基礎データ
全国図鑑 | No.0035 |
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ジョウト図鑑 | No.041 |
シンオウ図鑑 | No.100 |
イッシュ図鑑 | No.089 |
アローラ図鑑(SM) | No.211 (ウラウラ図鑑:No.083) |
アローラ図鑑(USUM) | No.273 (ウラウラ図鑑:No.094) |
ガラル図鑑 | No.255 (カンムリ図鑑:No.044) |
ヒスイ図鑑 | No.200 |
英語名 | Clefairy |
ぶんるい | ようせいポケモン |
タイプ | ノーマル→フェアリー(第六世代より) |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 7.5kg |
とくせい | メロメロボディ / マジックガード(第4世代から) / フレンドガード(隠れ特性) |
タマゴグループ | ようせい |
進化
概要
- 初代から登場しているアイドル枠で、作中において女の子に人気なポケモン。
- 月の晩に群れを作って踊る。その姿を見たものは幸せになると言われており、そらをとぶを覚えないが、月のひかりを集めて背中に生えた翼を使って浮遊する事が出来る。また、この踊りをやっている時に周囲の磁場が乱れると言う怪奇現象が起こったり、おつきみやまに隕石が落ちてから発見されるようになったという話があるように、宇宙に関係があるポケモンだと言われている。愛くるしい姿で人気のある一方で、数が大変少ないのが難点である。
- 赤緑においてはファンシーポケモンの代表格として、ピカチュウ、プリンと共にファンシー御三家と称され、その中でもゲーム内のアイドル枠として位置づけられていた。やがて、ポケモンが大ヒットしピカチュウがアニメの主人公のポケモンとなると同時に、今や世界を代表するゲームキャラクターへと成長。プリンもまたアニメの準レギュラーになったりスマブラへの出場を果たす。一方で、ピッピはアニメや外伝での露出の少なさに加えコロコロコミックで連載されていた漫画の影響からコア・ネタ的人気に移行していった。
- ポケモンXY以降ではイーブイもこのアイドル枠として位置づけられるようになりピッピはおろかプリンまでも埋没状態にある。しかし、今でもゲーム中に登場するアイテム「ピッピにんぎょう」やGSC/HGSSの毎週月曜夜に行われるおつきみやまイベントはその名残とも言えよう。
- XYではフェアリータイプが追加され、過去作の一部ポケモンにもフェアリーが付随するとアナウンスされたため、分類が「ようせいポケモン」ということで殊更タイプ変更が注目されていた。そして、ゲーム発売後やはりフェアリータイプとなった。しかも第五世代までのノーマルタイプは消滅したため、まさかのフェアリー単である。
- 野生の個体は「つきのいし」や「すいせいのかけら」を所持している場合もあるため、道具収集のために狩られることも。
- 第一世代ではミュウと並び「ゆびをふる」を自力で覚えられる数少ないポケモンで、同技の代名詞的存在でもある。これもあって『ポケモンスタジアム2』では「ピッピのゆびふり教室」というミニゲームも存在していた。2022年9月には実店舗のポケモンセンターで「おつきみピッピ」の配布イベントを開催。スタッフに向けて「ゆびをふる」をするとシリアルコードを貰えるという類を見ない配布条件であった。
- ポッポと共に初代から登場した、回文の名前のポケモンである。
- タグとしての使用はピッピの方が多い。
対戦における性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 70 | 45 | 48 | 60 | ※ | 35 | 258 |
第2世代から | 70 | 45 | 48 | 60 | 65 | 35 | 323 |
ピクシー | 95 | 70 | 73 | 95 | 90 | 60 | 483 |
進化後比較 | +25 | +25 | +25 | +35 | +25 | +25 | +160 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 進化前のポケモンであり、そもそも対戦に起用されることなど想定されていなかった。しかし、第5世代で「しんかのきせき」と「フレンドガード」を獲得したことで第一線に躍り出るようになった。(ピクシーになると特性が「てんねん」に変化する。)
- ダブルバトル・トリプルバトルにおいては、「このゆびとまれ」で攻撃を集めつつ、同技の対策である範囲攻撃も「フレンドガード」でばっちり軽減できる。
- 第5世代時点では「ほろびのうた」が使えるプリンに注目が集まったが、「このゆびとまれ」や「てだすけ」を覚えられるピッピは少しずつ採用率を増やし、第7世代でその人気を不動のものにした。「うたう」や「サイドチェンジ」などで攪乱することもできる。ただし変化技が中心になるため「ちょうはつ」にはとことん弱いので注意。
- 第8世代ではダイマックスの導入により一層相方の耐久が重視されるようになり、一部ポケモンが禁止されたことにより本人が倒されるリスクも減ったことで更に躍進し、トップメタのサマヨールと奇石を奪い合うまでに上り詰めている。自主退場とじゃくてんほけんの発動を同時に狙える「ミストバースト」の習得も追い風になっている。
使用トレーナー
- アカネ:ジムリーダー(ジョウト)
- ヒカリ:ポケモントレーナー
- コウキ:ポケモントレーナー
- リーリエ:ポケモントレーナー※1
- マユキ:ピッピマスター
- アイミ:バックパッカー/マックスレイドバトルNPC
- テル:ギンガ団調査隊
- ショウ:ギンガ団調査隊
- ギーマ:四天王(イッシュ)※2
- ダツラ:ファクトリーヘッド※2
- ネジキ:ファクトリーヘッド※2
※1:ポケモンマスターズでもバディ
※2:ポケマス2023年エイプリルフールイベント「みんなでゆびをふーる」でのレンタルポケモン
アニメ版
- アカネ(無印)
- ルザミーネ(SM)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 「平地ではレアな反面、山間部などの傾斜地ではわんさか湧いてくる」というかなり偏った出現傾向を持つ。とある場所に偏って出現するポケモンは他にコイルやビリリダマ等がいる。
- 2016年2月に行われた「バレンタインイベント」では体色がピンク色ゆえに出現率アップの対象ポケモンとなった……のだが、平地ではやっぱり出現率が低かった。
『ポケモンスタジアム2』
- ミニゲーム「ピッピのゆびふりきょうしつ」の主役。
- 先生役のピッピが黒板に矢印を書き、プレイヤーは後から一定時間内に十字キーでその通りの順番に入力する。
- 答え合わせの際にミスがあるとピコピコハンマーで叩かれ、5回叩かれると脱落となる。これを最後の一人になるまで続けていく。
『ポケモンマスターズ』
- リーリエのバディーとして登場。トレーナーズサロンの探索でたまに発生するラッキーイベントではルザミーネのピクシーとの共演が見られる。
- 2023年エイプリルフールイベント「みんなでゆびをふーる」という、1日限定ゆびをふる大会のポケモンで登場。ライアーがトゲピーと共に用意したレンタルポケモンであり、ギーマ・ダツラ・ネジキのバディとなる(いずれのトレーナーも「運」が絡む関係でもある)。
- また、カントーのトレーナーであるリーフはおつきみやまを思い浮かべており、月(=宇宙)に関係するポケモン故にギンガ団したっぱが仲良くなろうとしていた(原作ではハクタイシティで強奪しており、彼らの本拠地であるトバリシティではスロットにピッピが出現したり、アジトのベッドにピッピにんぎょうがあったり、エイチ湖への道を塞ぐしたっぱが「報酬でピッピを貰う」と言ってたりと…何かしら関係があったりする)。
『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- おつきみやまのピッピ達
- 無印6話でアニメ初登場。おつきみやまの野生のピッピで、当初サトシが捕獲しようとしたが同行していた研究員のリカオに止められている。
- 直後ロケット団に襲われそうになった所をサトシ達に助けられ、ピカチュウとも仲良くなる。ピッピが案内してくれた別の洞窟には『大きなつきのいし』があり、どこからともなくたくさんのピッピが表れて踊り出す。
- しかし、再びロケット団が表れ大きなつきのいしを奪われてしまう。タケシのイワークでロケット団に追いついた後、ピッピ達が「ゆびをふる」を使って出た「だいばくはつ」でロケット団を撃退。直後、何匹かは降ってきたつきのいしで進化している。
- この「ゆびをふる」で「だいばくはつ」をぶっ放して以降、アニメでは「ゆびをふる」→「だいばくはつ」というイメージが定着した。これがカスミのとある手持ちに継承されることとなる。
- AG134話で再びおつきみやまが登場。ゆびをふるから繰り出されたソーラービームでロケット団は撃退し、その晩ダンスを披露している。
- 無印62話
- この回では宇宙人と思しき描写をされており、墜落したUFOからピッピ軍団が登場。リーダー格には花飾りがついている。
- 街で大量盗難事件を起こし、更にサトシのピカチュウすら拐ったが、サトシ達と行動していた落書きプリンと熱いバトルを繰り広げた。同じくサトシと行動していたヒラタがレバーを壊してUFOがコントロール不能になり、さらにピカチュウの電撃で電源が付いた宇宙船は勝手に飛び立ってその後キャンプ場に墜落した。
- 無印246話で再登場。森の中で不時着してしまったので以前のように部品を集める事が出来ずに困っていた。そこへロケット団やピィを狙っていたPFC(科学研究機関ポケモン不思議クラブ)のメカを分解してその部品で宇宙船を修理し、飛び去っていった。
- アカネのピッピ
- AG86話
- サトシが昔見た面白い映画にあのピッピが…
- ルザミーネのピッピ
- リーリエと一番仲良しだったポケモン。元々はリーリエがピッピのまま育てようとしていたが、留守中ルザミーネがピクシーに進化させてしまったらしい。リーリエはこのことをかなり根に持っているが、それでもピクシーには変わらぬ愛情を注いでいる。
- 新無印120話
- スピアーに襲われていたところを少年時代のサクラギ博士に助けられ、足のケガが完治するまでの間共に過ごしていた野生のピッピ。ケガが完治し、桜の木の前でサクラギ博士と別れる直前に「ゆびをふる」で「はなふぶき」を見せ、姿を消した。
- それから年月が経ち、キャンプに来たサクラギ一家はこの日の晩が満月だった事もありピッピの進化の儀式を見つける。しかし、途中でゴルバットの群れが襲撃しそうになるが、ピッピ達の儀式を見届けていた一匹のピクシーと共にコハルのイーブイで「サイコキネシス」で撃退し無事に儀式を終える。そのピクシーが「ゆびをふる」でサクラギ一家に「はなふぶき」を見せた事であのピッピであると判明した。
- 新無印最終回136話のEDにて、サクラギ家にピッピとピクシーのイラストが飾られている。
その他
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 16話
- フリード博士のポケモンゼミにて、キャプテンピカチュウとブラッキーと共にお月見していた。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- ブルーのピッくん
- 性別は♂。シルフカンパニーでレッドがつきのいしを使い、ピクシーに進化する。
- ブルーが過去強要された修行に受けたトラウマからニックネームがついたのは2章からである。
〈ブルーの手持ち〉 |
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ぷりり (プリン→プクリン♀️) |
カメちゃん(ゼニガメ→カメール→カメックス↔️メガカメックス♂️) |
メタちゃん (メタモン) |
ニドちゃん(ニドラン→ニドリーナ→ニドクイン♀️) |
ピッくん (ピッピ→ピクシー♂️) |
ブルー (ブルー→グランブル♂️) |
ケーちゃん(ケーシィ♀️) |
リリリ (プリン♀️) |
タッちゃん(タッツー♀️) |
- ナナミのピッピ:マグマ団カガリの回想シーンの描写にて、コンテストで登場していた。
- 第7章:じんりきのピッピらんとピッピりんが登場。ギンガ団がハクタイシティに来てからは他人におびえるようになり、パールにも襲いかかっている。
・ ・ ・
ピッピは今も元祖ファンシーポケモンと親しまれている。
……そのことを許さなかった一つの漫画があった。
ピッピを語る上でこいつの存在を忘れてはならない。
コロコロコミックの漫画
穴久保『ポケットモンスター』…その通称、
『ギエピー』
詳細はリンク先を参照とするが、穴久保氏はこの漫画でピッピというポケモンのイメージを取り返しのつかない程汚してしまった事を後悔している模様。
関連イラスト
関連タグ
同フェアリー単タイプ
- トゲピー ブルー / グランブル
- アルセウス(せいれいプレート)
- ニンフィア フラベベ / フラエッテ / フラージェス ペロッパフ/ペロリーム シュシュプ / フレフワン ゼルネアス
- キュワワー シルヴァディ(フェアリーメモリ)
- マホミル / マホイップ / キョダイマックスマホイップ ザシアン(れきせんのゆうしゃ)
つきのいし繋がり
なつき進化仲間
ピチュー / ピカチュウ | ププリン / プリン |
ゴルバット / クロバット | イーブイ / エーフィorブラッキーorニンフィア |
ラッキー / ハピナス | トゲピー / トゲチック |
ルリリ / マリル | スボミー / ロゼリア |
ミミロル / ミミロップ | リーシャン / チリーン |
ゴンベ / カビゴン | リオル / ルカリオ |
コロモリ / ココロモリ | クルマユ / ハハコモリ |
アローラニャース / アローラペルシアン | タイプ:ヌル / シルヴァディ |
ユキハミ / モスノウ |
ポケモン関連
- 月繋がり
- 星繋がり
- 踊り関連
- その他