概要
『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』は、任天堂から発売されたゲームボーイ用のRPGソフト。第一世代として分類される。
『赤・緑』は1996年2月27日、『青』は小学館の雑誌による通信販売限定で同年10月15日(店頭での一般販売開始は1999年10月10日)に、『ピカチュウ』は1998年9月12日に発売された。
上述のように『赤・緑』の発売は1996年だが、権利クレジットには「1995」とある。これは同ソフトが本来1995年末に発売することになっていたため。発売直前になって多くのバグが発見されたために急遽延期が決まり、年を超えた1996年2月27日に漸く発売することができた。開発開始からだと6年かかっている。
制作を取り仕切っていた石原恒和氏は「本来なら発売前年の10月に完成してすぐに発売したかったんですけど、結局、年末商戦のタイミングからはずれてしまって、翌年の2月末という、商品としてはもっともよくない時期に発売ということになってしまいました(笑)。」と語っている(参考URL:https://www.nintendo.co.jp/ds/interview/ipkj/vol1/index.html)。
なお、赤と緑に限りカートリッジラベルにNintendoのロゴが書かれていない(著作権クレジットには任天堂の名前はあるが)。青からはNintendoロゴが表記されるようになった。
電ファミゲーマー編集部『ゲームの企画書①』(角川新書)に掲載された田尻智本人の発言によると、開発当初は7バージョンを発売しようと考えていたという。
総称について
赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)・ピカチュウ(Pikachu)からRGBPと略される。
同年に発売された「赤・緑・青」をRGB、赤緑青と略してピカチュウ版を別物として含めないパターンも見られる。
かつては攻略本などを中心に用いられていたが内容に大幅な変更もないためか、近年ではRGBのみでピカチュウ版をも含む略称として扱われる機会が多かったりする。
またピカチュウ版の英題が『Pokémon Yellow』であることからRGBYと略されたり、さらに言えば青・ピカチュウ版も赤・緑版のマイナーチェンジであることやリメイク版『ファイアレッド・リーフグリーン』(FRLG)と区別して赤緑と呼ばれることも多々ある。また俗称として初代と呼ばれたりも。
なお、現在はRはRSEのルビー(Ruby)、GはGSCの金(Gold)、BはBWのブラック(Black)、PはDPPtのパール(Pearl)、Yは『XY』のYと重複するため、混同しないように注意する必要がある。
ゲーム内容
プレイヤーはマサラタウン育ちの少年として、旅をしながら多くのポケモンを捕まえてポケモン図鑑を完成させることが目的である。
赤・緑・青版ではオーキド博士から提示されたポケモン、ヒトカゲかゼニガメかフシギダネからの3匹のうち1匹を、ピカチュウ版ではピカチュウを受け取った主人公はポケモントレーナーとなり、カントー地方の様々な町を旅する。
モンスターボールで捕まえたポケモンを他のポケモントレーナーと対戦することで育成し、ジムリーダーに勝利することでもらえるジムバッジを集めてポケモンリーグに挑戦する。
また、道中ではライバルとの対戦やポケモンを使って悪事をはたらくロケット団を倒すことになる。
集めたポケモンは、作中にあるパソコンを通じてボックスに預ける。ポケモンボックスのボックス番号を切り替える際セーブするのは実はボックスのデータの圧縮と解凍を行っているため。
作品のウリの一つは、現実世界のプレイヤー同士がゲーム機本体に通信ケーブルをとりつけて手持ちを交換すること。この通信に関してはゲームボーイの通信は速度が遅い為、データ移動ではなくパラメータ等の情報書き換え方式となっている(第3世代以降はデータ移動となった)。
当初はIDによって出現するポケモンが異なる仕様をとる予定だったが、プログラムが複雑になりすぎてしまう為二つのバージョンの仕様に落ち着いた(この種の仕様は後年の「プラチナ版の化石掘り」や「フレンドサファリ」等で実現している)。
非公認だが、実はセーブデータは基本的にどのバージョンでも互換性がある為バックアップメモリーに書き込む手段があれば問題なくプレイ可能。
冒険の舞台
上記の通り、舞台はカントー地方であるが、当時はまだカントーという名前がゲーム内でほぼ確認できず、ライバルの姉(ナナミ)からタウンマップを貰う前に、机の上を調べる以外に知る方法はなかった。
また、当時は付録として取扱説明書と一緒にカントー地方のタウンマップが入っていた。
また後年の作品とは異なり、「現実世界の延長線上にある世界」という位置づけで作られたからか、図鑑テキストや一部の会話に現実の要素が出てくる(インド象、アメリカなどが代表的)。
マップ構造は同じ任天堂RPGの『MOTHER』シリーズと似た特徴を持つ。野生ポケモンとのエンカウントは外だと草むらを歩いている時のみの限定された箇所でのエンカウントになるが、水の上を移動している時・ダンジョン(それに類ずる建造物内)では従来のRPGと同じタイプのランダムエンカウントになっている。
『女神転生』の仲魔システムや『ドラゴンクエスト』シリーズのモンスターを仲間にできるシステムなど、「ポケモン(=モンスター)を捕まえて手持ち(=仲間)にする」というコンセプト自体はさほど目新しいものではないが、このモンスターのトレーディング機能とモンスターを育成させたプレイヤー同士での対戦機能で競技性を持たせたのが斬新だった。さらに言うと「主人公そのものが戦わない点かつ指示を出して戦わせる点」「基本一対一の対戦」も目新しいものだった。
その為か、一度クリアするまではゲーム内での知識を蓄えて実践したりのチュートリアル要素が強い。
バージョンごとの違い
いずれもシナリオ、ポケモンの種類数(150匹+1)は同じである。
赤・緑
『赤・緑』の片方にしか出現しないポケモンがいる。『赤』のストライク、『緑』のカイロスなど。
ゲームコーナーでコインと引換に手に入るポケモンや、景品交換に必要なコインの枚数が異なっている。特に差が出るのがポリゴンで、赤が9999枚に対し緑は6500枚。その分、手に入れた時の初期Lvにも差が出ている。
海外では『赤』が"Red Version"、『緑』が"Blue Version"として発売されている。
つまり、中身は日本でいう緑版であるにもかかわらず、パッケージには「Blue」と書かれていてパッケージを飾るポケモンもカメックスである。
青
シリーズ初めてのマイナーチェンジ版。ストーリー展開に変更はない。
『赤・緑』のどちらかにだけ出現した一部のポケモンが出てこない代わりに、入手手段が交換しかなかったルージュラを野生で捕獲可能。また、ポケモンのグラフィックやその他フィールドグラフィック、交換してもらえるポケモンの種類、ポケモン図鑑の説明文が異なっている。特に「異様な妖怪と化したゴルバット(青のゴルバット)」「やたら怖い顔つきをしているナッシー」などは現在でもよく話題に出される。
小学館との提携で制作され、学習漫画雑誌とコロコロコミックの通信販売限定品として発売されたため、通常の販売店では購入出来なかった。当時の任天堂公式攻略本にも入手手段が限定されている事が記載されていた。
しかし、予想以上に人気だったため、ちゃおなどの少女漫画誌でも受付を行い、さらに当時任天堂と提携していたローソンでの店頭受け取り方式にて2回目の通信販売を実施。それでもなお中古で定価の数倍の値段をつける人気をみせたことから発売の約2年後、後継の金・銀と合わせる形で一般発売された。
限定販売版と一般販売版は商品管理用バーコードの有無の違いがパッケージにあり、前者にはバーコードが記載されていない代わりに、小学館のマークが付けられていた。
海外では『青』に相当するバージョンが存在しない。よって海外版では初代に野生のルージュラが存在しないし、パッケージをフシギバナが飾ることも(『リーフグリーン』発売までは)なかった。フシギバナ涙目である。
ハナダの洞窟の構造が前者二つと構造が異なる他に、スーパーゲームボーイでプレイする場合のピクチャーフレームのデザインも新規のものになった。
ピカチュウ
劇場版ポケットモンスター第1作『ミュウツーの逆襲』の公開記念として発売された。開発段階では『黄』と呼ばれていた(海外では"Yellow Version"になっている)。
アニメ版『ポケットモンスター』をモデルとしており、アニメの設定を逆輸入したものとなっている。
アニメ同様、初めのポケモンは必ずピカチュウとなる。さらにアニメで主人公のサトシが3匹とも仲間にしたことに倣って旅の途中で上記のフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの三匹も手に入れることが出来る。
なお、ライバルは必ずイーブイを選ぶ。登場当時アニメ版のライバルが選んだポケモンは不明だったが、後にイーブイを手に入れていることが判明している(その後ブラッキーに進化。選んだ御三家がゼニガメだったことがさらに後年に判明している)。
このイーブイは1戦目(マサラタウン)、2戦目(22番道路)の主人公とのバトルの結果に応じてどのポケモンに進化するかが変わってくる。全勝するとサンダースになってしまう。
ポケモンのグラフィックもアニメ調に差し替えられている。
なお、「はかいこうせん」のエフェクトの点滅はこれまでよりかなりマイルドに変更された。それもそのはず、このピカチュウバージョンが発売された前年の1997年にポケモンショックが起きた為。
基本的なストーリーは上記三作と全く変わりないが、最初に貰えるピカチュウもアニメの設定通りモンスターボールに入るのを嫌い、外に出てきて主人公の後をついてくる。
後ろについてくるピカチュウには話しかけることも可能で、返事をするだけでなく機嫌を尋ねることもできる。ちなみにその機嫌はバトルの勝敗、更に場所によって異なる。
声はこちらもアニメ版の声優と同じ大谷育江氏……のものを増田順一氏が波形を読み取りゲームボーイ内で再現させたものである。携帯電話等、似たような仕組みのもの自体は存在するのだが、ゲームボーイの性能を最大限に活かした、今から見てもとんでもない技術である。
表情も多種多様で、機嫌や状態異常時などそれぞれに応じて違った態度を見せる。マサキの分離実験時には驚いたり、ポケモンタワー内で話しかけると怯えたりする。
瀕死になってしまうと手持ちから消えるが、ポケモンセンターに入ると復活する。
また、「かみなりのいし」を使って進化させようとしてもピカチュウが顔を横に振って拒否するため進化できない(別のカートリッジに送れば可能だが、当然ながら二度と後ろをついてこなくなる)。
この連れ歩きシステムは後に発売されるHGSS以降の作品で不定期ながら採用されている。
他にも、野生ポケモンも大幅に変更がなされ、例えばアニメ通りにトキワの森にピジョンが出てきたり、前3作では野生出現がなかったカモネギが野生出現を果たしたりなどがある。
登場するトレーナーもアニメ版の設定が取り入れられて手持ちや技構成が変更され、タケシとカスミの服装がアニメ版に近いものになっていたり、ムサシ・コジロウと思われるロケット団員が出てくるなど、全体的にアニメを意識したバージョンと言える。
なお、同ソフト制作当時アニメではサトシがバッジを6つまでしか取得しておらず、伴ってグレンジム、トキワジムについてはアニメ版通りではない(アニメ版ではトキワジムのリーダーとして戦うトレーナーはまさかのムコニャである)。
これまでのバージョンではトキワの森にピカチュウが出現していたが、当バージョンでは出現せず、図鑑でも生息不明となっている(主人公のパートナーになるピカチュウ自身は1ばんどうろ…ではなくぎりぎりマサラタウンで遭遇し、オーキド博士が捕獲した後に手渡される)。
また、イベント配布や『ポケモンスタジアム』にて手に入るなみのりピカチュウがいないと遊ぶことが出来ない専用のミニゲームが存在した。
前述のようにピカチュウが1匹しか手に入らず(※)、そのピカチュウは(別のデータに送らない限り)ライチュウに進化させられないので、このバージョン単体ではライチュウを入手できない。
似た例は『FRLG』のエーフィやブラッキー(時計機能がないため)、『HGSS』のジバコイル、ダイノーズ(磁場が発生する場所がないため)がある。
今作も「赤・緑」「青」とハナダの洞窟の構造が異なっている。
一部、一般トレーナーの手持ちポケモンであっても、わざマシン技を使ってくるようになった。AIも強化されており、赤緑青より攻略難易度が上がっている。特にジムリーダーや四天王は手持ちのレベルが底上げされた。
ピカチュウは強いとはいえないので、最後まで連れ歩こうとすると、より難しくなる。
本来は『金・銀』で先に対応させるはずだった「ポケットプリンタ」が先行して対応した。
※ピカチュウ版のピカチュウかどうかはIDで判定しているため、チートツールで野生出現させても全て大谷ピカチュウとなる。なので、特別性を保つための措置と思われる。
バグ
このゲームには通信対戦等のデータを入れた影響などからバグが多いことで知られ、特にポケモンと道具の入れ替えに関わるセレクトボタン周りに大量のバグが存在していることから、「セレクト押したらとりあえずどこかバグる」とまで言われるほど。
この所謂「セレクトバグ」はポケモンと道具の入れ替えルーチンが影響しているとされている。
当時プレイヤーだった小学生の間でもそのことが広く知られていたため、通常では捕獲出来ないミュウを出現させる他、けつばん、アイテム増殖法などのバグ技が行われていた。これらのバグは製作陣の努力によるバージョンアップによって解消されている。
セレクトボタン周りの他にも、何もないところでダウジングマシンが反応する、逆に隠しアイテムがあるのに反応しないというバグなどもある。
これもピカチュウバージョンでは修正されている。
わざについて
この世代でポケモンが自力で覚える技には「ジムリーダーからもらえるわざマシンの技」が含まれていない。
例として、「どくどく」や「だいもんじ」はどのポケモンも自力習得しない。
ピカチュウバージョンのピカチュウに限り、「10まんボルト」を自力習得させられる。
赤、緑、青バージョンのトレーナーは、手持ちポケモンに自力習得するわざしか覚えさせていない。その為、レベルの高いポケモンでも「にらみつける」や「しっぽをふる」を使う。特に石進化に多い。
ジムリーダーや四天王、そして決戦時のライバルは、切り札に限りわざマシン技を習得している。
ジムリーダーは倒した時に貰えるもの、四天王とライバルは強力なものをそれぞれ覚えさせている。ワタルが例外的にわざマシンにない「バリアー」を覚えたカイリューを使ってくる事はかなり有名で、ネタにされている。
わざマシンに選出されている技のラインナップは、以降の作品と比べて不可解なものが多い。
なにせ実質ラッキー専用技の「タマゴうみ」や、序盤技の「みずでっぽう」等が選ばれているのである。一応みずでっぽうは拾う場所のオツキミやまでイシツブテ対策として使える。
相手のポケモンが使う技はPPが無限。
もちろん「はかいこうせん」や「ハイドロポンプ」も例外ではない。
登場人物
主人公
元々名前はプレイヤー自身で決められるが、デフォルトの名前にこの名前が存在すること、『金・銀』以降の作品でこの名前で登場したことからつけられている。
バージョンによって、取扱説明書および名前候補の一番上の表記名が変わる(レッド、グリーン、ブルー、イエロー)。
ライバル
- ライバル(グリーン)
主人公の幼馴染。最後はチャンピオンとして主人公と対決する。取説での名前候補の表記はグリーン(赤)、レッド(緑・青)、ブルー(ピカチュウ)。グリーンという名前が正式名称になったのは主人公同様『金・銀』以降から。
サポートキャラクター
ジムリーダー
四天王
敵対組織
ポケモン
本作が初出のポケモン一覧(第1世代)
それ以降はポケモン一覧を参照
ソフト情報
バージョン | 赤・緑 | 青 | ピカチュウ |
---|---|---|---|
機種 | ゲームボーイ | 同左 | 同左 |
ジャンル | RPG | 同左 | 同左 |
発売日 | 1996年2月27日(火) | 通販:1996年10月15日(火) | 1998年9月12日(土) |
一般:1999年10月10日(日) | |||
価格(税別) | 3,900円 | (当初)3,900円→(末期)3,000円 | 3,000円 |
販売元 | 任天堂 | 同左 | 同左 |
発売元 | 任天堂 | 同左 | 同左 |
開発 | ゲームフリーク | 同左 | 同左 |
リメイクと復刻
同作はポケモンシリーズの中で最も早くリメイクした作品でもあり、2004年1月29日に『ファイアレッド・リーフグリーン』が発売されている(『緑』版が発売されていない海外でも同タイトル)。
更に『赤・緑』の発売からちょうど20年の記念日にあたる2016年2月27日、バーチャルコンソール(VC)版として『赤・緑・青・ピカチュウ』が復刻した。
バーチャルコンソールとしては特別にワイヤレス通信を使った通信交換・対戦に対応している(正確には「常に通信ケーブルを繋いでいる状態」と判定している。もちろん通信ケーブルではないのでGB版との通信は不可)。
発売を記念して初代の4タイトルのパッケージを再現したダウンロードカードや、パッケージデザインを再現した箱・ソフトカートリッジ型のマグネットと取扱説明書風シール・タウンマップがセットになった『特別版』も発売。
初代の当時の環境をほぼ再現しているので、ゲームボーイ版をプレイした人にとっては懐かしいことだろう。
因みにセレクトバグもそのまま引き継いでいる模様。また、10まんボルトの国内版エフェクトが激しく明暗点滅していたのが修正され、目への負担を軽減したものになっている他、なみのりピカチュウが正規で入手できないため、ピカチュウ版における「ピカチュウのサマービーチ」が最初に貰うピカチュウを手持ちに入れていてもプレイできるようになっている。
更に、全国のポケモンセンター・ポケモンストアでのみ予約可能だった初代VCが同梱された2DSセットを購入すると、何とこのVCにミュウのデータを入れることができる特別引換券がついていた。
流石にWi-Fiには対応していないので、引き換えは店頭で行われていた。
また、バーチャルコンソールながらポケモンバンクに対応しており、捕まえたポケモンを第7世代の『ポケモンSM』のアローラ(や以降の世代)に連れて行ける。
金銀クリスタル含め、GB版とGBA以降(RSE)では個体値や努力値の仕様が違ったり、特性や性格が実装されていないため、経験値を利用した計算式によりGBA以降の仕様と互換性を持たせているが、この転送の仕様は個体値3V確定・隠れ特性所持というポケモン廃人大喜びのものとなっている。またこれにより初代と第7世代が繋がった。
そして2018年11月、ニンテンドーSwitchにて『Let's Go ピカチュウ/Let's GO イーブイ』が発売された。
ピカチュウ版を基にしつつキャラクターや手持ちポケモンなどで『赤・緑』や『ファイアレッド・リーフグリーン』をも取り込んだ新たなリメイク作品である。
主人公やライバルのデザインがまったく違うが、その理由はプレイ途中で判明する。
同ソフトが『ポケモンホーム』と連動したため、ここで手に入るポケモン達を『ポケモン剣盾』以降の作品に送ることもできる(一部のみ)が、一度当該ソフトに送ってしまうと二度と戻れなくなるので注意。
小ネタ
本作では60年代から70年代に流行した文化や往年のゲーム、映画のオマージュ・パロディ…そして内輪ネタが散見される。
田尻智氏はちょうどその世代である他、制作元であるゲーフリが田尻氏の興したゲーム系同人サークルであった事を考えれば当然の帰結か。
公式に名言されたものや名称やデザインからファンの推測で度々浮上しているものなど様々であるが、そもそもポケットモンスターというコンテンツは『ウルトラセブン』に登場したカプセル怪獣に(参考)、図鑑説明も怪獣図鑑の影響を受けていた事が明かされている(参考)。
また、本シリーズ最大の要である「収集要素」は田尻氏の昆虫採集の経験に基づいている。
怪獣ブーム/変身ブーム
カメックス(カメバズーカ)、ちきゅうなげ(鉄腕アトラス)、ヒトデマン(ミミー星人→ヒトデマン)、ベトベター/ベトベトン(ヘドラ)
超能力ブーム
格闘技
サワムラー(沢村忠)、エビワラー(海老原博幸)、じごくぐるま(柔道一直線)、からてチョップ(力道山)
ゲーム
映画
自宅のテレビに映っている映画(スタンド・バイ・ミー)
内輪ネタ
ニャース(田尻氏の飼っていた猫)、カビゴン(スタッフの西野弘二氏)
関連イラスト
関連動画
関連タグ
その他のシリーズのタグ
- 第1世代:RGBP (赤緑、RGB)……リメイク(第3世代):FRLG 、リブート(第7世代):LPLE
- 第2世代:GSC (金銀、GS)……リメイク(第4世代):HGSS
- 第3世代:RSE (ルビサファ、RS)……リメイク(第6世代):ORAS
- 第4世代:DPt (ダイパ、DP、DPPt)……リメイク(第8世代):BDSP、スピンオフ(第8世代):LEGENDSアルセウス
- 第5世代:BW、BW2 (ポケモンBW、ポケモンBW2)
- 第6世代:XY (ポケモンXY)
- 第7世代:SM/USUM (ポケモンSM/ポケモンUSUM)
- 第8世代:剣盾(ポケモン剣盾)……DLC:鎧の孤島、冠の雪原
- 第9世代:SV(ポケモンSV)……DLC:ゼロの秘宝、藍の円盤