概要
または虫をモチーフとしたポケモンの総称。
昆虫採集に端を発するポケモンシリーズはほぼ毎回のように虫をモチーフとしたポケモンが実装されるのが恒例となっている。
多くの場合、昆虫を含めた節足動物モチーフがカテゴライズされているが、軟体動物も虫タイプに含まれていたり、虫をモチーフにしているのにもかかわらず虫タイプが付かないパターンも存在する。いわゆる『蟲』の括りである。
後者はタマゴグループの『虫』にカテゴライズされている事が多い。本項目ではそうしたポケモンも虫ポケモンとして扱う。
※なお、カリキリ族はハナカマキリをモチーフとしているように見えて、蘭の花がモチーフなのでむしモチーフに含めるかについては派閥が分かれやすいが昆虫を直接のモチーフとするのでベベノム一族も同様に別枠としてだが本項で記述する。
ただし、カタツムリモチーフに関しては実際に虫タイプに属するチョボマキ以外は省くものとする。虫タイプを含まない水棲節足動物モチーフに関しても同様である。
昆虫モチーフ
※1メガシンカするとヘラクレスオオカブトがモチーフとなる。
※2ただし、むしタイプでは無いがタマゴグループ上では虫と扱われる。
※3タートルアントやマントファスマなど諸説あり。
昆虫以外
※1フジツボは六幼生綱に属する。複数の足がないように見えて甲殻亜門に分類される。
※2アノマロカリスは原始的な節足動物。ちなみにむしタイプに属している割にタマゴグループ虫に属していない。
※3進化するとむしタイプが外れるが、タマゴグループは虫のまま。
※4十脚目で唯一のむしタイプにしてタマゴグループ虫。
※5現状唯一の軟体動物モチーフ。
おまけ(モチーフは蟲だが、卵グループやタイプに虫を持たないポケモン達)
たね | 1進化 | 2進化 | モチーフ |
---|---|---|---|
マグマッグ | マグカルゴ | ナメクジ→カタツムリ | |
ヌメラ | ヌメイル/ヒスイヌメイル | ヌメルゴン/ヒスイヌメルゴン | ナメクジ→カタツムリ→ナメクジ |
カリキリ | ラランテス | ハナカマキリ※1 | |
カプ・テテフ | 蝶※1 | ||
ベベノム | アーゴヨン | スズメバチ※2 | |
カジッチュ | アップリュー/タルップル | 青虫→ドラゴン※2 | |
ミミズズ | ミミズ | ||
テツノドクガ | ドクガ | ||
チオンジェン | カタツムリ |
※1ハナカマキリがメインモチーフではあるのだが、デザインコンセプトがカマキリに擬態する蘭の花となっている。その為、タマゴグループも虫に属さない。また、前者は本来なら虫を主食とするカマキリモチーフにもかかわらずむしタイプに弱い
※2昆虫モチーフだが、タマゴグループもタイプも虫に属していない。カジッチュは青虫がモチーフだが進化すると虫要素が無くなる。
余談
これだけ多種多様なモチーフを扱っていながら、実は直翅目がモデルのポケモンは長らくコロボーシとコロトックの二体だけであり(コロトックはバイオリンムシの要素がある為、純粋な直翅目はコロボーシただ一体だけという事になってしまう)、バッタポケモンはマメバッタとエクスレッグ登場まで存在していなかった。
ちなみに、他の昆虫モチーフの総数は以下の通り(タマゴグループが虫のもののみカウント)。
- 鱗翅目:24体(クヌギダマ系をカウント)
- 甲虫目:18体(クルミルとクルマユをオトシブミとしてカウント)
- 膜翅目:8体
- 半翅目:8体(カメムシそのものは未登場)
- 双翅目:4体(アメモースをガガンボや蚊としてカウント)
- 脈翅目:3体
- トンボ目:2体
- カマキリ目:2体
- ゴキブリ目:1体
- ハサミムシ目:1体
- ナナフシ目:1体(ナナフシそのものは未登場)
こうして見るとダントツで鱗翅目が多く、次いで甲虫目(動物界最大の目で、種数が動物全体の4分の1を占める)が選ばれやすい傾向にある事がわかる。とはいえ、甲虫はクワガタやテントウムシに偏っている傾向にあり、意外にもタマムシやカミキリムシといったメジャーな種類がモチーフになっておらず、これからの展開が期待される。