ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

姉さん女房の編集履歴

2024-09-06 19:07:36 バージョン

姉さん女房

あねさんにょうぼう

夫よりも年上の妻。姉女房。

解説

より年上を指す語。


「年上の妻」を指す民俗語は広く見出されており、東京のアネニョウボウ、関西のオヒニョウボウ、沖縄のシイザトジ(シイザ=年長、トジ=主婦)、東北のヘラマシなどがある。


古くは家(親)同士の決まりで結婚することが多かったことから、特に将来、家を継ぐことを期待される男子の結婚年齢は低く、より年上のが普通であった(年齢が低い夫に力添えする事が妻に求められたため)。


しかし、時代を経るとともに「年上の妻」が一般的でなくなっていき、その過程においてこうした名称がハッキリと言葉として形になっていったと考えられている。


現在歳の差婚は「夫の方が年上」のケースが圧倒的に多い。「妻の方が年上」のケースは1~2歳差程度ならそれなりにあるが、10歳差以上はかなり珍しいらしい。


年上の妻が非一般化していったのは人間の特に女性の生殖年齢が限られる事も一因ではある。人間は男女ともに10代後半くらいから生殖に支障がなくなるが、女性の場合、30代以降になると生殖能力が徐々に衰え始め、40代以降になると歳をとるほど妊娠が難しくなってくる(男性の場合は、若い時の方が生殖能力は盛んだが、減退はそこまで急激ではない)。つまり、女性が子供を多く持ちたければ、この妊娠がしやすい時期に早めに結婚したほうがいいのだが、その相手の年齢が低すぎては意味が無い。具体的に言えば10代後半~20代頃にほぼ同年齢か、年上の夫を持った方が子に恵まれる機会が増えるのである。特に農業などの発展で労働力等の人手が多く求められる時代になると、こうした傾向が一層、強まった。


更に現在の広く普及している価値観では男性が女性を支える、あるいは男女が平等に支え合うことが求められるため、男性の方があまりにも若すぎると、男性は女性と対等以上のもの(地位や経歴、経済力等)を持てず、この価値観と齟齬をきたすのである。


今のところ対義語と呼べる言葉は存在しない(強いて言えば年下夫)。

また、姉さん女房に対する旦那の呼称もまた存在しない(お笑い芸人のアンジャッシュが『弟さん旦那』という造語をボケでしていた程度)。


なお、夫婦が同い年或いは、同学年であり、妻のほうが先に生まれた場合に関しては、姉さん女房と呼ばれるときとそうでないときとがある。


結婚していない年下×年上カップル女性については『年上彼女』の頁を参照のこと。


金の草鞋

その昔は「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」と言われ、ありがたがられた。

ちなみに「」は「きん」ではなく「かね」で、金属のこと。

擦りきれない鉄で出来た草鞋を履いてでも、地道に探す価値があるという意味である。


年上の気遣い気配りが上手く、を良く立て子供をよく看る良妻賢母になる事が多いと、当時は思われていたようだ。

同義語に「姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)というもある。こちらは夫ばかりでなく、一家全体を盛り立ててくれる年上女房の働きも表している。


もちろん、現在においては必ず当てはまる訳ではないが、人生経験を活かして夫を支える姿は頼もしいばかりである。

ただし、尻に敷かれるリスクも上がるのは御愛嬌。




表記揺れ

姐さん女房



関連タグ

家族 夫婦

 女房 奥さん

歳の差 年上 年下×年上

かかあ天下 年上彼女 年下夫 ツバメ

おねショタ 逆身長差

歳の差夫婦 / 歳の差婚

年上ヒロイン



『姉さん女房』に当たる女性

(50音順)


フィクション


他にもあったら追加お願いします。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました