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ヒードランの編集履歴

2023-07-21 19:52:02 バージョン

ヒードラン

ひーどらん

ヒードランとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

「ごごぼっ ごぼぼぼ!」


基礎データ

全国図鑑No.0485
ヒスイ図鑑No.228
ぶんるいかこうポケモン
タイプほのお / はがね
たかさ1.7m
おもさ430.0kg
とくせいもらいび/ほのおのからだ(隠れ特性)
タマゴグループタマゴみはっけん

他言語版の名称

英語Heatran
イタリア語Heatran
スペイン語Heatran
フランス語Heatran
ドイツ語Heatran

概要

真紅の体色が特徴のトカゲのようなポケモン。

初登場は『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)。

ハードマウンテンの最奥で1匹のみを捕獲できる、伝説のポケモンである。

ゲームの進行上、殆どの人が最後の方にゲットすることが多い。にもかかわらず……


かざんの ほらあなに せいそく。じゅうじの ツメを くいこませて カベや てんじょうを はいまわる。

ヒードラン

その伝説からかけ離れたあんまりな図鑑内容に拍子抜けしたプレイヤーが多かったとか。

おまけにゴキブリにも見えなくはなく、いつしかゴキブロスと呼ばれるようになってしまった。

その影響か、教え技でむしくいを覚えることができた。


一応伝説らしい伝承も存在し、それによるとシンオウ地方が誕生した際にこぼれだした火の玉からハードマウンテンと共に生まれた存在らしい。またヒードランの影響でハードマウンテンが噴火してしまうので「かざんのおきいし」で封印されたようだ。

なお、『LEGENDSアルセウス』のポケモン図鑑では「テンガン山の 内部で 煮えたぎる 溶岩より 生まれしとの 伝承あり。 溶解した 鋼の体 得体が 知れず。」と記載されている為、生まれには諸説あるようである。

また、当作品のヒードランの出現地がのちのハードマウンテンとは言い難い点を含めてますます得体の知れない存在と化している。

このテンガン山内部の溶岩とはおそらく、リメイク作品に当たる『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』で見られる「マグマの空洞」の事と推測される(一番テンガン山に近いのはカンナギタウン側)。


タイプは「ほのお・はがね」という唯一の組み合わせ。

マグマのような燃え滾る血液が流れており、その熱さは自身の鋼の体の一部を溶かすほどで、周囲の気温も大きく上昇させる。

複眼なのかは分からないが、瞼が無いらしく瞬きをしない。眠らせても目を閉じない。

伝説のポケモンでは珍しく♂♀どちらの性別もある。交配するのかと思いきやタマゴグループが 「タマゴみはっけん」であるためタマゴは見つからないので、通信交換以外で複数体入手できない。

伝説のポケモンで♂♀両方存在するのはヒードランが唯一だったが、後に『ソード・シールド』のDLC『鎧の孤島』でダクマウーラオスが登場したので唯一では無くなった。


ブラック2・ホワイト2』では、18番道路から「かざんのおきいし」を持ってきた状態でリバースマウンテンに出現する。レベルは68。

なんと、上から突然降ってくる。やっぱりお前はゴキ……

一応フォローしておくとカグツチは誕生後にすぐ殺されたことが誕生とともにかざんのおきいしで封じられたという伝承として伝わっているなら伝説が少ないのも辻褄が合う。


オメガルビー・アルファサファイア』ではグラードンまたはカイオーガのイベント後、日照りの岩戸の最深部に出現する。


ウルトラサン』では、ウルトラホールから行ける世界に登場することがある。


…とこのようにラティ兄妹のように広範囲を移動するわけでも、洞窟を通してシンオウとイッシュを行き来していると思しきUMAトリオとは違って、火山帯という限られた地域に住むポケモンであるにもかかわらず、結構広範囲でダンジョンボスとして出現する傾向にあり、ますますいじられキャラとして扱われる原因になってしまっている。


鳴き声はDPでは「ごごぼっ ごぼぼぼ!」となっている。恐らくは溶岩が煮えたぎるイメージであると思われる。別に嘔吐をしているわけはない。


名前の由来・モチーフ

名前の由来は恐らく、+イドラ<Ὕδρα>(ギリシャ語でヒュドラー)+ヒート(英語で)+ドラン(英語で地面を意味する「ランド」のアナグラム)+ドラゴンから。


一部設定は日本神話迦具土神(カグツチノカミ)をモデルにしていると思われる。

また、鋼タイプが入ってる事から、ギリシャ神話の鍛冶と火山の神ヘファイストスもモデルに入っていると考えられる。

伝承ではヘファイストスは火山の奥底の工房で武器や特殊なアイテムを制作していると考えられており、そこからの連想でほのお・はがねタイプになったものと考えられる。

また、ヘファイストスの別名ウルカヌスをモチーフにしたポケモン次回作でも登場している。


また、モチーフとしてはズングリとした体型や特徴的な斑点模様などから、モチーフは恐らくサラマンダー(実在する両生類のファイアサラマンダーあるいは炎の精霊とされる幻獣の方)と思われる。

初見でこのポケモンを見たときはタイプが「ほのお・ドラゴン」と思い込んでいたプレイヤーも結構いたようである。


性能

「伝説のポケモン」という大きすぎる肩書故に不憫な扱いが絶えないヒードランだが、対戦では決して侮れないどころか伝説の名に恥じない強さを誇る


HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
919010613010677600

腐っても合計種族値は600。「すばやさ」以外の種族値はいずれも高水準で、特に「とくこう」の数値は130もあり、ほのおタイプの中ではかなり上位。

その低いとされる「すばやさ」種族値も並程度にはあり、性格補正とスカーフを組み合わせれば130族を凌ぐことも十分可能。

じめん技で4倍ダメージを受けてしまうのが難点だが、はがねタイプ+特性「もらいび」であることから耐性自体は多い方(第6世代では半減4、四半減5、無効2)。

特にフェアリータイプの技を1/4にできる数少ないポケモンであるため、フェアリー相手の戦いでは重宝される。

当の4倍弱点も、第5世代から登場した「ふうせん」を使えば無効化できる。ローテーションバトル以外では登場した時点でほぼバレてしまうのがネックだが。

鋼タイプに打点を持たないポケモンが、ヒードランへのピンポイントの対策にめざパ地面を採用することがあると言えばその強さは伝わるだろう。


マグマストームという専用技を習得でき、大ダメージと拘束ダメージが期待できるが、命中率が低いため、過信は禁物。

BWは命中率が70から75に上昇。

XYで威力が下がったが、代わりに拘束時の割合ダメージが増加。


戦術としては豊富な耐性、タイプ故にはがね・どくを呼ばせないことを生かした「どくどく」、「みがわり」、「マグマストーム」などでの持久戦がシングルでは主流。

かたやダブルでは晴れ時に威力が上がる「ねっぷう」、「オーバーヒート」などの炎技、はがね技「ラスターカノン」を用いたアタッカーが主流。

サブ技では相性補完に優れ同族にも強い「だいちのちから」、無効や半減が少なめの「りゅうのはどう」、「あくのはどう」、Zワザで苦手なみずタイプを返り討ちにできる「ソーラービーム」、一仕事終えたら自主退場できる「だいばくはつ」など。

補助技は前述した「どくどく」以外に「おにび」、「ステルスロック」と中々。

固有タイプを生かしてクレセリアと組んだ通称クレセドラン、『サン・ムーン』で登場したカプ・ブルルブルルドランという構築がある。


得意な相手に滅法強く、出しどころさえ間違えなければ大活躍が期待できる。


なお、かつては『ポケモンレンジャー光の軌跡』の特典として、「ふんか」持ちのヒードランLv.50を手に入れることができた。ただし、性格は「れいせい」固定。

一見外れと思いきやクレセリアとの相性がよいことから「トリックルーム」下で降臨させると凄まじい火力を誇る。非常に強力かつ稀少価値の高い存在であることから同ソフトの中古価格が跳ね上がったことがあった。

ただし現在では同個体をレーティングで使うことができない。


ちなみに、さかさバトルにこいつを出してはいけない。

何故なら四半減は4倍弱点に変わってしまう為、4倍弱点が5つという悲惨なことになっているからである。


第8世代

第8世代の『ソード・シールド』では、DLC第2弾『冠の雪原』から復帰。

他のポケモンのご多分に漏れず、どくどくが没収されたため、耐久型での育成が厳しくなった。

新規技でめぼしい技はてっていこうせんボディプレスを習得。前者は起点作りからの自主退場に使え、後者はてっぺきと合わせてポリゴン2等に対しての有効打になる。

今作ではこれまで有利だったほのおタイプの多くに新技「ねっさのだいち」が配られてしまい、返り討ちにされる危険が大幅に増してしまった。

一方で、「マジカルフレイム」の習得者が増えたため他のはがねタイプでは受けづらくなってしまったフェアリータイプエスパータイプに相変わらず強く、今後はこれらのタイプ対策としての重要度が増していくと思われる。

同ソフトで初登場の「とくせいパッチ」によって隠れ特性の登場から10年越しでようやく隠れ特性が解禁された(ちなみに『BW』時点で隠れ特性が設定されていたポケモンの中でこいつが最も遅く解禁された)。


第9世代

ポケモンHOME連携により解禁。

元々の優秀な複合に加え、「テラスタル」の獲得により、地面4倍弱点を消せるようになった。

また特性のもらいびもあるので、炎弱点のタイプになっても技を透かせるため、かなり相性がよい。


技方面では新たにパワージェムを習得。ちなみに前作で覚えなくなったむしくいの代わりと言わんばかりにとびつくも新規習得した。ますますゴキブロスっぷりに磨きがかかっているような気がする……。


テラスタルの中でも特に候補として注目されているのはまさかのむし。じめんとかくとうの弱点を補完できる上に、むしの弱点の1つであるほのおはもらいびで無効化できるためである。

他の候補はくさ。こちらはじめんとみずの弱点を補完出来る上に、同様にもらいびでほのお弱点を消せる。ついでにキノコのほうしを無効化可能。

ただ、上記の2タイプだとカイリューにまともな打点がなく、メジャーな弱点も多いので無難に強いフェアリータイプにテラスタルするのもあり。


テラスタルで耐性を変える戦術とバインド技の相性の良さはいわずもがなであり、ヒードランにおいても「マグマストーム」を覚えることがこの世代では評価されている。


素の状態でも不一致かくとう打点はある程度耐えられる。例えば防御補正なしで努力値をH244B68振れば、こだわりハチマキを持ったようきパオジアンのせいなるつるぎを12/16の乱数で耐える。そのため、ある程度テラスタルに依存しない運用も可能である。


「ほのおのからだ」を持つことと連射コン金策適性のバランスから対戦以外においても利用価値がある。



ランクマで解禁されたレギュレーションD(シーズン8)が始まるとさっそく高い使用率を上げた。


使用率上位にいるハバタクカミサーフゴーにはかなり強く出せる上、パオジアンの氷技、カイリューしんそくほのおのうず等を優秀なタイプで受けることが出来るのはかなり魅力である。

シーズン7まではランクバトル上位にいたテツノドクガウルガモス)は役割が丸被りする上にヒードランに太刀打ちできない為、シーズン8で順位を急激に落とすことになった。

ただ、ディンルーに対してはテラスタルでもしない限り、圧倒的に不利なので注意。

またれんげきウーラオスには両方のタイプで抜群が取られ、こちらの一致技も半減されるので非常に弱い。


テラスタイプは上述の説明にもあるくさテラスやむしテラスが多い。

素のほのおタイプと好相性なくさはもとより、環境的にむしの弱点を突けるひこう・いわ技を使うポケモンがかなり限定されている為、弱点を突かれづらいのが大きい。

持ち物はとつげきチョッキの使用率が高いことから、特殊受けとしての採用が多い。

またヒードランの役割対象であるハバタクカミがそのメタとして地面テラスの採用率が上がっている。

草テラス型は「テラバースト」でじめんに有効打を持つことができるのも美味しい。



LEGENDSアルセウス

火吹き島の火口に生息している。

見た目や設定がアレでも伝説ポケモン、クリア後にUMAトリオクレセリアレジギガスといったお馴染みの面々と共にイベント解禁。本作において重要アイテムとなるプレートの1つを持っているため、主人公もコギトの助言に従いヒードラン(この時点では正体は明かされておらず「火山に棲む特別なポケモン」)に会いに行くため火山の洞穴を訪れる。


……のだが、イベントが開始した途端、何の前置きもなくヒードランの真ん前に放り出される。しかもヒードランは炎のバリアを纏っており、手持ちポケモンを投げても弾かれ、捕獲ボールやむしくいぼんぐりなどを投げても焼滅させられてしまう。

そう、ヒードラン捕獲イベントはキング・クイーン同様にアクションパート付きだったのである。

あまりに唐突にアクションパートが始まり、しかもバリアを破る方法がはっきり示されないため、思考が追い付かずにヒードランに轢き逃げされたり岩を当てられたりしてゲームオーバーになる者が続出(しかもキング・クイーン戦とは違いしっかりアイテムは失う)。とんだ初見殺しである。


正解はヒードランの攻撃を避けつつ、辺りにごろごろ転がっている泥団子を拾って、シズメダマの要領でヒードランに投げつけること。5回ほどぶつければバリアが解除されて、ポケモンバトルができるようになる。

ヒードランの攻撃パターンさえ覚えてしまえばそこまで難しくはない。むしろ怖いのは死にながら覚えている間にアイテムをごっそり失うことなので、直前できちんとセーブをする(オートセーブOFF時)もしくはアイテム喪失画面から先へ進まない(オートセーブON時)ことを心がけつつ落ち着いて数回トライしてみよう。

あまり大量のどろだんごを要求してくるわけではないため、おまもりで主人公の耐久を上げつつ、速攻をしかけるのも手。


なお、泥団子でバリアが解除されるとしばらくの間疲れて動けなくなるので、この間に背後に回って不意打ちを仕掛けるのも手。成功すれば身動きの取れない相手を一方的に攻撃でき、うまいこと1ターンで体力を捕獲圏内にまで減らせればねむりなどの状態異常抜きでもかなりの確率でそのまま捕獲できるのでこちらの損害も少なくて済む。相手の行動が見切れるようになってきたらぜひ狙ってみよう。

勢いあまって倒してしまってもその場で即座にリポップしてくれるので安心である(ただし、アクションパートからのやり直しになるため、どろだんごの残数には気を付けること)。

しかし、この際にヒードランの個体差(性格やがんばレベルの割り振り)は再抽選されるようで、ヒードランの性別は従来作品通り♂と♀が半々で出現する為、やっつけられると性転換するという珍妙な現象を起こすポケモンになってしまった。


ちなみに入手できるプレートはこうてつプレート。

シナリオ進行のほか、レジギガスの住処に入るために必要になる。


番外作品

ポケモン不思議のダンジョンシリーズ

ハッサム救助後に突入できる追加の配信ダンジョン、「きょだいかざん」のボスとして登場。♂♀はランダム。

倒した後は一定確率で仲間にすることができる。


ポケモンレンジャーシリーズ

看板ポケモンとして登場。ボイル火山で赤の石を守護するガーディアンという扱いで、本作でようやく伝説のポケモンっぽい仕事を貰えたことになる。戦闘ではだいもんじアイアンヘッドだいばくはつ、広がる溶岩を使用してくる。

配信限定キャラとして登場。ファルデラ火山に出現し、噴火を引き起こしていた。先述のふんかヒードランとは誰あろう、彼の事である。

ちなみに何故ふんかを使えるのかというと、突然変異、もしくは周辺環境に刺激されて突然使えるようになったらしく、そのふんかが自分でも制御出来なかったために、周りに被害を出さないようにファルデラ火山の頂上を目指していたらしい。


なお、灼熱の肉体を持つヒードランだが、木製の船に乗っても船が燃えたりはしていない。


ポケモンGO

  • 2018年12月19日に、ギラティナ(アナザーフォルム)、クレセリアに続く、3体目のシンオウ伝説枠として登場。そのおよそ1年1ヵ月後の2020年1月8日からは色違い個体を引っ提げて2度目の実装が行われた。他の伝説ポケモン同様、レイドバトル限定での登場となる。
  • CPは44905と、前回のクレセリアよりも低い。防御力も低めである上、じめんに対して二重弱点を抱えているので、グラードンドンファンなどの強力なじめんタイプのポケモンを揃えておけば、そこまで攻略には苦労しない。ダメージ効率は多少劣るものの、みずやかくとうでも十分なダメージは入るので、駒が足りない場合は、カイオーガシャワーズカイリキー等をパーティーに組み込んでみるとよい。
  • 効果抜群のダメージ倍率が上方修正されたこともあって2人で討伐に成功したという報告も上がっているので、自信があるなら挑戦してみるのも面白いだろう。
  • 肝心の性能はというと、原作の高いとくこうを反映してか、攻撃ステータスだけなら非常に優秀。だが、当初は覚える技に難があり、通常技がほのおのうずむしくい、ゲージ技がだいもんじアイアンヘッドストーンエッジと何とも微妙すぎるものばかりであった。一致ゲージ技が「だいもんじ」どまりなので、オーバーヒートを覚えられる他のほのおタイプのポケモンと比べるとどうしても火力では後れを取ってしまいがち。はがね技で勝負をしようにも、「アイアンヘッド」ではやや火力不足であり、さらに通常技がよりによって不一致技の「むしくい」なので、ほのお特化よりもさらに厳しい戦いを強いられることになる。
  • もっともヒードランは原作においても「バレットパンチ」や「メタルクロー」などといった、本作において通常技に該当するはがねタイプのわざを覚えられないので仕方の無いところはあるのだが……よりにもよってアレを連想させる技とは。
  • ただしヒードランは伝説のポケモンというだけあって大技の習得が多い一方で基礎的な小技には恵まれておらず、原作において習得可能な、通常技としてポケモンGOにおいて実装済みの技は他には同じくほのおタイプの「ほのおのキバ」、わざマシンさえ対応していれば誰でも習得可能な「めざめるパワー」、最新作では習得手段の断たれた「いわくだき」「どろかけ」の4つしか存在していない。
  • このように原作譲りのネタポジションでプレイヤーからは落胆の声が広がっているが、全く使えないかというと案外そうでもなかったりする。
  • まず討伐が比較的しやすいということもあって、貴重なはがねタイプの戦力となり、ステータスも高いので安定して戦うことができる。特に初心者にとってはプレイヤーを数人集めさえすれば手に入る可能性があるというのは好材料と言える。
  • 更に耐性も優秀で、フェアリー半減をはじめ多くのタイプに優位を取れる。特にジム常連のサーナイトトゲキッスに対しては最適解の1つと言え、「アイアンヘッド」でタイプ一致抜群を取れる他向こうから抜群を取られることもない。この他メタグロスケッキングも「じしん」さえ来なければ簡単に倒せる。
  • 散々ネタにされている「むしくい」もゲージが溜まりやすいと考えれば悪くなく、強力なメンバーが揃うエスパータイプに抜群を取れる点は大きい(肝心のポケモンには1倍だが)。
  • 得手不得手がハッキリしているため、ジムバトルやレイドバトルの入門(タイプ相性を覚えるという意味で)としては最適と言えるだろう。
  • そして、それからしばらくして、新たな炎技として「かえんほうしゃ」を習得できるようになった。分割ゲージ技とはいえ、威力70止まりなので、一見すると微妙なように思えるが、トレーナーバトルでは非常に有用。また、複合しているタイプの関係上、フェアリー技・くさ技・こおり技を半減できる。特に高威力の通常技である「あまえる」を半減できるのは何気に馬鹿にできない大きな長所と言えるだろう。
    • さらに、2023年7月の復刻時に、遂に専用技である「マグマストーム」が実装。性能はよりコスパの良くなった「かえんほうしゃ」といったところで、これにより他の強力なほのおポケモンに負けず劣らずの高火力を叩き出せるようになった。ただし、伝説の専用技のご多分に漏れず、イベント限定のレガシー技扱いとなっているため、既に捕まえた個体に覚えさせる場合は「すごいわざマシンスペシャル」が必須になる点には注意。
    • また、これ以外では地味に「だいちのちから」を覚えられるようになっている。でんきタイプとかち合った場合や、はがねタイプ同士のミラーマッチ等では出番があるかといったところ。
  • ステータスの強化されたシャドウサーナイト戦で真っ向から戦いを挑んで打ち勝てる貴重な存在として名を馳せるようになっている他、くさタイプのシャドウポケモンとの戦闘でもヒードラン1体でほぼ完封できるため非常に便利(ただし、最近はサボネアが「かわらわり」を使ってくることもあるため過信は禁物)。このため、GOロケット団対策として育成するユーザーもそれなりに出てくるようになった。


アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ


  • DP182話
    • シンオウリーグ編では、サトシたちがリーグの参加登録をする場面で、名も無き一般トレーナーのポケモンとして列に並んでいる姿が確認されている。しかも、ついにサトシと対戦することはなく、画面で映らないモブ戦で負けた思われる。せめてタクトに負けたのだと信じたいが、負けたポケモンの組み合わせを見る限りそんなことはないようだ。

  • 劇場版『アルセウス 超克の時空へ
    • ギシンのポケモンとして登場したが、ドータクンも同時に操られ普通のポケモンのように登場。しかも鎧のおかげで余計Gに見える上、ミーナとギシンの会話シーンで部屋の壁を普通に這い回っていた

  • 新無印・特別編『神とよばれしアルセウス』
    • (CV三宅健太)。
    • 今回の個体は正真正銘の伝説のポケモンとしての登場である。序盤でサターンに捕獲されるが普通にバトルをして弱らせてから捕まえている。その後「ひのたまプレート」の力を使うことで時空に穴を開けたり、もらいびで限界突破した結果、オリジナル形態(暴走状態)に変化したりとまさに伝説のポケモンにふさわしい姿を見せている。

余談

第五世代以降、ポケモンがねむり状態になると目を瞑るなどして眠ったグラフィックに変化するようになった。ヒードランも多くのポケモンの例に漏れず、目を瞑…らず、なんと目を開けたまま眠るようになっている。これは『X・Y』以降、3Dに移行してからも続投している。どのような設定でこうなっているのか、気になるところである。

なお実は第4世代でも『ポケモンバトルレボリューション』では同様に目を瞑らずに眠る。(4:17秒付近参照)

本作の開発はゲームフリークではなくジニアス・ソノリティによるものであり尚のこと謎は深まるばかりである。


「ヒードランはハードマウンテンと結びついた土着信仰によって伝説として扱われているだけで、本来はだだ強くて珍しい一般ポケモンでしかない。故に図鑑説明文も意図して伝説らしくない内容になっている」という考察がある。

それならば伝説ポケモンでは珍しく性別があるのも説明がつく。本編で出てくるヒードランはたまたま人前に現れたはぐれ個体で、本来は人間が観測できない場所を生息地にしておりそこには群れも存在する、と考えれば決して不自然ではないだろう。実際、ザルードや『エメラルド』の図鑑におけるラティアス、幻のポケモンまで含めればフィオネシェイミなども群れで行動するという設定がある。

ただ、その意図がユーザーに伝わらずにネタとして扱われたため、それを分かりやすくブラッシュアップしたのがウルガモスではないかとも考えられている。


『LEGENDSアルセウス』ではアルセウスに通じるプレートの1枚を持っている(しかもたまたま拾ったわけではなく随分前から所持していた)明らかに特別なポケモンとして描かれている。

『LEGENDS』の世界観では伝説のポケモン以外にも特別なポケモンがおり、一般ポケモンの中でもかつてアルセウスに力を授けられた存在の血を引く一族はキング・クイーンという別格の存在となり崇められている。

なので『LEGENDSアルセウス』において上述のヒードラン一般ポケモン説が覆ったわけではないのだが、ただしどこにでもいる一般ポケモンとは明らかに格が違う、という扱いになっている。


関連イラスト

天井の覇者 ヒードラン

ヒードランヒードラン


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン

DPt BDSP

ポケモン一覧 ほのおタイプ はがねタイプ

伝説ポケモン ゴキブロス


0484.パルキア0485.ヒードラン→0486.レジギガス


関連ポケモン

  • ボーマンダ:サラマンダー(オオサンショウウオ)モチーフのポケモン仲間。
  • エンテイボルケニオン:火山に関係するポケモン。
  • エンニュート:サラマンダーモチーフのほのおタイプでフェアリー技が1/4、じめん技が4倍弱点など耐性も酷似している。
  • ボスゴドラトリデプス:どちらも地面4倍のはがねタイプであり、前者はドラゴンタイプのような名前から、後者は四足歩行(ボスゴドラの進化前のコドラも)で下顎の牙部分が似ているところにちょっとした共通点がある。
  • フェローチェ:こちらはGモチーフ

準伝説

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