基礎データ
全国図鑑 | No.0103 |
---|---|
カントー図鑑 | No.103 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.105 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.106 |
コーストカロス図鑑 | No.137 |
アローラ図鑑(SM) | No.270 |
ポニ図鑑(SM) | No.082 |
アローラ図鑑(USUM) | No.356 |
ポニ図鑑(USUM) | No.103 |
ヨロイ島図鑑 | No.206 |
ローマ字表記 | Nassy |
分類 | やしのみポケモン |
タイプ | くさ/エスパー |
高さ | 2.0m |
重さ | 120.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ようりょくそ:天候が「ひざしがつよい」の時、「すばやさ」が2倍になる |
隠れ特性 | しゅうかく:使用済みのきのみが50%の確率でターン終了時に復活する(ひざしがつよい場合は100%復活する) |
タマゴグループ | しょくぶつ |
各言語版での名称
英語 | Exeggutor |
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ドイツ語 | Kokowei |
フランス語 | Noadkoko |
韓国語 | 나시 |
中国語(台湾国語) | 椰蛋樹・椰蛋树 |
中国語(広東語) | 椰樹獸 |
進化
リージョンフォーム
基礎データ
『ポケモンSM』から登場する、アローラ地方の環境に適応するために姿を変化させたナッシーのアローラのすがた。
この姿を見た全国のトレーナー達は度肝を抜かれたに違いない。
詳細は→アローラナッシー
概要
タマタマがリーフのいしによって進化した、寸胴なヤシの木に足を生やし実に顔が付いたような外観のポケモン。サファリボールがかなり似合いそうなポケモンの1体。
「梨」ではなく、名も知らぬ遠き島より流れ寄るほうである。いわゆる「ヤシ」。
名前は「ココナッツ」+「ヤシ」、もしくは「ナツメヤシ」からと思われる。
「歩く熱帯雨林」とも呼ばれ、たくさん集まるとジャングルのように見える。
南国など日差しが強い環境で大きく育ち、増え過ぎた頭は地面に落ちてタマタマになり、テレパシーを発信しながら仲間を探しにいく。ポケモンの謎や不思議さを感じさせる繁殖方法である。
また、キマワリ同様に太陽が出ていない天候だと動きが鈍る。
3つの頭は頭は仲が良いので仲間割れはしない。しかし仲が良いからと言って協調性があるという訳でもないらしく、鳴き声が賑やかなのは3つの頭が自分以外にあまり興味を持たずそれぞれ好きなものを考えているため。行きたい方向も各々が好きに決めるため食い違いが生じるとこんがらがってしまい、身動きが取れなくなる。
サイコパワーを用いて攻撃する際、3つの頭で念力を放つので威力は通常の3倍になるという。
色違いは茶色ベースのほんのり仕様となる。
ゲームでの特徴
- 初代では、シナリオではラスボスであるチャンピオンとなったライバルが、最初の1匹にゼニガメ以外を選ぶと使用してくる。――が、その時の技構成がたまなげ、さいみんじゅつ、ふみつけとサイドンやウインディ同様のショボさ(と、さいみんじゅつで眠らない限り決して攻撃しない頭の良さ※)でも有名。
- ※プレイヤーがねむり状態のポケモンを治したか否かを見定めた上で、直前の行動を決めているため。それもあって運が悪いと『ナッシーのさいみんじゅつで寝る→ポケモンのふえで起こす→ナッシーの(以下省略)』のループにハマる場合もある。
- それまでタマタマの頃に覚えいた「せいちょう」「やどりぎのタネ」「どくのこな」「ソーラービーム」のいずれも消えて、タマタマとしての初期技にナッシーでの進化で覚える「ふみつけ」が申し訳程度に加わった謎仕様。
- 自然に推察するなら、「個体値の高いタマタマを即リーフのいしで進化させた、これまでのタマタマとは別の個体」と考えるべきだろうが、もしそうならチャンピオン戦に来てまでそれまでに育てたタマタマを切る判断は、さすがに疑念が尽きない。せめてわざマシンで「メガドレイン」くらい覚えさせてやれよ……。さすがにひどいと判断されたのか、初代以降は改善されていった。
- 第7世代にて、そしてかのリージョンフォームが登場し、一気に注目の的になった。SMでこれまでの姿で使うには第6世代で進化させる必要があるので注意が必要。USUMではウルトラホール内ならこれまでの姿に進化するのでどちらの姿も入手できる。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 95 | 95 | 85 | 125 | ※ | 55 | 455 |
第6世代まで | 95 | 95 | 85 | 125 | 65 | 55 | 520 |
第7世代から | 95 | 95 | 85 | 125 | 75 | 55 | 530 |
リージョンフォーム | 95 | 105 | 85 | 125 | 75 | 45 | 530 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 一方で弱点の数はむし(4倍)、ほのお、こおり、どく、ひこう、ゴースト、あくと7つあり、現存するポケモンではタイプの組み合わせ故に弱点が史上最多。初代の時点でも、当時はあくタイプが存在しない事などを含めて5つと、弱点だらけのポケモンである。(同じく弱点7つはくさ/こおり複合のユキノオー、第6世代から弱点が増えたくさ/あく複合のダーテングなどや、いわ/あく複合のバンギラス、特性ふゆうで実質6つだが、いわ/エスパー複合のルナトーンとソルロック)。
- 一致技では伝家の宝刀「サイコキネシス」や「リーフストーム」「ソーラービーム」などを覚えられ、サブにも「げんしのちから」「ヘドロばくだん」などを揃える。こうげきもなかなか高く、数少ない「ウッドハンマー」の使い手でもある。その威力は僅かながらユキノオーのそれを上回るため、物理型でも問題なく使える。
- またくさタイプでは珍しく「だいばくはつ」も覚えられ、HPと防御も結構あり、とくぼうとすばやさ以外はかなり高水準である。
特性
- 「ようりょくそ」:天気が「晴れ」なら素早さが2倍。同特性では最高の特攻を持つ。きのみを持たせないならこちら。晴れパのアタッカーとしてならこれ。耐久調整する場合でもフシギバナのように此方が選ばれる場合もある。
- 「しゅうかく」:第5世代で獲得した「使ったきのみをターンの終わりに1/2の確率で再度復活させる」隠れ特性で、更に天気が「晴れ」であれば必ず再度復活させられる。「ラムのみ」や「オボンのみ」、弱点半減のきのみを何度でも使えるとあって非常に強力。たとえきのみを持たせなくとも、トリックルームと組ませる際は此方が選ばれる場合もある。
第1世代
- 特防も125あったので特殊耐久は最高クラスで、「サイコキネシス」の威力はフーディンに次ぐ威力を誇った。当時猛威を振るっていたこおり技の「ふぶき」には弱かったが「10まんボルト」、「じしん」を半減できる点は強く、当時不遇とされたくさタイプの中でも使用率は高かった。
- 肝心のくさ技は「メガドレイン」のみであったが補助技は豊富で、上述の「だいばくはつ」での相打ち、「どくどく」+「やどりぎのタネ」のコンボが使える利点から97カップで支持を集めた。むし技で4倍ダメージを喰らってしまうが当時はむし技の威力が貧弱だったため、問題にならなかった。
第2世代
- あく・はがねタイプの登場でエスパー黄金期が幕を閉じたが「やどりぎのタネ」の威力が倍増したため、この時代で猛威を振るったカビゴンを「サイコキネシス」でタイマンで押し切ったり、ガラガラを「リフレクター」で止めることができたため、総合的に見ると第一世代以上の人気を誇った。当時ガラガラがわざわざ「めざめるパワー」(むし)で露骨に対策した辺りからもその影響力の程が窺い知れよう。
- 天敵はヘラクロス。「メガホーン」を受けたら一たまりもないので、素直に後退しよう。
- なお、くさウエポンは「にほんばれ」ありきの「ソーラービーム」、吸収技ではあるが威力が低い上にPPの少ない「ギガドレイン」など、依然として癖が強く、高威力さえ粘る根気さえあれば「めざめるパワー」(くさ)が採用されるぐらいなものであった。
第3世代
第4世代
- 弱点タイプが全て強化されてしまい、弱点の多さが思い切り足を引っ張る形になってしまった。「トリックルーム」が登場しそちらでの活路も見出されたが、所謂「晴れトリパ」にするには「ようりょくそ」が足枷になる弱点が災いし、使用率は激減してしまった。
第5世代
- 新たな特性「しゅうかく」を手に入れ、上記晴れトリパでの採用や持久戦にも相性がよく大幅強化となった。
- それどころかBW2カップ・マスターリーグ世界大会ではクレセリアと組ませた晴れパで大暴れし、準優勝を果たした。弱点の多さなど、プレイヤースキルで幾らでも凌げる事を示した好例である。
第7世代
- 第6世代ではあまり変化がなかったが、7世代で「とくぼう」種族値が+10され若干だが耐久性が向上した。
第9世代
- DLC『ゼロの秘宝』で内定。テラスタルを獲得し、4倍弱点を消せるようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
- グリーン:初代ライバル/カントーチャンピオン
- カスミ:ジムリーダー(カントー)※1
- カンナ:四天王(カントー)
- イツキ:四天王(ジョウト)
- エリカ:ジムリーダー(カントー)
- ナツメ:ジムリーダー(カントー)
- マツバ:ジムリーダー(ジョウト)※2
- シバ:四天王(ジョウト)※2
- サカキ:ポケモントレーナー※3
- ヨシミ:ナッシーマスター
- モミ:ポケモントレーナー
- ミル:ポケモントレーナー
※1:ポケモンスタジアム2
※2:ポケモンスタジアム金銀
※3:バトルエージェント
アニメ版
- マギー(無印43話)
- コーム(無印75話)
- ジギー(無印103話)
- ナミオ(AG151話)
- ゴウ
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 進化前のタマタマがそれなりの確率で出現するので、入手は比較的容易。そしてゲーム開始当初はCPが非常に高く、最強の一角としてジム攻略や防衛に引っ張り凧だった。
- だが2016年11月のCP修正で最大合計が下がったことや周りが強化されたことでかなり弱体化。その為防衛にはあまり使われなくなった。だが火力は申し分なく、ゲージ技「ソーラービーム」が非常に強力でくさ弱点のポケモンに大ダメージをぶつけられる。
- ジムによく配置されるシャワーズ、サイドン、バンギラスなどの対策として有用。さらに、レイドバトルにおいてもスイクンやシャワーズなどの強力な水ポケモンに対して大ダメージを狙える。
- ただし弱点が多いのは変わらず、特にサイドンの「メガホーン」やバンギラスの「かみつく」「かみくだく」「だいもんじ」、スイクンの「めざめるパワー」辺りには注意したい。
『ポケモンマスターズ』
- グリーン&ナッシー
- トレーナーズサロンでグリーンの親愛Lv.100にすると報酬として解禁される。
- 主人公&ナッシー
- 報酬でタマタマがタマゴから孵化する事があり、主人公のバディにできる。そしてナッシーに進化可能。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- ゴウのナッシー
〈ゲストなど〉
- マギーのナッシー
- コームのナッシー
- 無印75話にて、セキエイリーグ1回戦でサトシの対戦相手・コームの手持ちで登場。サトシと修行したような描写もなくまともにバトルができるかどうかも怪しかったサトシのクラブに敗れ、更にクラブがキングラーへと進化し…
- ジギーのナッシー
- 無印103話でユズジムリーダー・ジギーの手持ちで登場し、サトシのフシギダネと対決。
- 音楽に合わせて相手の攻撃をかわす事ができ、サトシのフシギダネに迫って追い詰めるが、「ねむりごな」によりねむり状態になる。その際、場内の海に落ちそうになったがフシギダネのつるのムチで助けられ、結果として敗北した。
- ナミオのナッシー
- AG151話でジルバコンテストに出場したポケモンコーディネーター・ナミオの手持ちで登場。二次審査まで勝ち進むもハルカのワカシャモに敗れた。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- グリーンのナッシー
- 性別:♂️・特性:ようりょくそ・性格:のんき
- 第3章でポケモン教会員が車のラジオで付けっ放しにしていたポケモンマーチに惹かれてトキワジム襲撃した際にグリーンに捕獲されたポケモン。トキワのジムリーダーとなったグリーンの留守を預かっており、ジムに挑戦者がやって来た時にも独自に戦えるように鍛えられている。
〈グリーンの手持ち〉 |
---|
ストライク→ハッサム♂️ |
ヒトカゲ→リザード→リザードン↔️メガリザードンY♂️ |
ゴルダック♂️ |
ゴーリキー→カイリキー♂️ |
ポリゴン→ポリゴン2 |
サイドン→ドサイドン♂️ |
ピジョット♂️ |
キュウコン♂️ |
ウインディ♂️ |
ナッシー♂️ |
フーディン♂️ |
バケッチャ♂️ |
- その他にも2章でタマタマだったのが進化したマサキの手持ち個体や9章ではイツキの手持ちで登場している。
余談
グラフィック
- 初代ではかなり強面で、特に青版のグラフィックがすごかった。グラフィックだけでなく、当時攻略本に掲載されていた公式イラストでも今では考えられない怖い顔つきをしていた。当時モンスターは強いというイメージが強かったため敢えてこんな表情にしたとか。
- ゲーム「ポケモンスタジアム」やアニメに登場し始めてからだいぶ表情が子供向けになった。
紅白出演
- 2015年の紅白歌合戦では、アニメ紅白歌合戦のコーナーでゴールデンボンバーが「めざせポケモンマスター」をカバーした際、喜矢武豊が何故かナッシーの着ぐるみを着て登場した。他の着ぐるみがピカチュウ、アチャモ、ポッチャマ、ハリマロンと並んでいる中でのナッシーである。
- 沢山種類が存在する中であえてナッシーをチョイスした辺りさすがRGBP直球世代と言ったところか…。
宮崎県の地域推しポケモン
- 2020年10月には宮崎だいすきポケモンに任命された。7匹目の地域推しポケモンである。
関連イラスト
※こちら(原種)のナッシーのみを探したい場合は、「-アローラ」とマイナス検索する事をお勧めする。
関連タグ
0102.タマタマ→0103.ナッシー/アローラナッシー→0104.カラカラ
同複合タイプ
リーフのいし繋がり
関連ポケモン等
- トリオ仲間
- 果実モチーフ仲間
- 他県の推しポケモンたち
- ポケふた関係
その他
ふなっしー:名前が似ているので、時たま合体事故が発生する。
ちなみに後にふなっしーみたいなリアクションを取るポケモンが登場した。