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マックスレイドバトルの編集履歴

2020-10-25 15:14:17 バージョン

マックスレイドバトル

まっくすれいどばとる

マックスレイドバトルとは、『ポケットモンスター ソード・シールド』のバトルシステムのことである。

概要

マックスレイドバトルとはポケットモンスターソード・シールドの新バトルシステムの事であり、他のコマンドRPGでよく見られる4対1の戦いになる。元ネタになったのは『ポケモンGO』のレイドバトルと思われる。


エンカウントについて

ワイルドエリアではあちこちにポケモンの巣穴が存在しており、その巣穴から8つの赤色(レアだと紫)の光柱が立っていればそこがレイドバトルが出来る場所の目印となる。

それらの巣穴には野生のダイマックスポケモンが潜んでおり、これを仲間と協力し4対1で撃破する事になる。メンバーが足りない時はサポートトレーナー(NPC)が参戦する。


巣穴に光柱が立っていない状態でも「ねがいのかたまり」を一つ消費することで、レポートを書いた後に光柱を出すことができる。

巣穴ごとに出るポケモンとそのタイプは決まっており、特別な場合を除き巣穴ごとに出るポケモンはある程度決まっている。


キョダイマックスポケモンも出現する事があるが、こちらも出現場所が特定の巣穴のみに限られており、下記のキャンペーン時以外は非常に出現率が低いため、かなり根気が必要になるだろう。

また、巣穴によっては夢特性も同様に出現する事がある。


例えフィールド中に存在する8つ全ての光柱をバトルでゲットするなり消し去っても、新たな8つの光柱が別の巣穴に現れ(連続で出現する場合も有り)、日を跨ぐ直前まで出現し続ける。

ちなみに光の柱はマルチレイドへの参加でも原則として消費されるため、マルチレイドに参加することで「欲しくない(のに倒すのがめんどくさい)レイドボス」がいる柱を消していって再度8本出現させる、という荒技も一応可能。

『全部消したのに光柱が現れない』と思い込んだら『フィールド中を隈無く探していない』証拠であり、外周を含めて散策し続ける事を推奨する。特に、建物の影になっているところ(エンジンリバーサイド~ハノシマ原っぱにかけて比較的多め)は見落としやすいので、この近辺の巣穴は念入りに探索しておこう。

焦ったらそこで負けである。


DLC『鎧の孤島』および『冠の雪原』においても、新フィールドでマックスレイドバトルが受注可能。恐らく、出現するポケモンもワイルドエリアとは異なったものになっている可能性が高い。

また、『鎧の孤島』では“ヨロイこうせき”という専用のアイテムを入手することができ、これと引き換えに手持ちのポケモンに教え技を習得させることができるようになっている。

『冠の雪原』では、従来のマックスレイドバトルに加え、ダイマックスアドベンチャーという新規のシステムが導入され、ここでは伝説のポケモンとの遭遇も可能なようだ。


バトルの仕様

レイドバトルのダイマックスポケモンは通常のダイマックスポケモンとは異なり、ランクが上がると非常に強力な力を発揮してくる。


  • HPを削られるとバリアを展開、このバリアはダメージを大幅軽減する上にステータスデバフ系の補助技を無効化してしまう、更にバリアを割るには2~6回程度(回数はポケモンや★の数によって異なる)攻撃する必要がある。ダイマックス技であれば2手分削れるが、ダメージが大幅軽減されるうえに追加効果も無効化されてしまう。なお、基本的につのドリルなどの一撃必殺技は効かないが、バリアを張っているときだけは命中し、ダイマックス技同様2手分削れる。
    • バリアを破ると防御と特防が二段階下がり決着のチャンスだが(ただし相手があまのじゃくまけんきクリアボディなどだと…)、★5の場合は1バトル中に2回もバリアを展開する事もあり、バリア展開前はダメージ上限もあるため、とにかく手数が求められる様になる。

  • HPが削られると1ターンに複数回行動してくる様になる(最高3回)。
  • 時折行動前にこちらのステータスバフと特性、相手のステータスデバフをかき消すようになる。(「凍てつく波動」と言った所だろうか)手数も消費しないためほぼ出し得となっている。なお、特性をかき消すのはそのターンだけである。ちなみにメロメロちょうはつ等、かき消されないステータスデパフも存在する。
  • こちらのダイマックスポケモンには不可能なダイマックス技と通常技との使い分けが可能で、積みながら殴る、全体攻撃してくる、状態異常にしてくると非常に厄介、更にこれ等は優先して行動してくる思考パターンを持たされている模様。

このマックスレイドバトルの共通仕様として、全員合わせて4回瀕死になる10ターン経過で強制敗北となるため倒されないように押し切る事が求められる。

素早さも重要だが、相手の攻撃・防御性能によっては悠長にやっていても問題ないこともある(バリアの数が少なく、また全体攻撃を使ってこないor最初は使わないボスの場合は、初手でリフレクター・ひかりのかべを張って低速・堅実にスタートした方が結果が出ることもある)。


プレイヤー側もチームで1人だけ3ターンの間ダイマックス可能。

ホストから参加順に一人ずつダイマックスする権利が与えられるため、誰が、いつダイマックスするかも重要になるだろう。


なお、マックスレイドバトルは『ポケモンGO』のレイドバトルとは異なり、どのレベルであっても一応ソロでクリアできる程度の難易度に調整されている。

もちろん、こちらの手持ちもレベル上げは勿論、技構成や努力値振りなどそれなりに準備しておく必要はあるし、後述のようにNPCの構成等の運要素にも多少左右される部分はあるが。


ただし下記のキャンペーンでは、ソロでのクリアを想定してない超難易度のレイドも登場する。これはただフルアタでクリアするのは困難で、補助による守りやプレイヤー間での連携も重要になってくる。


サポートトレーナー


NPCのポケモンのレベルはこちらの手持ちポケモンの最大レベル×0.7(例えば、こちらの手持ちのポケモンのレベルが100まで上がっていた場合、NPCのポケモンのレベルは70になる。)となるため、手持ちのポケモンのレベルを上げておけば、それだけ成功率が高くなる。


捕獲について

撃破すると全員に一回だけ捕獲チャンスが与えられ、成功するとそのままそのポケモンがゲットできる。その際、あえてゲットチャンスを放棄する事も出来る。

戦闘終了後に捕獲できたかどうかを問わず、そのポケモンの種類やレイドランクに応じてレベルアップアイテムや使い捨て版わざマシンの「わざレコード」などが手に入る。ピックアップレイドでは片方のバージョンでしか入手出来ないアイテム(りんご、化石、缶詰め、飾り)が取得できる。

なお、周回してアイテムを貯めると、どうしても経験値用アメ(特にM・L・ダイマックスアメ)がフルに溜まってしまうので、定期的に売ったり育成したいポケモンに与える事。


レイドバトルのポケモンには個体値にV保証があり、レイドのランクが高いほど多くの数値にV保証がある模様で、★5の場合は4V以上が確定している。ちなみに、★5で6Vのポケモンが出る確率は1/1024である。

当然ではあるが、メタモンもレイドボスとして出現することがあるため、(現在でこそポケモンホームが解禁されたために多少需要は落ちているが、)発売から暫くの間は、廃人たちはここでメタモンの厳選を行っていた。


しかしその捕獲率はソロとマルチで違い、ソロは捕獲率が高く確定で捕獲できる

しかし、マルチでは確率が下がってしまい、特にゲストのキョダイマックス捕獲率は伝説並みらしく、マスターボールでも使わない限りまず捕まらないと思っていい。


幸いボールの効果は反映されるので、条件を満たしたリピートボール等を使えば比較的捕獲しやすくなる。条件次第ではネットボール(みずむし)やダークボール(夜間にプレイ)の使用も視野に入れよう。これらの手段で幾分か捕獲しやすくなるはずである。


巣穴は全て"洞窟"と扱われている為、ダークボールは全てのポケモンに対して効果を発揮する…という説もあるが、これに関しては懐疑的な見方が多く、夜間と昼間とでは明らかに捕獲率が異なることから、たまたま夜間にプレイしていたプレイヤーが洞窟判定で捕獲できたと勘違いした可能性もある。


ただし、ピックアップ種は捕獲率が下がってしまいソロでも確定で無くなってしまうので、念のために挑戦前に必ずセーブをしておくことをオススメする。オシャボ厳選がしたいのであれば猶更である。

ただしピックアップの時は、ゲスト側も結構な確率で捕獲することができるので、捕獲率も通常時と比べ遥かに底上げされている模様。


対策にオススメのポケモン

育成用のアメ、「わざレコード」、夢特性、キョダイマックスポケモン収集の為にはかなりの周回が必要であるため、野良マルチでは高火力ポケモンを並べてフルアタッカーという戦法が主流になっている。


特に人気があるのが、ダイマックス特効を持つザシアンザマゼンタ

そしてストーリーを進めると入手できるとあるポケモンであり、特にそのポケモンは威力・汎用性共に高い強力な技を搭載していることからよく見かける。


ただ、これら3匹だけはダイマックスができず、バリアを削る際には手数がかさんで時間がかかる事もあるため、特に高レベルのレイドを熟す際には最低一人はダイマックスできる一般ポケモンを使うほうが効率よく進む。


ダイマックス可能なポケモンの中でも特に人気が高いのが、がんじょうあご持ちのウオノラゴンであるが、こちらは『盾』版でないと入手がやや困難なのが難点。

他には、優秀な耐性と攻撃性能を併せ持つドリュウズ、「かたいツメ」「はがねのせいしん」持ちのニャイキングの採用率もそこそこある(どちらも特殊技対策として「とつげきチョッキ」を持たせておくのがお勧め)。


期間限定ピックアップ

エイリアンとUFOとキャトられる若者

発売日当初より、一部のポケモンが期間中、ワイルドエリア全土の巣穴から出現する様になるキャンペーンが実施されている。


その殆どは遭遇が難しいキョダイマックスポケモンであり、この対象に含まれるポケモンであればライト層でも比較的容易に捕獲できる。

どのレイドも通常特性・夢特性の両方がランダムで出現し、遺伝技を覚えているポケモンも混じっている。個体値も☆5であれば5V以上が確定となることから、ミント込みでも厳選はぐっと容易になる。


ピックアップレイドは期間で変わり、大半はバージョンによって出現するポケモンが一部異なっているが、通信プレイで他バージョンのレイドに参加すれば問題なく捕獲できる。

また、カビゴンやストリンダーの様に、キャンペーン内でないと入手できないキョダイマックスもあった。


その他、珍しいアイテムが報酬として出るレイドや、色違い遭遇率が大幅に上がったレイド等も開催される事がある。

中にはミュウツーの様に捕獲出来ない腕試しの超高難易度レイドも存在する。


鎧の孤島」が配信されキョダイマックスの希少性が無くなった7月以降は、事実上の「虚無期間」となり、既出のものをタイプ等のくくりでランダムに出現させる様になった。


2019年11月15日〜2020年1月9日大まかな備考
バタフリー
カジリガメサダイジャ大、剣
アーマーガアマルヤクデ大、盾
2019年12月4日〜2020年1月9日"
カビゴン
2019年12月20日~2019年12月26日"
デリバード
2019年12月31日~2020年1月4日"
コイキング
2020年1月10日〜2020年1月31日"
マホイップ
2020年1月10日〜2020年2月7日"
セキタンザンアップリュー大、剣
ラプラスタルップル大、盾
2020年1月31日〜2020年2月17日"
マホミル大、物
2020年2月7日〜2020年3月9日"
ストリンダー(ハイ)、オーロンゲキングラー大、剣
ストリンダー(ロー)、ブリムオンイオルブ大、盾
2020年2月27日~2020年3月2日"
カントー御三家(最終進化系除く)
ミュウツー戦、物
2020年3月9日〜2020年3月26日"
カイリキー大、(星5のみ)剣
ゲンガー大、(星5のみ)盾
カビゴン(復刻)
2020年3月19日〜2020年3月26日"
GサニーゴGポニータGギャロップバルジーナヤレユータンイエッサン(♀)
GダルマッカGカモネギネギガナイトウォーグルナゲツケサルイエッサン(♂)
バチンウニカブルモシュバルゴチョボマキアギルダー
2020年3月26日〜2020年4月28日"
ダイオウドウジュラルドン大、(星5のみ)剣
ダストダスリザードン大、(星5のみ)盾
2020年4月10日~2020年4月16日"
メタモンベイビィポケモン一式
2020年4月28日~5月12日"
厨ポケ(第8世代)一式
2020年5月12日〜19日"
ピカチュウ
2020年5月19日~26日"
イーブイ
2020年5月26日~6月2日"
ニャース
2020年6月2日~30日"
キョダイマックス復刻(ピカチュウより前)
2020年6月18日~28日"
ゼラオラ戦、数、色
2020年6月30日~8月1日"
ハガネールドサイドンニャイキング、セキタンザン、ダイオウドウ(いわ、はがね)大、物
2020年7月18日~7月20日"
キングラーマンタインサメハダーホエルオーブルンゲルナマコブシ
2020年8月1日~9月1日"
ヌオーミロカロストリトドンカバルドン、カジリガメ、サダイジャ(みず、じめん)大、物
2020年8月6日~8月10日"
ピカチュウ系列
2020年9月1日~10月1日"
ナットレイエレザードパルスワンワタシラガ、アップリュー、タルップル、ストリンダー(でんき、くさ)大、物
2020年9月18日~9月21日"
ピクシープクリンキレイハナムシャーナエルフーンドレディア
2020年10月1日~11月1日"
フワライドヨノワールサザンドラモルペコ、ゲンガー、オーロンゲ(ゴースト、あく)大、物

大:キョダイマックス個体有り(進化前を含む)

剣:ソードバージョンのみ出現

盾:シールドバージョンのみ出現

物:通常では入手不可or希少なアイテムが確率でドロップ

色:色違いの出現率が大幅にアップ

戦:捕獲不可能の討伐専用レイド

数:全プレイヤーの勝利総数により、期間後に報酬を配布(ゼラオラの場合:100万回突破で色違い配信、さらにクリア人数に応じてヨロイ鉱石を上乗せ)


※更に詳しい詳細は、別サイトを参照。


なお、ふしぎなおくりものからワイルドエリアニュースを取得更新しない限り何時まで経っても古いレイドバトルを続けてしまうので、定期的に最新のものにアップする事をお勧めする。

逆に、開催されているピックアップレイドに魅力を感じないのであれば、あえて更新せずに古いものを回すという手もある反面、ネットワークを通じてのリーグカードやポケモン交換、ポケモンキャンプの参加が出来ないデメリットが有る。


ダイすあな

ゴーストタイプが多く出現するワイルドエリアの一角「見張り塔跡地」。

いかにもな怪しさを持ちながら何も無さそうに見えるこの廃墟だが、実はよく見ると内部が巨大な巣穴になっている。


一部の購入特典シリアルコードを入力すると手に入る専用アイテム「ダイクリスタル」を消費した時にのみ、この塔から極太の光が立ち昇り、各クリスタルに応じたポケモンが確定出現するという仕様である。


問題点・批判点

ソロにおける問題

上記のように、ソロではCP操作のサポートNPCが助っ人として設定されているのだが、相性関係なくランダムで並べられる上にはっきりいって非常に弱い。覚えている技もやけに威力・命中共に低いものが多く、高威力のものはソーラービームギガインパクトのような癖があるものばかり。☆5の相手なんかだと攻撃しても目に見えない程度にしか体力を削れず、しかも肝心な時に外すこともあり、逆に高威力の全体技など使われようものなら即死がザラである。

なのでCPUに求められるのは敵の張るバリアを攻撃して割ることなのだが…

CPUの中には補助技ばかり使用する地雷NPCとしか言えないような物が出てくることがあり、かなり安定性が低くなっている。中でも…

  • 脆い上にてだすけばかりする寄生獣 アオイのイーブイ

ポケモンごっこちゃんと一緒 ブラック / ホワイト

  • 2種の積み技で自己強化に余念がない意識高い系 シュウスケのソルロック

マックスレイドのアレ

  • まさかの攻撃技0!最低最悪のNPC シンイチロウのソーナンス

  • いのちのしずく」による回復ばかりで殆ど攻撃しようとしない(しかも非常に脆い)マユミのトゲピーやアイミのピッピ(※)

上記5名は非常に悪名高く蛇蝎のごとく嫌われている(特にソーナンス。ただし、トゲピーとピッピに関しては、2名以上で参加した場合にはこまめにダメージを回復してくれる上、ピッピに関しては「このゆびとまれ」で囮になってくれることもあるので、場合によっては寧ろサポート要員として役に立ってくれることもある)。


一部では変化技ばかり使うNPCに対してちょうはつを使う人もいる。

ちょうはつされると変化技が使えなくなり、やむなくとはいえ攻撃に回ってくれる。幸い、変化技ばかり使うNPCポケモンにちょうはつを無効化する特性どんかん持ちはいないので多少は役立つ。

「自分の攻撃ターンも切るので無意味では?」と思われるが、ちょうはつを使わない場合(問題のNPCが1匹のみ、かつ変化技しか使わない場合)、攻撃回数は3・3・3の9回

一方ちょうはつを使った場合、攻撃回数は2・4・4の10回となり、バリア破壊効率自体はこちらの方が良い。

流石にちょうはつを受けるとわるあがきしかできなくなるNPCポケモンはいないが、最低最悪のNPCポケモンであるソーナンスは事実上これに該当すると言っても過言ではない。


特にキョダイカジリガメ、キョダイストリンダー、キョダイカビゴン、サーナイトのような高火力の全体技を使う強力な相手(前者2匹は4倍弱点をつけばかなり楽になるが後者2匹に関してはタイプの都合上、弱点を突きづらい)に対しては、専用構築を組んで良好なNPCを引かないとソロでクリア不可能なレベルの物も存在するため、ソロレイドでは事実上NPCを抽選する段階からクリアできるかどうかが決まってしまうことになる。


その上レイドバトルは逃げることすらできないためハズレを引いたらいちいちリセットしてロードするか、NPCのポケモンを計4回ひんしにしなければならない。

しかもご丁寧にNPCの個体値は全能力最低の逆6V(要するに全ての個体値がダメかも判定)である。


このNPCの挙動の悪さはAIの性能の問題、とも言えないがあり、同じくAIで動くレイドボス側は妙に的確な行動を取る(タイプ相性のいい相手を優先的に狙う、複数行動を利用して一撃で仕留められなかった相手やきあいのタスキで耐えた相手にとどめを刺しに来る、タイプ相性で相当有利でない限り能力が上昇しているダイマックス中のポケモンは殆ど攻撃してこない等)辺りもプレイヤーのストレスになっている。


そもそもタイプ相性の有利・不利が戦闘に大きな影響を与えるバトルシステムであるにも関わらず、それを無視してランダムでサポートNPCが選ばれる形式自体がマックスレイドバトルの仕様に合っていないのである。

即ちくさいわこおりの殆ど等のように弱点が多いポケモンの殆どなら大して手強くなく偶然ながら刺さる場合があるが逆に弱点が少ないポケモンの撃破はより困難になる。


発売前には「最高ランクのレイドともなれば開発陣でも負けることがあるほどの難易度になっている」という情報が発信されたが、結局のところボスが圧倒的に強すぎるということではなく、NPCが足を引っ張りまくるせいで成功確率が下がっているだけ…というのがその真相だったということになる。

とはいえレイドが中々うまくいかないのをNPCのせいにせずボスの弱点(始まる前にポケモンのタイプとシルエットが公開される)をついたり、ダイマックス技を把握する等の工夫をすれは良く、実際にタイプ相性が良くレベルもそれなりの水準に達しているポケモンを連れたプレイヤーが2名揃うだけで、たとえ最高ランクのレイドであっても攻略難易度は大幅に低下する)。


ただしイベント限定の超高難度のレイドも登場しマルチであってもこれは適当構成ではまずクリア出来ない物となっている、これを指していた可能性もある。


もちろんキャラによっては普通に積極的に攻撃してくれる者や攻撃力の高いポケモン、きあいのタスキを所持して倒されにくくしているポケモンなどを手持ちに入れている者(NPCが連れているポケモンのレベルはボスより低くはないようでこちらのレベルを88以上にすればぜったいれいど等の一撃必殺技は効かなくなる)もいるので、当たり外れがあるということなのである。NPCを呼ぶ際には、直前にセーブしておき、確実に攻略できそうなPTが組めるまでひたすらリセットを繰り返すと良い(周回効率は落ちてしまうが…)。


マルチプレイにおける問題

どうしてもソロで無理ならマルチで…とは今回のマックスレイドバトルに限らずオンラインゲーム攻略の鉄板に過ぎないと言わざるを得ないのだが、マルチはマルチで上記にもあるネタバレポケモンの採用率が高いことが別の問題を引き起こしている。


レイドバトルのメンバーはオンライン募集主のストーリー進行には関係なく集まるため、ゲーム開始直後のトレーナーの元に件のネタバレポケモンがわらわら押し寄せてくるという盛大なネタバレ祭りが発生しまっているのである。


詳細は終盤のストーリーのネタバレになるのでここでは詳しく書かないが、こいつの存在自体がまず本作における盛大なネタバレであり、目にした当初は気づかなくとも、使用する技の名前で今後の展開を薄々察せてしまったという者も多い。


こうした「装備品(本作においては所持しているポケモン)や技名から終盤のストーリー展開がある程度推測できてしまう」というのは、別段本作に限らず、ストーリーが存在するオンラインゲームならばどこでも起こりえることなのだろうが、思いがけない形でストーリーのネタバレを喰らってしまうことになるというのは何とかできなかったのかという声は散見される。


それだけでなく、マッチングもあまりよくなく、良い時は一気に3人集まってくるが悪い時は2、3回トライしても1人も集まらない。通信性能も過去最低クラスとの声も多い。


更にNPCの性能から考えても明らかにオンラインでのマルチバトルを推奨してるにも関わらず、上述した通信性能、ホスト以外は捕獲率が大幅低下するなどマルチはマルチでデメリットが多く存在し(ただし、捕獲率の低下に関しては寄生プレイヤーに楽をさせないためという事情もあると考えられるので、一概に批判できるものでもない)、結局のところソロでもマルチでも両方とも面倒臭い仕様となってしまっている。当然、プレイヤーからの批判の声は大きい。

なお、『鎧の孤島』では新たに変化技を使わずに攻撃に専念するNPCが追加されたほか、『冠の雪原』のダイマックスアドベンチャーではNPCのAIが強化されるなど、開発側もこうした批判に対する反省と思われる仕様を設けている。肝心の通常レイドのNPCの挙動は何ら修正されていないが。


また、レイドバトルの報酬は対人戦で必須のアイテム(けいけんアメ、わざレコード、ヨロイこうせき、ダイキノコ等)が多く、レイドを周回しないとロクに戦えず、対戦勢にレイドを強要させたり、レイドをゲームの延命に利用しようとしている節があり、これまた批判意見が強い。


戦闘でのテンポの悪さ、NPCの安定しなさ、その癖マルチでもソロでもデメリットが多く、無駄に強制される作業ゲーなど悪い所ばかりが目立ち、剣盾の新要素で恐らく最も評判が悪いシステムとなってしまっているのが現状であり、今後のアップデート等でこれらの不満点を修正することを望む声が世界中から多数上がっている(せめて助っ人NPCをこちらから自由に選抜できるか、敗北条件に「ポケモンが瀕死になった回数」を設定しない(この場合地雷扱いされているサポートNPCにも、「有用なポケモンへの被弾を肩代わりする」という存在意義が出来る)くらいにしていればここまで酷評されることもなかっただろう)。


ポケモンGOのレイドバトルを意識した要素…ではあるのだが、あちらはスマホゲームとの相性が良かったから成り立っていただけであり、剣盾ではゲームシステムの違いもあって、却ってレイドバトルの悪い所ばかりが浮き彫りになってしまったと言える。


又、マルチプレイでも問題プレイヤーが存在しており、特にムゲンダイナダイマックスほうムゲンダイビームばかり連続するプレイヤーや全体攻撃(特にじしんなみのり)を味方に攻撃するプレイヤー、メタモンの変身で味方のポケモンに化けるプレイヤー等の存在が問題になっている。

故にマックスレイドバトルで使用するポケモンとバトルで使用するポケモンを分ける事を推奨される。

マックスレイド用ならじしんは10まんばりき、なみのりはだくりゅうねっとうほうでんオーバードライブ10まんボルトなどに変えた方が良いだろう。


鎧の孤島』配信直後の問題点

DLC第1弾の実装当初、マックスレイドバトルはキョダイマックス祭りとゼラオラの討伐キャンペーンが開催されており、どの巣穴でも本編で登場してきたキョダイマックスのポケモンやゼラオラ(ゲット不可)が現れる仕様になっていた。もちろんそれはヨロイ島の巣穴も例外ではなく、この仕様のせいでマックスレイドバトルでなかなか新規加入したポケモンに出会えないという弊害が発生してしまうこととなった(加えて、これらのレイドでは報酬でヨロイ鉱石が出ないため、鉱石集めの周回が行えないという弊害もあった)。


これは、いきなり新規加入ポケモンのマックスレイドが大量発生すると熟練トレーナーはそちらにばかり偏ってしまい、ポケモン本来の冒険を楽しむ要素が薄れてしまうためが故の調整と考えられる(後はエキスパンションパス未購入のプレイヤーへ新規ポケモンがばら撒かれないように抑制するという商業的な理由も考えられる)。


しかし、上記のように新規加入のポケモンの厳選が行えないことに加え、ヨロイ島のレイドではやり込み要素をプレイする上で欠かすことのできない「ヨロイ鉱石」の収集も満足に行えないことから、プレイヤーからはこのことに対する不満の声が噴出、公式Twitterにも批判のツイートが殺到して炎上する事態となってしまう。


開発側もまずかったと判断したのか、上記のキャンペーン終了後はピックアップレイドにもヨロイ鉱石を報酬で出るようにした上で、出現率も大幅に引き下げる等の対応を行ったことで、現在ではこれらの騒動は沈静化している。

さらに、『冠の雪原』配信時にはゼラオラのような明らかに旨味の少ないと思われるピックアップレイドの類は一切行われなかった。さすがに前回の形式は不評だったためもう二の足は踏みたくなかったのだろう。


余談

反動で動けないポケモンにてだすけ、バリアを破壊した後の攻撃チャンスにドわすれコスモパワー、特殊技を撃たれたのにカウンター(あるいはその逆)、ひたすらいのちのしずくを撃つだけ等、トンチンカンな行動をする為に不評な要素が多いサポートトレーナーであるが、彼らには『ある小ネタ』が仕込まれている。


名前をもう一度よく見てみよう。



おわかりいただけただろうか


関連タグ

ポケモン剣盾 ダイマックス キョダイマックス

ダイマックスアドベンチャー冠の雪原の目玉要素の一つであり、マックスレイドバトルの連戦版。

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