳みたいなものなのでイワーク自身とはほとんど関係ないが「城之内 イワーク」で検索するとコラ画像がヒットする。
関連イラスト
関連タグ
0094.ゲンガー/メガゲンガー/キョダイマックスゲンガー→0095.イワーク→0096.スリープ
同複合タイプ
通信進化仲間
※メタルコート繋がりでもある。
関連ポケモン+α等
- 蛇ポケモン仲間
- その他
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