曖昧さ回避
2.の概要(映画のあげまん)
1990年に公開された日本映画。監督・脚本は伊丹十三、主演は宮本信子。
愛した男になぜかツキをもたらす芸者上がりの「あげまん(下記の意味1.の概要を参照)」・ナヨコ(宮本)と、彼女に翻弄される男たちの姿を描く。
1.の概要
その女性と関わった人物を幸せにする女性の事。2の伊丹十三監督の同名の映画で知られるようになった。
相手の才能の開花や精神的な成長を促し、より魅力的な存在にする事が出来る力を持っている。恋人、女教師、母親とどんな関係でもこういった女性と巡り会えた人物は幸せになれる可能性が高い。福の神と同義語に近いが、幸せにする相手が異性に限定される場合に使用される事が多い。さげまんの対義語である。
揚げ饅頭の略称としても使用される。
正確な語源は不明。現時点では本職の研究者による説が公表された例はまだ見られない。
広まるきっかけとなった前述の伊丹十三監督作品『あげまん』では「あげまん」と呼ばれる主人公ナヨコと性交渉した男性の運気が上昇する、という展開が繰り広げられる。
映画では「運を開く」という台詞によって説明はされており、例えば夕刊フジのネットメディア「zakzak」においてライターの永瀬白虎は語源を「諸説ありますが、“上げ間”が語源とも。“まん”は“間”の転化で、運気・潮目・出会い・めぐり合わせの意味だそう。」とする説する(ソース)等ネットの各所でも散見できる。
この説については「あげまん」を男性に用いて使用する例は見られないという疑問符がつく。その語感から「まん」の意味が「女性器」そして「女性器=女性」と広く浸透してしまっており、男性版を「あげちん」とする用例が存在する。
少なくとも、生身の女性に対して使うのはやめるのが賢明である。
特徴
※あげちんも多くの面で共通
- 基本性格に定義はないが、いると周りの志気が上がる
- 常に笑顔を心掛けている
- 1人の大人(個体)として自立している
- 物腰が穏やかで奥ゆかしい
- パートナーの世話を焼き過ぎない
- おっとりしているのに共感力に優れていて感受性が豊か
- 素直な気持ちを気遣い、マナーを交えて言葉にでき、厳しい言葉は目から鱗で説得力がある
- 失敗してもすぐポジティブになれる
- 人に判断を委ねっぱなしにしない
- パートナーをはじめ相手をすぐには疑わない
- 器が大きく、相手の好みを否定しない
- 顔/体力/学力のランキングよりも、一人一人の属性の違いの話が好きで、余裕がある。双子の見分けが簡単に付いたり、見落とされがちな特徴やこだわり(特に長所)に気付いたり、昨日までアイドルだった人が普通の人になったり、逆に昨日まで普通の人だった人がアイドルになっても態度を変えず、好みや境遇が違う人の気持ちを対等な立場で理解できる。
- 顔や性格があまり悪くないのに、扱いや服装や健康・衛生状態で損している人物がいたら即気付き、同じ見方の人と対話できる。人の顔を細かく分析出来、美男美女か不細工かの白黒理論で片付けない(例:「目は小さいが整っている顔」「悪目立ちするパーツがあるが他が平均的な顔」「美形、健康体なのに髪型や衛生面で損している人物」「ファニーフェイスだが薄くてイヤミのない顔」「並顔なのに表情がいい人物」「口は笑っているが目が笑っていない顔」「善人or悪人と報道されているが人間味に乏しい人物」などなど)。身内に限り、伝染病に感染していて隔離が義務などの合理的理由がない限り、汚れていても逃げずに近付く。
- 百合・おねショタの攻めのようなおっとりお姉さん(一部例外あり)
- 自然体でわざとらしくない
- たまに見せる隙も愛嬌がある
- 嫉妬されるタイプよりも、仲のいいファン側が嫉妬されるタイプや、告白するのが恥ずかしくてマゴマゴされるタイプや、親近感のあるタイプ(百合バウムクーヘンエンドのくっつく側)
- リーダーシップ願望や総受け願望がある人間に勘違いされがちだが、ファンたちとツーカーの仲で、暗黙の了解に詳しく、気配りができるのはそれが理由であり、ただ見た目が良かったり、同じグループだったり、物理的意味の顔見知りが多かったり、一方的に世話を焼いたり、下心や欠点を隠すのが上手かったりしてチヤホヤされているのではない
- さげまんにありがちな「周りが無理矢理さげまんと仲良くさせようとしてくる」「正直にさげまんが嫌いと言ったら周りに逆ギレやセカハラをされる」「モンペ共(自称さげまんの信者)が好きなはずの人物(さげまん)と嫌いなはずの人物(被害者)をカップリングさせようとしきて、自分とさげまんとではカップリングせず、さげまん自身も自称人気者の癖に仲いい友達の元に向かわない(矛盾)」「こちらがさげまんに告白や嫌がらせをした訳でもないのに、わざと近くで誰かとイチャイチャして見せつけてくる」という体感よりも、「周りがこちらとあげまんが仲がいいのを意地でも認めようとしない」「正直にあげまんを好きと言ったら周りに逆ギレされて、物好きでも好まない超社会不適合者や糞のようなアイテムが好きだと決め付けてきて、聞く耳を持たない」「あげまんと仲良くなったら距離梨(さげまん含む)が勝手に取ろうとしてくる」「周りがこちらと(普段仲がいい)あげまんを写真や似顔絵で絶対に隣り合わせにしようとしない」「周りがあげまんの人気に腫物のように触れようとしない」「真の仲良しコンビ・カップルや真の人気者を、暗黙の了解を知る仲間達だけが分かっている」「あげまんが好き過ぎて周りが見えなくなってしまい(周りに迷惑はかけない)、周りに当て付けや自慢をする行為など考えたことすらなく、さげまんが牛耳ったり介入したりレベルジャッジしたりしないよう、信頼できる仲間の前以外であげまんと仲良くしている様子を隠す」という体感のほうが強く感じられる人物
- あげまんでもさげまんでもないグレーゾーンの親友をあげまんに昇格させられる
- 嫌いな人が少ない動物や食べ物のように、無言で界隈の皆の共通概念になっている
該当するキャラクター
※:加筆する際は該当するキャラの名前の五十音順に従ってお願いします。
※:読者にとってあげまんなキャラとは限らず、作中や界隈であげまんとして描かれているキャラです。
『あげまん』な女性キャラ一覧
あ行
- 相田マナ(ドキドキプリキュア!)
- 秋里コノハ(16bitセンセーション)
- 鮎喰響(響〜小説家になる方法〜)
- 明日小路(明日ちゃんのセーラー服)
- 明星かなた(バトルアスリーテス大運動会ReStart!)
- 浅倉南(タッチ)
- 飛鳥(閃乱カグラ)
- アズサ・アイザワ(スライム倒して300年)
- アニー(ライブアライブ)
- アニスフィア・ウィン・パレッティア(転生王女と天才令嬢の魔法革命)
- 姉崎まもり(アイシールド21)
- 天使恵(天使な小生意気)
- 天野いちご(夢色パティシエール)
- 天海響(レーカン!)
- ※対象は主に幽霊。
- 有原翼(八月のシンデレラナイン)
- アルビダ(ONEPIECE)
- 餡子(アンフェア大学)
- ※相手がフォアグラでない事が前提条件。
- 伊地知虹夏(ぼっち・ざ・ろっく!)
- 一宮エルナ(ミカグラ学園組曲)
- 猪熊柔(YAWARA!)
- 岩倉美津未(スキップとローファー)
- 宇佐美奈々子(普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。)
- 鵜野うずめ(ファンタジスタドール)
- エアリス・ゲインズブール(ファイナルファンタジー7)
- エマ・シーン(機動戦士Zガンダム)
- エリアーナ・ベルンシュタイン(虫かぶり姫)
- エレミヤ・クルスナー(運命の番?ならばその赤い糸とやら切り捨てて差し上げましょう)
- ※カルディアス王国の国民達とフォンテーヌ宰相を始めとした良識派の貴族達にとっては該当している。
- 大宮忍(きんいろモザイク)
- お登勢(銀魂)
か行
- 春日結(コレクター・ユイ)
- 加藤茉莉香(モーレツ宇宙海賊)
- カナデ(勇者パーティーを追放されたビーストテイマー)
- カムイ(女性)(ファイアーエムブレムif)
- 鴨居つばめ(うちのメイドがウザすぎる!)
- 川島みなみ(もしドラ)
- 木之本桜(カードキャプターさくら)
- 倉田紗南(こどものおもちゃ)
- 高坂穂乃果(ラブライブ!)
- 小林恵美(悪役令嬢の中の人)
- 小林さん(小林さんちのメイドラゴン)
- 木春由乃(サクラクエスト)
さ行
- サラサ・フィード(新米錬金術師の店舗経営)
- 沢渡楓(たまゆら~hitotose~)
- シーダ(ファイアーエムブレムシリーズ)
- 澁谷かのん(ラブライブ!スーパースター!!)
- シロ(あかりとシロの心霊夜話)
- ※猫だが、雌猫なのと性格面では該当している。並外れた知能と霊感で様々な事件を解決し、事件関係者(悪人以外)の人生を良い方向に誘導しているあげまんな招き猫。
- 涼海ひより(告白実行委員会)
- 関織子(若おかみは小学生!)
- ゼットンさん(怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~)
た行
- 鷹崎奈津(ベイビーステップ)
- 高咲侑(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
- 高海千歌(ラブライブ!サンシャイン!!)
- 瀧鈴音(アイシールド21)
- 滝夜叉姫(ラグナドール)
- ※少女の明るさと母親の様な優しさを併せ持った女妖主。
- 立花夕月(大正処女御伽話)
- 千葉千秋(最強!都立あおい坂高校野球部)
- ※当初、校内から白い眼で見られていた主人公『北大路輝太郎』を始めとした野球部を所属していたチアリーディング部を巻き込んで応援し、最初から最後まで彼を支えたヒロインの鑑。
- 月島唯(落語天女おゆい)
- 月野うさぎ(美少女戦士セーラームーン)
- ※当初は頼りなさそうだったが、次第に人を引きつけていって仲間を増やしていき大所帯のチームを引っ張った。「あげまんリーダー」の古典的人物。
- 旋風こより(灼熱の卓球娘)
- 弦巻こころ(BanG_Dream!)
- 店長(ジャヒー様はくじけない!)
- トーチャー・トルチュール(姫様“拷問”の時間です)
- ※身分故に窮屈で孤独な日々を送っていた主人公を部下達と一緒に幸せにしている世界一優しい拷問官。
- 戸山香澄(BanG_Dream!)
な行
は行
- 灰桜(プリマドール)
- パウラ(パウラちゃんねる)
- ※婚活や恋愛に関する動画を配信しているYouTubeチャンネルのナビゲーター。自己中心的で男の人生を食い荒らす事しか考えていない女さん(いわゆるさげまん)に関する動画を多く配信しており、その結果、そういう女から逃れる事が出来たと感謝している男性視聴者が存在している。
- 鳩谷こはね(アニマエール)
- ハナ・N・フォンテーンスタンド(ハナヤマタ)
- ハミィ(スイートプリキュア♪)
- 早川京子(今日から俺は!!)
- 葉山陽和(Extreme_Hearts)
- 春風どれみ(おジャ魔女どれみ)
- 春野はるか(Go!プリンセスプリキュア)
- 一柳梨璃(アサルトリリィ)
- 雛鶴あい(りゅうおうのおしごと!)
- 平沢唯(けいおん!)
- ヒルネ(転生大聖女の異世界のんびり紀行)
- ファイン&レイン(ふしぎ星の☆ふたご姫)
- ※祖国…祖国のある星の中で「もっともプリンセスらしくないプリンセス」と言われている双生児姉妹のプリンセスだが、その通りにほとんど「落ちこぼれ」に近いものだった。だが姉妹は人当たりが良く、2部作を通じて国を超えた親交の良さを見せた。また、それ故に春日結同様に型破りな行動で窮地を脱する事が多く最終的には宇宙をも救った。普段の行動から栄誉の無冠さを嘆いていたが、「2人合わせても半人前」だから逆に大胆に動けたあげまんな双生児姉妹のプリンセス。
- 福島満子(でぶせん)
- ※初登場時は既に故人だが、自身と同じ容姿をした男性『福島満』に幽霊として憑依し、彼と共に様々な生徒達を救う熱血教師。
- 伏見いなり(いなり、こんこん、恋いろは。)
- 冬木美波(道産子ギャルはなまらめんこい)
- ペコリーヌ(プリンセスコネクト!Re:Dive)
- ペルセポネ2世(邪神ちゃんドロップキック)
- 保登心愛(ご注文はうさぎですか?)
- 本田透(フルーツバスケット)
ま行
- 町子リョウ(幸腹グラフィティ)
- まつ(戦国BASARA)
- 松前緒花(花咲くいろは)
- まめだ(うちの師匠はしっぽがない)
- 満艦飾マコ(キルラキル)
- 岬明乃(ハイスクール・フリート)
- 水沢愛佳(プラオレ!)
- 水嶋里佳(ラブオールプレー)
- 水谷香月(KATSU!)
- ミノス(邪神ちゃんドロップキック)
- 宮沢風花(白い砂のアクアトープ)
- 美山鈴音(SELECTIONPROJECT)
- ミラク(絆のアリル)
- 六車・宮古(戦翼のシグルドリーヴァ)
- メロディ・ウェーブ(ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!)
- ※もう一人の主人公『ルシアナ・ルトルバーグ』を始めとしたルトルバーグ伯爵家の人々にとって該当する。
- めろん畑桃実(ミリオンシャンテンさだめだ!!)
- 桃園ラブ(フレッシュプリキュア!)
- 桃宮いちご(東京ミュウミュウ)
や行
- 山田木はなこ(音楽少女)
- 山中いの(NARUTO)
- ※出会った頃の親友に対する姿勢は該当している。
- ユーリア・シャルデット(えんどろ〜!)
- 柚(このはな綺譚)
- ユナ(くまクマ熊ベアー)
- ※戦闘能力はチート(ズル)だが、経営者としての才覚とカリスマ性は本物。また、幼い少年少女に対して非常に面倒見が良い。
- 夢原のぞみ(Yes!プリキュア5)
- ※年齢・性格・家柄等でバラバラな面々を徐々に引き付けていった、月野うさぎの系譜といえる名門シリーズでの「あげまんリーダー」の古典的人物。
ら行
- リオネス・エリストラートヴァ(ひなろじ)
- 輪堂凛(ハイスピードエトワール)
- ルーミア(けものみち)
- ※行動は正反対だが、主人公にとっては結果的に該当している。
- ルシオラ(GS美神)
- ルフレ(女性)(ファイアーエムブレム覚醒)