概要
ポケモンXYの新要素で、クリア後に行けるキナンシティに存在する施設の事。
自分の3DSに登録されたフレンドコードに応じて特定のポケモンが出てくるというもの。
一つの3DSごとに1タイプのサファリが、さらにその中から区切られた三つの派閥から一種類ずつが選ばれ、計3種ポケモンが出現する(後述)。
レベルは30固定で、サファリゾーンと違い手持ちのポケモンやボールを使う事が可能。
だが、このサファリはそれだけではない。何とここで出現するポケモンの個体値は全て2V以上が確定、さらにはフレンドコードによってはカントー御三家やカロス御三家が出てきたり、一定確率で夢特性が出現する事もあるのだ。まさに廃人たちにとっては夢のような場所である。
ただし、夢特性が出てくるようにするにはロムの殿堂入りとお互いがネット接続した上でフレンドコードを交換する必要があるので注意。この条件を満たしてないと夢特性が出ないどころか三枠目の派閥が解禁されない仕様となっている。
勘違いされがちだが、殿堂入り後に夢特性が解禁されるのは三枠目のポケモンだけではなく三匹全てがである。つまり三枠目のポケモンは夢特性と同時に解禁されるという事。殿堂入り後に三枠目が解禁されるのと、三匹全ての夢特性が解禁されるタイミングが全く同じなのでシステムに慣れてない人からすればややこしい。
また、上述の2V以上確定といった特徴から、フレンドサファリの存在が確認された当初は孵化厳選に欠かせないメタモンのサファリが非常に人気があり、メタモンが出るフレンドコード持ちは(主に廃人からの)交換を求める声が続出した。現在人気は下火になっているものの、今でもメタモンは新参からの需要は高かったり、御三家や第六世代のポケモンが出現するサファリ(特にゲコガシラとヒノヤコマ)は人気が高い。
もちろん、逆に出てくるポケモンが前作で簡単に入手できる(特に隠し穴)種族ばかりのサファリを引いてしまったプレイヤーも存在する。まさに格差社会。
タイプによる格差もひどく、ゴーストサファリは絶対数は少ないながらも大半が新規の夢特性持ちという一方、どくサファリは全て前作で入手可能な夢特性持ちという有様である。
出てくるサファリはロムではなく3DSに依存するため、中には厳選したいポケモンが出てくるフレンドコードが出るまでひたすらリセットを繰り返す廃人もいるほど。ちなみに新しいフレコを出すには二回リセットする必要がある。
また、他人のサファリが分かっても自分のサファリが何なのかは3DSとそれに対応したクリア済みのロムが2つずつないと分からないという非常にめんどくさい仕様となっている。このため、掲示板やtwitterなどで自分のロムがどういうサファリか教えてもらおうとするプレイヤーも存在する。
余談だが、前作までは孵化厳選したポケモンはモンスターボール固定しか出来なかったが、今作からは♀の親が入っているボールも遺伝する仕様に変更。
つまり、フレンドサファリのコードさえ存在すれば夢特性持ちでもオシャボ(任意のボール)で厳選する事が出来る。
こんな仕様のため、前作で夢特性♀や御三家を持っていながらもあえて自分が厳選したいポケモンのサファリを求めてフレンドコードを交換したがる廃人も多い。
ただ、前作のジョインアベニューなどと違って大勢のプレイのお流れを戴くという事は出来ず、フレンドコード入手にはプレイヤー同士のコンタクトが必要となってくる。ポケモンというゲームは改造厨、切断厨、伝説厨といった言葉が蔓延するようにマナーの悪いプレイヤーも少なくない。
そういった悪質プレイヤー達を恐れてフレンドコード交換に消極的なプレイヤー、または対人恐怖症を患っているプレイヤーにとってはこのシステムは非常に過酷なのも事実であろう。
フレンドサファリで出現するポケモン
※派閥はABCに分けて記述する。Cが殿堂入りとネット接続でのフレンドコード交換を必要とする派閥。
※太字は今作で夢特性が解禁された種族、斜線字は今作で夢特性♀が解禁された種族。
ノーマルタイプ
ほのおタイプ
みずタイプ
くさタイプ
でんきタイプ
こおりタイプ
かくとうタイプ
どくタイプ
じめんタイプ
ひこうタイプ
エスパータイプ
むしタイプ
いわタイプ
ゴーストタイプ
ドラゴンタイプ
あくタイプ
はがねタイプ
フェアリータイプ
ここに出てきていない夢特性持ちはPDWをやってなくても前作の隠し穴やポケモンARサーチャーを使ってポケモンバンクから経由したり、群れバトルでほとんどが補完する事が出来るが、それでも一部が補完しきれなくなっている(特に群れバトルが発生しない水上での出現になり、種類も多い水タイプ)。また、化石ポケモンの夢特性持ちもXYのみでの入手は不可能なため、前作からPDWなどで捕まえた個体を連れてくる必要がある。