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編集者:リュウ
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解説

より年上を指す語。

「年上の妻」を指す民俗語は広く見出されており、東京のアネニョウボウ、関西のオヒニョウボウ、沖縄のシイザトジ(シイザ=年長、トジ=主婦)、東北のヘラマシなどがある。

古くは男子の結婚年齢が低く、より年上のが普通であった。

しかし、時代を経るとともに「年上の妻」が一般的でなくなっていき、その過程においてこうした名称がハッキリと言葉として形になっていったと考えられている。

現在歳の差婚は「夫の方が年上」のケースが圧倒的に多い。「妻の方が年上」のケースは1~2歳差程度ならそれなりにあるが、10歳差以上はかなり珍しいらしい。

今のところ対義語と呼べる言葉は存在しない(強いて言えば年下夫)。

また、姉さん女房に対する旦那の呼称もまた存在しない(お笑い芸人のアンジャッシュが『弟さん旦那』という造語をボケでしていた程度)。

なお、夫婦が同い年或いは、同学年であり、妻のほうが先に生まれた場合に関しては、姉さん女房と呼ばれるときとそうでないときとがある。

結婚していない年下×年上カップル女性については『年上彼女』の頁を参照のこと。

金の草鞋

その昔は「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」と言われ、ありがたがられた。

ちなみに「」は「きん」ではなく「かね」で、金属のこと。

擦りきれない鉄で出来た草鞋を履いてでも、地道に探す価値があるという意味である。

年上の気遣い気配りが上手く、を良く立て子供をよく看る良妻賢母になる事が多いと、当時は思われていたようだ。

同義語に「姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)というもある。こちらは夫ばかりでなく、一家全体を盛り立ててくれる年上女房の働きも表している。

もちろん、現在においては必ず当てはまる訳ではないが、人生経験を活かして夫を支える姿は頼もしいばかりである。

ただし、尻に敷かれるリスクも上がるのは御愛嬌。

表記揺れ

姐さん女房

『姉さん女房』に当たる女性

(50音順)

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