🐉概要
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漢字表記では「竜」とも書く。ちなみに竜は龍の略字に思われがちだが、成立したのは「竜」の方が古く、後にその姿を正確に記した字として「龍」が誕生したと言われている(皇帝の威厳を示すために作られた字ともされる)。
現在では「竜」を常用漢字として使い、「龍」は表外だが人名に使うことができる。表記上はどちらでも構わないが、その字面からサブカル界隈を中心にこの字に拘る人も多い。
西洋のドラゴンの訳語としても使われ、東洋のは「龍」、西洋のは「竜」と使い方を分ける時もある。
『ドラゴンボール』などの作品の影響で「ロン」と読む場合も多数。
一般的に想像される姿は鹿の角と4本の手足、長い髭を生やしたトカゲか蛇に近い姿。
場合によっては宝珠を握った姿でも描写され、竹取物語に登場する宝物の一つがこの宝珠である。
雷や嵐などの天候を操り、天空を自在に飛ぶとされており、「竜巻」や「虹」という言葉の成立背景にも龍が関連している。
こうした天候の他にも水との関わりも深く、湖や海底に住むともされ、東アジアでは『浦島太郎』などに見られる竜宮伝承が有名。
龍が生まれる背景にも諸説あり、鯉が龍門なる滝を登って龍になるという説(後漢書)、蛟が龍に変ずるという説、人間から変ずるという伝承(八郎太郎伝説他)など様々。
西洋龍とは異なり、肯定的なイメージが強く、力強く偉大な英雄が龍に例えられたり、子供がそういった偉大な人物になるように龍の名を付ける事例は数多い。
その一方で伝承によってはムカデに苦しめられたり(大百足伝承や沖縄県の民話)、哪吒や孫悟空と言った暴れ者の英雄たちに散々な目に遭わされたり(封神演義、西遊記)と情けない所もしばしば見受けられる。
かつての中国では、龍の爪の数で所有者の身分の違いを表していた。
爪が5本の龍は皇帝のみに許されたもので、
他は爪が4本の龍は貴族、爪が3本の龍は下級官吏や庶民に許された。
ちなみに適切な爪の数や色を利用しなかった場合、罪人の一族もろとも処刑するに値する反逆罪とされ、皇帝を除いた如何なる人物であろうとも、完全に金色な5つ爪の龍を利用することは、たとえ皇族であっても死罪にされるほど厳しいものだったという。
日本では五行思想の五より三の方が縁起がいいとされ(日本は天、地、海の三界が大きな意味を持つ)、三本爪の龍の方が好まれたという。
また日本の龍の代表として有名なのが「オオワタツミ」で、皇室の祖先の一つでもある。
三種の神器の1つである天叢雲剣は龍の持ち物だったと言われ、源平合戦で宝剣の形代が消失した際には「龍宮に返還された」と記述された。
龍神様は水の神様としても知られ、雨乞いの為に龍神様を拝む風習が全国各地にある。龍神様を祀る神社も多い。
詳しくは「ドラゴン」の項目にて解説。
種類
種類
龍をモチーフとしたキャラクター
龍をモチーフとしたキャラクター
※東洋系
ウルトラシリーズ
仮面ライダーシリーズ
- ヤッタラダマス(『仮面ライダースーパー1』)
- 仮面ライダーアギト(『仮面ライダーアギト』)
- 仮面ライダー龍騎/ドラグレッダー/ドラグランザー、仮面ライダーリュウガ/ドラグブラッカー/ブラックドラグランザー(『仮面ライダー龍騎』)
- 仮面ライダードラゴンナイト、仮面ライダーオニキス(『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』)
- ドラゴンオルフェノク(『仮面ライダー555』)
- オロチ(『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』)
- リュウタロス/ガンフォーム/クライマックスフォーム/超クライマックスフォーム(『仮面ライダー電王』)
- リュウキドラグレッダー(『仮面ライダーディケイド』)
- 仮面ライダー龍玄、セイリュウインベス(※)(『仮面ライダー鎧武/ガイム』)※正確には青竜
- リョウマ魂/グレイトフル魂、青竜刀眼魔(※)(『仮面ライダーゴースト』)※正確には青竜刀と関羽
- キードラゴンフォーム/キードラゴンハザードフォーム/クローズビルドフォーム/ラビットドラゴン、仮面ライダークローズ/クローズマグマ/グレートクローズ/クローズエボル(『仮面ライダービルド』)