グレイシア(ポケモン)
ぐれいしあ
※他の用法は「グレイシア」の記事を参照のこと。
基礎データ
全国図鑑 | No.0471 |
---|---|
ローマ字表記 | Glacia |
分類 | しんせつポケモン |
タイプ | こおり |
高さ | 0.8m |
重さ | 25.9kg |
性別 | 87.5%♂・12.5%♀ |
特性 | ゆきがくれ |
隠れ特性 | アイスボディ |
タマゴグループ | りくじょう |
好きなエサ | もちもちキノコ/いきいきイナホ/ころころマメ |
おとしもの | イーブイのけ |
地方図鑑
シンオウ図鑑 | No.170 |
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イッシュ図鑑(BW2) | No.098 |
コーストカロス図鑑 | No.084 |
アローラ図鑑(SM / USUM)
| No.130 / No.160
|
ガラル図鑑
| No.203
|
ヒスイ図鑑 | No.032 |
パルデア図鑑 | No.186 |
概要
ポケットモンスター 第4世代『ダイヤモンド・パール』でリーフィアと共に登場した、こおりタイプを有するイーブイの新たな進化形。
体色は水色を基調とし、一部に氷の結晶を連想させる濃青の菱形模様が見られる。耳はやや丸みを帯びた菱形で、尾は鋭利な剣先を思わせる形状。首から胴部にかけてのもふもふも消失しており、全体的にシャープな印象を与えるフォルムとなっている。
体温を自在に-60℃まで下げられる能力を持ち、周囲の大気の水分を凍らせることで宝石のように煌めくダイヤモンドダストを発生させる。
身を守る際は逆立てた体毛を凍らせ、鋭い氷柱のように尖らせる。凍らせた体毛は飛び道具として飛ばしたり、そのままトゲトゲの身体でタックルするといった攻撃にも転用可能。
そうして放つ冷気はパウダースノーを作りやすい性質を持ち、スキー場では引っ張りだこであるという。
額の結晶は前髪を、そこから左右に垂れ下がる尾に似た形状の器官はツインテールを連想させ、ツリ目も相まってどこか人間の少女のような印象を受ける。
そのため進化形の中でも特に♀を求められる傾向が強く、擬人化も枚挙に暇がない。後述するように他媒体でも♀として描かれることが多い(後続のニンフィアも似た傾向があるが、先方はファンシーなイメージが強いため、美しさでは今尚グレイシアの需要が圧倒している)。
ただし、肝心の本編における♂:♀比は他の進化形と変わらず7:1。
♀のグレイシアを求めるトレーナーは今日も修羅の道を歩むのである。
なお、登場時はクールな顔立ちが強調されたドット絵から誰も寄せ付けない凛とした雰囲気を漂わせていたが、3Dモデルに移行してからは感情表情豊かで人懐っこい一面が強調されている。
色違いは同期のリーフィアとは逆に通常より体色が明るくなるが、作品によっては変化が乏しくほとんど見分けが付かないことも。『SV』(第9世代)からは濃淡が強調されて透明感が増したようになり、判別しやすくなった。
ゲーム上の特徴
「同期の『ブイズ』は進化条件が似通う」法則に漏れず、リーフィアと対となっている。
ボックス管理人のミズキから、『DP』では殿堂入り後、『プラチナ』では前からイーブイを貰う事ができたり、自慢の裏庭に出現したりする。
進化の方法は217ばんどうろにある「氷に覆われた岩」の周りでレベルアップ。調べると「触ると自分まで凍りそう」と地の文が出てくるためすぐに分かる。
ちなみに天候が吹雪であれば岩の近くでなくとも進化可能であったりする。吹雪の激しさにより視界が遮られ岩の存在を見落とす人も多く、以降も「岩ではなく道や天候が条件であるという誤解」が残り続けた。
殿堂入り前からイーブイはゲットできたり、スロットのコインを集めれば複数入手できるのだが、カントー・ジョウトには条件を満たす場所が無いため環境による進化は不可能。このため、本作では交換で連れてくる以外に入手手段が無い。
イーブイの入手は『BW2』からヒウン下水道を抜けた先のヒウンシティの空き地に野生出現する。
「氷に覆われた岩」はネジ山にある隠し部屋にあるが、『BW2』では殿堂入り後にしか入る事ができないので注意。
本作では10ばんどうろでイーブイが出現。
「氷に覆われた岩」はフロストケイブにある。
本作ではグラードンorカイオーガイベント後、116ばんどうろをサーチするとイーブイが出現。
「氷に覆われた岩」は浅瀬の洞穴の最深部にある。ただし、岩のある場所に行ける時間帯が限られているので注意。
アーカラ島の4ばんどうろと6ばんどうろにイーブイが生息しており、「氷に覆われた岩」はウラウラ島のラナキラマウンテンの洞窟内にある。
どの道、最終盤である為にストーリーで使うなら過去作などから連れてくる方がよい。
ストーリーにおいては、『ムーン』『ウルトラムーン』のみジーナの手持ちで登場する。
初代準拠である為に登場しないが、相棒イーブイの技に「こちこちフロスト」というグレイシアを意識したこおりタイプの技が登場する。
「氷に覆われた岩」がガラル地方に無い為、こおりのいしによる進化に変更。
また、本作では初めて野生出現するようになり、ワイルドエリアの「げきりんのみずうみ」にて雪・吹雪の時に出現。DLC『冠の雪原』では、吹雪の時の「きょじんのねどこ」に出現する。
ただ、レベルが高いので早めに捕まえたい人は4ばんどうろにいるイーブイを捕獲して、「こおりのいし」を拾って進化させた方が早いだろう(早ければハシノマはらっぱの穴掘り兄弟が運良く掘り当てるか、9ばんどうろで拾う事が可能)。
本作ではイーブイの入手はDP準拠。
女主人公かつナエトルを選択し、殿堂入り10回以上の場合はコウキの手持ちで登場する。
過去のシンオウ地方であるヒスイ地方では純白の凍土で発生する時空の歪みに出現する。
本作では同地にある極寒の荒地に「氷に覆われた岩」があるものの、「こおりのいし」がコトブキムラの交換屋で1000FPで引き換える事ができたり、フィールド上で雪の塊を砕くと出てきたりする事で入手可能。
ストーリーにおいては、シンジュ団の長であるカイのパートナーで登場。
ナッペ山、北1・3番エリア、オージャの湖に生息。本作ではイーブイが南2・5番エリア等と序盤から出現しているが、「こおりのいし」は他の石と異なりデリバードポーチに売っておらず、ナッペ山で拾う・やナッペ山ジムのジムテストをクリアすると「こおりのいし」が貰える形で入手可能。
重要キャラの1人であるボタンは「ブイズパーティー」を組んでいたが、エーフィとグレイシアはいなかった。パルデア地方では進化させるための「こおりのいし」が他の石と異なり店で売っていない(=本人が外で探す必要がある)ためと考察されている。
エーフィと異なり、ネームドキャラクターではセイジ先生がグレイシアを手持ちにして登場する。
対戦での性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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グレイシア | 65 | 60 | 110 | 130 | 95 | 65 | 525 |
イーブイ | 55 | 55 | 50 | 45 | 65 | 55 | 325 |
比較 | +10 | +5 | +60 | +85 | +40 | +10 | +200 |
イーブイの進化系特有のステータスシャッフルを受け継いでいる。
一番高い130の値は「とくこう」に割り振られ、この値はこおりタイプの一般ポケモンとしても最高値である(いわゆる「禁止級」を含めたトップはホワイトキュレム)。
同じく「とくこう」に130を充てたエーフィと比較した場合、「ぼうぎょ」の高さで安定性が上がった言える。
反面、「すばやさ」は圧倒的に低い。耐久面にしても「HP」の関係で実数値はそこまででもなく、そこにこおりタイプの宿命である弱点の多さが加わるため過信は禁物である。何も考えずに出しても上から殴られて沈んでしまうため、運用の際にはパーティ単位での工夫が必要となる。
基本的には高い「とくこう」を活かした特殊アタッカーとして育成される。
とくせいはどちらも防御的で発動条件も限られるが、「霰パ」との相性が良い。天候を「あられ」に変えてとくせいを発動させながら必中「ふぶき」を放つという戦法がシンプルながら強力。特に「ふぶき」が範囲攻撃になるダブルバトル・トリプルバトルでは、中途半端な「すばやさ」へのサポートも入れやすく、動きやすい。
逆に言えばシングルバトルでは融通が利かず、相手と立ち回りに気を配る必要がある。
ただ「ブイズ」とこおりタイプという二重苦から来る技範囲は推して知るべしで、「シャドーボール」「みずのはどう」の次は早くも「めざめるパワー」や「ハイパーボイス」がサブウェポン候補に挙がってくるレベル。
自身への積み技も乏しいためゴリ押しも難しいが、「ブイズ」で唯一「ミラーコート」を覚えるので、特殊アタッカー相手であればあえて殴らせた上でのジャイアントキリングを狙う余地はある。
元より鈍足であるため後攻のデメリットは気にならず、相手にミリ残しされても一致先制技の「こおりのつぶて」でトドメを刺してから退場可能。
一方変化技は「ブイズ」らしく「あまえる」「うそなき」「あくび」「てだすけ」「バトンタッチ」と欲しいものは一通り揃っている。無理に殴ろうとせず、普段はサポートをこなしながら、いざという時だけ攻撃に参加する、といった運用も一考である。
第4世代
「こだわりメガネ」と「てだすけ」込みの「ふぶき」ならH252振りのメタグロスでも後出しから受け切れないという火力を活かし、ダブルの「霰パ」で活躍した。
主な実績はWCS2009日本大会グループB準優勝。
第6世代
タイプ相性の見直しで苦手であったはがねタイプに「シャドーボール」が等倍で通るようになった。とは言え火力が高いと言っても不一致等倍の「シャドーボール」で倒せるはがねタイプなどほとんどいなかったため、対面不利は変わらなかった。
むしろ同時に行われた永続天候の終了と特殊技威力の低下で大きく割を食った上、ドラゴンタイプに完全有利なフェアリータイプが登場したことで仕事自体が減少したと、かなりの苦境に立たされてしまった。
第8世代
技体系の見直しで「めざめるパワー」が廃止され、「みずのはどう」の習得手段も無くなったため、ただでさえ貴重なサブウェポンがさらに乏しくなった。
が、代わりにこれまで習得できなかった「フリーズドライ」を獲得し、みずタイプへの突破力を得た。威力は控え目であるが、グレイシアならば十分な火力を出せ、厄介なヌオーやウオノラゴンを確殺できた。
この世代ではダイマックスが試合を左右するファクターであったが、グレイシアは弱点の多さや「フリーズドライ」の仕様からダイマックスとの相性が悪かった。
むしろ前述の「ミラーコート」で相手のダイマックスアタッカーを強引に倒し切る形の方が活躍できたかもしれない。
第9世代
技体系の再度の見直しで「みずのはどう」を取り戻し、「マッドショット」「ひやみず」「くさわけ」も新規習得している。一方、「こおりのいぶき」は過去作限定技となった。
変化技では『LEGENDSアルセウス』で獲得した「めいそう」を継続使用可能に。とくせいと合わせて天候下で積み戦法も取れるようになった。
ちなみに「くさわけ」は当初イーブイの時のみ覚え、一度忘れると再習得できなかったが、DLCに伴うアップデートで進化後もわざマシンに対応するようになっている。
天候にも見直しが入り、従来の「あられ」が「ゆき」に置き換わり、効果も「こおりタイプ以外へのスリップダメージ」から「こおりタイプの物理防御上昇」に変化した。グレイシアの場合、「アイスボディ」でのダメージレースが行えなくなった一方、高めの「ぼうぎょ」を伸ばせるため一長一短と捉えられている。
また新技「さむいギャグ」を獲得したヤドキングが新たに相方候補となっている。ヤドキングは非常に遅いので、攻撃を受けた後に雪天候を展開しつつグレイシアを無償降臨させるという芸当を行いやすい。これでシングルバトルでも「ふぶき」の命中安定効果をより生かしやすくなった。
ダイマックスに代わって登場したテラスタルと、セットで実装された「テラバースト」により、耐性や技範囲の問題を強引に解消できるようにもなった。
とは言え、上記した「ゆき」の恩恵を受けられなくなるので、これも一長一短と捉えられている。
シリーズ1では唯一のまともな「フリーズドライ」アタッカーとして独自の立場を築き上げた。
シリーズ2以降強力な特殊アタッカーとしてテツノツツミが登場しシェアを大幅に奪われたが、あちらは先制技を持たないこと、および習得技の範囲で差別化自体は容易。
使用トレーナー
ゲーム版
✳プラチナ・BDSP強化後・性別♂️
✳特性:Ptゆきがくれ → BDSPアイスボディ
✳DPtバトルタワー
✳BW2・性別♀️・特性ゆきがくれ
- N:ポケモントレーナー
✳BW2冬時・性別♀️・特性ゆきがくれ
- ジーナ:ポケモントレーナー
✳性別♀️・特性ゆきがくれ
- シトネ:グレイシアつかい
✳性別♂️・特性ゆきがくれ
✳性別♀️
- コウキ:ポケモントレーナー
✳女主人公かつナエトル選択時+殿堂入り10回以上
✳性別♂️・特性アイスボディ
✳性別♀️・特性ゆきがくれ
- ブランシェ:チームミスティックリーダー
✳ポケモンGO
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
レベルが低い場合自身で「あられ」を降らせることはないが、出現場所の天候自体が「ゆき」や「あられ」になっていることが多く、とくせいは発動しやすい。自身も「すなかけ」で命中率をさらに下げてくるのが厄介。
第3世代までのポケモンの進化形のため参戦。こちらは味方でのみ登場。
ポケパーク
アイスゾーンに登場。友達が45匹いる場合にのみ「ちからくらべ」してくれ、おいかけっこに勝つと友達になる。性格はクーデレっぽい。
エンペルトの「スノースライダー」を得意としているため、エンペルトに会う前に友達にしておくと攻略が楽になる。
ロックエリアのウィッシュパークにブースターと共に囚われている。ウィッシュパーク攻略後にロックエリア・とうぎじょうでグレイシアと「レース」すると友達になってくれる。
ポケモンGO
2019年5月18日にリーフィアと共に実装。通常の方法では進化できず、同時に実装された特別なルアーモジュール「アイスルアー」を使ったポケストップの周囲で進化させる必要がある。
その性能は現在実装されているこおりタイプのポケモンの中でトップクラス。最大CPはマンムーに並ぶ3126、攻撃種族値も238と現状こおりタイプ最強と言われるマンムーに次ぐ高さを誇っている。ダメージ効率が高い「こおりのつぶて」と「ゆきなだれ」の組み合わせを覚えるため、ドラゴンタイプ対策要員としての大活躍が期待できる。
反面、HPは低めで打たれ弱いのが難点。こおりタイプの相性の悪さも本編譲りである。また、限定技である「とっておき」と「みずのはどう」を除けばこおり技しか覚えられないと、相変わらず範囲も狭い(もっとも、これは他の大多数の「ブイズ」にも共通している)。
2021年の年末年始に行われたイベントでは、青いサンタ服風の衣装に身を包んだ特別仕様のグレイシアが実装された。
全種共通の花飾りは存在したものの、専用の衣装では何気に「ブイズ」初。もちろん色違いも実装され、運が良ければ会うこともできた。ただし、★★★レイド限定で、野生での出現が無かったため、多くのユーザーが血眼になってグレイシアのレイドを探し求めた。
Newポケモンスナップ
大きく撮れる条件が不明でプレイヤーをやきもきさせた2大ポケモンの1種(もう1種はホウオウ)。
昼夜共に遠くにいて所定の行動を取るとどこかに行ってしまうが、その後どこにいるのか全然見当たらず、★3★4がいつまで経っても埋まらないという状態が続いていた。
条件が判明した現在では得意のダイヤモンドダストやあざと可愛い仕草で多くの写真家を虜にしている。
ポケモンユナイト
諸元
ロール | アタック |
---|---|
タイプ | 特攻 |
攻撃範囲 | 遠隔 |
進化 | イーブイ→グレイシア(レベル4) |
わざ1 | スピードスター→つららばり/こごえるかぜ(レベル4) |
わざ2 | しっぽをふる→こおりのつぶて/フリーズドライ(レベル6) |
ユナイトわざ | ダイヤモンドステージ(レベル8) |
とくせい | ゆきがくれ |
価格 | 10000コイン※/575ジェム |
※:当初はイベント「ひえひえグレイシアチャレンジ」クリア報酬。
本作3種類目の「ブイズ」として2022年7月21日に参戦。エーフィと同じく♀個体からの進化。先行する2種より攻撃的で、本編以上に「結晶」と「菱形」を前面に押し出している。
わざ同士のシナジーから、当初は「つららばり+こおりのつぶて」の構成が事実上の基本形と考えられた。
マンムーと見紛うような技選択であるが、物理/特殊がポケモンごとに判定される本作独自の仕様により、火力に問題は無い。むしろ、それまで特殊アタッカーでも通常攻撃だけは物理扱いであったのが、このグレイシアより特殊扱いとなり、最も特殊に寄ったポケモンとしても登場している。
上記の構成時、「こおりのつぶて」で生成・蓄積した結晶を、「つららばり」として発射するという動作を繰り返しながら戦ってゆくこととなる。
「つららばり」にはホーミング機能があり、本編のランダム性が嘘のように確実に狙った相手に飛んでゆく。その正確さは「テレポート」で逃げるケーシィを逃げた先まで追尾して倒してしまうほど。下準備の必要なわざだけに、一発あたりの威力も高い。
射線上に第三者が入った場合、野生ポケモンであればダメージを与えながら掠めてゆき、相手チームのポケモンであれば当たって砕ける。
全弾撃ち切る前に相手が倒れた場合、残りはストックに回り次の発射まで放たれない。
ユナイトわざは自身の前方に菱形の領域を展開し、中にいる敵にはデバフを、自身にはバフをかけるというもの。バフには結晶の自動生成も含まれ、展開中にもう1回は「こおりのつぶて」による再生成も可能であることから、爆発的な火力を発揮できる。
欠点としては、機械的な立ち回りになり逃走手段にも乏しいため強襲に弱い点、結晶の性質上クリアリングができず、乱戦で照準がぶれても隙が生まれてしまうことからその予防も難しい点などが挙げられる。本編同様、サポートのできる味方と組んで安全圏からの火力投射に徹した方が無難と言える。
2022年9月の大規模アップデートでは、「つららばり」の最大連射数が16→12に弱体化した上、新マップ「テイア蒼空遺跡」が身を隠せる草むらと野生ポケモンだらけであったことから上記の欠点が顕在化し、苦しい戦いを強いられるようになった。
他方で「こごえるかぜ」には強化が入り、「フリーズドライ」も対野生ポケモンに効果的であったため、これらを活かして汎用性を高める方向にシフトした。
その後、段階的に野生ポケモンの減少、「こごえるかぜ」の弱体化、「つららばり」の再強化といった調整が入ったことを受け、参戦当初に近い戦闘スタイルに回帰してきている。
なお、フルスロットル環境は例外で、一貫して「こごえるかぜ+フリーズドライ」の構成が基本になっている。これは「つららばり+こおりのつぶて」の仕様上、通常通りの立ち回りしかできず、連射速度が上昇する恩恵をほとんど得られないため。
参戦に合わせてトレーナーにも衣装「グレイシアセット」が実装されている。グレイシアに合わせて水色に菱形模様をちりばめており、男女差がほぼ無い中性的なデザインが特徴。
ゲーム1周年を記念した描き下ろしイラスト、および関連キャンペーンには「紺色のシルクハットとマント」を着用したグレイシアの姿があった(参考)。一緒に映るマッシブーンなどの様子から「タキシードスタイル」という名のホロウェアの一種と考えられたが、他のポケモンとは異なり一向にゲーム内に実装されず、ゲーム内の記念スチルもグレイシアのみは何も着用しないで映るという状態が続いた。
その後2ヶ月ほど遅れて予想通りの名称で実装されたものの、特にイベント等があるわけでもなく唐突にゲーム内ショップに並べられており、結局グレイシアのみが遅れた理由は不明である。
2023年に入るとメイド服のような「おちゃかい(お茶会)スタイル」、「スポーツ/アクティブユナイトスタイル」の色違いとなる「ユナイト(ピンク)スタイル」、中世の貴族のような「みやび(雅)スタイル」、イベント「イーブイフェスティバル」に合わせて「ブイズ」共通衣装とされた「チェックスタイル」が相次いで追加され、一気に作中トップクラスの衣装持ちとなった。
2024年に入ると追加ペースは落ち着いたものの、夏にイメージの対極を行く「ビーチスタイル」が実装されている。
なお、編集時点ではトレーナー衣装を含めた全てが有償購入限定品となっており、コンプリートする場合日本円換算で5桁に達する価値である点には覚悟が必要である。
ようこそ!ポケモンカフェ〜まぜまぜパズル〜
編集時点では不定期にイベントや課金コンテンツの題材となるゲスト枠と扱われている。
標準の制服以外に、マリンルックな「マリンブルー」の衣装が実装されている。こちらも2024年夏のことで、『ユナイト』と共に妙に海との縁が生じた年であった。
ポケモンマスターズ
カイ&グレイシア
2023年6月2日に実装された、こおりタイプのテクニカル。
「つららのねがい」でつららゾーンを展開すると同時にパッシブスキルの効果で天気をあられにできる。そしてそれを前提としたシンクロわざ「れいとうビーム・氷舞」を持っている。
技
こごえるかぜ |
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相手の素早さを1段階さげる。 |
つららのねがい |
ゾーンをつららゾーンにする(つららゾーンはこおりタイプの攻撃の威力をあげる)。 |
シンクロわざ:れいとうビーム・氷舞 |
【解放条件】天気があられになったとき |
【封印条件】あられが解除されたとき |
攻撃が必ず命中する。10%の確率で相手をこおり状態にする。相手の特防を4段階さげる。味方全体の場をわざゲージ加速状態にする。自分を次回ゲージ消費0状態にする。 |
ふるえあがって!! |
自分の特攻を4段階+急所率を3段階あげる。天気があられのときは味方全員を回復付帯状態にする。 |
バディーズ技
広い世界に踏み出す れいとうビーム |
---|
天気があられのときは威力があがる。 |
パッシブスキル
マスターパッシブスキル:シンオウの信念 |
---|
味方全員の特殊技の威力を20%あげる。味方全員の特殊技で攻撃を受けたときのダメージを25%軽減する。この効果は自分のチームにシンオウのタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する。 |
ヒスイに広がる空間 |
味方全員があられによるダメージを受けない。天気があられのときは味方全員の技の威力をあげる。天気があられのときはわざゲージが早くたまるようになる。 |
自身つららゾーン発生時あられ化 |
自分がゾーンがつららゾーンになったときに天気をあられにする。 |
急所無効 |
相手の攻撃が急所に当たらない。 |
ジーナ&グレイシア
2024年の11月21日(イーブイの日)が近日という事で、11月15日にジーナとグレイシアが実装。
ジーナはXYから登場したキャラクターであるがバトルするのは『ムーン』からである為、XY時の姿でポケモンバトルする姿はポケマスで初である。
こおりタイプのスピードで、EXロールはアタッカー。
パッシブスキルにより登場した時に自分の特攻と回避率を4段階あげる事ができ、技での攻撃が成功した時に効果タグにきのみを持つ自分の技の回数を1回減らし、自身の次回特殊技威力ブーストを3段階あげる事ができる。
技
れいとうビーム |
---|
10%の確率で相手をこおり状態にする |
オボンのみ |
味方のHPを最大HPの約20%回復する【効果タグ:きのみ】 |
シンクロ技:こごえるかぜ・麗氷 |
【解放条件】自分の回避率があがっているとき |
【封印条件】なし |
攻撃が必ず命中する。ダメージを軽減する・攻撃が急所に当たらない相手のパッシブスキルと相手のこらえる状態を無視して攻撃する。相手の素早さと命中率を1段階さげる。対象が複数の場合でも技の威力がさがらない |
オ・ルヴォワール! |
自分のバディーズわざ発動可能状態までのカウントを2減らす。自分の急所率を3段階+次回特殊技威力ブーストを2段階あげる |
バディーズ技
麗しく麗しいレイジングジオフリーズ |
---|
自分の特攻があがっているほど威力があがる |
★6EXに★アップ後: 初めてバディーズわざをつかったときだけバディーズわざ発動可能状態までのカウントを3減らす |
★6EX+EXロール解放後: 対象が相手全員になる |
パッシブスキル
登場時特攻回避アップ4 |
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登場したときに自分の特攻と回避率を4段階あげる |
攻撃時きのみ回数消費&特殊ブースト3付与9 |
技での攻撃が成功したときに効果タグにきのみを持つ自分の技の回数を1減らして自分の次回特殊技威力ブーストを3段階あげる。 |
初きのみ回数0時BC加速3 |
初めて効果タグにきのみを持つ自分の技の回数が0になったときだけバディーズわざ発動可能状態までのカウントを3減らす |
全ダウン無効 |
バディーズ専用Pクッキーで解放。すべての能力がさがらない |
超覚醒パッシブスキル
お待ちなさいな! |
---|
初めて登場したときだけゾーンをつららゾーンにする(つららゾーンはこおりタイプの攻撃の威力をあげる)。 |
初めて登場したときだけ自分の次回特殊技威力ブーストを3段階あげる+HPが満タンで登場したときに自分をこらえる状態にする |
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
ベストウイッシュ
【シーズン2】
- シロナのグレイシア
85話(S2・1話)『歌えメロエッタ! 愛の旋律!!』で登場。熱が出ていたメロエッタを看病するために川を「れいとうビーム」で凍らせて、氷枕を作ってあげた。
- バージルのグレイシア
第102話(S2・18話)『チーム・イーブイ出動せよ! ポケモンレスキュー隊!!』から、ポケモンレスキュー隊チームイーブイのトレーナー・バージルの手持ちとして登場。性別は♂。イッシュリーグの2回戦ではランクルスを相手に勝利した。
使用技は「こごえるかぜ」、「れいとうビーム」、「ふぶき」、「すなかけ」。
- 短編『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』
CV.渡辺明乃
他ブイズと共に登場。性別は♀。
XY編
【XY】
- 第90話『タッグバトルは友情バトル! イーブイ初参戦!!』
サナの話で登場。
- シン・リーのリーフィア
第101(&Z8)話『踊れイーブイ! トライポカロン・デビュー!!』で、トライポカロンのポケモンパフォーマーであるシン・リーの手持ちとして登場。
第112(&Z19)話『マスタークラス開幕! 火花散る乙女の激闘!!』ではトライポカロンマスタークラスの第1ラウンドで登場。セレナ・ミルフィと同じ組となり、3位敗退となってしまった。
サン&ムーン
- 第3話『よロトしく、ボク、ロトム図鑑ロト!』
ミミッキュの中身を見てしまったニャースの幻覚で登場。短編の事を踏まえると、ニャースはブイズの中でグレイシアが好きなのだろうか?
- 第65話『イリマとイーブイまイリマす!!』
「ナインエボルブースト」により駆け付けている。第66話でも登場している。
ポケモンローカルActs
鹿児島県指宿市にて、「イーブイ好き、略していぶすき」ということで、同市のスポーツ・文化交流大使に任命され、2018年12月には市内にイーブイとその進化形が描かれたマンホール全9種が設置された。後のポケモンマンホールである。
余談
状況証拠から、第4世代開発のかなり後期まで「アイシア」という名で呼ばれていたことが窺える。由来はおそらく「アイス」であろう。「しんせつポケモン」ながら雪よりも氷要素が強いのは、そのあたりが関係しているのかもしれない。
関連イラスト
pixivでは毎年9月1日が「グレイシアの日」とされる。由来は「グレイ→901」とのことで、図鑑ナンバー(を日数換算したもの)由来のリーフィアとは離れている。
関連タグ
図鑑番号順
0470.リーフィア→0471.グレイシア→0472.グライオン
関連ポケモン・グループタグ等