概要
全作皆勤で同率1位のレッドとブルーに次いで多くの戦隊に含まれているため、「すべての作品に登場している」というイメージを持たれやすい。が、実は初の不在作品はいきなりの第2作目のジャッカー電撃隊であり、これはゴレンジャーの赤、青、黄、桃、緑の初期5色の中で最も先に不在となったカラーである。3作目にもいなかったために初の連続不在になった色でもある。
『ジャッカー電撃隊』『バトルフィーバーJ』『電撃戦隊チェンジマン』『獣電戦隊キョウリュウジャー』、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』、『爆上戦隊ブンブンジャー』にはイエローが登場しない。他方で、イエロー変身者が2人いて途中で交代する作品が2作ある。
2022年時点で非公式を除いて42名中20名が女性と、他の色に比べ男性と女性の数がほぼ均等に存在する。
ボウケンイエロー以降女性戦士が長く続いたがキニンジャーで復活して以降男性イエローも再び増えてきた。(女性戦士はイエローヒロインの記事も参照)
またパワーレンジャーシリーズにおいて、日本ではもともと男性キャラだったものが、アメリカでは(男女比を3:2にするために)女性キャラに変更されることがある。
性格としては男女問わず明朗快活で一行のムードメーカー的なキャラクターが大半を占めるが、ガオイエロー、デカイエロー、マジイエローなどのクール系も少数存在する。
女性戦士の場合は主に戦隊ピンクと分業する形で「男勝り」「委員長系」か「ガーリー」「お気楽系」のどちらかになる(後者の場合は逆にピンクが「姉御肌」等に設定されたりする)。
ピンクがイエローのみならず、ブルー、ホワイト、グリーンといった様々なカラーとダブルヒロイン体制を実現させているのに対して、イエローは初期メンバー内ではピンク以外の色のメンバーとダブルヒロイン体制を組むことは長らく存在してなかった。しかし、47作目の王様戦隊キングオージャーにて前述にはないまさかのパープルとのダブルヒロイン体制が実現した。ただし、初期メンバーに限定しなければシルバーと組んだ炎神戦隊ゴーオンジャーがある。
アバレイエロー以降は戦隊内の紅一点になることもあるが、ピンクに比べると圧倒的に少ない(2023年時点で、ピンクは17人が初期メンバーの紅一点なのに対して、イエローは6人)。
また後述するが、他のスーツカラーの戦士と比較して食に関連するイメージが強い。
全イエロー戦士紹介
初期メンバー
番 | 名前・外見 | その他の情報 |
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1A |
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1B |
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2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 | ||
6A |
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6B |
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7 |
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10 | ||
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20 |
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42 |
ゲスト戦士
名前・外見 | その他の情報 |
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特別枠
東映関連作品に限定。
番 | 名前・外見 | その他の情報 |
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1 | ||
2A | ||
2B |
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2C |
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3 |
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4 |
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5 |
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※1TRPG番組「パワーレンジャー・ハイパーフォース」に登場した完全新規戦隊のメンバー。ジャック・トーマスを演じたのはパワレン名脇役のバルクを演じた「ポール・シュライアー」氏。
カレー好き?
特撮にあまり馴染みのない人からは、初代キレンジャーの影響で「戦隊イエローはカレー好き」と認識される事がある。確かにキレンジャー以外なら、バルパンサーなどカレー好きの戦士もいるにはいるものの、実はイエローによって好物が異なる。例を挙げてみよう。
該当戦士 | 好物 | 備考 |
---|---|---|
二代目キレンジャー | ナポリタン、あんみつ | ナポリタンは演者の好物でもある。 |
ダイナイエロー | ラーメン | 夢は植物の品種改良やラーメン製造機の作成であり、後述の作るイエローにも該当している。 |
ゴーグルイエロー | 特になし | 食べることがとにかく好きという設定ではある。 |
タイガーレンジャー | ハンバーガー | 料理は苦手という設定。 |
キリンレンジャー | 豆腐とスパゲッティ | 作中でも豆腐仙人というゴーマ怪人と戦っている。 |
ニンジャイエロー | 特になし | 食べる事が大好きという設定がある。先祖からはカップ麺ばかりの偏った食生活を咎められている。 |
ギンガイエロー | ミスドのドーナツ | 実は当初、好物はカレーという予定だった。第8章ではシェフと交流するエピソードがある |
ゴーイエロー | 牛乳 | 番田流格闘術「牛乳竜巻落とし」を編み出すきっかけになった。 |
ゴーオンイエロー | 洋菓子 | 作るのも得意ではあるものの、好みが偏っているせいで他の料理まで異常に甘くなってしまう。 |
イエローバスター | お菓子 | 好物というよりも摂取しないと動けなくなる。 |
トッキュウ3号 | アイスクリーム | シュウマイモチーフのキャラクターと縁があるが、特にシュウマイが好物というわけではない。 |
作る方面であれば料理教室を開いているデンジイエロー、野菜をこよなく愛する農業青年であるイエローオウルや素人の状態から猛勉強の末に美食家を唸らせる程の蕎麦を作り上げたタイムイエロー、シェフであるカジキイエロー、料理好きなゼンカイガオーン、カレーに似たビーフストロガノフが得意なオニシスターなどカレー好きでは無いものの、食に関わる戦士が非常に多いが、上の表にもあるように料理が苦手な戦士も勿論いる。余談だが、意外な事に料理が上手い戦士はゴーオンブルーやルパンブルーといったブルーの戦士にも多く、この他リュウレンジャーやゴーカイグリーンといった青や黄色以外の戦士にも該当者がいる。
そもそも何故、初代イエローたるキレンジャーがカレー好きだったかといえば、ゴレンジャーのメインライターであった上原正三氏曰く『ラーメンやカレーなど子供が好きな食べ物を好物に据える事で子供達が感情移入しやすくなる』という計らいによるもので、円谷プロの快獣ブースカがラーメン好きなのも同じ理由からである。加えてスナックで食べるならラーメンよりもカレーが向いていると見なされた事や上原氏が円谷プロ時代にスナックでカレーをよく食べていたという背景もあるという(出典:マイナビニュース:『ゴレンジャー』キレンジャーはなぜカレー好きなのか - 上原正三氏が語るスーパー戦隊ヒストリー「悪の立場で正義を考える」(2019/12/08 09:57掲載分)2022年11月11日10:30閲覧)。
現在においても戦隊イエローはカレー好きというイメージが根強く残っている辺り、この感情移入の策はかなりの効果を上げたと言えよう。
なお、大食い担当は『バトルフィーバーJ』の時点で戦隊イエローではなく戦隊ブラック(バトルケニア)である点に留意すること。
バトルフィーバーにはイエローは居ないからと除外したとしても『電子戦隊デンジマン』の大食い担当が戦隊ブルー(デンジブルー)である
余談
実は、2020年代になってからは人間が変身する且つ男性である戦隊イエローは魔進戦隊キラメイジャーのキラメイイエロー/射水為朝を最後に登場していない。
機界戦隊ゼンカイジャーの戦隊イエローであるゼンカイガオーンは、並行世界「キカイトピア」に住む機械生命体であるガオーンが変身するという人外の男性である。
それに続く暴太郎戦隊ドンブラザーズと王様戦隊キングオージャーの戦隊イエローであるオニシスターとカマキリオージャーは、それぞれ女性である鬼頭はるかとヒメノ・ランが変身するので、男性ではない。
更にキングオージャーの次の爆上戦隊ブンブンジャーではなんと騎士竜戦隊リュウソウジャー以来、令和初の戦隊イエロー不在になった。(自動車系の戦隊だからってこの件は多分関係ない)