スイクン
すいくん
「すすいー!!」
基礎データ
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)から登場した伝説のポケモン。
マイナーチェンジの『クリスタルバージョン』ではパッケージを飾り、後述するように特別な扱いを受けている。なお、一般のポケモンバトルにも出場可能な、いわゆる「準伝説」がパッケージに起用されたのは現状この時の本種が唯一である。
しなやかな体躯を持った麗しい四足獣で、額からはクリスタルを思わせる六角形に繋がった角が生える。その後ろからは波打つ鬣をなびかせており、これが「オーロラ」という分類名の由来になっているものと思われる。
体の左右にも白いヒラヒラしたものがなびいているが、これは尻尾であり、尻から出た後二股に分かれてそれぞれ180度向きを変えている。一見細くてただの飾りのようだが、見た目に反して攻撃に使ったりこれで結界を作るなど、かなり強靭で機能的らしい。
体色は水色を基調に所々に白い菱形模様が入り、鬣部分は紫色になるというもの。
色違いは水色が淡くなり、鬣部分は青色になってより透明感が増す。
デザイナーの斉藤むねお氏曰く、豹をモチーフにしたとのこと。菱形模様は豹柄に由来するのかもしれない。
ジョウト地方のエンジュシティに伝わる伝説によると、かつては一体の名もなきポケモンであり、カネの塔(現・やけたとう)が焼け落ちた際亡くなってしまったが、それを悲しんだホウオウにより、ライコウ・エンテイと共に今の姿へ生まれ変わったのだという。
スイクンが出現した時にどこからともなく北風が吹くため、「北風の化身」と呼ばれている。
湧き水の優しさを宿しているとされ、汚れ濁った水を触れたり吼えたりする事で、一瞬にして浄化する凄い力を持っている。
その力で世界中の濁った水を清めるべく駆け回っているらしく、清らかな水が流れる世界を求め、滑るような身のこなしで大地を駆け巡っている。
アニメ版や外伝作品では早い段階から水面に立っても沈むことなく走行する能力を披露しており、近年では本編系作品でもつれあるき等を使えば見ることができるようになっている。
ゲーム上の特徴
- 『金・銀』
初登場。この段階ではライコウ・エンテイと同等の扱いで、やけたとうでのイベント後にジョウト地方各地を逃げ回った(いわゆる「徘徊型伝説」)。Lv.40。
- 『クリスタルバージョン』
突如主役に抜擢。
ライコウ・エンテイが相変わらず徘徊を続ける一方、スイクンだけは特殊イベントを経た末に固定シンボルとなった。さらに、これに対応する人間キャラとしてミナキも登場した。
ラジオとう五階でロケット団幹部の二人を倒すと局長から「とうめいなスズ」を貰え、これを持った状態でやけたとうに行くと戦闘になった。
主人公が最初にヒトカゲを選んだ場合のみ、全国図鑑入手後にカントー地方の草むらを逃げ回った。Lv.50。
基本的には『金・銀』のリメイクであったが、『クリスタル』の要素も取り入れられたことによりスイクンだけは特殊イベントとなった。Lv.40。
基本的な流れは『クリスタル』を踏襲していたが、戦闘地点が25ばんどうろでの戦闘となるなど細部は変わっていた。なお、ここで捕獲できなかった場合は殿堂入り後にやけたとうに再出現した。
2010年6月18日~8月31日の間には、劇場版との連動特典として親名「クラウン(ID:06180)」の色違い個体が配布された。この個体は後述するように対戦環境を変えるほど強力であったことから、俗に「クラウンスイクン」と呼ばれ長らく恐れられた。
直接の登場は無かったが、上記のクラウンスイクンを連れてきて迷いの森に行くとゾロアークにまつわる特殊イベントが発生した。
ルギアかホウオウを捕獲後に手持ちにいれ、おおぞらをとぶで行ける未開の森に毎時40分~59分の間に上陸すると出現した。Lv.50。
『ウルトラサン』のみ出現のライコウ、『ウルトラムーン』のみ出現のエンテイ両方を手持ちに入れた状態でウルトラワープライドを行うと、青色のワープホール先に出現した。Lv.60。
その際、冒頭の(ポケモン名物珍妙な)鳴き声表記が表示されていた。意外にもライコウ・エンテイと共にこの時が初めての設定であった。
- 『ソード・シールド』
DLC「冠の雪原」にて、ダイマックスアドベンチャーのチュートリアルに抜擢された。
運にもよるが、上手く倒せるとそのまま捕獲できたので、そのまま強力な戦力になった。Lv.70。
このことは通常の攻略のみならず、RTAにも大きく影響した。詳細は上記のリンク先を参照。
導きの部屋でレジロック・レジスチル・レジアイスを捕獲すると、「ジョウトの石板」が交換可能になり、これを持ってジョウトの部屋に入ると出現した。Lv.70。
「三犬」全てを捕獲するとホウオウを捕獲するための「にじのせきばん」も解禁された。
DLC「藍の円盤」クリア後にブルーベリー学園内に現れるおやつおやじから「スイクンのおやつ」を貰うと、パルデア地方・オージャの湖に出現する。
また、この世代で登場したウネルミナモは本種のパラドックスポケモンとされる。
対戦での評価
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 75 | 115 | 90 | 115 | 85 | 580 |
防御系のステータスが高い単みずタイプ。
その耐久力を生かした戦法が採用されやすい。物理面では「リフレクター」を、特殊面で「めいそう」を使うと盤石の体制を作れる。
ただし、回復技は「ねむる」しかないので、「カゴのみ」か「ねごと」が必要になってくる。
もっとも、火力水準の低かった時代はそのまま眠っても割となんとかなっていたが。
それ以上に問題視されたのは伝説系特有の「厳選」難度の高さだったかもしれない(詳しく説明すると長くなるが、「個体値」というものの関係で実質一般ポケモンと大して変わらない強さになってしまうことも珍しくなかった)。
なお、北風設定については「かぜおこし」を覚える程度であまり活かされていない。
第2世代
主役を飾った世代だけあって大活躍した・・・わけではなかった。
当時のトップメタであったカビゴンを突破するには火力が足りず、サンダーとはタイプ相性上不利であったためである。
みずタイプならば、高速の再生技があるだけスターミーの方がまだマシとさえ言われた。
研究が進んだ後のバーチャルコンソール環境でも、スイクンならではの利点はバンギラスを安定して受けられる程度とされる。
第3世代
鬼のようにテンポの悪い『ポケモンコロシアム』でしか実質「厳選」できないという難易度の高さは変わらず。
新たに実装されたダブルバトルでは、「いかく」で相手を牽制できるギャラドスがみず枠筆頭であり、苦手なサンダーはここにも現れた点などから、少なくともダブルバトルで行われた公式大会では特筆すべき実績は無かった。
第4世代
『HGSS』で乱数調整を使って簡単に理想個体を手に入れられるようになり、使用率が激増した。
優秀なスペックを本格的に機能させられるようになり、ギャラドス、メタグロス、ガブリアスなどの高火力アタッカーに対する壁となっていった。
世代末期にはとんでもない技も加わった。「ぜったいれいど」である。
前述した「クラウンスイクン」が持っていた一撃必殺技で、命中率が30%と心もとなかったが、高耐久のスイクンならば十分試行回数を稼げた。そしてこの技は回避率の上昇などを受け付けず、「がんじょう」以外の無効化手段も無かった。
それがどれほどの脅威かは想像に難くないだろう。低めの火力を補って余りあるバケモンが誕生してしまったのである。
強いて言えば色と入っているボールから特殊個体であることが明らかで、せいかくも「すばやさ」が伸びにくい「のんき」固定で後手に回りやすいという弱点はあった。
あったところでこの耐久を何もさせずに仕留めることは容易ではなく、典型的な予測可能回避不可能であった。
同年行われたWCSの日本大会決勝戦では、案の定このスイクンが大暴れして優勝。海外から「零度japan」と皮肉られた。これは映画配布の仕様上、引き換えに必要な前売り券を入手できたのがほぼ日本勢だけだったことも影響していた。
「クラウンスイクン」を持っているか否かで対戦の土俵に上がれるかどうかが決まる様は日本人からも「資産ゲー」と揶揄され、無理矢理同じ土俵に立とうと改造の温床にもなっていった。
「クラウンスイクン」が強すぎるので、通常のスイクンも差別化を迫られることとなった。
せいかくを自由に選べる利点を活かして、逆に伸びやすいものにしてとくせいの「プレッシャー」を利用した「まもる」「みがわり」の時間稼ぎ戦法などが有力であった。
第6世代
「クラウンスイクン」は相変わらずシングルバトルを中心に流行していた。
これへの偽装を始めとした改造も蔓延しており、WCS2013オンライン予選ではそれら改造個体の使用により1500人のプレイヤーが失格処分を受ける事態まで発生している。2世代前の遺恨が未だに残っているという事実に、ますます負の印象が強まってしまった。
ポケモンバンクの登場によって過去作からの移送時にある程度の不正を弾けるようにはなっていたが、正規の個体をコピーするような手法は検出に限界があり、抜け道は多かった。
こうしたことを受けてか、『ORAS』期にはルールの改定で過去作産のポケモンがレート戦で使用不可能となり、必然的に「クラウンスイクン」も使用禁止となった。
それで使用率は露骨に低下したが、残ったトレーナーは「ゴツゴツメット」を持たせたり、積み技の起点封じの「ほえる」を覚えさせたりと器用に戦っていた。
もっとも、メガシンカなど完全に火力インフレは進んでおり、「リフレクター」で物理耐久を強化しないと厳しい場面も増えていた。
シーズン12で過去作産のポケモンが再び使用可能になった際は、twitterのトレンドに「零度スイクン」が入ったり、Yahoo!リアルタイム検索の「話題のキーワード」で1位になったりしており、依然として「クラウンスイクン」が強い影響力を持っていることも再確認されている。
バトルハウスでは『X・Y』の時点からルスワールが「ちょすい」の個体を使用していた。それが第5世代でその概念が登場して以来本種には設定されないままいた隠れ特性ということになるが、この世代でもプレイアブル化はしないまま終わっている。
第7世代
『サン・ムーン』からスイクンの思い出し技に「ぜったいれいど」が追加された。同時に「ぜったいれいど」はこおりタイプに無効かつ、こおりタイプ以外が使うと命中率が20%低下という仕様になった。
明らかに「クラウンスイクン」周りの問題を受けての仕様変更と言える。
こおりタイプはみずタイプへの有効打を持ちにくいので、「フリーズドライ」でも覚えていない限りスイクンの前に積極的に出てくるとは考えにくかったが、命中率の低下は流石にスイクンの耐久をもってしても厳しいものがあった。
とは言え、考えようによっては全てのスイクンがこおりタイプ以外を2割の確率で即死にできる技を持つようになったとも言え、「のんき」の制約も無くなったので、環境全体への影響については諸説あった。
この世代では同じみずタイプかつ防御寄りのステータスを持ち、とくせいで実質的に状態異常無効になれるカプ・レヒレが出現。フェアリー複合で耐性も技範囲も上回っていたため、純粋な耐久勝負では競合となった。
直接対決した場合でも、「ミストフィールド」が場を対象とする関係で「ねむる」を使えなくなるという支障があった。
こちらはHPが大きく上回るため数値上の耐久指数では勝っており、流し技の「ほえる」や「とつげきチョッキ」とも相性が良い「ミラーコート」を持つ点も強みであった。そのため、ある程度の火力を確保した型が少しずつ増加していった。ただし、数値上の火力指数は逆に先方の方が高い。
隠れ特性については、『金・銀』のバーチャルコンソールで捕まえたスイクンをこの世代に送るという形で初めてプレイアブル化した。ただし、「せいしんりょく」に変更されていた。
第8世代
「ぜったいれいど」に隠れてほとんど話題になっていなかった「クラウンスイクン」第二・第三の限定技「エアスラッシュ」と「しんそく」も全ての個体に行き渡った。
この世代はひこう技を変換して放つ「ダイジェット」が非常に強く、それにちょうど噛み合う形でエースアタッカーを務めるスイクンが一定数見られるようになった。
ただ、これら以外はみずとこおりに偏る技範囲に大きな変化は無く、特に弱点のうちくさタイプは強化傾向とあって、この頃になるとむしろ理不尽さは少ない部類と受け止められるようになってきた。少なくとも近い耐久指数を持つ「しんかのきせき」ポリゴン2やクレセリアに比べれば。
何気に体重が重いため、汎用技の「くさむすび」でも安定的に威力100が入ってしまうという弱点もあった。
ダブルバトルでは「せいしんりょく」を活かし、「ねこだまし」に阻まれず「おいかぜ」「バークアウト」「こごえるかぜ」といった技を放てるサポーターとして味わいのある活躍をした。
第9世代
この世代ではパオジアンのこおりウエポンやれんげきウーラオスの「すいりゅうれんだ」を素で半減にできる存在と見込まれ、カプ・レヒレが不在となったこともあって耐久系の型が復権した。
また新要素のテラスタルでフェアリータイプとなり、カイリューを筆頭とするドラゴンタイプを強引に止めにいくという起用のされ方もした。
もっとも、より耐久に特化したドヒドイデや、クッション・サイクル・対面操作を兼ね備えたママンボウの流行があり、事前予想ほどには使用率は伸びなかった。
テラスタルとの相性自体は良いとされ、「どくどく」対策となり環境に多いフェアリーやかくとう技も半減できるどくタイプ、粉系の技が無効になりウーラオスにもより強くなるくさタイプ、どの型のオーガポンにも一定の強みを持てるドラゴンタイプなども現れた。
面白いところでは、こおりタイプになり「ぜったいれいど」の命中率を取り戻しにいくという芸当も試みられた。
使用トレーナー
番外作品
ポッ拳POKKENTOURNAMENT
- タイプ:スタンダード
- バーストアタック:超・絶対零度
フィールドフェイズ・デュエルフェイズ共に中・遠距離に強力な技を持つ。目の前に氷の壁を設置するFPバックシュートや、発生が早いオーロラビームをはじめ、相手の飛び道具を返すミラーコートなど、相手の仕掛ける攻撃に対して拒否の姿勢で立ち向かう防御に強いタイプのキャラとなっている。
体力は若干多いが、共鳴ゲージの溜まり方は遅くマニューラのはたきおとす攻撃を何度も食らうと1試合で1回もゲージが溜まらないことがある。
また、バーストアタックは発動まで若干時間がありかつブロック属性のため、掴み攻撃やブロック貫通攻撃で潰されることがある。そのため、相手の行動や読みに注意が必要。
同キャラ(ミラー)戦では、たてがみの紫が白に変化する。
ポケモンGO
ライコウ・エンテイ共々2017年9月~11月までの期間限定で世界中のジムにレイドボスとして登場。日本では9月1日~30日にかけて出現した。
本編同様、HP・防御の種族値はトップクラスであり、非常に倒れにくい。しかし、実装当初は本編とは戦闘面におけるシステムや環境が大きく変わっており(ターン制バトルではなく、ポケモン同士のわざのぶつかり合いになるため、どうしても耐久性よりもDPSなどの火力の高さの方が優先されてしまう)、PvPやGOロケット団戦など持ち前の耐久力の高さをうまく活かせる機会がなかったことから、プレイヤーからはシャワーズの完全な劣化版のような扱いを受けるなど、その評価は高いものではなかった。
技は、通常技が「めざめるパワー」「じんつうりき」「バークアウト」の3つ。「めざめるパワー」は現在はレガシー化しているため、実質的には「じんつうりき」と「バークアウト」の2択となっている。
なお、本作では「めざめるパワー」が運良くみずタイプになった場合を除き、今のところ通常技にタイプ一致技が無い。みずだったとしても、お世辞にもダメージ効率が良いとは言えないため、残念ながら貴重なわざマシンスペシャルを使ってまで「めざめるパワー」を覚えさせる意義は薄い。
一方、ゲージ技は「みずのはどう」「ハイドロポンプ」「バブルこうせん」「ねっとう」「れいとうビーム」で、4/5がタイプ一致技と偏りが激しい。
2019年9月に「バブルこうせん」と「バークアウト」にテコ入れがなされ、「バークアウト」の圧倒的なゲージ回収率から「バブルこうせん」の確定デバフを連発できる存在として立場が急上昇。スーパーリーグおよびハイパーリーグ共に活躍できる存在に名乗りを上げた。
「れいとうビーム」でトロピウスなどの苦手な草タイプや、ハイパーリーグ屈指の強豪であるギラティナ:アナザーフォルムに対抗できるのも心強い。
その後、「ねっとう」を習得できるようになり、こちらを採用するプレイヤーも増えている。相手の攻撃にデパフをかけられる点は同じだが、「バブルこうせん」とは異なり確率での発動なので、どちらかと言えば不足しがちな火力を補う目的で採用されることが多い。
ただし、スーパーリーグで使うためにはフィールドリサーチの大発見で捕獲した個体か、サカキとの戦闘で勝利した際にゲットできるシャドウ個体が必須(一応レイド産でも交換でギリギリまで個体値を下げれば出場可能な個体値にすることはできるが、相応の運が絡むので非推奨。なお、シャドウレイドで入手した個体は交換に出せないので注意)。
上記のように高い耐久性と相手の火力を下げて被ダメージを抑えられる戦法が取れることから、場持ちも良く、GOロケット団の引きつれたシャドウポケモン(通常よりも攻撃力の引き上げられた特殊な個体)との戦闘においても目覚ましい活躍が期待できる。場合によってはカイオーガよりも粘れることも。PvPはやらないという人でも育成しておけば用心棒として役に立ってくれるかもしれない。
Newポケモンスナップ
「準伝説」としては唯一の出演を果たしている。 ヒエール雪原の夜マップ、流氷地帯にて条件を満たすことで出現する。イルミナオーブを当てることで立ち止まり、もう一度当てると力を開放し、自分の周りに氷柱を出現させる。
星空や流氷の美しさも相まって、非常に映えるポケモンとして名高い。
また、出現場所が異なるが今作にはホウオウとルギアも登場するため、第2世代のパッケージを飾ったポケモンが全て出演していることになる。
ポケモンマスターズ
クリス(マジコス)&スイクン
2022年6月6日『悪の組織・ジョウト編』に合わせて開催された期間限定のマスターフェスにて実装された、みずタイプのサポートロール。
バディーズエピソードによるとジョウト地方を旅していた際に邂逅したスイクンとの経験を元にすることで、パシオでもバディーズになれたとのこと。
技
しおみず |
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相手の残りHPが半分以下のときは威力が2倍になる |
ミニキズぐすりG |
味方のバディーズ全員のHPを最大HPの約20%回復する |
あまごい |
天気をあめにする |
トレーナー技:勉強の成果よ! |
味方全員の特攻を2段階+急所率を1段階あげる。天気があめのときはさらに味方全員の次回特殊技威力ブーストを1段階あげる |
バディーズ技:英知の結晶が放つ なみのり |
★6EXにアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
マスターパッシブスキル:ジョウトの先導 |
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味方全員の技の威力を10%あげる。味方全員の技で攻撃を受けたときのダメージを20%軽減するこの効果は自分のチームに「ジョウト」のタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する |
初B技後技回数回復1 |
初めてバディーズわざをつかったときだけ自分の技の回数を1回復する |
初P変化技使用時特防↑G4 |
初めてポケモンが変化技をつかったときだけ味方のバディーズ全員の特防を4段階あげる |
初ピンチ時HP回復4 |
初めてピンチになったときだけ自分のHPを最大HPの約40%回復する |
ミナキ&スイクン(色違い)
2023年6月25日『駆ける北風を追う男』で、スイクンを追いかけ続けたミナキのバディとして「色違いのスイクン」が実装。ホウオウに認められたマツバと共に夢が叶った。
こちらはみずタイプのアタッカーロールで、EXロールはテクニカル。
ミナキと組んだ経緯はエピソードイベント「駆ける北風を追う男」にて確認することができる。
パシオにきたミナキがマツバやクリスと再会し話をしている時、クリスのスイクンがボールから出てきてどこかに行ってしまう。その後クリス元に戻ってくるもののその時にしれっと色違いのスイクンも付いてくるという、あまりにも唐突かつ伝説の威厳を感じられない登場の仕方でプレイヤーに多大なる衝撃を与え、「ドッグランでできた友達を飼い主に見せにきた犬」などと言われた。
技
うずしお |
---|
相手をバインド状態にする |
ふぶき |
天気があられのときは攻撃が必ず命中する。10%の確率で相手をこおり状態にする |
清浄のなみのり |
自分が技を2回つかったときに解放されるシンクロ技。20%の確率で相手をひるみ状態にする。対象が複数の場合でも技の威力や追加効果の成功率がさがらない |
トレーナー技:追い続けるぜ! |
自分の特攻を6段階+急所率を3段階あげる。味方全員を異常妨害付与無効状態にする |
バディーズ技
りりしく駆け巡るハイドロポンプ |
---|
みずタイプの特殊バディーズ技 |
パッシブスキル
命中時技ゲージ増加9 |
---|
技での攻撃が命中したときに自分のわざゲージを1増やす。効果タグに連続を持つ技のときは攻撃が命中するたびに自分のわざゲージを1増やす |
必中化 |
技が必ず命中する |
相手拘束時P技B技↑5 |
相手がバインド状態のときは自分の技やバディーズわざの威力をあげる |
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
無印・金銀編
- CV.田中正彦
無印117話でサトシがジョウト地方で初めて目撃。後(227話)に遭遇した事をミナキに嫉妬されポケモンバトルになりかけたこともあった。ロケット団がとうめいなスズを奪っただけでなく、破損させてしまった際には怒った野生ポケモン達を鎮めるために出現。ミナキがフーディンを繰り出した際にはほえるで戦闘を強制的に終了させた。
オープニングテーマ「OK!」のワンシーンにも登場している。
劇場版『セレビィ 時を超えた遭遇』
準主役級のポジションを務め、ビシャスによって荒らされた森を救うべく姿を顕し、サトシ達に協力。
彼らを背中に乗せたり、汚れた湖の水を清浄化するという活躍を見せる。
使用技はバブルこうせん。
DP28話
- CV.小西克幸
ポケモンセンター付近の池に住む個体で、この話では「北風の使い」とも呼ばれている。
サトシとマイ(ジョーイの娘)が谷底へ落下しそうになった際に彼らを助け、ロケット団をオーロラビームで撃退した。
劇場版『幻影の覇者 ゾロアーク』
- CV.古島清孝
他二匹共々クラウンシティの守り神として色違いの個体が登場。ゾロアークの化けたものとして通常色も登場しており、脅迫された彼女が津波の幻影を見せて騒動を引き起こした。
ゴウのスイクン
- CV.うえだゆうじ。
新無印53話で登場。汚れた水を綺麗にしながら世界中を旅し、とある湖を数日に渡って守っていたが、悪質なハンター達の奸計に追い込まれていた姿を見かねたゴウが保護目的でダメ元のボールを投げた結果、なんとゲットに成功してしまう。
当初は人間である彼に対しても敵意しかなかったが、ポケモンハンターから守ってくれたことや傷の療養をしてくれたことで徐々に心を開いていき、最後はゴウと息と合わせてハンターに立ち向かい制圧した。
ハンター撃退後、ゴウは自然に帰す決断をしていたが、スイクン自らの意思でボールに戻った。
その後サクラギパークで博士達にゴウがスイクンを見せた後、スイクンはパークの高台で風と共に一吠えし、直後に何故か姿を消してしまった。しかしゴウは「姿は見えなくても近くにいる」と語っている。
暫くして107話でケロマツに住居を譲ったベトベターにゴウ達が新しい住処を作って最後に水を入れる所で姿を久々に見せて、あまごいを起こした後に汚れてしまった水を浄化した。その後、頑張ったワンパチを褒めた後に再び姿を消した。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
3章と9章に登場。この作品では、
- 「水晶壁」という、完成するとスイクン自身と「とうめいなスズ」を持つ者以外は中に入ることも出ることもできなくなる最強の結界を張る能力。
- 霧と氷の鏡を作り出して相手を惑わす。
- 水蒸気を刃物のように凍結させて「かぜおこし」で相手を切り裂く。
- 破壊不可能とされたツクシのキャプチャーネットを破る「オーロラビーム」。
- 「バブルこうせん」でモンスターボールどころか、人間・ポケモンの動きを止める。
…など、伝説のポケモンに相応しい圧倒的な実力を持つ。
9年前、主であるホウオウを呪縛から解放した代わりにやけた塔の「時間のはざま」に封印されてしまったが、イエローが「にじいろのはね」と「ぎんいろのはね」を偶然持っていた事で封印が解かれ、共闘するトレーナーを求めてジョウト各地を巡り、トージョウの滝にてカスミをパートナーにする。
「仮面の男」の戦いでゴースの「のろい」を受けて消耗し、さらにカスミが負傷したため、代わりにクリスタルをパートナーに最終決戦の地・ウバメの森へ向かい、ホウオウが解放されると再び去って行った。