基礎データ
他言語版の名称
英語 | Mewtwo |
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イタリア語 | Mewtwo |
スペイン語 | Mewtwo |
フランス語 | Mewtwo |
ドイツ語 | Mewtwo |
図鑑解説
ソフト名 | 図鑑内容 |
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赤・緑、FR | 研究のために遺伝子をどんどん組み換えていった結果 凶暴なポケモンになった。 |
青、LG、X | 一人の科学者が何年も恐ろしい遺伝子研究を続けた結果 誕生した。 |
ピカチュウ | ミュウの遺伝子とほとんど同じ。だが大きさも性格も恐ろしいほど違っている。 |
金、HG | 極限まで戦闘能力を高められたため目の前の敵を倒すことしか考えなくなった。 |
銀、SS | 戦いで力を最大限に出せるように普段は少しも動かずエネルギーをためている。 |
クリスタル | 戦いのためだけに生み出され今はどこかの洞窟深くで眠っているといわれる。 |
RSE、ORAS、ポケGO | 遺伝子操作によって作られたポケモン。人間の科学力で身体は作れても優しい心を作ることはできなかった。 |
DPt、BW、BW2、Y | ミュウの遺伝子を組み換えて生み出された。ポケモンで一番凶暴な心をもつという。 |
容姿
二足歩行の尻尾を有する人型に近いが、体色は白で無毛、四肢は細長く、宇宙人じみた容姿であり、他の第1世代組(No.001~149)とは一線を画するデザイン。
二足歩行のポケモンとしては長身の部類であり、オノノクス・サザンドラより20cm高く、バンギラスとタイ。
モデルはギーグ(MOTHER1版)であると言われていたりもしたが、グラフィッカーの杉森建が2011年1月26日午後8:21分にツイッターに書き込み否定した。
概要
『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』(第1世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は恐らく「ミュウ(ミュータント<mutant>:英語で突然変異)+ツー(two:英語で2)」
図鑑の番号は150番。最初のポケモンゲームである「赤」「緑」において通常のプレイで入手可能なポケモンとしては最終ナンバーとなる。
(ただし、「赤」「緑」においては通常のプレイでは入手できない隠しキャラとして151番ミュウが存在し、バグで現れる152番「けつばん」なども存在する)
グレンタウンにて、ポケモンの遺伝子に関する研究を行っていたとある科学者によって、ミュウの子供に遺伝子改造を施す形で生み出されたが、改造の影響からかミュウツーは生みの親である科学者ですら制御できない程の凶暴さを見せるようになり、遂には暴走。
ポケモン屋敷を半壊させて姿をくらませ、その後はハナダの洞窟に潜伏しており、さながらそこの主であるかの様に奥の広間で佇んでいる。
壊滅したポケモン屋敷で見つかるとある科学者の遺した日記には、以下のことが書かれている。
ジャングルの おくちで
しんしゅの ポケモンを はっけん
にっき 7がつ10か
しんはっけんの ポケモンを
わたしは ミュウと なづけた
にっき 2がつ6か
ミュウが こどもを うむ
うまれた ばかりの ジュニアを
ミュウツーと よぶことに……
にっき 9がつ1にち
ポケモン ミュウツーは つよすぎる
ダメだ……
わたしの てには おえない!
この日記には、ミュウツーはミュウが産んだ子供と書かれている。
一方、図鑑では、ミュウツーは一人の科学者がミュウの遺伝子を組み替えて作りだしたとある。
両方を事実と仮定するならば、科学者の手によって遺伝子操作された子を人工的に妊娠させられ、それによって生まれたジュニアに対してミュウツーと名づけられたということになるだろうか。
なお、ゲーム中では生まれたばかりのジュニア(ミュウツー)に関する詳細な記述はなく、生まれた時からこのような姿だったのか、改造を施された結果現在の姿になったのかは不明である。
いずれにせよ、半年の間の研究で何があったのかについては記載されている部分が現状ではほとんどない。
ただしポケモン屋敷の日記を見る限り、誕生した日は間違いなく2月6日である。
その後も興味を示してかミュウツーを生んだ科学者の弟子らが屋敷を訪れたりと、残された研究施設の残骸から究極のポケモン誕生の秘密を探ろうとする研究員が絶えなかったようである(なお『LPLE』ではミュウツーが生み出されたと思われる実験器具などがそのまま残されており、この場所で手持ちにいるミュウおよびミュウツーをボールから出して話しかけてみると、特殊な反応を示す)。
しかし、『金銀』および『HGSS』で、グレン島の噴火によって流出した溶岩にポケモン屋敷が飲み込まれてしまったために、ミュウおよびミュウツーの誕生に関わる一切の記録は消失してしまったと考えられる。故に、現在では(仮にミュウを捕獲することができたとしても)再びミュウツーを製造することはできない可能性が高いと思われる。
一応、これ以降のシリーズでも作品によってはミュウツーが登場することがあるが、何らかの方法で繁殖して数を増やしたのか、元々複数の個体が作り置きされていたのか、はたまたその製造の秘密を知った別の誰かによって生み出されたものなのか、その真相は定かではない。
なお、色違いも存在しており、体の紫色だった部分が鮮やかな緑色になっているのが特徴。
ゲームでのミュウツー
初代、第3世代、第4世代にてエンディング後にハナダの洞窟への進入が可能になり、最深部にて捕獲可能。
なお、『XY』の個体のみ色違いにならない仕様になっている。
カテゴリー上は伝説のポケモンなのだが、こいつ以外のポケモンが人知を超えた力を持ち神話にも語られる文字通りの「伝説のポケモン」なのに対し、こちらは純粋に現代の人類の科学力で秘密裏に作り出された人造生物という異色の経歴を持っている(ただし、幻のポケモンは何匹か人の手が加わっている)。
登場時は能力合計値が最も高く、中でも「とくしゅ」(第2世代以降「とくこう」)が群を抜いて高かったが、第3世代で「とくこう」をデオキシスに、第4世代で能力合計値をアルセウスに抜かれてしまった。しかし…
なお、『ポケモンスタジアム』などでは攻撃の際に気を込めて怒りマークをだし、かめはめ波のようなポーズをしている。
サイコキネシス以外の技でよく見ると、口元は笑っている。
対戦での性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
106 | 110 | 90 | 154 | 90 | 130 | 680 |
元祖禁止級伝説であり、非常に強力。
まず「とくこう」の種族値154は全ポケモン中5位、「すばやさ」、「HP」も高い数値を誇る。
特に「すばやさ」は種族値130と並のポケモンだけでなく、伝説ポケモン中でも上位ランクに位置し、伝説戦でも先手を取り優位に立ち回ることが可能。
「こうげき」も並のアタッカーレベルで高く、その昔は奇襲用に物理技を持たせることもあった。
初代においては伝説ポケモンであることに加えエスパータイプが優遇されていたこともあって、満場一致で最強のポケモンであった。
エスパータイプであることを差し引いても初代では「とくぼう」と「とくこう」が「とくしゅ」で一括りのステータスになっていた為、種族値合計は現行仕様に換算して744もあり、アルセウスの720を上回っていた。当然「とくしゅ」の種族値は1位であった。
技も「サイコキネシス」を筆頭に「はかいこうせん」「ふぶき」「じこさいせい」など、当時は驚異だった技を多数覚えた。
特に初代の「ドわすれ」(ミュウツーはレベル81で習得)は当時「とくしゅ」を2段階上げる技で、前述の仕様上「とくこう」と「とくぼう」が同時に2段階上がる(現在の「めいそう」2回分)という壊れ性能で、ただでさえ強いミュウツーをさらに凶悪にした。
ちなみにHP種族値106・「とくぼう」種族値154は現行システムのルギア、ホウオウと等しく、さらに火力と「すばやさ」が上回っていること、当時の最高クラスの恵まれた技を覚えることを考えると、いかに初代のミュウツーが恐ろしい存在であったか分かる。
このような理由から戦略がどうこう関係なく『とりあえず入れておく』のが定石であった。
その強さを買われ、『ポケモンスタジアム2』ではCMに「やっぱりミュウツーよね!」という台詞が使われ、更にゲーム中には「ミュウツーをたおせ!」(こちら6匹VSミュウツー1匹)まで登場した。
ちなみに初代のリメイク版の『LPLE』では、原作同様、クリア後に開放されるハナダの洞窟で捕獲できるようになるのだが、どういうわけかこうげき技を「サイコキネシス」と「スピードスター」しか覚えておらず、あくタイプのポケモンであるアローララッタ、アローラベトベトン、アローラペルシアンをしっかり育てて連れていけば、ダメージらしいダメージも受けずにほぼ完封できてしまう。おそらく、3分間の制限時間内に倒せるようにという配慮からなのだと思われるが、いくら何でも弱体化しすぎである。
また、本作でもミュウツーはストーリー上では1匹だけしか手に入らないが、『ポケモンGO』と連動させることで、あちらで捕まえた個体を連れてくることは可能。ヤマブキシティ(シルフカンパニー)を攻略してマスターボールを入手し、GOパークで連れてきたミュウツーを捕まえれば、殿堂入り前から破格の戦闘力を誇るミュウツーを手元に置いておくことが可能となる。
第2世代ではエスパータイプの強さに調整が入り、あくタイプ・はがねタイプの登場、「とくこう」「とくぼう」の分離(「とくぼう」が実質154→90にダウン)といった煽りを受け、初代の壊れ性能は若干落ち着くこととなる。それでも依然ステータスは高く、かくとうタイプの技「じごくぐるま」を覚えれば上記2タイプを出されても対抗できるため、その地位が揺らぐことはなかった。
しかし、第3世代になり特性「あめふらし」の圧倒的火力を誇る伝説ポケモンカイオーガが登場し、依然最強クラスではあるもののかつて程の圧倒的な立場ではなくなってしまった。また、「とくこう」種族値1位の座も新たに登場したデオキシスのアタックフォルムに明け渡すこととなる。
第4世代においては物理特殊分化によるあくタイプ技の強化、先制技の普及、アイテム「こだわりスカーフ」の登場とギラティナ・ダークライという厄介な相手の登場で向かい風が吹いた。加えて技威力のインフレにより高威力技が次々増え、伝説以外のポケモンですら次々と威力100~150の技を手にする中、ミュウツーは一致技最大威力が「サイコキネシス」(威力90)止まりのままであり、ただ素早いだけの中途半端な存在として伝説の中でも中堅クラスにまで落ちてしまった。
しかし、第4世代後期に行われた公式大会では高い「すばやさ」を生かし、ユキノオーと組んで先制で「ふぶき」を繰り出す「ノオツー」というコンボが流行し、再評価されることとなる。
第5世代では、これまで与えられていなかった専用技「サイコブレイク」を習得した。
威力は「サイコキネシス」を上回る100で、特殊技だがダメージ計算時に相手の「とくぼう」ではなく「ぼうぎょ」で計算を行う。いわば強化版「サイコショック」であり、火力の底上げに加え、特殊アタッカーの宿命であった「ハピで止まります」が少なくなった。
何より禁止級のポケモンは「とくぼう」より「ぼうぎょ」が低いポケモンが多く、同じ威力の特殊技よりも「サイコブレイク」の方がより大きなダメージを与えることができる。
また、特性の「プレッシャー」に仕様変更があり、「あめふらし」「ひでり」など場に出た時に効果が表示される特性の発動順が「すばやさ」依存になった。
これにより、これらの特性をもつポケモン(すなわち、ほとんどの伝説ポケモン)との「すばやさ」の上下関係が分かり、「こだわりスカーフ」の所持が見破れるようになった。
これは「こだわりスカーフ」による奇襲に弱いミュウツーにとっては嬉しい仕様だが、こちらの「こだわりスカーフ」の有無もバレるので、単純強化というわけでもない。
また隠れ特性として「きんちょうかん」が与えられた。「すばやさ」に関係なく先に出るため判定に使えない上に、ミュウツーに活かせる技が少ないので、ミュウツー単体で見ると若干噛み合わないように思える。だがダブルバトルでは半減実やラムのみを無効化する効果が大きく、特に当時は「ダークホール」を覚えたドーブルとの組み合わせが話題に挙がった。
2012年末に行われた伝説解禁ダブルバトル大会「クリスマスカップ」では堂々の使用率1位。
元祖最強の貫禄を見せつけた。
ちなみに、特性「きんちょうかん」のミュウツーは「神速のゲノセクト」の映画の際に配布された個体のみと限られたものだったが、後に初代のバーチャルコンソールから第7世代に送られた個体が一律隠れ特性になることにより、晴れて一般解禁された。
第6世代では、新システム「メガシンカ」でメガミュウツーX・Yの2形態へ進化するようになった。概要は当該記事にて。
……のだが、この世代ミュウツーは非常に苦しい立場に立たされた。
- サブとして用いていた特殊技の威力低下
- 新たな難敵イベルタルの登場(ここまで『XY』)
- 「サイコブレイク」やサブウェポンで突破しにくいゲンシグラードンの追加
- 「れいとうビーム」を耐えて逆に起点にするメガレックウザの追加
- 相方として長年使われていたユキノオーの天気をゲンシ天候のせいで取らせてもらえない(ここまで『ORAS』)
と、これでもかというくらいに強い逆風を受け使用率は大きく減退、伝説解禁の公式大会でもあまり見かけなくなってしまった。
続く第7世代では自身と相性のよいフィールド「サイコフィールド」が登場し、一致技強化と共に苦手にしていた先制技を克服する手段を得た。
……はいいのだが、自身が展開できるわけではないので優秀な味方に何とかしてもらう必要がある。
またZワザによって一度限りだが超火力をぶつけられる。非常に器用なのが功を奏し役割破壊を行いやすい。
第8世代ではポケモンホームの解禁と同時に過去作から連れてくる形で使用が可能となった。実装直後に開催されたイベントではマックスレイドバトルのレイドボスとしても登場している(後述)。
本作ではとうとう「サイコフィールド」を自力習得できるようになり、上記の欠点を克服した。加えて、積み技として新たに特攻を2段階一気に上昇させる「わるだくみ」を習得できるようになり、特殊アタッカーとして運用した場合には、初代の「ドわすれ」ミュウツーを彷彿とさせる凶悪な攻撃性能を発揮できるようになった。新要素のダイマックスにも勿論対応しており、ダイマックスさせればその強力な攻撃性能をさらに高めて戦うことができる。
Zワザやメガシンカの廃止に伴い、解禁前は大幅に弱体化するのではないかという見方もあったが、蓋を開けてみればそんなことはなく、新環境に合わせて相応の調整が施されていたことになる。
ちなみに、当然ながらミュウツーも手持ちに加えていればキャンプに参加させることができるのだが……凶暴な心を持つと云われるミュウツーが他のポケモンたちやトレーナーと一緒に仲良くカレーを食べている様子は考えようによってはかなりシュールといえる……かもしれない。
いずれにしても器用万能という言葉がこのポケモンには相応しく、いつの時代でも相応の戦いが可能な点は流石の一言に尽きる。
余談だが、体力が0になると、他のポケモンのように倒れこまず、その場でがくっと片膝をつくという特殊なモーションを取る。
最強のポケモンたるものそう簡単には地面に這いつくばらないという意地であろうか。ちなみにゼクロムやルカリオ等も似たようなモーションをとる。
マックスレイドバトル
ポケモンが24周年を迎えた2020年2月27日、ポケモン剣盾のマックスレイドバトルに突如襲来。
「ミュウツーをたおせ」と題されたこのイベントバトルは☆5のみで、一切スキを見せないため勝利してもつかまえることができないという異例の制約が付くが、注目すべきは“最強のポケモン”の肩書に違わぬその圧倒的な強さにある。
使用する攻撃は個体によってパターンが違う(おおまかに物理型と特殊型に大別され、さらにそれぞれにおいても繰り出す技が少しずつ異なる)、そのいずれもがいわなだれやふぶきなどの全体攻撃のオンパレード。
上記の通りミュウツーはこうげき・とくこうの値がいずれも高水準にあるため、そこから放たれる全体攻撃は物理・特殊を問わず強力無比。しかも攻撃回数も1ターンあたり3~4回と多く、場合によっては1人のターゲットを集中狙いして一気にひんしに追い込まれてしまうことも珍しくない。
耐久力も段違いに高く、タイプ一致のあく・ゴースト技で攻撃しても殆ど体力を削れない。
更にはその高すぎるステータスをビルドアップやめいそうorわるだくみなどの積み技を両立してさらに高めてくる。こうなるともう手の付けようがない。
カジリガメやストリンダーなど、過去に相当苦戦させられたであろうキョダイマックスポケモンですらミュウツーの前では霞んでしまうほど。
サポートだけでのソロ討伐はほぼ100%不可能。巣穴でこいつを見つけたら、大人しく引き返すか、覚悟を決めて助けを呼ぼう。
なお、もし倒せれば、とくせいカプセルやぎんのおうかんなどの貴重なアイテムが入手できる。攻略難易度は極めて高いが、見返りも相応に大きいといえるだろう。
このバトルは3月2日までのかなり短い期間限定。
ちなみにミュウツーと同時に初代御三家(最終進化系を除く)も出現する。
対策
積極的に積み技を使用してくるので、これらの技を使えなくする「ちょうはつ」若しくは相手の行動を阻害できる「でんじは」でサポートできるポケモンがいると多少は攻略が楽になる。他には「ひかりのかべ」や「リフレクター」で相手の攻撃を軽減できると尚のこと良し。
オンラインではこれらの技を一通り覚えられ、かつ相手のすべての攻撃を等倍以下で受けられるオーロンゲがサポーターとして重宝されている模様。
したがって、かべ&妨害用員のオーロンゲ×2~3、アタッカー×1~2といった構成が結論パといえる。
ただし、変化技にも対策が施されており、物理型の個体は「かわらわり」で「ひかりのかべ」や「リフレクター」を無効化してくることがある上、特殊型も個体によっては1ターン目からバリアを展開して「でんじは」や「ちょうはつ」を無効化してくる。さらにダイサイコを使われてしまうと「ちょうはつ」を使えなくなってしまうので、こうなると行動阻害がやや効果の不安定な「でんじは」頼みになってしまう。
上記のサポート要員がいたとしても立ち回りが絶対的に安定するというわけではないので注意。
アタッカーとしてはタイプ一致で相手の弱点を付けるルナアーラ、月食ネクロズマ、マーシャドー等がオススメ。
ただし、これらはポケモンホームを介して過去作から連れてこなければ入手ができないので、今作が初プレイとなるユーザーは他から譲るか貸してもらわない限り手を出しづらい。その場合は多少火力は落ちるがデスカーン・デスバーン・シルヴァディ等を投入するのが良いだろう。
なお、ダイマックス特効技を持つムゲンダイナ・ザシアン・ザマゼンタであるが、このミュウツーのレイドでの使用は推奨されていない。
いずれもじめんタイプに弱点を抱えているので、特に物理型の個体が使用してくるダイアースや「じしん」で容易に弱点を突かれて返り討ちに遭ってしまう危険性が高いからである。これに加えてムゲンダイナは相手がタイプ一致で繰り出してくるエスパー技にも弱点を抱えているので、むしろミュウツーにとっては格好のカモにされてしまう。ザシアン・ザマゼンタもじめん以外では物理型・特殊型の両方が繰り出してくるほのお技に耐性がないため相性は非常に悪い。
何の考えもなしにこれらのポケモンで戦いを挑むと他のプレイヤーの足を引っ張ることになりかねず、最悪の場合敗北の原因ともなりかねないので注意が必要である。
本編以外での活躍
スマブラ
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にてプレイアブルキャラクターとして初登場した。
隠しキャラクターの1人であるが、その解禁状況が「対戦のべ時間が20時間を超えるor対戦ゲームの試合を700回おこなう」という骨の折れるものであった(もっとも、延べ時間というのはすべてのプレイヤーの合計なので、時間無制限&プレイヤー4人全員を人間操作に設定して対戦画面放置で寝てる間に解禁できたのはナイショ)。
スマブラに参戦している唯一の伝説ポケモンである。
当時の演じていたのは後述の「逆襲」と同じく市村正親氏。星になったときはアニメのイメージからは想像できない拍子抜けした悲鳴が聞ける。
DXでは、イベント戦にも敵として出ているが、中でもホントの最終決戦というイベント戦が印象的。ミュウツーがギガクッパ、ガノンドロフと組んで登場する。ミュウツーは遠距離からシャドーボールを撃ってくる妨害がかなり鬱陶しい存在となる。他二キャラが近距離メインなのに対し、ミュウツーは遠距離で援護してくるのが特に厄介。ギガクッパが大きすぎて気づきにくいのもポイント。かといってミュウツーばかり気に取られてると、超火力のガノンドロフ、そしてギガクッパの餌食となる。このイベント戦をクリアすると終点が解禁される為なんとしてでも倒したい。
しかし、続編にあたるスマブラXでは、市村氏の療養や世代交代の流れもあってか、限られた参戦枠をルカリオに譲り、スマブラの舞台から姿を消してしまった(ちなみにルカリオはミュウツーの体格や動きをモデルに作られている)。国内のみならず、海外で非常に強い人気を獲得していたキャラクターだけに、リストラを惜しむ声が絶えなかった。
以後も復活を希望するユーザーが多かったが、その願いもむなしく最新作のスマブラ3DS/WiiU が発売され、いよいよ今回も参戦は絶望的……に思われたが、何と2015年、同作初の追加コンテンツ第1弾としてミュウツーが2作ぶりに復活した。スマブラにおいてはドクターマリオに引き続き、一度リストラされたキャラクターが復活した二番目の例となった。ポケモンシリーズからは唯一の両ハード共通の完全シークレットファイター(隠しキャラとDLCを合わせて。)として参戦をした。(3DS版では隠しキャラであったプリンがWiiU版では初期キャラクターであり、WiiU版にはポケモンシリーズからの隠しキャラが参戦をしなかった為。)。
今作で演じるのは藤原啓治氏。
ちなみに、日本版の参戦ムービーは「ミュウツー参戦!」であるが、海外版の参戦ムービーでは「Mewtwo Strikes Back!」と表示される(『ミュウツーの逆襲』の英題)。
性能は、ゆるやかな動きが特徴で、移動は浮遊によるもの。更にアイテムを念力で持ち上げるという異例のキャラ。
強攻撃や一部の空中攻撃は長い尻尾を使う攻撃が多く、スマッシュ技には暗黒を纏う技が多い。復帰性能が非常に高く、距離が長い上、空中の軌道もあいまって妨害もされにくい。
単発火力に優れ、チャージ系飛び道具である必殺技シャドーボールを始め各種スマッシュ攻撃、投げなど強力な技が揃う。
しかし、空中技は癖の強い技が多く、ジャンプの軌道が独特過ぎるため当てるまでの練習が必要。
そして浮いているという性質のせいで非常に体重が軽い。流石に全キャラ中最も軽いわけではないが、Mr.ゲーム&ウォッチより重いか否か程度(ちなみにこのキャラで軽さ3位)。
しかも体が大きい(=食らい判定が広い)ため連続でダメージを貰いやすく、あっさり逆転されることも。
これらの性能から上級者向けと言われ、特に登場時(『DX』)は周りのキャラが軒並み素早いこともあってかなり苦戦を強いられていた。
ダメージを貰わないように慎重に立ち回ることが求められる。
最後の切りふだは原作の専用技でもある「サイコブレイク」。
メガミュウツーYにメガシンカした後すぐに、巨大な念力の詰まった貫通性の球を放つ。当たると相手は拘束され、脳内に対して物理的と思われる電撃らしき衝撃を相手に叩きつけ、ふっとばす。球が消える、もしくはヒットが終わるとすぐにメガシンカが解除される。
内容的にはロックマンスペシャルとほぼ変わらない一発系の飛び道具。球のスピードは速めで大きいので、少しジャンプしながら撃つと当たりやすい。
ちなみに見た目に反し切り札にしてはあまりふっとばしは強くない。よって大量撃墜を狙うにはそこそこダメージが溜まっている必要がなる。
スマブラSPでも引き続き参戦。ポケモン勢では最初に登場し、逆襲繋がりでメタナイトと同時に紹介された。体重も少し増加してMr.ゲーム&ウォッチとゼニガメより重く4番目である。全体的に機動力は強化された。
オンライン対戦の使用率は比較的高め。
必殺技に関してはシャドーボール以外は実用的ではない一方、上スマッシュ攻撃や通常攻撃が比較的強力なのでそれらを上手く使用する事が多い。
特に軽量級のファイターは通常攻撃で比較的撃退できるので通常攻撃と上スマッシュ攻撃を以下に多用するかが重要となる。
一方、バースト能力が高いガノンドロフやネス等の飛び道具持ちファイターは弱く強力になる程、注意が必要となる。
更に縦方向の復帰阻止はテレポートである程度防げるが、横方向の復帰阻止はゆっくり動くので非常に弱い。
できるだけ、横方向の復帰を読まれない様に攻撃してゆこう。
但し、復帰阻止技には優れており、ミュウツー自体も復帰力が高い事から横撃墜なら復帰阻止。
上撃墜なら掴みからのスマッシュ攻撃を多用してゆけば良い。
逆に相手がミュウツーだった場合、出来るだけ地上戦に回り込み上スマッシュ攻撃や空中からの通常攻撃を如何に防ぐがが重要になる。
ルフレやネス等の強力な飛び道具ファイターやガノンドロフ見たいな強力なバースト力を持つファイターならミュウツーの攻撃を対処しやすい。
ミュウツーの空中移動は基本的にゆっくりで上からのスマッシュ攻撃や強力な飛び道具だとあっさりと撃墜しやすい。
できるだけ、動きを読んで対処しよう。
勝ち上がり乱闘「洗脳による支配」では登場するファイターを倒していくのだが、次のラウンドには前のラウンドにいたファイターの一人が味方として参加する。それだけでなく色も黒系統に変化し、更にBGMも洗脳されたファイターに関係した暗いものになっており、洗脳されたファイターの不気味さと悲しさが表れている。洗脳されているファイター達は原作でも洗脳されたことがある。
ダークサムスも洗脳しているが、あっちは倒す前からファイターを洗脳している。
ポッ拳
ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENTにおいても、2016年3月発売のWiiU版から参戦。
シナリオ中でダークミュウツーを撃破することによってミュウツーに戻り、使用可能になる。
同年5月2日からAC版でも使用可能になった。
遠近ともに強力な技を持ち、バランスよく攻めることができる。
元のイメージに違わず、全体的に高水準でまとまった万能型。
反面、ただでさえ共鳴ゲージがたまりにくい上にポケモンわざを使用すると共鳴ゲージを消費してしまうため、共鳴バーストするまで維持するのが大変。
共鳴バーストを発動するとメガミュウツーXにメガシンカする。
バーストアタックは、念力で相手を拘束し超能力を込めた拳の一撃を叩き込む「サイコディザスター」。
ゲンガーのバーストアタックと同じくつかみ攻撃となっており、ガードで防ぐことができない。
ただし、攻撃判定の範囲は狭い。
名探偵ピカチュウ
先行配信版ではストーリーとは直接関係無いがエンディングに少しだけ登場している。
そして3月23日発売のパッケージ版のストーリーに本格的に関わる事が明かされた。
本作のポケモンサイドのキーパーソンとも言える重要キャラクターであり、自分の細胞を利用して、ポケモンを狂暴化させる薬品「R」が作り出されたことを知り、これを阻止するために独自に行動している。
『名探偵ピカチュウ』の中盤以降のストーリーは、この「R」を悪用しようとする黒幕と、それを阻止しようと奮闘するピカチュウとティムの動向が描かれており、そういった点では、本作はある意味で後述する『ミュウツーの逆襲』とは違う視点から、生命倫理とそれを弄ぶ人間の身勝手さ・愚かさを描いた作品であるということもできる。
なお、実写版では、人間に捕らえられて研究所の培養液の中に封じられていたが、研究者を殺害して施設を脱走するという、後述する『ミュウツーの逆襲』への明らかなオマージュと思われる描写がある。他にも、劇中に古代生物ミュウの睫毛の化石が発見されたことを報じた新聞記事が資料として登場したり、ミュウツーについて「およそ20年前にカントー地方から脱走した個体」ということが語られたりと、『ミュウツーの逆襲』に登場した個体を思わせる設定が多くみられる。
ゲーム版では古谷徹氏が演じる。実写版では性別を超えた超越的な存在であることを表現するためか、対話の際に女性と男性の声が同時に発せられるという演出が取られており、日本語吹き替え版では女性声を木下紗華氏が、男性声を山寺宏一氏がそれぞれ演じている。
ポケモンGO
2017年8月14日、横浜市で行われた「ポケモンGOスタジアムイベント」で先行登場。
先行登場の時点ではレイドバトルやゲットチャレンジの難易度が大幅に抑えられており、実質的に入場者プレゼントのような扱いとなっていた。
本格的に登場するようになったのはその翌月からで、2か月間のテストプレイを経て遂に11月からEXレイドの本格実装と併せて正式登場と相成った。
実装から長らくの間は、挑戦するためには通常のレイドバトルではなくスポンサージムおよび公園限定で開催される招待制の「EXレイド」に参加する必要があった(EXレイド自体の仕組みは「レイドバトル」の記事を参照されたい)。
しかし、2018年9月11日にグロバールチャレンジ達成記念のウルトラボーナスの一環として、同年9月21日~10月23日にかけて遂にミュウツーが通常レイドに登場することが発表された。横浜でのイベントで先行実装されてから実に1年2か月目でのことであった。
これにより、日時や場所に制約されることなくいつでも好きな場所で手軽にミュウツーと闘うことができるようになり、育成のためのアメ集めや個体厳選も格段に捗るようになった。ただし技に変更が加えられている(後述)。
なお、このイベントを最後にミュウツーはレイドボスの座から一度引退し、EXレイドでは次なるボス:デオキシスが登場した。その後、後述のウルトラボーナス終了後の2019年10月からは再びEXレイドに復帰、これ以降EXレイドに登場する個体は長らくレガシー化していた技「シャドーボール」を必ず覚えている特殊な個体となっている。
2019年7月にレイドに復活……したと思いきやまさかのこちらとして登場した。同一種族であるためアメは共通するが性能は大きく異なる。
そして9月には、その年のグローバルチャレンジ達成記念のウルトラボーナスの一環として本体が再びレイドボスの座に戻ってきた。しかも、色違い個体および、ファンから待ち望まれていた待望の専用技「サイコブレイク」を引っ提げての凱旋となった。
期間は1週間と僅かだったが、人気ポケモンが特別仕様で実装されたということもあり期間中は大賑わいを見せた。
性能
性能は全ポケモン中…はもちろん、伝説ポケモンの中でもトップクラス。
総合CP値はケッキングに次いで全ポケモン中第2位で、高個体値の者になれば余裕で4100台を突破するほど。攻撃の種族値もデオキシス・アタックフォルムに次いで第2位であり、こうかばつぐんが取れなくとも、わざが等倍以上で通る相手であれば、ある程度は火力によってゴリ押しができてしまう。
耐久面も「HP」「ぼうぎょ」が高めであるため非常に安定性が高く、大技をくらってもちょっとやそっとでは倒れないタフネスを持つ(こちらの弱点を突いてくるあく・むし・ゴースト技に高火力の技が少ないということもあるが)。
こうしたこともあり、現状では同じ禁止級ポケモンであるカイオーガ・グラードン・ディアルガ等と並び、実装済みのポケモンの中では最強クラスに位置するとの呼び声も高い。
さすがは元祖最強ポケモンの名は伊達ではないといったところか。
優秀なのはステータス面だけでない。
覚えられるわざも強力なものが揃っており、わざ1はタイプ一致のエスパータイプの技である「ねんりき」と「サイコカッター」の2種類、わざ2は「サイコキネシス」「きあいだま」「れいとうビーム」「10まんボルト」「かえんほうしゃ」と非常に多彩。
なお、EXレイドに登場していたころは「シャドーボール」と「はかいこうせん」を覚えられたが、通常レイドで登場した時を境に習得できなくなってしまった(シャドーボールに関しては2019年にEXレイドで登場した個体が再度習得している)。
また、2019年9月には上記「サイコブレイク」を覚えた特殊な個体が登場した。
通常技は、威力は低いが連射が利き機動力を保持できる(加えて、トレーナーバトルではエネルギーのチャージ量もそれなりにある)「サイコカッター」の習得が推奨されている。半面、「ねんりき」は単発の火力こそ通常技の中ではトップクラスの高さではあるものの、使用前後の硬直が長すぎることから使い勝手はイマイチであり、あまり推奨されていない。余裕があればわざマシンを使って「サイコカッター」に変えておこう。
ゲージ技は種類によって運用方法が大きく変わってくるため、どれを当たりとするかは人それぞれであるが、どの技であってもきちんと活躍できるという器用万能さは本作でも健在であることに変わりはないと言えるだろう。
技名 | 解説 |
---|---|
シャドーボール(※1) | 1/2ゲージ消費に対し威力100と非常に優秀。技のタイプも相性の影響を受けにくい(ノーマル、あく以外のタイプには軽減されない)ゴーストタイプであり汎用性が高い。しかし現状ジムの配置ポケモンの半数以上がノーマルタイプということが多いため、ジム戦にはあまり向かなかったりする。現在はギラティナの実装により以前より優位性は落ちたが、それでもレイドで駒が足りない時等のピンチヒッターとしては十分活躍が見込める。 |
サイコキネシス | 貴重なタイプ一致。登場当初は威力100のフルゲージ技と微妙な性能だったため、一致技ながらも外れ扱いされていたが、2019年9月のアップデートで威力90の2分割ゲージ技へと変更されたことで一転実戦向きとなった。分割2ゲージで技の発生が早いのが魅力。 |
きあいだま | 弱点を突きやすいかくとうタイプの大技。ジムにはノーマルタイプが多い上にミュウツーはエスパータイプであることからカイリキーなどとは異なる運用が可能。ただし、威力こそ絶大ではあるもののフルゲージであることから隙も大きいのが欠点。 |
はかいこうせん(※1) | ダメージこそ高いものの、硬直の長さ、弱点を突けないなどの理由で残念ながらハズレとされることが多い。コレクション目的等の理由で残す必要が無いのであれば「わざマシンスペシャル」を使用して他の技に変えてしまいたいところ。 |
れいとうビーム | ドラゴンタイプなどに有効。ジム戦でのカイリューやボーマンダなどの対策に使える上、そもそもこおりタイプ自体がレアであるため代用も十分可能である。 |
10まんボルト | みずタイプ・ひこうタイプに有効。とはいえひこう対策は「れいとうビーム」で十分なので、ギャラドスやカイオーガなど対象がピンポイント気味なのが難点。でんきタイプの駒が足りない時には使える可能性があるが、現在では強力なでんきタイプのポケモンが増えているため、「れいとうビーム」ほどの恩恵は感じづらいか。 |
かえんほうしゃ | はがねタイプやくさタイプなどに有効。ただし「きあいだま」や「れいとうビーム」で事足りることが多く使い勝手はあまりよくない。 |
サイコブレイク(※2) | 登場から2年越しでようやく与えられた待望の専用技。分割2ゲージで威力90と現行「サイコキネシス」と同等だが、発動時間と後隙が段違いに短いことから非常に強力。なお、「シャドーボール」と両立させたい場合は、GOバトルリーグのシーズン終了後の報酬で貰える「すごいわざマシンスペシャル」が必須なので注意。 |
※1 2018年9月21日以降に登場した個体は習得できないレガシー技。2019年10月からEXレイドで登場する個体は必ず習得した状態でゲットできる。
※2 2019年9月に期間限定で習得できた限定技。
伝説のポケモンなのでジムの防衛には使用できないが、ゲットできればジムの攻略やレイド戦、トレーナーバトルで大いに活躍してくれること間違い無しである。
なお、2020年に解禁されたGOバトルリーグにおいては、環境下で使用されるのがエスパータイプでは相性的に不利なはがねタイプ(ディアルガ・メタグロス・メルメタル等)・ゴーストタイプが主流となっていることもあり、意外にも採用率は低い。今後強力なかくとうタイプやどくタイプのポケモンが環境下に進出してくれば話は変わってくるかもしれないが、果たして…?
レイドボス
しかし、このような超強力なポケモンを簡単に手に入れられるほど甘くはなく、攻略は困難を極める。
まず戦闘力の高さが尋常ではなく、そのCPは何と60540(EXレイド時代はこれよりやや低い49430だった)にも上る。
3度目の登場時にはHPにさらに上方補正がかけられたことで、66318というとんでもない値にまで跳ね上がった。
現状、総合CP値が60000をオーバーするのはミュウツーとダークライのみである。
無論1人で倒せないどころか5~6人でもまず不可能。そもそも攻撃力が半端なく高いので、1体の生存時間も非常に短い。2桁人数でどうにかといったところ(さすがに最大参加人数の20人が集まれば数の暴力で何とかなるが)。
対策としてはエスパー単タイプなのであくタイプ(バンギラスやマニューラ、ダークライ等)で攻略はできるが、上記の通りゲージ技に「きあいだま」が紛れているせいで、これにぶち当たると弱点を突かれて返り討ちに遭ってしまう。
対策としてゴーストタイプ・むしタイプ・エスパータイプが考えられるが、どれも耐久が低めであることが難点。現在でこそ火力と耐久を両立したギラティナ・オリジンフォルムが対抗馬として重宝されているが、このポケモンが実装されていなかった期間での「きあいだま」ミュウツーへの対策は非常に困難を極めた。
そのため、「ミュウツー対策の最適解は『シャドーボール』を覚えたミュウツー」と言われたことすらあるほど。
そして、苦労して倒すことができたとしても、最後の関門であるゲットチャレンジが待ち受けている。ミュウツーもまた伝説ポケモンの御多分に漏れず、基礎捕獲率が2%と低めであるため、捕獲は困難を極める(EXレイド時は、捕獲成功率がボーナス一切なしで6%と、他の伝説ポケモンよりも高めに設定されていた)。もっとも、この辺りは他のEXレイド下がりの伝説にも共通することではあるが。
なお、通常レイド初登場時のミュウツーはマクドナルドに設置されているジムにて決まった時間(15:00)に出現することがマクドナルド公式twitterで発表されたことから、当該時間、特に都会の駅前ではミュウツーを求めて人がごった返す事態となった。
確かに事前に時間が分かっていることはプレイヤーにとっては有り難いことではあるが、落ち着いたかに見えたマナー問題が再燃することとなってしまった。
また、2019年9月18日には復刻されていたミュウツーのレイドアワーが開催される予定だったのだが、直前になって突然開催延期が発表され、プレイヤーを混乱させるというトラブルも発生した。
開催が延期されたのは、元より知名度・人気共に高いミュウツーが対象になっていたことに加え、強力な限定技を覚えていたことや運が良ければ色違い個体が手に入ること等もあり、多くのプレイヤーが殺到してサーバーダウンが起きる可能性があったためと考えられる。
その後、同年10月8日に改めてミュウツーのレイドアワーを行うことが告知されたのだが、この日のために予定を合わせていたプレイヤーからは「今更変更されても困る」「ここまでプレイヤーを混乱させておいて何のお詫びや補償もないのか」「そもそもサーバー増強の必要性は以前から指摘されていたのに、それをしてこなかった開発側の完全な落ち度ではないか」という非難の声が殺到することとなった。
また、当日、レイドアワー中止の告知をゲーム内で行ったが、通知が直前もしくは事後になってしまったことでもトラブルを招いた。
ゲーム内で通知せずにtwitterの告知だけで延長や中止を行っていたイベントよりはマシになったのかもしれない。
なお、まったく補償がなされなかったわけではなく、当日はイベントを延期してしまったお詫びとしてレイドパスが3枚まで無償配布されている。
ポケモンクエスト
メインシナリオ最後のステージである伝説の間で戦うことになる。要するに本作のラスボス。
戦闘前の台詞から何者かに束縛されており本作主人公を解放に利用していたようだが誰がなんのためにどうやって束縛したかは一切不明。
手段に関しては今までの各ステージで入手する石像が関連していることが想像できるのだが…。
本作のポケモンで唯一台詞の用意されたポケモンであり伝説の間では準備運動と称して戦闘になる。
撃破後は今は本調子ではなかった、今回はこれくらいにしてやると負け惜しみじみた台詞を残して去っていく。
伝説の間は一度クリアすると挑戦できなくなるが伝説の間クリアで出現するきぐうの島でもボスとして登場することがある。
ちなみに台詞は随分と上から目線だが束縛から解いてくれた主人公には恩を感じているらしい。
敵としての強さ
ラスボス及びクリア後ステージでの登場になるため非常に強い。
遠距離攻撃のサイコキネシスと近距離攻撃のサイコカッターを使い分けてくる上ステータスも高い強敵。
きぐうの島ラストステージの個体はサイコキネシスの弾数が増加してるためさらに厄介である。
ビルドアップを使えるニョロボンなどに火力のあるフーディンやスターミーを組ませるなどして粘り強く戦おう。
味方としての強さ
カクコロレジェンドスープを作ることで仲間にできることがある。
ラストステージのきぐうの島でのみ入手可能な神秘の貝殻を要求するだけあって非常に強い。
サイコキネシスを連打するアタッカーやビルドアップでパーティーの補助役など何でもこなせる優等生である。
あと本作の彼は料理の材料である神秘の貝殻の確保さえできればいくらでも仲間にすることができる。
ポケダン等その他
ポケダンシリーズでは、『救助隊』では「にしのどうくつ」のボス。
B99Fもある長丁場で危険な敵がわんさかいる中、当のミュウツーは正直大したことなかったりする。だが仲間にすると心強い。
『探検隊』では何故か『時』でのみ入手ができなくなっている。依頼主にもならない上に探検隊の間で加入することもできない。
唯一配信限定の依頼を受けることでのみ手に入ったが、現在配信は終了している。
アニメのミュウツー
ミュウツーの逆襲
劇場版アニメ「ミュウツーの逆襲」や一部のノベライズでは主役級を張っている。
CVは、映画版(「ミュウツーの逆襲」)、アニメ版(「我ハココニ在リ」)、ともに市村正親が担当した。ちなみに幼少時代の声優はドラマCD(ミュウツーの誕生)では瀧本富士子が、映画版(ミュウツーの逆襲・完全版)では森久保祥太郎が担当していた。
アニメ作品の『ポケットモンスター』としてはニャースを除いて初めて人語を操ることができるポケモンとして登場。
原作の悲劇的な出自にアレンジを加えられ、ロケット団の最強のポケモンをつくるという研究の
成果として、ミュウのまつ毛の化石より採取された遺伝子から培養された生命体という設定。
また、その研究の中心人物であるフジ博士には、クローン技術を研究することで亡くなった娘の
アイを蘇らせるという目的があった。
サカキに力の使い方を諭されてロケット団に仕え使役されていた頃は、自分の力を制御かつ万が一の反逆時には拘束具となるための鎧を身に着けさせられていた。
培養液の中でのアイツー(アイのクローン)や他のクローンポケモン達との悲劇的な経験に加え、誕生した自分を兵器として利用する人間の身勝手さに辟易し、遂に人間すべてを不信するに至ったミュウツーは、ロケット団を抜け出して文字通り人間への逆襲を画策した。
此処は何処だ・・・。
私は誰だ・・・。
誰が生めと頼んだ!
誰が造ってくれと願った・・・!
私は私を生んだ全てを恨む・・・!
だからこれは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく・・・!
私を生み出したお前達(人類)への、逆襲だ。
「私は何故ここに居るのか.....」
数十匹のポケモンを一度に浮遊させられるサイコパワーで、敵の不意打ちはバリアーで防ぎきり、サイコキネシスで向かってくる物理攻撃を止めながら敵を吹き飛ばして、撃たれた特殊攻撃も軌道を曲げて跳ね返す、果てには大勢の生き物の記憶を書き換える、そんな凄まじい力を持ちながら、ロケット団の行った研究を再利用した機械の開発と操作を行える理性がある。
一方で、図鑑説明にあるような凶暴な性格は本作では描かれず、極めて理知的かつ理性的だが、それ故に人間に強い憎しみを抱き、自分の生命体としての在り方に苦悩し、答えのない自問自答を繰り返している虚無感と哀愁を漂わせる姿が描かれている。
完全版では、幼個体での回想シーンなどが追加されており、幼個体の姿は成体と身体的な特徴は何も変わらないが、身長が低く顔も幼い。アイツーやコピーポケモンを遺伝子の限界で失ったショックで激しく動揺するが、安定剤を注入され、長い眠りについた。この眠りの月日でアイツーとの交流の記憶を失ってしまった。
そして、この映画が登場して21年目の2019年にこの映画がリメイクされ、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』として7月12日に公開された。
CVは市村正親氏が21年ぶりに再登板した。
ミュウツー! 我ハココニ在リ
劇場版の正当な続編で、劇場版と同じ個体が再登場する。
『ミュウツーの逆襲』の際に生み出したコピーポケモン達とピュアーズロックという山の頂上に
住んでいた。
一度はサカキに囚われるが、サトシ達の協力もありロケット団を撃退。
心に抱えていたものが全て吹っ切れたのか、コピーたちを世界に旅立たせてから自らも旅立ち、とある大都会で「謎のポケモン」という都市伝説となり語り継がれる。「アドバンスジェネレーション」のオープニングではローブを包んだ彼らしきものが一瞬登場している。
『戦慄のミラージュポケモン』のミュウツー
ドクター・ユングの開発したバトルシステム「ミラージュシステム」から作り出されたミラージュポケモンとして登場。
ピカチュウがこれまで戦った伝説のポケモンの記憶をデータ化され、更にオーキド博士の全ポケモンのネットワーク(ホウエンまで)により「我ハココに在リ」に登場したミュウツーを筆頭候補に挙げられ全ての技を使える最強のミラージュポケモン。
ある意味新たに作り上げられたミュウツーで、逆襲・我ココの個体とは別物である。オリジナルの記憶は残っておらず、性格も声も違う(性格はほとんど無いようなものであるが)。
データ上の存在のため体の一部を作り変えることが可能。劇中ではEXEなロックマンよろしく左手をレックウザの顔にしてはかいこうせんの発射口にした。
また体表に様々なポケモンの顔を浮かび上がらせてさまざまな攻撃を一斉発射し、サトシ一同のポケモンを一網打尽にした。
ついでに肉弾戦も滅法強く、カイリューをステゴロでギタギタにしたシーンはある意味必見。
加えてミラージュポケモンはタイプ相性も操作可能なので耐性面でも敵無し。はっきり言って天井知らずの強さを誇るバケモンである。
しかし、最後はミラージュミュウに動きを封じられ、ピカチュウのまだ公式データにはなかった技「ボルテッカー」の前に敗れ去った。
『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』のミュウツー
本作では高島礼子氏が演じる。
こちらも『ミュウツーの逆襲』のものとは別個体。
声の効果もあってか女性的で柔和な印象のミュウツーである。
かつてとある研究所で研究材料として造り出され実験体とされていたが、やがてその施設を壊滅させて逃亡し、途中傷で倒れていたところをポケモン達に救われたことから優しさなどを知るようになった。
そのことからポケモンに対しては素直な優しさを見せるが、当初は人間に対して憎しみこそは抱いていないものの、欲の為に生み出されて実験体扱いされた経験から不信感を示してややそっけない態度を取っていた。
自身と同じく人間達によって造り出され、故郷に帰りたがっているゲノセクト達の存在を知ってからは彼らを救おうとするも、自分以上に人間不信かつ排他的なゲノセクト達に敵と見られてしまう。
最後は、特に排他的な反応を見せる赤いゲノセクトを宇宙まで連れ出し、自分達が皆地球の一部である事を理解させることで和解した。
本作ではメガミュウツーYがミュウツーの覚醒した姿として登場している。
なお、覚醒の経緯は前日譚となるスペシャルアニメ「ミュウツー ~覚醒への序章~」において描かれている。
『ポケットモンスターTHE ORIGIN』でのミュウツー
ゲーム「ポケットモンスター赤・緑」を原作とした特別編。今作は「ゲームを忠実に再現」ということで、攻撃的かつ凶暴な性格が前面に押し出されており、言葉は一切話さない。
ハナダの洞窟最深部に住まう「見たこともないポケモン」として登場し、捕獲に向かったグリーンを圧倒する。
グリーンの話を聞いて捕獲に向かったレッドの手持ちも圧倒し(ゴーストタイプのゲンガーや伝説のポケモン・フリーザーすら一撃で倒した)、初代最強の名に恥じない強さを見せつける。
使用技は「ねんりき」や「バリアー」のほか、「スピードスター」「じこさいせい」も使用。ちなみにねんりき以外はすべてゲームで覚えているわざである(ゲームではねんりきではなくサイコキネシス)。
また今作ではフジ博士とシオンタウンのフジ老人は同一人物らしいことが示唆されており、「見たこともない姿でエスパータイプの技を使う」という話から、フジ老人はミュウツーではないかと推測している。「生きていた」ということから、研究所から逃亡してそのまま行方知れずだったと思われる。
ポケットモンスターSPECIAL
ロケット団の科学者だったカツラがミュウの一部からバイオの力で作り出したポケモン。
念で生み出したスプーン形状の鋭利な大型武器で戦うことが多い。この世界では念のスプーンは刃物扱いでかなり強力。
自分を中心にサイコウェーブで竜巻を作り出し、敵を自分の方へ飲み込んで竜巻根本の圧力でねじ切る大技も使える。
だが、念の力の凝縮体がスプーン、拡散状態が竜巻なので、スプーンと竜巻を同時に出すことは出来ない。
バリアーで自分の周りを球体に囲って防御、そのまま突撃攻撃する「バリアボール」という技も使えるが、こちらは足場程度の一部分ならば竜巻と併用可能。
第1章で誕生。
培養槽を破って逃げ出し、ハナダの洞窟近くの平原で暴れるが、レッドの協力によってカツラの手に渡り2人の共生が始まった。
ミュウツーの体内には、ミュウの細胞サンプル不足による不完全を補うためにカツラの細胞が注入されて溶け込んでおり、またカツラもその時ミュウツーの細胞に右腕を侵食されているので、2人の間には共鳴しあう不思議な絆がある。
第2章では、四天王の野望を止めるためにカツラの手持ちとして戦うことになる。
普段は特殊な培養液で満たした培養槽か、同じ液を入れた特別なマスターボールの中に入っている。
戦闘では捕獲された時と同様に圧倒的な力を見せつけた。
だが前述のカツラの右腕に侵食したミュウツー細胞の絆のせいで、ミュウツーがカツラから離れたり3分間以上ボールの外に出て戦ったりするとカツラの身体に負担がかかるため、長期戦が不可能。カツラを心配して自分の意思でマスターボールへ戻ったことも。
第3章で、ミュウツー細胞の侵食が進みすぎたカツラがエンテイの炎で細胞を焼き消した事によりカツラとの絆は無くなってしまったが、自由に動けるようになり旅立った。絆の跡は、消滅から2年経った後でもミュウツーの感情の起伏に少し反応している。
第5章で再登場。
自分のようなロケット団に利用され苦しむポケモンをこれ以上出さないと誓った彼は、ナナシマでデオキシスを利用し暴虐の限りを尽くすロケット団と戦うためレッドたちに共闘を持ちかける。
テレパシーを送って人と会話する能力を身につけているが、ミュウツー自身はまだ「人間は基本的に信用できない」と考えており、マスターのカツラ以外だと普段は、過去に全力で戦闘または共闘して力を認めたレッドとイエローにしかテレパシーを送ることはない。一人称は「オレ」。
第12章でもう一度登場。
ゲーム同様、ポケモンの村で暮らしている。メガシンカ可能になると生い立ちのおかげで2種のメガシンカを戦闘中切り替えられる事が判明。
ポケスペには珍しくアニメ版の設定を輸入しており、上記の劇場版「ミュウツーの逆襲」よりミュウツーの出生はミュウのまつ毛から作り出された事になっている。
同作で登場した「ミュウツーの力をセーブする拘束具」(アーマードミュウツーではない方)もデザインそのままで使用されたが、此処では「M2バイン」という名前で呼ばれ、ミュウツーの念の力を完全に奪って体を徐々に締め付け他のポケモンの力も技も受け付けないという文字通りの「拘束具」であった。
関連イラスト
関連タグ
ミュウリー-リーフとのカップリングまたはコンビのイラストに使われるタグ。奇しくも両者とも『スマブラSP』に参戦している。
フリーザ・・・こちらも外見が似ていることからよく話題に挙がる。
スマブラシリーズ参戦ポケモン
ピカチュウ ピチュー ルカリオ ポケモントレーナー(スマブラ)(ゼニガメ・フシギソウ・リザードン) ゲッコウガ ガオガエン