チートラマンとは、ウルトラマンでも特別強力な力を持つ者たちのこと。
大きく分けて、単純に相手を圧倒するチートな強さを持つパターンと、勝率は普通だが持っている能力や技にチートなものがあるパターンに分けられる。
解説
数多のウルトラマンの中でも、ずば抜けて能力の高いウルトラマンのことを指す。
かつてはウルトラマンキング、ウルトラマンレジェンド、ウルトラマンノアが三大チートラマンと呼ばれていた。
しかし、作品が進むごとに映像表現の進歩や多様化・オールスター物が増加したことなどで登場する敵がインフレ化したためウルトラマンもそれらに対抗できるだけのパワーアップをする、などといった理由で該当者も増加傾向にある。
一応、ウルトラシリーズにおいて公式で敗北の示唆などが一切無く、劇中無敗という戦士ならばウルトラマンキング、ウルトラマンレジェンド、ウルトラマンサーガ、ウルトラマンナイス、番外作品の主人公であるレッドマンといった面々が該当する。
ただしナイスやレッドマンに関しては作風や予算・尺などの制作側の都合もあるため微妙なラインでもある。
絶対的な出番が少ないキャラクターも多く、そうでなくても当初は不可能だった事がいつの間にかできるようになっていることがよくあるため勝率だけで比較することも難しい。
例を挙げるなら、『ベリアル銀河帝国』では光の国では多量のエネルギーを消費するため不可能とされていた次元移動だが、『ウルトラマンサーガ』では「できない」と明言されていたウルトラ兄弟ですら特に説明もなく別の宇宙に駆けつけていた。これらはマルチバース設定の採用と近年の客演増加に伴うものだが、昭和の時点でウルトラ兄弟によってマイナス宇宙という宇宙への移動が行われていたり、マックスが別の宇宙への移動を明言していたりする。
このように、ウルトラシリーズの能力は企画やシナリオの都合、監督のこだわりなどで結構気軽に変わったり追加されることも多い(実は次元移動の制限自体も物語に対するアベ監督のこだわりから生まれたものであり、厳密にこうという設定が強くあるわけではない)
オーブ・オリジン・サーガではコスモスが次元移動する際のスターゲートやガイア・アグルの別次元の地球からの召喚も示唆されており、「自力で移動する以外の手段」というのも活用している可能性があるほか(だったらどうしてベリ銀では使われなかったのかという問題になるため微妙なところではあるが……)、個々での得意分野の違いなどもあると考えればおかしくはない。
そのため最新のウルトラマンだけでなく、前世代のウルトラマンが急に名乗りをあげる事も少なくないうえ、変身者の能力や心理状態によってもその強さは左右されることが多々ある。
例えば、ウルトラマンノアは昭和ウルトラマンを上回る伝説の巨人として登場したものの、無印ギンガではそれと同等の能力を持つダークザギ(SD)を倒したギンガがウルトラ兄弟(マンとセブン。どちらもタイマンで)に圧倒されるといった風に、パワーバランスにも変動が生じている。
該当者について
前述の通り嘗てはキング、レジェンド、ノアが三大チートラマンと呼ばれていたが現在では敗北や弱体化を示唆されたりまた特にサーガを筆頭に同等以上の能力を持つ戦士が現れたり過去の戦士が再評価されるようになってきた上、元々三大チートラマンの呼び方自体ファンが用いてるものだったこともあって現在ではその括りはかなり曖昧になってしまっている。
そのためここでは時期毎に現在該当者として名前が挙げられている戦士を記す。合体ウルトラマンについてはスーパーウルトラマンの項目も参照することをお勧めする。
またこの記事含むネット上の情報に関しては監督の発言からファンの憶測まで、公式設定ではない情報が多く存在している。どうしてもチートキャラというのはそのチート性にのみ目が向けられてしまい、時にはそのキャラの持っているストーリーや製作者のメッセージなどはおさなりにされ、ただ強さのみを求められてしまうということはよくあることであろう。
中にはデマなどで不当に評価を下げられているものもいた。(キングがザギに負けたという話はかなり有名。最近では没にされた案を引き合いに出されているようだが…)
昭和ウルトラマン
「私には沢山の呼び名があってな、幾多の星々で皆呼び名が違う。例えば…ウルトラマンキング」
恐らく一番わかりやすい人。通称キングじいちゃん。初登場は『ウルトラマンレオ』。レオ本編だけでもレオに万能のウルトラマントを授けたりバラバラに切断されたレオを問答無用で生き返らせたりといった活躍を見せている。
活躍の機会も多く、近年では2作品に一回位の割合で何かしら関わっているため印象に残ってる人も多いだろう。そのせいで実績に関してはチートラマン勢の中でもダントツで多い。公式からの扱いは他のチートラマンと一線を画し、半ば神か仙人と言ったところ。
公式で「全知全能、不可能は無し」と謳われ、「何でもできる」とされており、短編映画では「誕生日が来た」と言う理由だけで違う世界をつなげて盛大な誕生日会を開いた。バーニングブレイブでなければ暗黒四天王やウルトラ兄弟ですら耐えられない炎の谷に入りギガバトルナイザーを封印した事もある。
現在数少ない直接的な戦闘シーンである『大怪獣バトルウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、なんと第一次ベリアルの乱の際にウルトラの星で他の誰も手が付けられなくなったベリアルを念力だけであっさりと動きを止めて封印してしまった。
ちなみに年齢は30万歳、つまりウルトラ族がただの人型種族から光の巨人になった時点の4万年も前から生きており、もはや種族が何なのかすら疑わしい。本人曰く、普通のウルトラマンがキングに挑むのは、人間がウルトラマンと戦うくらい無謀らしい。
できるだけ介入せず後進の成長を見守っている存在ではあるが、ウルトラマンヒカリにナイトブレスを授ける、後述のギンガビクトリーの変身に必要なウルトラフュージョンブレスを与えるなど必要に応じて戦士たちに力を貸している他、ウルトラマンレオには直々に出向いて何度か窮地を救っている。他、前述の第1次ベリアルの乱や100万のダークロプスの襲来など光の国や宇宙そのものがどうしようもない事態に陥ったときには協力する事もあった。通常はキング星で隠遁生活を送っている。
設定上は自身の能力ですべての世界のあらゆる出来事を見通せるためか、ノアやレジェンドと比べて介入する事が多い。とはいえ当人達だけで事件を解決できるのなら力を貸さないスタンスを取っている(雑誌展開バトルオブドリームNOA、第2次べリアルの乱などには介入していない)。
登場回数は元祖3大チートラマンの中で一番多いにも関わらず(ノアに関しては弱体化したネクサスでの客演は除く)、正史では憶測レベルですら一切の弱体化や敗北がなく、ほぼ全ての事態を収拾している。
上記の通りなんでもできるとされているため超能力なら右に出るものはいない。この点が顕著なのは『ウルトラマンジード』のOPで宇宙中に拡散・融合することで「地球を起点に消滅しかけた宇宙を元に戻すような描写」の通り、こういうことをしても許されそうな雰囲気を持つ数少ないウルトラマンである。あまりのインパクトにニコニコ動画ではジャンボ☆チート、ジードを文字ってジジーがいればドーにかなるなどと言われている。
主な必殺技はキングフラッシャー、キングスパークなど。他にも天変地異の能力など様々な超能力を持つ。これだけの能力を有しているのに何故だか、アストラの脚にあるマグマチックチェーンは外せなかったとか。
尚、Anothergenesisだと本当に死んでしまい、光の国もその生き残りも変わり果てた姿になってしまった。しかし正史でないが故のようであり、ウルトラマンサーガの初期案ではダークルシフェルにやられているものの流石に没にされているなど、公式的にも簡単に敗北させるわけにはいかない存在として意識されてる様子。
「タロオーーーーッ!!!」
通常時でもウルトラ6兄弟中最強の肉体を持ち、兄弟最強のパワー(もしくは身体能力)の持ち主と称される。飛行能力は初代ウルトラマンがマッハ5であるのに対しマッハ20、Aに匹敵するエネルギーを持つ他、心臓が無傷なら体がバラバラでも再生することができる。そのせいか牙などで刺されても平然としていることも多かった。
また敵が超獣より強力な宇宙大怪獣であるにもかかわらず戦闘では余程の強敵相手でない限りカラータイマーが点滅するほどピンチに陥る事がなかった。さらに母から授けられたキングブレスレットという、なんにでも(マジックハンドやバケツにも)変身する反則的なアイテムまで所持している。
兄弟最強のパワーの持ち主といわれるだけあり、アトミックパンチは原子爆弾(もしくはダイナマイト10万発とも)に匹敵する威力を持つとされ、メフィラス星人二代目の腹を貫いたほか、再生されたとはいえチョップでリンドンの首をすっ飛ばしたり、キックでミエゴンを倒したりしている。地味にギャグのノリでガラキングをバレーのサーブで宇宙にふっ飛ばすなどやばいことを行っている。
メイン必殺技はストリウム光線。他の兄弟の光線技よりも高い威力とされており、『ウルトラマンメビウス』客演時にはメビュームシュートがインペライザーの肩のみを破壊したのに対し、ストリウム光線は上半身をまるごと吹き飛ばした。強化版のネオストリウム光線もある。
敵の武器を奪い前述のキングブレスレットの力で生み出すウルトラランス(タロウの念力によるものとする説もある)は、メタリウム光線の直撃を受けても微動だにしなかったタイラントを倒した。
また自爆技ウルトラダイナマイトはウルトラ兄弟最大の破壊力を持つ。劣化版のメビュームダイナマイトがメビウスキラー(当時最新型のエースキラー)を破壊したほか、同等の威力を誇るバーニングメビュームダイナマイトがダミーとは言えエンペラ星人を葬ったことから、その威力が窺える。
これが使えるのは前述の再生能力があるからである。応用が利くのかプラズマスパークの残された光を守ることも可能。『ウルトラマンSTORY0』では山より巨大なザンボラーを倒したほか、惑星サイズのバーチカルギロチンでも破壊されなかったアイアンロックスを完全に蒸発させるという荒業を見せた。
ウルトラ5兄弟を連戦で圧倒したタイラントを圧倒し(最初のほうのゾフィーや初代はともかく、直前のエースさえも一方的にボコボコにした)、ジャック、エース、80が三人がかりで対抗したウルトラマンベリアルとも一対一で互角の戦いを繰り広げ(他に単騎で戦えたのはゾフィーとウルトラの父とゼロくらい)、ギンガを倒したダークルギエルを肉弾戦のみで圧倒したと、そのポテンシャルはやはりウルトラ兄弟随一。流石は父の息子、と言ったところか。
基本的に超獣では相手にならず、エースを苦戦させたサボテンダーの強化態をカラータイマーがなる前に瞬殺してしまった。
またウルトラ超戦士の証であるウルトラホーンを持つ。他の戦士のエネルギーを吸収するだけでなく、他の戦士と合体する事もできるなどエースのウルトラホールの上位互換的な代物である。
極めつけのスーパーウルトラマンタロウ(スーパータロウ)にいたってはそのパワーで宇宙全てを滅ぼす力でしか倒せないとされたグランドキングを倒してしまうほど。
ともかくとんでもなく強いのは間違いなく、劇中でもウルトラ5兄弟の必殺光線でビクともしなかったグランドキングを蹴りの一撃だけで吹き飛ばす、タロウの牽制光線のシューティングビームで大ダメージを与えるという桁外れの戦闘力を誇る。
スーパータロウの必殺技は宇宙最強と名高いコスモミラクル光線(光線は脇から出る)。
なお、これは後に後述のギンガストリウムが使用し、ハイパーゼットン(SD)のハイパーゼットンアブゾーブを、力づくで粉砕と規格外の破壊力を見せつけた。
以上のとおり、ウルトラ一族の秘蔵っ子であるウルトラマンタロウは、設定上他の兄弟からみても最強の座を確保している。特に他の兄弟の放映時期に作られた設定はほとんど死んでいるが、彼の場合は今でも頻繁に児童誌など取り上げられている。
その能力が評価されてか、平成シリーズでは宇宙警備隊筆頭教官となって後進のウルトラ戦士達を鍛えている。
また強さだけでなく優しさも兼ね備えており、傷やメカをなおすリライブ光線のほかキングブレスレットからの光線で死んだものを蘇生させることもできる。
『ウルトラマンオーブ』では直接の登場はないものの、あのマガグランドキングを単騎で封印していた。
『ニュージェネクライマックス』では新世代ヒーローズの最強形態を一蹴したグリムドの攻撃を正面から抑え込み時間を稼いだ。
「兄弟の助けが多い」という意見があるが、彼の場合客演こそ多いものの実はピンチで助けられた事はほとんどない。むしろこの頃はタロウの最強設定が足を引っ張ったのか、サポート役として輝けていた『A』時代と比べると噛ませ犬にされることが増えた時期でもある。その反面、最近では強敵にぶつけられ辛酸をなめる機会も増えている。もっとも、それでも十二分の活躍を出来ているため、やはり戦士としての素養は人一倍、というところか。
『ウルトラマン超闘士』では成長した後が原作水準になっており、ウルトラマンに次ぐ最強超闘士になっている。
平成ウルトラマン
「人間はみんな、自分自身の力で光になれるんだ!!」
平成におけるウルトラマンパワーインフレの元祖。ウルトラマンティガに人々の光が集まり、誕生した光の化身。あらゆるスペックが超強化されており、パンチやキックに超強力な光のビームを纏わせ放つことが出来る。超古代文明を滅ぼした邪神ガタノゾーアを圧倒し、地球を覆う闇諸共消し去るほどの力を持つ。
劇場版において登場したものは超古代のウルトラマンの光が集結したものでTV版よりもさらに強大な戦闘力を誇り、全身を覆う「グリタリングシールド」は最強の防御力を誇り、敵のあらゆる攻撃を跳ね返すことができる。設定上「ウルトラシリーズの全ての攻撃が通用しない」とのこと。
ガタノゾーアの怨念とカミーラの融合したデモンゾーアすら一撃で粉砕した。
ちなみに身長は元のティガの53メートルから120メートルと倍以上に巨大化している。映像ではガタノゾーアの着ぐるみを大型の物と小型の物の両方を製作して使い分けすることで巨大さを演出している。
主な必殺技はグリッターゼペリオン光線、タイマーフラッシュスペシャルなど。劇場版のグリッターの必殺技はゼラデスビーム、グリタリングシールドなど。
尚、意外な事に大怪獣バトルNEOのゲーム版ストーリーで敗北している。
「僕は…許さん!!」
通称「投げの鬼」。ずば抜けた特殊能力は持たないが、とにかく見る者を圧倒する純粋な強さを持ち実戦では無敗(映画、OV含む)という文句なしの戦績を誇る。ミーモス戦で見せたひたすらミーモスを投げまくる姿は圧巻の一言。その強さはTV本編だけでは留まらず、本編最終回後を描いたOV『ガイアよ再び』ではアグルを差し置いて一人でガクゾムをフルボッコしたり、『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではティガ、ダイナを加えた3人掛りとはいえファイブキング(エタルダミー)を倒した。
スーツアクターである中村氏の体型等も相まって投げの鬼の名に恥じずパワフルでマッチョ、そのパワフルさは怪獣だけでなく怪獣役のスーツアクターが打撲で本当にグロッキーになるほどである(ガイアに投げられた後のミーモスがやけに苦しんでいたのは実は演技ではなくガチ。監督も当初は演技だと勘違いしたとか)。
光線技・格闘技共に優れており、目立った特徴こそないが、逆に基本スペックを底上げするとこれだけ強い、という手堅いパワーアップの恐ろしさを体現している。
ゲーム大怪獣バトルNEOでは『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場したガイアV2グリッターバージョンの派生版としてスプリームヴァージョン版のグリッターバージョンが登場している(V2がゲームに登場していないという大人の事情から来たものだが、とんでもないパワーアップをしてくれたものである)。
主な必殺技はフォトンストリーム、シャイニングブレードなど。
「宇宙の大いなる二つの力が出会いし時、その輝きの中で、真の姿を現す」
二大戦士、ウルトラマンコスモスとウルトラマンジャスティスの融合によって現れた伝説の戦士。映画の予告編でも「今世紀最強のウルトラマン」というとんでもない煽り文句で宣伝されていた。
宇宙正義デラシオンもその存在を知っており、ギャシー星にも前述の伝承として伝わっていたことなどから、二人がもともと一つだったとか純粋に合体して誕生したわけではなく(二人は設定上の年齢も異なる)、二人の思いに反応して復活した太古の伝説らしい。公式でもコスモス・ジャスティスとは別に紹介されている通り、単純な合体ウルトラマンではない扱いをされている。
劇中でも地球を吹き飛ばすつもりで放たれた攻撃を押し返して見せた他、500kmの岩を砕くような兵器やコスモスとジャスティスの総力を挙げた攻撃ですら傷一つ付かない相手を一撃で破壊した。
また「大いなる陰謀」においてサプライズ登場した際も、複数のウルトラマンを必殺技の一撃だけで圧倒した黒幕アブソリュートタルタロスがその姿を見ただけでスパークレジェンドを食らわない為に躊躇なく逃走するという異例の事態が発生した。
それ以外については設定のみで劇中未使用な能力が多いため、詳細な実力は未だ未知数。
惜しむらくは、映像作品での活躍が極めて少ないこと。なんと初登場以降、「大いなる陰謀」まで再登場したことが一切なかった(一応『新ウルトラマン列伝』最終話で再登場しているが戦闘は行っていない)。あまりにも強すぎるのでそんなにホイホイ出てこられても困ることは困るのだが…。
また、意外にもチートラマンではキングやサーガと並んで珍しく限界を感じさせる設定・描写や敗北の示唆が一切存在しない(正史に含まれない雑誌展開や漫画などを含む)。伊達や酔狂で「今世紀最強のウルトラマン」と呼ばれているわけではないのだ。
主な必殺技はスパークレジェンド、オーロラルパワーなど。
「『絆』…ネクサス!!」
ネクサスの究極最終形態。ヴィジュアルからして翼があったり全身が眩く輝く銀色と、他のウルトラマンとは一線を画す異色の存在。
諦めず闇を乗り越え光をつかもうとする不屈の精神、試練に立ち向かう勇気を持つ者にのみその力を貸す。そのため普段は介入を良しとせず、人前に姿を現わして力をふるう時は基本的にデュナミストと一体化することがほとんど。他の戦士を助けるような場合は精神世界に現れることもある。近年の映画ではデュナミストの有無が明示されない状態で登場する事も多い。
設定上は徒手空拳が重力波を纏い、気合いをこめて繰り出す炎の鉄拳はなんと1兆度(ゼットンの火球と同等。正式な技名はノアインフェルノ)。他にも殆どの技が劇中未使用で、設定上は電撃、冷気、幻影、カウンターなど様々な能力を使用可能とされる。また次元超越能力を有しており、他の戦士が行う前から単独で様々な次元へと移動する事が可能とされていた。
上述の設定に違わず戦闘力も凄まじく、最終話では、孤門一輝と人々の「諦めない心」で復活、本来同等の力を持つ敵ダークザギを終始圧倒。ノアインフェルノの一撃で地球の外に吹き飛ばし、そのまま地上から光線で狙い撃ち、ザギの攻撃を押し返して粉砕している。
『ウルトラ10勇士』ではエタルガーと戦ったことが示唆されており、『X』では橘さゆりと共にスペースビーストと戦っており、今もなお多次元宇宙で戦い続けているようだ。
ちなみに御年35万歳以上とキングより年上であるだけでなく、その後ろに「もはや生物なのかどうかも疑わしい」という意味不明なただし書きが公式につけられている。他にも類似した存在はいるが、明確に書かれているウルトラマンはあまり例がない(最も確定で生命体ではないティガやガイアといった例もあるが)。
後述の3大究極技の使用などでエネルギーを多量に消費すると弱体化してしまうという他のチートラマンにはない明確な欠点がある。前述のエタルガーとの戦いでは公式に敗北した可能性を推測されている。一応ネクサス前にもダークザギとたたかって消耗したとされているが、ネクサス本編では直接来訪者の星から地球にきたかのように語られてるため詳細は不明。
ただし完全無欠と言うわけではなく、公式における相打ちや敗戦の示唆も割と多い。とはいえ、相打ちとなったダークザギは本来ノアと同等の力を持つとされており、敗北の可能性を示唆されたエタルガーもノア含めた7人のウルトラマンを倒し、キングが警戒するほどの実力者である。
これらを踏まえると、「ウルトラマンは神ではない」という言葉と「人々との絆で諦めることなく悪に勝利する」というウルトラマンの存在をある意味最も体現している存在とも言えるかもしれない。単体で圧倒的な力を振るう存在というよりは、諦めない存在と共に戦ってこそ真価を発揮するウルトラマンであると言えるだろう。
主な必殺技はライトニング・ノア、ノア・インフェルノなど。それらの上位技としてノア三大究極技という代物まで存在しているようだが、設定のみで現状映像作品内でそれらを披露した機会はほとんどない(様々な宇宙で現れる通り、次元移動は描写からしてよく使用している模様。設定上は自身と同等の次元移動が行えるウルティメイトゼロのように次元に穴を開けてその中をわたる方式だと思われる)。
「俺だって、俺だって、マックスなんだぁーッ!!」
通常時ですら、4万2千トンの相手を大気圏外まで投げ飛ばし、ブーメランを無数に分裂させ、超光速で移動する能力を持ち、惑星を吹き飛ばすほどの爆発でも倒せなかったルガノーガーを屠り、ダークバルタンとの戦いでは(短時間だが)300mに巨大化、バルタンに負けじと無数に分身(無論全てが実体持ち)したりと爆発力に定評があり、しかも『ウルトラマンX』客演時は3人がかりでしばらく袋叩きにされてもパワータイマー(カラータイマー)が点滅しなかったほか、ゴーデス細胞に侵されながらマガオロチにエネルギーを吸われて3日もつと言われるほど。本編では敵がチート級にも関わらず戦い抜いた(先述の2体の他にも、イフ、宇宙化け猫など)。まさに最強最速の戦士(ただし相手も最強(最凶・最狂)最速揃いなので勝率が普通なのは内緒だよ!)。
さらにそのマックスが最終回で900m級にまで超巨大化。仲間の力で危機を脱したマックスは、なんと身長900mにもなり、流れるような強化攻撃の連続で最強の敵を圧倒、とどめには地球より巨大な光の剣を作り出して超巨大メカ・ギガバーサークを一刀両断した。
フォームチェンジを持たないマックスにとって、ある意味唯一の特殊形態とも言える存在。伊達や酔狂で「最強!最速!」と呼ばれているわけではないのだ。
さらには単体で別の宇宙に旅立つことも可能な様子。映像作品内で言及したのはノアではなく意外にも彼が初である。さらには脚本を書き換えないと倒せない魔デウスを、脚本を書き換えることで倒したりもしている(書き換えたのは変身者であるカイトだが)。
最大の必殺技はギャラクシーソード最大パワー。
「まだ分からないのか、エンペラ星人!!今の僕は、もう1人じゃない!!」
メビウスとヒカリ、そしてGUYSの仲間達が融合して誕生した不死鳥の勇者。今までに登場したメビウスの強化形態とヒカリのデザインを合わせたかのような派手な姿が特徴。
かつてあのウルトラの父と渡り合ったエンペラ星人の必殺技レゾリューム光線を真っ向から受け止めても身じろぎ一つせず(レゾリューム光線は人間と一体化したウルトラマンに対しては効果が弱まるが、純粋な破壊光線としてもメフィラス星人を一撃で粉砕してしまうほどの威力を持つ)、そのエンペラ星人の遺したアーマードダークネスとも互角以上の戦いを繰り広げている。現状では登場したのがこの二戦のみなので明確な強さはまだ未知数だが、それでも通常のウルトラマンとは一線を画す力を秘めていることは間違いないだろう。
仲間達との絆でこれまで戦い抜いてきたメビウスの最終形態に相応しい、まさしく人間とウルトラマンの絆そのものを象徴する戦士である。インフィニティーがウルトラ兄弟と作り出した最強の姿とするなら、こちらは人間とウルトラマンが作り上げた最高の姿と言えるかもしれない。『大怪獣バトル』以降の時代は、GUYSのいた時代から遥か未来のため、彼らの存命していないであろう現在は変身できないと思われる。
なお、ゲーム「ロストヒーローズ」ではGUYSがいなくても変身する事が可能になっている他、データカードダスフュージョンファイトではヒカリとのカードの組み合わせで利用できるなど、近年では「ヒカリとの融合形態」として扱われる例がある(オーブリングの音声ではメビウスブレイブとなるため、次回作の『ジード』におけるジードライザーではバーニングブレイブとヒカリのカプセルの組み合わせで変身遊びが可能という仕様になっている)。とはいえ、ゲーム内やショーなど映像作品外の展開のみにとどまるため、公式としても線引きはしている様子。
主な必殺技はメビュームナイトシュート、メビュームフェニックスなど。
「無限大の未来へ!!」
ウルトラ6兄弟がさらにメビウスに融合した姿のスーパーウルトラマン。スーパータロウがそのまま融合したも同然のインフィニティーは当然凄まじく強い。劇中では囚われた人質のみを無傷で救出しながらUキラーザウルス・ネオを粉砕した。また、雑誌展開ながらあのアーマードダークネスを装着したエンペラ星人をグリッターティガとともに撃破している。公式映画以外の雑誌展開などでも基本的にメビウスの最強形態扱いされており、グリッターティガと共に強敵を打ち破るなど、その強さはお墨付き。
必殺技はそのエネルギーを纏い敵を貫くコスモミラクルアタック。
「俺は更に強くなり、全ての宇宙を手に入れてやる!!」
光の国で初めて悪の道に堕ちたウルトラマン(こいつの登場で唯一ではなくなった)であり、怪獣を操る力を持つレイオニクスでもある。
敵役という事で怪獣同然の扱いを受けることが多く、チートラマンとして扱われる事が殆どないのだが、その力は圧倒的且つ苛烈。
初登場の『ウルトラ銀河伝説』では、M87光線すら防ぎきるギガバトルナイザーを片手に光の国へ単身乗り込み、ウルトラの父やゾフィー、タロウやマックスといった上述されているチートラマン勢を含むウルトラ戦士達を悉く撃破した挙句、プラズマスパークを奪い、光の国をウルトラ戦士達共々凍結させるという前代未聞の惨劇を引き起こした。
怪獣墓場に流れ着いた後は、レイオニクスとしての力でかつてウルトラ戦士達を苦戦させた多くの怪獣達を従え、更にはそれらの怪獣達と合体して百体怪獣ベリュドラにパワーアップを果たすという恐ろしさを見せた。
これだけでもその強さは凄まじいものなのだが、ベリアルの恐ろしさは寧ろここからが本番であった。
ベリュドラを撃破された後もベリアルは生き延びており、ゼロとの長い因縁も始まるのだが……
以降のベリアルの恐ろしい点は、倒されても絶対に何かしらの方法で復活を果たしている事。
そして、アークベリアル、カイザーダークネス、ゼロダークネス、キメラベロス、さらにはアトロシアスと、登場する毎に主役ウルトラマンに対抗してパワーアップを果たすという悪役にしては極めて珍しい事態を起こしている。
当初は辛酸を舐めさせられたゼロに対してもパワーアップ毎に逆に圧倒する力を見せており、ゼロのインフレ具合もあってゼロvsベリアルは今やチートvsチートの様相を呈している。
『ウルトラマンジード』に至っては、ギガバトルナイザーを持っているとはいえ素の状態でウルティメイトゼロを撃破しており、更には本調子ではないウルトラマンゼロビヨンドとも互角に渡り合っている。そもそもゼロに完敗したのは初戦だけであり、その後は通常時であれば互角〜やや有利に戦いを進めているため、ゼロとの初戦においては早々にギガバトルナイザーを失いペースを奪われただけであり、歴代ウルトラ戦士を圧倒したことからも本来はウルティメイトゼロを上回る戦力を持ってる可能性が高い。
何よりこの『ジード』においては、立ち向かってきた多くのウルトラマン達を退け、超時空消滅爆弾を起動させて一つの宇宙を壊滅寸前にまで追い込むというウルトラシリーズ史上最大最悪の破壊を成し遂げている。
ウルトラマンキングの介入により宇宙はギリギリの所で再生を果たしたのだが、結果的にキングの魂を宇宙全体に拡散させて直接動けないようにしており、あのウルトラマンキングの活動を封じたというある種の快挙も達成した。
極めて強大な力を持ち、今もなお成長を続けているウルトラマン。
それがベリアルをチートラマンたらしめている所以だろう。
主な必殺技はベリアルジェノサンダー、デスシウム光線など。
「俺に限界はねえ!!」
セブンの息子にしてレオの弟子。「光の国の若き最強戦士」と謳われる実力者。
数十体の怪獣相手にたった一人で無双し、ウルトラ戦士が束になっても倒せなかったウルトラマンベリアルを師匠のレオに仕込まれた宇宙拳法で圧倒するほどの格闘技術を持つ。そして驚異的な成長速度を誇り、メフィラス星人・魔導のスライはゼロを「宇宙最強の肉体の持ち主」と評している。
後にノアから授けられたウルティメイトイージス(ウルティメイトブレスレット)によってよりチート化が進み、さらには後述のサーガ変身を果たしたことでコスモスとダイナの能力も一部修得。この通り、「出向いた先で強敵と出会うごとに新しい強さを得る」という特徴を持つ。まるでサイヤ人。
ウルティメイトイージスを纏った姿であるウルティメイトゼロは、ノアと同質の時空移動が使え、戦闘面では惑星を鷲掴みにする程巨大な要塞を一刀両断する光の刃を作り出し、弓形態(ファイナルウルティメイトモード)ではアークベリアルを前述の要塞と周辺の戦艦、ロボット諸共跡形もなく消し去るほどの威力を発揮した。この装備、ライブステージなどでは他の形態でも使用可能かつルナミラクルゼロで使えば分裂発射さえできることが判明している。また、ウルティメイトブレスレットの効力として、どこの宇宙でも活動制限時間がないという地味に便利な能力も備えている。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』にて華々しいデビューを果たして以来、その戦闘力は数々の強敵たちとの激闘を経て磨きあげられており、ウルティメイトゼロは、7人のウルトラマンを封印し、公式サイトではウルトラマンノアを倒した可能性が示唆される程の実力を持つエタルガーと唯一互角に戦えたウルトラマンでもある(あくまで示唆されたのみだが、エタルガーは最低でも7名の歴戦の勇者たちを退けた猛者であることは間違いない)。エタルガー自身も「貴様との戦いはメインディッシュ、最後のお楽しみだ」と彼を強敵と認めており、不用意に戦うのを極力避けていた。少なくとも10勇士の中では頭一つ抜けた存在であることは確実。
ゼロダークネスとの戦いでウルトラマンとしてさらなる精神的成長を遂げ、自身の潜在能力を解放することでシャイニングウルトラマンゼロに覚醒。基本的に牽制技のエメリウムスラッシュがシャイニングエメリウムスラッシュというとんでもない極太ビームとなって発射されるほど通常技も強化され、威力もウルトラマンベリアル(エタルダミー)を第4層から第1層まで打ち抜きながら倒すほどになる。また、奥義として他のウルトラマンには見られない時間を巻き戻す能力をも持つ。
『ウルトラマンオーブ』では、通常の魔王獣の中で唯一オーブを時間切れに追い込んだマガパンドンを封印していた。
『ウルトラマンジード』ではサブトラマンポジションにもかかわらず、今まで力を貸してきた後輩たちの力を使いこれらの強化形態よりもさらに強力なウルトラマンゼロビヨンドという形態も登場した。ゼロ様に限界はないのか…
そして『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』では、ウルティメイトゼロとシャイニングウルトラマンゼロの力を同時に使用したウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロという新形態も登場。
安定して戦える基本3形態に加え、ノアの力を持つ強化形態、自身の力で覚醒した究極形態、後輩の力を借りた最強形態を引っさげており純粋な戦闘力のみならば並みいるウルトラ戦士の中でもトップクラスの実力を持っていると言えるだろう。さらにその全てがゼロが今まで共に戦ってきたウルトラ戦士や人々の絆に関連する。
もちろん、純粋な戦闘力のみならず怪獣を鎮静化させたり命を繋ぎ止めたりするなどの超能力もあり、一人で何でも出来るほどの状態にある。
反面、精神的にはまだまだ若く青い面も見られる。他、セブン・レオ・ジャックとの模擬戦を見るに各種得意分野では他の戦士に一歩劣り、実力があるとはいえ足下を掬われる事態もあり完璧無敵の存在ではない。
とはいえ、これほどの戦闘力を有していながらまだまだ発展の余地があるという点が彼の最大の恐ろしさと言えよう。
ウルティメイトゼロの必殺技はファイナルウルティメイトゼロ、シャイニングウルトラマンゼロの必殺技はシャイニングスタードライヴ、シャイニングエメリウムスラッシュ、ゼロビヨンドの必殺技はワイドビヨンドショット、バルキーコーラスなど。
またシャイニングゼロ・ゼロビヨンドには設定は存在するが劇中未使用の超能力がいくつか存在する。どっかで聞いたような話である。
「「「本当の戦いはここからだ!!」」」
ただでさえ強いゼロがダイナ・コスモスと、それぞれに変身する人間たちの諦めない思いの力によって合体した奇跡のウルトラマン。あのウルティメイトブレスレットもサーガブレスへと変化を遂げた。
チートラマンに片足(ほぼ両足)突っ込んだ三人に人々の思いが加わったその姿ははまさに「鬼に金棒」と言うほかない。実際、その三人がかりにでも全く歯が立たなかったハイパーゼットンと互角以上の戦いを繰り広げていることから、単純な三倍強化などではないことが明白。
デザイナー曰く、デザインコンセプトは「光そのものの擬人化」らしく通常のウルトラマンとは姿が全く異なり、体の一部から中の光が溢れ出るような神々しく脈動感あふれる神秘的な姿をしている。
瞬間移動で攻撃が全く当たらず、光線技も通用しない滅亡の邪神ハイパーゼットンに対応するため、自身を粒子のように変化させ光すら超えて超速移動する「サーガアクセラレーション」を駆使した肉弾戦を得意としており、最強技も拳の一撃。
それ以外にも左腕のサーガブレスから出すサーガエフェクトを駆使した豊富なエネルギー攻撃も可能で、超能力の面においても不足はない。
その戦闘スタイルはスピーディーでスタイリッシュ、粒子のエフェクトと相まって非常に美しいものとなっている。
主な必殺技はサーガマキシマム、サーガプラズマー、サーガカッター。
「すっげえ、凄すぎるぜギンガ!全身から半端じゃねえパワーを感じる!!」
未知の能力を秘めている銀河の覇者。
戦闘力は非常に高く、『ギンガ』ではよほどの強敵が相手でなければ(ダークザギが相手でも)カラータイマーが点滅してピンチに陥ることすらなかった(その強敵もほとんどが乱入・不意打ちなど悪役らしい卑怯な手を使った者ばかりで、正攻法での戦いではほぼ負けなしである)。ウルトラマンノアと同等の能力を持つダークザギですらカラータイマーがなる前に倒しており、ダークザギとの戦いでは世界中を飛び回りながら戦っており、劇場スペシャルの付録冊子には時空を超えながら闘っていた可能性も示唆されている。 ただ流石にハイパーゼットンやグランドキング級の相手だと苦戦する様子。
能力の方も、電気攻撃が得意な怪獣をも倒す電撃や、無数に放つ高熱の火炎弾、腕から発生させる光の剣、怪獣の心を沈静化させる光、頭部のクリスタルから放つ光刃、ジャンキラーのコックピットの中をすり抜ける、無数に分身する能力(ただしマックスと異なり対抗したガルベロスと同じく幻影のようである)、銀河状にプラズマエナジーを展開して敵の攻撃を無効化する、両腕を前に突き出して放つ破壊光線、テレポート能力など最早なんでもあり。
続編の『ウルトラマンギンガS』でも初回ではビクトリーの出番を食うほどの活躍を見せた。素人がダークライブした敵と戦っていた『ギンガ』の時よりも、より戦闘に特化した相手が増えているためかゾアムルチなど苦戦や敗北も多くなっているが、『ウルトラマンX』では(軍団長兄妹がいなかったとはいえ)、グア軍団をたった1人で全滅させた。また、エックス、ビクトリーと共にモルドと戦闘を行った際には3対1とはいえ二人が強化形態で押されたのにもかかわらず一人だけ通常形態のままノーダメージで圧倒していた。ほんとに何なんだお前…
必殺技は前述の他に、ギンガスパークランス、ギンガクロスシュート、ギンガエスペシャリーなど。
ウルトラマンタロウの協力でウルトラ6兄弟の力を身に付けた簡易スーパーウルトラマンとも言える強化形態のギンガストリウムにパワーアップ出来るようになり、ウルトラ6兄弟の力を使う事が可能。
ギンガストリウムのコスモミラクル光線はハイパーゼットンのハイパーゼットンアブソーバーを強引に突破するほどの力を持つ。最終話ではビクトリーとの合体技であるコスモミラクルエスペシャリーでビクトルギエルを撃破した。最終話でこのストリウムブレスは失ったがウルトラダークキラーとの最終決戦の際にタロウから力の一部を預けられたことで、実に5年ぶりの再登場を果たした。今回はタロウと直接一体化はしていないため、タロウも別に登場している。ストリウムブレスにビクトリーナイト、エクシードX ベータスパークアーマー、オーブトリニティ、ジード ウルティメイトファイナル、グルーブの力をストリウムブレスに集めて放つニュージェネレーションダイナマイトで巨大化したウルトラダークキラーを撃破した。
決戦!ウルトラ10勇士!!ではゼロ経由でウルトラマンキングから授けられたウルトラフュージョンブレスを用いてビクトリーと一体化した最強形態のギンガビクトリーが登場する。ギンガの技やビクトリーのウルトランスなどが使う事ができるほか、ティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックス、メビウス、ゼロたちの平成ウルトラマンの力を使う事も可能。その力は圧倒的で、初登場時にはダークルギエル(エタルダミー)を一瞬で葬った。融合前では歯が立たなかったエタルガーとの戦闘でも互角以上に渡り合い撃破している。
最強技はウルトラ10勇士の力を集めて放つウルトラフュージョンシュート。
「僕らはみんな…! みんなで、ウルトラマンなんだ!!」
あのウルトラマンベリアルの「息子」であるウルトラマンジードの究極形態。
その戦闘力はすさまじく、通常時でもゼロやオーブといった歴戦の戦士たちが強力な必殺技をぶつけてようやく倒したギャラクトロン複数体を通常攻撃一発で粉砕してしまうほど。
だが最大の特長はリクの思いの強さに応じて戦闘力が上昇する点であり、理論上はここにいるあらゆるウルトラ戦士以上のスペックを発揮することができる可能性がある。さらにリクの闘志が尽きない限り活動時間に制限はないというおまけ付きである。とはいえ現状ジードがウルトラ戦士としてはダントツで若い19〜20歳(公式スペックでは19歳で固定されてるが、R/B劇場版では20歳となっている)であり経験が少ないためか、他の最強形態と比べてそこまでなことにはなってない。
主な必殺技はクレセントファイナルジード、ライザーレイビームなど。レッキングノバといった他形態の必殺技の強化版も使用可能。
令和ウルトラマン
『超えろ!最強の父』
ウルトラマンタイガが変身するスーパーウルトラマン。
必殺技のレイガ・アルティメットブラスターは完全体となった超巨大グリムドを問答無用に消滅させる威力を持つ。
劇中でも安定した強さを誇っていたが、特筆すべき部分はレイガとなる為に集まったウルトラマンである。この手の融合は基本タイプのウルトラマンが中心となるが、レイガの場合はギンガビクトリー、ベータスパークアーマー、オーブトリニティ、ウルティメイトファイナル、ウルトラマングルーブ、そしてトライストリウムと全て最強タイプに匹敵するウルトラマンばかりである。
更にギンガビクトリー、ベータスパークアーマー、オーブトリニティも他のウルトラマンからの力を借りて変身している。
よって、その数は、
となり、その合計24体、延べ人数だと合計27体。前代未聞の数のウルトラマンの力が宿っていることになる。
書籍で登場するウルトラマン
小説『ウルトラマンF』で登場する女性ウルトラマン。
その変身者はなんと『ウルトラマン』に登場した女性隊員のフジ・アキコ隊員。
最初はフジ隊員が、かつてメフィラス星人に植え付けられた巨大化能力で巨人となり、それを装甲で身を包んだ状態だったが、地球に飛来したダークザギと、彼が従えるダークファウスト、ダークメフィストとの闘いで彼らのエネルギー波を吸収したことでウルトラマンとなった。
戦闘力はすさまじく強く、変身者が未成年の素人だったとはいえファウストとメフィストを瞬殺し、ザギさえも葬った。後に現れたハイパーゼットンとも激しい攻防を繰り広げた。
小説『ウルトラマンデュアル2』のみに登場するウルトラマンで、ウルトラウーマンメザニンとウルトラウーマンタマキが融合した。
その戦闘力は映像作品のチートラマンにも匹敵しており、前作主人公のウルトラマンデュアルが苦戦した怪獣を一撃で屠るほど。さらにはメザニンから引き継いだウルトラの聖女の力=相手の命を奪う能力が、ウルトラオペレーションの失敗でその能力の制御権が意図せず移されていたタマキと一心同体となったことで制御できるようになっているため、どんなに強い相手も一撃で秒殺できる可能性さえ秘めている。
挿絵がない作品のため、カバーイラストのみでその姿を拝むことができる。
チート怪獣
ウルトラ戦士ではないのでここには当てはまらないが、似通った背景・描写があったり、何かと比較されることの多い怪獣や宇宙人たち。
ここでは歴代シリーズの中でも抜きん出た能力を持つ怪獣を述べる。
相手の攻撃や能力を吸収して無制限に強くなっていくという厄介な性質を持ったウルトラ怪獣で(しかもこの手の敵にありがちな限界が存在しない)、「ウルトラシリーズで最強のキャラクターは誰か」という話題になると必ず名前が挙げられるほどの存在。しかも劇中では原子レベルで分解、消滅させるマクシウムカノンを食らっても再生した。
この生命体に勝つには「力」ではなく「優しさ」という本当の強さが鍵となる。
創作での最強設定や議論を無意味にする存在。
ウルトラマンはフィクションということを前提にしたメタ話に登場した怪獣であり、脚本家の書いたシナリオ通りに動くため、脚本によってはどんなキャラにでも勝利する結末を送ることができるのだ。
しかし自身の強さが脚本に大きく依存するということは長所であると同時に最大の弱点にもなっており、相手に倒されるシナリオを書き上げられてしまうと敗北が確定する。実際、劇中ではカイト隊員が未完成の脚本に書き足し、マックスが登場して魔デウスを倒すという結末で脚本を完成させたため敗北している。
メタ的な構造が強い故、その質は他の強豪怪獣とはまた一味違う点も特徴。
……こういったメンツと渡り合ってきたマックスとは一体…。
ネオフロンティアスペースの怪獣の中でも一際存在感を放つ怪獣で、「闇の支配者」の異名を取る。
超古代の文明を滅ぼしたという実績(※1)を持っており、現代の人類も滅亡の淵に追い込まれる寸前にまで陥った。
ウルトラマンティガの攻撃の全てを尽く無効化する装甲や対象を即座に石化させる光線など強力な能力揃いだが、特筆すべきは「シャドウミスト」と呼ばれる黒い霧であり、質量がないので防ぐ手立ては無く、これに包まれた機械類を破損させ、生物なら即死、常人に比べて闇に耐性のあるウルトラマンティガでもダメージは免れない。
それだけでなく、眷属である超古代怪獣を用いての物量作戦も得意で、特に超古代尖兵怪獣ゾイガーは戦闘員クラスに過ぎない存在であるにも関わらず、高速戦闘機を多数配備するGUTSでも苦戦は免れないレベルである。
M78スペースの宇宙に多大な影響を及ぼした宇宙人で強豪宇宙人を数多く従える。
人間と一体化していないウルトラマンを即死させる「レゾリューム光線」、ウルトラマンの光線を無効化するマントなど強力な武装を持っている他、太陽を黒点で覆い、地球を闇に閉ざすというとんでもない行為をやってのけた。これも全て陽のもとで生きる生命体への嫉妬や光そのものへの憎しみで習得したというのだから恐ろしいという他ない。わざわざこのような能力を披露せずとも強力な念動力で並みの敵は近づくことすら許されない。
このような強敵に勝利できたのは専用の鎧であるアーマードダークネスが手元に無かった事、戦闘フィールドがウルトラ戦士の力を半減するダークネスフィアで無かった事、GUYSメンバー5人がメビウスと合体した事でレゾリューム光線が大幅に弱体化された事などの条件が重なった為であり、エンペラ星人がどれほど強大な存在だったかがわかる。
主人公:レイの個体は2019年現在劇中無敗を誇っており、しかも殆ど苦戦することなく数々のラスボスクラスの強敵たちを撃破するという、チートラマンを彷彿とさせる活躍・描写がなされている。
ちなみにゲームが初出のキャラクター(ゲームでは悪役だった)。
ただし、これはあくまで「レイのゴモラ」であり、他の個体のEXゴモラが同等の強さを発揮するかは、現状未知数。それでも、Xで登場した際は事情があったとはいえエックスを苦戦させるほどの強豪となっているため、EX化は一定以上の強さは誇っている。
『決戦!ウルトラ10勇士!!』の黒幕。「時空の魔神」を名乗るだけあり、時限を自在に移動できる。
ハイパーゼットンやアークベリアルを撃破した程の威力を持つウルトラマンゼロのウルティメイトファイナルゼロを受けても仮面が割れるだけで済む程の防御力に加え、ウルトラマンノアと戦い、彼をネクサスの姿に戻るまで消耗させたらしいと公式でも言われるほどの戦闘力の高さを誇り、事実、平成ウルトラマンの殆どを撃破し時空城の鏡に封印しているなど。
更に厄介なのが、相手が一番恐れている存在を記憶上から完璧にコピーしてみせる「エタルダミー」や「エタルイマージュ」を持っている点である。しかもこのエタルダミーを組み合わせて合体怪獣を生み出すと言った応用もできる。
ただし、あくまで強さは対象の記憶に依存する為、経験を重ねたウルトラ戦士には倒された他、最も恐れている存在が具現化させたものという特性から勇気を持って立ち向かえば打破が可能。
無そのものと称される『ウルトラマンX』のラスボス。
その姿は目に見えないものを脳がむりやり可視化したものであり、そもそも存在しないためあらゆる攻撃が通じないという非常に厄介な性質を持つ。さらにウルトラマンエクシードXと相打ちしても復活する再生能力を備えている。
最終形態ではエクスラッガーの力で実態を得て、吸収したスパークドールズの能力も使用する事が可能になるなど戦闘面がさらに強化されることになるが、実態を得たことで攻撃が通用するようになってしまうという致命的な弱点も抱えてしまうことになり、最終的にそこを付け込まれてエックスに敗北してしまっている。
とはいえエクスラッガーを吸収しなければ対抗手段はなかったとも言える。
イフとは違った意味で面倒だといえる相手だろう。
ウルトラマンZで再登場した際もその特性故にゼットとジードを苦戦させ、あろうことかジードを吸収した事でレッキングバーストの使用が可能になる。しかし、それが「宇宙の穴を縫う針」を変化したベリアロクの出現に繋がり、デルタライズクローに変身したゼットがベリアロクを取り出し、グリーザを切り裂いた事でようやく倒す事が出来た。
『大怪獣バトル』に登場する謎の宇宙人で、大怪獣バトルシリーズやウルトラマンジードにおける黒幕。
有機物・無機物を問わず、怪獣を使役したり憑依する能力を持つ他、他者に怪獣を使役する能力を与え「レイオニクス」にする能力を持つ。現在は肉体が滅んで精神体となって尚、暗躍を続けている。
ブルトンを使って各ウルトラシリーズの世界観を一時的に繋げる「ギャラクシークライシス」を引き起こした。その影響力はかつて宇宙を何万年にも渡って支配し、不死身のヤプール人でさえも滅ぼしかけたほど。
『ウルトラマンティガ』に登場する宇宙人。
ずば抜けた特殊能力は無く、普通の宇宙人だが、よくよく考えてみると第四の壁を通り抜けて、円谷プロの会社に乗り込む(=テレビの世界から飛び出し、現実世界に干渉する)というとんでもない事をしている。(実際に超時空のアドベンチャーではメタ認知を披露している。)
そのことを考えると唯一魔デウスの脚本を書き換えることができるキャラとも言える。チャリジャ自身はこの能力を悪用するような素振りは見せなかったが、活用の仕方によってはとんでもない強敵になる可能性を秘めたキャラだと言えるだろう。
『ウルトラマン』に登場する怪獣。
作中での扱いは一介のゲスト怪獣にしか過ぎないが、体から出す繊毛から物体の召喚や転送、亜空間バリヤーの発生、空間への干渉を行う初代屈指のチート怪獣。本体こそ脆い部類だが、総合的な戦闘力はゼットンにも迫るものがある。
平成シリーズではこの能力が拡大解釈され、なんとパラレルワールドにまで干渉できるという設定に…。
大怪獣バトル以降の世界観はレイブラッド星人とブルトン抜きには語れないと言わしめるほど、円谷世界では設定の諸問題を解決するのに便利な存在として扱われている。
恐ろしい事に唯一無二の存在というわけではなく、あくまで特定の隕石が合体して生まれるという設定である為、並行世界を含めた宇宙には無数のブルトンがいると考えられる。
『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』に登場する究極生命体アブソリューティアンの戦士。光の国の歴史の裏で暗躍し配下に多数の怪獣・宇宙人を従える。
必殺技の「アブソリュートデストラクション」は複数のウルトラ戦士を巻き込む威力があり、まともに食らえばただでは済まないようで、コスモス&ジャスティスがウルトラマンレジェンドの力を使わせてようやく撤退するほどの高い戦闘力を持つ。
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ウルトラマンキング ウルトラマンレジェンド ウルトラマンノア
チートライダー - 仮面ライダーシリーズにおけるチート勢
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