アスモデウス(スーパーヒーロー戦記)
あすもでうす
概要
スーパーヒーロー戦記に登場する怪人にして、スーパーヒーロー達の前に立ちはだかる「最強の敵」。
かつてはソードオブロゴスの兵士だったらしいが反乱を起こし長年に渡ってアガスティアベースに封印されていた。そこに保管されている危険な“禁書=正義のヒーローと悪の怪人軍団が戦い合う物語”を開放し、世界を混乱に陥れようとする。
青黒い炎に包まれた竜人の様な姿をした怪人態を持ち、刺々しい翼を生やしている。
容姿をよく見てみると空洞状の目と胸部に本の意匠がある等メギドと共通した箇所があるのが特徴。下記の様に武器も幹部級メギドと同じ剣である。
あるいは自身の語った「美しい色(物語)は混ざり合い、やがて真っ黒に」の言葉通り、混ぜこぜとなり物語の体を成さなくなった本の内容が淀んだ炎として噴出した様にも見える。
最強と称されるその実力は伊達では無く、アガスティアベースの仕掛けられた罠を最も簡単に破壊、迎撃しに出現した衛兵たちを一瞬で蹴散らした上ゼンカイザーとクロスセイバーの合体必殺技を跳ね返す程。
切っ先がギザギザした意匠を持つ二振りの剣で青黒い斬撃を放つことも出来る。
更に、自身が呼び寄せた歴代ヒーローの悪のマシンを一気に取り込む事で、邪悪なドラゴンの姿へと変身できる。
その目的は不明だが、如何やら世界からヒーローという存在そのものを消そうと目論んでいるようだが…?
配下の怪人
戦隊怪人
異世界犯罪者集団ギャングラー/快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
- 救星主のブラジラ
- 彗星のブレドラン
- チュパカブラの武レドラン
- サイボーグのブレドRUN
- 血祭のブレドラン
- 塊のミゾーグ
- 5000℃のクラスニーゴ
- 変わり種のパワードダーク
- 河童のギエム郎
- スカイフィッシュのザイ粉
- マッハのズテルS
- タイマーのバクトフージER
- オルトウロスヘッダーのナモノ・ガタリ
- ユニベロスヘッダーのバリ・ボル・ダラ
- ヒドラパーンヘッダーのロー・オ・ザー・リ
- 総裏大臣ヨゴシマクリタイン
メカニック
- メダルの器暴走形態(グリード(仮面ライダーOOO)/仮面ライダーOOO)
- クライス要塞(クライシス帝国/仮面ライダーBLACKRX)
- ビッグモライマーズ(宇宙幕府ジャークマター/宇宙戦隊キュウレンジャー)
- モアイダー(\\)
- トライアングラー(デスガリアン/動物戦隊ジュウオウジャー)
- ザンギャック戦艦(宇宙帝国ザンギャック/海賊戦隊ゴーカイジャー)
余談
- アスモデウスとはソロモン72柱・序列32番目の悪魔で、72の軍団を率いる大いなる王とされる。また七つの大罪においては色欲を象徴する。
- また、クリフォトの樹では5番目クリファーであるアクゼリュスに対応する悪魔がこのアスモデウスであり、さらに言うと対を成すセフィロトにおいてアクゼリュスと対立するセフィラがゲブラーである。そして、セフィラの要素を持つ聖剣こそが、炎の聖剣「火炎剣烈火」である。
- 更に、アスモデウスは72柱の創設者であるソロモン王に唯一抗えた悪魔である。
- スーツは後に、今作に先行登場した『仮面ライダーリバイス』のヘルギフテリアンのものにリペイント・改造された。
関連タグ
イザク(マスターロゴス)/仮面ライダーソロモン:『仮面ライダーセイバー』に登場する仮面ライダー。名前の由来的には使役され、更に反抗しており嘗てソードオブロゴスに所属していたという点も含めて何らかの関連性があると思われる。
クランチュラ:アスモデウスが配下に従えたヨドン軍の元幹部であり、軍団壊滅後のヨドンヘイムで事実上のトップとなった者。物語を混ぜこぜにして色(=それぞれの長所)を潰してしまうアスモデウスに対し、別世界出身の同僚やヒーローの1人との交流等の経験を経た事で侵略行為を辞め、淀みに彩りを与え故郷に文明を発展させる使命に目覚めた人物でもある。
なお、かつての上司たるヨドン皇帝は文明の利器たる邪面を発明した存在だったが、アスモデウスの配下となった際は邪面を被っていない素顔のまま、すなわちただの闇獣としての参入になった。
以降は映画のネタバレ注意
ライダーと戦隊の存在を消すため、両者を作り出した神である石ノ森章太郎を混ざりあった世界に召喚し、そこで様々なヒーロー達と出会わせる。しかし多種多様なヒーロー達を見たことで逆に自分の描きたいヒーローが分からなくなった章太郎は自身の手でヒーロー達を消してしまう。
この神の力でヒーローを消す事こそがアスモデウスの目的であった。
ヒーロー達が消えた後は世界を混乱に陥れようとするがそこに現れた飛羽真と章太郎によって物語スーパーヒーロー戦記として書き換えられてしまい、そして仮面ライダー1号とアカレンジャーによって集結したヒーロー達と最後の戦いを繰り広げる。
その後上述の否定発言に加えて「所詮お前らは二次創作にすぎん」「似たようなモチーフを繰り返し使ってネタ切れしているではないか」「既にお前らはオワコンなのだ」ともはや暴言レベルといえるメタ発言 のオンパレードな否定を重ねるが、章太郎によって「ヒーローに一次も二次もない」「ヒーローを通して人間を描いているんだ」「善も悪も関係ない」と真っ向から反論され自身の放った攻撃を跳ね返される。
更に介人からは「意味が無かったらこんなに長く続いているはずがない!」と怯ぬ論破を食らい、自身の否定がまさかのブーメラン発言となってしまった。
それに続くようにゼンカイザーとクロスセイバーのW必殺技を受けるが上述通りそれを跳ね返し、「善も悪も関係ないなら自分が主人公になってもいいはず」と呟く(この発言から彼の目的はヒーロー達を消す事だけでなく自分が物語の主人公になることであったとも考えられるが、結局裏切った理由と合わせ、詳細や真意は不明のままであった)が突如として現れた二人の謎の仮面ライダーのコンビネーション攻撃によって吹っ飛ばされ大爆発に飲まれた。
が、それでも倒れず今度は敵の要塞や戦闘機を取り込みドラゴンを思わせる巨大な姿に変化する。しかし今度は戦隊(や一部ライダー達)の巨大メカやライダーの攻撃を受けて巨大な状態で元の姿に戻ってしまい、最後はスーパーヒーロー戦記にパワーアップしたセイバーと戦隊ロボの一斉攻撃、オールライダーキックを受けて今度こそ敗れ去ったのだった。
真の関連タグ
フリー・ガイ:同時期に公開された映画。ゲームの世界のモブキャラである主人公が主人公になろうとする話。
ドラゴンクエストユアストーリー:この映画の黒幕と似たような事をした。また本作では彼が言い放った「大人になれ」という台詞を登場人物の一人が口にするなど、似たような点がある。
ストリウス:仮面ライダーセイバー本編のラスボス。彼もとある本を読み、その内容を知ったことで絶望し世界を滅ぼそうとした。
胡蝶の夢:こちらはライダーと戦隊のライバルにあたる特撮ヒーローシリーズにおける似たような話。こちらにもデウスと名の付く敵が登場する。
ディアブロ(ビヨンド・ジェネレーションズ):支援に現れた二人の仮面ライダーとセイバーが共闘する冬映画の敵である悪魔。
ライダーなどお供にもならん!、ヒーローなんてね、仮面ライダーに任せておけばいいのよ!:翌年のこの頃の戦隊の劇場版の予告で出た爆弾発言。 実質的にアスモデウスの後輩とも言えることを公式がやらかしてしまった。
さらなるネタバレ注意!
セイバーファイナルステージにて、とある存在の配下として復活。