「ミュー・・・」
基礎データ
全国図鑑 | No.0151 |
---|---|
カントー図鑑 | No.151 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.250 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.255 |
ローマ字表記 | Mew |
ぶんるい | しんしゅポケモン |
タイプ | エスパー |
たかさ | 0.4m |
おもさ | 4.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | シンクロ |
Zワザ | オリジンズスーパーノヴァ |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ミュウ | mutant(英語で突然変異体)+mutation(英語で突然変異)+new(英語で新しい)+妙 |
英語 | Mew | 日本語名の音写 |
ドイツ語 | 〃 | 〃 |
フランス語 | 〃 | 〃 |
スペイン語 | 〃 | 〃 |
イタリア語 | 〃 | 〃 |
韓国語 | 뮤 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 梦幻 | 梦幻(夢幻、夢、幻想) |
中国語(繁体字) | 夢幻 | 夢幻(夢幻、夢、幻想) |
中国語(香港) | 夢夢 | |
アラビア語 | ميو | 日本語名の音写 |
ブルガリア語 | Мю | 日本語名の音写 |
ギリシャ語 | Μιου・Μεόυ | 日本語名の音写 |
ヘブライ語 | מיו | 日本語名の音写 |
ヒンズー語 | मिउ | 日本語名の音写 |
ブラジルポルトガル語 | Mew | 英語名に同じ |
ロシア語 | Мью | 日本語名の音写 |
アルバニア語 | Mju | 日本語名の音写 |
タイ語 | มิว | 日本語名の音写 |
概要
初代『ポケットモンスター 赤・緑』より登場している幻のポケモン。
ジャングルの奥地(※)で発見された。
※ 現実の地名が登場していた初代と『FRLG』では「南アメリカのギアナ」のジャングルで発見されたという具体的な設定が存在するが、『LPLE』ではその一文が削除されている。
かつては既に絶滅したと考えられていた。知能が高く自由に姿を消すことができるため発見は非常に難しいが、清らかな心と会いたいという強い気持ちを併せ持つ者の前に姿を現すと言われている。
ミュウの遺伝子にはすべてのポケモンの情報が含まれているため、ミュウはあらゆる技が使えるという。
また、あらゆる技を使うため、すべてのポケモンの先祖と考える学者が沢山いる。
実際、劇場版『ミュウと波導の勇者ルカリオ』の冒頭ではミュウを共通祖先とした系統樹のようなものが描写されており、一般ポケモンだけでなく三犬やホウオウまでもが組み込まれている。(増田順一曰く、ゲームフリークの『DP』用極秘資料が元になっている)
なお、上記の遺伝子の設定に関しては謎が多い。特に、プログラムで作られた人工ポケモンのポリゴンや、宇宙ウィルスのDNAが突然変異を起こして生まれたデオキシス、何もない場所に生まれ宇宙を創造したと神話で語られているアルセウスなどの特殊なポケモンの遺伝子の有無についてはよく疑問視されており、すべてといっても例外は存在するのか、それとも過去現在未来すべてのポケモンの遺伝子を例外なく持つアカシックレコード的な存在なのかは不明。
ちなみに、「へんしん」こそが全てのポケモンの遺伝子を持つミュウの真骨頂であり、この技を習得するミュウとメタモンはポケモンとして別格なのだ、という説があるが誤りである可能性が高い。
- 理由その1:ドーブルもスケッチ経由だがへんしんを習得できる。このドーブルはミュウやメタモンと違い、技の模倣に特化しているだけのただの一般ポケモン(タマゴグループ:りくじょう、♂50%♀50%)であるため、へんしんという技に遺伝子関係の条件は必要ではないのではないかと推測できる。
- 理由その2:へんしんは人間を対象にしても使える(ただし、完璧に化けるのは難しい)ことが、複数の外伝作品で明らかになっている。もしへんしんという技が体内のポケモンの遺伝子をベースに身体を変化させる技ならば、人間に対して使えるのはおかしい。
- 以上2つの理由から、へんしんはあくまで「目の前の相手に対して正確に擬態する技」でしかなく、ドーブルのように優れた模倣能力を持つ者ならば遺伝子による補助なしで行える、と解釈するのが自然。
ミュウがいつ生まれたのかは不明だが、ポケモン屋敷の日記によると(恐らく正式に)その姿が確認された日付は7月5日で、ギアナのジャングルに生息していたとの記述がある。南米での発見以前は絶滅した存在とみなされていたことから、それ以前にも非公式の目撃情報があったか、もしくは化石などの物的証拠があったと推察される。
「ミュウ」と命名されたのは発見5日後の7月10日。そしておよそ7ヶ月後の2月6日に一匹の子供を産む。このミュウの子供は発見者による遺伝子操作を受け、後に広く「ミュウツー」と呼ばれるポケモンとなる。
体は薄い桃色で、足と尻尾が長く頭部には耳と思われる二つの小突起を持つ。一見分かりにくいが体は短い体毛に覆われており、近年の作品では近付いて見れば体毛の質感が分かる。
色違いは全体的に水色になる。瞳は通常も色違いも青色。
モチーフは猫(特にスフィンクス猫)、ねずみ、胎児など諸説挙げられているが、詳細不明。
名前の由来は「ミュータント(mutant:突然変異)」や「ニュー(new:新しい。図鑑分類も「しんしゅポケモン」となっている)」あたりからだろうか。
以上のデザインから能力の設定まですべてを、ゲームフリークの森本茂樹氏が行っている。
同氏がYouTubeのゲームフリーク公式チャンネルで語ったところによると、杉森建氏により先にデザインされたミュウツーのデザインを基に、よりシンプルにするという方向性でデザインを行ったという。
また後述のデータ容量の空きスペースに収めるため、ドット数の少ない小柄で白っぽい体色のデザインに収束したとも語っている。
2016年6月7日に結果発表された「ポケモン総選挙720」では3位を獲得した。
ゲームにおける特徴
当初はゲーム中には直接登場せず、ミュウツーのオリジナルにあたるポケモンとして言及のみがなされる予定だった。
しかしROM内にデータは存在していた。これについては開発終了直前、デバッグ用のプログラムを抜くことで空いた300バイトの容量に入れられたと語られている。図鑑データも完備されており、正式に151匹目のポケモンと扱われている。
さらに『ハートゴールド・ソウルシルバー』発売前のインタビューでは、森本氏が「いたずらとしてこっそり入れた」と答えている。現代でやったら懲戒や訴訟問題に発展してもおかしくない、黎明期ならではのエピソードと言える(なお、田尻智には許可を取っている)。
ミュウの特殊性は、出現のための操作手順が意図的に仕込まれていなかったことである。このあたりで、いわゆる「イースターエッグ」とは明らかに異なる存在と言える。
森本氏は上記インタビュー等で「何かのタイミングでうまく使えばいいと思っていた」と答えており、実際に出現することまでは想定していなかったとしている。
しかし、初代ポケモンには些細な操作でデータ上の異常な領域をメモリに読み込んでしまうバグ(いわゆるセレクトバグ)が存在し、このバグによってミュウが格納されているデータ領域を参照してしまった時、突然ミュウが出現するという現象が発生した。
田尻智氏は、ミュウについて「都市伝説のように語られるポケモンになることを狙っていた」としているが、図らずもバグによってミュウの存在は本当の都市伝説のように不確かな噂として広まったのである。
当時のプレイヤーたちはミュウを求めて普通のプレイでは行わないような様々なバグをわざと起こすようになった。その結果、「けつばん」をはじめ多数のバグポケが生み出されるという事態が起こった。
バグポケたちは、セーブデータはもちろん、最悪の場合ゲーム本体を破壊しかねない危険な存在であったため、任天堂やゲームフリークは対応を迫られた。
結局イベントなどにおいて専用の機材を用いてデータを解放するというサービスを行うことを決めた。こうして、今に至るまで行われている「イベント限定配布ポケモン」という概念が誕生したのである。ミュウの存在が露見しなければ今日に至るまでに配布ポケモンという概念が誕生しなかったかもしれない。
なお、コロコロコミック1996年5月号にて20人限定での配布を予定していた当時、田尻智はゲームフリーク社内に「子供達にとってポケモンは友達だ。データをプレゼントなんて言い方は避けろ」と提案していた。因みに1998年にはポケモンのニンテンドウ64進出を記念して「なみのり」を覚えたピカチュウの配布がされたが、当時のポスターには既にその個体について「データプレゼント」とポケモンを本当にいる存在だと信じている子供に配慮しない文言が書かれている。
データ上は存在するが、通常プレイでは出現しないポケモンという存在。これがミュウによって確立された「幻のポケモン」の定義であり、後発作品にも受け継がれていくことになる。
配布および登場作品
最初の幻のポケモンだけあって、配布についても幾度にわたって行われている。先述したプレゼント企画において、当選者20人に対し7万8000通の希望が来た逸話は有名。
初代
1996年に「おや:コロコロ」、1997・1999年に「おや:マクハリ」が配布。どれも技は「はたく」のみで、第2世代に転送した場合、にがいきのみを所持。
第3世代
2005年の映画特別前売り券の配布で、日本での配布個体は「おや:ハドウ(ID:50716)」(こちらも参照)。
また、『エメラルド』限定の個体については後述参照。
第4世代
ポケモンフェスタ2007 ポケモンパルシティにおいて各会場「おや:パルシティ(ID:07157)」が配布。(こちらも参照)
2010年のポケモン金・銀10周年記念プレゼントとしても、二回の期間に分けて配布がなされた。日本版は「おや:ススム(ID:11219)」(こちらも参照)
Wiiウェア『みんなのポケモン牧場』では、ポケモンを999匹以上集めるとユカリが連れてくるという形で登場する。これにより、難易度は高いものの環境さえ整えればいつでも入手できるようになった(現在、ソフトの新規購入はできない)。
第6・7世代
ポケモン20周年にあたる2016年2月には、初代VC購入特典として翌年2月まで第6世代(XY・ORAS)にミュウが送れるシリアルコードが配布されていた。……だけならまだしも初代VC自体にミュウがやってくる配布チケットが初代VC同梱版2DS購入者のみに配布された。
翌年には夏の映画キャンペーンとしてセブンイレブンとポケモンセンターで計2回の配布が行われた。
また『金・銀』のVCも登場したため、上記の初代VCにミュウがいれば『金・銀』に送ることもできるようになった。
第8世代
2018年以降は、Switchと連動した機器である「モンスターボールPlus」にミュウのデータが付属している。しかも1個につき1体付属するので、理論上はいくらでも入手できる。
『BDSP』では、『LPLE』のセーブデータがあるとソノオタウンにいるNPCからミュウを貰うことができる。これにより、「モンスターボールPlus」すら介さずに入手できるようになった。性格や個体値を厳選することも可能なので、ポケ廃にも嬉しい仕様となっている。
第9世代
2023年には期間限定ながら『ポケモンSV』がプレイできれば「あいことば」の入力だけで受け取れる「キミだけのミュウ」が配布された。「キミだけ」というのはステータスやテラスタルのタイプなどがランダムで選べないことに由来している。
受け取り自体は本当に何の制限も無く、オンラインシステムが解禁された瞬間から可能。これはアカデミー到着前の実質チュートリアル期間中にあたり、この時期新規に始めたプレイヤーにとっては「旅パ」に組み込んでそのままストーリーを進めることも現実的な選択肢となっている。
そのような需要を見越してか、レベルも5と非常に低く抑えられている。
(こちらも参照)
色違いについて
反面、以下の理由により、正規の手段で色違いが入手可能なポケモンの中で、現状もっとも入手難易度が高いポケモンの一種でもある。
- 色違いミュウを手に入れるには、第3世代の『エメラルド』(限定で配布されたアイテム「ふるびたかいず」を手に入れることで行くことができる特殊ダンジョン「さいはてのことう」でシンボルエンカウントできるミュウ)で粘るか、後述の『ポケモンGO』で入手した個体を『ポケモンホーム』に送るかの二択しかない。他は全て「色違いブロックルーチン」が施されているため絶対に色違いにならない。
- 「ふるびたかいず」は2005年7~8月に全国各地で開催されたイベント「ポケモンフェスタ2005」と、同年9月に名古屋市で展開された「Pokémon The Park 2005」でしか配布されておらず、事実上配布期間は3ヶ月弱、場所も極めて限定的という超が付くほどのレアアイテムである。
- そもそもリアルタイムで配布を受けたROM自体の数が限られている上、当然ながら既にミュウを捕獲していたりセーブデータを消してしまった場合は意味がなくなるため、今から正規の色違いミュウを手に入れようとするならば、中古ゲーム店などで「『ふるびたかいず』を受け取っていてミュウを未捕獲、なおかつセーブデータが無事で改造などの曰くがないROM」を引き当てる必要がある。
- 配布から10年以上が経過した今、そんなROMの現存数が極めて少ないであろうことは想像に難くない。また、エメラルドは現在でも中古価格が高めであることが多いため、本気で手に入れようとするならば相応の出資は避けられないだろう。
このような事情から、GTSやミラクル交換で流れている色違いミュウはまず間違いなく改造、コピー、VC版のバグなどを用いて作られた不正データと思っていい(一応、GO産の可能性もないわけではないが…)。
色違い入手の難しさでは他にFRLG限定の「たんじょうのしま産デオキシス」やポケモンレンジャー配信ミッション報酬の「タマゴ産マナフィ」などが同格として挙げられるが、配信の時期や場所の範囲、厳選作業の手間などがそれぞれ異なるため、一概にどれが一番難しいのかは判断し難い。
一応、かつて入手とデータ維持が間違いなく最も難しかった色違いセレビィがVC版クリスタルで無条件解禁された例もあるため、これらの色違いが今後解禁される可能性もゼロではないが。
対戦での評価
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 600 |
ステータスはオール100で、これ以降小型の幻のポケモンの定番となった(第5世代まで=セレビィ、ジラーチ、マナフィ、シェイミ(ランドフォルム)、ビクティニ)。
レベル100までに要する経験値は意外にも105万タイプで、これまでの最初に選べる御三家と同じである。
全てのマシン技と教え技(人間側が教えない場合を除く)を覚えられるのが最大の特徴。
体が岩でもないのに「ロックカット」が使えたり、羽がないのに「はねやすめ」や「はがねのつばさ」が使えたりする。全てのポケモンのDNAが含まれているというのだから体を技に合わせて変化させているのかもしれない。
『ポケモンXD』などを駆使すれば覚える技のレパートリーはさらに増える。
そのため、相手に型を読まれないという大きな利点がある。
戦闘に出さない場合でも、必要な技を自前で揃えられ、かつては「シンクロ」にも捕獲時の効果があったことから高級な捕獲要員としての需要もあった。
ちなみに、メタモン以外で唯一「へんしん」を自力で覚えられるポケモンでもある。
これはただ珍しいだけでなく、「ふういん」を使ってから「へんしん」することで相手の技を4つ全て縛るという実用性も持っている。
専用Zワザは攻撃と共に場を「サイコフィールド」に変える「オリジンズスーパーノヴァ」。エスパー技ゆえにあくタイプに無効となるが、決まれば先制技無効・タイプ一致技強化とかなり有利になる。
第9世代
今作ではわざマシンが171種に激増しており、その中にはこれまで「人間側が教えない」技であった御三家究極技やドラゴンタイプの奥義、はがねタイプの最終兵器も含まれている。
ちなみに創造神は「ハードプラント」のみ覚える手段が存在しない。
新要素のテラスタルにより、あまり強くないエスパー単タイプを変更できる。「へんしん」しつつ、テラスタイプも変えたりと、さらにトリッキーな戦術が可能になった。
テラレイドバトルでは最強クラスのサポーターとして活躍する。
番外作品
ポケモンカードゲーム
詳細はこちら
ポケモンスナップ
初代
トオルが僅かに一部分だけでも撮影できたことがきっかけでオーキド博士のポケモンアイランドの撮影に協力することになる。ミュウの撮影を成功させることが本作の最終目標となっており、条件を満たすと最後のステージで登場。バリアを貼っているため普通にシャッターを構えても映らないが、何度かアイテムをぶつけることでバリアが剥がれ、撮影できるようになる。
Newポケモンスナップ
本編クリア後にある場所で登場する。ただし、ベストショットを撮影するためにはいくつかの手順を踏む必要がある等前作以上に難易度が高い。
ポケモン不思議のダンジョン
救助隊シリーズ
「地底遺跡」に潜むが、仲間になる条件が非常に厳しい。
- 道中にいるレジロック・レジアイス・レジスチルを倒し「ロックパーツ」「アイスパーツ」「スチルパーツ」を集め、「オルゴール」にする
- 「オルゴール」をバッグに入れた状態で36~98Fのどこかに出現することがある
- フロアに入った瞬間に出現判定があり初期配置にいなかった場合は、同じ階層にい続けても追加出現で現れることはない。モンスターハウスに潜んでいる場合もある。
- 別のポケモンに「へんしん」することがあるので、メッセージを見逃すと大変なことになる。
- 仲間になる確率自体も低い。
出会うだけでも相当な運と根気が必要なのに失敗する可能性まであるので、加入は非常に困難。無事仲間にできたら大事にしてあげよう。伝説・幻枠のポケモンでありながら顔グラフィックは用意されていない。
ちなみに本作はゲーム内限定の条件だけを満たすことで合法的な手段でミュウを使用できる(=本家のように他作品との連動や公式からの配布と言った特殊な条件が関わらない)初の作品だったりする。
リメイク版であるDXでも遭遇自体困難なのはほぼ同様だが、
- オルゴールやパーツがアイテム扱いではなくなった(=入手した後で冒険失敗して紛失の心配がなくなった)
- すごわざの1つ「わきあいあい」やふしぎだまの1つ「かんゆうだま」などで加入確率を上げられる
- 同じ階層で粘ればターン経過での追加出現もするようになった
と言った追加要素や仕様変更に伴いオリジナル版よりは多少緩和されている。それでも仲間にするのに相当な根気が必要なのは変わらない。
探検隊シリーズ
7つの秘宝ダンジョンの1つ「ミステリージャングル」の最奥部に潜む。口調が安定しないらしく、ボスとして戦う時には「われは ミュウ!」と大変威勢がよいが仲間になると幼い口調になる。
ポケモン超不思議のダンジョン
ストーリーに関わらないと思いきや……
ポケモンレンジャー
第1作
スペシャルミッション「まぼろしのミュウをさがせ!」に登場。オリブジャングルにて発見され、スタイラー研究の為にシンバラ教授はミッションを出した。
一方、第一発見者のポンプはその事を町の住人に話すも何人かには信じてもらえず、陰で「嘘つきポンプ」呼ばわりされた結果、自身もエネコか何かの見間違いと断じて信じなかった。しかしサマランドの住人たちの協力も経て主人公の手でキャプチャされた。
その後、シンバラ教授はミュウに対しそのキャプチャデータをレンジャー活動の役に立つ様に使う事を約束し、ミュウはリリースされ、ポンプはミュウを見た事が嘘ではなかった事に満足していた。
光の軌跡
石板のみの登場。アルセウスのキャプチャにてSランクを取ると、ミュウの石板が2%の確率でドロップする。
ポケパークWii
主人公のピカチュウたちをポケパークに呼び込んだ張本人で本作のラスボス。スカイガーデンでは「アスレチック」「バトル(ミュウが変身するブーバーン→ガブリアス→バンギラスの3連戦)」「おいかけっこ」で勝負することになる。全てのちからくらべに勝利すれば友達になる。
ポケモンGO
リリースから約1年半後となる2018年3月31日(日本時間)に満を持して登場。ミュウが登場したことにより、カントー図鑑全151匹をコンプリートできるようになった。
同日から実装された「フィールドリサーチ」で与えられるミッションの報酬の1つとなる。
ミュウに出会うためには「スペシャルリサーチ」を最後まで達成する必要があるが、
- トレーナーレベルを25以上にする
- メタモンを1匹捕まえる
- ゴーストタイプのポケモンを10匹捕まえる
- レイドバトルを10回行う(当初は1ヶ所のレイドでも時間切れで1回とカウントされたが、現在は正規に10ヶ所のレイドを行わないといけない)
- (コイキングのアメを400個確保した上で)コイキングをギャラドスへと進化させる
など、普通のカジュアルプレイヤーでは長い時間を費やしそうな課題が所々に現れる。各課題に時間制限は無いので、自分に合ったペースでのんびりと進めていこう。
肝心の性能は、かなりのクセがあると言わざるを得ない。
その理由としては、
- 伝説のポケモンはジムの防衛に使用できないため「こうげき」のパラメータが重要視されるが、ミュウの「こうげき」は他の伝説のポケモンと比べてもかなり低い(もちろん平均から見れば十分すぎる性能を持っているので、全く使えないということではない)。
- CPの高い個体が手に入るかどうかが完全に運任せ。ミュウは一度しか出会うことができないため、「遭遇回数を増やしてより強い個体を厳選する」という手段が使えない。
- 覚える技の候補が恐ろしく多い。ノーマルアタックは10種類以上、スペシャルアタックに至っては20種類以上。技を厳選するつもりなら貴重なわざマシンを数十個(運が悪ければ数百個)単位で消費することを覚悟しなければならない。しかもこれだけあるにもかかわらず通常技にタイプ一致がない。
- 現在は自分の好きな技を覚えさせることのできる「すごいわざマシン」が登場したが(それもそもそもGOバトルリーグでランク7以上に到達しなければ貰えない貴重品である上に、ミュウのその性能故に使う必要があるかと言うと微妙なところではあるのだが)…。
ミュウが登場した後に実装された技(「はどうだん」等)は基本覚えないと割り切ってもよいが、既存の技についても強化が進められ、現在は「シャドークロー」「ニトロチャージ」「ワイルドボルト」の技構成でGOバトルリーグでの活躍が可能となっている。
なお、クエスト中に依頼主であるウィロー博士から「ミュウはかつて南米で発見された」という台詞が聞ける。今となっては殆ど忘れられているに等しい設定であり、この台詞を目にした際、「そういえばそんな設定あったっけ」と思い出した古参のポケモンファンも多かったことだろう。原作とは異なり、拡張現実のシステムを用いた本作だからこそ、不自然さを出さずに言及することができたとも言える。
色違い
色違いセレビィに後れること2か月、2021年2月に有料イベント(1480円)「Pokemon GO Tour:カントー地方」の開催と共に実装された。通常色で個体値が低かった人にとってはもう1度厳選できるチャンスとなる。
ただ、例によって入手難度がかなり高く、色違いメタモンのスペシャルリサーチの後続として登場するうえ、151にまつわるタスクが多い(151km歩く、ポケモンを1510匹捕まえる等)。一応、ポケモン25周年の記念でもあったはずなのだが…。
しかし、このリサーチにプレイヤーたちが難儀したものはもう1点あった。
なんとナイアンティック側の技術的不具合でイベントに参加していないプレイヤーにもこのスペシャルリサーチが配布されるという致命的なミスが発生したのである。
これに対し、ナイアンティックは未購入者への配布分を「削除しない」と発表。言うまでもなく購入者からの返金要求が発生することとなった。
購入者に対しては「補填のタイムチャレンジを配布する」という通達があったものの、その中身は課金するレベルのプレイヤーにとっては十分間に合っているものばかり(一応すごいわざマシンノーマル・スペシャル等のレアアイテムもあったが)であり、「1500円分には足りない」と火に油を注ぐ結果となってしまった。
ちなみに、それすらも未購入者に誤って配布しかけている。
内容の詳細は「続行リサーチ151」を参照のこと。
ポケモンクエスト
本作最後に解禁されるステージである「きぐうの島」の最後にボスとして登場。要するに本作の隠しボスポジション。ラスボスのミュウツーと違い台詞はないのでどんな存在かは不明。
さすがに隠しボスだけあって非常に強い。特に体力を減らすと使うようになる「はかいこうせん」が危険。タフネスストーンで体力を強化しまくり、さらに「ビルドアップ」によるダメージ減少をつけてもまともに食らうと1発で沈む場合もあるほどである。
ちなみに同じ位置にミュウツーが出現することもある。
「きぐうの島」を制覇することでポケモンクエストを完全クリアしたことになるが、チャレンジクエストの報酬以外に特にご褒美はない。
「カクコロレジェンドスープ」を作ることで低確率で仲間にできる。
敵として強かったのだから味方でもさぞかし強力…と思いきや、『ポケモンGO』と似た理由でわりと微妙。
ステータスは確かに高く弱いわけはないのだが、覚える技の候補が非常に多く、何度も技特訓を繰り返してもろくな技を覚えてくれないのはよくあるパターン。運よく「サイコキネシス」あたりを覚えてくれれば活躍させられるのでミュウ好きなら頑張ろう。
なお、確定ではない反面、レジェンドスープに必要な神秘の貝殻さえ確保できればいくらでも仲間にする機会自体はある。
ポケモンマスターズ
オーキド&ミュウ
2020年2月14日に実装。ポケモンとトレーナーがバディを組んで戦うこの作品において、なんとオーキド博士がミュウの相方となった。期間限定のイベント中にログインするだけで入手可。初期レアリティは☆3でエスパータイプのテクニカルキャラ。
ステータスが全て同じ数値(HPのみ例外)・複数のタイプの技を使える・公式からの配布キャラといったように、本編におけるミュウの特徴を踏襲したものとなっている。
必中で全体攻撃の「スピードスター」にデバフ効果を付与して放つことができ、バディストーンボードを開拓するとチームの壁役にもなれる。
技にランダム性があり、ステータスが良くも悪くも平均的など突出した強みはないが、育て上げればガチャ産の高レアキャラと肩を並べるほど優秀なバディーズになる。
ちなみに本来博士が連れてきたポケモンはニドリーノ。
技(バディーズ技使用前)
スピードスター |
---|
攻撃が必ず命中する |
スピーダー |
自分の素早さを2段階あげる |
サイコキネシス |
10%の確率で相手の特防を1段階さげる |
レッツ ゴー! |
自分の特攻を2段階あげる。自分の攻撃と防御と特防と素早さと命中率と回避率の中からどれかひとつを3段階あげる |
技(バディーズ技使用後)
だいもんじ |
---|
10%の確率で相手をやけど状態にする |
かみなり |
天気があめのときは攻撃が必ず命中する。30%の確率で相手をまひ状態にする。 |
サイコキネシス |
10%の確率で相手の特防を1段階さげる |
ふぶき |
天気があられのときは攻撃が必ず命中する。10%の確率で相手をこおり状態にする。 |
バディーズ技
偉大なポケモン博士のサイコキネシス |
---|
追加効果なし。★6EXアップ後は威力が1.5倍になる。 |
パッシブスキル
オーキドの研究成果 |
---|
バディーズわざをつかったあと自分が持っている技の一部が別の技に変化する |
抜群時威力上昇1 |
効果抜群のときに技の威力をあげる |
攻撃時能力ダウン9 |
技での攻撃が成功したときに相手の攻撃と防御と特攻と特防と素早さと命中率と回避率の中からどれかひとつを1段階さげる |
ポケモンユナイト
諸元
ロール | アタック |
---|---|
タイプ | 特攻 |
攻撃範囲 | 遠隔 |
進化 | なし |
わざ1 | 可変(レベル1)(※1) |
わざ2 | 可変(レベル3)(※1) |
ユナイトわざ | ミスティークミラージュ(レベル8) |
とくせい | シンクロ(※2) |
価格 | 15000コイン(※3)/575ジェム |
- ※1:レベル5以降、「わざリセット」による再選択が可能になる。また、再選択時にユナイトわざの使用間隔を短縮する追加効果が発生する。
- ※2:わざを使用すると、自分と周りにいる味方のポケモンの移動速度が上がる。一度発動すると、次に発動するまで25秒の待ち時間が必要(ゴールなどによる短縮あり)。なお、「わざリセット」を同じタイムラインで管理している。
- ※3:当初はイベント「ミュウの石板チャレンジ」クリア報酬。
ゲーム1周年イベント第2弾・新マップ「テイア蒼空遺跡」実装・バトルパスシーズン10およびランクマッチシリーズ6開始の節目となる2022年9月2日参戦。持ち前の器用さを独自のわざ体系として表現している。
このゲームの「わざ1」「わざ2」は、通常「弱めのわざ1種→強いわざ2種から選択」と強化されてゆくのだが、ミュウの場合はいきなり「強いわざ3種から選択」となっており、しかも「わざリセット」によって一定時間ごとに他のわざと入れ替えられるのである。
選択肢は以下の通り。
わざ1 | 内容 |
---|---|
エレキボール | 狙った相手に必中のボールを放つ。当たるとしばらくまひ状態になる。ピカチュウが使用するものに近い。 |
ソーラービーム | 指定した方向直線状にビームを放つ。フシギバナが使用するものに近い。 |
なみのり | 波に乗って移動する。自身にシールド、相手に行動不能の追加効果がある。カメックスが使用するものに近い。 |
わざ2 | 内容 |
コーチング | 味方ポケモンの近くに移動し、シールドと攻撃速度上昇を与える。また、自身のわざ1の使用間隔を短縮する。 |
ひかりのかべ | 指定した場所に壁を貼る。壁はポケモンを通さず、わざは相手のものは減衰させ、自身のものは増強して通す。壁が出ている間にもう一度使用すると、自身に追従させることもできる。 |
こうそくいどう | 指定した方向に移動し、その後しばらく移動速度が上がる。2回まで溜めておける。 |
ユナイトわざ | 内容 |
ミスティークミラージュ | 宙に浮かび、まもり状態となる。行動すると解除されるが、しばらくシールド、移動速度上昇、わざの使用間隔短縮が続く。さらに、自身と付近の味方ポケモンをステルス化し、終わり際には敵ポケモンへのダメージも与える。 |
分類上はアタック型であるが、わざ2とユナイトわざはサポート色が強い。できることは多いが、その分知識と経験が求められ、適切な時に適切な行動を選択できなければ器用貧乏と化してしまう上級者向けポケモンとしてデザインされている・・・はずだった。
実際のミュウは雑に扱ってもかなり強い、いわゆる「厨ポケ」の域に達しており、特に他のポケモンのわざが出揃わない序盤は単体で場を制圧してしまえるほどであった。
この手のMOBAでは、序盤に付いた戦力差が覆されずむしろ拡大してゆく「スノーボール」という現象が発生することがままあるが、ミュウの存在は典型的なそれとして、半ば義務視されるまでになる。
しかしながら、ミュウはイベントでの参戦であり、使用する権利(ライセンス)を獲得するにはかなりの手間と時間を要した。「ミュウで遊ぶために別のポケモンで遊んだ実績を作る」という企画は本末転倒ですらあった。アイテム「ジェム」を使用すれば大幅に緩和できたが、これは課金限定品であり、俗に言う「P2W」の様相まで呈した。
また、当時の環境では特殊アタッカーそのものはさほど強いカテゴリとは見做されていなかった。このことはサポート型寄りのミュウにとってより有利に働くと共に、一匹いれば十分ということで、元々「エレキボール」を使っていたピカチュウらの方が邪険に扱われるという風潮すら生まれた。
新マップの試行錯誤でストレスの溜まりやすい時期だったということもあり、ミュウが諸々のヘイトを一手に引き受ける結果となってしまったのである。この状況はイベント期間一杯続いた。
バトルパスシーズン10のメインキャストもミュウであり、専用のムービーや中世の吟遊詩人のようなホロウェア「エレガントスタイル」が制作されている。
ここからは状況証拠でしかないが、猛威を振るいながらもミュウが1ヶ月以上存置されたのは、この起用が関係しているとする指摘もある。バトルパスもまた「ジェム」の必要なコンテンツであり、シーズン10の期間はイベントと同じ10月13日まで。すなわち、ライセンスに課金しなかったプレイヤーでも、こちらには課金することを当て込んでいたのではないかという説である。
トレーナー向けに衣装「ミュウセット」も実装されたが、パーカーという比較的シンプルなデザインながら、こちらも「ジェム」での購入しかできないという強気な売り出しがなされている。
その後、2度にわたって大幅なナーフが入ったことで、設計通りの上級者向けポケモンに落ち着いている。他のポケモンも調整されて登場時ほどの極端な格差は付きにくくなり、現在では概ね選択肢の一つとして受け入れられている。
ホロウェアにはドレスのような「おめかしスタイル」が加わっている。これも入手手段は「ジェム」での購入に限られ、バトル以外では引き続き「お高い」存在であり続けてもいる。
『スマブラ』シリーズ
ポケモンシリーズには含まれないが、モンスターボールから出現するポケモンとして全作品に登場していることは特筆される。
どの作品でも基本的に「そらをとぶ」で飛び去っていくだけだが、対戦後にスコアが加算されたり、オフライン向けのアイテムを落としていくこともある。いずれも滅多に出現しないため、遭遇したら運が良いとは言える。
アニメ版
アニメでは、出てくるたびに設定が複雑になるという特徴があり、バリアの展開や他のポケモンへの変身能力など、多数の能力を持つ。ただ少なくとも、「ミュウツーの逆襲」のミュウと「波導の勇者」のは違う個体であり、ミュウも複数の個体が存在していることが示されている。
CVは「波導の勇者」を除き一貫して山寺氏が担当している。
アニポケ・サトシの旅シリーズ
劇場版『ミュウツーの逆襲』
- CV.山寺宏一
仕草こそとても愛くるしいものであるが、端的に言えば自身のコピーであるミュウツーを嫌悪し始末しに来たらしくなかなかに剣呑な個体。
劇場版『ミュウと波導の勇者ルカリオ』
- CV.こおろぎさとみ
こちらでも主役格として登場。メインの舞台である「世界のはじまりの樹」と密接な関係を持っている。「ミュウの謎が明かされる」と言われていたのにさらに複雑になった。
ミュウツーの逆襲に登場した個体と違い無邪気でイタズラ好きな性格で作中ではプロローグでホウオウ、本編ではスバメ→ピチュー→キモリ→マネネ→エイパム→ピカチュウ→ニャース→ピジョットの順番で様々な姿に変身している。作中で変身した形態ではエイパムの姿でいた時間が一番長い。
城のポケモンバトルに勝利したサトシのピカチュウを気に入ったようで仲良くなる。遊ぶのが大好きなようでオルドラン城の屋根裏部屋から持ち出したと思われるおもちゃが住処にたくさんある。意外にも女性声優がミュウを演じたのは現状では今作のみである。映画の紹介記事ではよく「ピカチュウがミュウに攫われる」と言った描かれ方をしていたが実際にはピカチュウ(ついでにニャース)を連れ去ったのは殆ど不可抗力によるものである。エンディングではサトシ達に付いてきたウソハチ(CV:梶原雄太)と共にはじまりの樹の住処で楽しそうに遊ぶ姿が描かれた。
ダイヤモンド&パール92話「原点回帰だロケット団!?」
ロケット団の妄想で登場。
サン&ムーン42話「カントーでアローラ! タケシとカスミ!!」
アニメ本編への登場はOPには何度かあり、初期の総集編にも出演していたが長らく出てくることはなかったが、放送20年目で本編初登場。この回はカスミやタケシが久しぶりに再登場した記念すべき回で、サトシと顔を合わせることはなかったが、まさかのミュウのサプライズ登場となった。
第7シリーズ
- CV.山寺宏一
初期の設定に『ポケモンGO』の要素を合わせたような扱いがなされており、ストーリーの根幹に関わる存在となった。これに対応する人間キャラとして登場し、新たなダブル主人公の片割れとなったゴウも『GO』を強く意識している。
こちらの個体は非常に無邪気な性格をしているが、ホダカ博士による研究で「天使のように慈悲深い、悪魔のように残酷」「自身を追い続けたトレーナーに対して地面に叩きつけたうえに炎や冷気を放って攻撃した」との証言がある。実際、作中ではガルーラの子供やサトシのピカチュウ達を助けた一方、レイドバトルでトレーナーの手持ちではない周囲の野生のポケモン達すら巻き込む甚大な被害を出している。
4年前カントー地方の某所(サトシのピカチュウの故郷)にいた。当時偶然にも目撃した幼い頃のゴウは、かねてからの夢を叶える手段としてミュウゲットを誓うこととなる。
ゴウは「最初のポケモンはミュウにする」と決めていたため、サクラギ博士が最初のポケモンとして用意したカントー御三家も受け取らなかったが、後に相棒となるヒバニーに心を動かされ友情ゲットしている。その後は「全てのポケモンをゲットしてミュウに辿り着く」に目標を改めた。
20話「夢へ向かってゴー! サトシとゴウ!!」で再登場し、ルギアに変身してムコニャに捕まったピカチュウ達を助ける。
全てのポケモンの遺伝子を持つ幻のポケモンであるため、本格探索研究プロジェクト「プロジェクト・ミュウ」が発足している。ゴウは中盤より本調査隊メンバー「チェイサー」になるべく、「トライアルミッション」にエントリーしている。
「さいはてのことう」で暮らしているが、雨雲と強風に覆われ年の一度の乾季以外には上陸は不可能で化石ポケモンすらいるという独自の生態系がある前人未到の地である。
133話「プロジェクト・ミュウ」・134話「つかみとる未来!」で分身してカイオーガとグラードンに変身することが判明。変身を解き、ゴウ達チェイサーに星の記憶を見せた後に彼らに対してレイドバトルを行い、圧倒的力(本人は遊びのつもり)を見せつける。
映画『名探偵ピカチュウ』
直接登場はしないものの、ミュウツーの元となった存在として名前のみ登場。
また、劇中には古代生物ミュウの化石が発見された新聞記事が資料として登場していることから、本作に登場したミュウツーはミュウの化石から作り出された存在である可能性が高い。なお、新聞記事のタイトルには「また発見」と書かれていたことから、作中では過去にも何度かミュウの化石が発見されたことがあった模様。
このことや、本作に登場するミュウツーが「20年前にカントー地方から脱走した」と語られていること等から、ファンの間では「もしかすると『ミュウツーの逆襲』に登場した個体と同一の存在のなのではないか」という考察が存在している。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
第1章の第1話から登場するポケモンであり、タイトルの「VS○○の○○」に最初に名前の入ったポケモンである。かつて究極のポケモン製造計画を進めるロケット団から睫毛を採取され、その細胞を元にミュウツーが生み出された。
第1章では、マサラタウン近くの森でレッド・グリーンがミュウにバトルするが、グリーンはミュウを強いと判断しヒトカゲを引っ込め、レッドらニョロ(ニョロゾ)を簡単に倒されている。
タマムシシティではミュウツー計画を進めるロケット団に狙われるが、レッドの活躍によって捕獲は阻止され、またどこかへ消えていった。その後は第1章のラストでポケモンリーグでのレッドとグリーンの試合を見物していた。
第5章では、終盤で暴走したロケット団の飛空艇の墜落を防いでいる。滅多に姿を見せないが、第6章では普段は「さいはてのことう」にいることが言及されている
6章から登場する図鑑所有者のエメラルドは暴れているポケモンを鎮める為に故郷の土で囲む「Eシューター」を持っているが、「さいはてのことうの土」も所持しており「あらゆるポケモンの故郷の様なもので大体のポケモンを鎮める事が可能」な謂わばEシューターの最終手段の様なものである(ただし、13章では生息地不明のフーパには効き目が無かった)。
PiPiPi★アドベンチャー
最終回にて登場。「ミュウに願い事を三回言えば願いが叶える」という、流れ星と酷似した噂を持っていた。
ポケモンゲットだぜ!
主人公シュウの父親が追い求めているポケモン。なおシュウの名前もミュウから取られている(本当はミュウと名付けたかったが止められた)。
本物としては登場しないが、メタモンがこの姿に変身して登場した。そのため、シュウの父との戦いに勝つために、罠として仕掛けた事もある。
余談
ポケモン屋敷においてフジ博士が残した手記には
「2月6日: ミュウが子供を産む。産まれたばかりのジュニアをミュウツーと呼ぶことに…」
という記述がある。タマゴでなく、子供である。
初代には未だタマゴという概念が存在していなかったという事情からかもしれないが、リメイク作である『ピカブイ』でも修正されなかった。
この記述に関しては、子供を産んだというこの個体は番となるポケモンが他にいて妊娠していたのか、あるいは無性生殖もしくは単為生殖が可能なのか、産まれた時点のジュニアはどのような姿だったのか、など謎が多いが、たまごみはっけんグループのポケモンが繁殖を行ったという明確な記述がなされた非常に珍しいケースである。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0150.ミュウツー / メガミュウツー(X・Y)→0151.ミュウ→0152.チコリータ
幻のポケモン
ミュウ → セレビィ
関連ポケモンや人物等
その他