基礎データ
全国図鑑 | No.0700 |
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コーストカロス図鑑 | No.085 |
アローラ図鑑 | No.161 |
ガラル図鑑 | No.204 |
ヒスイ図鑑 | No.033 |
パルデア図鑑 | No.187 |
ぶんるい | むすびつきポケモン |
タイプ | フェアリー |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 23.5kg |
とくせい | メロメロボディ / フェアリースキン(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
他言語版での名称
英語 | Sylveon |
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イタリア語 | Sylveon |
スペイン語 | Sylveon |
フランス語 | Nymphali |
ドイツ語 | Feelinara |
進化
イーブイ → ニンフィア
概要
『ポケットモンスター X・Y』(第6世代)から登場した、イーブイ8番目の進化系。
タイプは発表からしばらく伏せられていたが、程なく14年ぶりに追加される18番目のタイプ「フェアリー」であると明かされた。
首元と左耳に結んだ形状の、耳の後ろと首の辺りからはそれぞれ2本ずつ流した形状の、リボンのような触角が生えている。メタ的には名前がアナグラムで「アンフィニ」となり、その記号が「∞」である事に由来しているとする説がある。
毛色は白を基調に、耳や尻尾などの先端部位はピンク色を、目や触角の先端は水色をした、全体的にファンシーな色合いの持ち主。
フェアリーらしく花畑が好きで、住処にしている野生個体もしばしば。
触角には人やポケモンの気持ちを和らげる波動が秘められており、その波動を送り込むことで争いを止めることが可能。実際に『NEWポケモンスナップ』では喧嘩を始めたカイロスとヘラクロスの仲裁を行なっていた。
そうする時は、触角をなびかせ軽やかなステップで踊り舞う習性があり、その光景は優雅と称えられている。
大好きなトレーナーには、腕にその触角を巻き付けて一緒に歩く習性がある。これは触角で触れるとその気持ちを感じ取れるためらしく、清らかな心の持ち主でなければ、ニンフィアとともに歩むことはできないであろう。
一方ひとたび戦いとなれば、自分の何倍もあるドラゴンポケモンにもいっさい怯まず飛びかかってゆき、鋭い攻撃技で急所を狙いにいくワイルドな面も持ち合わせており、敵意を削ぐ波動も獲物を油断させ襲うための手段として用いるという、れっきとした肉食動物でもある。
これを反映してかガラル地方では竜退治の伝承が残されている。
フラベベとともにフェアリータイプを代表するポケモンであり、その可愛らしさ全開の見た目もあって、2016年6月7日に結果発表された「ポケモン総選挙720」では、イーブイや他の進化形を超えて5位にランクインした。
性別比率は他の進化形と変わらず♂:♀=7:1であるが、見た目からメディアミックス各種にわたってほぼ一貫して♀前提の取り扱いがなされている。
色違いはピンク色と水色がちょうど反転する。
ゲーム上の特徴
ブイズで第6世代とフェアリータイプを代表する立ち位置から、以降の作品では外伝を含め非常に登場機会が多い。特に『LEGENDSアルセウス』『救助隊DX』では第6世代として唯一登場している事は特筆される。
一方で、それぞれ初代と第4世代のリメイクである『LPLE』『BDSP』では、フェアリータイプは収録されたものの原作再現を優先してニンフィアの登場は見送られた。
進化条件について、登場当時はポケパルレ、第7世代はポケリフレが必須だったが、第8世代ではこれらのふれあい要素で上がるステータスが「なつき度」と統合されたため、各種アイテムなどでも進化条件を満たせるようになった。
いずれの世代でも「イーブイがフェアリータイプの技を覚えている」ことがもう1つの条件となっている。なお、イーブイのなつき進化には他にエーフィとブラッキーが存在するが、この条件を満たす場合はニンフィアが優先される(逆に言うと両者に進化する場合はフェアリータイプの技を外す必要がある)。
なお、『XY』でのみ、過去作から連れて来たイーブイをニンフィアに進化させると、図鑑に登録されないというバグがある。この問題は結局最後まで修正されなかった。
対戦での評価
イーブイの進化系特有のステータスシャッフルを受け継いでいる。
一番高い130の値は「とくぼう」に割り振られ、次が「とくこう」という純然たる特殊型。HPもそこそこ高いので、特殊面に関しては攻防共に非常に強力である。反面、「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」は低く、特に「すばやさ」は進化系の中で最も低い。
このため、「すばやさ」と「こうげき」が高い傾向があるドラゴンポケモンを相手にすると、ドラゴン技こそ効かないものの何かしらのサブ技を先手で叩きこまれて苦戦する事も意外とある。かくとうポケモンにしても、大半がフェアリータイプへの有効打である「どくづき」を覚えるため、油断はならない(ニンフィアのために覚えさせているかといえばそこまででもないが)。
「トリックルーム」も視野に入れたいところだが、極端に遅いわけでもなく、クリムガンやローブシン、あるいははがねタイプの面々への利敵になりかねないため考えどころではある。
多くのステータスが上回る、同期のフラージェスの存在も気になるところだが、ニンフィアはその差を補って余りある特性を持つ。隠れ特性「フェアリースキン」である。
これによって、フラージェスよりも遥かに高い火力になるため、十分差別化は成っている。
特に「ハイパーボイス」は威力162、「みがわり」貫通、デメリットなしでサンダースの「かみなり」(威力165)に迫る連射可能な技へと変貌し、しかもダブルバトル・トリプルバトルでは「ふぶき」と同等の威力で天候にも残りHPにも左右されない命中安定の全体攻撃として扱える。
「はかいこうせん」も威力270という、ポリゴンZのそれに匹敵するフェアリー技になる。あちらと異なりこの威力で弱点を突ける。
加えて、同じ特性を持つメガサーナイト・メガチルタリスと異なりアイテムの自由が利くため、アイテム次第ではそれらよりも高い火力を実現可能。
なお、「フェアリースキン」は物理特殊どちらも適用されるため、物理型も可能だったりする。
威力の差も大きいが、特性込みの「すてみタックル」はミミッキュの「じゃれつく」を火力で上回る。積み技は「のろい」があるのでどうにかなる。なにより「でんこうせっか」が無効化されない威力72の先制技になる。
通常特性の「メロメロボディ」に価値が無いかと言うとそうでもなく、特に第6世代では♀しかいないメガガルーラが大暴れした事から、「あえて♂のメロメロボディを粘った上でピンポイントにぶつける」という戦法すら大真面目に考察された。「ぼうぎょ」に不安のあるポケモンではあるものの、特化させた上で「ゴツゴツメット」や「ドレインキッス」を持たせればそれなりに対抗可能。
ブイズの宿命としてサブウェポンの選択肢は多くないが、どくタイプや特殊受けに対抗できる「サイコショック」が有用。ほのお・どく・はがねタイプに対抗できる「めざめるパワー地面」あたりが厳選される事もあった。
逆に補助技は例に違わず豊富で、「あくび」「ねがいごと」「めいそう」などの展開が可能。
第7世代
登場以来評価は高く、ダブルバトル・トリプルバトルでは要警戒ポケモンとして使われていたのだが、複数の要因が重なって急激に採用率が低下してしまった。
まず「フェアリースキン」の補正が1.3倍→1.2倍に弱体化し、一致技でのゴリ押しが難しくなった。
また新要素「Zワザ」はスキン系の特性には適応外で相性は最悪。高火力をぶつけられないどころか、一方的に高火力のゴリ押しを警戒する羽目に。
トリプルバトルに至ってはルールごと削除されてしまった。
流石にファイアローほどの転落にはならなかったものの、同じ「ハイパーボイス」使いであるメガサーナイトと比べてもサブウェポンやダブル向きの補助技で水を開けられてしまった。
そして最大の問題点は自身と似たような能力を持つアシレーヌの登場。複合タイプなので完全な競合ではないものの、特殊主体の鈍足特殊フェアリーの増加は痛手で、多くの仕事を取られてしまった。
第8世代
リストラや技体系の大幅見直しという環境の激変が発生。メガシンカ組やアシレーヌが出禁にされたり、他の進化系が(ただでさえ癖のあった)技の没収を受ける中、ニンフィアは「マジカルフレイム」の習得ではがねタイプへの対抗が可能となるなど強化された事からエース格に返り咲いた。
新要素の「ダイマックス」は、Zワザとは異なりスキン系の特性が適用される事も判明。事実上唯一となった「フェアリースキン」持ちとして、かなり高い人気を誇った。
しかし、後のアップデートでアシレーヌが復帰すると再び競合するようになった。
第9世代
技体系の再度の見直しで、早くも「マジカルフレイム」が没収されてしまう。これによりまともにはがねタイプの弱点を突ける手段が、タマゴ技の「にどげり」しかなくなってしまった。
そのため、新要素のテラスタルと「テラバースト」で補う事が多い。ほのおのほか、汎用性の高いじめんや、等倍だが半減で受けられるみずなども人気。
シリーズ1では、サザンドラ、ドラパルト、マスカーニャなどに強い枠として活躍した。
耐久にあまり厚く振らないポケモンが多かった事もあり、火力よりも「たべのこし」「オボンのみ」「とつげきチョッキ」といったアイテムで耐久面を補強したサイクル型が主流を成した。これは物理アタッカーが多く、ニンフィアが一方的に優位に立てる環境でもなかったためでもある。
また、テラスタルに関してはマリルリやミミッキュが暴れ過ぎた結果、露骨にフェアリーを半減するテラスタルで包囲されてしまったという、かなり消極的な動機で切らざるを得ない場面も多く、ドラゴン無効を捨てるタイミングの見極めに悩まされてもいる。
シーズン3になると四災が参戦してきたが、このうちディンルーやチオンジェンに強い枠として需要が生まれた。「とつげきチョッキ」を持てばイーユイにも役割が持てる上に、ほのおテラスタルを切ればパオジアンにも概ね有利を取れる。
シーズン4ではHBベースで「たべのこし」を持ち、シングルバトルでも「まもる」を採用するという一層防御的な型が流行し始めた。「あくび」で有利対面を作って「ねがいごと」で後続をサポートするという行動は一定の汎用性を持った。
他方でサーフゴーピンポイント打点となる「シャドーボール」採用型も目立つ。
ダブルバトルではアタッカー運用が主流になる傾向がある。WCS2023シニアカテゴリ優勝パーティにはまさかの「こだわりメガネ」「はかいこうせん」ロマン砲型が組み込まれていた。
もっとも、この世代のニンフィアを象徴するのは「金策ニンフィア」であろう。なにしろ専用の記事が存在し、運用方法が事細かに説明され、その様子を描いた作品まで複数投稿されているほどである。
「最強のリザードン」対策として浮上したのを皮切りに、テラレイドバトルにも起用された。相手にもよるが、ブイズならではの豊富な補助技を交えた戦法はここでも有効な場面が多かった。
使用トレーナー
ゲーム版
- マーシュ:ジムリーダー(カロス)
- サナ:XYライバル
- サクヤ→キラリ:ニンフィアつかい
- ホノ:ギンガ団警備隊
- ビート:ジムリーダー(ガラル)
- ボタン:ポケモントレーナー
- ユウタロウ:テラレイドバトルサポートトレーナー
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2021年5月下旬に実施された「フェアリーレジェンドY」にて実装。なつき度のシステムのない本作における進化の条件は、「相棒ポケモンに設定し、ハートを合計70個集める」という大変骨の折れるもの。ポフィンを使えば多少は楽になるが、それでも最低で3日かかる計算になる。焦らず気長に熟していくのが吉と言えるだろう。
- サーナイトやトゲキッスと比べると全体的にバランスの取れたステータスになっているのが特徴。
- 通常技は「あまえる」と「でんこうせっか」、ゲージ技が「ムーンフォース」「マジカルシャイン」「ドレインキッス」「とっておき」「サイコショック」の5つ(「とっておき」は所謂レガシー技で、習得にはすごい技マシンスペシャルが必要なので注意、「サイコショック」も同様にイベント限定技であり、イベント終了後はすごい技マシンスペシャルがないと習得できなくなる)。
- 他のブイズ同様、徹底的にタイプ一致技に特化した性能となっており、フェアリー技に弱いポケモンにはとことん強い。反面、役割破壊が狙いにくいため、トレーナーバトルはやや苦手とする(「とっておき」や「サイコショック」なら多少対抗できなくはないが、前者はノーマル技である関係上効果ばつぐんは狙えず、後者もどくタイプにしか対抗できない)。素直にジム・レイド攻略やジム防衛に回したほうが良いかもしれない。
- アタッカーとしては比較的優秀な部類に入り、さらにサーナイトやトゲキッスとは異なり、フェアリー単タイプなので役割が被らない点もメリット。入手には苦労するが、手に入れば大いに活躍してくれることだろう。
- ジム防衛としてもフェアリータイプとしては高めのHPと防御でハピナスやラッキーの次に配置することでカイリキー等かくとうタイプを牽制できるためジム防衛用に育てておく価値はある。
- ただし、ルカリオが「ラスターカノン」を開放させていたり、「コメットパンチ」持ちのメタグロスを出されるとあっさり突破される(ニンフィアに限らず多くのフェアリータイプはだいたい該当するが)。ドンファンやカバルドンといったじめん単タイプを後続に配置して弱点をカバーしてあげよう。間違っても、ドサイドンやマンムーといったはがね弱点持ちを置かないように。
- 2022年2月にはフラージェスが実装されてフェアリータイプのライバルが増えたものの、習得できる技が異なるので問題ないだろう。
『ポケモンユナイト』
諸元
ロール | アタック |
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タイプ | 特攻 |
攻撃範囲 | 遠隔 |
進化 | イーブイ→ニンフィア(レベル4) |
わざ1 | スピードスター→マジカルフレイム/ハイパーボイス(レベル4) |
わざ2 | つぶらなひとみ→ドレインキッス/めいそう(レベル6) |
ユナイトわざ | フェアリーハーモニー(レベル8) |
とくせい | フェアリースキン |
価格 | 10000コイン/575ジェム |
- マジカルフレイム
- 移動しながら4~5個の炎の弾を生成する。この時小さな障害物であれば飛び越えられる。
- 敵が一定の範囲内に近付くと自動で射出し、ホーミングする。当たると1発ごとに相手の特攻低下と、この技の使用間隔短縮の追加効果が発生する。
- ハイパーボイス
- 自身の前方扇型への範囲攻撃。複数回攻撃判定があり、当たる毎に威力が上がる。先端部分は根元より2倍ほど威力が高い。攻撃中は方向転換ができない。
- ドレインキッス
- 相手に投げキッスをする。当たると体力と移動速度を奪い、戻ってきた時に自身の体力を回復する。一定以上の距離が開くまで何回か往復する。
- めいそう
- 自身の特攻・特防と移動速度を上げる。レベル12になると1回だけのダメージ無効化と、短いシールド効果も付くようになる。
- フェアリーハーモニー
- 大ジャンプしてまもり状態になる。着地時に付近のポケモンにダメージを与え、自身はHPを回復する。その後しばらく、わざに体力回復効果が付く。
本作初のブイズとして2021年10月6日に参戦。本編に比べて耐久方向に性能が盛られた技が多く、数値以上に固いアタッカーとなっている。
それ以上に、何かとシリアスな笑いを誘いがちなお騒がせポケモンでもある。
二日天下
実装時のニンフィアはぶっ壊れだった。
特にわざ1がどちらもおかしな性能をしており、本編における全盛期のメガガルーラよろしく「ニンフィアのいるチームが勝つ」「ピック(選出)は義務」「ニンフィアユナイト」とまで言わしめた。
なにしろ
- 「マジカルフレイム」はレベルが上のポケモンにも余裕で3割ほど入る火力があり、しかも追加効果で所定7秒間隔のところを最短4.5秒ほどにできた。
- 敵から逃げるつもりで最初の移動だけを目当てに使用したら、追ってきた敵に全弾ヒットして返り討ちにしてしまったなんて事も。
- 「ハイパーボイス」は火力が輪をかけてイカれており、「めいそう」で強化してから放てば、同じアタック型などよほどレベル差がない限り先端フルヒットで瞬殺だった。
- 本作にも「とつげきチョッキ」はあったが、装備しても簡単に貫かれるので気休め程度。
という有様である。
それをサーナイトがまだラルトスをやってるようなレベル帯から振り回すのだから、厨ポケ以外の何者でもなかった。
流石にイーブイの時は弱いので、その間に倒しまくって進化を妨害したいところだったが、MOBAの性質上「自陣でレベリングしてから満を持して登場」という戦法が使えてしまい、そもそも戦闘に持ち込む事が困難。
ニンフィアへの進化後も物理型に密着される事は苦手としていたので、それができるポケモンであれば勝機はあったが、「ハイパーボイス」以外の全てのわざが(ユナイトわざですら)逃走手段としても優秀であったため、やはり振り切られてしまいがちだった。
あまりに強すぎるので実装2日後の10月8日に緊急ナーフが入り、「マジカルフレイム」が35%ほど、「ハイパーボイス」が20%ほど威力が下げられた事で一強状態は終息した。基本的に2週間は様子を見る本作において、この調整間隔は長らくぶっちぎりの最速であり続けた(後にメガミュウツーXの当日中という例が出たが、半ばバグ取り的な微調整に留まり、その後も当時の一強であり続けている)。
男の娘?
本作でも愛らしいイメージを前面に押し出しており、特に2種類目のホロウェア「チェックスタイル」は、フリルいっぱいのスカート姿でトレーナー衣装「チェックスタイルセット」の女性向けとペアルックになるという、少女趣味を絵に描いたような仕上がりとなっている。
ただしイーブイ時の模様は♂のものである。将来他のブイズが参戦した際にも使い回せる汎用モデルなのではないかといった考察もなされていたのだが、実際にエーフィが参戦してくるとそれはすぐに取り下げられた。エーフィのイーブイ時代には♀の別モデルが作り分けられており、確信犯的にニンフィアを♂として実装していた事が明らかとなったからである。
この点について運営からのコメントは特に無く、具体的な意図は不明。
2022年3月~4月にかけてはバトルパス第6シーズンのメインキャストに抜擢され、専用のムービーが制作されるなど厚遇を受けた。
合わせて用意された「おめかしスタイル」はやはりトレーナー用の「おめかしセット」とのペアルックが可能で、今回は女性向けのスカート型と男性向けのパンツ型の折衷的な、いわゆる埴輪ルック状のデザインが採用されている。
素直に考えれば男性にも配慮した結果なのであろうが、上記の背景を踏まえると意味深なものを感じなくもない。なにより、リボンと逆側の耳に着けたミニハットが、かなり女性側に寄ったデザインとなっている。運営はニンフィアをどうしたいのであろうか・・・
2022年7月にも唐突に「きしスタイル」が追加されている。本編『XY』で四天王ガンピが着ていたような典型的なデザインのシリーズだったのだが、ニンフィアの物には足回りにプリーツ状の装飾が付いており、やはりスカートのように見えなくもない。
界隈では最早恒例行事として受け流す人も増えてきている模様。
2023年5月~6月にかけて開催されたイベント「イーブイフェスティバル」では、先述の「チェックスタイル」がブイズ共通衣装とされ、この時点で参戦していたエーフィ・グレイシア・ブラッキー・リーフィアにも同様のものが渡っている。
ただし、この中で♀はエーフィとグレイシアのみである。すなわち男の娘の方がむしろ多い。しかも、これらは単なる色違いではなく、一種ごとに細部が作り分けられた上でフリルスカートだけは全員共通なのである。なんと言うか、本当に、度し難い。
フルスロットル害悪
イメージ面はともかく、戦力面でのニンフィアは、緊急ナーフ後は一転してバグ取り程度にしか手が入らない生きた化石のような存在と化していた。
他ポケモンの強化や新規参戦がある度に相対的な見劣りを招き、特に「マジカルフレイム」は「最早ランクマッチでは使い物にならない」と言われるほどに評価が下落し、両陣営の戦力が整う後半戦の力不足が懸念されていた。
それを一時的に覆したのが、2022年2月~4月にかけて断続的に開催されたイベント「フルスロットルバトル」である。これは「ほぼ全てのわざが連射できるようになる」という世紀末じみた特別ルールで、中でも「マジカルフレイム+ドレインキッス」の構成が警戒された。
性能は据え置きなので、単純な火力としては即死級のコンボすら多発するこの環境下ではかわいい部類だったのだが、問題は追加効果の方である。
この時この構成のニンフィアは「常時移動と回復を繰り返しながらデバフをバラ撒く」という歩く害悪と化しており、サポタンに準じた存在と割り切って起用すればたいへん鬱陶しい立ち回りができた。
なまじ火力が低いので嬲り殺しにする感じもそれを助長し、自身は回復効果でゾンビのようにしぶとく、緊急時の逃走能力にも磨きがかかり、そもそも小刻みに移動し続ける事自体が目障りと、さながら「回避盾」のようなヘイトの稼ぎ方であった。
腐ってもアタッカーなので野生ポケモンを荒らし回れる程度の能力はあり、放置しても大惨事である。試合がクイックマッチ準拠の5分制で短期決戦が求められた事も、ラストスパートの効かないニンフィアにとって有利に働いた。
ちなみに、通常「マジカルフレイム」で生成した炎の弾は敵に遭遇できないと再使用までの間に消えてしまうのだが、この環境下では再使用の方が圧倒的に早いため余裕で15発は保持できた。
大量の炎に包まれながら敵を求めて徘徊する様は視覚的にもやべーやつそのものであった。
その後、2022年11月16日にようやく本格的な再強化を受けている。登場時には遠く及ばないものの、上手い人が使えば通常ルールでも戦力にならなくもない程度の強さにはなった。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストなど〉
- 短編「ピカチュウとイーブイ☆フレンズ」
- CV:中川翔子
- 2013年夏に公開された『劇場版ポケットモンスターベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』と同時上映された短編にも登場。
- XY編
- 13話ではプルミエ、60話ではポケモンパフォーマーの少女、クノエシティジムリーダーのマーシュなどの手持ちとして多く登場していた。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- ワイのぶいぶい
- 性別:♀・特性:メロメロボディ
- 性格:おとなしい・個性:のんびりするのがすき
- 旅の道中で捕まえたポケモン。当初はワイに全くなついていなかったがポケパルレを模したミニゲームに参加していく内に絆を深め、ゲームに乱入してきたフレア団のヌメイルとのバトル中にニンフィアへと進化する。
- 色仕掛けが得意。
- 最終戦では「ミストフィールド」を駆使してフラダリに操られるジガルデのドラゴン技を弱めるなどの活躍を見せた。
〈ワイの手持ち〉 |
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ヤコちゃん (ヤヤコマ→ヒノヤコマ♀️) |
さいさい (サイホーン♂️) |
けろけろ (ケロマツ→ゲコガシラ→ゲッコウガ♂️) |
ぶいぶい (イーブイ→ニンフィア♀️) |
そるそる (アブソル↔️メガアブソル♂️) |
ぜるぜる (ゼルネアス) |
余談
ファンの間では中の人のヌンチャク要素から、かくとうタイプではないかなどと冗談半分に囁かれていた事もある。
関連イラスト
関連タグ
0699.アマルルガ→0700.ニンフィア→0701.ルチャブル
ブイズ
イーブイ/キョダイマックスイーブイ シャワーズ サンダース ブースター
ニンフィア
なつき進化仲間
ピチュー/ピカチュウ | ピィ/ピッピ |
ププリン/プリン | ゴルバット/クロバット |
ラッキー/ハピナス | トゲピー/トゲチック |
ルリリ/マリル | スボミー/ロゼリア |
ミミロル/ミミロップ | リーシャン/チリーン |
ゴンベ/カビゴン | リオル/ルカリオ |
コロモリ/ココロモリ | クルマユ/ハハコモリ |
アローラニャース/アローラペルシアン | タイプ:ヌル/シルヴァディ |
ユキハミ/モスノウ |