「スターティングゲートってすっげーソワソワすんだよ!自分で蹴り開けるシステムになんねーかな!?」
プロフィール
キャッチコピー | 粗暴、奔放! 謎テンションな黄金電波娘 |
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誕生日 | 3月6日 |
身長 | 170cm |
体重 | 測定不能 |
スリーサイズ | B88・W55・H88 |
靴のサイズ | 左右ともに26.5cm |
学年 | ???(※なぜか明記されてないが、ほぼ高等部で確定している。後述) |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 表情筋を動かすこと |
苦手なこと | じっとしていること |
耳のこと | 突然耳を塞ぎ『だ〜れだ?』と尋ねる |
尻尾のこと | 時々部屋に忘れてくることがある(本人談) |
家族のこと | 国家レベルの機密事項らしい |
マイルール | マイルールは30秒ごとに改定 |
スマホ壁紙 | 『見る度に違いますわね…』(令嬢MM談) |
出走前は… | スターティングゲートにガン飛ばし |
得意科目 | 超心理学 |
密かな自慢 | モノマネのレパートリー |
よく買う物 | 業務用調味料 |
ヒミツ | ①雑学クイズに恐ろしく強い / ②意味のない嘘は山ほどつくが、意味のある嘘はほとんどつかない |
自己紹介 | よう、ゴールドシップ様だ!たとえ火の中、芝の中!宇宙の果てでも関係ねえ!どこまでも面白いモン探しに行ってやるぜ☆ |
CV | 上田瞳 |
思いつくままに行動し、面白おかしく生きる自由人。隙あらばボケ、ツッコみ、熱くなり、すぐ冷める。
万人と分け隔てなく絡むが、それはゴルシ劇場を盛り上げるためであり、友情や絆をどれほど感じているかは定かではない。トレセン学園一のトリックスター。
(公式ポータルサイトより)
ソロ曲
可憐な月だとか 思っているのなら裏切っていーよね?
『Goal To My SHIP』
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:佐々倉有吾
再生すればあなたはトリコ 押して押しとけ高評価!
『ぱかチューブっ!ですが、何か?』
作詞:上田瞳 作曲:本田晃弘(Cygames)
一心同体じゃん?(hyperデレデレ) ずっと一緒に(走るよ)
『ゴルシでラップ -It's むりむり-』
作詞:國吉理応(Cygames) 作曲・國吉理応、康貞蘭(Cygames) 編曲:康貞蘭
西から太陽きやがれやい! そのまま東へ受け流す
『ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃんのうた』
作詞・作曲・編曲:アオワイファイ(TOKYO LOGIC)
概要
ゴールドシップは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。「ぱかチューブっ!」ではVTuberとして広報活動に勤しみ、ギャグ漫画『ウマ娘ピスピス☆スピスピゴルシちゃん』では主人公を務める、多芸多才でマルチに活躍する万能ウマ娘。モチーフは、JRAにおいて2010年代前半に活躍し、クラシック二冠などGⅠ6勝を挙げるという優れた戦績の他に、数々の破天荒エピソードを持つことでも知られた実在の競走馬『ゴールドシップ』号。通称はゴルシ、ゴルシちゃん。
色白、高身長に抜群のスタイル、アンニュイな眼差し、切り揃えられた銀髪ロングをたなびかせるクールな出で立ちからは全く想像できない本作ぶっちぎりの奇人枠。もはや「残念な美人」「黙ってれば美人」などという表現でも収まり切らない滅茶苦茶なキャラクターから、誰が呼んだか「ウマ娘界のハジケリスト」。
その奇行からあらゆる媒体を跨ぎ、広告塔として強烈なインパクトを残しているが、元ネタであるゴールドシップ号からして破天荒な性格だったため、ウマ娘ファンも競馬からのファンも一同「まあゴルシだし……」と諦めにも似た納得をしている。
ほぼ会話不能レベルのアプリゲーム版から、一応会話は可能なアニメ版、他人に振り回されることもあるYouTuber版など、媒体によって微妙に奇人度合いも変化している。アニメ版では「毒舌」とも紹介されているが、口調は荒っぽいものの、言うほど毒舌キャラではない(特にゲーム版)。
それでもやはり「黙ってれば美人」の評価は正しく、眉目秀麗が基本とされるウマ娘基準でもとんでもない美人扱いらしい。アニメの紹介文では「抜群のプロポーションと神々しいまでの美貌を持つスーパーウマ娘」と(見た目に関しては)誉め殺しにされており、その抜群の容姿を活かした水着姿や勝負服もゲーム版で実装されている。→RUN!乱!ランチャー!!、La mode 564
『ピスゴル』においては幼稚園児としてではあるがジョーダンにも一度ギャルの姿になった際には「結構イケてる」と評価されることもあり、なんだかんだ幼少期からかなりの美形だったようである。
こうした見た目と中身の強烈なギャップから、「開発初期段階では気性の荒さを“高飛車”と解釈して他者を突っぱねるようなキャラクターだった説」や「ゴールドシップ号の関係者から『こんな(気品に溢れている)のはシップじゃない』と言われて急遽路線変更した説」といった憶測まで存在するが、真相はゴルシのみぞ知る。
総じて好き放題やっているようにしか見えないが、一応は自分なりに線引きをしており、本気で切迫・絶望している相手など冗談で茶化すべきでない状況では決してふざけない等、割としっかりTPOを読み弁えて奇行に及んでいる節がある。
宇宙サメに言及するなどの意味不明な狂言や、お湯をわざわざキンキンに冷やしたうえで渡してくる等の奇行こそ行うが、意味のある嘘は決してつかない(自分についての嘘か本当かわからないことや、常識で考えてあり得ないことは言うが、例えば「シャカールの食べているラムネ菓子が実はプロテインである」というようなあり得る嘘及び出鱈目や、犯罪系の当人のイメージを落としかねない不謹慎なネタは絶対に言わず、嘘をつく場合は「シャカールが食べてるアレはアタシが育ててた木工用ボンドの塊」だの「アレはラムネ菓子型の電池で、シャカールはサイボーグ」だのの、信じた方が「何故それを信じた?」と言われる様な突拍子も現実味もないことのみである。)
またアンソロジーコミックでも「遊泳禁止の場所でゴルシが遊泳」という場面を描いていた作者に「ゴルシは明確に禁止と言われていることはやらない」と修正を依頼したという逸話が残っている。が、もしそれ(禁止されたらやらない)が本当ならば、一着になった際にゲーム版トレーナーへ行うドロップキックを当のトレーナー含めて誰も禁止していないことになるが……
なお、「TPOを弁えられる」と言うことは「考えて、ネタとしてやっている」ということなので、根が狂っているわけではなく、生粋の狂人ではない。
その為一部存在する本物の狂人や、天然ボケには対応が遅れたり押し負ける事がある。
一人称は「アタシ」を中心に「わし」「俺」「アテクシ」「ゴルシちゃん」「ゴールドシップ様」「ゴルピッピ」等々変幻自在。
トレーナーなどに対する二人称は「オメー」や「オマエ」、ちょっと畏まる時でも「アンタ」など。
友人のメジロマックイーンの呼び方も「マックイーン」「マックちゃん」、逆に呼ばれ方も「ゴールドシップ」「ゴールドシップさん」等、呼ぶ方も呼ばれる方も公式でだいぶとっ散らかっている。まあゴルシ相手に細かいことを気にした時点で負けである。
所属チームは、アニメ版では主人公スペシャルウィークらと同じ「チームスピカ」。ゲーム版ではオグリキャップを輩出しメジロマックイーンが新エースを務める、「チームシリウス」となっており、露出度は極めて高い。
頭脳派
恐ろしいほど雑学クイズに強いらしく、語彙も無駄に豊富で、含蓄かあるんだかないんだか分からない語録をよく残している。計算も早く、アニメ版では溶接技術やデザインソフトも巧みに使いこなすなど豊富な技能を持つ。
モノマネのレパートリーも多彩で、アナウンサー、ロボット、お嬢様と(ゴルシの頭の中では)場面にあった的確なモノマネを突如繰り出してくる。
なお、ゲーム版でのステータスとしての賢さ初期値は全ウマ娘の中で最下位(「スキルの発動率やレース中の立ち回りを左右するパラメータであるため、気分屋で走りが安定しないことで有名だったゴルシは低く設定されたものと考えられる)。
ゴールドシップ号の関係者やファンは口を揃えて「頭が良い」と評しており、並外れたフィジカルと気まぐれさで周囲を人馬問わずに振り回しまくった一方、ここぞという場面で見せるエンターテイナー気質で数々の逸話を残している。
学年不詳
トレセン学園のウマ娘たちは全て大まかに中等部・高等部に分けられているのに対し、唯一ゴールドシップのみゲーム内プロフィールで学年が「???」と設定されている。
ドラマCDでは黄金世代らの中等部組に加え、高等部のサイレンススズカからも「ゴールドシップ先輩」と呼ばれており、ゲーム内のホーム画面でもゴールドシップが「(栗東)寮の年下のヤツら」について語るセリフが聞けるため、後輩がいる学年なのは間違いない。
また、同じチームシリウス内でもライスシャワーが高等部なのに対して、史実では2歳年上のメジロマックイーンが中等部所属となっているため、競走馬としての年齢差は作中の学年を解く手掛かりとはなりえないようだ。
なおゲーム版の誕生日セリフでは「アタシ何歳になったんだろ――あっやべ、これ触れちゃいけねーヤツだった」と有耶無耶にされている。
と、ゲーム版リリース以来長らく明言されずにきたゴルシの学年だが、3.5周年が経過した2024年8月24日実装のジェンティルドンナの育成ストーリーの衣装イベントで、フジキセキ・ヒシアマゾン・スマートファルコン・オルフェーヴル・ジェンティルドンナという、非常に濃い面々と同じクラス(おそらく高等部2年)であることが判明した。
なお、上記のイベント内には登場しないが、エイシンフラッシュからは宿題の提出日やテストの日程を教えてもらっていることから彼女とも同学年の可能性が高い。
なお、依然プロフィール欄は「???」のままである。
容姿・デザイン
銀髪に近い芦毛のロングストレートを装具で後ろに流し、頭の上には舟形帽、右耳には蝶結びの紺リボン。瞳の色は薄い紫色で、これは史実で同じ父を持つナカヤマフェスタやオルフェーヴルと共通した特徴である。
顔のつくりや体型は媒体により異なる。アプリゲーム版以降のメディア化作品では色白童顔で半眼・タレ目ぎみで体型はグラマラスになっているが、それ以前から展開していたテレビアニメシリーズだけは面長で若干血色がよくツリ目ぎみで体型はがっしりめでデザインを通している。
幼少期は茶髪だったと自称しており(続けて白玉粉を被って以降髪が白くなったと宣っている)、彼女の言う事なので真偽は不明ながら、ゴールドシップ号も幼駒時代は流星の通った栗毛に近い毛色をしていた。
- 勝負服
アプリゲーム版での呼称は「レッドストライフ」。
シップ→船つながりで水兵服(特にアメリカ海兵隊の軍楽隊の制服あるいはそれに由来するマーチングバンドや鼓笛隊)を意識しつつも元ネタの馬主の勝負服「赤、白袖赤一本輪」の配色を損なわないデザインとなっている。
真紅のワンピース型のトップスに、黄金色の菱形の装身具が目を引く。白い詰襟は背中側がセーラーカラーで、胸元には赤いリボン。胸周りにベルトを巡らせている。腰のベルトで右側にポーチを下げているが、中身は果たして……。上腕には紅白の腕章型の腕飾り、手元はグローブ。
長い脚を際立たせるロングのスキニーパンツに、右大腿には錨のようなエンブレムが取り付けられている。折り返しの付いたロングブーツに赤いリボンが揺れる。
アプリゲーム版ストーリーイベント「大乱闘!?夏色☆バカンス」で登場した水着勝負服。
アプリゲーム版シナリオ「プロジェクトL'Arc」で登場した凱旋門賞出走用に誂えた勝負服。ゲーム版における3人目の3着衣装となる。
- 私服(STARTING GATE!)
後述する漫画『STARTING GATE!』第35レースで登場する私服。外見と中身のギャップが甚だしいゴールドシップの象徴として、好んで画題となる傾向にある。
カラーイラストが公式に存在しないため、ベタ塗りされていたベレー帽と丸サングラス、クロスホルターネックのトップスは黒く、トーンが貼られたバギーパンツはグレーや紺に塗られがち。
公式の2023年のホワイトデーイラストではこの私服の亜種と思しき白装束バージョンが登場している。→https://twitter.com/uma_musu/status/1635475871254614016/photo/1
- 私服(アニメ版)
- 私服(アプリゲーム版)
- 応援服(アニメ版エンディング)
アニメ『ウマ娘プリティーダービーSeason3』エンディングでは、チームスピカの面々がチアリーダーの衣装で揃える中、一人だけ学ランの応援団の衣装で登場。それを残念がってゴルシにもチアリーダーの衣装を着せたファンアートも投稿されている。
2024年のケンタッキーフライドチキンとの公式コラボ『ウマ娘と今日、ケンタッキーにしない?』では、カーネル・サンダース像に扮して登場。コラボ期間限定でアプリゲーム版でも3Dモデルが用意されていた。
マンガ版
STARTING GATE!
「オッス!アタシゴールドシップ!シャコをガレージって呼ぶセンス大事にしてる!」
アプリゲーム版とアニメ版のゴルシを6:4に調整したようなバランスの性格となっており、基本的な口調や言動はゲーム版のアレがベースとなっていると書けば分かりやすいだろうか。
意外にもちゃんと出始めたのは第4巻頃と結構遅め。
トータルの出番自体もそこまで取り立てて多い訳ではないが、スペシャルウィークとの初対面時にはランニングマシーンに寿司を置いて疑似回転寿司をしながら突然話しかけるというシーンはファンの中では語り草の一つ。衛生的に大丈夫なのかという不安もあるが一応真面目に(?)寿司職人の格好をしていたのでそこら辺の管理はしっかりしているのだろう。
ただ、メジロマックイーンと協力して一度喧嘩していたウオッカとダイワスカーレットを和解させようと仲直りの場を設けるなど、根本的な所はアニメ版やゲーム版のメインストーリーのゴルシと共通している。こちらの世界でもマックイーンとはヨロシクやっているようだ。
コミックス6巻(最終巻)の第38話では、テイオーに対して「私としたことが…少し感情的になってしまいましたわ…。余計なことを言ってしまったかしら… でも…」と少々悩み気味なマックイーンに対し、顔のすぐ隣で「「よけーなこと」って「見てる世界が違う」ってヤツかい?」とホラーテイストで言いだしての登場でビビらせ、悲鳴を上げさせた。尚、本人曰く「時期遅れの納涼です」との事。
ていうかこれ、その手のファンからすれば明らかに闇の仕草なんですが。
ウマ娘シンデレラゴールド
2022年ゴルシウィークの目玉企画の一つとして5月4日、YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」に漫画「ウマ娘シンデレラグレイ」の公式パロディ漫画(ゴルシ曰く「ゴルカライズ」)の一部が公開された。これは「シンデレラグレイ」の作画担当である漫画家の久住太陽氏が依頼されて描いたもの。ちなみに「シンデレラグレイ」では明らかに彼女を意識したと思われる話題の焼きそば屋「金船」が登場している。
ウマ娘 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん
2023年11月29日からWebサイト『週刊コロコロコミック』連載のギャグ漫画では、幼稚園児になったゴールドシップが主人公となり、幼稚園児ライフを満喫する。
本作ではどちらかと言うとアプリゲーム版に近い破天荒型の性格だが、主役作品かつギャグ時空だけあってメタ発言は当たり前、どの媒体と比べてもより意味の分からない行動で担任のまなみ先生を悪戦苦闘に追い込んでいる。なお、この世界でもマックイーンやジョーダンとの縁は健在な模様。
ただ、普段は率先してギャグを担当しているだけに想定外の事態には滅法弱く、スペやオグリとの大食い大会では最終的にお嬢様言葉を喋りながらグロッキー状態になったりと天然キャラ達に振り回される場面もある。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season1・Season2
美しい芦毛の銀髪をなびかせ、抜群のプロポーションと神々しいまでの美貌を持つスーパーウマ娘。しかし、その見た目に反し性格はかなり残念なガッカリ系美少女。とにかく粗暴で凶悪、毒舌で乱暴、よくわからないテンションで相手を煙に巻く飄々とした性格。
チーム<スピカ>所属。トレーナーの意見は基本的に聞き流し、気分が乗らないとレースやトレーニングも一切真面目にやらない。まさしく馬耳東風。趣味は他愛もない可愛いイタズラ。メジロマックイーンとは何か特別な縁を感じている。(アニメ公式サイトanime-umamusume.jpより)
アニメ用に描き起こされたキャラクターデザインはゲームなどで使われているデザインとは顔立ちや体格の調整が異なっていることがあり(例:メジロマックイーンの眉毛)、ことゴールドシップについてはその乖離が顕著に表れている。
ゲーム版と比べると面長かつツリ目気味で鼻筋が通っており、体格もがっしりしたイケメン寄りの雰囲気になっている。
Season1第1話で主人公を誘拐した3人組の主犯。
あ、あの…名前言ったら変装の意味ないでs
チームの気風が肌に合ったのか、チームスピカへの在籍期間は最も長く、付き合いの長いスピカのトレーナーへの態度はすげなく、容赦が無い。劇中では群を抜いた奔放ぶりを見せており、他のメンバーが走り込んでいる最中に、まるで違う事を一人で(しかも結構真剣に)やっていたりする。
多才なのか器用なのか、トレセン学園内で生徒相手に屋台経営をしているフシがあり、慣れた様子で焼きそばや弁当を売り歩く姿も描かれている(これは史実で一時期にコンビを組んだ岩田康誠騎手が、ファン感謝祭などで「プロ並みの手つき」と称される熟練のヘラさばきで焼きそばを炒めていた事が元ネタとも)。
やりたい放題に見えて彼女なりの気遣いが窺える場面もあり、メンバーに故障者が出た際には小芝居を打って場の雰囲気を和らげたり、レースへの出走者に「念を送る」応援法を編み出したりと、とても仲間思い。
また、アニメ本編で描かれる他のメンバーが加入する以前のチームスピカで、トレーナーとウマ娘の間で起きたチームの方針に関する揉め事でウマ娘達が集団で脱退してしまった時にも、ただ一人チームに残ってトレーナーに対し以前と変わらない態度で接し続け、彼がサイレンススズカの走りを見て再び奮起するまでの支えとなっていた過去を持つ事が、アニメ1期の13話で語られた。
メジロマックイーンに対しては冗談とも本気ともつかない思い入れがあるようで、彼女が入部を決める以前から様々な手段でちょっかいを出しては、なぜかゴールドシップ自身が左目を痛めるという謎の芸風を確立している。
その際には、ギャグシーンとはいえマスタードや消しゴムどころか鉄串が目に当たっても痛がるだけで特に大きな負傷が見られないという謎の頑丈さを発揮している。史実でも怪我をしやすい要素を多く持ちながら(大柄な馬体、ロングスパート、ストライド走法等)大きな怪我は無く現役を全うする頑健さを持っていた。
ちなみにダイワスカーレットも練習中に目を怪我しているが、こちらは普通に眼帯を付けており、ゴールドシップの「目ェ弱すぎだな」に対し「アンタが異常なのよ!」と突っ込んでいる(なおそんなゴールドシップに慣れたのか、マックイーンはスカーレットに対し眼帯について「もしかして中二病とやらですか?」と尋ねていた)。
あくまでこの場合はギャグシーンなので笑い話で済むが、高速で走る馬や馬上の騎手にとって飛んでくる芝などは顔などに直撃すれば大惨事になりかねない危険なものである。
その他、マックイーンに思いっきり踏まれても跡が残るだけで済んでいる。そして周囲の人物からも視聴者からも「まぁゴルシだし」で済まされるのが定番の流れである。
Season1OPでは、2012年皐月賞にて他の馬が避けて通った荒れ放題の内の馬場に躊躇なく突っ込み、後方から一気にショートカットしてそのまま1着でフィニッシュした通称「ゴルシワープ」が再現されている。
またseason2では、怪我をしたトウカイテイオーが菊花賞に向けて勉強している姿を見て、「京都の外回りコースは3コーナー手前から仕掛けるのはやめろよ」とアドバイスを送るが、史実でのゴールドシップ号は3コーナー手前坂の上りで仕掛けて行き、下りでさらに加速しそのまま押しきって勝利している。
なお同年の菊花賞のCM"The WINNER"のモデルはミスターシービーだった(こちらも淀の坂について語っている)。
また、アニメではウオッカのように元々短い名前のウマ娘以外は大抵名前の一部だけで呼ばれるが(例:トウカイテイオー⇒テイオー、ライスシャワー⇒ライス)、ゴールドシップに関しては「ゴルシ」という略称は自称及びトレーナーからの呼称だけで、ほとんどの他者からは「ゴールドシップ」と略さずに呼ばれている。
一方で、ゲーム版ではウマ娘からもゴルシ呼びが一般的。
ルービックキューブが好きなようで、練習中や試合観戦中にもよくいじっている(Season3第3話にて意味が判明した)。
機械にもかなり強く、溶接までやってのける程。
自由人らしく「ゴルシちゃん号」と名付けたセグウェイで通学している。駿川たづなと普通に挨拶しているあたり、日常光景のようである。
自身が車みたいなものであるウマ娘としてどうなんだという気がするが、怪我したトウカイテイオーに貸し出され、その又貸しでミホノブルボンに渡ってライスシャワーを追いかけるなど、活躍の機会が多い。
メカクラッシャーのブルボンも普通に動かしているが、そこは「まぁゴルシのだし」で片付けられている模様。
(画像はJAPAN WORLD CUP3のパロディ)
ちなみに「ゴルシちゃん号2号」という電動車椅子(モデル)も持っており、これもテイオーに貸し出されている。
セグウェイはともかく、怪我知らずのゴルシが何故これを持っているのかはゴルシのみぞ知る……。
OVA『BNWの誓い』
チームNの一人としてマックイーンらと戦うが、カーブを曲がれず、そのまま順路を跳ばして失格となった。
なお終盤の大阪杯でBNWらと戦うが隣のエアシャカールとゲート内で喧嘩し、あの事件同様出遅れてしまった。
Season3
「安心しろ、次こそ完璧なスタートでGⅠ7勝、そのまま有馬に乗り込んで史上初の8勝だ」
これまでアニメ・ゲームのメインキャラクターとして据えられながら実はデビューしていなかった彼女の、現役時代の活躍を描いた初の作品となる。主人公のキタサンブラックとは現役時代が1年被っており、キービジュアルでは勝負服姿が描かれている。
紹介文も「最後方からのロングスパートを持ち味とした派手なレース展開で多くのファンを魅了するスーパーウマ娘」とされている。この時代では既にトゥインクル・シリーズに参加している。
オープニング映像ではトーセンジョーダンに上段蹴りを突然かますという相変わらずの無法ぶりを見せつけている。
なお、アニメ版では何気に初めて寮室が描かれている。壁には何故か王将、雀聖、リバーシチャンピオンなどのポスターを貼り付けており、よく見るとSeason1や2で付けていたサングラスも保管されているのが確認できる。棚には自分専用の目隠しも置いている。意外にも机には何やら参考書が綺麗に整理整頓されていたりと、ゴルシの普段見せない私生活ぶりを垣間見ることができる。
ポスターそのものを除くと家に提灯を置いていたキタサンよりも常識的な部屋とか言われていたりもする。ちなみに、例によって隣に誰がいるのかは一切明かされていない。
第1話では「宝塚記念に向けて〜」と例の事件のフラグを立てたが、あくまでも第3話でも「やらかし」として多少言及される程度であまり触れられていない(尺の問題と上記の『BNWの誓い』との兼ね合いのためと思われる。一応回想シーンの静止画で描かれてはいる)。第2話では某yogibo宣伝部長をリスペクトした寝姿を披露した。
GⅠ6勝もの好成績を残してきた彼女だったが、次第に得意の末脚が芳しくないレースが続いており、自身が既に競走ウマ娘としてのピークを過ぎていることを自覚しつつあった。URAからの招待状と自身の衰えから、急遽記者会見でトゥインクルシリーズを引退し、ドリームトロフィーリーグに移籍することを発表。
また、その後に大樹の切り株でキタサンブラックにトゥインクルシリーズを退く事について問われるが、その際に自らの競走生活についての回想を語った。
…のだが、その回想の最後の方で存在しない…はずなのになぜか存在する記憶が流れており、実馬を知るファンにはニヤリとさせるネタが詰め込まれている。
また、麻雀をしながら「どれを切ればいい……!?」と悩む記憶だけは実馬と全く関係ないが、張っている手が余りにもデカすぎるため、「赤ドラだろうがとっととその5筒を切れ!」という声も…?
そして訪れた有馬記念。全盛期を彷彿とさせる最後方からのロングスパートで差し切ろうとするが、やはり肉体の衰えから脚が伸び切らず8着。トゥインクル・シリーズでのラストランを終えた。だが…
「まだ終わってねーよ!待ってろよオルフェーヴル、ジェンティルドンナ!トゥインクル・シリーズでの借りはドリームトロフィーリーグで必ず返す!アタシの夢に終わりはねェ!それを皆に見せてやる!」
観客の前で先にドリームトロフィーリーグに移籍していたオルフェーヴル達に宣戦布告し、自身はまだまだ現役として走り続けると宣言。有終の美は飾れなかったものの、駆けつけたファン達からの大歓声のゴルシコールが会場にこだましたのだった。
その後、有馬記念で3着となったキタサンの元に現れ、Season1から肌見放さず持っていたルービックキューブを餞別に手渡した。
「お前は一つだ。アタシは『六つ』だったが…お前は『何面』揃えられるかな?」
「………私、ゴルシさんを超えてみせます!六面揃えて…それ以上に!!」
そのルービックキューブは、現在のキタサンが勝ったGⅠの勝利数と同じ数、黄色(=菊花賞)の面だけ揃えられていた…。
第4話では一切登場せず、キタサンブラックの春天にも来ていなかった。一方、ゴルシちゃん号はまたしてもブルボンに貸し出されていた。なお、以前の戦いからより一層キタサンには後輩として肩入れするようになったらしく、勝手にではあるが彼女を自らの「弟子」と呼ぶようになった(脚質的には真逆)。
第9話では去年と違いスピカメンバー総出でキタサンブラックの応援に駆けつけ、弟子(?)の激走を見守った。また、マックイーンやサクラローレルと共に、天皇賞(春)の煽りVTR(レースを盛り上げるために事前に会場で流す過去のレース映像集)に歴代の天皇賞制覇ウマ娘の一人として登場している。
『黄金色に輝く栄光への航路』
第10話では、執事喫茶を出店するスピカの面々の中で、一人だけ羊の着ぐるみという期待を裏切らないボケをかました。
その後、年配の男性の手を繋いで店内に連れ込み、客として来ていたグラスワンダーに紹介していた(これは実馬の引退後のエピソード、今浪厩務員が毎年必ず会いに行っていたこと&同じ牧場にいたグラスワンダー号と仲良しだったことが元ネタ)。
また、凱旋門賞に挑んだ日本のウマ娘達を紹介する記事では、彼女だけ優雅にフランスを観光しているだけの写真が掲載されていた。
第11話では体調に問題がないにも拘らず実力を発揮できないキタサンにピークを過ぎたことを告げた。
RTTTシリーズ
新時代の扉
劇場版本編では一切登場しないが、ノベライズ版にてゲスト出演。両手にゴツいウォーターガンを抱えてジョーダンを追い回すという相変わらずの行動を起こしている。劇中ではジャングルポケットやダンツフレームにも水鉄砲勝負を仕掛けており、喧嘩を買ったポッケと熾烈なバトルを繰り広げた模様。
その他のアニメ
うまよん
金船障害と言う障害物競走を企画・提案。
このレースの参加者はタマモクロス、スーパークリーク、ヒシアマゾンの3人。
しかも内容はと言うと「粉の中から飴を探す奴」、「コスプレ早着替え」、「借り物競走」とやりたい放題で「コスプレ早着替え」ではタマモクロスは幼稚園児服、スーパークリークは若奥様、ヒシアマゾンに至っては魔法少女の服装と言う始末。そして「借り物競走」では借り物は自分というもので自ら乱入し、最後は自らゴールすると言う結末でまさに自作自演であった(コスプレで恥ずかしい服を着る事になったタマモクロスとヒシアマゾンは激怒した)。
うまゆる
うまよんと異なり、台詞のないモブキャラとして通算2話登場するのみだったが、
第19話「G様の言うとおり」で満を持して登場。
デスゲームばりの環境にウマ娘たちを閉じ込める。が、あまりにも人をおちょくった仕掛けをしたため参加者の一人の逆鱗に触れてしまい…。
ゲーム版
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
「おるぁ!!見たか、アタシたちに負けの2文字はなーっし!」
本作でも勿論プレイアブルキャラクターとして参戦。今回はパーソロン系メインのキャラ構成であるチームローズのメンバーとして活躍する(厳密にはゴルシはサンデーサイレンス系ではあるが、一応パーソロンの血脈自体は受け継いでいる)。
本作でもそのフリーダムぶりは健在で、どこからかペンギンの着ぐるみを着たり自分に気球を付けて空を飛んだりとやりたい放題を尽くしている。なお、一度チーム名を『最強☆ゴルシちゃん軍』、『ゴルシちゃん王国の最強四天王』と付けようとしてテイオーらに止められるといった姿も(結局「チームローズ」に決まった様だが、本人はまだ名前を諦めていないらしい)。
本作でも変わらずマックイーンやテイオーをからかって遊んでいるが、一度障害走のコツを教えるのをマックイーンに拒絶されて際には不貞腐れて愚図る姿も見られる。なんだかんだチームメイト達を気に掛ける仲間思いな一面もあり、大食い競技で倒れたツルマルツヨシのために1人付き添いに行くこともあった。
プレイヤーの意思でカスタマイズできる部屋ではテイオーなど曰くたまにロッカーに隠れていたりするから油断できないとか。どうやら私生活でも定期的にイタズラを楽しんでいる様だ。
『ゴルシちゃんの大冒険Ⅱ』
「ゴルシちゃんの ツレに てをだして ぶじでいられると おもうなよ! まってろマックちゃん! すぐむかえにいくからな! やこうバスで!」
『ハチャウマ』のミニゲーム枠に当たるローグライク2D横スクロールシューティング。なお、エルには何故『Ⅰ』がないのか疑問に思われているが「細かいことは気にすんな!」とのこと。ゲーム中ではキャノン砲を持ちながら敵を次々と撃ち倒して経験値を集め、自身を強化していく物となっている。道中ではバリアなども装備することが可能、
なお、どうやらケール博士という人物がロボット軍団を率いてトレセン学園を襲撃し、マックイーンの姿も見えないことから彼らが彼女を攫ったと確信して迎えに行く…というあらすじから始まるが、本編ではほぼ敵キャラや障害物以外はゴルシのみの登場である。
一応ゲーム中ではゲームクリア後にゴルシ本人がアドバイスや世間話をしてくれる時があるが、『ぱかチューブっ!』のスタッフ曰く「適当なこと書いてるんで気にしなくて良いです」だとか。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
アニメでの登場から3年近くの時を経て、満を持してリリースされたアプリ版『ウマ娘』であるが、こちらでも奇人っぷりは健在……どころかアニメ版に輪をかけて変人具合がエスカレートしており、特に育成ストーリーではまともに理屈の通るセリフを探す方が難しいという会話不可能レベルに強化されている。
その不条理を極めた奇行の数々から、トレーナー達に「一人だけ『ボーボボ』の世界に生きている」とまで評される始末。果てにはゴゴゴーゴ・ゴールシというタグまで作られている。
トレーナーのことは「ヒマそうなやつ」という認識であり、「アタシと出会えてアンタの人生、面白くなったろ?」と問い掛けている辺り、面倒見の良さも覗かせている(彼女がどこまで他人のことを気にしているかは皆目見当が付かない)。
なおこんな有様でも「まぁゴルシだし」で大抵のことは苦笑いと共に受け入れられている模様。
育成シナリオも非常にハジけており、「地層を調べようとしてボーリングしたら秘伝の書を見つけ、そこに記されているエデンを目指す」という、どこから突っ込んでいいのか分からないシチュエーションを発端としてシナリオが進んでいく(クラシック級では菊花賞を終えた辺りでエデン探しに飽きて辞めようとする始末)。スポ根要素どこ行った。
そんなふざけたシナリオに反して目標レースはデビュー戦以外全てGⅠなのだが、「ライバルと切磋琢磨して出走を掴み取る」ような場面は一切無い。
努力しても出走が叶わなかったウマ娘にとってはブチギレ案件だが、トレーニングを積極的にサボったりすることは無いし、「レースは何が起こるか分からない」からレース自体には非常に真剣なためか、周囲から批判されたりといった事も無い。
馬の方のゴルシもウマ娘のゴルシのように常に真剣に走って欲しかった……。
ただしこれはサービス開始時からいるウマ娘の中では最も新しい世代のウマ娘であるが故彼女の明確なライバルとなり得るウマ娘がいないからハジけ路線のシナリオにした、という可能性もある。
実際2024年現在、ゲーム中に実装されている彼(女)と同世代で切磋琢磨し合ったウマ娘はヴィルシーナと、3周年直前に発表されたばかりのジェンティルドンナ程度だが(ホッコータルマエも同世代だが、アチラはダート路線なので接点が無い)、史実においてはゴールドシップ号のライバルは多数いた。
行動の9割5分は奇行だが、レースで実力を出せず落ち込むメジロマックイーンを慰めるなど、稀に優しい一面も垣間見せる。また、度を超えた奇人相手にはドン引きしたり自分のペースに引き込めなかったりすることもある(感性まではそこまでイカれていないのだろう)。
連続出走で疲労が溜まるとお嬢様言葉になったり、トーセンジョーダンを挑発した際に予想外のおバカ回答が返ってきたことに絶句する一幕があるなど、「普段の奇行はポーズ」説もある。
グッドEDの台詞を見るに自身が変人なのは自覚しており、仲間想いな面を見せることもあることを考えると、ふざける場と真面目にやる場で行動を切り替えているようだ。そのためマックイーンや育成シナリオのトレーナーに遠慮なくハジケているのは全力で甘えてるとする解釈もある。
また、バレンタインにはチョコの代わりに真鯛をくれるのだが、本人が調べろと言ってる魚言葉が魚言葉のため「こいつ何気に重くね?(もしくは一途すぎね?)」と解釈するトレーナーもいるとかいないとか(そもそもテーマ曲の歌詞が「毎日絶対会いに来る事、じゃないと暴れるよ!はい復唱!」とゴリゴリに独占欲を発揮している)
「父親が漁師」と語っており、釣り好きで海や海産物に対する深い知識や愛着を見せる事がある(ゴールドシップと掛かっているのだろうか)。……のだが、実家はネジ工場、故郷のゴルゴル星など、場面ごとに言っていることがコロコロ変わるし、プロフィールの家族構成には「国家機密レベルの秘密」と書かれているため詳細はあやふや(過去語りの内容がその時のノリで変わるので信用出来ないという共通項から、ハジケリスト扱いが加速する要因にもなっている)。
このように普段から意味のないことを口走っているようにみえるが、だいたいのセリフに元ネタがあるため、探してみるのも面白いかもしれない。
- 実家はネジ工場、球体から穴をくり抜いてドーナツにするバイト:史実の馬主の経営する会社はベアリング製造の最大手。
- 父親は漁師:史実の馬主の趣味は釣り。ゴールドシップ号誕生についても「糸をたらす時間がちょっと長いだけ」の「大物釣り」と例えている。
- 故郷のゴルゴル星、家族構成は国家機密:ゴールドシップ号の母馬の牝系の先祖は、アメリカから輸入された宮内庁直轄の「下総御料牧場の基礎輸入牝馬」の6頭の1頭・星旗。6頭は名前に星のがつくことから俗に「星の牝馬」とも呼ばれ、その産駒たちは優秀な成績で日本競馬史に名を残した古い血統。
- 地層を調べようとして畑にボーリング云々:デビュー前福島にて東日本大震災により被災している。
- 凱旋門賞のシナリオでは弟と妹の存在が明らかになった。妹は全妹のフラワーシップで、弟は同じく全兄弟のゴールドフラッグかトレジャーマップなのではと推測がされている。因みに妹は史実の120億円事件である意味一番の被害者のとある馬との間に子供がいる。ゴールドシップのことなので妄言かもしれないが…
ラーメンと焼きそばに対して並々ならぬ思い入れがあり、夏合宿ではトレーニングの傍らで焼きそば屋を手伝い、初詣では焼きそばの屋台が無いことを嘆いて焼きそば復権のための案をトレーナーに出させ、日本一のラーメン屋になるためにラーメン屋を食べ歩いて研究する等、強い拘りがある。
また、本作のキャラクター全般に言えることだが、そのグラフィックがかなりハイクオリティなため、「アニメの時は色物枠としか思わなかったがゲーム版だと普通に可愛い」とゴルシを捉え直したファンも多いとか(アニメ版と比べて可愛らしい顔付き・表情なのも理由か)。また、元の馬と同様に女性ファンが多いようだ。
レースでは史実のゴールドシップ号と同じく、歩幅を大きくとるストライド走法が特徴的。
ストーリーイベント「幻想世界ウマネスト」では、育成・サポカガチャに黄金世代が並んでいたのにも拘わらず、唯一姿のないスペシャルウィークを差し置いて登場。
ストーリー内容はレースを再現できるVRウマレーターの試運転で、予めシンボリルドルフに試運転をしてもらっているという触れ込みだったのだが、何故か誰にも気付かれずにゴルシが運転しており、それに飽きたらずファンタジーと世紀末が融合したハジケRPGに改変し、エルコンドルパサーとグラスワンダーの前にセイウンスカイ・キングヘイローをモデルにしたNPCまで作り上げ、刺客として向かわせるというやりたい放題ぶりを発揮した。
メインストーリー
旧エース・オグリキャップから新エース・メジロマックイーンが後を継いだ新生チーム<シリウス>に所属。
第1章から登場し、本人の育成ストーリーよりは若干まともな受け答えをしたり、他者の機微を察した振る舞いを見せる(ふざけようとしたがマックイーンが真剣に話してるのを見て引っ込んだりする等)。
ライスシャワーが主役となる第2章では打てば響くマックイーンと違い、全部抱え込んで落ち込みスパイラルに入りかねない事もあって、仲間想いの一面が大きくクローズアップされており、菊花賞や天皇賞(春)での大多数の観客が勝ちウマのライスにだけ声援を送らない地獄のようなウイニングライブの際には、周囲に殴り込みに行きかける程激昂したりしている。
最終章前編では未だにデビューすらしていないことが明らかとなった。にも拘らず「阪神大賞典といえばアタシ」とスペシャルウィークにアドバイスを送り、マックイーンに突っ込まれていた(ちなみに史実では当レースを2013年から2015年にかけて3連覇している)。なお、デビューしていないor避けている理由は現時点では言及されていない。結局シリウスメンバーの中では唯一主役を張らず、狂言回しに終始していた。
またメインストーリー内レースでは、チームの練習試合に毎回出走している。序盤の章では育成ランクが他の出走ウマ娘より二回りほど低く明らかに勝つ気が無いステータスだが、章が進むにつれて一位争いに加わり始める。未デビューの身ながら著しく成長したと受け取るべきか、それとも単に序盤は本気を出していなかっただけなのか……。
育成ウマ娘
- ☆2[レッドストライフ]ゴールドシップ
リリース当初から実装されている初回実装版の☆2育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
- ☆3[RUN!乱!ランチャー!!]ゴールドシップ
ストーリーイベント「大乱闘!?夏色☆バカンス」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
2023年8月31日実装。
☆2の「レッドストライフ」はチュートリアルガチャで手に入る初期ウマ娘の一人。
特徴は、初期育成ウマ娘で唯一の追込適性A。所持スキルも、覚醒で解放されるものを含めて追込向けのもので固められており、追込に特化したキャラクターとなっている。
ゲーム版リリース直後は、中~長距離適性と追込適性を併せ持つのは彼女のみであったため、スピードに特化させれば比較的楽に勝ち上がれる短距離の「逃げ」や「先行」と比べると癖が強く、慣れないうちは目標達成失敗やURAファイナルズ敗退になりがち。史実のゴールドシップ号の厩務員をしていた今浪隆利氏も、ゲーム版をプレイして「リアルのゴールドシップより難しい⤵️⤵️⤵️」とこぼしている。
キャラの覚醒スキルとしてウマ好み(周りにウマ娘が多いと速度上昇)があるがコレを取得すると「追込ウマとは…?」と考えてしまう程の上がりを見せ、追込なのに先行馬群に追いつき、そのままスパートに入ることもしばしば
固有スキルはレース中盤からロングスパートをかけて速度が少しずつ上がるというもの。厳密な発動条件は残り距離50%の時点で現在順位が下位50%以下、18人なら10位以下というのが条件である。
「少しずつ」という記載は珍しいものの、実態はよくある速度上昇スキルで、エルコンドルパサー等が持つ速度・加速度上昇スキルよりも、時間あたりの速度上昇量が少ない代わりに効果時間が1.2倍に引き上げられている。
「レース中盤で順位が全体の半分未満(半分ではダメ)であること」という条件があるものの、条件が緩い上にレース場を選ばず、速度を保ったままスパートに入っていくため非常に強力で、発動してしまえば最下位からごぼう抜きして一気にトップに躍り出ることも難しくない。
ただし他のウマ娘に継承する場合、固有スキルの効果時間に0.6倍の補正がかかり、汎用の速度上昇スキルに落ち着いてしまうため注意が必要となる。
※ 後に追込Aのウマ娘としてナリタタイシンが実装された。超ロングスパートと暴力的なスタミナによるゴリ押しが持ち味なゴルシに対し、タイシンは最終直線で一気に抜き去る一般的な追込が特徴となっており、走り方も伸びやすいステータスも異なるため、ゴルシと同じノリで育成すると失敗しやすい。
追込同士とはいえ互いの固有スキルも相性が良くないので、シンボリルドルフの固有スキル等の継承を優先した方がいいだろう。
育成ストーリー内には史実のゴールドシップ号のやる気のなさを再現したトレーニング封じ(彼女がやりたいトレーニングを強制的に選ばせられる)というハプニングを度々起こす。
とは言え、その際には体力が回復しやる気も上がるため、一概にデメリットと言えないのは、やはり元となった馬の気性である「気まぐれ」か。まさにじゃじゃウマである。
ちなみにこのイベントは目標レース当日にも発生するので、その場合はただやる気と体力が回復するだけの良イベントと化す。
長らくゴールドシップ専用のイベントとなっていたが、他にもトレーニング制限イベントが発生するウマ娘が続々と実装されている。ただしゴールドシップが脅迫行為でトレーニングを封じてくるのに対し、ゴールドシチーは多忙による寝坊をちゃんと謝ってくれるし、エイシンフラッシュやシーキングザパールは自ら考案したトレーニングプランを実践したいというプラスの理由による。
しかし、その後ゴルシ同様にワガママでトレーニング封じをするウマ娘が新たに現れたほか、トレーニングどころかレースへの出走拒否をするウマ娘も現れている。
上述の様に慣れないうちは難しいが、コツを掴めば固有スキルのおかげでスピードにそこまで気をかけずに済み、伸びやすいステータスも長距離で重要となるスタミナ、差し・追込に必要なパワーというのもあって、育成においては軒並み癖のある後方・ステイヤー(長距離)型ウマ娘の中では比較的容易な部類となる。
彼女の育成が上手く出来るようになればトレーナー(プレイヤー)として一人前、つまりステイヤー育成のチュートリアルを概ねクリアしたものと言える。まずは短距離~マイルの逃げ・先行型ウマ娘の育成のコツを掴んだら、応用編としてゴールドシップに手をつけると良いだろう。
この他、宝塚記念の連覇を達成した上である選択肢を選ぶと、例の事件を再現した「ゲート難」というスキルも取得する。「勝利報酬としてマイナススキルが付いてしまう」のは今のところ彼女だけである。
他のスタートダッシュ系スキルを容赦なく上書きする中々厄介なスキルだが、出遅れにより自身の固有スキル発動を狙いやすくなるため、わざわざ取得させる物好きなトレーナーもいるんだとか。
もっとも作戦を追い込みにしておけば出遅れなくても前へ出ることはほぼ無いので、これを目的に取得させる意味があるかは微妙である。
しかし「La_mode_564」のゴールドシップの固有効果は「中距離か長距離レースで最終コーナー以降に後方から追い抜こうとすると速度が上がる、スタート時に出遅れているとすごく上がる」であるため、固有スキルを最大限かつ安定して運用しようとした場合、評価点を下げてでも取る価値がある、また取るべきである、前代未聞の必須マイナススキルと言える。
また、マイナス系のスキルを抱えたまま育成を完了させると育成評価にもマイナスがかかるため、出走させるウマ娘の能力値に制限のあるチャンピオンズミーティングのオープンリーグでは、敢えてゲート難を持たせた上で、マイナス分を別のスキルに割り振るといった育成をするトレーナーも。
様々なネタだらけのゴールドシップだが、史実通りその性能は長距離ウマ娘の中では間違いなくトップクラス。彼女をステイヤーとして重用するトレーナー3人、それぞれ育てたウマ娘3名を選出しガチンコで1位を争う対戦レースイベント「タウラス杯」では――。
- 距離2400mという長距離に近い中距離のため、必然的にスタミナ勝負になる。
- メジャーな「逃げ」や「先行」に比べてスタミナ消費が少なく、さらに相手の妨害スキルに狙われづらい「追込」。
- 特に評価B以下のみのウマ娘が出走可能なオープンリーグでは、ステータスの合計値に限りがあるためこの差はさらに顕著になる上、先述の「ゲート難」を取得することでわざと評価を下げる(=余分にステータスを伸ばしたり他のスキルを取得できる)というプレイングも可能。
- 「差し」や「追込」にリスクとして付き纏う「NPCのモブにブロックされて負ける」可能性も、NPC無し9人のみのレースなのであまり問題にならない。
- 指定されている東京レース場では覚醒Lv5スキル「下校後のスペシャリスト」(下り坂で発動する上位回復スキル)が第3コーナー前=スパート開始直前となる最高の場所で発動できる。
- チュートリアルで貰える上にガチャで出やすい☆2のためピース(限界突破用素材)も集まりやすく、直前のゴールデンウィークのイベントでピースが配布されたため、強化しやすい環境にあった。
- マニー(ゲーム内通貨)も大量配布されていたことから、本来であればコストの重いLv5覚醒スキル(先述の「下校後のスペシャリスト」)の解放も容易。
- 同時に上記のイベントのミッションの1つに「ゴールドシップで累計564万人ファンを集める」というものがあったため、彼女の育成を数多くこなしていたトレーナーが大勢いた。
――と、様々な好条件が重なった結果、タウラス杯ではゴルシが大量発生。
イベント終盤ではネタでもなんでもなく全トレーナーがゴルシ採用という光景も日常茶飯事。
ガチレースのラストスパートで、後方から猛烈な追い上げを見せる3人のゴールドシップという地獄のような展開も当たり前のように起こり、トレーナーたちは恐怖したり抱腹絶倒したりしたという。
なお「追込は相手の妨害スキルに狙われづらい」と上述したが、開催期間の後半には、中距離適性A+覚醒Lvアップで対追込用のデバフスキルを取得するエアグルーヴ等を育てるなど「追込対策」を優先するトレーナーも急増し、トレーナー同士の駆け引きにも大きく影響した。
さらに、直後に開催されることになったレジェンドレースも日本ダービーがモチーフということで、舞台も再び東京レース場2400m。タウラス杯用に育てたゴールドシップでトロフィーを手にするトレーナーが多数いたとか。とはいえ、こちらは18人立てフルゲートのレースということもあり、タウラス杯に特化させて位置取りスキルを軽視した育成をしているとバ群に呑まれて惨敗、というケースも少なくなかった。
……などと言っていたら、ウイニングチケットに続くウオッカのレジェンドレースでは、あろうことかダイワスカーレットと共にNPCとして出走してくるようになり、プレイヤーもライバルもまとめてぶち抜いて1着になることしばしば。それもスキルは「お見通し」「下校の楽しみ」「ウマ好み」だけで、固有スキル無し(スカーレットも無い)にも拘らず。
ちなみに、元の馬の方も東京2400mが得意だったのかというと……同条件のレースはすべて惨敗。
(日本ダービー5着、2回出走したジャパンカップはそれぞれ15着・10着)
ゴルシ天国で終わったタウラス杯終了後、次回チャンピオンズミーティングの舞台として発表されたのは、京都レース場3200m・天皇賞(春)。ゴルシと淀の相性の良さは史実でもゲームでも言うまでもないので、前回に引き続きゴルシ大量発生、淀はゴルシの炎に包まれた……かに思われたのだが、
- 中距離用デバフ金スキルが飛び交った前回とは異なり、長距離ではそういったデバフが少ない。すなわち、逃げ・先行の不利が前回よりも少ない。
- タウラス杯の途中で追加されたナリタブライアン、ジェミニ杯直前に追加されたセイウンスカイといった、前回見かけなかったキャラも本格参戦したほか、アグネスタキオンのように差し・追込環境では固有スキルが活かせず見かけなかったキャラも増加。
- 同じ脚質のウマ娘がいると競り合って速度が上がりやすくなるという仕様上、逃げウマ同士が競り合うと縦長の展開となり、追込では追いつけないほど差が開く。開催期間後半にはこれを利用した戦法が開発され、逃げウマの多いレースが増加。
- 京都レース場の構造、すなわち「スパート開始前は上り坂、スパート開始すると下り坂」という構造から、差し・追込が上り坂で減速している間に逃げ・先行は下り坂でスパートをしており、逃げ・先行との差が開きやすい。終盤での加速スキルに乏しいゴルシは苦戦を強いられる。
- ゴルシは長距離にしてはパワーのステータスが伸びる方なので、パワーさえ盛っておけば上り坂での失速も抑えやすいはずなのだが、多くのトレーナーがスピードとスタミナに特化した育成でパワーがおざなりにしがちだった。
以上のような事情から、ゴルシの絶対数は多いものの、他のウマ娘が勝つケースも多数(むしろ沢山いるのをいいことに餌食にされた)といった形となった。
特に天敵とも言えるのがメジロマックイーンであり、ゴルシと同じく豊富なスタミナを持ちながら逃げ・先行脚質で、レース終盤には固有スキルで加速し突き放すことから、並のゴルシでは追い付くこともできないといった展開も多かった。
しかし、ゴルシの大量発生はそれだけでは終わらなかった。
2021年6月21日より新たに「ルームマッチ」モードが実装、GⅠレースを対象に好きなウマ娘1人につき3人まで、最大18人走ることができるようになった。だが、実装初日から「特定のウマ娘のみを出走させる」というレースが多数発生し、18人全員がゴルシだったり、逃げるマックイーンを17人のゴルシが追いかける「ゴルシ17」だったり……と、カオスな光景が多く見られた。
固有二つ名
破天荒
皐月賞・菊花賞・宝塚記念を含むGⅠを6勝以上し、ファン数が480,000人以上になる。
目標レースが有名どころのGⅠ主体なので、ファン数を稼げるようにレース予定を組めば難しくはない。要注意なのは、それぞれクラシック級に一度しかチャンスの無い皐月賞と菊花賞。
また、必要ファン数48万人はハルウララに次いで多い。サポートカードの「ファン数ボーナス」で水増しして、人数を稼ぎやすいジャパンカップや有馬記念を連覇出来れば一気に近付ける。
固有実況
皐月賞・菊花賞を制覇した状態でクラシック級の有馬記念に優勝する。
なお、先にクラシック級の宝塚記念を制している場合は「二大グランプリ」の実況が優先されて聞けなくなり、宝塚記念連覇の隠しイベントか特殊実況かの二択になる。
後、クラシック三冠を達成してもダメである。
NPCとしてのゴルシ
ゴールドシップのトレーナーとしてはごぼう抜きする光景は見ていて気持ちがいいのだが、敵として出てきたゴールドシップは脅威以外の何者でもない。
他のウマ娘の育成中にモブとして出走し、レース最終盤に後方から一気に駆け上ってくるのはよくあること。カメラアングルの関係で映りにくい大外から、いつのまにか背後にワープしてきたかのように迫ってきている展開もしばしばあり、甚しい時は最後のゴールのアップでようやく姿を現してそのまま抜き去られることも。
モブとして参戦する厄介なウマ娘としては他にシンボリルドルフやスーパークリーク、ニシノフラワー等も挙げられるが、その最たる者がゴルシであり、「ゴルシが参加した時点で死を覚悟する」「ゴルシを敵に回さずに済むゴルシが羨ましい」等の感想が、彼女の恐ろしさを物語っている。
「因縁の対決」に一切空気を読まず水を差すのもまたゴルシらしいといえばらしいが、日々多くのトレーナーが頭を抱えているのも確かである。
特に厄介なのが、メインストーリー第1章の長距離レースで対戦相手として出走してくる事。対戦相手と同じウマ娘を出走させる事ができない上、初期ウマ娘の中では長距離適性Aのウマ娘がゴルシしかいない事と合わせ、初心者が最初に乗り越えなければならない壁の一つとなっている。
- レジェンドレース
などと言っていたらついにレジェンドレースの相手としてついにゴルシが登場、その舞台は宝塚記念。……誤解されがちだが、史実のゴルシは2023年現在、史上2頭(ゴルシとクロノジェネシス)しか達成していない宝塚記念連覇を達成しているまごうことなき優駿なので、人選としては何の問題もない。なんだったら前人未到の3連覇すらも十分あり得たのである……そこで起きたのが例のアレなのがネタにされる原因なのだが。
ステータスはオールB、スキル面では「阪神レース場○」のほか金スキルの「視界良好!異常なし!」(視野が広がるスキル、ブロック事故が減る)、「下校後のスペシャリスト」(回復スキル)を備えるなど、ガチガチの仕様なので強敵……に見えるのだが、阪神レース場には「下校後のスペシャリスト」の発動条件である下り坂が無いため、実際にはそこまでもなかったりする。とはいえ、まだ戦力の揃っていない初心者(特に中~長距離がゴルシ頼みの無課金勢)にとっては厳しいかもしれないが。
ちなみに、宝塚記念2連覇を成し遂げた際のゴールドシップ号は、いつもの追込ではなく先行策を取っている。
サポートカード
- SSR[不沈艦の進撃]ゴールドシップ
リリース当初より実装されているガチャSSR。タイプはスタミナ。
長距離・追込に特化した優秀なカードだが、一番使いたい本人に使えないため評価を落としがち。所持スキルも非常に多いので特定のスキルを狙って獲得しづらいという欠点もあるが、完凸(上限レベルを最大まで解放)してスキルヒントを最大レベルで貰い、強引に揃え切ってしまうこともできる。
ゴルシ本人にはナリタタイシンやヒシアマゾンなどのサポートカードを使い、追込スキルを補うと良い。
なお、育成イベントではコーナーで加速力が上がる上位スキル「曲線のソムリエ」を取得する。このスキル自体は(実用性はともかく)距離や脚質に関係なく発動できるため、上限解放や他の所持カード次第ではこれのみを目的と割り切って採用する手も無いわけではない。
- SSR[ウマ王伝説・最強になった件]ゴールドシップ
イベント「幻想世界ウマネスト」にて報酬の配布SSRとして実装されたサポートカード。こちらの得意練習はスピード。
得意練習スピードであるもののパワーボーナスを持っていることから、スピード練習のついでにパワーを上げやすいのが特徴。またヒントLvアップも持っていることから、(恒常SSR同様スキルヒントの種類が多すぎるものの)追込のスキル要員としても恒常SSR同様に優秀。
取得できる金スキルは「内弁慶」(長距離で最終コーナーの内側にいると速度が上がる)の上位版にあたる「内的体験」になっているが、配布SSRのウイニングチケットと異なりランダム取得+そもそも追込は最終コーナーで内側にいることは皆無なので、噛み合っているとは言い難い。これに関してはゲームでは再現できないゴルシワープをイメージしたものと思われる(実際にワープした皐月賞は中距離なのだが……)。
ガチャSSRと異なりヒントレベル補正が最大3なのでただでさえ多いスキルにダブりが生じることもある。狙ってのヒント獲得はやめたほうがいいだろう。
上記のスタミナ版と合わせて共通する一番の欠点としては「得意率アップ」を一切持っていないことで、スタミナやスピードのトレーニングにこのカードが来るかはかなりランダム要素が強く、
総括すると「優秀なのは優秀だが、トレーナーの期待通りの仕事するかはゴルシの気分次第」という、なんともゴルシらしいサポートと言える。
またレースボーナスもないので、レースボーナスに長けたサポカの併用を推奨する。
ぱかチューブっ!版
『ぱかチューブっ!ですが、何か?』
2018年3月25日、ゲームの事前登録開始に合わせてYouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」が開設。
『ウマ娘』の宣伝担当(自称)に就任したゴールドシップが、バーチャルYouTuberとして自由気ままに活動している。アイコンもゴールドシップのため、YouTube界隈では『ウマ娘』の顔と言っていい。
相変わらず破天荒だが、コラボなどではきちんと会話は成立するため他媒体のゴルシより比較的まとも。
ただし、時々権利的にギリギリを攻めた奇行をしてくる。
下記のイラストの様にコラボ相手もゴルシに悪乗りをして更にゴルシが乗ってくるため余計に悪化する。
アプリゲーム版のリリースに時間がかかり、新しい話題に乏しかった『ウマ娘』界隈を2年以上に渡り支えきった功労者としてリスペクトされることも。
そんな「ぱかチューブっ!」も2020年に入ると3ヶ月近く更新の無い時期が3回あったなど、トレーナー陣をやきもきさせていた。年末、ついにアプリリリースが決定するも、チャンネルには本格的にアプリの宣伝動画が増え始め、リリースにあわせて「サクラバクシンオーのバクシン!お悩み相談」が一世を風靡。「ゴルシちゃんのぱかチューブっ!」としての役割は遂に終わってしまったのか……と誰もが思いはじめた2021年4月末――。
「ゴルシちゃんのゴルシちゃんによるGWキャンペーンジャック」
なんだかいろんなものをひっさげて大復活。ド派手にゴールデンウィークを乗っ取ったのであった。
2021年5月はゴルシウィーク、タウラス杯、ウオッカのレジェンドレース、(現実の方での)産駒・ユーバーレーベンの初GⅠ制覇と、ゴルシ関連の話題に事欠かない月だった。
ところで忘れられがちだが、バーチャルYouTuberとしてはかなりの古参だったりする(彼女より古い先輩はときのそら、ミライアカリ、電脳少女シロ、ばあちゃると言った伝説級の面々くらいであり、同期がヒメヒナ・ロボ子さん・星街すいせいと言えば分かる人には分かるだろう)が、そもそもゲームの登場人物であり、自称とはいえゲームの宣伝担当がメインの仕事でもある為、他のバーチャルYouTuberと絡むことは永らく無かった。
しかし2022年3月、ついに「4月末開催のVTuber Fes Japan 2022にゴルシ出走」の発表がなされ、他のバーチャルYouTuberとの共演が実現することとなった。当然、Vファンとトレーナーは騒然となった。
2024年頃になると、ゴルシちゃんがいないゲーム企画もちょくちょく挟まれるようになるが、一方で、ゴルシちゃん主役の謎のサイレント映画も登場するようになった。
外部出演
2018年11月、「ぱかチューブっ!」に上げられた動画内にてゴールドシップがCygames専務取締役である木村プロデューサーとシャドウバースにて対戦し、勝利。賞品として「cygamesの全てのゲームに出たーい!」と要求。
その要求に対して木村プロデューサーは「ぱかチューブっ!がもっと有名になったら色んなゲームに1つずつ出れるようにする」と言ったものの、暫くの間音沙汰が無かった。
しかし2021年11月…およそ3年の時を経てゴールドシップのコラボが近々開始されるお知らせが投稿された。
そして2022年2月、最初のコラボとして、グランブルーファンタジーに他のウマ娘達と共に登場した。グラブルでの活躍は詳細は下記参照。
以降もcygamesの他作品に出演を果たした。
グランブルーファンタジー
同じCygamesのゲーム『グランブルーファンタジー』との正式なコラボ『蒼空に響くファンファーレ』にて召喚石枠として出演。
こちらでもハジケっぷりを発揮し、スペシャルウィーク達を異世界へ連れ出すきっかけになったり、何でもありな世界観をいいことに原作以上に暴れまくった。
また、コラボ先にて遂にゴルシの世界についてこれるやべーやつが登場してしまった。なお、当人物からは『ゴールド』シップなのに「シルバー」と呼ばれている(※往年の名作西部劇『ローン・レンジャー』の主人公レンジャーの愛馬の白馬の名前が「シルバー」で、当時馬にまたがって「ハイヨー、シルバー!」と声をかける行為が流行った)。更に言えば当作品のマスコットキャラクターからは「ヤバイ姉ちゃん」呼ばわりされた。
ちなみにゲーム内のキャラ紹介プロフィールには
【名前】金野船子
【職業】ゴールドアイドル
【所属】グラサイプロダクション
と、自分で空の世界と言っておきながら出るゲームを間違えてるんじゃないだろうかとしか思えない内容になっている(他のウマ娘たちはだいたい公式の紹介文に準じている)。
なお、これ以前に『グランブルーファンタジーヴァーサス』にてロビーキャラとしてDLC枠で登場したりもしている。
Shadowverse
『シャドウバース × ウマ娘プリティーダービー』コラボにて「ビショップ」クラスのリーダースキンとして全ユーザーへの配布で、他の参加ウマ娘8名に遅れて登場。ビショップを担当した理由はぱかチューブっ!で木村Pと対戦時に使っていたクラスであるためと思われる。
コラボ開始当初はリーダースキンが登場しておらず、先述の木村Pとの対戦の件などから彼女が出馬しないことに疑問や不満の声があったが、別枠で用意されていたというのが真相であり、「シャドウバース」公式Twitterでのリツイートキャンペーンにて5640RT達成により解禁された。
さらに続けて、シャドウバースのゲーム内イベントで、他の皆は中級・上級などの通常の難易度分けをしている中、自分だけ独自の「564級」を引っ提げて登場。なかでもソロ対戦チャレンジは、お互いにランダム効果を発揮するトークンを利用する特殊ルールを用意し、ランダムの引き次第でプレイヤーが理不尽にぶちのめされることもあれば、一方的に叩きのめせることもある混沌とした試合を強いてくる破天荒っぷりを見せつけた。
ワールドフリッパー
2022年6月15日の「ウマ娘プリティーダービー」×「ワールドフリッパー」コラボイベントにて「奔放黄金破天荒娘 ゴールドシップ」として登場。レア度は★5、属性は火。
なお、ゴールドシップはイベントストーリー「揺らぐ彼方のニューゲート」第1話クリアによる配布入手となっていた。
関連人物
なんだかんだシリーズの顔の一人としてもよく出張るので、絡み自体は結構多め。ただ、許可の問題か元ネタが同期の競走馬のウマ娘は少なめであった。しかし、2023年頃から、同期や前後のウマ娘が実装され始め、それによる絡みも増え始めてきた。
史実ではゴールドシップ号にとって「ブルードメアサイアー(Brood Mare Sire)」、つまり母方の祖父(業界用語で母父)に当たる関係。メジロマックイーン号が2006年に死去しているため、2頭が直接会ったことは無い。
ウマ娘では「何か特別な縁を感じている」関係で、多くの媒体で絡みが多いキャラクターとなっている。
アニメ・ゲームのどちらでもチームメイトとなっており、「ゴールドシップの不条理な行動に振り回されるマックイーン」という構図が頻繁に見られ、よくゴルシの発言にマックイーンがツッコミをするというお笑いコンビ…のように見えるがアニメ版だと眼球に箸を刺されたり眼球にカラシを付けられたり眼球に消しゴムを跳ね返されたりマックイーンの脚力特訓中に背中を踏まれたり(3回)と結構ロクな目に遭っていない。
なお、一応ゲーム版だとたまに彼女に言動を窘められたりと両者のパワーバランスは場によって変わる。最近はマックイーンもマックイーンで中々キテレツな言動が増えてきたのでゴルシがツッコミに回らざるを得ない状況になったりも。(この孫にしてこの祖父ありである)
2人の仲自体はむしろ良好な方で共に映画や食事に出掛けたりすることもある。ストーリーイベント第16回『大乱闘!?夏色☆バカンス』ではあまりマトモにかまってもらえなくて愚図るゴルシの姿も見られる。
他にもマックイーンに遊んでもらえなかった際には露骨に機嫌を悪くするなど、本質的には孫気質がまだまだ抜けていない様子。マックイーン曰く、「憎めない人」「(身体は大きいのに)時折子どもみたい」とのこと。
史実では互いに厩舎のボス馬同士で縄張り争いの延長で、顔を合わせるたびゴールドシップ号に蹴りかかられていた犬猿の仲。ウマ娘でもゴルシは蹴りかかろうとし、ジョーダンは「よく絡みに来る変なヤツ」とあしらう立場だが、両者とも仲は悪くない。ゴルシも最初期にはジョーダンのことなど歯牙にもかけていなかったが、選抜レースで敗北を喫してからは「面白いヤツ」として認定した。
互いの育成シナリオでもレース前やレース後に憎まれ口を叩きあう仲だが、なんだかんだゴルシ的には結構気に入ってるらしい。
超の付く几帳面ウマ娘。よく彼女にはテストの日程や宿題の提出日を教えてもらったりするらしく、ゴルシ的には「すげーいいヤツ」とのこと。育成シナリオでも何度かフラッシュと対戦する。
同じステイゴールド産駒繋がりのウマ娘。何気にゴルシのノリにほぼ完全に適応できる本当に貴重な存在。
彼女の遊び相手としてしょっちゅう絡んでいるらしく、焼きそばパンを巡ってメンコで対決したり「おにぎりじゃんけん」や「犬ゲーム」といったゴルシ考案(?)のゲームにも付き合っている(なお、どのゲームもルールやバランスは意外にちゃんと細かく設定されているようだ)。
同じステイゴールド産駒の競走馬モチーフの三冠ウマ娘。運命的な何かを感じているのか、ウマ娘の世界でも何かと縁がある。アニメ版では「暴君」と呼びかつて自身が敗北を喫したことを語っており、プライベートのみならずレースにおいても少なからず彼女に意識している様子が描写されている(トゥインクル・シリーズの引退試合でもオルフェとジェンティルに対し宣戦布告を告げていた)。
一方、私生活面ではなんだかんだ仲は結構良いらしく、オルフェの誕生日にはナカヤマと共に彼女の生誕を祝う歌を(強制的に)贈っていたりもする。
史実でも同期として何度か対戦したライバルの1人。アニメ版・ゲーム版問わず彼女のことは「貴婦人」と称しており、普段とは打って変わって彼女に挑戦を叩き付けたり直接会いに行ったりとオルフェ同様彼女をライバル視している描写が見受けられる。なお、ジェンティルから見たゴルシは「愉快な方」らしい。
ゴールドシップ特有の誇張の激しい難解な発言を理解し冷静に対応できる稀有な存在で、そのあしらい方にはマックイーンも感心するほど。理解できる理由を本人は「同期だから」と言っているが…。たまに対処を誤る時もあり、誕生日イベントでは漫才コンビ「ゴルシ☆ヴィルシ」結成の勧誘を断れなかったりしている。
アニメ版では拉致った仲で、アプリゲーム版メインストーリーではチームシリウスのチームメイト。本人がかなりネガティブ思考の強い気質なので冗談を真に受けがち…ということもあってか珍しくゴルシにはあまりイジられてない貴重な人物。
ただ、ライスがレースでブーイングを受けた際には観客に本気でキレたりとなんだかんだ彼女のことは可愛がってるようだ。
でも、ぱかチューブでは、パーマーと一緒にホラーゲームをやらせている。
史実では対戦経験もある組み合わせ。後述のスペシャルウィークと並んで結構イジられる存在。キタサンからは一応尊敬はされているらしい。彼女の育成ストーリー内では一応大きな敵として戦いを挑むことになる。ゴルシ的には可愛い後輩の一人である。
また、アニメ第三期でラストランの有馬記念後、ルービックキューブを1面だけ揃えた状態でキタサンに託している。
名門サトノ家令嬢のウマ娘。マックイーン経由か意外と仲は良好だが、ゴルシの冗談を真に受けて逆にドン引きされたり、ジャンケンをいきなりしかけて初手でパーを出すインチキで勝とうとするゴルシを予測してチョキで勝したりと、自身のペースに中々引き込めない強敵。
史実で「芦毛の怪物」と呼ばれるもの同士で、アニメやゲームではゴルシの作る焼きそばに釣られて登場する姿が見られる。『ぱかちゅーぶ』においてはオグリ側が出張する形で共演を果たした…が、ゲームではオグリ本人の天然ぶりにゴルシが振り回されるという結構珍しい絵面も見られたりする。ある意味ダイヤと並んで自身のペースに巻き込めない稀有な存在。
ゴルシ「アタシが酷い飼い主みたいじゃんかよー!!」
オグリ「そうか…私青か…!傘だと思っていた…」
ゴルシ「青って!青って!最初に言っただろー!?」
ご存知シリーズの顔。ゲーム版、アニメ版、ぱかチューブにメインストーリーにイベントストーリーと史実ではあまり絡みはない割に結構組まされることが多い。リアクションも良い反応なスペはゴルシ的にもからかい甲斐があるのかよくイジられる。『ピスゴル』においてはその食欲のあまりにお小遣いが全て消し飛び「大物になる」と評価していた。
『ぱかチューブっ!』でも主役級としてちょこちょこ絡んでおり、「スペシャルゴルシウィーク」という声真似動画も撮ったこともあった。
「はい!スペシャルゴルシウィークです!よろしくお願いします、トレーナーさん!」
スペ「ちょっとぉ!?それ私の台詞です~!」
二人ともイタズラ気質なのが性に合うのか、意外と仲良しコンビ。アニメ版では骨折した彼女にゴルシちゃん号を一時的に貸しているほか、引退ライブでは揉めるスカーレットとウオッカに対し「テイオーの花道に泥を塗る気か?」と諌めたこともあった。公式youtubeサイト『ぱかチューブっ!』ではちょくちょく彼女が出張しており、よくコラボ動画も出していた。有名なのがVRホラーゲームの『STIFLED』の実況回だろう。
ゴルシ「これ黙ってないとダメなんだって…」
テイオー「ゴルシィ!!」
ゴルシ「やめろ!!!!!!!」
テイオー「……wwwwどう?危険感じた?」
ゴルシ「お前フザけんじゃねぇぞ…」
史実では2016年から2020年までの4年間ビッグレッドファーム(種牡馬繁用牧場)で馬房が隣同士だった。普段新入りを見かけると威嚇しに行くゴールドシップ号が唯一敬意を払い顔を合わせるたび挨拶していたのが10歳年上のグラスワンダー号で、グラスはそれを見るたび喜んでいたという。
イベントストーリー第4弾『幻想世界ウマネスト』ではヒーラーの彼女と一度激突している。『ぱかチューブっ!』では彼女と共に二人用ゲーム『Super Bunny Man』を実況する…が、ゲームそのものの独特な操作感(と単純な本人のゲーミングスキル)に悪戦苦闘、いつもとは打って変わってグラスの珍プレイに苦しめられることに…。
具体的に説明するより、最早動画本編を見た方が早いであろう。
ゴルシ「オマエさー!すぐゴルシちゃんのこと蹴飛ばすよなー!!!」
グラス「違うんです…違うんですー!!」
一応ゲーム版ではイベントストーリー第4弾『ウマネスト』などで共演しており、魔王となった姿で1度エルと対決している。『ぱかチューブっ!』では『ゴルシちゃんの大冒険Ⅱ』にて共に実況を行った。なお、エル曰く「ゴルシさんはいつもテキトーデース!」だとか。
ゴルシ「お金も大事!」
エル「お金は本当に、どの世界でも大事ですからねー!」
ゴルシ「……wお前どうした?そんなキャラか…?」
エル「やめてくださーい!エルエルだってお金のことを気にする時だってあるんですよー!」
史実では気性難で有名な二冠馬つながり。ロジカルを何よりも重要視するウマ娘。論理的…とは真逆を行くゴルシのことは「乱数ヤロー」とまあまあ酷い評価をしている(残念だが当然とも言えるが)。ゴルシ的にはシャカールは「金星人も羨む大親友」らしい。
競走馬『ゴールドシップ』
【栄光への航海】
轟音をあげるスクリューが
荒々しいまでの推進力を生み
常識に囚われない操舵が
奔放な航跡を描いていく。
海図もコンパスも無用だ。
潮の流れに逆らい
波濤を押さえ込んで
ただ本能のまま
黄金の船は進む。
ゴールという港を目指して。
- ≪名馬の肖像2017年天皇賞(春)≫より
「黄金の航路」
見るものの想像を遥かに超える仕掛けと
それを可能にする剛脚で
誰よりも先にゴールを駆け抜ける。
圧巻のロングスパートで、次々とライバル達を抜き去る
ゴールドシップの辿った道筋は、まさに黄金に輝く航路。
それは、ただひたすらに勝利へ向かっている。
- JRA「ヒーロー列伝」より
2009年生まれの芦毛の牡馬(12世代)。父ステイゴールド、母ポイントフラッグ、母父メジロマックイーン。
- この交配例はステマ配合(「黄金配合」とも)と呼ばれるもので、小柄で頑丈だが気性が荒い「ステ」イゴールドと、賢く素直だが大柄なせいで脚元不安気味のメジロ「マ」ックイーンの血統との掛け合わせから名付けられた。ゴールドシップの他にも春秋グランプリ制覇を成し遂げたドリームジャーニー・クラシック三冠を含むGⅠ6勝を挙げたオルフェーヴル兄弟など優秀な産駒を多く輩出して一気に注目されたが、ゴールドシップ以降は目立った活躍馬は出ず、ゴールドシップは皮肉にもこの配合で大成した最後の馬となった。
担当調教師は、母ポイントフラッグに騎乗経験のある元騎手で、その縁から預託された当時転身したばかりの須貝尚介(栗東トレセン所属。ゴルシの同期であるジャスタウェイの他、世界初の白毛のGⅠ馬ソダシなどを手掛ける)。担当厩務員は今浪隆利。
主戦騎手は内田博幸→横山典弘(ただしラストランの2015年有馬記念は内田が復帰)。他にも岩田康誠が4回、秋山真一郎と安藤勝己が各2回、ライアン・ムーアとクレイグ・ウィリアムズが各1回騎乗している。
2011年にデビュー。
以後、2012年のクラシック二冠(皐月賞、菊花賞)、有馬記念、2013年と2014年の宝塚記念、2015年の天皇賞(春)を制し、2015年の有馬記念8着をラストに引退するまでGⅠで6勝(歴代3位タイ)の勝ち鞍を上げた他、史上初となる宝塚記念2連覇(2023年現在でもゴルシの他にはクロノジェネシスのみ)を成し遂げ、重賞も数えるとテイエムオペラオー(12勝)、オグリキャップ(12勝)に次ぐ11勝を上げた、日本競馬史上でも文字通りトップクラスの名馬である。
美しい芦毛の白い毛並みと、500kg台という大きな馬体に負けない力強い走りで数多くのファンを魅了した。特に最後方から荒れた内馬場を追い込んで勝利して「ワープした」とまで形容された2012年皐月賞(詳細は「ゴルシワープ」)や、ミスターシービーよろしく上り坂からのロングスパートを決めて勝利した同年菊花賞、ゲート入りを嫌がり最後方からのレースとなるものの見事勝利した2015年天皇賞(春)で知られている。
引退後は種牡馬入りし、2021年に産駒のユーバーレーベンが優駿牝馬(オークス)を制して産駒初のGⅠ馬となった。
……と、これだけ見れば単なる優秀な競走馬に思えるが、一方で現役時代から競馬関係者を好き放題振り回し続けたトリックスターという側面を持っていた。
ゲームで見せるあまりにも自由気ままな性格はほぼ実馬準拠であり、「本物のゴールドシップの方がまだキャラが濃かった」と言われる事さえある、後にも先にも例を見ない競走馬である。
→詳しくはゴールドシップの記事を参照。
実馬の方で既に大量のネタ&イケメン要素を兼ね備えているせいか、他のウマ娘に比べて実馬とセットで描かれていることが多い。→240億
Googleの画像検索でも、他の実装済みの競走馬の馬名で検索をかけるとウマ娘の画像がトップに出る(サジェスト汚染)のに対して、同条件で検索をかけてもゴールドシップは(近年ではウマ娘の画像も増えてはいるが)未だに競走馬の画像がトップで大量に出る状況が続いている。
アニメグッズ等の中古ショップ「らしんばん」で行われたウマ娘の人気投票においても、ゴールドシップだけ何故か実馬の画像が使われるという珍事が発生。その上投票のためのシールが目に貼ってあるというファンのイタズラもあったそう。
ウマ娘化している2009年生まれの競走馬は現在、ゴールドシップ本人に加えて2023年1月実装のホッコータルマエ、2023年11月発表のヴィルシーナ、2024年2月発表のジェンティルドンナの4名だが、同世代には世界最強と評価された同厩舎の盟友ジャスタウェイ、同じステイゴールド産駒の春天2連覇のフェノーメノ、6歳を過ぎてからGⅠ3勝したストレイトガールと個性的な名馬が多く、実装を心待ちにしているトレーナーも多い。
中には98世代より強いと語る人もおり、その世代と比べると息の長い活躍をしている馬が目立っている。
一方で、牡馬クラシックで掲示板入りし古馬としても活躍したのがゴルシとフェノーメノくらいしかいないのも特徴。大多数が故障しており、ゴルシが壊したとネタにされている(毎度毎度無茶な走りを強行するゴルシと、「それを抜くように調教されている馬」が並走する事で、他の馬もそれに充てられて無茶しがちになるが、他の馬はゴルシ程頑丈ではないので…)。
なお、母方の牝系を遡ると戦前の女傑クレオパトラトマス(月城)や宮内庁に迎え入れられた「星旗」に辿り着く、日本競馬史を語る上で欠かせない由緒ある血統だったりする。
2022年の9月頃にウマ娘のゴールドシップ役の上田瞳が帯広競馬場のイベントに参加するために北海道に来ていたがイベントのトークとTwitterにてビッグレッドファームにいるゴールドシップに会って来たと報告した。残念ながら写真は諸事情で載せられなかったそうだがツイートからゴールドシップに会えて嬉しい気持ちが強く伝わる。
https://twitter.com/weeeda_i/status/1572000637436727296?s=46&t=PtAxRYWKqJrRqicIsBbtEQ
余談
「元祖」最年少
モデルとなっているゴールドシップ号は2009年生まれ(12世代)であり、『ウマ娘』プロジェクト発表2016年3月当時は競走馬を引退して半年も経っていない頃で、アニメ1期の時点ではウマ娘たちのモデルとなった競走馬の中で最年少だった(最年長である1974年生まれのマルゼンスキー号とは35歳差)。
アニメ2期ではキタサンブラック(2012年誕生)とサトノダイヤモンド(2013年誕生)が登場。当時この2人はトレセン学園入学前の年少のウマ娘という扱いだったのだが、ゲーム版で2022年2月24日にキタサンブラックとサトノダイヤモンドが育成ウマ娘として実装。
その後、同期のホッコータルマエやヴィルシーナ(いずれも中等部)にジェンティルドンナ(こちらは高等部)、発表当時現役だったデアリングタクト(2017年誕生)らも実装され、着々と後輩が増えている。
謎のルームメイト
また、寮におけるルームメイトも2023年現在も判明していない。
寮におけるシーンの描写が少なく、むしろ寮にいないシーンのほうが圧倒的に多く、仮に居たとしてもそこは他人の部屋ということもあって、未だに謎に包まれている。
何かと一緒にいることが多いメジロマックイーンはイクノディクタスがルームメイトであり、所属チームのスピカやシリウスの面々もルームメイトが判明しているが、ゴルシだけは未だに不明である。いつか、明かされる日は来るのだろうか?
アニメ3期でようやく部屋の様子が描写された。
彼女のベッドの側のみが映されており、どうやら一人部屋ではないようだが…?
頭の周りに着けているアレの正体は?
人間の耳にあたる部分にいつも着けているカップ状の物は、競走馬用の矯正馬具のブリンカーを模した物と思われる。ブリンカーとは、周りが見えすぎて気が散ることを防ぐために後方への視界を遮る器具で、本来は目の後ろ辺りに装着する。
上のイラストでメンコの目の部分の後ろ側を覆っている物がブリンカー。(※ゴールドシップ号のブリンカーは黒くて分かりづらいため、ジャガーメイル号の物で説明しています)
繊細で神経質すぎたために矯正馬具フル装備だったゴールドシップ号の、現役時代のトレードマークでもあった。
ちなみに、「グラブル」公式コラボ「蒼空に響くファンファーレ」に出張した際には、地の文で「拘束具」と説明されていた。
これとは別に、同じ絵師がデザインしたと思しきマスクを付けたウマ娘も似たようなデザインの金飾りを人で言う耳にあたる部分に着けているが、モデル馬がブリンカーを着けていたのは惨敗した天皇賞(春)の一回きりでそれ以外はスッピンだったため、このカップ状の物は実は、ウマ娘に人の耳が無い違和感を持たせないため&髪型の自由度を上げるためなどの理由によるただの飾りではという意見もある。
ネット流行語大賞
その年中注目され続けた個性と活動から、2021年12月に発表されたネット流行語100では1位「ウマ娘プリティーダービー」に続いて2位「ゴールドシップ(ウマ娘)」という作品タイトルとの馬連を達成。キャラクターのみの順位であれば1位という快挙を成し遂げた。
実馬を含めた「ゴールドシップ」も5位に入着、更には「120億円事件」までもが43位にランクインしている。
ちなみになんの偶然か、毎年年末に公開される今年の漢字に選ばれたのも「金」だった。ゴールドシップ号がクラシック二冠を制した2012年の今年の漢字も「金」で、年末に有馬記念を制した際に実況がそのことについて触れており、オリンピックイヤーになにかと縁があるようである。
関連イラスト
関連項目
チームシリウス:アプリ版で所属しているチーム。
チームスピカ:アニメ版で所属しているチーム。
血統繋がり
- ステイゴールド(ウマ娘):史実では父。今のところ関係は不明。
- メジロマックイーン(ウマ娘):史実では母父。アニメ・ゲーム版では友人の立ち位置。
- ドリームジャーニー(ウマ娘):史実では同じ父ステイゴールド母父メジロマックイーンという俗に言うステマ配合で誕生した5歳年上の競走馬であり同配合の先駆け的存在。
- ナカヤマフェスタ(ウマ娘):史実では同じステイゴールド産駒で、3歳年上。対戦なし。
- オルフェーヴル(ウマ娘):史実ではステマ配合で誕生した、一世代上の三冠馬であり上記ドリームジャーニーの全弟。そのため直接対決が待ち望まれてきたが流れに流れ、結局オルフェーヴルのラストランとなった有馬記念が最初で最後の対決となった。
同期(12世代)
- ホッコータルマエ(ウマ娘):初の同世代ウマ娘。ただしダート専門だった為、史実で対戦なし。
- ヴィルシーナ(ウマ娘):史実では4回対戦あり(先着を勝ちとした場合ゴルシの3勝1敗)。クラシックレースの主戦騎手が内田博幸で、他に岩田康誠やクレイグ・ウィリアムズが騎乗していた共通点がある。
- ジェンティルドンナ(ウマ娘):史実では4回対戦がある三冠牝馬(ゴルシの2勝2敗)。岩田康誠騎乗の共通点がある。
同期以外のライバルたち
- トーセンジョーダン(ウマ娘):史実では3歳年上、3回対戦あり(ゴルシの2勝1敗)。
- エイシンフラッシュ(ウマ娘):史実では2歳年上、2回対戦あり、クラシックレース時の主戦騎手が内田博幸だったつながりがある(ゴルシの1勝1敗)。
- ウインバリアシオン(ウマ娘):史実では1歳年上、4回対戦あり(ゴルシの3勝1敗)。
- サウンズオブアース(ウマ娘):史実では2歳年下、3回対戦あり(ゴルシの1勝2敗)。
- キタサンブラック(ウマ娘):史実では3歳年下、ラストランとなった有馬記念の1回だけ対戦。
- ヴェニュスパーク:モチーフ馬のトレヴは1歳歳下、ゴールドシップの出走した2014年凱旋門賞の勝者(連覇)。[La mode 564]育成イベントでは2人でフランス観光している。
その他
- ロードロイヤル:『ウマ娘シンデレラグレイ』に登場するウマ娘。モチーフ馬はレジェンドテイオーで、生産牧場が同じ出口牧場。