ボスゴドラ
ぼすごどら
基礎データ
全国図鑑 | No.0306 |
---|---|
ホウエン図鑑 | No.072 |
イッシュ図鑑 | No.168 |
マウンテンカロス図鑑 | No.101 |
カンムリ雪原図鑑 | No.193 |
ローマ字表記 | Bossgodora |
ぶんるい | てつヨロイポケモン |
タイプ | はがね / いわ |
たかさ | 2.1m |
おもさ | 360.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | がんじょう/いしあたま/へヴィメタル(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ボスゴドラ | boss(英語で支配者、ボス)+コドラ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Aggron | aggressive(攻撃的な)+iron(鉄) |
ドイツ語 | Stolloss | Stollen(坑道)+Koloss(巨像) |
フランス語 | Galeking | gallet(小石)+king(英語で王) |
韓国語 | 보스로라 | 日本語名より |
中国語 | 波士可多拉 | 日本語名の音写 |
ロシア語 | Аггрон | 英語名の音写 |
タイ語 | บอสโกโดรา | 日本語名の音写 |
概要
第3世代『ルビー・サファイア』から登場した鎧で覆われた角竜のような容姿をしたポケモン。進化して二足歩行になり、まるで角竜が立ち上がったみたいな感じもある。主食は相変わらず鉄。なお名前については進化前の2種との関係で間違えそうだが、ボス「コ」ドラではない。
山ひとつを縄張りとし、山が荒れると土を運び、木を植えて、綺麗に掃除するというなんともエコな生態を持つポケモン。
せっかく綺麗にした山を荒らすような輩は、もちろん容赦なくぶちのめす。傷の多い個体ほど激しい戦いを制してきた強者であるという。また、ツノは年を取るごとに少しずつ伸びていくとされ、これで年齢を判別できると言う。
ツノは全力でぶつかれば鉄板をぶち抜くほどの威力を誇り、彼らの強さに感嘆した王がボスゴドラを模した兜を作らせたという記録が残っている。
自分の住処を作るために山を崩し、川を埋め、地形を変えてしまう傍若無人なバンギラスとは正反対と言える。しかし第7世代から、そのバンギラスをも上回る大食いポケモンや森を焼くポケモンが登場し、ボスゴドラの天敵が増えてしまった。しかし、ガラル地方では金属を捕食する特性から生活を脅かすカヌチャンの天敵と言え守護神とも言えるだろう。
『XY』で作品別の登場となってから「バンギラスと対を成す存在」と認識されることが増えたポケモンだが、公式において両者が対の関係ないしライバルであると明言された例はなく、作中でそういった設定が仄めかされたこともない。
XYを除くと両者に関連付けが見られたのはポケモンコロシアム程度であり、現状ではヘルガー&ライボルト同様に一部作品でバージョン別商法の対象になった者同士というだけの関係である。
色違いは眼が赤色、胴体の装甲を纏っていない部分が深緑色になる。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 110 | 180 | 60 | 60 | 50 | 530 |
- きわめて高い防御が目立つ。その種族値はなんと180。600族でないにもかかわらず伝説ポケモンに迫る高さ。しかも攻撃力種族値も110あり、さらにいわ・はがねという耐性の多いタイプ同士の組み合わせであり半減以下9タイプ、無効1タイプと耐性がなかなか多い。このタイプの系統では能力のバランスが良く扱いやすい。また、全特性にシナジーのある技を覚えるのも特徴(メガシンカの特性は除く)。特に双方の手持ちや型がランダムに決まる特殊なルール下では耐性の多さもあって難攻不落の強ポケとなる。
- ただし、メジャーなタイプであるじめん・かくとうに対し4倍弱点である点が玉に瑕。「じしん」はもちろん、重量級であるため「けたぐり」で致命傷を負ってしまう。また、見た目に反してHPの種族値は期待できない。特防も低めで、弱点でなくとも特殊アタッカー相手に火力で圧されてしまうこともしばしば。
第3世代
第4世代
- だが、『ダイヤモンド・パール』で優秀な反射技「メタルバースト」と、強力ないわ技「ストーンエッジ」を手に入れた事で大幅に改善され、『HGSS』では念願の「もろはのずつき」を手に入れ、さらに強化された。
- 持ち前の攻撃力に加え特性が「いしあたま」の場合は威力150(タイプ一致で225)のこの技が無反動で撃てるためかなりの脅威である。この芸当ができるポケモンは他にジーランス、ガチゴラス、ウソッキーがいるが、タイプが違うので互いに食い合うことはないだろう。
- 同様『HGSS』ではサブウェポンとして「けたぐり」が追加、同タイプ対決に強くなった。
第5世代
- さらに第五世代で新たに自分の体重が2倍になる隠れ特性「ヘヴィメタル」が追加。実質体重が720kgになり、同じく新たに習得した自分の体重が相手より重いほど威力が上がるはがねタイプの物理技「ヘビーボンバー」と相性が物凄く良い。(「ヘビーボンバー」は相手の体重が自分の1/5以下の場合に最大威力120を出すことが出来る。特性が「ヘヴィメタル」の場合、最大威力を出せるのは体重が144kg以下のポケモンとなる)
- そのためランダムマッチに出場可能なポケモンの大半に威力120(タイプ一致で180)、命中100の大技をデメリット無しでぶち込めるだけでなく、重い相手には「けたぐり」が威力100以上で刺さるという中々の性能になる。
- 元々重過ぎるので「けたぐり」「くさむすび」のダメージは一切変わらないのもポイントの1つ。素早さを上げる「ボディパージ」も覚えるため、これらの技と「がんじょう」や「じゃくてんほけん」を上手く応用して無双を狙うことも可能。「もろはのずつき」・「ストーンエッジ」・「アイアンテール」とメインウェポン候補となる技も恩恵を受ける。
- ただしそれでもじめんタイプ相手には止まりやすく、特性が「がんじょう」だと無反動「もろはのずつき」も行えなくなるため、全抜きを目指すのは難しい。そのため、ボスゴドラを育てるプレイヤーは、オートタスキを取るか無反動「もろはのずつき」を取るかフルパワーの「ヘビーボンバー」を取るかで究極の三択を強いられるハメになる。
第7世代
- 『USUM』では同タイプの強力なライバル(ただしボスゴドラは他とは異なりはがね・いわの順番)が登場し、火力面・使い勝手でかなり不利なため中々立場が危うくなった。しかしボスゴドラには、古参ポケモンならではの度重なる強化によって手に入れた「型の読みにくさ(非メガ状態ですらがんじょうなのかいしあたまなのか判別がつかない)」があるため、我々トレーナーの知識・技量・愛を持って真価を発揮させてあげよう。
- 上記のごとく、ノーマルタイプのような性質も備えているため、また音波系の技も会得するので、「ハイパーボイス」や「ばくおんぱ」などが得られれば実用性はともかく、バンギラスとの対決構図も妄想しやすくなる。「コメットパンチ」や「つのドリル」などがあればなおよいのだが。
- ちなみに、ボスゴドラとドサイドンは「ドラゴンダイブ」を覚えるのに、習得が待たれていて翼もあるクリムガンが第7世代の時点では覚えないことは悪い意味でネタにされる。
使用トレーナー
ゲーム版
- ダイゴ:ホウエンチャンピオン
- トウガン:ジムリーダー(シンオウ)(強化後及びPWT)
- アイリス:イッシュチャンピオン
- ツツジ:ジムリーダー(ホウエン)(PWT)
- ピオニー:元ガラルチャンピオン
- イエヤス:ブショー
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2018年1月24日、第3世代実装第3弾の1匹として登場。基本的に初期形態のココドラを進化させるか、低確率で出現する野生の個体を捕まえて入手することになる。ココドラはピッピ同様傾斜地に行くとこれでもかというほど出現する。またそうでない場所でも天候が「ときどき曇り」「雪」の時は場所を問わず出現しやすくなるので、天候を意識して探すとよい。
2進化ゆえにアメがたくさん必要なのがネックなのだが、簡単に入手できる方法がなくはない(下記参照)。
- また系統全体で色違いが実装されている。ボスゴドラはやや緑がかった色になる。
- 性能はというと、防御が非常に高く攻撃・HPがやや低めという原作をほぼ忠実に踏襲した性能となっている。
- メインの組み合わせは「アイアンテール」+「ヘビーボンバー」で、はがねタイプのアタッカーとしてサーナイトをはじめとするフェアリー対策として使える他、「うちおとす」+「ストーンエッジ」でドラゴン・ひこうタイプのカイリュー、ボーマンダ、レックウザなどへの対策要員としても優秀。このうち「うちおとす」は2019年7月に晴れて実装され、いわタイプとして機能させることもできるようになったのは嬉しい限り。
- しかし、CPの高さとはがね複合による耐性の多さから、弱点を突けないのに自動選出に紛れ込んでしまうことがよくある。素の攻撃力が低いこともあり、特に時間との戦いとなるレイドバトルでは邪魔者扱いされがちだが、フリーザーやトゲキッス等有利な相手にはとことん有利なので強化させる価値が無いわけではない。
- 防御面は二重弱点を2つ(かくとう・じめん)抱えており、どちらもジムの攻防においてよく使われるタイプなのでジム防衛はステータスの割に苦手。所詮ピンクの悪魔には敵わないのである。逆にジムに置かれたピンクの悪魔に対しては時間こそかかるが、耐性が多いため落とされる前に落とせることが多い。その後ろにフェアリータイプがいれば尚更である。
- レアな種族が多いはがねタイプにしては入手難易度が低いため、とりあえずはがねタイプが欲しいという時にはかなり重宝するだろう。
- レイドボス
- 何とこのポケモン、登場早々レイドボスに選ばれた。その後も不定期で登場している。なおボスゴドラ自身が登場するのはレイドボスとしてのみとなる。
- このため、わざわざココドラやコドラを進化させずともレイドバトルで勝利してゲットチャレンジに成功すれば簡単に即戦力が手に入る。とはいえ、★★★★ボスなので、出現率は低めなのがネック。探したい場合は、ジムの数が多い都市部等を重点的に当たってみるとよい。
- ブーストされる天候の一つ「ときどき曇り」も基本的な天候でそこそこ生じやすいので、天候ブーストを狙ってみてもいいだろう。
- かくとう技、じめん技をぶつければ二重弱点を突けるので素早く倒せるだろう。ただしじめんタイプで挑む場合、いわタイプが入っているドサイドンやゴローニャだとはがね技でこちらも弱点を突かれかねないので要注意!
- 対策筆頭はカイリキーやグラードン等。他には、はがねも軽減できるラグラージやヌオー、ナマズンなどでも比較的安全に戦える。
- トレーナーバトル
組ませるならボーマンダなどが良いだろう。この組み合わせはボスゴドラが苦手な格闘、地面、水に対してボーマンダが有利をとることができ、反対にボーマンダが苦手な氷、岩、フェアリーにはボスゴドラが強く出られるため、なかなか良いコンビであるといえる。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ダイゴのボスゴドラ
- AG34話
- 冒頭でモブトレーナーに角を拭かれて喜んでいた。
- AG177話
- リザードンと共にロケット団のデリバードがニビジムのポケモンを奪おうと企むムサシ達のもとに持ってきたモンスターボールの中にいたポケモン。ジムリフォーム中止を賭けたポケモンバトルでリザードンとタッグを組み、最初は優勢に戦うが、攻撃パターンを変えてきたタケシ達に逆に押され、さらに誤ってリザードンに攻撃されてケンカになり、ゴタゴタしている間にロケット団の正体がばれるとタケシとジローがタッグを組み、ハガネールとイシツブテの連携攻撃に倒される。
- その後デリバードがやって来てボールは手違いだったといい回収して帰っていった。
- ジオンピのボスゴドラ
- AG128話でテツヤのサイユウ大会予選トーナメント3回戦の相手ジオンビのポケモンで登場。テツヤのジュカインに連続で「メタルクロー」をするも「みきり」で攻撃が当たらずソーラービームをまともに食らって倒される。
- コウヘイのボスゴドラ
- DP51話でタッグバトル大会2回戦でコウヘイの手持ちにボスゴドラが確認できるが、バトルはダイジェストだったため詳しい実力は不明。
- DP57話
- 設計士のポケモンで石切の妨害をするビーダルに襲いかかろうとするがサトシ達のポケモンに倒される。
- DP71・72話
- DP91話
- モブトレーナーの子のポケモンで登場し、キャンプファイヤーを見ていた。
- DP110話
- こうてつ島に棲むポケモン。ギンガ団の仕業で発生した特殊な低周波により暴れ出してサトシに襲いかかるが、ゲンのルカリオに倒される。
- DP119話
- 森に住む野生のポケモンで縄張りに近づいた者に襲いかかる凶暴な性格をしており、ヒカリ達を崖に追い込んで落としマンムーをケガさせたが、これがきっかけでマンムーはヒカリのいう事を聞くようになり、ケガが治った後のバトルではマンムーの攻撃で退散した。
- シンジのボスゴドラ
- 外伝『最強メガシンカ』
- ゴズのボスゴドラ
- 劇場版「七夜の願い星ジラーチ」
- OPでAG主人公の手持ちの個体がソルロックを「れいとうビーム」で仕留めているが、「裂空の訪問者デオキシス」の予告編の「はかいこうせん」を放つレックウザ同様、この数秒の活躍が最も輝いているとまで言われることがあるとかないとか…。
- 劇場版「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
- 大昔、戦争に参加していたポケモンで武装した姿で登場。
- 劇場版「ギラティナと氷空の花束シェイミ」
- 野生のポケモンで登場し、他のポケモン達と共にレジギガス達に加勢して迫り来る氷河を食い止めようとした。
- ちなみに進化前はEDで墜落したメガリバを食べていた。
- 劇場版「ボルケニオンと機巧のマギアナ」
- 悪役ジャービスによって強制的にメガシンカさせられたポケモンで登場。
その他
BW | 134話 |
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XY | 141話(神話) |