宇宙が心なきものの手に落ち、人々が涙する時、キュータマに選ばれた九人の救世主が宇宙を救う!!
宇宙は俺達が、取り戻す!
概要
2017年2月12日から2018年2月4日まで放映されたスーパー戦隊シリーズ作品。
2016年12月下旬発売のテレビマガジンで情報が先行公開し、12月26日に正式発表。
メインライターは戦隊やライダーで多数のサブ参加を務めた毛利亘宏、東映プロデューサーはこれまで『仮面ライダー鎧武』等でサブを務めた望月卓がメイン昇格。
デザインワークに漫画家の久正人と、『獣電戦隊キョウリュウジャー』でも参加したK-SuKeが参加し、怪人や人外態のメインキャラなどをデザインしている(玩具になるロボットなどはバンダイのデザイナーが担当)。
2018年2月4日のオンエアをもって、TV本編は全48話で完結した。
久はコンセプトアートも担当し、変身時の演出などに使われる星座のイラストは唐橋充が原画を担当している。なお、望月P、毛利、久、小髙史織P他スタッフがモブの宇宙人役としても顔に色を塗って出演している。
メインテーマが宇宙や星座だけあり、映画や海外小説などのSF作品のオマージュ設定も多い(各キャラの項目を参照)。
2017年10月より、午前9時30分からの放送に変更することが決まり、実に電磁戦隊メガレンジャー以来、20年半ぶりにスーパー戦隊シリーズの放送時間帯が変わることになった。
仮面ライダー系列も午前9時00分からとなり、いわゆるニチアサキッズタイムが「プリキュア」→「仮面ライダー」→「戦隊シリーズ」という形に変わる。
挿話の数え方は『space.~』。
モチーフは宇宙と88星座。
なんと初期メンバー数9人という、史上最大数から始まる戦隊。ただし望月Pは、メンバーのうち誰を出撃させて誰をサポートに廻すのかが毎回のポイントになる、つまり毎回必ずフルメンバーで行動する訳ではなく、基本的には従来通り5人で行動すると語っている。その為、第4話からは「コスト削減」の名目でくじ引きによる出撃メンバーの選定が行われるようになった。
また、メンバーの別行動や一時的な途中離脱も頻繁に発生している。
初期メンバーは全員が宇宙人か人外の設定で、うち半数は獣人やロボット設定のため人間の役者が存在せず、着ぐるみのスーツアクター+声優が演じている。
これらの特異な要素は、本作が40作品記念作品の後続であり、且つ35作品記念作品の後継であった『特命戦隊ゴーバスターズ』とは別路線で改革を目指しているため。
他にも下記のような初要素や復刻要素がある。
史上初の要素
- レギュラー12人(初期メンバー9人+追加メンバー3人)という歴代最大の大所帯
- これまで追加戦士の色だった金銀が初期メンバー入り
- 初期メンバーに女性グリーン
- 9人組ということもあり初期メンバー全員が変身するのに4話かかる
- 人間7人+人外型宇宙人3人+ロボット2人という多種多様なキャラの組み合わせ
- スーツのデザインが個々によって大きく異なる
- 「すでに悪に支配されている」というストーリー(海外版だったら前例があるが)
- 主題歌の曲名と歌詞に戦隊名が入らない(コーラスでキュウレンジャーと言っている程度)
- 戦士名が「モチーフ+色」のネーミング(逆の順なら前例あり)
- 作品単独でのスピンオフVシネマの製作
久しぶりの要素
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー』以来10年ぶりのチーム名が「○○レンジャー」。(ただしジャーは5作連続)
- 『天装戦隊ゴセイジャー』以来7年ぶりとなるマスクに口があるタイプ(テンビンゴールドを除く)で、口が銀色ではないタイプは『超力戦隊オーレンジャー』以来の22年ぶり
- 戦士の名前に「レッド」「ブルー」などの色の英語読みが使われるのは『獣電戦隊キョウリュウジャー』以来4年ぶり
- 『獣電戦隊キョウリュウジャー』以来4年(初期メンバーとしての起用に限定すれば『科学戦隊ダイナマン』以来34年)ぶりとなる戦隊OBの再登板
- 『忍者戦隊カクレンジャー』以来23年ぶりとなる戦隊OBの敵幹部としての起用
- 「初期メンバーに地球人0名」は『海賊戦隊ゴーカイジャー』以来6年ぶり
- 初期メンバーとしてのオレンジ戦士は『バトルフィーバーJ』以来の38年ぶり
- 初期メンバーの戦士名に共通する語句が入っていないのは『鳥人戦隊ジェットマン』以来26年ぶり
- 同じく、紅二点戦隊でありながら女性メンバーが2人とも前年と配色が異なるのも26年ぶり
- 追加戦士として少年ヒーローが登場するのも『オーレンジャー』のキングレンジャー以来の22年ぶり
- 『秘密戦隊ゴレンジャー』の5クール目以来、41年ぶりとなる初期メンバーの一時退場
- 『電磁戦隊メガレンジャー』第8話以来、20年ぶりとなるニチアサキッズタイムの枠移動(平成仮面ライダーシリーズと枠が逆転する)
- 『未来戦隊タイムレンジャー』に登場したタイムファイヤー以来、17年ぶりの赤い追加戦士が登場
- 『特命戦隊ゴーバスターズ』(新西暦2012年)以来5年ぶりとなる現代(番組放映年)ではない時代設定
あらすじ
はるかかなたの未来、宇宙は泣いていた。
宇宙を形成する88の星座系は宇宙幕府ジャークマターに支配され、希望は失われていた。
しかし宇宙には、ある伝説が伝えられていた。
『宇宙が心なきものの手に落ち、人々が涙する時、9人の究極の救世主が現れ宇宙を救う』と…。
登場人物
キュウレンジャー
「反乱軍リベリオン」のメンバー。キュータマに選ばれた12人の究極の救世主。
宇宙一の強運を持つ宇宙の冒険者。どんな人であっても助けたがる勇敢な性格で、どんな事でも「よっしゃラッキー!」とポジティブに捉える。
サソリ座系の戦士である毒のスペシャリスト。ジャークマターの一員として立ち塞がっていたが、その素性はリベリオンからのスパイ。判明後も特殊な任務を帯びて別行動を取っている。
青い狼の獣人。ジャークマターによって一族の仲間や故郷の星を滅ぼされた過去を持つ。そのせいで戦士の誇りを失いかけていたが、ラッキーの激励によって再び立ち上がる。
感情豊かな機械生命体。ジャークマターのみを標的とした怪盗、『怪盗BN団』としてナーガとコンビを組んでいる。機械生命体である為、機械を操ることが出来る。
ひときわ大きい牛型戦闘用ロボット。「正義があれば何でも出来る」をモットーとしている。自身を製作し育ててくれたアントン博士を殺した犯人を追っている。
銀髪の青年。争いを避けるために感情を捨てた種族の一人。しかしながらその感情に興味を持ち、感情表現が豊かなバランスと「怪盗BN団」としてコンビを組む。蛇の目になることで少しの間だけ人を操ることが出来る。
インビシブル忍術を習得している宇宙忍者。喜怒哀楽が激しくJKスラングを使う。メンバーの妹分的存在で努力家。
オリオン号のパイロット兼ショウ司令官の秘書を務めるリベリオン製アンドロイド。任務に忠実で口うるさいところがあるが、妄想癖がある。
宇宙一の料理人を目指すシェフ兼戦士。メンバーのお父さん的存在で面倒見の良い紳士的な人物。
料理人なだけあってか、なんでも料理に例えたがる癖がある。
キュウレンジャーの司令官(コマンダー)である龍人。
荘厳な姿とは裏腹に軽い性格で、ピンチの時でも掛け声をどうするか考えるなど、やる事はかなりテキトー。
弟と共にジャークマターに抵抗していた地球人の少年。小さいながらも強い勇気と正義感の持ち主。自分を助けてくれたスティンガーを慕っている。
アルゴ船の中で数百年眠っていた太古のキュウレンジャー。過去にアルマゲを打ち倒したという凄まじい実力の持ち主。「なんてこった!」が口癖の、人の話を聞かない唯我独尊の俺様系。
宇宙幕府ジャークマター
ジャークマターの「ショーグン」と呼ばれる謎の独裁者。宇宙の全てを支配しようと目論む。
ジャークマターの「カロー」と呼ばれる幹部達。
キュウレンジャー抹殺の為に送り込まれた刺客。
ツルギ抹殺のために送り込まれた「フクショーグン」と呼ばれる3体の最高幹部。
その他
宇宙NO.1タレント。
チャンプを開発した科学者。チャンプに人の心を教えるが、ある雨の日に命を落とす。
- 佐久間次郎(演:大藤瑛史)
小太郎の幼い弟。兄と共にジャークマターに対しての抵抗を行っていた。
リベリオンの創設者。ジャークマターに反旗を翻すも、最終的にイカーゲンとマーダッコに殺されそうになったショウを守るため命を落とした。
惑星キールの大森林を守護する精霊。かなりの面食いで、大昔の救世主達を知る数少ない生き証人。
300年前の戦いでツルギの相棒を努めたカラス座の鳥人戦士。ドン・アルマゲとの決戦の際に自分の身を犠牲にしてツルギを守り、命を落とす。
300年前の戦いに参加したオリオン座の戦士。勇敢な漢にしてラッキーの先祖。
ナーガと瓜二つの顔を持つ同族の女性。一族のタブーを犯した彼を殺す使者として姿を見せる。
ラッキーの父で、実はある惑星の王。ククルーガに殺害されたと思われていたが……
- ナレーション(CV:木村昴)
登場惑星
ジュウオウジャーまでのスーパー戦隊(メタルヒーロー含む)が守ってきた世界ではなく、多次元(パラレルワールド)に存在するもう一つの平行宇宙である事がspace.18で判明している。
すべての惑星は88の星座の名を冠した星系に分かれており、その全てが漢字ではなくカタカナで表わされている(例・獅子座→シシ座)。
作中では「88星座占い」が存在。ただし、十二星座占いはもちろん、実在する88星座占いのように誕生月日ではなく出身星系をもとにした占いである。
星座系不明
Space.1序盤で登場したのみだったが、Space.4でワープによる恒星間航行で赴く。
300年ほど前まではかなり栄えていたようだが、今ではチャンプ曰く「ド田舎」の惑星。
他の惑星と異なり、本来1つだけであるプラネジュームを多数持っている特別な星であり、搾取装置『モライマーズ』も各地の至る所に配置されている。
人々はジャークマターの圧制により、キュウレンジャーがジャークマター相手に戦う事も「余計な事」と否定的な感情を抱くなど絶望しきっている有様で、建物などの多くは見る影もない状態である(ディストピアはある種の秩序のある社会形態でもある為、このような感情を抱く人がいてもおかしくはない)。
Space.5にて9人揃ったキュウレンジャーは、その特殊性の調査も兼ね、宇宙解放の拠点とする為に暫く滞在する事を決めた。
尚、生活水準は支配するダイカーンによって違うらしく、トゥーミー支配下のようにお誕生日会を開けるくらいの余裕がある地域もあれば、ユメパックン支配下の様に子供の夢が「お腹いっぱい食べたい」になるレベルで困窮している地域等もある。
そして紆余曲折の後、十分な力を蓄えジャークマターの本拠地を突き止めたキュウレンジャーはSpace.34を持ってチキュウを発ち宇宙へ。険しい道のりを乗り越えジャークマターの本拠地を壊滅させる事に成功する。
だが程無くして、プラネジュームを凄まじい威力の爆発物質『ダークプラネジューム』に変換する技術を確立したジャークマター本隊は膨大なプラネジュームを持つチキュウを宇宙破壊爆弾へと変えるべく襲来。それを追う形でキュウレンジャーもチキュウへ舞い戻る事になった。
結果的にキュウレンジャーはTV本編の約3分の2をチキュウで過ごしている。大人の事情が少なからず関係していると思われるが…。
- ババンギ
名前のみ登場。
ショウ曰く、ペガさんと共に巨大怪獣をここで倒した。
(ただしショウ司令の性格上、作り話の可能性も…)
コジシ座系惑星
- ルース
当初は回想でのみ登場。
幼少期、家族と離ればなれになったラッキーが流れ着いた辺境の星。
ラッキーが始めに乗っていた宇宙船の航海記録もそこから始まっている。
後にSpace.36でコジシ座系カロー・ウンジェットが伝説の機械獣探索の為に暴れ回った為、救難信号を受け取ったキュウレンジャー達が訪れる。
イテ座系惑星
- クロトス
Space.1に登場。
惑星は球体形ではなく近未来的な建物が多い。
住民は救助されたがエリードロンに支配されてしまった。
ラッキーとメンバーが出会った場所でもある。
- ジャグジャグ
Space.1に登場。
自然が多く残る緑の惑星で、他の星から来た難民が生活している。
メンバーとガルが出会った星。
- ジガマ
Space.1、2に登場。
優れた工業惑星で、星の周りには機械製の輪が存在する。
ダイカーンのガメッツイが支配している。
メンバーとバランス、ナーガが出会った星。
サソリ座系惑星
- ニードル
Space.2、3に登場。
生命体の気配が感じられない、荒地が広がる惑星。ダイカーンのモーレツヨインダベーが支配している。
ジャークマターにプラネジュームをほとんど奪われており、あと3時間で壊滅するところだった。
メンバーがスティンガーと出会った星で、彼とスコルピオの故郷でもある。
ラシンバン座系惑星
- ジーシャック
Space.8に登場。
巨大な磁力が発生しており、アルゴ船復活に必要なラシンバンキュータマが眠っている惑星。
チャンプと怪盗BN団がラシンバンキュータマを回収する為に赴いた。
ホ座系惑星
- ベラ
Space.15に登場。
美しい海で知られる田舎の惑星。住民たちは民族的な漁師生活を営んでいる。アルゴ船を構成するキュータマの1つであるホキュータマが祀られている。
ダイカーンのゴネーシが自作自演の救世主として君臨しており、彼らの手によって海も汚く荒れ果ててしまっていた。
名前の由来は帆座のラテン語表記の「vera」から。
リュウコツ座系惑星
- キール
Space.19に登場。
深い森が広がる自然に溢れた惑星。アルゴ船を構成するキュータマの1つであるリュウコツキュータマが眠っており、森を守る精霊・エリスが守っていた。
ダイカーンのオメーガが支配している。
名前の由来は英語で「竜骨」を表す「keel」から。
トケイ座系惑星
- トキ
Space.24、25に登場。
ツルギからの指示でラプターとスパーダが赴いた綺麗な惑星。不安定な時空を持ち、上から見ると時計の文字盤の様な形をしている。時を司るトケイキュータマが眠っており、各所にある12本のゼンマイを30分以内に回す事で出現する。
2人の救援を受けラッキー達が向かうも、テッチュウが暴れた影響で時間が歪んでしまい、各々の記憶から作り出された幻影がゼンマイを回せない様妨害をしてきた。
クジャク座系惑星
- ピコーク
Space.35に登場。
ジャークマターの放送局があり、アイドルオーディションが行われた。
名前の由来はクジャクの英語表記である「peacock」から。
レチクル座系惑星
- ザキーセ
Space.35に登場。
ジャークマターによって故郷を離れる事となったハミィが一時期住んでいた星。ホシ★ミナトは元々この星を中心に活動していたストリートミュージシャンであり、2人が出会った場所でもある。
シシ座系惑星
- カイエン
シシ座の首都惑星。ラッキーの生まれ故郷。
ククルーガに制圧されたと共に、ラッキーの父であるアスラン王の偽物にすり替えられた事でジャークマターの支配下で衰退していた。
Space.37でキュウレンジャーがククルーガ達を撃破後、ラッキーを新たな王として再スタートを切る事になる。
ケフェウス座系惑星
- アチョルク
Space.38に登場。
中華風の建物が建つ惑星。『九林寺九房』という寺があり、かつてツルギとクエルボがそこで行われた9つの試練に挑み、ケフェウス座の戦士を仲間にした。
しかし、バリア突破を阻止する為に先回りしていたケフェウス座系カロー・デスゴンが九林寺を乗っ取り、邪悪の9試練をキュウレンジャーに挑ませる。
ペルセウス座系惑星
- ゲム
Space.38、39に登場。
ゲームを彷彿とさせる惑星。強化改造を施されてペルセウス座系カローに昇進したメカマーダッコが襲いかかる。
カシオペア座系惑星
- SBC(エスビーシー)
Space.40に登場。
宇宙に浮かぶ野球スタジアム(もしくは野球盤)の様な外観の惑星。
赴いたと同時にカシオペア座系カロー・グローブンがデスマッチ野球“デースボール”での試合を打診して来た為、キュウレンジャーは全員一丸になり挑む事になる。
名前は「Space Baseball classic」の略称。
ミナミジュウジ座系惑星
- サザンクロス
Space.41から登場。
カローであるサザンキングが元々統治していた惑星。アルマゲは劇中この惑星に潜伏しており、本部というものを持たないジャークマターの便宜上の本拠地として扱われている。
強力なバリアが張られており、上記4惑星に隠されたキュータマを用いなければ侵入不可能となっていた。最終的に開発されていたプラネジューム爆弾諸共、ブラックホールに飲み込まれ消滅する。
カラス座系惑星
- ベローナ
Space.44に登場。
かつてはジャークマターへ反抗した者を閉じ込める監獄があった惑星。ツルギとクエルボはここの囚人同士として出会い、お互いの能力を合わせて脱獄に成功。それを切っ掛けに仲間同士となった思い出深い場所でもある。
しかし因果な事に、アルマゲによってダークプラネジュームの生成を行う最終実験地として選ばれてしまう。住民は救助されたが最終的にプラネジュームの爆発により崩壊、宇宙の藻屑となった。
その他
- ぜいたくヘブン宇宙竜宮城
Space.14に登場。
惑星ではなく宇宙を周遊する移動娯楽施設で、竜宮城を思わせる外観と内装になっている。
利用客は観光目的の宇宙人がメインだが、ダイカーンのユーテルジャンを始めとしたジャークマター構成員が御用達でよく遊びに来ているらしい。
最終的に(事前に従業員と利用客を避難させていたとはいえ)キュウレンジャーが繰り出したリュウテイオーの必殺技で、モライマーズロボごと貫かれ全壊すると言う理不尽な扱いを受ける事に…。
ドラマCD『ショウ・ロンポーの司令官はつらいよ』へ収録された内容によると、チキュウへ降りて来た物の他にも複数存在しているらしい。
- 並行世界の地球
Space.18に登場。
宇宙空間に突如発生したブラックホール(こちらの世界からの認識はワームホール)から迷い込んだ、ジャークマターが存在しない並行世界に存在するもう一つの地球。
地球と宇宙を守るお巡りさん達の手によって、人々の平和と笑顔が守られている。
おそらくゴレンジャーからジュウオウジャーまでのスーパー戦隊が守ってきた地球その物と思われる。
各話リスト
話数のカウントは「Space.○」で統一されている。
話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 特筆 |
---|---|---|---|
1 | 宇宙一のスーパースター | ツヨインダベー | ラッキーとガルが加わり、キュウレンジャーが5人に。シシ座流星群 |
2 | いくぜっ!怪盗BN団 | ガメッツイ | 快盗BN団が加わり、キュウレンジャーが7人に。ショウ司令初登場。キュウレンオー登場 |
3 | 砂漠の星から来た男 | モーレツヨインダベー | スティンガー初登場。チャンプの過去 |
4 | 夢みるアンドロイド | ユメパックン | チキュウに来訪。ラプターがキュウレンジャーになり、キュウレンジャーが8人に |
5 | 9人の究極の救世主 | エリードロン、ユメパックン | スティンガーが加わってキュウレンジャーが9人に。エリードロン退場。小太郎初登場 |
6 | はばたけ!ダンシングスター! | デンビル | ペガサスシシレッド初登場。イカーゲン、マーダッコ初登場 |
7 | 誕生日をとりもどせ! | トゥーミー、スペースイカデビル | 仮面ライダーエグゼイドコラボ回 |
8 | 司令官ショウ・ロンポーの秘密 | メシウバインダベー、メガツヨインダベー、マモリツヨインダベー | スパーダの熱い思念、リュウバイオレット登場。チャンプとBN団がラシンバンキュータマ発見 |
9 | 燃えよドラゴンマスター | メッチャツヨインダベー、ムッチャツヨインダベー | ショウ司令の過去。ショウ司令がリュウコマンダーに変身し、キュウレンジャーが10人に |
10 | 小さな巨人、ビッグスター! | モズマ | ビッグベア総司令の霊が小太郎に乗り移る。小太郎がキュウレンジャーになり、キュウレンジャーが11人に |
11 | 宇宙を救う3つのキュータマ | デスワーム | キュウレンジャーがジャークマター壊滅の為アルゴ船復活に必要なキュータマを探す事に。アンラッキー続きのラッキー初の敗北 |
12 | 11人の究極のオールスター | イカーゲン | イカーゲン退場。スコルピオが本格登場 |
13 | スティンガー、兄への挑戦 | モンドムヨインダベー | スコルピオの起こした大パンデミック。チャンプ、過去の真相を知り、スティンガーと過去の決着を付ける事を決意。スティンガーとチャンプはスコルピオの捜索する為に別行動 |
14 | おどる!宇宙竜宮城! | ユーテルジャン | ガル女装回 |
15 | 海の惑星ベラの救世主 | ゴネーシ | ハミィ活躍回。ホキュータマ入手 |
16 | スティンガー、兄との再会 | デスワーム | スティンガー、スコルピオと再会。チャンプショック |
17 | 闇のドームを照らしタイヨウ! | シャイドス | タイヨウシシレッド/シシレッドムーン初登場 |
18 | 緊急出動!スペースヒーロー! | デスワーム | スペーススクワッドコラボ回 |
19 | 森の惑星キールの精霊 | オメーガ | エリス初登場。トモキュータマをスコルピオに奪われる。スティンガー、リュウコツキュータマとホキュータマを手に兄の元へ |
20 | スティンガーVSスコルピオ | スコルピオ | スティンガーが単身でスコルピオに挑むも、傀儡にされる。小太郎とスティンガーの絆 |
21 | さらばスコルピオ!アルゴ船復活の時 | スコルピオ | チャンプ復活。スコルピオ、スティンガー達を守る為に死亡。アルゴ船復活。鳳ツルギ初登場 |
22 | 伝説の救世主の正体 | マナビル | 333年前の戦いの真実。ギガントホウオー初登場。フクショーグン参戦 |
23 | 俺様の盾になれ | メディアツヨインダベー、メタルデスワーム | テッチュウ登場 |
24 | 俺は戦う盾になる! | ギャブラー | クエルボ初登場。ツルギが本格的にキュウレンジャーに加わり12人に |
25 | 惑星トキ 少年の決意 | テッチュウ | 惑星トキで小太郎、亡き母と再会。トケイキュータマ入手。キュータマジン登場。テッチュウ退場 |
26 | 闇の戦士、ヘビツカイメタル | アキャンバー | アキャンバーがナーガと接触、ナーガはアキャンバーの手によって悪堕ちし一時離脱。過去はスティンガー、チャンプ、スパーダ、ショウ司令、ツルギに任せ、ラッキーとバランス達はナーガの奪還へ |
27 | オリオン号でインダベーパニック!? | ジャーク戦隊ゴインダベー | 戦隊恒例振り返り回 |
28 | 怪盗BN団、解散… | アキャンバー、ヘビツカイメタル | BN団の激闘。オリオン号の大破。オライオン初登場 |
29 | オリオン座、最強の戦士 | ドン・アルマゲ、フクショーグン(過去) | ラッキー過去へ。ドン・アルマゲ、隠された姿を露わにする |
30 | ヨッシャ!奇跡のキュータマ | ドン・アルマゲ、フクショーグン(過去) | シシレッドオリオン初登場。ドン・アルマゲ撃破。オライオン死亡。ショウ司令は活躍を後世に残す為、チャンプはアントン博士の素性を知る為過去に残る。倒したのに何も変わらなかった現代 |
31 | ナーガ奪還大作戦! | ミクロツヨインダベー | BN団の強い絆、ナーガ奪還成功 |
32 | オリオン号よ、永遠に | ドーギュン、液状生命体マトリック | ドン・アルマゲの潜伏先が判明。オリオン号がスーパービックモライマーズに特攻、危機を救う |
33 | 発進!バトルオリオンシップ! | マゲラー | ククルーガが本格参戦。バトルオリオンシップ/オリオンバトラー初登場 |
34 | 謎の覆面戦士現る | 牛型汎用破壊兵器ゼロ号 | ヤギュウジュウベェ登場。アントン博士の素性が判明 |
35 | 宇宙No.1タレントの秘密 | アキャンバー | ハミィの過去。アキャンバー退場。ドン・アルマゲのさらなる謎。ホシ★ミナトを解放 |
36 | ラッキーの故郷に眠る伝説 | ウンジェット | コジシボイジャー初登場。ラッキーの過去が判明。スーパーキュウレンオー初登場 |
37 | ラッキー、父との再会 | ククルーガ、ジューモッツ | キュウレンジャー、ラッキーの故郷へ。変わり果てた父、アスランだったがジューモッツの作り出した傀儡だった。ククルーガが退場 |
38 | おっタマげ!危機9連発 | デスゴン | サザンクロスの結界を破る為に必要な3つのキュータマを捜索を開始。ケフェウスキュータマゲット。マーダッコがカローにパワーアップ |
39 | ペルセウス座の大冒険 | 牛型汎用破壊兵器ゼロ号 | 暗殺されたはずのアントン博士が生存していた事が判明。ペルセウスキュータマゲット |
40 | 開幕!地獄のデースボール | グローブン、審判インダ | スパーダの意外な苦手な物が判明。野球パロディ回。カシオペアキュータマゲット |
41 | 突入!惑星サザンクロス | サザンキング、ドン・アスラン、汎用牛型破壊兵器ゼロ号 | サザンクロスに突入。死んだはずのアスランが敵として立ちはだかる |
42 | 父か?宇宙か?ラッキーの覚悟 | アキャチューガ、ドン・アスラン | ジャークマターがプラネジュームを集めていた理由が判明。フクショーグンがサイボーグとなって襲いかかるも撃破される。ドン・アルマゲの本当の姿 |
43 | 聖夜に誓うヨッシャ、ラッキー | ドン・アスラン、メカマーダッコ | メカマーダッコ退場。アスラン、我が身を犠牲にラッキーを守り、崩壊するサザンクロスと運命を共にする |
44 | ドン・アルマゲの正体 | ボスワーム、ドン・クエルボ | カラス座系惑星が次々と爆発する異常事態。生き延びていたクエルボがドン・アルマゲの正体だった。チキュウを新たなプラネジューム爆弾にしようとするドン・クエルボの野望を阻止する為キュウレンジャーはチキュウへ |
45 | ツルギの命とチキュウの危機 | アントンゼロ | クエルボと倒されたはずのドン・アルマゲが生きていた真相が判明。アントン博士退場 |
46 | 希望と絶望のはざまで | ドン・クエルボ | ドン・クエルボとの最終決戦。クエルボ死亡。しかし、ドン・アルマゲはツルギを新たな依り代にドン・ツルギに変貌 |
47 | 救世主たちの約束 | ドン・ツルギ | ドン・ツルギ、遂にプラネジュームを取り込み再度不死身の身体にならんとする。キュウレンジャー達の覚悟。ドン・アルマゲ、宇宙にいる全ての生命を取り込み最終形態へ |
Final | 宇宙に響け!ヨッシャ、ラッキー | ドン・アルマゲ | ドン・アルマゲの正体が判明。1話以来のシシ座流星群でラッキーがフィニッシュ、ドン・アルマゲ消滅 |
関連映像作品等
『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージfromスーパー戦隊』
vsシリーズのお約束通り本編放送開始に先駆け登場した。
9人出動ではあった物の、残念ながら人間態の無い4人に関しては台詞らしい台詞が存在しなかった(声優もクレジットされていない)。
本編と比べると演出等に細かな違いもある為(ナーガが能力を使った際のエフェクト等)、そういう部分を探しながら見るのも一つの楽しみ方だろう。
『宇宙戦隊キュウレンジャー 変身講座 〜君も一緒にスターチェンジ!〜』
キュウレンジャーのメンバーが、スターチェンジを巡って、あっちこっちで大騒動!?
本編を補完する様な内容のショートムービー。
YouTubeバンダイ公式チャンネルにて配信されていた。現在はYouTubeでの配信は終了しているが、東映特撮ファンクラブでのみ見ることができる。
話数 | タイトル | およその時間軸 |
---|---|---|
第1話 | シシレッド&カメレオングリーン編 | 本編1話~本編2話間 |
第2話 | テンビンゴールド&ヘビツカイシルバー編 | 本編2話~本編3話間 |
第3話 | オオカミブルー&オウシブラック編 | 本編3話~本編4話間 |
第4話 | ワシピンク&カジキイエロー編 | 本編4話終了直後 |
第5話 | サソリオレンジ編 | 本編5話終了直後 |
第6話 | ペガサスシシレッド編 | 本編6話の最中 |
番外編 | スペシャルエピソード | 本編24話終了直後 |
『宇宙戦隊キュウレンジャー 航海日誌』
顔出しメインキャスト陣(ラッキー役/岐洲匠、スティンガー役/岸洋佑、ナーガ・レイ役/山崎大輝、ハミィ役/大久保桜子、スパーダ役/榊原徹士)による、舞台裏トーク満載な動画ブログ。バックナンバーは8週間限定の為、現在は全ての配信を終了している。
『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』
2017年8月5日公開の単独劇場版。『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』との同時上映。
チキュウ破壊を食い止めるべく、ケルベロス座を舞台にキュウレンジャーが大活躍する。
『宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー』
2017年10月25日発売のVシネマ。スティンガーが主人公のスピンオフ作品。
スコルピオを行方を追う為に一時離脱した後、Space.14の時間軸の裏で起きたスティンガーとチャンプの物語。
『From Episode of スティンガー ハイスクールウォーズ』
2017年9月9日より、東映特撮ファンクラブにて配信のスピンオフ作品。全4話。
『Episode of スティンガー』の直前で奮闘するラッキー達の活躍を描く。
2018年1月26日発売の、スーパー戦隊シリーズ史上初となる長編ドラマCD。
スパーダを中心として、キュウレンジャー達が舞台劇に挑戦する。
ブルーレイコレクションの特典として付いてくる久正人氏書き下ろし小冊子漫画で、オリジナルキャストがアテレコした朗読CDも付属。
本編では語られなかった文字通り『内緒』のエピソードが明かされる。
2018年8月8日発売のVシネマ。同年6月頃に一部映画館にて先行公開。
諸事情により例年と比べて半年遅れでの公開となるスーパー戦隊VSシリーズの新作で、本編Space.18以来となる二度目の共演。宇宙刑事シャイダーがスペース・スクワッド側のメインとなる予定。
2019年8月21日発売のVシネマ。同年初夏に一部映画館にて先行公開。
次回作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』との共演。
作風
「陽気な作品にしたい」とスタッフが語っていた本作だが、実際は
- 「地球が既に征服されている」
- 「虐殺から逃げ延びたメンバーの凄惨な過去」
- 「信じていた兄に裏切られる」
- 「メンバーが敵幹部に破壊される」
- 「守るべきチキュウの民衆から迫害され石を投げつけられる」
- 「探していたものを手に入れるためメンバーが自分の判断で敵側に寝返る」
など、歴代の中でも暗く重い内容が散見される作品であり、タイムレンジャーやジェットマンに次いで同期番組に似た作風となっている。
また、伝説の救世主達がひとつのチームになっていく過程を描くという方針から、近年では珍しいほどメンバーの離散や対立が起こる展開が多い。
一般人への殺害や吐血して倒れるメンバーなど昨今では控えられている描写も復活しており、規制の少ないVシネマではこのような点が全面に押し出されている。
加えて、本来は一年かけて少しずつ描写すべき設定や伏線を短期間で集中的に消化し、新たに追加する事を繰り返す、良くも悪くも凄まじく駆け足な展開も特徴的。
公式ではSpace.1~5を第1章、6~12を第2章、13~21を第3章、22~25を第4章、26~31を第5章、32~43を第6章としている。また、各章には明確な主人公が設定され、各章の主人公と因縁がある相手がその章のボスになるという構成になっている。
これは、これまでの戦隊に見られた「大事な場面で視点が他のキャラに移る為、話が散らかる」「個々のメンバーをクローズアップするために似たような趣旨の掘り下げを定期的に繰り返さなくてはならない」という事が無くなる反面、特定の「メンバーの見せ場が短期間に集中する」という意味でもあり、「短期的に見ると出番の格差が大きく開く」事にも繋がっている。
製作陣によると、本来はもう少し落ち着いたストーリーだったのだが、想像以上に人気の出たキャラに焦点が集まる様シナリオを改変していった結果、この様な作風に変わっていったという。
いずれにせよ、コンセプトのみならず内面でも大きく戦隊ヒーロー史に一石を投じたと言えるだろう。
章 | Space. | 副題 | 主人公 | ボス |
---|---|---|---|---|
1 | 1~5 | 伝説復活編 | ラッキー | エリードロン |
2 | 6~12 | チキュウ解放編 | ショウ・ロンポー | イカーゲン |
3 | 13~21 | アルゴ船復活編 | スティンガー、チャンプ | スコルピオ |
4 | 22~25 | 『鳳ツルギ』編 | 鳳ツルギ | テッチュウ |
5 | 26~31 | タイムトラベル編 | ナーガ・レイ、バランス | アキャンバー |
6 | 32~43 | 宇宙大冒険編 | ラッキー | ドン・アスラン |
7 | 44~48 | キュウレンジャー最後の戦い編 | キュウレンジャー | ドン・アルマゲ |
音楽
主題歌
- LUCKYSTAR
作詩:藤林聖子/作曲:KoTa/編曲:Project.R(KoTa、高橋哲也)/歌:幡野智宏(Project.R)
OP主題歌。
- キュータマダンシング!
作詩:ショウ・ロンポー、井上望/作曲:平沢敦士/編曲:川瀬智(Project.R)/歌:松原剛志(Project.R)/振り付け:ラッキィ池田
ED主題歌。
挿入歌
- セイ・ザ・キュウレンジャー〜宇宙をとりもどせ!
作詩・作曲:YOFFY/編曲:大石憲一郎(Project.R)/歌:サイキックラバー(Project.R)
- キューレットザチャンス
作詩:八手三郎/作曲・編曲:園田健太郎(Project.R)/歌:Project.R(Sister MAYO、高取ヒデアキ)
- キュウレンオー 銀河無敵伝説
作詩:八手三郎/作曲:山下康介/編曲:亀山耕一郎(Project.R)/歌:松原剛志(Project.R)
- 究極! 無敵!! キュウレンジャー
作詩:歌菜子、原田謙太/作曲・編曲:山田信夫(Project.R)/歌:幡野智宏(Project.R)
- 伝説のホウオウソルジャー
作詩:マイクスギヤマ/作曲:山下康介/編曲:籠島裕昌(Project.R)/歌:石原慎一(Project.R)/演奏:Z旗
- 正義の兵リベリオン
作詩:マイクスギヤマ/作曲・編曲:谷本貴義(Project.R)/歌:魂の三兄弟(串田アキラ、MoJo、宮内タカユキ)
- ミラクルスター! シシレッドオリオン
作詩:マイクスギヤマ/作曲・編曲:高木洋(Project.R)/歌:高橋秀幸(Project.R)
- 巨大宇宙戦艦バトルオリオンシップ
作詩:マイクスギヤマ/作曲・編曲:山下康介(Project.R)/歌:Project.R(石原慎一、NoB、高取ヒデアキ、うちやえゆか)
- EXCITE
作詞:Kanata Okajima、Daichi Miura/作曲:Carpainter、Kanata Okajima/編曲:UTA、Carpainter/歌:三浦大知
- 特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTERS
作詩:吉元由美/作曲:宮崎歩/編曲:京田誠一/歌:サイキックラバー
- 宇宙刑事ギャバン -Type G-
作詞: 山川啓介/作曲: 渡辺宙明/編曲:和田耕平/歌:串田アキラ
キャラクターソング
- ラッキー SMILE
作詩:井上望/作曲:間瀬公司/編曲:中畑丈治(Project.R)/歌:シシレッド/ラッキー(岐洲匠)
- サソリ座の歌
作詩:藤林聖子/作曲:岸洋佑/編曲:中畑丈治(Project.R)/歌:サソリオレンジ/スティンガー(岸洋佑)
- AGEPOYO☆DANCE!!
作詩:坂井竜二/編曲・作曲:村井大(Project.R)/歌:テンビンゴールド/バランス(小野友樹)、ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ(山崎大輝)
- からっきし
作詩:下山健人/作曲:鈴木盛広/編曲:安岡洋一郎(Project.R)/歌:カメレオングリーン/ハミィ(大久保桜子)
- 夢見るアンドロイド
作詩:井上望/作曲:高取ヒデアキ/編曲:籠島裕昌(Project.R)/歌:ワシピンク/ラプター283(M・A・O)
- ブラボー! イエロー!
作詩・作曲:Raizo.W/編曲:中畑丈治(Project.R)/歌:カジキイエロー/スパーダ(榊原徹士)
- リュウコマンダー龍の道
作詩:マイクスギヤマ/作曲:大西洋平/編曲:梅村建太(Project.R)/歌:リュウコマンダー/ショウ・ロンポー(神谷浩史)
- BLUE SKY BOY
作詩:藤林聖子/作曲・編曲:谷本貴義(Project.R)/歌:コグマスカイブルー/佐久間小太郎(田口翔大)
- I'M LEGEND
作詩:マイクスギヤマ/作曲・編曲:柴田尚(Project.R)/歌:ホウオウソルジャー/鳳ツルギ(南圭介)
- ラッキー ミラクル パラダイス
作詩:井上望/編曲・作曲:大石憲一郎(Project.R)/歌:ホシ★ミナト(松本寛也)
- 贅沢HEAVEN! 宇宙竜宮城
作詩・編曲・作曲:岩崎貴文(Project.R) / 歌:ホシ★ミナト(松本寛也)
余談
スーパー戦隊恒例となっているデータ放送の色当てゲーム(名称は「ラッキーキュータマ運試し」)だが、今期はヒントが導入され確実に当てられるようになった("運試し"じゃないのか!?)。
複数の著作を持つ漫画家をキャラデザイナーに起用した事が話題となっているが、そもそも戦隊シリーズの歴史上漫画家より起用されたキャラデザイナーとの縁は深い(※起用自体は本当に久しぶりで、『超力戦隊オーレンジャー』より22年ぶり)。
例えば、戦隊怪人のイメージ構築に大きく貢献した故・野口竜氏の筆頭肩書は漫画家である他、3人の漫画家が怪人デザインの為に一つのチーム“いちごはうす”を組んだ事例もある(※担当作品は『光戦隊マスクマン』、『超獣戦隊ライブマン』)。
更に言ってしまえば、シリーズ最初期に当たる『秘密戦隊ゴレンジャー』、『ジャッカー電撃隊』の原作者はかの“萬画家”、石ノ森章太郎氏である。
東映フライヤーズが前身となっているという縁から、2017年6月25日から同年8月5日までの間北海道日本ハムファイターズが公式コラボパートナーとなっている。
インタビューの中で望月Pはキュウレンジャーが9人である理由として「変身して並んだ時に映像映えしたのが9人だった」「当初はレッド以外の4人が全て人間態と着ぐるみの形態を持つというアイデアを考えていたが宇都宮孝明氏に先を越されたので、一歩進めてレッド+人間4人+着ぐるみ4人という構成にした」という二つのポイントを挙げている。
本作はこれまでのシリーズとは一切繋がりのないパラレルワールドである事が明言された初の作品であるが、こうした設定が明らかにされる話の前に放映された作品であるジュウオウジャーvsニンニンジャーや超スーパーヒーロー大戦ではこれまでの戦隊引いては仮面ライダーとも共演している。これに関してはスペスクコラボ回の描写を見るにキュウレンジャーが別の世界に行ったからなのかもしれない。
ちなみにキュウレンジャー世界にエグゼイドが出現したのは召喚という形で説明が付くのだが、スペースイカデビルがなぜキュウレンジャー世界にいたのかは不明。
キュウレンジャーの放送終了後以降は『海賊戦隊ゴーカイジャー』の世界観をベースとするレジェンド世界とは徹底して別世界の存在として扱われるようになり、レジェンド戦隊と共演する際にはキュウレンジャーが別の世界に赴くor召喚されるという体を取っている。また、キュウレンジャー以降に放送された戦隊とも別世界という設定である(参考までにルパパトはジュウオウザワールドの存在からレジェンド寄り、ゼンカイジャーはどの戦隊とも切り離された世界観となっている)。
その為、戦隊シリーズとしては初めてかつようやく同シリーズを長年の間苦しめた
『五星戦隊ダイレンジャーの呪縛から抜け出せた作品』となった。
関連タグ
動物戦隊ジュウオウジャー → 本作 → 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
ニチアサ同期
仮面ライダーエグゼイド→仮面ライダービルド(4話まで30分後、5話から30分前)、キラキラ☆プリキュアアラモード(33話まで1時間後、34話から1時間前)
北海道日本ハムファイターズ:公式コラボパートナー(リンク)
関連作品
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:多種多様な宇宙のヒーローチーム繋がり。望月卓プロデューサーは、『キュウレンジャー』を同作のような陽気な作品にしたいとスタッフに語っていたという。
スター・ウォーズ・宇宙からのメッセージ:宇宙を舞台に圧制者と戦うスペースオペラという点が共通。
NG騎士ラムネ&40:ライオンモチーフの主役ロボや、ラスボスの名前がドン・アルマゲと一字違いのドン・ハルマゲ、宇宙が舞台(物語後半から)等が共通。
超星神グランセイザー・超星艦隊セイザーX:同じく星座モチーフのヒーロー。ちなみに東宝作品である。
サイボーグ009:原作者、石ノ森章太郎氏の代表作の一つ。敵組織に捕まり、人体兵器として改造手術をさせられた9人のサイボーグ戦隊。組織を離反し、荒廃した世界に平和を取り戻す為に各々の特殊能力を駆使しながら戦う者繋がり。
仮面ライダーの要素もありながら、スーパー戦隊の要素もあると言う石ノ森氏ならではの設定が盛り込まれている。
ゴレンジャイ:誰が出るか判らない繋がりで、パロディを本家が応用
東映作品内の関連作品
恐竜戦隊ジュウレンジャー:9話でショウが加入した際に『宇宙戦隊ジュウレンジャー』と発言している(わざわざロゴ付き)。
スペース・スクワッド:6月11日放送のエピソードで宇宙刑事ギャバンtypeGとデカレッドが客演。
星獣戦隊ギンガマン:キュウレンジャーと異なり、全編通して地球が舞台であるが、星の力を持つ戦士ということや、敵組織が星を構成する物質を奪う事が目的であったり、レッドがライオンをモチーフとしている点が共通。
悪しき魂:天装戦隊ゴセイジャーに登場する敵の総称。宇宙人であったり、UMAがモチーフにした敵であったりとジャークマターとの共通点が多い。
仮面ライダーフォーゼ:宇宙のエネルギーを宿す変身アイテム・敵怪人が星座モチーフ
(※怪人デザインの為にベテラン漫画家を起用しており、そうした意味でも前例である)
パワーレンジャー・RPM:こちらも敵勢力が地球支配に成功している。なお、こちらも次作品との共演の際はパラレルワールドの地球に移動して戦っている。
美少女戦士セーラームーン:星の力を持つ戦士繋がりということで、女性戦士のラプター283/ワシピンクとハミィ/カメレオングリーンで明確なパロディを行っている。
スター☆トゥインクルプリキュア:同じく宇宙、星座がテーマの作品。