基本データ
(※)「ゼットーン」の部分のみ。厳密には、『ウルトラマン』で第20話以降のナレーション(第33話ではウルトラマンの声、最終回ではゾフィーの声も兼任)を担当した浦野氏の声を逆回転させて生み出した効果音で、ゼットン星人の断末魔に使用されたものを流用している。
概要
『ウルトラマン』最終回「さらばウルトラマン」にて初登場した宇宙怪獣。
「ウルトラマンが戦う最後の怪獣」ということから、「Z」(ラテン文字=アルファベットの最後の文字)と「ん」(ひらがなの50音における最後の文字)を合成させて「ゼットン」とネーミングされた。
モチーフはカミキリムシ(ゴマダラカミキリ)と「顔のない甲冑」(デザイナーである成田亨の発言から)。成田氏は自身の画集で「『怪獣』ではなく『宇宙人』と想定してデザインした」とコメントしている。
過去にウルトラマンを苦しめた怪獣の特徴(アントラーの角、レッドキングの腕など)が各種に見受けられ、さらに全体的なカラーリングとして使われた「黒・銀」は、メフィラス星人と同様、ウルトラマンに対するアンチテーゼである。二つ名は「宇宙恐竜」だが、地球において一般的に「恐竜」と呼称される巨大な爬虫類型の動物とは全く似ていない。この名称とのミスマッチが却ってこの怪獣の「底知れなさ」を高めていると言える。
「ゼットーン」という唸りのような声に続けて「ピポポポポポポ」という電子音じみた音を発するという、生物としては異質な鳴き声を発し、「シュンシュンシュン」あるいは「ヒュンヒュンヒュン」といった虫の鳴き声のような息づかいとも取れる音も出す。総じて非生物的で「感情」らしきものが読み取れず、その無機質な外見と圧倒的な戦闘能力も相まって強烈な印象を残した。
「初めてウルトラマンを倒した怪獣」というインパクトは強烈であり、数多のウルトラ怪獣の中でも屈指の知名度・人気を誇る。シリーズ放送開始から50年が経過した現在でも、ウルトラ戦士の前に立ちはだかる強敵という重要なポジションで登場してくることが多い。
初代
地球侵略を企んだゼットン星人の切り札。
ウルトラマンの攻撃を一切受け付けない凄まじい戦闘能力を持ち、飛びかかったウルトラマンをあっさりとはじき飛ばして彼を悶絶させたばかりか、のしかかっての格闘戦でも優位に立っている。
放つ火球(メテオ火球)は一兆度という恐ろしい火力を誇る。同じ炎系の技だと平成のNプロジェクトにおけるウルトラマンの最強形態ウルトラマンノアの必殺技が同じ温度に設定されていることからもその凄さがわかるだろう。さらに八つ裂き光輪を粉砕するほどの防御力を誇る全方位バリヤー、テレポーテーション、光線を吸収し増幅して撃ち返すなどの多彩な能力を持っている。
ウルトラマンの放ったスペシウム光線を吸収・反射することで彼を倒したが、その直後『こんなこともあろうかと』用意されていたペンシル爆弾によって退治された。
火球はウランと発火液を体の中で混ぜ合わせて発射している。
腕の白い部分から火球を生成する為の器官が稼働している様子を見る事が出来るのだという。
また、我々人間と同じ位置に目があるらしく、視力は無いに等しい一方で、周りの様子は角で認識しているらしい。
光線を吸収して腕の先から放つ光波『ゼットンブレイカー』(ゼットンファイナルビーム)は別に光線を吸収せずとも放てるので、客演作品ではバンバン撃ってくる事も多い。恐らく、光線吸収で威力増加とかそういう効果なのだろう。作品によって色はオレンジ色だったり、紫色だったり一定しない。たぶん個体差の問題なのかもしれないが。
制作秘話
当初はゼットンがウルトラマンを投げ飛ばし、カラータイマーを踏みつぶすシーンが想定されていたが、監督が「子供たちのヒーローをそこまで無惨に殺すのはいかがなものか」との理由で変更された(ゼットンの光線を受けたウルトラマンが前のめりに倒れ込んだにもかかわらず死体が仰向けだったのはその名残)。このシーンは後にとある外伝漫画で間接的ながら描写されることになった。
ウルトラマンとの戦闘において一兆度の火球は2度発射されている。
1度目は戦闘開始直後にキャッチ・リングを破る成果を挙げたが、2度目は容易に回避された。最後はゼットンがスペシウム光線を反射して放った(作中の描写を見る限りでは、エネルギーを吸収・増幅して撃ち返したように見える)光線によってカラータイマーが破壊された。
なお、シナリオ準備稿の段階ではゾフィーのスペシウム光線で倒される予定だったという。
ゼットンは大型円盤から風船のような青い球体が大きく膨らんで爆発した後から登場したが、第1話でベムラーが「青い玉」だったことに由来した演出と思われる。
青い玉を追跡して地球へやってきたウルトラマンは、同じく青い玉から出現した敵に敗れて地球を去ることになった。
当初はウルトラマンとの空中戦も予定されていたとのこと(背中が甲虫の羽のようなデザインをしているのはその名残)だが、メフィラス星人と被る部分が多くなるため、尺の都合から飛行能力は持たない怪獣にし、空中戦はゼットン星人対科特隊の対決へと変更された。
以降のシリーズでの活躍
- マックス版
『ウルトラマンマックス』では、再びゼットン星人に操られて登場。バリヤーに「ゼットンシャッター」という名前が付けられており、初代に勝るとも劣らない強さでマックスを圧倒した。このゼットンシャッターはあらゆる方面からの攻撃を自動で完全防御する(自動防御はマックス産の個体のみ)(他の個体と異なり頭上まで完全に防御されている)上に、一度ヒビを入れても張りなおせば完全に修復されているというチートっぷり。初代より設定上のフィジカル面も上がっておりマックスを圧倒、ゼノンともほぼ互角に戦った。かわりにテレポートや光線吸収などは使用しなかった。もっともオートガードのゼットンシャッターと光線吸収は相性が悪い上に、マックスはフィニッシュを除いて光線技を使わないので妥当ではある。結果として(戦闘スタイルが類似していたとはいえ)突如参戦したゼノンとも戦えていた当たり、汎用性は極めて高いといえる。
その戦闘シーンは絶望感あふれるBGM「Red Rum」※や、夜に映える爆炎の演出などにより評価が高い。ウルトラマンゼノンの介入で最終的には(新アイテムを使った真っ向からの力押しで)倒される。
この時製作された着ぐるみは『ウルトラマンオーブ』に至るまで以降のシリーズで使用される事になる。設定ではこの個体は胸や腕からも火球を発射できるらしい。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」)
ゼットンシャッターを駆使して善戦するその姿から、ファンからは防御スペックに全振りしたゼットンなどと言われる様子。
※このBGMはマックスの音楽や劇伴を手掛けた蓜島邦明氏の楽曲ではなく、Immediate Musicが販売しているフリー音源。「ゴジラ FINALWARS」といった、映画の予告編などに使われている。
- メビウス版
『ウルトラマンメビウス』では本物ではなくプログラムデータとして登場。
新たなマケット怪獣の候補として初代のゼットンのデータを元に作られたが、トリヤマ補佐官がプログラムカプセルを落として破損させた事で暴走した。
バーチャル空間とはいえ高い戦闘能力は健在であり、マケット怪獣の他の候補であったグドンを倒したりもしている。
暴走したゼットンはそのまま基地のシステムをジャック。対処しようとデジタルデータ化して立ち向かうメビウスも苦戦させたが、同じくデジタルデータ化したマケット怪獣ウィンダム、ミクラスのサポートを受けて次第に劣勢になり、最後は至近距離から光線を直接叩き込む必殺技、ライトニングカウンター・ゼロによって撃破された。
メビウスと対決する前には、マケット化されたデジタルデータのメビウスがゼットンと対決したが、これもトリヤマ補佐官がゼットンの特質を理解せず、軽はずみに光線技を撃たせた結果、呆気無く返り討ちにされ、トリヤマ補佐官はテッペイから怒られる羽目になった。
ぶつけたせいでバグったゼットンなどと言われるようだが、ぶつけた程度でバグる時点で実用に堪えるとは言えないだろう。
マケットそのものに致命的な設計ミスがあったか、もしくは何者かの謀略だったのではという推測もある。
なお、本物のゼットンがメビウス本編に登場することは最後までなかったが、ウルトラマンメビウスのDVD特典であるビジュアルノベル、本編の前日譚を描いた『ザ・ウルトラマンメビウス』では、ウルトラ兄弟を襲撃する為に待ち伏せていたが、偶然その地点を遊泳していた宇宙警備隊に入隊したばかりのメビウスを急襲。しかし、すんでのところで駆けつけたウルトラマンに火球をスペシウム光線で相殺され、格闘戦で圧倒され倒された。
また、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の前日談ストーリーという設定のPSPソフト『ウルトラマン Fighting Evolution 0』の通常ルートにてヤプールの協力者の1人であるババルウ星人にウルトラ兄弟を地球へ誘き寄せるために地球へと派遣され、プレイヤーとなるウルトラ戦士たちを一網打尽にし、その後、プレイヤーと対決する。
そして敗北後、ババルウ星人に最強の力としてその力を吸収されてしまった。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』ではケイトが操る中で最強の怪獣として登場し、本作のラスボスを務めた。従来の能力に加え身軽な動きで格闘を行い、二代目とは別の意味で初代ゼットンのイメージを覆した。
レイのゴモラ、リトラ、エレキングの3体がかりでもまったく歯が立たず、キングジョーブラックとも互角に渡り合う強さを見せたが、レイがレイモンとして覚醒した事でゴモラがEXゴモラにパワーアップ、最後はEX超振動波で倒された。
また、続編の『NEO』ではナックル星人の操るガルベロスが、質量があるとしか思えないゼットンの幻影を作り出してゴモラと戦わせていた。
後に『ウルトラ銀河伝説』に百体怪獣の一角として出現。ウルトラマンゼロとの戦いでは仲間が蹴散らされる中1匹だけ積極的に交戦しベリアル軍団の中では1番善戦するもゼロスラッガーで倒された。
アーケード版では惑星ボリスにて倒されているレイモンを発見した主人公の前に現れたが、バトルナイザーの怪獣によって敗れる。
後にレイブラッド星人の憑代として強化された個体が召喚され、ピグモンに襲い掛かるがレイモンに救出され、主人公の怪獣と対戦。だが主人公と共に成長した怪獣に敗北した。
にせウルトラマンとのタッグ必殺技はフェイクスペシウム光線を吸収して「ゼットンブレイカー」を放つ「ゼットンファイナルビーム」。
- ギンガ版
『ウルトラマンギンガ』の番外編に登場。
マグマ星人が隠し玉として闇の支配者に黙ってくすね取っていたスパークドールズ。
マグマ星人がダークライブした後、降星町を一兆℃の火球で消し飛ばそうとするが、ウルトラマンにウルトライブした千草とウルトラマンティガにウルトライブした健太に阻止され、月まで運ばれ対峙する。
当初は2人の息の合った連係攻撃に劣勢だったが、ライブしていたマグマ星人が分離し、加勢したことで優位に立った隙を突き、彼の命を受け再び宇宙空間から降星町を一兆℃の火球による超遠距離砲射撃で襲おうとするが、またしても2人に阻まれて失敗してしまった。
最終的には駆けつけたギンガのギンガクロスシュートをマグマ星人共々浴びせられ敗北。スパークドールズに戻った後、ギンガによって宇宙に運ばれていった。
劇場スペシャル第2弾にも登場。一条寺友也がウルトライブし、ヒカルがライブしたゾアムルチ、健太がライブしたドラゴリーと戦いドラゴリーを倒すが、千草がライブしたザムシャーにゾアムルチと共に倒された。
- ウルトラマンX版
『ウルトラマンX』第8話「狙われたX」に登場。マックス版のゼットンシャッターに似たバリアを駆使する。
突如として市街地に出現し、エックスと戦っていたところからこの回はスタートする。言わずと知れた高い戦闘力でエレキングアーマーを纏ったエックスを圧倒し、高い防御力とパワーを併せ持つゴモラアーマーをも叩き伏せ、さらにはゴモラ振動波すらバリアで防ぎ、絶望的な実力差を見せつけてエックスを完膚なきまでに叩きのめした。
対策としてXioは当麻博士が持ち込んだスパークドールズを解析してサイバー怪獣サイバーゼットンを開発し、エックスの新たな戦力となる。
『ウルトラマン列伝』の初代ウルトラマン対ゼットン特集回においてラボチームの三日月マモルから「リミッターをちょっとでも弱めるとすぐ暴走しちゃう」、高田ルイからは「困ったちゃん」という評価を受けている。
再戦時、エックスは同等の力を持つゼットンアーマーで迎え撃とうとするが、逆にアーマーに意識を乗っ取られてしまう。このゼットンはスラン星人クワイラの支配下にあり、ウルトラマンマックスをおびき出し同胞の敵討ちをする為の餌だったのである。
そして、目論み通り現れたマックスをゼットン・クワイラ・エックスの3vs1で追い詰めるも、大地がクワイラの罠を打ち破りエックスが意識を取り戻したため、ゼットンアーマー装備のエックスと今度こそ再戦となる。
同等の力を持つエックスと一進一退の激しい攻防を繰り広げるが、最後は「ゼットントルネード」を食らいバリアを破壊されたところへザナディウム光線を受けてスパークドールズに圧縮された。
劇中では先述の通りゼットンアーマー開発用のスパークドールズがクワイラによって持ち込まれているが、これがエックスと戦った個体と同一かどうかは不明。仮に別個体だったとすると、劇中ではスパークドールズが2つ存在するという極めて珍しい事態が発生することになる(ちなみに、その後デマーガの別個体がスパークドールズにされたため、こちらが公式でスパークドールズが2つ存在する怪獣第1号となった。それに怪獣も生き物なので別に何体いても不思議は無いが)。
その後、スパークドールズはXioの日本支部に保管されていたが、最終話で虚空怪獣グリーザに吸収されてしまう。しかし、最終的にエクシードXの手によって他のスパークドールズ共々解放されてエックスと一体化、ハイブリッドアーマーの一部となって、グリーザ撃破に貢献した。
なお、力を授けるという間接的な形ではあったが、これまで侵略者の生体兵器として描かれ続けてきたゼットンが、人類およびウルトラ戦士に協力した初の事例となった。また、劇場版でもサイバーカードとして初代ウルトラマンの援護に貢献した。
- タイガ版
『ウルトラマンタイガ』第18話「新しき世界のために」に登場。
ハイパーでもマガでもない原種のゼットンが登場するのは『X』以来となる。
霧崎がバット星人の小森セイジに与えた召喚装置からドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を背景音楽に出現。
交友関係にあったが宇宙人の地球での未来をめぐり対立することになったホマレへの見せしめとして、セイジの命令によりヒロユキを拘束し火球を放って焼き殺そうとする。しかしすんでのところでヒロユキはタイガに変身、これを免れる。
ウルトラスラッシュを白刃取りで受け止めるほどの反射神経を見せ、タイガと取っ組み合いの格闘を行う。
もちろんテレポートやバリア、火球といった能力も健在で、パワーをチャージし自身が後ずさってよろめくほどの巨大な火球を放つ荒技も披露した。
最期はその特大火球をトライストリウムに変身したタイガにトライブレードを用いたスクリュードライバーで打ち破られ、フーマの力を引き出した必殺技『風真烈火斬』で真っ二つにされて爆死した(この時、八つ裂き光輪と同じように白刃取りしようとしたが反応が追い付かなかった)。
今回は終始無言であり、恒例の「ゼットーン……」という唸り声はなかった。
また、劇中では一貫して『宇宙恐竜』と呼ばれており、ゼットンの名が出ることはなかった。
第21話「地球の友人」にも回想シーンで登場。この時は「ゼットーン……」という唸り声を披露している。
今回から撮影に使用される着ぐるみが変更されており(おそらく『マックス』以降使われていた着ぐるみが劣化していたからだと思われる)、新造されたものを使用している(この着ぐるみは以前にも『ウルトラ怪獣散歩』や『ウルバト』のCM等で使われていた)。
当初はハイパーゼットンやペダニウムゼットンが登場する予定だったが、監督の辻本貴則は自身のこだわりで初代にしたと述べている。劇中では、得体の知れない凄みを出すため、「ゼットン」の名は出さず、「宇宙恐竜」とのみ呼称され、鳴き声も無機質な電子音のみである。また、登場シーンでは小森セイジの「新しい世界」というセリフに合わせ、ドヴォルザークの「交響曲第9番」が流れた。
宇宙恐魔人ゼットが率いるゼットン軍団として複数の個体が登場。
EPISODE 7~8では、他のゼットンの亜種と共にトライスクワッドを襲撃し通常個体2体はタイガと対峙する。光線技にバリアを張って防ぎ、数の多さで苦しめるもアンドロメロスとリブットが加勢すると徐々に劣勢となり、通常個体はそれぞれリブットのリモートカッター・ギャラクシウムブラスターにより爆死し、最終的には全員まとめて倒されてしまった。
その後、EPISOCE 9にて再びゼットに率いられた別動隊が惑星エビルに出現。駆け付けたウルトラ戦士たちと激闘を繰り広げるが、こちらも全員が倒され、軍団の主であるゼットも戦死した(ただし、創造主であるバット星人は未だ健在であるため、今後もゼットン軍団が再構成される可能性がないわけではない)。
着ぐるみは、上記の『タイガ』にも登場した最近新造されたものと、アトラクション用と思われるもの(後述の2代目っぽいとも言われる)の二種類が確認される。
公開まで残り三ヶ月となった2022年2月13日に公式Twitterで挙げられた時計の画像から登場が予想されていた。
そしてその予想通り、まさかの設定とあまりにも衝撃的な姿となってウルトラマンに牙を剥く(リンク先ネタバレ注意!)。
数話に渡って、自らの強さゆえの孤独に嫌気がさし、地球で一高校生として青春しているという不良怪獣ゼットン君が見られる。
初見の人は目を疑うだろうが、よくよく見ると学ランとマッチしたカラーリングで、なかなか似合っているような…いないような……?
登校先の“チボ校”こと地球防衛高校では、ウルトラマンを倒した唯一の怪獣といった事がなぜか知られておらず、無口で無名な一生徒であり、悪友の不良達のパシリにされ駄菓子屋にお菓子を買いに行かされたりアイスキャンディーの当たり棒を横取りされたりしていたが、特に抵抗することなく従っている。
一方赤王高校といった他校からは「ゼットン君」と呼ばれて恐れられており、赤王四天王すら簡単にやっつけてしまう。
その後、赤王高校の親玉であるレッドキングと取り巻きのチンピラに仲間達を倒され、自身のファンであるという女子高生のカオリを人質に取られてしまい、レッドキングとのタイマン対決でも不意打ちを受け苦戦するが、仲間たちがカオリを救助したことで逆転。最後は火球の一撃でレッドキングを打ち倒したのだった。
アイキャッチではその後河原でゼットンに叩きのめされた不良とレッドキングが荒れているのを尻目に、彼女を後部に乗せた自転車で走り去っていく姿が描かれている。ほかにもバーベキューの点火を火球でしていたり、ゼットン星人のスーツの採寸をしている姿も見られる。
第9話、11話に登場。ケムール人が召喚した霊体であり、ウルトラセブンの背中に憑りつき背後霊となる。
ケムール人が敗れた後もセブンの背中に憑き続け、第11話でセブンに襲い掛かり両目を潰して追い詰めたが、心眼を駆使したセブンの巴投げに敗れる。
ザラブ星人が変身したニセゼットン。ウルトラマンエースを圧倒するが、不意打ちのチョップで倒された。
- マイポケット×ウルトラマン「愕然!バックアップしてなかった!篇」
突如OLの部屋に出現し、ノートパソコンを踏みつぶすという悪行を犯す。
バックアップの解説を兼ねてウルトラマンが登場。素早く発射された八つ裂き光輪を見てバリアを張ろうとするが、バリアが全身を覆う前に八つ裂き光輪の刃が刺さったまんま倒されるという変な最期を迎えた。
- 「UT」スペシャルムービー
市街地に突如現れた怪獣軍団の一体として登場。
ウルトラマンのスペシウム光線をゼットンブレイカーで相殺するなどやはり実力は高いが、ウルトラマン最終回から経験を積み上げているウルトラマンの敵ではなく、投げ飛ばされてグロッキーになった所をスペシウム光線、ワイドショット、ワイドゼロショットを浴びてウルトラマンベリアル諸共爆散した。
- SFC版ウルトラマン
原作を踏襲しているので当然だがラスボスとして登場。
メテオ火球は反射可能だが弾速が高いのでまず狙えず、急降下キックはテレポートで躱される。同じくテレポート持ちのブルトンと異なりリーチの長いチョップや投げ技があるため接近戦も危険と隙が無い。
攻略本も「当たるまで急降下キック」くらいしか書けないほどの絶望的な強さを誇る。
ウルトラモード「大地球侵略作戦」のラスボスとして登場。地球侵略作戦に参加したゼットン星人の隠し球で科学特捜隊基地を襲撃した。(時系列どうなってんだ)
これまでのストーリーに登場したウルトラ兄弟を総動員して戦うフルバトルになるが、ゼットン本体が異常に固く、攻撃力もバカみたいに高いので、倒す事は非常に困難。勝利すればゼットンと共にプレイアブル化する事が出来る。ゼットンが敗北すると中からキングジョーよろしくゼットン星人の円盤が現れ、M87光線で破壊されるところでストーリーはクリアとなる。
第1作ではウルトラ・キューブにてマスターガンダムの配下として登場。
最強の名を欲しいままにしただけはあり、通常攻撃の他、ゼットン光弾など威力の高い攻撃でパーティを全滅に追い込みかねない強敵になっている。防御力をいかに上げながら戦う事が肝になってくるだろう。
その後、別個体がベリアルによってジェノサイド・キューブに召喚され、マイナスエネルギーを蓄える石柱のガーディアンとなっている。
第2作ではランダム・キューブのボスとして登場。前作よりも強力なユニットが揃った為か、そこまで強敵ではない。
ちなみにストーリーパート以外でもゼットン光弾発射時に例の電子音が鳴ったりするので扱いは結構優遇されている。
DLCサブクエストではかつてケンドロスをギンガに倒されたマグマ星人がダークライブする形で登場。特別編のマグマ星人とは違って完璧にゼットンの能力を使いこなしており、火球の連射でヒーロー達を苦しめたが、敗れてスパークドールズを回収される。
- ウルトラヒーローからのメッセージ《SPECIAL LIVE MOVIE》
怪獣軍団の一体として登場。最強怪獣と呼ばれただけはあり、怪力でウルトラマンを苦戦させたが、人々の応援を受けて立ち上がったウルトラマンのネックハンギングからの手刀、トドメのキックのコンボを受けて退散した。
- レッドマン版
名称は「ゼットン」で、『おはよう! こどもショー』でも「さらばウルトラマン」の初代ゼットンの写真で予告していたのだが、実際に出てきたのは二代目の着ぐるみの流用。
Battle-129 | レッドナイフ、レッドアローをかわしてレッドマンを苦しめるが、最後はレッドフォールで崖下へ落とされ、半ば強引に勝負をつけられてしまった。チャンネルNECOでは「これまでゼットンが単独で現れた例がない。ということはもしかしたら、裏でゼットンを操る侵略者がいるということなのだろうか!?」と解説されており、野生の個体なのか異星人に使役されているのかは不明。 |
---|---|
Battle-132 | ドラコと共にレッドマンに襲い掛かるが、レッドナイフで倒される。ちなみにこのエピソードはパワードドラコ、パワードゼットンの元ネタになったとも言われている。 |
Battle-134 | ドラコ、サドラ、コダイゴンと共にレッドマンと戦うが、レッドアロー爆撃で一掃された。 なお、この時の戦いの様子の一部がインターネット配信版のOPに映されている。 |
漫画作品『ザ・ウルトラマン』では大魔王ジャッカル閣下が変身したという設定で登場。
しかも登場したのと同時にウルトラマンをいきなり殺ってくれるという悪夢の展開は、当時の読者のちびっ子たちにとっては(多分)トラウマになったに違いない。
その後、OVDの『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』の後日談である『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲』においても「大魔王ジャッカル(2代目)』に変身した個体が登場し、その雄姿を見せ付けてくれた。
本作では冒頭でTV版最終回の戦いが再現され、スペシウム光線を弾き返してウルトラマンに勝利を収めるものの、直後にイデ隊員の放ったスパーク8『ジェロニモン参照)で粉砕されている。
なんで原作でもそうしなかったのかはまさに謎である。
この敗戦でからくも一命を取り留めたウルトラマンはその後スランプに陥るものの、ゼットン星人の残党軍が操る怪獣軍団との戦いに奮起。
しかしもう一体のゼットンが現れ、科学特捜隊の基地を襲う。ウルトラマンはトラウマを振り切って挑むがやはりゼットンは強い。
しかしそこに、イデ隊員が新開発のスタミナ・カプセルを取り出し…。
- 決戦!ウルトラ兄弟
居村眞二がてれびくんに連載した漫画『決戦!ウルトラ兄弟』では、ウルトラマンジャックに倒された2代目ゼットンの実弟「ゼットン三世」が登場。
外見は初代とよく似ており、初代の使用した各種技の他、格闘も得意とする。
知能も高くフツーにしゃべる他、利用しようとしたドラグ星人の目論見を看破している。
しかし性格は武人的で、ザムシャーに近いキャラ。
ジャックがウルトラセブンに伝授された「ウルトラ山嵐」の前に敗れ、最後は生き恥を晒さないよう自ら火口に飛び込み命を絶った。
マンガ『ウルトラマンSTORY0』ではプラズマ太陽の放つディファレーター光線により、クワガタムシに似た昆虫が変異した姿として大量に登場する。まだ力を使いこなせていなかった若き日のゾフィーのM87光線で3匹纏めて吹き飛ばされるが、その際に誘爆して街を一つ消滅させてしまった。
それから数日後に、ゾフィーの倍はあろうかと思われる巨大な個体が出現するが、「敵」ではなく「絶望」を倒すと決意したゾフィーのM87光線ピンポイント狙撃で胴体に風穴を開けられ倒された。作中ではプロトタイプだけあってかつての強豪怪獣の威厳は無く、むしろゾフィーが力を制御しきれなかったこと自体が悲劇を生む原因となった。
- 高田裕三版
漫画作品「ウルトラマン_THE_FIRST」では、バルタン星人の最終兵器として改造されたゼットンが登場する。下半身は蜘蛛そのものであり、その巨体はウルトラマンや護衛艦を遥かにしのぎ、自衛隊と在日米軍をあっという間に全滅させて科特隊本部を粉砕、拳一発で数百mに渡ってビル群を倒壊させるなど強さは群を抜いている。
ウルトラマンを強力な火球により葬り去るが、無防備な顔面に科学特捜隊の新型ミサイルを受け爆死した。
- ザ・ウルトラマンメビウス版
メビウスが地球へと赴任する前の出来事を描いたメビウスのDVD付属のイラストノベル『ザ・ウルトラマンメビウス』(何故かばら売りのみにしか付属していない)では養殖物のゼットン軍団が登場する。
設定によればジャックの最終回の後、光の国に仕掛けた戦争で大敗を喫した(全然懲りていない)バット星人(『サーガ』に登場したエリートではなく一般(?)のバット星人)たちが再びウルトラの星を襲撃するため、最も厄介なウルトラ兄弟を不意打ちするために大量に生産したそうで、手始めに一人で宇宙空間をパトロールしていたメビウスに多数で襲い掛かるがウルトラ兄弟の加勢により全滅した。
- ウルトラ戦士列伝版
テレビマガジン連載のグラビア記事シリーズ。
市街地に出現。ザラガスとのタッグで初代ウルトラマンを苦しめた。
「破壊光線でウルトラマンを襲う」と記載されているが、どう見ても腕からの電撃でウルトラマンにダメージを与えているようにしか見えない。
- 『ウルトラマンフェスティバル2005』
第1部「刻を継ぐ勇者〜ウルトラマンマックス登場〜」にてバルタン星人がダダを唆してスケッチブックから実体化させたジェロニモンの力で蘇らせた怪獣。
最終兵器としてウルトラ戦士たち(マックス、ノア、初代マン、セブン、タロウの5人)との決戦で導入され、かつてウルトラマンを倒した敵に相応しく、5人を必要最低限の動きだけで苦戦させるが、観客の応援を受けて立ち上がったウルトラ戦士たちの合体光線に敗れる。
黒幕のバルタン星人もマックスのマクシウムソードで切り裂かれて爆死した。
- 『ウルトラマンファンタジックライブ2007』
黒幕であるメトロン星人の置き土産。
ウルトラ兄弟が束になっても敵わないほどの強敵だが、駆けつけたウルトラマンヒカリのナイトビームブレードに怯み、フェニックスブレイブに転身したメビウスをはじめとするウルトラ兄弟の合体光線を浴びて倒される。
尚、この時のヒカリはメビウスにナイトブレスを預けてフェニックスブレイブ誕生に手を貸しただけで、フェニックスブレイブとは独立しており、ホットロードシュートで合体光線に参加している。舞台が夢の世界なのでそういう奇跡もあるのだろう…多分。
- 酩酊!怪獣酒場
レギュラーキャラである怪獣酒場の店員。ダダと並ぶ新入りのうるまのよき先輩であり、不良時代に人望を集める為にアメリカ大統領に倣って母親を連れて来たり、1兆度の火球でゴキブリを殺すなど抜けているところや水着の女性に興奮するなどウブな所がある。
昔は荒れていたようで、中学時代の教師であったバット星人と共にウルトラマンジャックに喧嘩を売った事がある。「2nd」では別次元に通じる穴と連動した「心の穴」の持ち主「ラスボス」だという事が判明。母親の事が気がかりであったが、猫の動画を見てあっさり「心の穴」が閉じてしまう。つまり、この世界では初代ゼットンと2代目は同一人物という扱いになっているのである。
母親はパーマヘアーのカツラを被ったゼットンであり、いつしか不良達の天辺になっていたという最強怪獣の名に相応しい伝説を持つ。不良達は三角食べを徹底し、ゲームは1時間という規律を守るようになったという。
第38話では母親がついに来店。ここでゼットンが更生した理由が明らかになり、ゼットンが壊したヤクザの車を弁償する為にゼットンの母は昼間はパート、夜は近隣の惑星を侵略して日銭を稼いでいた事を知ったからである。この為、ゼットンは母親に強く出られないのだ。
なお、中学時代に世話になった先輩「谷井斗礼穂」は現在では「マチェー亭」というバーのマスターをやっている模様。
ちなみに甲羅は服から露出している。 昔は不良だったという設定はウルトラゾーンを意識したものと思われる。
- CULT MASTER ウルトラマンに魅せられて
ゲームボーイで発売されたクイズゲーム。
「また負けに来たのかウルトラマン どうした足が震えているぞ なんだゾフィーは来ていないのか」とクイズバトルの前にマイクパフォーマンスを繰り広げる。その後潔く負けを認め強者感もアピール。
1Pモードではどの怪獣に防衛ラインを突破されても、必ずゼットンが科特隊ビルを襲撃する名シーンがゲームオーバー画面として表示される。
後述の前田日明と因縁や足跡当てクイズも出題されている。
ゼットン亜種
ゼットンには更なる強化を施された“亜種”とも呼べる怪獣が何体も登場している。
いずれも難敵であり、中ボスやラスボスといった重要な役回りで登場してくることが多い。
2代目 | |
---|---|
『帰ってきたウルトラマン』最終回に登場。初代とは別個体であり、バット星人が操っていた。パワーを重点的に強化した結果見た目がブヨブヨでかっこ悪くなった。 | |
パワードゼットン | |
パワードを倒すため、サイコバルタン星人が送り込んできた最後の怪獣。完全に黒に統一されたボディと大きな羽が特徴。 | |
EXゼットン | |
大怪獣バトル版以降に登場した強化形態。 | |
ファイヤーゼットン | |
別名は「宇宙超絶恐竜」小学館の児童誌連合企画で行われた「ゼットン強化アイデアコンテスト」の最優秀作品である。その名の通り、炎を思わせるデザインとなっており、左腕が鎌になっているのが特徴。EXゼットンに近いデザイン。 | |
ハイパーゼットン | |
『ウルトラマン超闘士激伝』と『ウルトラマンサーガ』に登場(それぞれ設定は異なる)。『ウルトラマンオーブ』では強化体(亜種)であるハイパーゼットンデスサイスが登場している。 | |
クローンゼットン | |
ライブステージ「宇宙恐竜最強進化!」に登場。別名が「人工宇宙恐竜」となっている。 | |
闘士ゼットン | |
漫画作品「ウルトラマン超闘士激伝」では初代ゼットンと同一人物という設定で登場。「ゼ~ットットット」という笑い声をあげる。詳細は闘士ゼットンを参照。 | |
マガゼットン | 『ウルトラマンオーブ』に登場するゼットンの亜種で、光を司る魔王獣。別名も宇宙恐竜から「光ノ魔王獣」へと変わっている。 |
ゼッパンドン | 『ウルトラマンオーブ』に登場するフュージョン怪獣。ジャグラスジャグラーが大魔王獣マガオロチの尻尾をベースに、ゼットンとパンドンの能力を融合させて誕生した合体魔王獣。 |
ペダニウムゼットン | 『ウルトラマンジード』に登場するベリアル融合獣の一体。伏井出ケイがゼットンとキングジョーの能力を融合させて変身する。別名は他のベリアル融合獣の同じくベリアル融合獣。 |
宇宙恐魔人ゼット | 「ウルトラマンフェスティバル2016」のライブステージに登場。バット星人によって作り出された、対ウルトラ戦士用のゼットンの改良型。 |
ゼットン・ファルクス | 宇宙恐魔人ゼットの人工ゼットン軍団の中で初登場したゼットンの亜種。 |
ゼットン(変異種) | ニンテンドーDSソフト『怪獣バスターズ』およびその完全版『怪獣バスターズPOWERED』に登場するゼットンの強化パワーアップ形体。時空の歪みから発生する莫大なエネルギーを吸収することにより強力に進化した個体で、角がヘラジカのような形になり肥大化し、背中や腕に無数の棘が生えている。 |
合体ゼットン | 雑誌てれびくん連載グラビア版「アンドロメロス」に登場したゼットンがグワガンダと合体し、パワーアップした形態。 |
ゼットンバルタン星人 | ウルトラマンフェスティバル2016ライブステージ第1部「新たなる光 バルタン星人の襲来!」で、MCのお姉さんに化けたゼットン星人がバルタン星人と、ゼットンを、融合して生み出した怪獣。 |
キングゼットン | 居村眞二がてれびくん1987年9月号~12月号に連載した漫画『ウルトラセブン キングゼットンのふくしゅう』に登場 |
サイボーグゼットン | 居村眞二がてれびくん1988年1月号~4月号に連載した漫画『ファミコンウルトラマン2 ウルトラ怪獣大決戦』に登場 |
巨大ゼットン | 内山まもるの漫画『ウルトラ戦士銀河大戦争』に登場。通常の10倍の大きさのゼットン |
その他エピソード
タレント出演
ウルトラ銀河伝説×めちゃイケの連動企画として、怪獣だらけのオーディションの参加者として登場。当初バルタン星人やレッドキングを始めとした怪獣達からはプレッシャー星人に対する態度があまり良くなかったが、その中でもゼットンが群を抜いており、痔が根治していないプレッシャー星人のお尻に蹴りを入れたり、歩行中に2度も足を引っかけて転ばせたりしている。
極め付きは玉乗りのゴール手前で、プレッシャー星人が乗っている玉に3度目の蹴りをお見舞いして転倒させ、合格一番乗りのチャンスをぶち壊しにする(当然プレッシャー星人の怒りを買うが、即座に他の怪獣達に制止=フルボッコにされる)など、プレッシャー星人に対して執拗な嫌がらせを繰り返す行動が目立った。
ダンス対決においては、踊りながらしれっと審査員の中で一番偉いウルトラの父の肩を揉んでアピールするという一面も見せた。
屈指のウルトラファンであるめちゃイケメンバーの加藤浩次からは、ゼットンを師匠と呼んで尊敬を表していたが、ペンシル爆弾によって倒された事を指摘されると、若干悲しそうな仕草を見せていた。
ゼットンへのオマージュ・パロディなど
- 『ウルトラ怪獣擬人化計画』のゼットンさん及びゼットンバニーVer.
- 『ウルトラマンネオス』に登場するザム星人
- 『ウルトラマンガイア』に登場するサタンビゾー及びビゾーム
- 『ウルトラマンX』に登場するラスボスグリーザ
- 『ワイルドアームズ』シリーズの隠しボスラギュ・オ・ラギュラ
- ゲーム『AZITO』で製造できる最強怪獣ファルファデシオン
- ゲーム『ウルトラ作戦』の最強怪獣宇宙鳥獣エックス
- 『SSSS.GRIDMAN』に登場する臥薪嘗胆怪獣アンチ
- 『機動警察パトレイバー』後期OVA15話「イングラマン」に登場したグリフォン星獣
- アニメ『ケロロ軍曹』に登場したゼゼゼットトトソ
- アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』及び『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場するゼルエル及び第10の使徒
- 前田日明がプロレスラーを志す動機となった存在であると語っている。
- 瀬戸麻沙美のあだ名のひとつである『セットン』
- 不良漫画『クローズ』に登場する花澤三郎
- 『金色のガッシュ!!』原作終盤に登場する魔物のゴーム
- 『戦姫絶唱シンフォギアG』のラスボスネフィリム
末端メディアによる情報
- 一部関連書籍では、合体怪獣だったのではないかという説が存在する。1993年に竹書房から発売された「ウルトラマンベストブック」では岩本博士が以前に劇中に登場した怪獣の体の部分、能力を移植したサイボーグ怪獣ではないかという説を提唱している。曰く・角:アントラー、顔:サイゴ、腹の発光体:キーラ、手足の筋肉:レッドキング、甲羅:ケムラー、黒い体型:メフィラス星人と言われている。幻冬舎の「21世紀ウルトラマン宣言」でも宇宙の様々な場所から集められた生物を戦わせ、生き延びた個体を交配させる行為を気の遠くなるほどの年月をかけて行い、感情の無い戦うための存在として生み出した。その姿は角がエレキング種、レッドキング種の蛇腹皮膚と筋力、外皮色はメフィラス星人種から受け継がれた。
- 『ウルトラマンA』放送時に児童誌に掲載された「ウルトラの父の成績表」によれば、「アイスラッガーなら効く」「M87光線じゃゼットンも耐えられない」らしい。エースの場合は「スペースQでなんとかなるだろう」とのことだが……そのスペースQはゾフィー、マン、セブン、ジャックの4兄弟の協力あって成り立つ大技なので、そりゃ倒せるでしょうよ…ちなみにこのコーナーで初代ウルトラマンはゼットンに負けたことをこれでもかとなじられており、「スペシウム光線では効かないだろう」とか「これといってすごい技がないのでゼットンに負けてしまった」とかさんざんな言われようであった。
- 『タロウ』放送時の児童誌の裏設定によると、テンペラー星では家畜として飼育されているらしい。無茶な設定ではあるが、エンペラ星人の誤字である可能性も…。
- ゼットンの放つ火球は1兆度とされているが、1971年の1月に出版された小学館「小学四年生」のウルトラ怪獣関連の特集ページではゼットン火球の温度が10万度と書かれている。
- もし1兆度の火球が現実の地球上で放たれようものなら、計算上、同じ時間と面積あたり太陽の約440兆倍ものエネルギーを持つことになり、地球どころか太陽系全ての天体を跡形無く蒸発させ、半径200数十光年の範囲の生命体に致命的ダメージを与える、と空想科学読本で解説された(ちなみに、この考察は後に『シン・ウルトラマン』においても反映されている)。但し、仮にゼットンが吐いた火球が直径1メートルとして、それが1兆度の熱源を恒常的に維持していない限り、どんな高温であってもあっという間に温度が下がってしまい、ウルトラマンに致命的なダメージを与えこそすれ周囲にほとんど影響は無いのではとの指摘もある。→詳細はこちら。
- 強さや白黒の体色にオレンジ色の発光器官というパトカーに通じるカラーリングのためか、かっとび!ランドやウルトラマングラフィティといったデフォルメ作品では警官役をやっていることが多い。
- ウルトラマン怪獣図鑑には「ゼットンを倒すのは難しい。」とザックリな内容で掲載されている。
- 2013年に行われた「ウルトラ怪獣総選挙」にて堂々の1位
- 2016年7月9日にNHKで放送された、『祝ウルトラマン50 乱入LIVE! 怪獣大感謝祭』の人気トーナメント3位
関連イラスト
関連タグ
ウルトラマン 帰ってきたウルトラマン ウルトラマンパワード ウルトラマンマックス ウルトラマンメビウス ウルトラマンサーガ ウルトラマンX