神奈川県

かながわけん

神奈川県とは関東地方南西部、相模湾と東京湾にのぞむ県の事である

概要

関東地方南西部、相模湾と東京湾にのぞむ県。県庁所在地は政令指定都市でもある横浜市。

旧相模国の大半と武蔵国の一部からなる。東京都、静岡県、山梨県と隣接する。

北西部は丹沢山地が占め、その南西部には足柄山地と箱根山地が続く。

横浜市と川崎市の中心部はいわゆる関東平野の一部であるが、郊外は東京都日野市付近から三浦半島まで続く多摩丘陵に当たり起伏に富んでいる。

標高が2,000m以上の高山はないものの、全体的に小高い台地や丘陵地が発達している。

山間部を除けば総じて一年を通して温暖な気候であり、降雪量や積雪量は少ない。

大阪府を抜いて、東京都に次いて日本で2番目に人口の多い都道府県となり、また県庁所在地である横浜市も大阪市の人口を抜き、日本で唯一人口が300万人を超えた市である。

但し、近年は人口増加率で埼玉県や愛知県を下回っており、横須賀市等の三浦地区や県西部での人口減少が顕著となっている等の問題も抱えている。

主な河川や山

河川

多摩川鶴見川大岡川

境川相模川中津川

酒匂川早川

湖

芦ノ湖相模湖丹沢湖宮ヶ瀬湖津久井湖

山

丹沢山地

大山塔ノ岳丹沢山鍋割山

蛭ヶ岳(標高1,673mで県最高峰)

足柄山地

金時山矢倉岳

箱根山地

神山

交通

鉄道

横浜や川崎よりの地域は鉄道網が非常に充実している。県西部は小田原周辺を除いて基本的に小田急小田原線とJR 東海道線が命綱となっているが、東京都や大阪府を除いた都道府県では最も多くの大手私鉄が通っている。

県内のJRの在来線はほとんどがJR東日本管轄で、御殿場線だけが関東で唯一のJR東海の在来線である。

1991年3月に相模線が電化されたことによりJR私鉄共に全路線が電化されている。そのため大半の県民にとってディーゼルカーは縁遠い存在である。

道路

国道129号から東側は基本的に片側2車線以上の道路が多く、利便性として非常に高い。国道246号や国道16号の相模原市内区間は平日でも非常に混雑しやすいので注意が必要となる。

県西部は東名高速道路や小田原厚木道路などの有料道路を除くと基本的には片側1車線の道路であり、土休日になると東京・横浜方面からの観光客で非常に混雑する。

信号機の傾向・事情

メーカーは京三製作所が最も多く、コイト電工、日本信号がそれに次ぐ。

アルミ灯器以前は京三製作所とコイト電工が大半を占めており、日本信号は丸形灯器以前の物は存在しない。

電球式は昭和60年頃からはEレンズ仕様のブツブツレンズのみに統一されており、LEDはプロジェクター式や面拡散式を中心に使用していた。

低コスト灯器が入るまでは基本的に30cm灯器のみを採用していた。

一部地域では信号電材、星和電機、三協高分子の灯器も存在する。

低コスト灯器が入るまでは基本的に歩灯、車灯共に標準庇を採用していた。

音響用信号機は昔は通りゃんせや故郷の空が使われていたものの、2015年(平成27年)度に全て廃止され、現在は擬音式のみ採用。

基本的には主に主道がかっこう、従道がピヨが採用されるが、稀に逆も存在する。

神奈川県の音響用信号機は警告音がなるのが特徴でメーカー毎に異なる。

メーカーは京三製作所、コイト電工、日本信号のみ存在。

日本信号は音楽式の音響用信号機は県内で導入した事はない。

警告音はメーカー別に…、

京三製作所:プッ、プッ、プッ(かっこう・故郷の空と通りゃんせ・ピヨで音が異なる)。
コイト電工:ピーポー、ピーポー、ピーポー。
日本信号:プー、プー、プー。

となっている。

信号機事情を見ると歩車分離式信号機と右折分離信号の高さがあげられる。

概ね、市街地の道路の多くは歩車分離式信号なのでそれらの交差点は右左折しやすい。

郊外の場合は押しボタン式にして歩行者の横断要求がなければ歩行者信号が青にならない交差点も多い。

幹線道路は概ね、右折分離型矢印信号が多く、右折が多い交差点では右折渋滞の多さとそれに関連する右車線での追突事故の多さは注意する必要がある。

又、時差式信号機は埼玉県や千葉県の様に右折分離しない矢印型時差式信号機(時差式時のみ矢印が点灯する信号機)は幹線道路を含めて設置されない傾向があるので右折する際には注意が必要。

都市規模の割に信号間距離が長い傾向があり、隣の横断歩道がかなり先にある事も珍しくない。

又、東京都、埼玉県、大阪府、愛知県、福岡県より信号機のある交差点数が少なく、押しボタン信号も少ないので注意する必要がある。

特に横浜・川崎・相模原以外はそれが顕著になるので注意が必要となる。

空港

県内に民間用の大型旅客空港設備は存在しないが、川崎市に隣接する東京都大田区の羽田空港がかなり近い。広い県域ではないので、京急電鉄や首都高速道路で横浜中心部に行けば、そこから県内各地へ鉄道路線や高速道路で概ね2時間台で着く。

道路データ

※人口、人口密度、世帯数は神奈川県ホームページより引用

面積	2415.84 平方km
人口　　　(平成27年9月1日現在)	9,118,562人
人口密度　(1平方km当たり)	3,775人
世帯数	4,009,946世帯
年降水量	1622.5mm (横浜市)
年平均気温	15.5℃ (横浜市)
県庁所在地	横浜市
県木	イチョウ
県花	ヤマユリ
県鳥	カモメ