ニョロモ

にょろも

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター（モンスター）である。

基礎データ

全国図鑑	No.0060
カントー図鑑	No.060
ジョウト図鑑	No.072
マウンテンカロス図鑑	No.033
アローラ図鑑(SM)	No.149
アーカラ図鑑(SM)	No.076
ウラウラ図鑑(SM)	No.068
アローラ図鑑(USUM)	No.182
アーカラ図鑑(USUM)	No.083
ウラウラ図鑑(USUM)	No.074
ヨロイ島図鑑	No.142
キタカミ図鑑	No.039
ローマ字表記	Nyoromo
ぶんるい	おたまポケモン
タイプ	みず
たかさ	0.6m
おもさ	12.4kg
せいべつ	50%♂・50%♀
特性1	ちょすい：みずタイプのわざのダメージを無効にし、HPを25%回復する
特性2	しめりけ：敵・味方とも「じばく」「だいばくはつ」が使用できなくなり、特性「ゆうばく」によるダメージも無効になる
隠れ特性	すいすい：天気が雨のとき「すばやさ」が2倍になる
おとしもの	ニョロモのねんえき
タマゴグループ	すいちゅう1

各言語版での名称

英語	Poliwag
イタリア語	〃
スペイン語	〃
ドイツ語	Quapsel
フランス語	Ptitard
韓国語	발챙이
中国語	蚊香蝌蚪
ロシア語	Поливаг
ヒンズー語	पॉलीवॅग
タイ語	เนียวโรโมะ
リトアニア語	Polivagas
アイスランド語	Fjölli

進化

ニョロモ → Lv25でニョロゾ ┬→ みずのいしでニョロボン

　　　　　　　　　　　　 └→ おうじゃのしるしを持たせて通信交換でニョロトノ

概要

第1世代『ポケットモンスター赤・緑』から登場している、足が生えたオタマジャクシの様な形をしたポケモン。

大きな尾びれを使っての泳ぎが得意かつ好みで、専ら池や川の中で暮らしている。この尾を振るった「おうふくビンタ」も中々に痛い。

地上でも行動できるが、足はまだ生えたばかりで上手く歩けない為、よちよち歩きでおぼつかず、敵に襲われると慌てて水中へ避難する。

なのに危険を承知で陸に上がりたがるが、これは歩きの練習をするためで、トレーナーも毎日歩く訓練をしてあげると良いのだとか。

スベスベした青黒い皮膚はいつも湿っている上に薄く、特にお腹の皮は渦巻き状の内臓が透けて見える程。エサを食べた後だとよりくっきり見え、これが逆に白みがかっていると病気のサイン。

実はニョロモ用に作られたフィクションの話ではなく、モデルのおたまじゃくしの腹も同じような仕組みで腹に渦巻き状の内臓が見える。

ここまで薄い皮膚だといかにも脆そうだが、実際は鋭いキバも跳ね返すほど弾力に優れている。

腹の渦巻きは基本的に右巻きだが、生まれた地方によっては左巻きにもなるらしく、この違いには地方の赤道が関係するとの事。マニアは一目で見分けるらしい。

泳ぐ力も、流れが速い川では流されてしまう程度にはまだ未熟で、ぶ厚い唇は吸盤のように岩に吸い付きしがみつく役割がある。進化すると無くなるのもその為。

なお、変温動物モチーフであるニョロモ一族だが、外伝作品では明らかに寒い環境のダンジョンに適応している描写があり、割とどんな水温でも生活できる種であることが窺える。

一方、同じくカエルモチーフであるオタマロ一族は冬には出現しないし、れいとうビームも覚えない(ガマゲロゲは魚影に触れれば季節に関係なく出るが)。一体どこで差が着いたというのか。

進化後のニョロゾ共々、ポケモンシリーズ生みの親田尻智氏のお気に入りのポケモンである。

ゲームでの特徴

第5世代まではメタモンと鳴き声が全く同じだったが、第6世代以降は変更されている。

初代・FRLG・ピカブイ

基本的には「いいつりざお」で釣れるが、『Let's Go！ピカチュウ・イーブイ』では22ばんどうろ・25ばんどうろ・23ばんどうろ・ハナダの洞窟（1F・B1F）の水上に出現。『青』のみコラッタを手持ちにいれば、5ばんどうろと6ばんどうろをつなぐ地下通路でNPCからニョロモ（ロモたん）と交換する事も可能。

金銀クリスタル・HGSS

「ボロのつりざお」から釣れる様になった上、『クリスタル』では30ばんどうろ等で夜に草むらから出現するようになる。

DPt・BDSP

『DP』では225ばんどうろ・227ばんどうろ・228ばんどうろの水上に出現するが、225ばんどうろに関しては『プラチナ』では出現せず、『BDSP』では「いいつりざお」でのみの出現となる。また、『BDSP』では全国図鑑入手後の地下大洞窟で「草原の空洞」「川岸の空洞」「地下水脈の空洞」「水鏡の大空洞」「日だまりの大空洞」に出現する。

BW・BW2

『BW』では6ばんどうろ・チャンピオンロード・ジャイアントホールで釣り、ちかすいみゃくのあな・修行の岩屋で通常出現する。
『BW2』では19ばんどうろ・20ばんどうろ・サンギ牧場・古代の抜け道・迷いの森・ヤーコンロードでも釣りで出現するように。

XY

14ばんどうろ・15ばんどうろ・16ばんどうろ・21ばんどうろ・クノエシティ・レンリタウン・チャンピオンロードで「ボロのつりざお」で釣れるが、ポケモンの村でのみ草むらから出現する。

SM・USUM

アーカラ島のせせらぎの丘に出現。『SM』でのみウラウラ島のマリエ庭園やウラウラ島到着後のポケリゾートにも出現する。

ソード・シールド

当初いなかったが、着せ替えアイテムにニョロモが描かれたTシャツがあり、ニョロモ自体もDLC『鎧の孤島』で復帰。ヨロイ島のファイトケイブに出現する。

スカーレット・バイオレット

DLC『碧の仮面』で登場。キタカミの里にある落合川原に生息する。

性能

種族値

	HP	攻撃	防御	特攻	特防	素早さ	合計
第1世代	40	50	40	40	※	90	260
第2世代から	40	50	40	40	40	90	300

※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。

設定面では特に見当たらないが、何故か素早さがものすごく高い。

それ以外は攻撃がちょっとだけ高くて平坦。素早さを除くと総合的には若干低め。

「さいみんじゅつ」を覚えるポケモンであり、第2世代以降は習得するレベルが格段に下がっている。

『ブラック・ホワイト』では新たな隠れ特性「すいすい」を得た。ニョロトノへと最終進化するとこの特性が「あめふらし」になるので、一部では珍しいポケモンとする向きもある。

使用トレーナー

ゲーム版

※1ただしストーリーの進行度次第ではすぐにニョロゾに置き換わる。

アニメ版

カスミ
ゴウ
コウタ(AG15話※手持ちじゃない)
ヒロシ(AG166話)

漫画版

アニメ版

アニポケ・サトシの旅シリーズ

〈レギュラーの手持ち〉

カスミのニョロモ
- (CV.三木眞一郎)　詳細はこちら

ゴウのニョロモ
- 新無印20話にて「ポケモンオリエンテーリング」の最中で川を泳いでいたところをゲットされた。
- ポケモンフーズが無くなった時はメノクラゲたちと共にむしポケモン側とベトベターたちの喧嘩に巻き込まれていた。
- 第62話では進化して落ち込むジメレオンにトサキントと共に「みずでっぽう」を繰り出して機嫌を悪くさせてしまった。

〈ゲストなど〉

AG15話
- ポケモントレーナーズスクールの生徒・コウタがニョロモを使っている。

AG166話
- コモダシティのポケモントレーナーの少年・ヒロシのポケモンとして登場。最近街に出没する「赤いイナズマ」という謎のポケモンにニョロモを挑んで敗北し顔に落書きされた。

DP7話
- 木の実を集めていた野生のポケモンで登場。しかし木の実はロケット団に奪われて無くなっており泣き出してしまう。
- その後木の実ドロボウがロケット団だと分かると激怒し、他のポケモン達と共にロケット団を撃退した。

XY7話
- サトシが幼い頃、サマーキャンプでニョロモを追いかけており、これがきっかけでセレナと出会う事となる。

新無印135話
- モモンのみを取ろうとみずでっぽうしたところをモモンのみがオニスズメの頭に落ちてしまい、襲われそうになったところをサトシのピカチュウに助けられる。その夜にモモンのみを持ってサトシ達にお礼しに来ている。

めざポケ11話(サトシの旅シリーズ最終話)
- 野生のポケモンで登場し、ニョロゾ達と背泳ぎしていた。なお、同シーンは無印編OP「めざせポケモンマスター」のオマージュであり、OPでは左側に走っていたサトシが逆方向に走っているという小ネタがある。

その他

無印	25話・65話・81話・86話・91話(イメージ)・215話
AG	152話・191話
DP	10話
BW	142話
XY	7話(回想)・84話・99話・135話・142話
SM	2話・5話・40話・42話・71話・74話・81話・86話・90話・126話・128話・140話・141話・144話
新無印	1話・2話・3話・19話(メタモンのへんしん)・21話・25話・27話・30話・33話・46話・54話・57話・63話・70話・112話(回想)・120話
SP	遥かなる青い空
劇場版	水の都の護神・蒼海の王子・みんなの物語

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

レッドのニョロ
- レッドが最初に捕まえたポケスペ図鑑所有者恒例の幼なじみポケモン。本編開始前に川に落ちたレッドを助ける際にニョロゾに進化した。

〈レッドの手持ち〉
ニョロ　(ﾆｮﾛﾓ→ﾆｮﾛｿﾞ→ﾆｮﾛﾎﾞﾝ♂️)
フッシー　(ﾌｼｷﾞﾀﾞﾈ→ﾌｼｷﾞｿｳ→ﾌｼｷﾞﾊﾞﾅ↔️ﾒｶﾞﾌｼｷﾞﾊﾞﾅ♂️)
ピカ　　(ピカチュウ♂️)
ゴン　　(カビゴン♂️)
ギャラ　(ギャラドス♂️)
プテ　　(プテラ♂️)
ブイ (ｲｰﾌﾞｲ(↔️ｼｬﾜｰｽﾞorｻﾝﾀﾞｰｽorﾌﾞｰｽﾀｰ)→ｴｰﾌｨ♂️)
ディグ　(ディグダ♂️)
サン　　(サンド♂️)
ドリ　　(ニドリーノ♂️)
オニドリル
ウツボット
ニドキング♂️

ゴールドのニョたろう
- エーたろう(エイパム♂)同様にゴールドとは生まれた頃から共に過ごした「家族」。
- 登場早々ロケット団にボールの入ったリュックごと盗まれ、リュックは川に捨てられたが、チャックが開いていたためにボールに入ったまま川に流され行方不明になってしまう。
- 後に野生のグランブルがため込んでいたボールの中から見つかり、手持ちに加わった。
- 崩れかけたスズの塔でニョロゾに進化する。

〈ゴールドの手持ち〉
エーたろう　(エイパム→エテボース♂️)
ニョたろう　(ニョロモ→ﾆｮﾛｿﾞ→ﾆｮﾛﾄﾉ♂️)
バクたろう　 (ﾋﾉｱﾗｼ→ﾏｸﾞﾏﾗｼ→ﾊﾞｸﾌｰﾝ♂️)
ウーたろう　(ウソッキー♂️)
キマたろう　(ヒマナッツ→キマワリ♀️)
トゲたろう (ﾄｹﾞﾋﾟｰ→ﾄｹﾞﾁｯｸ→ﾄｹﾞｷｯｽ♂️)
マンたろう　(マンタイン♂️)
ピチュ　　　(ピチュー♂️)

ニョロモの編集履歴