プリキュア×まどマギ
ぷりきゅあまどまぎ
概要
伝説の戦士である「プリキュア」シリーズと、魔法少女である「魔法少女まどか☆マギカ」。
どちらも女子中学生(※注)が主役、かつ変身ヒロインを主軸とした作品である。
ある程度話題になればファンによるコラボレーションが行われるのは必然と言える。
桑水せいか@
放送時期としては「ハートキャッチプリキュア!」終盤から「スイートプリキュア♪」序盤が「まどマギ」と重なっており、脚本家も放送期間中にハトプリに掛けた発言をしている。
また『まどマギ』アクションディレクターの阿部望と神谷智大が、魔法少女たちの変身シーンの作成にあたってプリキュアの劇場版作品(どの作品かは不詳)を観て勉強したとインタビューで語っており、具体的な影響関係も確認できる。
さらに、『スマイルプリキュア!』でのキュアハッピーの強化版・ウルトラキュアハッピー(特にテレビ終盤では巨大化して3幹部やピエーロを抱きしめて浄化した)や、『魔法つかいプリキュア!』終盤での花海ことは(キュアフェリーチェ)の巨大化を見て、アルティメットまどかを連想した人が多く、それぞれ「アルティメットキュアハッピー」「アルティメットはーちゃん」と呼ぶ人も散見される(まほプリについては後述)。(なお、『ハートキャッチプリキュア』の無限シルエットも同じだが、ちゃんとした名前があるため、「アルティメット〇〇」のようには付けられていない。)
内容
色繋がりで鹿目まどかとピンクチーム、美樹さやかと青キュア、巴マミと黄キュアのコラボイラストが多いが、ここではプリキュアシリーズごとに紹介していく。
また、まどマギ以降で特にそれと親和性の高いプリキュア作品を当記事では「スタッフが狙ってたと疑いたくなるレベル」と評している。
Yes!プリキュア5
頭数が双方共に5人、という事でかつては衣装チェンジが投稿されていた(更に「6人目枠」として百江なぎさをミルキィローズに当てはめる事も可能ではある)。
細かいところでは「学年違いの混成チーム」「青の戦士が剣使い」という共通点もある。
また、実際にイラストとなってはいないが、「『蝶』と『薔薇』の少女戦士」である事から「仮にココ&ナッツの前に奴と出会っていた場合、彼女達の中の誰かが『薔薇園の魔女』Gertrudとなっていたのでは…?」という仮説も存在している。
ハートキャッチプリキュア
無限シルエットとアルティメットまどかとの共演など(カップルタグとして、アルティメットシルエットがある。)。
また両作品ともに紫のヒロインの戦闘経験が長い・ストーリー冒頭で主人公がその紫ヒロインが戦っている夢を見ている・【夢の構図】【どうしてこうならなかった】タグが付けられることが多いという共通点もある。
スイートプリキュア
序盤がまどマギと放送時期が重なっていたこともあってか、ハミィがキュゥべえの異次元同位体扱いされたり、ミラクルベルティエとティロ・フィナーレを絡めたネタが見られる。
しかし物語上は、前作から一転して味方・敵・一般人に一切の犠牲者が出ずに大団円(ラスボスさえも救われた)、という『まどか☆マギカ』とは真逆の展開となった。
スマイルプリキュア
スタッフが狙ってたと疑いたくなるレベル・その1。
メインキャラが五人で、まどマギの暁美ほむらとスマプリの緑川なお(キュアマーチ)以外の四人のイメージカラーが一緒(佐倉杏子と日野あかね(キュアサニー)のパーソナルカラーを赤とした場合)という共通点があり(ただし、なおの初期設定時のカラーは紫だった。)、特に鹿目まどかと星空みゆき(キュアハッピー)、巴マミと黄瀬やよい(キュアピース)のコラボイラストがよく見られる他、両作品ともにネタにしやすい作品のためか、このタグの付いた作品の(2014年11月現在)およそ三割がスマプリ絡みのイラストである。
また、敵組織が「バッドエンド王国」で幹部に魔女がいて、絶望をエネルギーに還元している事から、前作の結末と併せて一部ファンの間では「虚淵玄を暗に指しているのでは?」とも言われたこともあったが、最終的にはそうでもなかった模様。
ドキドキ!プリキュア
スタッフが狙ってたと疑いたくなるレベル・その2。
やはりメインキャラが五人で、しかも両作品のヒロイン全員のイメージカラーが一致しており、それ以外にも以下のような共通点がある。
イメージカラー | ドキプリ | まどマギ | 共通点 |
---|---|---|---|
紫 | 剣崎真琴 | 暁美ほむら | 本編開始直後に戦闘シーンがあり、転校生として主人公と同じクラスになる。理由こそは異なるものの、仲間に頼らずに敵と戦っていた時期がある。 |
桃 | 相田マナ | 鹿目まどか | 主武装が弓矢。最終回の途中で悪堕ちしかけるも覚醒しラスボスをソロで撃破(ただし、あまりネタにされない上、キュアハートのは専用装備ではない) |
青 | 菱川六花 | 美樹さやか | ピンクヒロインと幼馴染で本編開始前から仲良し。外部関係で楽器に縁がある |
黄 | 四葉ありす | 巴マミ | ティータイムのイメージがある。チーム中トップクラスの戦闘能力・センスを擁する |
赤 | 円亜久里 | 佐倉杏子 | 5人目に登場したヒロイン。お菓子、スイーツ好き。槍や分身に縁がある。妹及び妹分がいる |
上記以外に、鹿目まどかと円亜久里の名前繋がりネタも見られる。
『ドキプリ』と『マギアレコード』の2作品は幸福な王子をリスペクトした内容がある。
『ドキプリ』は主人公を「幸せの王子」、その幼馴染を「ツバメ」になぞらえ、『マギアレコード』には、この童話をモチーフにした、「幸福な魔女」とその魔女が使役する「ツバメ型の使い魔」が登場する。
また、奇しくも2013年10月26日にはそれぞれの映画最新作『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』と『劇場版魔法少女まどか☆マギカ 【新編】叛逆の物語』が公開され、正面からの興行戦争となった。映画内容も両作品とも過去に対する依存や愛をテーマとして扱ったり、別の世界に閉じ込められてしまうという共通点もあったりした。しかし両作品の結末は真逆になったといってもいいほどの対照的な展開になった。ちなみに特にこだわりがない場合、両作品を連続でみるときは、まどマギ⇒ドキプリの順で見たほうがいいと言われたりする。その理由はお察しください。
その他、後述する6作後にまどかと同名のプリキュアが登場している。
↑ドキプリ⇒まどマギの順で見た場合の事例(3ページ目)
ハピネスチャージプリキュア!
ブルーのプリキュア恋愛禁止令の原因が美樹さやかとするようなネタや、色以外にも戦闘時にリボンを使用するという共通点のある巴マミと大森ゆうこ(キュアハニー)を絡めたネタがある。
また、「本編以外にも多数の戦士が存在する」「願いのために戦う」という点がまどマギと共通しているという見方や意見もある。事実、ブルーとキュゥべえを同一視するようなネタ(ただし、本当の目的は真逆)や、両作品とも「仮面ライダー龍騎」と絡めたネタタグが存在している。
外見が似てるという事で佐倉杏子とアンラブリーをかけた杏ラブリーというネタもある。
氷川いおなと暁美ほむらはイメージカラーが紫であるばかりか、「才色兼備・文武両道でクールな性格」「大切な相手のために孤高に戦う」「青の子に対して対立的な態度をとる」「力の授与者であるはずのキャラからイレギュラー扱いされていた」など共通点が多いため、2人を絡めたイラストもある。ただし、当初は孤高に戦っていたが、仲間の大切さを知ってハピネスチャージチームの一員となったいおなと、仲間たちと共闘していた頃もあったが、「もう誰にも頼らない」と孤独な戦いの道を歩んだほむらとでは、辿った道筋は逆と言える。
Go!プリンセスプリキュア
七瀬ゆいのルックスが、メガほむに酷似との声があり、こんなタグが生まれた。その辺も影響してか、ゆいをプリキュア化する場合にはほむらのイメージカラー・紫ベースで描かれる事が多い。
魔法つかいプリキュア!
スタッフが狙ってたと疑いたくなるレベル・その3。
プリキュアシリーズで初めて「魔法」が主題的に取り上げられた作品。
両プリキュアの名前が「キュアミラクル」、「キュアマジカル」とは、「奇跡も、魔法も、あるんだよ」(まどマギ第4話のサブタイトル)に対応している。
第49話の最終決戦時に見せた花海ことは・キュアフェリーチェの超巨大化形態はアルティメットまどかを思わせた。
一時Twitter上では「アルティメットはーちゃん」が急上昇ワードにまでなったほどである。「どこからでもみんなのこと見ていられるから…私はみんなとずーっと一緒。つながってるよ」という台詞も円環の理と化したまどかに通じると言えよう。
宇宙空間での別離のシーンも合わせて、『まどマギ』最終回に通じるものがあった。
ちなみに、主人公である3人のプリキュアを演じた声優全員がいずれも、マギアレコードにおいても全員魔法少女を演じているのも本作の大きな特徴である。
キラキラ☆プリキュアアラモード
プリキュアシリーズで初めて「お菓子」が主題的に取り上げられた作品。力技ではなく、クリームエネルギーを使った戦法と、巴マミがリボンやマスケット銃を取り扱って戦う戦法が似ている故に、彼女との精神性と大きく合致する。
最初の5人のイメージカラーが『ドキプリ』同様に一致するため、こんなイラストも投稿されている。
HUGっと!プリキュア
ルールーは無感情で、情に動かされる人間の振る舞いを「理解不能」と評する……といえば、同様に感情を持たないあの淫獣の例の台詞に通じるものが見てとれよう。
ちなみに、彼女がルールー・アムールとして野乃はなたちの学校に転入し、その初日からあらゆる面でハイスペックぶりを披露するシーンは、暁美ほむらの同様のシーンともよく似ている。ともにイメージカラーは紫である。
この作品でもメンバー全員のイメージカラーが一致している。
スター☆トゥインクルプリキュア
鹿目まどかと香久矢まどかの名前繋がりでコラボがなされるのはほとんど必然と言えよう。
また、(形状は違うが)赤いリボンで髪を結っている、という共通項がある他、変身後の得物が弓矢というのも共通である。
香久矢先輩関連でいえば、他にもリボン、イメージカラー、弓使い、という三点でこの人とも共通点を見出せる。
巴マミと天宮えれなは主人公の上級生でイメージカラーが黄色、という共通点がある。
もとより本作ではシリーズで初めて妖精が地球外生命体であり、その意味で奴とも共通する。
宇宙のこととなればキラやば〜っ☆と目を輝かせるひかるのこと、奴に出会ってもホイホイされなければ良いが。
そもそもひかると香久矢先輩の2人は「名字の読みが女性名として通じる」という『まどマギ』の魔法少女たちのネーミング法則にも合致しているのだから……。
ヒーリングっど♥プリキュア
スタッフが狙ってたと疑いたくなるレベル・その4。
魔法少女まどか☆マギカ本編で主人公・鹿目まどか役を担当した悠木碧。2020年2月放送開始のヒーリングっど♥プリキュアでは、主人公の花寺のどか/キュアグレースに抜擢され、悠木はとうとうプリキュア声優となった。
→このネタに関しては魔法少女のどか☆マギカを参照。
が、プリキュアになった花寺のどかに待っていたのはある意味鹿目まどか以上に過酷な運命であった。
また放送当時、COVID-19感染流行の影響を受けアニメの制作が一時ストップ。急遽第1話からの再放送措置が取られたため、一部では無限ループの意味を込めて「円環の理」とTwitter上で呟かれた。
トロピカル〜ジュ!プリキュア
今回の敵の首魁であるあとまわしの魔女は、何だか『まどマギ』の魔女にありそうな名前にして「人魚」で「魔女」ということでOktavia_Von_Seckendorffに通じるものがある。
出演者関連
共通出演者
プリキュア変身者、妖精は太字
TV本編・【新編】叛逆の物語
声優 | まどマギ | プリキュア |
---|---|---|
赤﨑千夏 | 女子生徒(叛逆の物語) | 緑川はる、寺田るな、岡田まゆ |
阿澄佳奈 | 百江なぎさ/ベベ | サクラ(映画ドリームスターズ) |
岩男潤子 | 早乙女和子 | リリア |
大久保瑠美 | 女子生徒、先代魔法少女などのモブキャラ、真井あかり(マギレコ) | 調辺アコ |
加藤英美里 | キュゥべえ | 館本飯菜 |
喜多村英梨 | 美樹さやか | 蒼乃美希 |
銀河万丈 | 杏子父 | ルーレット伯爵(フレプリ劇場版) |
飛田展男 | ホストA(ショウ) | リーヴァ |
三木眞一郎 | ホストB | リストル |
悠木碧 | 鹿目まどか | 花寺のどか、クック(プリアラ劇場版) |
吉田聖子 | 上条恭介 | 佐久間としこ |
外伝作品・マギアレコード
注:初出がマギアレコードのキャラは【(マギアレコード)】表示不要。
声優 | マギレコ | プリキュア | |
---|---|---|---|
天野聡美 | 笠音アオ | 仲川詩織 | |
井口裕香 | 呉キリカ(おりこ☆マギカ) | 華満らん | |
石橋桃 | 噂する女性(アニメ2話)、黒羽根(アニメ6話) | 女子生徒(魔法つかい)、ゆかりファン、女子生徒、ポポヌン他(プリアラ) | |
伊瀬茉莉也 | 水樹塁 | 山口真里、春日野うらら | |
市ノ瀬加那 | 古町みくら | 生徒(スタプリ) | |
井上麻里奈 | 飾利潤 | 緑川なお | |
植田佳奈 | 成見亜里紗(すずね☆マギカ) | 古屋りこ | |
大坪由佳 | コルボー(たると☆マギカ) | 角田正美 | |
大橋彩香 | 秋野かえで | ランス | |
小倉唯 | 二葉さな | 輝木ほまれ | |
加隈亜衣 | 矢宵かのこ | ラビリン、虹ヶ丘ましろ | |
金元寿子 | 御園かりん | 黄瀬やよい | |
木野日菜 | 牧野郁美 | フワ、未来の戦士などHUGプリモブ多数 | |
釘宮理恵 | 里見灯花 | 円亜久里 | |
久野美咲 | 千歳ゆま(おりこ☆マギカ) | パン、ネギー | |
小清水亜美 | リズ・ホークウッド(たると☆マギカ) | 越野夏子、北条響 | |
小松未可子 | 十咎ももこ | 香久矢まどか | |
沢城みゆき | エリザ・ツェリスカ(たると☆マギカ) | アリサ(MH)、紅城トワ | |
洲崎綾 | 胡桃まなか | 一条蘭世 | |
鈴木絵理 | 夏目かこ | 児玉えみる | |
鈴木みのり | 万年桜のウワサ | 男の子(プリアラ) | |
瀬戸麻沙美 | 竜城明日香 | 滝沢あすか | |
千本木彩花 | 和泉十七夜 | エレメントさん(木・泡・雷)、きょうこ | |
祖山桃子 | 噂する女性(アニメ2話) | 浅香さら | |
高橋李依 | 美凪ささら | 朝日奈みらい | |
田中理恵 | ミヌゥ | 九条ひかり | |
東山奈央 | 詩音千里(すずね☆マギカ) | イヌ(スマプリ映画版)、パフ | |
中原麻衣 | 梓みふゆ | 白雪姫(Goプリ舞台版)、アウネーテ | |
長縄まりあ | 相野みと | 十倉じゅんな | |
七瀬彩夏 | 保澄雫 | きららのファン、聖あげは | |
西明日香 | 純美雨 | 小鳥、ヤンヤン | |
花澤香菜 | 黒江 | パンプルル姫 | |
早見沙織 | 美国織莉子(おりこ☆マギカ) | 花海ことは | |
ファイルーズあい | 神楽燦 | 夏海まなつ | |
堀江由衣 | 八雲みたま、タルト(たると☆マギカ) | 十六夜リコ、織原つむぎ(ハピプリ劇場版) | |
machico | 史乃沙優希 | 岬あやね、『ヒーリングっど♥プリキュア』ED担当 | |
三森すずこ | 春名このみ | 風鈴アスミ | |
宮本佳那子 | 黒羽根(アニメ6話) | 剣崎真琴 | |
村川梨衣 | 日向茉莉(すずね☆マギカ) | アイワーン | |
村中知 | 志伸あきら | キン、立神あおい | |
森なな子 | 雪野かなえ | 剣城あきら | |
幸村恵理 | 智珠らんか | ルリ | |
佳村はるか | 遊佐葉月 | 七瀬ゆい | |
Lynn | 静海このは | 水島泳子 | |
和氣あず未 | 桑水せいか | マイラ・イースキ、ゆかりファン、少女(プリアラ) |
関連イラスト
関連タグ
- 魔法少女!プリキュア☆マギカ:別表記
- mktn:蒼乃美希(キュアベリー)と美樹さやかの声優ネタが含まれている。
- 安定のmktn:上記タグの発展形。
- キュアパインパイン:黄色とおっぱいで繋がるキュアパイン(山吹祈里)と巴マミのタグ
- 鹿目まどかVS星空みゆき/中の人がリリキュア繋がり:中の人ネタの一環。
- アルティメットキュアハッピー:ウルトラキュアハッピーがアルティメットまどかににていることにちなむネタ
- 魔法少女まどか☆アグリ:円亜久里の名前系バラエティ
- いおなる:シチュエーションが酷似している(が、結末は異なる)
- 魔法少女のどか☆マギカ:花寺のどか(キュアグレース)と鹿目まどかの中の人ネタ。
外部リンク
まどか☆マギカ×プリキュアリンク:ニコニコ大百科の当該タグ。