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プリキュア声優の編集履歴

2022-09-17 12:57:48 バージョン

プリキュア声優

ぷりきゅあせいゆう

プリキュアシリーズに出演する声優(特にプリキュア役をメインに解説)

概略

プリキュアを演じた事のある声優は俗に「プリキュア声優」という枠組みで呼ばれる。

こういう枠組みができるのは映画「プリキュアオールスターズ」などのクロスオーバー作品によって放映が終わってもキャラを演じ続ける機会が与えられるからである。要するにスーパー戦隊シリーズ仮面ライダーシリーズの出演俳優と同じである。


声優情報を扱うメディアでも「プリキュア役への抜擢は女性声優界のステータス」というスタンスで捉えられている。これは前述の出演機会ももちろんだが、近年では1、2クールで終わることの多い作品が多い中で、一般人の認知度が高い長期シリーズ作品であるため代表作として伝わりやすいというメリットもあるからだと言える。

声優界でも一目置かれていて、プリキュア役に選ばれた人には同業者から多数のお祝いメールなどが届くという。


また、プリキュアシリーズのオーディションは本職の声優以外も受けられるようになっている。そのことは『スマイルプリキュア』で当時声優非本職だった田野アサミ日野あかねキュアサニー)役に抜擢されたことで初めて明らかになり(※彼女が最初の「プリキュア役に選ばれた声優非本職」のキャストであった)、そして『キラキラ☆プリキュアアラモード』で同様に当時声優非本職だった美山加恋宇佐美いちかキュアホイップ)役に、福原遥有栖川ひまりキュアカスタード)役にそれぞれ選ばれたことを契機に初めて公式側から明言されている

このこともあり、最早規模としては国民的アニメシリーズ作品になったことも相まって、声優業界に留まらず、役者業界全体における登竜門の一つに位置付けられたと言っても過言ではない。それは、プリキュア役のオーディションの結果が、日本で一番利用者数が多いポータルサイトであるYahoo!JAPANを始めとした各ポータルサイトでもトップニュースに扱いされることが多いことからも窺える。


そして、長年続いているシリーズであり、10周年経ったあたりから少女の夢の対象でもあるプリキュアを目標として掲げる声優も目立ってきた。15周年の前後辺りからは幼少期にプリキュアを見て夢と希望をもらった子供達が、大人になって声優としてプリキュア役を目指すという流れが標準化してきた。各々、直撃世代だった女性声優程入れ込み具合が強い傾向もみられる(例として自分が演じたキャラのグッズを爆買いする等)。

有名な長寿アニメは大体メインキャストが固定されている中で毎年作品が変わり、一年に一度オーディションがある数少ない有名作品であるため競争率は高い様で、オーディションの時期が近付くと女性声優の界隈では緊張の糸が張り詰めるほど女性声優にとっての受験のようになっている。

プリキュアに選ばれてからインタビュー等で何年も前からオーディションを受けていたと明かす人も数多い。

また、女性や妖精のモブキャラの声優はオーディション参加者から選ばれているという説があり現にそこでの活躍を評価されたのかは不明だが、前年にモブとして出演していた声優が翌年プリキュアや妖精に選ばれたという例も多々見受けられる。


一般的に「プリキュア声優」と呼ばれるのは、各TV作品でレギュラーとして登場するプリキュアを演じた声優が対象となるが、広義には番外戦士としてゲスト扱いで登場したプリキュアを演じた声優も含まれることがある(典型的な例では、TVシリーズには登場しないが映画版で複数回登場するキュアエコー坂上あゆみ)を演じた能登麻美子)。


プリキュア声優の出来るまで

基本的にプリキュア役は同一の世界観による追加戦士を除けばオーディションで選ばれる(ただし、オーディションは一般公募ではなく事務所経由ではある)。プリキュアシリーズの記事にもあるように、キャスティング事務は『スイート』の初期までは東映アカデミー、それ以降はその業務を引き継いだ東映東京撮影所マネージメント部が担っている。

オーディションでは声優としてのキャリアや知名度は考慮されず、「このキャラクターに合っているのかという観点(と、一つのチームとして見た場合のバランス)だけで選ぶ」という伝統が確立している。必ずしもその声優の得意分野の役に当てられるとは限らない。

オーディションでは当日になって本来受ける予定の役とは別の役を受けさせられる場合もあり、結果そのまま当日振られたプリキュアに採用された声優もいる。


これまでにプリキュア役に選ばれた声優は、その当時に無名な新人だった人もいればその当時からベテランだった人もおり、そのバリエーションは幅が広い。ただ、全体的な傾向としてはやはりプリキュアの設定年齢に近い人=若い世代ほど起用されやすい傾向があり、むしろキャリアが豊富な声優ほどハードルは高くなるようだ(大人の役が多いベテランがプリキュア役に選ばれて逆にプリキュア役に選ばれなかった若手も普通にあり得る現象である)。

なお、オーディションがなくメインの戦士に選ばれた唯一の例外としては、ミルキィローズを演じた仙台エリがいる。(これは前年にレギュラーとして妖精のミルクを演じていて、そのミルクがプリキュアに近い戦士として覚醒したため)


また、前項目で述べた通り、プリキュア役の中には(その当時において)声優を本職としていなかった者が起用されることもあるが、これもあくまでオーディションの結果であり、話題作りのオファーではない。だが、本職以外が起用されること自体を基本的に毛嫌いしている人たちからは一方的にそう決めつけられることも少なくない。そのことの裏付けとして、日刊スポーツが発行していたシリーズ公式新聞であるプリキュア新聞の2017年春号にて掲載された『キラキラ☆プリキュアアラモード』のメインキャスト5人の対談にて、インタビュアーが「女優の美山さん福原さんが役をつかんだ裏で、多くの声優が涙を飲んだ事実がありますね」と振る形で話題にされたことがあり、その際に琴爪ゆかりキュアマカロン)役の藤田咲「もしかしたらアニメファンはふたりの(女優という)肩書を気にして批判することもあるかも知れないですけど」とやんわりとした言い方ながら、その存在と批判してくる理由に対し、名指しで釘を刺すような形で言及している。


一方、プリキュア以外の役についてはオファーで起用されることもある。特に敵キャラ役の声優はオーディションではなくオファーが基本で、基本的に中堅以上のベテラン声優が選ばれる傾向があり(ベテラン以外で当時のプリキュア役と年が近いケースも近年はある)。妖精役の声優はその中間と言え、若手もベテランもまんべんなく選ばれる傾向にあり、選出もオファーとオーディションを使い分けているだけでなく、プリキュア役に落ちた声優が妖精役として起用されるケースもある。ちなみに声優を本職としていない者がプリキュア以外の役で起用される場合もオファーである場合が見受けられる。


プリキュア役・妖精役が若い世代の声優の場合、ベテランの指導を一年間受け続けるに等しい環境を入手出来るので、特にプリキュア役に選ばれることはその意味での価値も高いとも言われている。


余談

プリキュア役の声優はテレビのバラエティ番組にゲスト出演した際に変身バンク時の口上のセリフを言わされることがままある。『とんねるずのみなさんのおかげでした』の『食わず嫌い王決定戦』に出演した際の花咲つぼみキュアブロッサム)役の水樹奈々や『くりぃむクイズ_ミラクル9』に出演した際の相田マナキュアハート)役の生天目仁美といった本職声優のケースはもちろん、『しゃべくり007』に出演した際の有栖川ひまりキュアカスタード)役の福原遥といった声優非本職のケースも確認されている。


プリキュア声優一覧

各TV作品のレギュラーのプリキュアを演じた声優について記載。

ゲストキャラや番外戦士などについてはモブキュアなどに声優名が不明なキャラクターが存在する、あるいははぐプリ終盤の展開も含めてしまうと声優名の羅列ができなくなるので、各作品を公平に扱うためにゲストキャラや番外戦士の声優はここには記載しません。

ゲストキャラや番外戦士そのものについては項目記事が作られているものはプリキュアプリキュア戦士一覧からリンクが貼られているので、各項目記事から声優情報も確認できます。


ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュアMaxheart(2004年〜2005年)

※シャイニールミナスはTV本編ではプリキュアではない番外戦士とされているが、映画「プリキュアオールスターズ」でプリキュアの一員として再定義され、現在でもプリキュアのクロスオーバー作品や企画などではレギュラープリキュアとされる。


ふたりはプリキュアSplash☆Star(2006年)


Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5GoGo!(2007年〜2008年)

※ミルキィローズも上述のシャイニールミナス同様、TV本編ではプリキュアではない番外戦士だが、プリキュアオールスターズの展開ではレギュラープリキュアとされる。


フレッシュプリキュア!(2009年)


ハートキャッチプリキュア!(2010年)


スイートプリキュア♪(2011年)


スマイルプリキュア!(2012年)


ドキドキ!プリキュア(2013年)


ハピネスチャージプリキュア!(2014年)


Go!プリンセスプリキュア(2015年)


魔法つかいプリキュア!(2016年)


キラキラ☆プリキュアアラモード(2017年)


HUGっと!プリキュア(2018年)


スター☆トゥインクルプリキュア(2019年)


ヒーリングっど♥プリキュア(2020年)


トロピカル〜ジュ!プリキュア(2021年)


デリシャスパーティ♡プリキュア(2022年)


関連タグ

プリキュアシリーズ プリキュアオールスターズ

声優


NHK - 放送局ではないにも関わらずプリキュアを特集したる番組を扱っていたことで有名だが、特に大河ドラマ連続テレビ小説のNHK2大ドラマシリーズにはプリキュアシリーズの歴代キャストがちょくちょく俳優出演することがあることでも有名である。(ただし、歴代キャストの中には大河ドラマ出演の常連だったりするキャストもいる。)

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