ニューラ
にゅーら
基礎データ
全国図鑑 | No.0215 |
---|---|
ジョウト図鑑(GSC) | No.213 |
シンオウ図鑑 | No.144 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.218 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.252 |
マウンテンカロス図鑑 | No.091 |
アローラ図鑑(SM) | No.249 |
ウラウラ図鑑(SM) | No.121 |
アローラ図鑑(USUM) | No.326 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.147 |
ガラル図鑑 | No.292 |
カンムリ雪原図鑑 | No.028 |
ヒスイ図鑑 | No.202 |
パルデア図鑑 | No.230 |
キタカミ図鑑 | No.170 |
ローマ字表記 | Nyula |
ぶんるい | かぎづめポケモン |
タイプ | あく / こおり |
たかさ | 0.9m |
おもさ | 28.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | するどいめ:所有者に対する命中率ダウンの効果を無効化および相手の回避率の上昇を無視する。手持ちの一番上に入れると、レベルの低い野生ポケモンが出にくくなる。HGSSのみ所有するポケモンを手持ちの一番上に入れると、「いわくだき」でアイテムが出やすくなる |
特性2 | せいしんりょく:所有しているポケモンはひるまない。いかくを無効化する。 |
隠れ特性 | わるいてぐせ:自分に直接攻撃を行った相手が持つ道具を奪う。 |
おとしもの | ニューラのツメ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称
ドイツ語 | Sniebel |
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英語・スペイン語・イタリア語 | Sneasel |
フランス語 | Farfuret |
韓国語 | 포푸니 |
中国語 | 狃拉 |
進化
悪猫by縞兎 |
ニューラ → マニューラ(するどいツメを持たせて夜・深夜にレベルアップ(LEGENDSアルセウスでは夜に使う)) |
概要
『ポケットモンスター金・銀』(第2世代)に初登場した、猫とイタチを掛け合わせたような姿の黒いポケモン。
♂♀で姿に違いがあり、♂は赤い左耳の部分が長く、♀は短い。
体の黒色部分はやや緑みがかった明るめの黒で表現されることが多いが、『ポケモン不思議のダンジョン』の(会話グラを除いた)ドットグラフィックや『スカーレット・バイオレット』のアイコンではマニューラと同じく紫寄りの黒になっている。
色違い個体はピンク色をベースに結晶体が水色、赤色だった部分が黄色に近いオレンジになっている。
非常に獰猛でずる賢い性格をしており、指の中に隠しているカギツメをいきなり伸ばして相手をひるませ、そのまま急所を引き裂き、動けなくなるまで攻撃を止めようとはしない。
『ポケモンレンジャー』や『時を超えた遭遇』では鉄製の檻や柵を切れるほどの切断力を見せており、切断だけでなくクライミングにも利用され、木登りも得意。
主に寒冷地の森林や山岳地帯などに生息しており、暗闇に紛れての不意打ちや集団戦法で獲物や余所者に襲いかかる。
暗闇に紛れて獲物をハントするその姿は、さながらポケモン界のアサシンともいうべきか。
特にポケモンのタマゴが大の好物で、鋭いツメで穴を開けて、中身をすする。
時にはトレーナーが育てている卵すら襲って食べてしまうらしく、それ故にブリーダーに憎まれ駆除の対象になることもあるようだ。
ポッポなどの弱いポケモンならば力ずくで排除してタマゴを奪い、強いポケモンに対しても一体が親を引きつけ、もう一体がタマゴを掠め取るというチームワークを発揮する。
こうした面からクレバーなポケモンと思われるが、進化後と違って仲間同士の計画性や協調性にすら乏しく、ピンチの時には味方を平気で盾にしてしまう卑劣さも持ち合わせている。
リーダーとなるマニューラの仕切りがなければ、獲物を誰が食うかで争いに発展することも多く、考えなしにアローラサンドなどの硬いポケモンにツメを振るって折ってしまう事もある模様。
持っているこおりタイプも「冷気や氷」というより、メインのあくタイプの側面から「冷酷」の連想とも考えられる。
『ポケモン言えるかneo?』ではトリを飾るポケモンとなっている。
ゲームでの特徴
- こおりタイプである為、やはり寒冷地に生息してる。
- 初登場である「金銀」では殿堂入り後、夜の28ばんどうろやシロガネ山にしか生息していなかったが、「クリスタル」ではこおりのぬけみちに出現する。しかし、HGSSでは金銀と同じになっている(一応、DPtから通信交換等で連れてくる手はあるが)。
- 他にもナナシマのいてだきの洞窟、シンオウ地方ではキッサキシティ周辺、カロス地方では17ばんどうろ、アローラ地方ではラナキラマウンテンに出現する。
- イッシュ地方ではジャイアントホールに出現するがあのポケモンがいるからであろう。
- ガラル地方では吹雪時のワイルドエリア・8ばんどうろ・カンムリ雪原に出現する。
- パルデア地方ではナッペ山やプルピケ山道などに出現する。
- ジョウト地方の登場人物でニューラを手持ちにしているのはライバルのみである。(ジョウト御三家を除いて)彼のパートナーとしての印象が大きいのか、このペアを描いたイラストや二次創作も多い。
- しかし、タンバシティにおいてポケモンマニアが「ライバルにポケモンを盗まれた」という台詞が聞ける。この時に盗まれなかったポケモンはツボツボで盗まれたポケモンは何なのかは不明なのだが、ライバルの手持ちは「3回目/やけたとう」でジョウト御三家・ゴースト・コイル・ズバットの4体であり、「4回目/ちかつうろ」ではニューラが加わっている為、盗まれたポケモンはニューラではないか?と推測される(実際、ジョウト御三家も盗んだものである)。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
55 | 95 | 55 | 35 | 75 | 115 | 430 |
- あまり能力が高いポケモンではないが、第4世代では進化形マニューラが登場し、大きくパワーアップした。基本的に戦う場合は進化させた方がよいが、マニューラに進化すると通常特性が変わってしまう。この為特に特性「せいしんりょく」を活かしたい場合進化させずに使う必要がある。
- とはいえ攻撃はそこそこ高く、更にニューラは同特性持ちかつ「ねこだまし」持ち中最速であることから、ごくたまに「ねこだまし」要員として紛れていることがあったりする。
- また、未進化ポケモンのみが参加できるリトルカップでは、元無進化ポケモンということもあり、ストライクなどと並んで強ポケモンとして君臨している。技構成もマニューラそのままだったり。「たかさ1.0m以下の進化前」限定戦の「プリティプリマ」でも同様にブッチギリのトップメタ。
- 第7世代まではマニューラに進化させるとこおりのつぶてを覚えなくなるという仕様が存在したので、親となるニューラを進化させないまま育てることにメリットがあったが、第8世代で「マニューラに進化させないとこおりのつぶてを自然習得できない」という真逆の仕様に変わり、さらには同種の別ポケモンからタマゴ技をコピーする横遺伝が登場した。
ニューラの過去
- 今でこそ速攻物理アタッカーの役割を持てているニューラ及びマニューラだが、登場当初は非常に使い勝手が悪かった。その理由として、登場時のあくタイプ、こおりタイプの攻撃技が全て特殊技だったことにある。
- ニューラの特攻種族値は35しかなく、「かみつく」も「れいとうパンチ」も特殊だったこの世代では、本来主力となるはずであるタイプ一致技をうまく使いこなせなかった。ちなみに自力習得できる最大威力の技はきりさく。自力習得可能な一致技はふくろだたきだけ(しかも習得レベルはだいぶ遅めの57)。
- 当時の1回使いきりの貴重な技マシン(「シャドーボール」など)をニューラに使わないとまともな技がなかったために、対戦でも全く人気がなかった。
- 能力の問題のためかあくタイプ使いの四天王にも採用されなかった(ニューラを差し置いてゲンガーやラフレシアなどあくタイプですらないポケモンは採用されている。ただ、金銀クリスタルではニューラに限らず新規登場したポケモンが四天王やジムリーダー等に採用されないケースが非常に多かった)。
使用トレーナー
ゲーム版
- シルバー:金銀クHGSSライバル
- スズナ:ジムリーダー(シンオウ)
- アカギ:ギンガ団ボス
- ヴィオ:プラズマ団七賢人
- グラジオ:SM・USUMライバル
- ハジメ:ポケモンレンジャー
- ヒトミ:ポケモンレンジャー
- チカ:テラレイドバトルサポートトレーナー
- クノイチ:ブショー
- ブランシェ:チームミスティックリーダー
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンGO
- 金銀組の実装に伴い登場した。同ゲームではこおりタイプ自体の出現率が低く、ニューラもその例に漏れずかなりのレアポケモンとなっている。だが巣が発見されており、またほのお・こおり出現アップイベント期間中はかなりの数が出現していたことから、入手のチャンス自体はそれなりにある。
- 問題は原作同様かなり捕まりにくいこと。「ハイパーボール」は惜しまないようにしたい。
ポケモンマスターズ
- シルバー&ニューラ
- 実装以前からイベントで度々登場していたが、2023年6月にてマジコス時でのバディでプレイアブル実装された。
- トレーナー技「ほっとけないからな」で味方全体の場をわざゲージ加速状態にするこおりタイプのテクニカル。シンクロわざ「トリプルアクセル・砕」は最大3回連続で攻撃することができ、わざが命中するたびにバディーズわざ発動までのカウントを1減らし、自分の急所率を1段階あげる。
ポケモンレンジャーバトナージ
- パートナーポケモンの1匹で登場。レンジャークラス8で追加される『クエスト36:いたずらニューラ こまったもんだ』にて、アルミアのおしろ2Fでキャプチャしてクリアするとパートナーになる。
ポケパークWii
- アイスゾーンでこおりのきにプレゼントを3個つけると遊びに来る。おいかけっこに勝つと友達になってくれる。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- ハヅキのニューラ
- レースのニューラ
- AG185話の♀️ニューラ
- サトシ達が出会ったかつてリーダーであったはぐれマニューラの所にいた♀️の個体。新たな群れのリーダーとなった流れ者マニューラの横暴に嫌気が差して群れから逃げ出したが、連れ戻されそうになる。
- しかし、サトシの説得を受けたはぐれマニューラが流れ者マニューラと再戦して勝ち、はぐれマニューラが流れ者を倒すと争う理由が無くなったと両者を和解させ、はぐれマニューラは再びリーダーに返り咲いた。
- スズナのニューラ
- XY編
- フレア団のしたっぱの手持ちでも登場している。
- ビシャスのニューラ
その他
AG | 15話 |
---|---|
DP | 27話・91話 |
XY | 40話・80話・91話・105話・112話・113話 |
SM | 60話 |
新無印 | 4話・8話 |
劇場版 | みんなの物語 |
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 40話
- マーニャの猫ポケモン専門のブリーダーハウスに登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- シルバーのニューラ
- 5章:ロケット団三獣士・チャクラがレッドとグリーンを奇襲するためにいてだきの洞窟で捕まえたが、カンナのパルシェンに倒された事で捨てている。
- 11章:新生プラズマ団したっぱのポケモンで登場。
余談
モチーフについて
- 一応猫ポケモンの一匹とされ、公式でも猫として扱われることが多いが、英語名「Sneasel」は「sneak」(こそこそする)とイタチの英名「weasel」から取られていると思われるため、結局は複合モチーフなのだろう。フランス語では「Farfuret」韓国語では「포푸니」となっており、それぞれフェレット、オオヤマネコ(스라소니)が元ネタとなっていて、やはり海外でもモチーフの解釈がイタチ系かネコ系かで割れている。
- この為、ファンの間でも議論を呼ぶ事があるが、金銀のβ版で見られた初期案がどうみてもイタチであり、現在のデザインが何をモチーフにしたかどうかはともかくとして、原案自体はイタチをモチーフに作られたポケモンである事がわかった。この頃から爪を武器にするという案自体は決定していた模様。
- では、なぜ爪を武器にしているのか?という疑問が湧いてくるが、考えられる仮説は次の通りである。
- 中でもファンの間で根強い説が、妖怪の『カマイタチ』がモチーフだからという説。カマイタチは風のように現れては人を切り裂くイタチの妖怪であり、素早い動きで爪を立てる戦闘スタイルはニューラと重なる。また、カマイタチの正体は風による切断現象ではなく、いわゆる寒冷地で発生しやすい赤切れなのではないかと言われており、カマイタチが雪深い地方に伝承が多い理由であるともされる。そこから「こおりタイプ」を連想した可能性もないではない。
- この他にも爪を使うアメコミヒーローとして有名なウルヴァリンの元ネタはクズリ(寒冷地に住むイタチの仲間)であるので、イタチモチーフのキャラクターが爪を武器にするのはそこまでおかしい事でもないのかもしれない。
- ニューラは卵を啜るという生態があるが、英語の慣用句にも「weasel word」(「逃げ口上」の事)というイタチが卵を啜る生態に由来した表現がある。
- なお語源もよく分からないポケモンでもある。「ニュー」は猫の鳴き声「ニャー」の変形を思わせる(イタチを表す漢字「鼬」は「ユウ」とも読むのでそちらとの合わせ技の可能性もあり)が、「ラ」は何を表すのだろうか。
- ポケモンの名前は第1世代からしてガルー「ラ」、ベロリン「ガ」、ヤ「ドン」、サイ「ドン」など怪獣を連想させるような語尾がよく付くので、ニューラの「ラ」もそのたぐいである可能性はある。
- なお、マニューバ(戦術的機動)が由来と言われることもあるが、上述の通りマニューラに進化する前は協調性・戦術性に欠けた野盗のようなポケモンであり、そう考えると根拠としては弱いだろう。
関連タグ
0214.ヘラクロス/メガヘラクロス→0215.ニューラ/ヒスイニューラ→0216.ヒメグマ
同複合タイプ
第4世代追加進化組
進化前 | 進化後 | ||
---|---|---|---|
0315 | ロゼリア | 0407 | ロズレイド |
0190 | エイパム | 0424 | エテボース |
0200 | ムウマ | 0429 | ムウマージ |
0198 | ヤミカラス | 0430 | ドンカラス |
0215 | ニューラ | 0461 | マニューラ |
0082 | レアコイル | 0462 | ジバコイル |
0108 | ベロリンガ | 0463 | ベロベルト |
0112 | サイドン | 0464 | ドサイドン |
0114 | モンジャラ | 0465 | モジャンボ |
0125 | エレブー | 0466 | エレキブル |
0126 | ブーバー | 0467 | ブーバーン |
0176 | トゲチック | 0468 | トゲキッス |
0193 | ヤンヤンマ | 0469 | メガヤンマ |
0133 | イーブイ | 0470 | リーフィア |
0133 | イーブイ | 0471 | グレイシア |
0207 | グライガー | 0472 | グライオン |
0221 | イノムー | 0473 | マンムー |
0233 | ポリゴン2 | 0474 | ポリゴンZ |
0281 | キルリア | 0475 | エルレイド |
0299 | ノズパス | 0476 | ダイノーズ |
0356 | サマヨール | 0477 | ヨノワール |
0361 | ユキワラシ | 0478 | ユキメノコ |