概要
前年まではライト層に向けた広告を展開していたJRAだったが、2022年からは「競馬ファンの方にもそうでない方にも競馬の魅力をお伝えするプロモーション」と題して、2011年~2013年のような馬を中心に据えたテレビCMを展開した。
出演は長澤まさみ・見上愛・佐々木蔵之介(2023年より)、BGMは安室奈美恵の「Hero」を使用。なお、ラジオCMではBGMは使用されていない。
前半部分の映像は数か月を通して使い回される。
また、ポスター「名馬の肖像」にもロゴが使用されている。
CM一覧
2022年CN一覧
60秒ver.
あの日、目に焼き付けた雄姿を、胸が震えるほどの感動を、私たちは忘れない。
HEROは、心の中で走り続ける。
最強・至高・究極、そんな言葉さえ置き去りにする、衝撃のHERO。
ライバルを、血統を、期待を、常識を、己自身を。
さあ、超えていけ。HERO IS COMING.
使用された映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
日本ダービー | ウオッカ | 2007年(第74回) | 四位洋文 | |
毎日王冠 | サイレンススズカ | 1998年(第49回) | 武豊 | |
宝塚記念 | 〃 | 〃(第39回) | 南井克巳 | |
高松宮記念 | ロードカナロア | 2013年(第43回) | 岩田康誠 | |
スプリンターズステークス | 〃 | 2012年(第46回) | 〃 | |
天皇賞(秋) | ステイゴールド | 1999年(第120回) | 熊沢重文 | 2着(勝ち馬スペシャルウィーク) |
目黒記念 | 〃 | 2000年(第114回) | 武豊 | |
有馬記念 | オグリキャップ | 1990年(第35回) | 〃 | |
日本ダービー | ディープインパクト | 2005年(第72回) | 〃 |
※30秒ver.ではロードカナロアが不在で、オグリキャップ・ディープインパクトがひとまとめにされている。
15秒ver.はウオッカ・オグリキャップ・ディープインパクトのみ登場。
2022年通常ver.
前半部は通常の30秒ver.と同じ。
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
フェブラリーステークス | アグネスデジタル | 2002年(第19回) | 四位洋文 | 「名馬の肖像」と同じ |
高松宮記念 | ロードカナロア | 2013年(第43回) | 岩田康誠 | |
大阪杯 | キタサンブラック | 2017年(第61回) | 武豊 | 「名馬の肖像」と同じ |
安田記念 | タイキシャトル | 1998年(第48回) | 岡部幸雄 | |
宝塚記念 | リスグラシュー | 2019年(第60回) | ダミアン・レーン |
2022年桜花賞~優駿牝馬
春、あのHERO達も、名も無き一頭に過ぎなかった。
静かに闘志をたぎらせ、その時を待つ。
そして、証明してみせた。自分こそが、新しいHEROだと。
さあ、その名を刻め。HERO IS COMING.
共通部分の映像
3歳クラシックを制した馬のトライアル戦や、実際の三冠レースでの映像が使用されている。
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
皐月賞 | ダイワメジャー | 2004年(第64回) | ミルコ・デムーロ | |
スプリングステークス | メイショウサムソン | 2006年(第55回) | 石橋守 | 「名馬の肖像」では皐月賞が採用 |
桜花賞 | アーモンドアイ | 2018年(第78回) | クリストフ・ルメール | |
チューリップ賞 | エアグルーヴ | 1996年(第3回) | オリビエ・ペリエ |
GⅠごとの映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
桜花賞 | ブエナビスタ | 2009年(第69回) | 安藤勝己 | |
皐月賞 | ゴールドシップ | 2012年(第72回) | 内田博幸 | |
天皇賞(春) | メジロマックイーン | 1992年(第105回) | 武豊 | |
NHKマイルカップ | キングカメハメハ | 2004年(第9回) | 安藤勝己 | |
ヴィクトリアマイル | アパパネ | 2011年(第6回) | 蛯名正義 | |
優駿牝馬 | ラヴズオンリーユー | 2019年(第80回) | ミルコ・デムーロ |
2022年日本ダービー
金の糸で縁取られた、特別なゼッケン。
背負えるのは、選ばれし18頭。
この舞台に立つことの誇りを。
誰も経験したことのない、異次元の期待を。
信じてくれた、全ての人々への想いを。
チカラに代えて。HERO IS COMING.
さあ、夢の頂へ。
CMに登場するレース映像・ゼッケン
馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|
ナリタブライアン | 1994年(第61回) | 南井克巳 | |
ジャングルポケット | 2001年(第68回) | 角田晃一 | |
ディープインパクト | 2005年(第72回) | 武豊 | |
キズナ | 2013年(第80回) | 武豊 | |
シャフリヤール | 2021年(第88回) | 福永祐一 | ゼッケン未登場 |
2022年夏競馬編
眩い夏の、煌めきのように。
若駒のデビューには、その時だけ放つ輝きがある。
弾けるように、大地を蹴り上げ。
彼らは、未知なる感情を知っていく。
この夏から、HEROが生まれるかもしれない。
さあ、未来を創れ。HERO IS COMING.
CMに登場するレース映像
後のGⅠ馬の新馬戦の映像が使用されている。
2022年スプリンターズステークス~天皇賞(秋)
秋。熱き戦いの幕が開く。
絶対に負けられない、宿敵との対決。
譲れない、意地と誇りの激突。
語り継がれる名勝負へ。
さあ、火花を散らせ。HERO IS COMING.
共通部分の映像
「名勝負」とされるレースで統一されている。
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
スプリンターズステークス | ロードカナロア | 2012年(第46回) | 岩田康誠 | 2着カレンチャン |
秋華賞 | ジェンティルドンナ | 2012年(第17回) | 岩田康誠 | 2着ヴィルシーナ |
菊花賞 | ライスシャワー | 1992年(第53回) | 的場均 | 2着ミホノブルボン、3着マチカネタンホイザ |
天皇賞(秋) | ウオッカ | 2008年(第138回) | 武豊 | 2着ダイワスカーレット |
GⅠごとの映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
スプリンターズステークス | マイネルラヴ | 1998年(第32回) | 吉田豊 | |
秋華賞 | アカイトリノムスメ | 2021年(第26回) | 戸崎圭太 | |
菊花賞 | ナリタトップロード | 1999年(第60回) | 渡辺薫彦 | |
天皇賞(秋) | エイシンフラッシュ | 2012年(第146回) | ミルコ・デムーロ |
2022年エリザベス女王杯~チャンピオンズカップ
遥か海を超え、まだ見ぬ強者たちがやってくる。
迎え撃つのは、日本の精鋭たち。
時に、世界の強さに脱帽し、
時に、世界をねじ伏せる雄姿に胸熱くする。
未知なる戦いを、楽しもう。
HERO IS COMING.
共通部分の映像
日本馬と外国馬が対決したレースで統一されている。
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
エリザベス女王杯 | スノーフェアリー | 2010年(第35回) | ライアン・ムーア | |
マイルチャンピオンシップ | カンパニー | 2009年(第26回) | 横山典弘 | |
ジャパンカップ | アーモンドアイ | 2018年(第38回) | クリストフ・ルメール | |
チャンピオンズカップ | クロフネ | 2001年(第2回) | 武豊 | ジャパンカップダート時代 |
GⅠごとの映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
エリザベス女王杯 | ラッキーライラック | 2019年(第44回) | クリストフ・スミヨン | |
マイルチャンピオンシップ | モーリス | 2015年(第32回) | ライアン・ムーア | |
ジャパンカップ | アルカセット | 2005年(第25回) | ランフランコ・デットーリ | |
チャンピオンズカップ | ホッコータルマエ | 2014年(第15回) | 幸英明 |
2022年有馬記念
皆の夢が走る有馬記念。
夢が走るって、ワクワクしますね。
史上最強に打ち勝つ夢。
起こるはずがない奇跡の夢。
想像を超えた、ラストシーンの夢。
「まさみさんの夢は何ですか?」「んふふ~」「言わないんだ~」「秘密~」
CMに登場するレース映像
馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|
ハーツクライ | 2005年(第50回) | クリストフ・ルメール | |
オグリキャップ | 1990年(第35回) | 武豊 | |
オルフェーヴル | 2013年(第58回) | 池添謙一 | |
エフフォーリア | 2021年(第66回) | 横山武史 |
2023年CM一覧
『HEROが待っている』篇(2023年通常版)
佐々木蔵之介が初登場。今回は各馬にキャッチコピーがつけられている。
CMに登場するレース映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | キャッチコピー | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本ダービー | コントレイル | 2020年(第87回) | 福永祐一 | 圧倒的に強いHERO | |
皐月賞 | ゴールドシップ | 2012年(第72回) | 内田博幸 | 型破りなHERO | |
有馬記念 | ダイワスカーレット | 2008年(第53回) | 安藤勝己 | 美しく華麗なHERO | |
日本ダービー | トウカイテイオー | 1991年(第58回) | 安田隆行 | 生まれついてのHERO | |
菊花賞 | ナリタトップロード | 1999年(第60回) | 渡辺薫彦 | ひたむきなHERO |
GⅠごとの映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
フェブラリーステークス | メイショウボーラー | 2005年(第22回) | 福永祐一 | 「名馬の肖像」と同じ |
『いよいよ春のGⅠ』篇(2023年春GⅠ)
CMに登場するレース映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
大阪杯 | スワーヴリチャード | 2018年(第68回) | ミルコ・デムーロ | |
高松宮記念 | キンシャサノキセキ | 2010年(第40回) | 四位洋文 | |
桜花賞 | スティルインラブ | 2003年(第63回) | 幸英明 | |
皐月賞 | ドゥラメンテ | 2015年(第75回) | ミルコ・デムーロ |
GⅠごとの映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
高松宮記念 | キングヘイロー | 2000年(第30回) | 柴田善臣 | |
大阪杯 | アルアイン | 2019年(第69回) | 北村友一 | |
皐月賞 | アグネスタキオン | 2001年(第61回) | 河内洋 | |
桜花賞 | ハープスター | 2014年(第74回) | 川田将雅 |
『脚質トーク』篇(2023年5月~6月)
GⅠごとの映像
競走名 | 馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|
天皇賞(春) | キタサンブラック | 2016年(第153回) | 武豊 | |
NHKマイルカップ | ディープスカイ | 2008年(第13回) | 四位洋文 | |
ヴィクトリアマイル | ヴィルシーナ | 2014年(第9回) | 内田博幸 | |
優駿牝馬 | ブエナビスタ | 2009年(第70回) | 安藤勝己 | |
安田記念 | インディチャンプ | 2019年(第69回) | 福永祐一 | |
宝塚記念 | サイレンススズカ | 1998年(第39回) | 南井克巳 |
『Derby's History』篇(2023年日本ダービー)
1932年、そのレースは始まった。
日本ダービー、それは全てのホースマンの夢。
これまで89の夢が叶い、そして89のドラマがターフに刻まれてきた。
さあ、90回目の夢を、ドラマを、目に焼き付けよう。
CMに登場するレース映像
キャッチコピーが記載されているもののみ。
馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | キャッチコピー | 備考 |
---|---|---|---|---|
ワカタカ | 1932年(第1回) | 函館孫作 | 1932年 第1回日本ダービー開催 | |
シンザン | 1964年(第31回) | 栗田勝 | 威風堂々 戦後初の三冠馬へ。 | |
シンボリルドルフ/トウカイテイオー | 1984年(第51回)/1991年(第58回) | 岡部幸雄/安田隆行 | 王位継承 皇帝から帝王へ | |
アイネスフウジン | 1990年(第57回) | 中野栄治 | 19万人のナカノコール | |
ディープインパクト | 2005年(第72回) | 武豊 | 名手も震えた 異次元の衝撃 | |
ウオッカ | 2007年(第74回) | 四位洋文 | 64年ぶり 牝馬ダービー制覇 | |
コントレイル | 2020年(第87回) | 福永祐一 | 静寂のターフに描く 栄光の軌跡 | |
ドウデュース | 2022年(第89回) | 武豊 | 3年ぶりに 帰ってきた大歓声 | ラストの映像でも使用 |
『HEROを当てろ!』篇(2023年夏競馬)
CMに登場するレース映像
前年同様、後のGⅠ馬の新馬戦の映像が使用されている。
『名コンビHERO』篇(2023年天皇賞秋)
『古馬VS3歳馬』篇(2023年チャンピオンズカップ)
馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|
チュウワウィザード | 2020年(第21回) | 戸崎圭太 | |
クリソベリル | 2019年(第20回) | 川田将雅 |
『ビッグバンド』篇(2023年有馬記念)
馬 | 優勝年(回次) | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|
ナリタブライアン | 1994年(第39回) | 南井克巳 | |
ヴィクトワールピサ | 2010年(第55回) | ミルコ・デムーロ | |
グラスワンダー | 1999年(第44回) | 的場均 | |
キタサンブラック | 2016年(第61回) | 武豊 |
2024年CM一覧
『HEROがくれたもの』篇(2024年通常版)
誰の心の中にも自分だけのHEROがいる。
HEROは私達に沢山のモノをくれた。
そのHEROは夢を見せてくれた。
挑み続ける強い気持ちを教えてくれた。
勇気を、希望を与えてくれた。
私達は、その雄姿に夢を託し、
時に自分自身を重ね、声援を送ってきた。
私達はいつもHEROと共に走っていた。
そして、これからも。
CMに登場するレース映像
キャッチコピーが記載されているもののみ。
馬 | 競争名 | 実施年(回次) | 騎手 | キャッチコピー | 備考 |
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テンポイント/トウショウボーイ | 有馬記念 | 1977年(第22回) | 鹿戸明/武邦彦 | 永遠のライバル 天馬VS流星の貴公子 | TTG最後の対決 |
ハイセイコー | 皐月賞 | 1973年(第33回) | 増沢末夫 | 競馬ブームを引き起こした 国民的アイドル | |
メジロマックイーン | 天皇賞(春) | 1991年(第103回) | 武豊 | 夢は時を駆ける 父仔三代 天皇賞制覇 | |
オジュウチョウサン | 中山グランドジャンプ | 2020年(第22回) | 石神深一 | 同一J・GⅠ5連覇 飛越の絶対王者 | JRA公式CM初の障害馬を採用 |
アグネスデジタル | 天皇賞(秋)/フェブラリーステークス | 2001年(第124回)/2002年(第19回) | 四位洋文 | 芝・ダート・海外 究極のオールラウンダー | |
シンボリルドルフ | 菊花賞 | 1984年(第45回) | 岡部幸雄 | 史上初 無敗の三冠馬 | |
タイキシャトル | マイルチャンピオンシップ | 1998年(第15回) | 岡部幸雄 | 世界が驚愕した 無敵のマイル王 | |
オルフェーヴル | 菊花賞 | 2011年(第72回) | 池添謙一 | 時代に希望の灯を 胸震える三冠劇 | |
アーモンドアイ | ジャパンカップ | 2020年(第40回) | クリストフ・ルメール | GⅠ9勝 美しき瞳の女王 |
関連項目
JRAの本気(CM) ヒーロー列伝 名馬の肖像:その他JRAの広告
外部リンク
HERO'S GALLERY:これまでにCMに登場した馬のキャッチコピーも記載されている