基礎データ
全国図鑑 | No.0115 |
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ジョウト図鑑 | GSC:No.205 HGSS:No.210 |
コーストカロス図鑑 | No.062 |
アローラ図鑑(SM) | No.165 (アーカラ図鑑:No.092) |
アローラ図鑑(USUM) | No.199 (アーカラ図鑑:No.100) |
ヨロイ島図鑑 | No.172 |
英語名 | Kangaskhan |
ぶんるい | おやこポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 2.2m |
おもさ | 80.0kg |
とくせい | はやおき / きもったま(第4世代から) / せいしんりょく(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう |
メガシンカ
ガルーラ→メガガルーラ(ガルーラナイト)
概要
『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』(第1世代)から登場しているポケモン。
おなかの袋に子供を入れて育てるという、有袋類のカンガルーのような特性を持つが、頭部が強固な外殻で覆われているなど、どちらかというと怪獣(恐竜)じみた外見である。この性質からメスしかおらず、子供もおそらくメスのみであろう。
同じような体型のボスゴドラやバンギラスよりも高さは大きいが、重さはたったの80kgしかない。この軽い身のこなしを活かした素早いジャブが得意との事。
卵から孵った時に既におなかの袋に子供がいるため、その生態についてはまだ謎が多い。子供を押しつぶさないように、座った体勢で寝る。子供は約3年で親離れする。
ポケパルレでは子供を撫でると怒られてしまうので注意。たとえトレーナーであっても触らせたくはないのだろう。
なお、実の子供以外にも他のポケモンや人間の子供を袋に入れて育てる事もあるという。こちらはアニポケで描かれる事の多かった生態である。
オスはメスに比べて極めて個体数が少ないという説もあったがゲーム中には登場しない。そのため当然ながら2n繁殖するには同じタマゴグループ「怪獣」のポケモンのオスまたはメタモンの存在が必須となる。
タマゴから生まれたときから既に子供を腹に入れているが……ブラック・ジャックのピノコみたいに実は兄弟の胎内で育った兄弟か……アブラムシも誕生したとき既に腹の中に子供がいるため、多分問題はあるまい……
しかし、後になって進化前のポケモンが出てくる事はよくある事(マリルの進化前であるルリリ等)なので、今後のポケモン作品で子供ガルーラが独立する形で使用できる可能性もあると思われる。
ニンテンドウ64の「ポケモンスタジアム」ではレンタルポケモンのガルーラにお世話になった人も多いのではなかろうか。無印ではガルーラがダウンすると。子供が心配そうに親の元へチョコチョコ歩いていた。
色違いは頭の部分が緑色っぽくなる。
ゲーム上での性能
カントー地方のサファリゾーンで捕獲でき、エリアによって出現率が微かに異なるが、ラッキーやケンタロスと並んで出現率は低い。
実はロケット団のボスであるサカキも手持ちに入れている。なお、ジム戦では外している+ピカチュウ版・LPLEではペルシアンになっている。ポケモンUSUMではエピソードRRでは使用しないが、バトルエージェントでは健在である。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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第1世代 | 105 | 95 | 80 | 40 | ※ | 90 | 410 |
第2世代から | 105 | 95 | 80 | 40 | 80 | 90 | 490 |
見た目の割には合計能力値が控えめで、対戦で使うポケモンの中ではやや低めと言ってもいい。
しかし配分がやたら優れており、能力の低さはすべて特攻がこうむる形になっている為、結果的に隙の無い種族値を持つ。特にとくしゅが分離されたことにより、初代からの最大の弱点である特殊攻撃に耐性が上がったのは利点。高い攻撃能力と素早さを持ち、特性「きもったま」でゴーストタイプの相手にタイプ一致技を当てることができる。
フェアリータイプが登場するまではヤミラミ・ミカルゲの弱点を突ける数少ないポケモンだった。
また、色々なタイプの技を覚える事が出来るので、多彩な戦術が取れる。……と、もともとは多彩な技を駆使して戦うバランス型のテクニカルなポケモンだったのだが…
「X・Y」にてまさかのメガシンカを獲得。強力な特性を得、全体的な種族値の低さが解消され、多彩な技を武器に対戦にてその猛威をふるうことになる。→メガガルーラ
第8世代ではメガシンカを没収されるもとっておきを習得。ねこだましからのとっておきのコンボができるようになった。特性きもったまであれば環境に多いゴーストタイプ相手にもとっておきを決められる。加えて、きもったまがいかくを無効にするようになったので、物理アタッカーとしてはメガガルーラ以上に強く出られるようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
- サカキ:ロケット団ボス/ジムリーダー(カントー)※1
- カツラ:ジムリーダー(カントー)※2
- ワタル:セキエイリーグ四天王/チャンピオン※2、3
- シバ:四天王(ジョウト)※3
- センリ:ジムリーダー(ホウエン)
- アヤコ:『DPt』主人公の母※5
- アロエ:元ジムリーダー(イッシュ)※6
- カキ:キャプテン(アローラ)※7
- ブルー:ポケモントレーナー
- リュウジ:ガルーラマスター
※1:LPLEではアニメに合わせてかペルシアンになってる
※2:ポケモンスタジアム2
※3:ポケモンスタジアム金銀
※4:再戦3回目から
※5:ポケモンコンテスト・マスタークラスで使用
※6:PWT
※7:バトルツリー
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- しかし、2017年11月に、1週間で30億匹のポケモンをゲットするという世界規模のゲーム内イベント「グローバルチャレンジ」が開催され、その報酬の1つとしてガルーラの(日本を含む)東アジア地域での特別出現が含まれていることが発表された。
- 通常では手に入らないポケモンが手に入る可能性が出るということで、特に日本を中心とした世界各国で白熱したポケモンハントが繰り返された結果、11月26日の午前9時ごろ(日本時間)に無事ノルマの30億匹を達成し、これにより東アジア地域に一時的にガルーラが出現するようになった。
- ちなみに、出現率は割と高く、1日中精力的に街を歩き回れば結構な数のガルーラと出会うことができた。更に高個体値の子も多く戦力増強に繋がったトレーナーも数多くいた。
- 2018年9月14日~30日には、グローバルチャレンジ達成記念のウルトラボーナスの一環として、カモネギ、ケンタロス、バリヤードといった他の地域限定ポケモン共々、期間限定で7kmタマゴから孵化するよう調整が入ったため、再度入手が可能となった。
- 2022年4月29日~5月1日には、「大いなるメガ」(メガシンカの仕様変更に伴うイベント)の際にメガレイドのボスとしてメガガルーラが世界中で出現、事実上4回目の一般配布と相成った。また、イベントの最終日には色違い個体の出現率を引き上げるレイドイベントも実施されたため、色違い個体を持っていなかった人への救済にもなった。
- こういった事情があるため、地域限定ポケモンの中ではカモネギと並んでかなり所持率の多い種となっており、現在では希少価値は薄れていると言われている。
- なお、スペックとしてはタイプ一致技に恵まれない反面様々な技を器用に使いこなす汎用ポケモンとなっている。通常技とゲージ技でじめん・かくとうタイプの技を揃えられるので、その気になればじめん・かくとうタイプの代役として運用することも可能。最大CPはフル強化で2500代と少々心許ないが、耐久が高く、技の出も(けたぐりとグロウパンチを除けば)全体的に遅めなので、どちらかと言えば防衛やPvP向きの性能である。
『ポケモン不思議のダンジョンシリーズ』
- 初代の「救助隊シリーズ」から主要ポケモンとして登場する、通称「ガルーラおばちゃん」。性格は絵に描いたようなきもったまおばちゃんである。拠点で倉庫を経営しており、主人公たちが持ち帰ったアイテムを預けておくことが可能。
- 続編の「探検隊シリーズ」にも似た役どころで登場するが、倉庫の容量がめちゃくちゃ小さくなったことが多くのプレイヤーから不満を持たれている。その次の「冒険団シリーズ」では救助隊シリーズと同じ容量に戻った。
- 「マグナゲートと∞迷宮」ではゲームそのものに登場しなかったが、「超不思議のダンジョン」では復活登場。今回は倉庫担当ではなく、カフェ経営に転職している。
『ポケモンマスターズ』
- 報酬で入手するタマゴからランダムでガルーラが孵化する事があり、主人公のバディにする事ができる。メガガルーラにはできない。
『ポケモンカードGB』
- 「ガルーラLv.40」が優秀。無色エネルギーたった1つで1ドローできるわざ「こどものおつかい」を使えるHP90の肉壁で、一応「にげる」にエネルギー3つが必要だが倒れるまで酷使するので関係ない。一応無色エネルギー4つで攻撃できるようになるが、他のポケモンを育てたいので攻撃わざの方は使わない。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 無印34話
- 無印229話
- サトシが貰ったポケモンのタマゴをロケット団が夜中に忍び込んで奪おうとした時カスミのトゲピーの「ゆびをふる」によって外にテレポートしたタマゴを持って行った。
- その後ロケット団を追っているサトシ達と出会ってタマゴを返したが再びタマゴを奪ったロケット団と襲ってきたムサシのアーボックに「ピヨピヨパンチ」を浴びせた。
- イリマのガルーラ
- アローラリーグの決勝トーナメントでイリマの手持ちでメガシンカできる個体が登場。おやこあい+グロウパンチ戦法でグズマのハッサムを圧倒したが、グズマに2対1のアドバンテージを逆手に取られ、親ガルーラと子ガルーラがハッサムの攻撃範囲の一直線上に並ぶポジションを作り出されてしまう。これにより子ガルーラに攻撃が当たることを躊躇した親ガルーラは攻撃が出遅れ、最後はハッサムのシザークロスで撃破された。
- 新無印1話
- サトシのピカチュウが野生のピチューだった頃に出会ったポケモンで育ての親で登場。このガルーラに懐いたことでピカチュウに進化したことが明らかになった。
その他
無印 | 194話 |
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DP | 100話(回想) |
SM | 60話・103話 |
新無印 | 1話・5話(回想)・127話(回想)・136話 |
特別編 | 最強メガシンカActⅣ(メガ、冒頭のみ)・遥かなる青い空 |
劇場版 | 裂空の訪問者・氷空の花束・光輪の超魔神フーパ・キミにきめた! |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- エックスのガル&コガル
- 性別:♀(ガル)
- 特性:きもったま↔️おやこあい
- 性格:ずぶとい ・個性:とてもきちょうめん
- エックスの幼なじみポケモンで主力、親ガルーラが「ガル」で子供が「コガル」。
- エックスがジュニア大会で優勝し、「次期四天王候補」などと将来が有望な天才トレーナーとして期待を集めていたが、徐々に行動がエスカレートしていくマスコミと、ある試合がきっかけで周りの大人達から掌返しで罵倒されたのが原因で現在は引きこもりになっていて以来、コガルもガルの袋の中に引きこもっており、この影響か本来独り立ちする時期を過ぎているにもかかわらず子供の姿であった。エックスが引きこもっている間はティエルノが二体の世話を続けていたが、二体はエックスが出てくるのを待ち続けていた。
- エックスは上記の大会直後にマスゴミが試合で疲れたガルから無理矢理コガルを出されそうになった際に助けてくれたコルニの祖父・コンコンブルからメガリングを貰っていた事・本編でゼルネアス・イベルタルの激突とフレア団の襲撃でエックスが絶体絶命の危機に陥った際にメガシンカを発動させて彼を救った。
- メガシンカを会得する以前から袋の中のコガルは高い戦闘能力を有しており、親のガルとの連携攻撃は強力。メガシンカによって自分より体格の大きな相手にも引けを取らない力を身につける。
- また、エックスの手持ちがマリソ(ブリガロン)を除いてメガシンカが可能なポケモンである事、メガシンカしても「親の外見が変わらない」という事を活かした撹乱もできる。
- お腹の袋にはハリマロン当時のマリソやもこお(ニャスパー)といったコガル以外の小さなポケモンを入れることもある。
- エックスがトレーナーとしての再起を決意し、手持ちを増やした後でもメガガルーラの状態で正面から敗れたのは一度きりと無類の強さを誇っている。
〈エックスの手持ち〉 |
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ガル&コガル (ガルーラ↔️メガガルーラ♀️) |
マリソ (ハリマロン→ハリボーグ→ブリガロン♂️) |
サラメ (ヒトカゲ→リザード→リザードン↔️メガリザードンX♂️) |
エレク (ラクライ→ライボルト↔️メガライボルト♂️) |
ラスマ (ゲンガー↔️メガゲンガー♂️) |
ルット (カイロス↔️メガカイロス♂️) |
- 第1章:オーキド博士のガルっちが登場。第1回ポケモンリーグ以前からの手持ちであり、決勝戦でキクコのゲンガーを倒したという。また、トキワの森に(なぜか)大きな野生のガルーラが生息していた。
- 第3章:育て屋夫婦のポケモンで登場し、運動不足解消をかねてゴールドに修行をつける。
- 第7章:アヤコの手持ちで登場している。
余談
同種族?
- この説を裏付ける情報として、2019年2月にリークされた赤緑のベータ版のリソースに没ポケモンとして赤ん坊のようなものを抱いたガラガラの進化系ポケモンが存在していたことが発覚している。その姿はまるでガルーラになったガラガラのようにも見える。(なお、このリーク自体の信憑性を疑う声が存在するが、同年5月に発売されたファミ通の記事にこのリークが初出のドット絵が開発中の資料として掲載されたため、ほぼ確実に本物である)。
- ガルーラの子は骨を被らせるとカラカラに見えない事もないし、ガラガラの尾にある突起はガルーラの尻尾にも似たものが見られる上に両者のタマゴグループは『かいじゅう』となっている。
- ……しかし、仮にガルーラとガラガラを預けたとしても生まれるのはメス側のポケモン=ガルーラであるので母親説は成立しない。カラカラの子はガラガラからしか生まれないという事である(蛍とかニドランとかいるが、それはさておき)。ただし、それはあくまで『生みの親』として見た場合であるので、『育ての親』と解釈するならば母親説は一応成立する。アニポケではポケモンが人間や別のポケモンを育てたりしてるのであり得ない話ではないだろう。
関連イラスト
関連タグ
0114.モンジャラ→0115.ガルーラ/メガガルーラ→0116.タッツー
同ノーマル単タイプ
- コラッタ/ラッタ ニャース(キョダイマックスニャース)/ペルシアン ベロリンガ/ベロベルト ピンプク/ラッキー/ハピナス ケンタロス メタモン イーブイ/キョダイマックスイーブイ ポリゴン/ポリゴン2/ポリゴンZ ゴンベ/カビゴン(キョダイマックスカビゴン)
- オタチ/オオタチ エイパム/エテボース ノコッチ/ノココッチ ヒメグマ/リングマ オドシシ ドーブル ミルタンク
- ジグザグマ/マッスグマ ナマケロ/ヤルキモノ/ケッキング ゴニョニョ/ドゴーム/バクオング エネコ/エネコロロ パッチール ザングース ポワルン(ポワルンのすがた) カクレオン
- ビッパ ミミロル/ミミロップ ニャルマー/ブニャット レジギガス アルセウス
- ミネズミ/ミルホッグ ヨーテリー/ハーデリア/ムーランド タブンネ チラーミィ/チラチーノ バッフロン
- ホルビー トリミアン
- ヤングース/デカグース タイプ:ヌル/シルヴァディ ネッコアラ
- ホシガリス/ヨクバリス ウールー/バイウールー
- グルトン/パフュートン ワッカネズミ/イッカネズミ
ポケモン関連
- ♀しかいないポケモン仲間
- 育児仲間
- 対戦レートの頂点組
- その他