「最後まで諦めず、不可能を可能にする!それがウルトラマンだ!!」
データ
CV | 五十嵐隼士(ヒビノ・ミライ役と兼任)、福山潤(スーパーヒーロージェネレーション以降) |
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身長 | ミクロ‐49メートル |
体重 | 3万5000トン |
年齢 | 6800歳(人間換算で20代前半)→約10000歳以上(『タイガ』時点) |
活動時間 | 約3分(地球の大気圏内での活動時間) |
飛行速度 | マッハ10 |
走行速度 | マッハ2 |
水中速度 | マッハ3 |
潜地速度 | マッハ2 |
ジャンプ力 | 780メートル |
腕力 | 9万トン |
出身地 | M78星雲・光の国 |
人間体 | ヒビノ・ミライ |
デザイン | 丸山浩 |
初登場 | 『ウルトラマンメビウス』 |
スーツアクター | |
テーマ曲 |
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概要
ウルトラ兄弟に憧れて宇宙警備隊に入隊し、ウルトラの父からの命を受けて地球に降り立った宇宙警備隊のルーキーで、地球側から見ればユリアン以来の14人目のウルトラマン。
左腕に装備されているメビウスブレスは変身アイテムとなる他、エネルギーを解放することで変身前後にかかわらず様々な技を発動できるメビウスの要である。
ウルトラマンタロウの愛弟子であり、彼をリスペクトしているためか、変身巨大化時のポーズや体捌き・使用技などに共通点が見られる。
戦士として類稀な資質を備えていた他、光の国ではかなり稀な属性持ち(彼の場合は火属性)であり、タロウの教え子の中でも特に目を掛けられていた、まさにウルトラ兄弟の申し子と呼ぶべき男である。
仲間を助けようとしてウルトラゾーンに飲み込まれた地球人の若者バン・ヒロトをモデルにヒビノ・ミライの姿となり、CREW GUYSに所属。
当初はルーキーということもあって戦い方にやや未熟な部分が目立ち、GUYSから反感を持たれることもあったが、数々の戦いを切り抜け、彼らとともに一人前の戦士へと成長していく。
その中で、エネルギー切れ、猛毒、十字架、ブロンズ化、黄金化、氷漬け、完全消滅などすべて経験するという壮絶な戦いを繰り広げた。
その果てに、GUYSの仲間やウルトラ兄弟とともに、ウルトラ戦士の宿敵であるエンペラ星人を討伐し、3万年前から続くウルトラ戦士と闇の一つの因縁に決着をつけるという極めて偉大な功績を持っており、ウルトラ兄弟への仲間入りを果たした。
その後のシリーズ作品での客演はあまり多くないものの、M78星雲出身のウルトラ戦士ではウルトラ兄弟とウルトラ10勇士の2つの肩書きを持つ現状唯一のウルトラマンであり、地味に美味しいポジションを獲得している。
令和に入ってからは、『タイガ』にてタイガ本人の口から言及されたのを皮切りに再び注目を集めており、ウルトラ強くて頼れる先輩としてのキャラクターが確立していくことになる。
コンパチヒーローシリーズでは、かつてのグレートと同じくウルトラマンの代表格として登場している。
M78星雲から正式にM78ワールドの地球へ派遣された最後のウルトラ戦士でもあり、彼以降のウルトラ戦士は第三者に導かれたり、何らかの事件に巻き込まれたりする形で別次元の地球の防衛に就いている。
もっとも、彼らの年齢は地球人換算で高校生程度であり、正式に派遣できるような立場ではなかったと考えられる。そのうえ、M78ワールドの地球は既に宇宙開拓に乗り出すほどに文明を発展させているため、そこまで成長した地球を守る必要もないこともM78ワールドの地球が登場しない要因だろう。
永遠のルーキー
素で天然真面目系末っ子キャラなので、四月馬鹿などでもピュアさを振りまくのみである。……だから男相手にサンドイッチ作って公園に誘っちゃうのも、よりにもよって自爆技を率先して覚えたがるのも、すべて天然の為せる業なのである。それが彼である。
そんな純朴な彼も本編以降は酸いも甘いも噛み分け成長した様子を見せており、『ウルトラ銀河伝説』や『ウルトラマン列伝』などではかなり落ち着きのある態度を見せている。そしてやたら後輩を欲しがるようになっている。もっとも、ゲームなどでは真面目さのあまり、ゼロに対して先輩として接しようと力むあまり若干空回り気味になっていたりする。
そんな彼も、今では弟弟子たちや尊敬の眼差しを向ける後輩を持つ身であり、(福山氏の低く芯のある声も手伝って)文字通りの先輩としての振る舞いがすっかり板に付いている。
また、ゼットを煙たがりつつもなんだかんだで面倒を見ているゼロを「ゼットを弟子に取っちゃおうかな」と言ってからかうなど、天然だったあの頃とは打って変わって食えない男としての側面も強くなってきている。
やはりこの男には、無限の可能性が秘められている。誰だ永遠のルーキーとか言った奴は
戦闘スタイル
師であるタロウ同様、スタイリッシュな格闘戦が得意。
ただし、スピーディーな連打を得意とするタロウと比べると、後述のメビウスパンチや跳び蹴りなどを多用しており、一撃の威力や重さを重視している傾向がある。
前述の通り、ルーキーであった頃は経験の少なさからか、体当たりからがっぷり四つに組み合ったりと、とにかく我武者羅な動きが多い。
初陣のディノゾール戦では攻撃を避けようとしてビルを盾にしてしまい、余計に被害を拡大させてそれを叱責されてしまうこともあった。※1
しかし、次のグドン戦ではその失敗を受け止め、自分ごとグドンを吹き飛ばして被害の出にくい場所を戦う舞台に選ぶなど、ルーキーであるがゆえの成長の速さも著しい。
他にも、レオから課された特訓の中、原始的な火起こしから新技のアイデアを思いついたり、発想の柔軟さも目を見張るものがある。
先人たちの教えや失敗から学び取り、自らの血肉に変えていく純粋な性格こそ、GUYSの仲間たちとの永遠の絆に並ぶ彼の最大の力なのかもしれない。
その後も地球防衛を通して、バードンやベムスター、ヤプールなどのこれまでのシリーズに登場した強敵を相手にすることも多かった※2。
そうしたシリーズ屈指の魔境をGUYSの仲間と切り抜け、さらに多くの経験を積んだ現在では、敵の攻撃をいなしながら的確な反撃を決めていくスタイルを確立した。※3
その成長たるや、ルーキーだった頃は手も足も出なかったグローザムを、伏兵として潜んでいたインペライザーが登場するまで単独で圧倒するほどである。
また、剣術にも秀でており、疲労した状態ながらインペライザーをいとも容易く倒したメカザムの攻撃を躱し、逆にメカザムの首筋にカウンター気味にメビュームブレードを突きつけ、実質的な勝利を収めてみせた。
おまけにEXゼットンとの戦いでは自身の身を焼く炎の谷のフィールドを基本形態で根性で駆け抜けるなど頑強さも高くなっているようだ。
これらを総合した現在の実力は、宇宙恐魔人ゼット率いるゼットン軍団をものともせず、エタルガーの生み出した偽物とは言えエンペラ星人を単独で撃破するなど、偉大な兄たちに勝るとも劣らないものとなっている。
※1:後付けではあるが、ディノゾールは歴戦の勇士であるリブットでさえ苦戦するほどに強力な怪獣である事が判明したため、初陣で撃破してみせたメビウスを再評価する声もあるが、被害が出ないように戦っていたリブットと比較できるものではない。
しかし、そんな怪獣をメビウスの力を借りずとも倒してみせたGUYSのメテオールとは一体……
※2:ディノゾールやバードン、ボガールは非常に強力な怪獣でありながら、(バードンはウルトラ兄弟最強と名高いウルトラマンタロウとゾフィーを一度は殺害している)なんと序盤の敵である。そこから大きな転換期に当たる第29話までの間にはコダイゴンジアザー、80を苦しめたサラマンドラ、ジャックを圧倒したベムスター、テンペラー星人、セブンを倒したガッツ星人、ベムスター以上にジャックを追い詰めたナックル星人、ザラブ星人、Uキラーザウルス、キングパンドン、ギガキマイラ、ドラゴリー、ウルトラマンを倒したことで名高いゼットン、ノーバとウルトラ兄弟を苦戦させた強力な怪獣の同族や融合体を相手にしていると言えばその過酷さが伝わるだろうか?
新しく確認された怪獣を見ても時間を越えるクロノームや複数体で一つの実体を持つディガルーグ、宇宙でも有数の剣豪ザムシャーとマックス怪獣にも負けない中々の強豪が揃っている。メビウスの著しい成長力はこうした強敵ラッシュに裏打ちされていると言っても過言ではないだろう。
※3:『ウルトラ銀河伝説』の冒頭でのベムラー戦、『大いなる陰謀』でのゼットン軍団との戦い、ゼットやグリージョとの訓練などを見れば明確。
必殺技
光線技
メビウスの代名詞とも言える必殺光線。
詳しくは該当記事を参照。
ライトニングカウンター
メビウスブレスから開放したエネルギーを左腕に集中させ、正拳突きのように突き出して放つ二重螺旋構造の電撃光線。
ライトニングカウンター・ゼロ
ライトニングカウンターのエネルギーを左手に溜め、ゼロ距離で叩きつける応用技。
その特性上、ゼットンなどの光線を吸収する能力を持った相手にも有効な技。
敵の体から貫通したエネルギーが迸るほどの威力を持つ。
メビュームスラッシュ
メビウスブレスに添えた右手を前に突き出して放つ光刃。牽制や触手の切断に用いる。メビウスブレスを呼び出せば人間体でも使える。なお、てれびくん付録DVD「出現!アークボガール戦え!ウルトラ兄弟」ではセブンのアイスラッガーと合体してアークボガールを攻撃したが、さほどダメージは与えられなかった。
地球防衛任務からさらに多くの経験を積んだ『ウルトラ銀河伝説』では、この技を連射するだけで怪獣を撃破できるほどに威力が向上した。
格闘技
メビュームブレード
メビウスブレスから伸ばした光の剣で敵を切り裂く。切れ味はナイトブレードに劣るが、近接武器として多用され、グドンやアリゲラ、ケルビム、巨大サーペント星人など、多くの強敵を葬った。使用時にはブレード生成にやや時間が掛かる場面も見られたが、本編から数千年もの時が流れた『ゴーストリバース』以降はメビウス自身の成長からかブレードの生成が更に素早くなっており、EXゼットンとの戦いではすれ違い様に切り裂いてダメージを与え、落下した所をメカザムがトドメを刺す形で勝利している。
また、メビウスの身体能力や格闘技術が素直に反映される為、ザムシャーやベリアルなど格闘戦に秀でた相手との戦いには苦戦を強いられる事になるが、ザムシャーとの戦いでは折られこそしたものの、星斬丸にダメージを与える活躍を見せている。
これを展開したままメビュームシュート発射に移る事も可能。
メビウスパンチ
空中から急降下し、炎を纏ったパンチを繰り出す。
喰らったナックル星人の顔を歪ませ、アスファルト道路にめり込ませるほどの威力を誇る。
また、ただのストレートパンチとして放つ場合もある。
メビウスキック
様々な型から繰り出されるメビウスのキック。
メビウスチョップ
様々な型で繰り出されるメビウスのチョップ。
ウルトラマンジャックが使っていた技と同じもの。
ゼットンのバリアーを跳び越えて強烈なダメージを与えた。
バリアーやゼットンへの対抗策として使われている点や、何かとジャックに縁があるジョージからのアドバイスで繰り出しているなど帰マンオマージュがこれでもかと詰め込まれている。
メビウスパワーリフト
重量級の怪獣を担ぎ上げ、地面めがけて一気に叩きつける技。
ヘッドロック
接近戦において、メビウスが多用する締め技。
ボガールモンスが口から泡を吹き出すほどの怪力で締め上げる為、決まれば非常に強力。
ジャイアントメビウスウィング
怪獣の尻尾や腕を掴んで数度回転させたあと、空中に投げ飛ばす技。
グドンとの戦闘では、空中に投げ飛ばす際に自らも飛び、戦場を人のいない場所に移すなど、大技でありながら、応用性も高い技である。
メビウスピンキック
リフレクト星人へのリベンジに向けて、レオから課された特訓の中で編み出した技。
キックを命中させた後にきりもみ回転を加える事で、貫通力を底上げし、リフレクト星人の装甲に傷をつけるほどに威力を引き上げる。
また、副次的な効果として、摩擦で起きた炎熱を纏う事でバーニングブレイブへの強化変身も行える攻守一体の技。
ライトニングスラッシャー
両手の手刀にエネルギーをまとって標的を切り裂く、エースのフラッシュハンドに似た技。キングパンドンの火炎弾を巧みに捌き、霞斬りを叩き込んだ。
防御技
メビウスディフェンサークル
両手を広げて形成する∞の形をしたバリア(円形のバージョンもある)。ミライの姿でも使える。
ただし、威力の高い攻撃や連続攻撃には耐え切れずに破られてしまう事も。
メビウスディフェンスドーム
周囲に青いバリアを張る。メビュームシュートの溜め動作の途中からでも発動できるため、汎用性が高いが、使用は劇場版のみ。
テンペラー星人の必殺光線を防御してしまうほどの堅牢さを誇る。
特殊能力
メビュームピンガー
右手を突き出し、メビウスブレスから発生したリング状の光線を打ち出す。ガッツ星人の分身能力を封じ、混乱状態に陥らせた。
メビュームチャージ
メビウスブレスからエネルギーを発生させて高速回転。ガッツ星人に囚われたウルトラ兄弟を解放し、エネルギーを分け与えた。
メビュームストライク
変身直後にエネルギーの塊と化して敵に突撃する。
データ化
自身の体をデジタル情報に変換し、仮想空間へと移動する能力。
仮想空間の中で敗北すれば、二度と現実空間に帰還できない可能性のあるリスクの高い技。
テレポーテーション
離れた距離を一瞬にして移動する能力。
近くにいる人間も一緒に移動させることもできるが、かなりのエネルギーを消耗する。
師のタロウが使っていたウルトラダイナマイトと同質の技。
ウルトラダイナマイトは本来、肉片一個からでも再生できるウルトラ心臓を持つタロウだからこそできる芸当だが、メビウスはメビウスブレスをウルトラ心臓の代わりにすることで使用を可能としている。
威力はかなりの物で、メビウスキラーを取り憑いたガディバごと葬り去った。
バーニングブレイブが使う強化版に「バーニングメビュームダイナマイト」がある。
トゥインクルウェイ
宇宙空間に光のワームホールを開き、何万光年もの距離を一気に移動する。全ウルトラ戦士が共通して持つ能力。
名称不明の技
フェニックスブレイブの「メビュームフェニックス」に似た技。ハルキのウルトラナビの資料映像で使用。
背中から炎の翼を広げて突進する技となっている。
冷気
両腕で掴んだ相手を手から放つ冷気で凍らせる。
ノベライズ版の『アンデレスホリゾント』で使用している。
ウルトラ念力
変身前でも使用できる念動力。
合体技
ツインストリームランサー
ハンターナイトツルギと共に∞の字を描くように高速で突撃し、ボガールモンスにダメージを与えた。
エメリウムメビュームシュート
セブンのエメリウム光線と合わせ、螺旋状に集束させて貫通力を底上げした合体光線。グローザムの体を粉砕する程の威力を持つ。
エンペラ星人戦でもウルトラマンヒカリのナイトシュートとメビュームシュートを合わせた螺旋状の合体光線を放っていた。
11兄弟合体光線
内山まもる作の漫画「巨大要塞を撃破せよ!!」で使用。
メビュームシュートを中心にウルトラ11兄弟の必殺光線を一斉に発射する(レオ兄弟のみウルトラダブルスパークのポーズである)。
ウルトラスペリオル
超ウルトラ8兄弟の合体光線。スペシウム光線、エメリウム光線、メタリウム光線、ゼペリオン光線、ソルジェント光線、クァンタムストリーム、メビュームシュートを同時に打ち出す。牽制用の派生技『スペリオルストライク』も存在し、ギガキマイラのデザスタル・バーストを止めた。
また、これをアイスラッガーに当てることで分身・強化される『イリュージョニック・スラッガー』を発動させる事も可能。
エクセレント・リフレクション
超ウルトラ8兄弟が力を合わせて発動する再生光線。デザスタル・バーストで砂と化した横浜の海を再生させた。
ウルトラグランドウォール
超ウルトラ8兄弟が力を合わせて作り出す広範囲バリアー。ギガキマイラのデザスタル・バーストを反射させて大ダメージを与える程強固な硬さを誇る。
スペリオルマイスフラッシャー
グリッターバージョンに進化を遂げた『超ウルトラ8兄弟』の合体光線。スペシウム光線、ワイドショット、メタリウム光線、ゼペリオン光線、ソルジェント光線、クァンタムストリーム、メビュームシュートを同時に打ち出す。グリッターバージョンが人の心にある光の象徴とも言うべき存在であるため、闇の力並びに悪意に対して絶大な威力を誇り、敵の体のみならず、悪意のエネルギーそのものまで破壊してしまう。巨大影法師を完全に消し去った。
超振動メビュームシュート
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の怪獣墓場での決戦で使用した、レイの操るゴモラの「超振動波」と「メビュームシュート」の合体技。
ベリアルの操る100体怪獣を数多く撃破した。
形態
なお、グリッターヴァージョン以外の正式名は「ウルトラマンメビウス メビウス○○」で統一されており、決して「ウルトラマンメビウス○○」ではないことに注意されたし。
メビウスブレイブ
ウルトラマンヒカリから託されたナイトブレスをメビウスブレスと合体させナイトメビウスブレスとすることで、メビウスが強化変身した形態。体に金色のV字のラインが入っている。
ナイトメビウスブレスから現れる光の長剣メビュームナイトブレードを武器に戦い、瞬間的に刃を大型化させて∞の形に切り裂くブレードオーバーロード、回転切りスピンブレードアタックなどさまざまな切断技を持つ。
メビウスバーニングブレイブ
ストーリー後半から登場した強化形態。GUYSの面々からの思いをエネルギーに変えて強化変身した姿。胸と背には仲間達との絆の象徴として、ガンフェニックスのペイントやリュウとミライのメモリーディスプレイと同様の、金色のファイヤーシンボルが描かれている。身体能力が大幅に向上しているほか、高熱に耐性がある。
必殺技は、巨大な火球を放つメビュームバーストなど。
メビウスフェニックスブレイブ
最終話で登場した最強形態。メビウスとGUYSのメンバー(リュウ・マリナ・ジョージ・コノミ・テッペイ)とヒカリが融合した姿で、赤・青・金・銀の非常に派手なカラーリングが特徴。左腕にメビウスブレス、右腕にナイトブレスを装着している。
必殺技は、腕を十字あるいはL字に組んで放つ必殺光線メビュームナイトシュートなど。
メビウスインフィニティー
劇場版に登場した、メビウスとウルトラ六兄弟が合体した姿。
全身の模様がウルトラ6兄弟の各人のものを取り入れたものになっており、カラータイマーは大型化し二つに割れている。
必殺技は、全身を膨大なエネルギーで包み敵目掛けて突撃するコスモミラクルアタック。
グリッターヴァージョン
『超ウルトラ8兄弟』や『ウルトラ10勇士』の形態。グリッターティガのように全身が金色に光っている。必殺技はグリッターメビュームシュート。
本編終了後のメイン作品
『超ウルトラ8兄弟』◎
時系列的には『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の後から第29話までの間とされる。
横浜で怪獣キングゲスラを倒すが、平行世界に迷い込みダイゴと出会う。
その後、キングパンドンを倒したがスーパーヒッポリト星人の罠で、かつてのウルトラ兄弟のようにブロンズ像にされてしまい、しばらく背景になってしまう。
終盤でウルトラ兄弟により復活し、ティガ・ダイナ・ガイア・初代マン・セブン・ジャック・エースら平行世界のウルトラマン達と力を合わせて戦った。最後はダイゴ達に感謝を述べて元の世界へ帰還した。
正直、この作品は『メビウス』の劇場版か『ティガ』の劇場版かはかなり曖昧である。
序盤~中盤にかけてのメインキャラとして登場シーン自体はそれなりに多い。
『ゴーストリバース』◎
「僕らは戦いを共にしてきた、仲間だから…!」
『メビウス』本編より遥か未来、ヒカリからのウルトラサインで、蘇った暗黒四天王が皇帝の復活を計画している事を知り、これを阻止すべく怪獣墓場へ向かう。しかしエースとタロウを人質に取られ、取り引きとして炎の谷に封印されている伝説のアイテム・ギガバトルナイザーの回収を要求される。
ロボット剣士メカザムと出会い友誼を結ぶが、暗黒四天王の発言で、彼が皇帝復活の要である事実を知る。メカザム本人に自分が自分で無くなる前に葬って欲しいという願いを聞き入れた彼は、悲しみを堪えながらメビュームダイナマイトで引導を渡した。
今作からではメビュームシュートやメビュームブレードの溜めが地球防衛時代より更に短縮されているほか、かつての強敵だったインペライザーを負傷した状態で単独で撃破する場面や、一瞬の隙を突いてメカザムの懐にブレードを突きつける場面があったりと、バトルスタイルはより洗練されている。
後のシリーズでの客演
メビウス自身が登場した作品は◎、登場はしていないものの、何かしらの影響を残している場合は△表記とする。
『ウルトラ銀河伝説』◎
「いつか…未来で…!」
惑星アルファにてベムラーと激突。得意の体術で圧倒し、メビュームシュートで撃破した。
この戦闘で、新時代のウルトラシリーズの幕を開ける大役を担っている。
光の国を襲撃してきたベリアルに対し、ヒカリと共に奮戦するものの敗北を喫してしまい、ギガバトルナイザーによってウルトラの星から吹っ飛ばされてしまうが、皮肉にもこのお陰で後の被害を免れた。プラズマスパークコアを持ち去られ、変わり果てた姿となった光の国を見て絶望の淵に立たされるが、なんとか難を逃れていたウルトラマンとセブンの指示で、一人のレイオニクスを探そうと奔走する。
レイと出会った後は光の国へ急行し、メビウスに変身しようとした瞬間シャプレー星人にメビウスブレスを損傷してしまうが、ハヤタやダン共々師匠が文字通り命を懸けて守った光を受け継ぐことで変身能力が復活。4人でベリアルを倒すべく怪獣墓場へと向かった。
またこの途中、ベリアルからプラズマスパークの奪還を目指すうえで、今の戦力では苦戦は免れないと追放中の若手を呼び戻すよう兄弟達に進言するなど、ベテランとして精神的な成長も見せている。
途中でウルトラマンダイナやZAPメンバー、そしてレオ兄弟や彼との共闘でベリュドラを打倒し、ラストではレイといつか一緒に地球へ行く約束を交わした。今までのような途中離脱もなく劇中では最初から最後まで出番があり、人間体の姿でもアクションがあったりする。
こんな具合に、尊敬する教官がかつて長期に渡って「末っ子」時代が続いたように、彼もまた「ルーキー」ポジションが続いていたが、光の国と因縁のあったエンペラ星人を倒すという武功を上げた事もあってか、特に新世代シリーズ以降は徐々にその扱いも変わってきている。
しかし、五十嵐氏は2013年に引退したため、五十嵐氏によるメビウスは本作が最後となった。
『超決戦!ベリアル銀河帝国』
ウルトラマンゼロがアナザースペースに旅立つ際に他のウルトラ兄弟とともにエネルギーを分け与え、光の国を襲ったダークロプス軍団を迎え撃った。
『ウルトラマンギンガ』△
ギンガ世界にてダークスパークウォーズに参戦し、テンペラー星人と戦っていた所をスパークドールズに変えられてしまうシーンにティガやダイナ、レオと共に登場。スパークドールズは劇中では目立った活躍を見せず、ダークルギエル撃破後に元の姿に戻ったものと思われる。
『決戦!ウルトラ10勇士!!』◎
本作から福山潤氏が声を担当。といっても本作では必殺技と名言くらいしか台詞がない。
本編開始時には既にエタルガーに敗れ去っており、コスモスが封印された直後に時空城に他の平成ウルトラマンともども幽閉されていることが判明したが、UPGと春野ムサシの尽力によって解放される。そして他の戦士と共にウルトラフュージョンブレスに力を託す。
その後はエタルダミーのエンペラ星人と戦う。偽物とはいえ一度は自身を殺した強敵である為か大いに苦戦するも、バーニングブレイブにチェンジしてバーニングメビュームダイナマイトで撃破した。
『ウルトラマンオーブ』△
(別に『メビウス』に限った話ではないが)クレナイ・ガイから“さん”付けで呼ばれており、ようやく先輩として後輩から尊敬の眼差しを向けられる様子が見られるようになった。本編の前にはタロウ達と共に魔王獣戦役に参加し、自身もマガバッサーを封印していた事が明かされている。
師であるタロウのウルトラフュージョンカードを組み合わせたフュージョンアップ形態としてバーンマイトが登場し、活躍している。
テレビ未発表の形態にも、弟弟子であるギンガとのフィージョンアップであるメビュームエスペシャリーがある。
『ウルトラマンジード』◎
M78星雲と新生ベリアル軍「テラー・ザ・ベリアル」の全面戦争「オメガ・アーマゲドン」にウルトラ兄弟の一人として参戦していたようだが、「超時空消滅爆弾」がサイドスペースの地球で使用されてしまい、サイドスペースが崩壊する様を見せつけられてしまう。
彼のウルトラカプセルも存在し、アーケードゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』ではオーブ・スペシウムゼペリオンカプセルとの組み合わせでブレイブチャレンジャーに、ゾフィーカプセルとの組み合わせでファイヤーリーダーへと変身できる。
『ウルトラマンZ』(本編)△
本編では登場していないが、回収したウルトラメダルを説明する形でゼットからは“メビウス兄さん”と呼ばれる場面がある(本人は「まだ勉強中の身の上である」と恐縮していたが)。良くも悪くもルーキーとして認識されていたメビウスが本編の放送から14年以上の時を経て遂に「兄さん」と呼ばれたことで一部の視聴者の間で大きな話題となり、Twitterのトレンドにも「メビウス兄さん」が入る程の大騒ぎとなった。
『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』◎
「無駄な動きが多い、それじゃあゼロの弟子になれないぞ!」
第2章ではベリアルとトレギア、2人のウルトラマンの闇堕ちの切っ掛けとなった事件が映像で描かれたが、彼らの悲劇の真の元凶と言うべきエンペラ星人とボガールは後に双方ともメビウスに討たれており、奇妙な因果がある。
第3章では、ウルトラコロセウムでゼットに稽古をつけており(時系列的には前述の『Z』ボイスドラマの後と思われる)、ゼットの攻撃をほぼ全ていなしきって完全に手玉に取っていた他、惑星マイジーからタルタロス対策のために帰還したタイガと再会し、兄弟子として特訓にタイガも加えることになった。
そこに突如ユリアン達の救難要請に対してタイガと出撃。ゼットから同行の申し出を受け、一度は拒否するも結局その熱意に折れ、無茶をしないことを条件に許可する。
そして惑星エビルへ到着しゼットン軍団と対峙。ウルトラマン80とユリアンを救出しメビュームブレードでゼットン軍団を斬りつけ、その内のハイパーゼットンをメビュームシュートで撃破する。バーニングブレイブへとチェンジし80のサクシウム光線とメビュームバーストの同時攻撃で宇宙恐魔人ゼットに放つも防がれてしまう。
そしてタイガがトライストリウムにチェンジしたのを見て、成長を賞賛すると共に80から良い生徒を持ったことを褒められる。
しかしユリアンをアブソリュートタルタロスに拉致され、追いかけようとするもベリアルとトレギアの光線による妨害に遭い取り逃がされてしまう。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』◎
PVでは、ウルトラ6兄弟やレオとアストラ、ゼロ、リブットにレグロスといった錚々たる面々と共に、アブソリューティアンとの全面対決に参戦する姿が映されている。
プロローグ編では、ゾフィーより、迫るアブソリューティアンの侵攻に備え、宇宙警備隊の戦術指南役となったジョーニアスと共に後進達の指導を任される。
また、グリージョからの申し出を受け、ウルトラコロセウムにて彼女に稽古をつけている。
運命の衝突ネタバレを含みますので、ご注意ください
Episode1では、引き続きグリージョに稽古を付ける。
尊敬する兄たちや、ゼロの戦い方を真似るなど、強くなるために試行錯誤を繰り返すグリージョに対して、かつて尊敬する兄弟達の技を真似ていた経験を重ねてか、「真似をしているだけじゃ強くなれない」と諭し、自分の戦い方を見つけるようアドバイスを送っていた。
その後、ナイスとゼアスの負傷を治癒するグリージョの能力を「戦況を左右する鍵になるかもしれない」と可能性を感じていた。
そこからしばらく空いて、Episode6では、ルーキーたちから一歩引いたところで、アストラとゼロの稽古を見守っていた。
続いて、Episode8では、ユリアン王女レスキュー隊が脱出した際の万が一に備え、待機していた。
その後、脱出を果たし、ヒカリの送ったランデブーポイントである惑星ブリザードへウルトラ兄弟の一員として兄たち、ゼロ、リブットと共にユリアン王女の保護に向かう。
それを追ってきたアブソリューティアンに対して、ユリアン王女が逃げる退路を確保するための決戦に参加する。
Episode9・10で描かれた決戦では兄たちとともに露払いを引き受け、アブソリューティアンの兵士たちに対して、兵力差を感じさせない奮戦を見せる。
しかし、際限なくアブソリューティアンの兵を転送するタルタロスのナラクの脅威に対し、いずれは兵力差で劣勢になると判断し、兄弟たちに呼びかける。
「あの空間を塞がないと…兄さん達!僕に力を!」
ウルトラマン「よし。行くぞ!!」
ジャック「我々兄弟の力を……」
エース「メビウスに……!!」
ウルトラオーバーラッピングによりメビウスインフィニティーに合体変身。
インフィニットエッジで兵士達を一掃した後、コスモミラクルアタックでナラクに突撃し、アブソリューティアンの雑兵の迎撃をものともせず、ナラクのゲートを破壊した。
その後、タルタロスとキングの光線の鬩ぎ合いで生じた時空の断層に巻き込まれかけるも、リブットのストロングネットによって事なきを得た。
他媒体での登場
『ウルトラマンプレミアステージ2』
CVは原作同様に五十嵐隼士が担当。
宇宙人少年ニコから言われのない憎しみを向けられるが、それでもウルトラの戦士の一人としてニコを救うために宇宙人軍団に立ち向かう。物語の終盤でニコの母を殺したのはメビウスに化けたババルウ星人だったと判明したため、ニコとも和解する。
『ウルトラマンタイガ』
本編では全く登場しないものの、ボイスドラマの第1話、2話にてタロウの実子であるタイガとは兄弟弟子であり、気心の知れた間柄である事が明かされている。
光の国が存在する次元の地球では既に遥かな時間(推定でも数千年以上)が流れているため、かつてミライとして絆を育んだGUYSの仲間たちと、寿命の違いゆえに生き別れることになって苦悩していたことが言及されている(他にもタイガ同様、当時は偉大な先人たちと比較されることについても悩んでいたという)。だがそんな時、仲間たちから地球人とウルトラマンの絆の証によって、宇宙を超えて“ある贈り物”が届けられた(この時、光の国は300万年光年離れた地球から突然届いた贈り物に騒然となったらしい)。
その贈り物に込められた想いによって彼は自分の迷いを振り切り、更なる飛躍を果たした。
『ウルトラヒーローズEXPO THE LIVE ウルトラマンタイガ』
第1部では怪獣達に襲撃された惑星の防衛の為にヒカリと共に出動した。
候補生であるにもかかわらず、単独で勝手に出動したタイガの無鉄砲さを見て宇宙警備隊員に必要なのは仲間を信頼する心だと説き、師であるタロウにタイガの悩みを聞いてあげるよう頼むなど良き先輩として描かれた。
本作ではトライスクワッドを導く先達として彼らに縁の深いウルトラマンが登場するが、タロウよりもタイガに歳が近い彼がその担当だと言える。
『ウルトラヒーローズEXPO2020』
トレギアを止めるべくヒカリと共にバーニングブレイブの姿で出撃するも奮闘虚しく、敗北してしまった。
なお、トレギアからメビウスはどう見られているかは不明だが、メビウスはタロウの教え子の中でも随一の出世頭である上に、青いウルトラマン…それも自分が闇落ちした要因の一人と共闘しているなどトレギアの地雷をこれでもかと踏んでいる存在であるため、印象はよろしくないと思われる。
『ウルトラマンZ』(ボイスドラマ)
本編での登場はなかったが、ボイスドラマでは第21話にて本人が登場。本作から本格的に福山氏によるメビウスの声を聞くことができる。後輩ウルトラマンやゼロとまともに絡んだのは実質的に今回が初めてである。そのため、GUYSの面々とはまた違ったフランクな会話をするメビウスという非常にレアな光景が見られる。タロウのような教官を目指している様子で、ゼットとの会話で醸し出す雰囲気は完全にベテランのそれである。
ゼロともそれなりに親しい間柄で、冗談交じりに「ゼットを僕の弟子にしようか」とからかって動揺させるなどしていた。
このような言動から「サコミズ隊長に似てきている」とも言われている。
その後は23話にも登場し、宇宙警備隊の入隊試験に手伝いとして参加し、試験に臨むゼットを激励した。
『ウルトラヒーローからのメッセージ《SPECIAL LIVE MOVIE》』
ウルトラマンのソフビ人形を持つ少女を守るべく、ハイコンセプト・ウルトラマン代表としてリブットとともにエンペラ星人と戦った。子供たちにはベトナム語でメッセージを贈った。
各戦士との関係
ウルトラマンタロウ
メビウスの戦いの師。
師弟としての関係は先述の通り。教官であったタロウに憧れて訓練に励んでいたと語るなど、師としてタロウのことを強く尊敬している。
タロウも緊急事態に際して光の国に帰還させるために自ら地球に赴いたりその身を守るために封印していたウルトラダイナマイトの使用を決断するなど、生徒としてメビウスを気に掛けている。
ウルトラの父
宇宙警備隊の上司にして彼を地球に派遣した張本人。
メビウスを「若き勇士」と呼び、彼の地球での任務に際して神秘のアイテムであるメビウスブレスを授けるなど、彼の潜在能力に強く期待していた。
また、ウルトラ戦士の宿敵であるエンペラ星人と一際強い因縁で結ばれている、光の国の戦士では他のウルトラマンに由来しない強化形態を持っているなど、戦士としての共通点も多い2人でもある。
ウルトラマンヒカリ
歴戦の戦友。
彼が憎しみに堕ちていたハンターナイトツルギだった頃からの付き合いで、ボガールの対処を受けて地球を守護するメビウスやCREW GUYS JAPANの面々とボガールへの復讐を優先する彼とで対立することもあった。
しかし憎しみを振り切り、ウルトラマンとして再起したヒカリと共闘し、地球での任務を終えた後も共に戦い、今では盟友となっている。
年齢や経歴で言えばヒカリはメビウスの大先輩だが、地球での共闘などもあってか敬語などは使わない対等な関係を築いている。
ゾフィー
宇宙警備隊の上司に当たる。
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にてタロウと並んで名を出しており、タロウとともにウルトラ兄弟の地球での活躍を語って聞かせていたことからメビウスは宇宙警備隊隊長であるゾフィーからも目を掛けられていたようだ。
ウルトラマン
兄弟の一人。
実は、メビウスは宇宙警備隊に入隊して間もない頃にゼットンに襲われたところをウルトラマンに救われており、ウルトラ兄弟に憧れていたメビウスと初めて関わった兄弟である。
ウルトラ兄弟
偉大な兄たち。
地球を守ってきた先人として、彼らの経験、輝かしい思い出から苦い後悔の記憶に至るまで、本人達から直接伝えられ、大切な仲間たちとともに受け継いだ。
また、偉大な先人である彼らと比較されることに苦悩していた時期もあったようだ。
ウルトラマンティガ
並行世界で出会ったマドカ・ダイゴ(並行同位体)が変身するティガ。
初共演作である『超8』のスチール画ではメビウスと握手しているなどメビウスとセットで主役として扱われている。
『超8』世界では唯一、メビウスの正体を知る地球人であった為、彼と共に世界を救う「7人の勇者」を捜索した。
ゲーム『ロストヒーローズ2』では原典のウルトラマンティガと共演しているが、『超8』とは異なり、敬語口調で接していない。
双方の人気の高さ、共に記念作であることから商業、メディア面でも平成ウルトラマンを代表する2トップとなっており、人気投票でも平成に限れば、ティガ1位メビウス2位になることがほとんどである。
ウルトラマンゼロ
同僚。
比較的世代が近く、『ウルトラ銀河伝説』や『ウルトラ十勇士』などで共闘する機会が多かった事もあり、ゼロもフランクな口調で話し、メビウスもゼロをからかって手玉に取るなどお互い気安い会話を交わす親しい関係。
ウルトラマンギンガ/礼堂ヒカル
タロウ一門の同門で師からの指導も受けている。ウルトラ十勇士で共闘。フュージョンブレスにもメビウスの力がある。師の息子という共通の弟弟子がいる。
ウルトラマンタイガ
師の息子にして弟弟子。
タロウに代わり、タイガの指導を行うこともあった模様。
その傍らに地球で出来た自身の大切な仲間のことをよく語って聞かせていたようで、後のトライスクワッドを結成する理由の一つになっていると思われる。
タイガもメビウスのことを慕っており、稽古を付けてもらう相手として真っ先に選んでいるほど。
ウルトラマンゼット
ゼロに続く「第二の指導者」といった関係。
ゼロの弟子を目指すゼットの訓練に付き合い、指導を買って出ている。『大いなる陰謀』では実際に指導の様子が描かれ、まだ未熟なゼットの攻撃を軽くいなしながら「無駄な動きが多い」と指摘している。
他にも宇宙警備隊の試験に臨むゼットを激励する、危険な現場への同行を許すなど、メビウスは彼の潜在能力をかなり買っているようだ。
ゼットも偉大な先人であり、自分の功績を鼻にかけないメビウスを「できたお人だ」と心からの敬意を以て接している。
ウルトラウーマングリージョ
『運命の衝突』で新たにできた教え子。
後進たちの指導を任されたメビウスにグリージョが鍛えてほしいとの申し出、快諾したメビウスが彼女に稽古をつけている。
「妹がいる」メビウスと、「兄がいる」グリージョの師弟ということになるので、運命を感じさせるものがある。
だがこれにより、新たなファルコン1案件となり、今後の動向が注目される。
グリージョに真似しているだけじゃ強くなれないと指摘していた。
別の場所でゼアスがナイスと修行してる最中クロスカウンターの末に負傷したところで、グリージョが治している様子を見ていたメビウスはグリージョの回復能力は今後の戦いで戦況に大きな変化をもたらすかもしれないと可能性を見出していた。
ウルトラマンベリアル
光の国から闇に堕ちたウルトラマンその1。
本人との関わりは薄いが、前述の通り彼が闇に堕ちるきっかけとなったエンペラ星人は、メビウスによって討伐されており、ベリアルの親友であったウルトラの父に期待されていたりと、奇妙な因縁がある。
ウルトラマントレギア
光の国から闇に堕ちたウルトラマンその2。
こちらもベリアルと同じように、彼が虚無に魅入られるきっかけとなったボガールはメビウスによって倒されている。
他にも、トレギアの親友であったタロウの弟子であったり、トレギアの上司であったヒカリとは親しい間柄であったりと、ベリアル以上に奇妙な因縁がある。
上記に加えて、トレギアが忌み嫌うワードである「絆」を代表するようなウルトラマンであるなど、トレギア視点で一番の地雷と言えるかもしれない…
ゲーム作品での活躍
ウルトラマンFighting_Evolution_0
『メビウス』の前日譚で、地球に派遣されるよりも前の姿が描かれているが、本編とはパラレル設定である。
大怪獣バトルシリーズ
カードに描かれたコンボマークを揃えて登場するお助けキャラクターという扱いで初代ウルトラマンと共に初期から参戦。
第4弾ではスーパーコンボカード化され、NEO3弾よりティガ、ウルトラマンと共に筐体から貸し出されるウルトラストライカーとしても抜擢される。
RRからはプレイアブルとして本格参戦。メビュームシュート/メビュームブレード/メビュームダイナマイトの3つを必殺技に持つ。
グレイトバトルフルブラスト
ウルトラプラネットと呼ばれる星(外観が光の国に近い)のルーキー。
ウルトラプラネットが怪獣軍団の襲撃に遭った際にハイザックと交戦、仮面ライダーディケイド、フリーダムガンダムと合流し、エンペラ星人軍団、ジオン・ザフト連合軍、大ショッカーと戦うことに。
なお、ヒーロー達の拠点はメビウスとも縁が深いフェニックスネストである。
ロストヒーローズ
ビギンズ・キューブにウルトラマンヒカリと共に飛ばされていた。ゼロの事を知っているため、キャラクターベースは『ウルトラ銀河伝説』以降の設定だと思われる。
拠点にあったGUYSアーカイブドキュメントからシーモンスとシーゴラスの弱点を検索し、ヒカリと共に夫婦怪獣の角を破壊し、2体の撃破に貢献した。
一度はアイスエイジ・ドーパントとスノーマンイマジンに冷凍されかけるが、ヒーロー達に救出された。
以降はプレイアブルとして使用可能。
HERO技は「メビュームシュート」と「メビュームナイトシュート」。
本作のフェニックスブレイブはメビウス達の想いに応えて現れたフェニックスネストの姿を見て再び発現させたという扱いである。
ロストヒーローズ2
最初はNEVERによって囚われの身となっていたが、今度はベリアル軍のメフィラス星人によってアーマードダークネスの装着者にされてしまう。最終的にヒーロー達によって解放され、メンバーに加わった。
スーパーヒーロージェネレーション
ルーキー時代のメビウスが登場、よってゼロとの面識はない。
これはヒーロー達が『ウルトラマンメビウス』の世界を訪れたという設定であるため。
しかし、派遣早々にディノゾールが大量発生するわ、ディノゾールリバースに変化するわ、ハンターナイトツルギやUキラーザウルスが乱入するわのハードモードを強いられる。
余談
『ウルトラマンネクサス』のベースデザインの一つである「ウルトラマンクロス」が原案となっている。顔のデザインのモチーフはツシマヤマネコ。(これまでウルトラマンはアルカイックスマイルや観音菩薩のモチーフが多かったが動物をモチーフにしたウルトラマンはメビウスが初である。後に鮫をモチーフにしたウルトラマンベリアルも登場するようになる。)
初期案ではメビウスブレスのクリスタルサークルがカラータイマーの役割を担うという設定で、ボディにカラータイマーのないデザインも描かれていたが、立ち回りの際にその衝撃でLEDが消えて撮り直しになってしまうため、没となった。
掛け声はメビウスの成長を示したいという要望で第23話からは掛け声の発し方が変更された。
裏設定では宇宙警備隊野球部のエースだったという過去がある。この設定が拾われたのか、2007年の横浜ベイスターズ対オリックスバファローズ戦の始球式ではなんと当時の現行ヒーローであった仮面ライダー電王と対決を行った(ちなみに両ヒーローの演者はrookiesで共演している)。ちなみに同じく野球に縁のあるダイナと共演する機会はあっても、本格的に絡んだことはあんまりなかったりする。
メビウスが出現する際のSEはシンフォギアシリーズの変身完了の後のポージングの際に多用されている。
関連タグ
ウルトラマンダイナ:野球関連のウルトラマンで、メビウスと同じく横浜ベイスターズとの関わりがある。2008年公開の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』以降様々な作品で共演している。
また、作品的に見ても、「過去作の続編であり、過去作要素が平成作品では最も多い作品」という共通点が存在する。
ウルトラマンギンガ:同じくタロウの弟子であり弟弟子。
ウルトラマンタイガ:教官の息子であり弟弟子その2。
タロウ一門:彼を含め、タロウと師弟関係を結んだウルトラマン達の総称。