ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

メガシンカ

めがしんか

ゲーム『ポケットモンスター』に登場する用語。第6世代から新たに加わったポケモンの更なる進化形態。
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概要

ポケモンはその多くの種が成熟に伴い、ある一定のタイミングで急激な成長を行う「進化」と呼ばれる生態を持つ。

その回数や条件は複数に及ぶものもいるが、それぞれの種によって常に一定で最終形態まで進化したポケモンがそれ以上進化することはない。

しかし、「進化を超えた進化」とされるメガシンカは、その限界を超えた「ポケモンの進化」である。

身体が成長し新たな姿となるのではなく、トレーナーと強い絆で結ばれたポケモンに、ある特定の条件下のみで発現し、その後はそれ以前の姿に戻る。

そして、メガシンカを遂げたポケモンは、通常の進化ではありえないパワーを発揮することができるようになるという。


ゲーム中のエフェクトではエネルギーを取り込んで繭のような物を形成し、殻を破るようにして変化。変化完了すると虹色の二重螺旋構造のマークが表れるという演出になっている(アニメ版では繭の演出はないが、二重螺旋構造のエフェクトはある)。


こういった点より通常の「進化」とは異なるため、今までの漢字表記ではなく「シンカ」という表記があてられている。ある意味「変身」や「パワーアップ」のようなものである(より厳密にはに近い扱いである)。


メガシンカは現在カロス地方ホウエン地方アローラ地方カントー地方で確認されている。

特に発祥の地とされるカロス地方・シャラシティにはメガシンカの伝承が眠る「マスタータワー」が存在し、代々継承者と呼ばれる人間(本編ではコルニ)によって伝えられてきた。

ORASではエピソードデルタにおいて、その起源がレックウザである事が判明している。

しかし、何故メガシンカと言う現象が起こるのか、いつ誰がメガシンカを発現させたか(前述のレックウザは他のポケモンとはメガシンカの仕組みが異なる)については未だに詳しい事が一切分かっておらず、このメガシンカの謎の究明がポケモン研究者の課題となっている。


『Nintendo DREAM 2013年 11月号』の増田順一&森本茂樹インタビューによると、メガシンカしたポケモンは伝説のポケモン並みに強くなるという なのでメガストーンや1匹のみという制約がある。


また、他にもORASでは「ゲンシカイキ」なる新たな形態変化も判明した。

メガシンカが人間(トレーナー)とポケモンと石で起こす物に対してこちらは自然パワーを吸い込んで起こす違いがあり、メガシンカとは似て非なる形態変化である。


メガシンカの初出は劇場版『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』のメガミュウツーY。メガシンカが明かされる前の先行登場ということもあり、当初は『覚醒ミュウツー』等と呼称され、ミュウツーが自力で好きなタイミングでメガシンカできるものであった。


XY&Z』から登場したサトシゲッコウガは、メガシンカエネルギーを発しているため、ストーンを用いないほどの強い絆で進化した一種のメガシンカなのではと推測されている(アニメでは『キズナ現象』、本編『サン・ムーン』では特性「きずなへんげ」によるものと位置付けられている。そのためポケとる等ではメガシンカに含まれていない)。


いわばXYの花形とも言える要素なのだが、

  • メガシンカポケモンごとの性能にかなりの格差がある。一部「メガシンカさせると弱体化する」という評価もされている。
  • 第五世代以降の新ポケモン達がタブンネディアンシーしかクローズアップされていない。この2種もORASから導入された。
    • これは元々「既存ポケモンのアップデート」として導入されたのかもしれないが…
  • メガストーンの世代間の行き来が難しい
  • 入手したばかりのポケモンでもメガシンカ出来る、メガシンカ後にポケパルレによる補正がかからなくなるなど、ゲーム内で言及されているはずの「絆」要素が薄い。
    • それどころか、トレーナーとの絆を無視していたり、図鑑解説ではメガシンカでダメージを受けている説明があるポケモンすらいる(溢れる冷気によって口が閉じられなくなったメガオニゴーリなど)。
  • 『XY』のストーリーでジムリーダーなどがあまり使ってこない(その反動からか、ダイマックステラスタルは各町のジムリーダーが切り札として使用してくるようになった)。
    • 『XY』ではコンコンブルは(メガリングが)本当に貴重なものだと語っており、中々研究が進まないという形で補完されてはいるが…。

などの点から、なかなか賛否の分かれるシステムとなっている。

それを受けてかは分からない(公式からのコメントが一切存在しないため)が、どのポケモンでも使えるシステムとして第7世代ではZワザ、第8世代ではダイマックス、第9世代ではテラスタルがとってかわるように実装されている。

第7世代はメガシンカそのものは続投したものの、新規メガシンカポケモンは一切増えなかった。

結果として御三家の一部しかメガシンカを得られないような状況になったため、それ以外の御三家のファンは気分を害したとか。こういった風潮はメガシンカを得られなかった御三家3匹にリージョンフォームを与えたLEGENDSアルセウス発売まで根強く残っていた。


第8世代以降

第8世代『ソード・シールド』においてはダイマックス導入と同時にメガシンカ(とZワザ)廃止となった。

これ以降、本編新作においては様々な新システムが導入されたものの、メガシンカは一度も復活していない(一部のトレーナーの解析による報告では、メガストーン自体はデータ内にあったが、実装はなかった)。


ではメガシンカが黒歴史として葬られたかというと、そんなことはない。

ゲーム媒体としては、ポケモンGOおよびポケモンマスターズで続投中である。

それ以外ではポケモンホームのぜんこくずかんでその姿を見ることができるほか、本編でもトドロクツキの図鑑説明に「他の地方でボーマンダ起こる現象に酷似している」などとして触れられてはいる。

アニポケ、特に新無印編ではメガシンカがポケモンバトルの戦術の1つとしてクローズアップされており、サトシの挑んだ世界大会でも多くのトレーナーが使用した(ダイマックスとの共演もあった)。

救助隊DXではメガシンカポケモンが「かくせいのタネ」を使うとメガシンカする。


この為、本編新作やリメイクでの再実装の可能性もゼロとは言えなかったものの、その復活の示唆もなかった。

LEGENDSZ-Aの発表までは。


LEGENDSZ-A

2024年のポケモンデーにて配信されたPokemon presentsにて発表された映像のラストにてメガシンカのマークが登場。


解放手段

  • 『XY』ではマスタータワーで「メガリング」を入手し、コルニとの対決を終えると自由に使用が可能。
  • 『ORAS』ではバランスバッジ入手後、南の孤島でダイゴから「メガバングル」を入手すると解放される。
  • 『SM』では殿堂入り後にポニの古道でデクシオを撃破するとキーストーンを入手でき、メガシンカが解放される。
    • 『USUM』ではポニの花園前でデクシオを倒すとキーストーンを入手できる。
  • 『LPLE』ではクリムゾンバッジを入手するとグリーンからご褒美としてキーストーンを入手できる。
    • ちなみに「いし ふたつ こころ ひとつで メガシンカ」というオーキド博士のポケモン川柳もおまけで聞ける。

システム

  • 全てのポケモンがメガシンカできるわけではない。メガシンカできるポケモンは一部のポケモンのみ。主に今まで進化形態がなかったポケモンや、最終形態のポケモンが対象となっている。分岐進化系も勿論その対象となる。
  • メガシンカは通常の進化とは違い、バトル中に発生し、バトルが終わると元の姿に戻る。ただしバトルが終わるか途中で倒れるかしないと元に戻れない。
  • メガシンカをするための条件は、ポケモンにメガストーンという特別なアイテムを持たせ、トレーナーが持っているキーストーンが付いたデバイスと共鳴させることである(※メガレックウザや劇場版のメガミュウツーY、メガラティ兄妹のみ。後者2匹はトレーナーなしでメガシンカした)。
  • メガシンカを行う際は、「たたかう」コマンドを選ぶと技と一緒に表示される「メガシンカ」コマンドを選択する。メガシンカ自体は戦闘行為ではない為か、メガシンカと同一ターンに技を選択することができる。
    • ただし、メガシンカをさせたターンはそのポケモンはポケモンチェンジをしたり、そのポケモンの行動として「どうぐ」を使う事はできない。
  • ルカリオ専用の「ルカリオナイト」、バシャーモ専用の「バシャーモナイト」といったように、必要なメガストーンは対応するポケモンにより異なる。
  • メガシンカしたポケモンは外見が変わり、能力が上がる。またポケモンによってはタイプや特性、高さ・重さが変化するものもいる。なお、覚えている技が変化することはない。
  • メガシンカによって上昇する能力は種族によって様々だが、HPはそのまま。また、種族値上昇は基本的に合計+100になっている。
  • メガシンカしたそのターンから、メガシンカ後の素早さが適用される(第6世代ではメガシンカ前の素早さが適用されていた)。
  • 一度のバトル中にメガシンカを行えるポケモンと回数は1匹でなおかつ1回まで
  • 手持ちにメガシンカできるポケモンが2匹以上いてメガシンカポケモンが倒された場合、残ったもう1匹をメガシンカさせることはできない。
    • 戦闘不能になったメガシンカポケモンを「げんきのかけら」等で回復することは可能だが、その時にもう一度メガシンカはさせられない。
  • ゲンシカイキきずなへんげはメガシンカとの併用が可能。
  • Zワザも同様(Zワザを撃ったからといってメガシンカ不可にはならない。逆も然り)。ただし仕様上「メガシンカポケモンがZワザを使う」はできない。

  • ストーリーで入手できるメガストーンはごく一部であり、それ以外は特定の時刻にメガストーンが隠された場所を訪れる(XY)、ホウエン地方各地でイベントをこなす(ORAS)、バトルツリーでBPと交換(SM・USUM)、ふしぎなおくりもの(SM)、マニアから3万円で買い取る(ピカブイ)などして入手する他ない。案外入手に骨が折れる。
  • ゲーム中では主人公以外にもキーストーンを身に着けているトレーナーがいる。
  • バトル以外でも、ORASのポケモンコンテストライブ!で、メガシンカ可能なポケモンが会場のエキサイト度をMAXにするとライブアピールの際にメガシンカする。
  • その他、ラティオスラティアスに関しては背に乗って大空を飛ぶ際にメガシンカする。
  • プラターヌ博士は共鳴にトレーナーとポケモンとの絆が深く関わっていると推測している。しかし、主人公がメガシンカさせる分には、なつき度やポケパルレで結んだ絆とは無関係である。さらに、メガシンカ中はパルレによる「絆」効果が消える。
  • フォルムチェンジと同様に画面上ではポケモンの名前は変化せず、横にメガシンカしたことを示す特別なマークが表示される。
  • メガシンカポケモンはあくまで元ポケモンの別の姿扱いなため、図鑑のナンバーが変わることはない。一度でもいいからメガシンカした姿を見れば、図鑑にメガシンカの姿(捕獲済みなら大きさと重さも)が登録される。なお、メガシンカ形態専用の図鑑説明は『サン・ムーン』から見ることができる。

  • リザードンミュウツーは持たせるメガストーンの種類によってメガシンカ後の姿や能力が変化する「分岐メガシンカ」が可能であり、「X」と「Y」の2種類が存在する。
  • 対応したポケモンに持たせたメガストーンは特定の技によって持ち主を変更することは出来ない(どろぼう・ほしがる・トリックの効果はメガシンカの状況に関わらず発生しない)。
  • 「へんしん」したポケモンはあくまでも変身前のポケモンとして扱われる為、変身相手をメガシンカさせるメガストーンを所持していてもメガシンカできない。
  • メガシンカした相手に「へんしん」する事は出来る。普通に変身する場合メガシンカしたポケモンの一撃に耐えなければいけないため、特性「かわりもの」やダブル・トリプルバトルで活かすようにしよう。

  • Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイでは持ち物の仕様がないため、ポケモンに対応するメガストーンとトレーナーが持っているキーストーンが付いたデバイスと共鳴させてメガシンカさせることができる(メガシンカに「X」と「Y」の両方があるポケモンはどちらか片方のボタンを選択する事でメガシンカが可能となる)。

一覧

メガシンカが確認されたポケモン一覧

メガシンカポケモン記事参照


メガシンカポケモンの主な使い手

※アイテムについてはキーストーンの記事を参照。

ポケモンXY


(※)シャラシティジムでの戦闘ではメガシンカは使用せず、マスタータワーでの戦闘でメガルカリオ同士の一騎打ちとなる。その際に肩書きが「けいしょうしゃ」に変わっている。

この戦闘でメガシンカを使いこなすことで初めてメガシンカが使用可能になる。


ポケモンORAS


ポケモンSMポケモンUSUM

サカキ以外はいずれも殿堂入り後のバトル施設バトルツリーに登場(肩書はいずれもポケモントレーナー)。また、モブトレーナーの中にも使用者がいる。

トレーナー名肩書きメガシンカする手持ち
ヨウ/ミヅキ主人公フーディン
レッドバトルレジェンドカントー御三家
グリーンバトルレジェンドギャラドスバンギラスピジョットフーディンプテラ
サカキ(※)レインボーロケット団ボスミュウツー
ミツルポケモントレーナーエルレイドガブリアスチルタリス
リラポケモントレーナーフーディンラティオスルカリオ
シロナポケモントレーナーガブリアスルカリオ
ギーマポケモントレーナーアブソルサメハダーバンギラスヘルガー
アクロマポケモントレーナーメタグロス
デクシオポケモントレーナーフーディンヤドラン(バトルツリー)
ジーナポケモントレーナーユキノオー
カキキャプテンガルーラ
マオキャプテンジュカイン
プルメリポケモントレーナーゲンガー
グズマポケモントレーナーカイロス

(※)サカキはUSUMの「エピソードRR」とバトルエージェントで対決し、「エピソードRR」ではミュウツーをメガシンカさせてくる。ミュウツーのメガシンカ先はバージョンで異なり、ウルトラサンではX、ウルトラムーンではYにメガシンカする。


なお、サン・ムーンでは配信以外で対応メガストーンが入手できず、使用できないメガシンカがあるので注意。ウルトラサン・ウルトラムーンでは全て入手可能。

詳細はこちらの項目で。


Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ

トレーナー名肩書きメガシンカする手持ち
カケル/アユミ主人公カントー御三家
シンライバル(殿堂入り後)ピジョット
ワタル四天王(殿堂入り後)リザードン(メガリザードンX)
レッドポケモントレーナーフシギバナ
グリーンジムリーダー(殿堂入り後)リザードン(メガリザードンY)
ブルーポケモントレーナーメガカメックス

ポケモンマスターズ

原作でメガシンカを使用しないトレーナーと本作初の組み合わせのみ記述


アニポケ

ネームドキャラおよび、原作でメガシンカを使わないトレーナーのみ記述


THE ORIGIN

トレーナー名肩書きメガシンカする手持ち
レッドポケモンリーグチャンピオン(カントー)リザードン(メガリザードンX)

派生作品において

アニメ

劇場版『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』でメガミュウツーYが、

ポケットモンスターTHE ORIGIN』でメガリザードンXがゲームXY発売に先駆けてアニメ作品内で登場。


アニメ「ポケットモンスターXY」にもメガシンカやメガシンカポケモンが多数登場している。


キーストーン・メガストーンは古代や宇宙からのの産物であり、発掘などによって稀に発見される希少な物で「トレーナーとパートナーポケモンの絆」があってはじめてメガシンカを行える。

言い換えれば、メガシンカを扱えるトレーナーは一定以上の強さを持つ強者ばかりである。


絆が重要であるために、メガシンカできるポケモンとの絆がないコジロウは洗脳装置で強制的にガブリアスのメガシンカを試みたり、おまけコーナーではオーキド博士ルカリオのメガシンカを試みて何の反応も出ずに失敗している。

コルニ編ではコルニとルカリオが絆を深めて完全なメガシンカを習得されるまでの過程が描かれ、メガシンカをキーとした特別編『最強メガシンカ』(全4話)も放送された。詳細は該当記事参照。

『XY』編のポケモンリーグであるカロスリーグでは、メガシンカポケモンをエースにしているトレーナーが多く出場し、ハイレベルな試合が繰り広げられた。


映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』では絆など関係なく、ポケモンを操り強制的にメガシンカさせてしまう技術「メガウェーブ」が登場し、従来とは異なるデバイス(人造キーストーン)を使い、複数のポケモンを操りメガシンカさせることが可能。


セレナ達から「絆のないメガシンカなんかに負けるもんですか!」と切り捨てられ、事実、XYパーティのポケモン達はそれらと互角以上に渡り合っており、本来のメガシンカほど強さを発揮できていないと思われる描写があった。その他、メガウェーブが壊れるとかいじょされ、正気になった。


本作の目玉要素の一つであったメガシンカは『XY』でサトシが使用することは最後までなかったが、数年後の『ポケットモンスター』にて、絆を深めたルカリオに使用している。


劇場版『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』ではミュウツーが、『光輪の超魔神フーパ』では野生個体の黒いレックウザラティ兄妹が自力でメガシンカを果たしているなど、トレーナーを介さなくてもメガシンカする例外もあるようである。


なお、劇中(特に『XY』編及び『最強メガシンカ』)でメガシンカの専用BGMとして用いられている曲は、劇場版『ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士』の聖剣士にまつわるBGM群(「修行 コバルオン」「聖剣士の誓い」など)。

これらのBGMはメガシンカのテーマとして定着させたようで、XY劇場版の『光輪の超魔神フーパ』『ボルケニオンと機巧のマギアナ』で新たに作られたメガシンカ時のBGMも、聖剣士にまつわるBGMのアレンジとなっている。(特に『ボルケニオンと機巧のマギアナ』では聖剣士のBGMのアレンジでありながら曲名に「メガシンカとは」とあてられている)



ポケモンカード

「XY」のレギュレーションで登場。表記は「M進化」である。ゲンシカイキとは同一視されている。


対象のポケモンEXに重ねることでM進化できる。通常のポケモンEXよりも強力な技を放つことができ、VMAXと違いきぜつしたときに取られるサイドの枚数が増えることもない。またグラフィックもより豪華で、通常のカードよりも大きいフレームで描かれている。

原作では1試合1回しか使えないが、今作ではデッキ構成に関して特殊なルールはなく、何回でもM進化できる。

但し、一度M進化すると自分の番が終わるというかなり重い制約が欠けられている。このデメリットは「(ポケモン名)ソウルリンク」という専用のポケモンのどうぐを使うことで解消ができる。

又、M進化後は技が一つしか使えない。種類によっては進化前の方が強い(メガヘラクロス等)こともざら。


故に火力を更に上げただけで、戦略的な思考は引き続き必要であることに留意すべきシステムである。


未実装の種類はメガカイロスメガヤミラミメガチャーレムメガジュペッタメガラティアスメガミミロップメガユキノオーである。このうちメガヤミラミとメガミミロップは後続のサンムーンにてそれぞれバンギラスプリンとのTAG TEAMとして登場した。

又、生身の人間もM進化したことがある


ポッ拳

本作の舞台となるフェルム地方にはそもそもメガストーンが存在していない

その為、メガシンカにはこの地方特有の鉱石である『共鳴石』の力が用いられる。


ゲームシステム的にはバトル中に攻撃を当てたり受けたりした時などに溜まる『共鳴ゲージ』が最大まで溜まっている時にLボタンとRボタンを同時押しする事で発動。本家同様に姿が変化するだけでなく、発動中はそのポケモンにちなんだ色のオーラを全身に纏うようになる。


発動後はゲージが時間経過およびダメージを受ける事によって減少し、ゲージが0になるとメガシンカは解除される。更に本家と違ってゲージを再び最大まで溜めれるのであれば一試合中に何度でも発動が可能である。

発動中は弱攻撃に対する耐性が付いてのぞけりにくくなり、通常攻撃やポケモン技の強化や変化し、戦闘能力が格段に上昇。更に一度だけ超必殺技にあたるバーストアタックが発動できる。


なお、厳密に言うならばこれは『共鳴バースト』と呼ばれる現象であり、 メガシンカとは根本的に異なっている現象である可能性が高い

上記の様に本家のメガシンカとは大きな差異があるばかりか、メガシンカに対応していない参戦ポケモンも全く同じ恩恵を受ける事ができ、彼らの場合は姿こそ変化しないもののメガシンカ対応ポケモン同様に全身にオーラを纏い、一部のポケモンは凄まじい帯電熱気で全身が赤く染まる冷気でトサカが凍り付くといったビジュアル面の変化も起こる。


何故この現象によりメガシンカが発生するのか、何故メガシンカ未対応のポケモンも姿の変化以外は同様の恩恵を受けれるのか、共鳴石とメガストーンに関係性はあるのかといった諸々の謎については作中では一切語られていないため不明である。


ポケダン

ポケモン超不思議のダンジョン

2015年発売の『ポケモン超不思議のダンジョン』で第6世代ポケモンと共にメガシンカシステムも導入。

ただし人間が異世界にしか存在しない、その異世界から来た元人間である主人公もただのポケモンに姿が変わってしまう同世界では、ゲーム本編やアニメで説かれてきた「人間との絆でメガシンカ」は実現しないため、メガシンカの導入方法が疑問視されていた。


そこで本作では「腕や前足などに付ける装備品『リングル』に、ダンジョンに落ちている石『ラピス』をはめると様々な効果をもたらす(状態異常防止、攻撃回避、マップ透視など)」のシステムを使い、ラピスの一種「覚醒」をはめると、メガシンカが可能なポケモンはメガシンカする仕様となった。

-メガシンカすると姿が変わり、隣の敵からの攻撃は一切受けずノーダメージに出来る、攻撃力が倍増する、通常攻撃がダメージ5固定から威力数十倍の強力攻撃に変わる、壁に通常攻撃すると壁を掘れる……などのパワーアップの恩恵を受けられる。ところが、ステータスに表示される赤いゲージがターン経過と敵からの攻撃を防ぐ行動などでゲージMAXになると暴走してしまい、一定ターン操作不能になって歩き回り、途中で出会った敵・味方を見境なく攻撃してしまう状態になる。ターンが過ぎてメガシンカ状態が解除されると暴走が止まり元に戻るが、「覚醒」のラピスはリングルから消える。

  • メガシンカできない種族のポケモンは「覚醒状態」になり、一定ターン隣の敵からの攻撃を受けず、通常攻撃が非常に強くなる、というメガシンカよりも抑え目の効果になり、上記と同じく赤いゲージがMAXになっても「覚醒」が消えて覚醒状態が終わるだけで暴走はしない。

ラピス名が「覚醒」になったのはおそらく劇場版『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』がもとと思われる。(ちなみに本家不思議のダンジョンにも風来のシレン5にて覚醒システムが存在する。)


意外にも、ゲーム本編のストーリーにはメガシンカをあまり絡めていない。


ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX

メガシンカが廃止となった剣盾発売以後に発表された2020年3月に発売された『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』でも、メガシンカが引き続き登場。


覚醒状態となることでメガシンカ(ゲンシカイキ)対応ポケモンがメガシンカ(ゲンシカイキ)可能な点は『超ポケダン』と同様ではあるが、覚醒状態になる手段及び覚醒状態の仕様は以下のように異なっている。

  • 敵ポケモンがこちら側のポケモンを倒すと覚醒状態になる
  • こちら側のポケモンは「かくせいのタネ」を食べると覚醒状態になる
  • 覚醒状態になっても暴走はしない
  • 覚醒状態になると能力向上・ゴリ押し効果付与などの強化があるが無敵にはならない
  • 覚醒状態はターン経過では解除されず、状態異常になると一定確率で解除される。
  • 覚醒状態は解除されない限りフロアを跨いでも継続する

まず、『超ポケダン』で最大の問題点であった暴走をしなくなっている。これにより、メガシンカ(ゲンシカイキ)をある程度自由自在に扱える。

そのうえ、ターン経過解除ではなくなったため、状態異常による解除さえ受けなければダンジョンの最初から最後までメガシンカ(ゲンシカイキ)を貫くことも可能。

加えて、かくせいのタネを食べれば何度でも何体でもメガシンカ(ゲンシカイキ)可能なため、自分のパーティにメガシンカ(ゲンシカイキ)ポケモンを2体以上実現させることもできる。また、ダンジョン内で勧誘した仲間ポケモンにかくせいのタネを与えることでもその仲間ポケモンをメガシンカさせることができ、プレイアブル3体+現地勧誘5体の最大8匹の味方ポケモン全てをメガシンカ(ゲンシカイキ)で占めることも可能。ここまで爽快かつ存分にメガシンカ(ゲンシカイキ)を揃えられるのは本作のみだろう。


また、クリア後ダンジョンでは見通し状態ではなくなるので味方が倒されやすく、敵側が覚醒(メガシンカ)状態になるケースがかなり目立つ。


なお、グラードン・レックウザの3体は再戦時、リメイク元とは異なり一度HPを0にするとメガシンカ(ゲンシカイキ)形態となって第2ラウンドに突入するようになった。

カイオーガはクリア後初登場ボスのため、初戦時からいきなりゲンシカイキの第2ラウンドが設けられている。

天候・フィールドギミックとメガシンカ(ゲンシカイキ)の超火力を絡めてかなりの苦戦を強いられる。


今回メガシンカ(ゲンシカイキ)に白羽の矢が立った理由としてはローグライクゲームの特性上、場所も大幅に陣取るダイマックスは表現しにくく、パワーアップ演出も非常にわかりやすかったからだと思われる。登場するポケモンが第3世代までのポケモン中心である事も理由か。

今後もなんらかの形で登場する事が窺える。特に、メガシンカ(ゲンシカイキ)ポケモンが集中している第1~4世代までのポケモンが登場する『空の探検隊』がリメイクされる場合、DX同様にメガシンカ(ゲンシカイキ)が続投される可能性も?


スマブラ

スマブラforでは、ファイターとして参戦したリザードンルカリオミュウツーが、スマッシュボールを使用した最後の切りふだにより、メガシンカして、それぞれメガリザードンXメガルカリオメガミュウツーYになる。

このうちメガリザードンはヨッシーの「スーパードラゴン」に近い運用法が可能。メガルカリオは通常時と操作方法は変わらないが、波動補正が常に最大になる。ミュウツーの場合はその場でサイコブレイクを放ってすぐもとの姿に戻る。


スマブラSPECIALではメガシンカを含め、自身のステータスを一時的に強化させるタイプの切りふだが廃止されたため、メガシンカも切りふだを発動した際の演出の1つに留められることとなった。一部のメガシンカしたポケモンはスピリットになっており、ファイターのルカリオにメガルカリオのスピリットを装備させるのは勿論、他のファイターに装備させるのも可。


ポケモンGO

2020年8月下旬に正式実装された。

一斉実装ではなく少しずつ解禁されており、最初に解禁されたのはカントー御三家+メガスピアーの5種。

後に「メガシンカ図鑑」という通常とは別枠の図鑑も新たに用意され、そこでメガシンカさせたポケモンの情報が登録されるようになった。通常の図鑑と同様、性別や色違いの有無に関する情報も登録される。


メガシンカすると原作同様種族値そのものが上昇するため戦闘力が大幅に上昇するほか、レイドやジムの攻略に参加している全員にメガシンカポケモンと同じタイプの技が上昇するボーナスが付与されるため、レイドボスに有効な技タイプを持つメガシンカポケモンが登場するだけで、討伐速度の大幅な上昇が見込めるようになっている。


また、メガシンカポケモンがボックスにいる場合(相棒に設定する必要はない)、メガシンカポケモンと同じタイプのポケモンを捕まえた際アメが1個増えるボーナスも加算される。

このため、コミュニティ・デイやスポットライトアワーのような、短時間で効率的に大量のポケモンを捕まえる必要のあるイベントでは、バトルさせる予定がなくとも同タイプの手持ちをメガシンカさせておくのがおススメである。


使用には制限が設けられており、ジム戦(攻める側)・レイド・GOロケット団とのバトルでのみ使用が可能で、パワーバランス崩壊が懸念されてか、実装当初はGOバトルリーグでの実装は見送られた。

その後、2022年5月29日のGOバトルデイにおいて、マスターリーグのみかつ1日限定という条件付きであったもののメガシンカポケモンがようやくバトルで使用できるようになった。今後本格的にバトルで解禁するつもりなのかはまだ予断を許さない状況(あくまでGOバトルデイのみの特別措置という可能性も考えられるため)。


つまり、

  • コミュニティ・デイ、スポットライトアワー、1つでも多くアメが欲しい☆5レイドに合わせて状況に合ったポケモンをメガシンカさせる
  • それ以外の場合はメガシンカを温存する
  • メガシンカさせるポケモンに優先順位を決めておく(後述のクールタイムがあるため、色々なシチュエーションに対応できるメガシンカポケモンよりも使いどころの限られるメガシンカポケモンを優先的にメガシンカさせた方がよい)

という運用方法が有用と思われる。

MEGA EVOLUTION!!!

ポケモンをメガシンカさせるには、本作独自の消費アイテム「メガエナジー」を用い、主にメガシンカポケモンがジムに襲来する「メガレイドバトル」を通じて収集する。

メガストーンは実装されず、またメガリングも「アイテムとしては」実装されない様子(着せ替え用のアクセサリーとしては登場するが、ただのアクセサリーであり、ポケモンのメガシンカには一切関係ない)。

これは、本作ではアイテムをポケモンに持たせることができないというシステム上の違いによるものと思われる。


メガエナジーは名前の似ている某アイテムとは違って蓄積させて使用するタイプのアイテムであり、現行のシステムだと「初回のメガシンカ→多くの量が必要」「2回目以降→一度だけなら消費なし、その後クールタイムが切れた後に再度消費なしでメガシンカできる」「クールタイム中にメガシンカさせるにはメガエナジーを少し消費する」となっている。

以上のことを理解しておけば問題ないが、ある系統のメガエナジーを別の系統に使うことはできないのでそこは注意(例:リザードンのメガエナジーを使ってフシギバナをメガシンカさせるのは不可能)。

どのポケモンをメガシンカさせるにせよ時間制限があり、8時間が経過すると自動的に元の姿に戻ってしまう。メガシンカさせるタイミングはしっかりと考えよう。


問題はその消費量で、先述の通り初回の時点で結構な量を要求される。しかも実装当初は2回目以降も毎回初回の1/4を要求される仕組みだった。

これに、バトルに不慣れなライトユーザーにはかなりハードルが高く、エナジー以外は報酬が渋いというメガレイドの性質が相まって、都市部でもクリア可能な人数が集まらない事もしばしば。

結果、総じて「こんなはずじゃなかった」「ただの課金の促進」「がっかり」「不便」といった否定的な声が満ちていた。何も本編の歴史をその部分までなぞらなくても。


公式も失敗を悟ったらしく、2022年5月のアップデートより前述の通り、最初の一回以外はメガエナジーが不要となる仕様に修正された。

一度メガシンカさせると、最大7日間の長いインターバルを挟む必要があるが、余ったエナジーを使う事でリセット可能。加えて何度も繰り返す事で"絆"に相当する「メガレベル」が上がり、メガシンカ中のボーナスが増える他、インターバルも最低3日にまで短縮される。

さらに、メガエナジーを獲得できるフィールドリサーチやタイムチャレンジも実装され、ある程度敷居は下がった。


しかし、(特に初実装の時は)結局レイドをこなすハードルは変わっておらず、調整された難易度も未だライト勢が踏破できるレベルではない(特に、新たに設けられた伝説メガレイドは10人以上が揃わないと安定した討伐が難しいため、ライト勢どころかガチ勢でも気楽に突破できるものではない)。

そのため現在のメガシンカは、ガチ勢がレイド周回を楽にしたりアメを余分に入手したりするためのシステムといった形に落ち着いている。


ちなみに、通常のポケモンであれば、前述の条件を満たすことで捕まえた時期に関わらずメガシンカが可能。他方、通常出ないポケモン(シャドウポケモン、ライトポケモン、コピーポケモン等)に関しては、一部に制限がかかった。シャドウポケモンとコピーポケモンはメガシンカ不可である(ライトポケモンはメガシンカ可なので、シャドウポケモンについても浄化でライトポケモンにしてしまえばOK)。


更に今作ではシーズン切り替え時の技アップデートにより、第8世代以降に各種族が新たに覚える技も追加され、



といった原作では再現不可能な戦法を使えるようになった。


その他

アプリゲーム『ポケモンマスターズ』においては、コルニのルカリオやカリンのヘルガーなどが「バディーズわざ」と呼ばれる特別な技を放つときにメガシンカを実行する。

メガシンカすることでステータスだけでなく使える技が大きく変化し、更に強くなる。

だがゲンジのボーマンダなど、メガシンカが存在するはずなのにバディーズわざでメガシンカしないケースも存在する。


パズルゲーム『ポケとる』ではバトル中に一定数メガストーンを持たせたポケモンを揃えるとゲージが溜まってメガシンカが発動できる。


漫画

XY編(第12章)の主人公エックスがメガシンカの使い手である。ある人物から譲り受けたキーストーンがきっかけで、カロス地方全体を敵に回した戦いに巻き込まれていく。


幼少期からのパートナーガルーラを筆頭に、旅で仲間にしたポケモン数匹も成り行き上ハリマロン以外はほぼメガシンカ可能なポケモンのみで構成されており、各手持ちに対応したメガストーンも入手できているため、複数種のメガシンカを状況に応じて使い分ける手段を取れる。ただしゲーム同様「一度の戦闘でメガシンカできるのは1匹まで」の縛りがある。キーストーンとメガストーンが稀少な物という認識はどのメディア世界観でも共通なので、今までにない戦法のトレーナーとなった。


コルニやカルネフラダリなどもメガシンカ使いとして登場し活躍している。さらにポケスペが作中で「全ポケモンの全ての姿を登場させる」方針を取っている都合上、モブトレーナーがメガシンカを使うだけでなく、歴代の有名トレーナー達が思い思いのパートナーをメガシンカさせる展開が起こっている。


公式バトル大会「ポケモン竜王戦」のコラボで、コロコロにてメディアミックス展開された漫画作品。

ドラゴンタイプのポケモンしか出場できないアマチュアトレーナーバトル大会「第一回竜王戦」に挑戦したい主人公のアキラは、メガリザードンYになれるパートナーのリザードンを「昔見たドラゴンタイプの黒いリザードン」にするための旅に出て、無事メガリザードンXのメガストーンを入手し大会に出るというストーリー。


非伝説のドラゴンタイプばかりが出演する展開のうえ、ゲームOR・AS発売の8ヶ月前に単行本化した作品なのでボーマンダチルタリスがメガシンカ出来ず、結果登場するメガシンカポケモンはわずか4種だけだが、メガシンカポケモンのメガシンカ前後のステータスの特徴をいくつも取り上げて存分に活かした構成になっている。


余談

メガシンカの図鑑説明に関して

第7世代でのポケモン図鑑の説明がかなりブラックであることでも有名であり、これも「せっかくパワーアップしたのにあんまりでは……」と批判点にあがることが多い。(第7世代で野生出現しなかったポケモンにこの図鑑説明はない。)


以下は実例。

メガサメハダー過去の古傷にメガシンカのエネルギーが巡って痛んで苦しいらしい。
メガアブソル気の弱い人がショック死するほどのオーラで威圧する。本来争いを好まない為、この姿に変わることをとても嫌っている。
メガガブリアスメガシンカのエネルギーで自慢の羽が溶けて鎌状になってしまい怒り狂って暴れに暴れまくる。
メガフーディンメガシンカによって筋力もサイコパワーに置き換わってしまう。
メガヘルガーヘルガー自身が苦しむほどの高温ですでに溶けかけている。
メガオニゴーリメガシンカのパワーでアゴが砕けてうまくエサを食べられず苛立っている。
メガライボルト身体に扱いきれずに持て余すほどの電気がたまり過ぎていて苛立っている。
メガボーマンダ自慢の二つの翼が強いエネルギーで歪にくっついたストレスのせいで暴れまくりトレーナーにも襲い掛かる。別名「血に塗れた三日月」
メガギャラドスメガシンカで身体に負担がかかっている。ストレスで一層凶暴に暴れまわるのだ。
メガヤミラミメガシンカのエネルギーを浴びた胸の宝石が膨張し皮膚を切り裂いて飛び出した。
メガバンギラス凄まじいエネルギーを注入され背中が裂けてしまった。トレーナーの命令が聞こえているのかも怪しく、ただただ破壊する本能のみで動く。
メガヘラクロスメガシンカが終わると酷い筋肉痛に悩まされる。
メガハッサムハサミの重さに耐えられない。その上長い時間戦うと過剰なエネルギーで体が溶け始める。
メガジュペッタ桁違いのエネルギーが呪いを膨張し抑えきれない。自分のトレーナーさえ恨んでしまうのだ。
メガプテラ動くものすべてに襲い掛かる。メガシンカが身体に負担でとても苛立っているからだ。
メガゲンガーこの世のすべての命を奪おうとする。獲物として狙う相手にしか絆は芽生えず、隙あらばトレーナーにも呪いをかけようと企む。
メガルカリオ膨張した波動によって闘争本能が目覚め、本能の赴くままに容赦なく非情な手段で敵を討つ。
メガメタグロス頭脳が更に優秀になった結果戦い方がより冷酷なものに。それでも勝てない相手と知るとツメでつかみかかって大爆発のカウントダウンを開始する。

ただこれらの図鑑説明は、エネルギーの刺激が強すぎて「自意識がコントロールできなくなり暴走した場合」の説明とも考えられ(あるいはポケモン保護や生態研究に力を入れているアローラ地方の地方性を反映したものか)、実際ゲームのバトル中ではちゃんとこちらの指示に応えてくれるし、メガシンカさせただけでダメージを受けたりはしない。

また外伝だがポケダンにおいても絆で共鳴出来るトレーナーが存在せず、上記にあるように暴走すれば見境なく攻撃するようになるので、それを発動するのも制御するのもポケモンとトレーナーの絆が必要不可欠なのは間違いないと思われる。


また、メリットや従来の設定通り、絆に触れていたりとライトな記述もないわけではない(※1)。特にLPLEのメガリザードンYの図鑑説明ではトレーナーの絆の力が源と強調されており、暴走や過剰の疲労は絆が足りなかったり、絆や信頼を介さない強制的なメガシンカした場合のデメリットとも解釈できる。絆や信頼が生み出すエネルギーがデメリットを抑える役割を果たしているのかもしれない。他の作品で例えると、テイマーの心のありようで姿を変えるデジモンの進化や条件付きで制御/変身できる特撮ヒーローの強化形態に近い(前者には暗黒進化という暴走状態がある。)

この他、メガシンカポケモンでも記述に矛盾が生じている例やメガシンカしているポケモンがメリットとデメリットの両方を感じている例もあるので図鑑説明は鵜呑みには出来ない(※2)。


例えば、メガアブソルの図鑑説明では「戦いを好まない故にこの姿になるのを嫌っている」とされているが、だからこそ、アブソルが本当に信頼しているトレーナーが使う事を許される奥の手であるとも解釈できる。無論、メガシンカポケモンを扱えるだけのトレーナーとしての手腕も求められているのだろう(その証左としてキーストーンを貰えるのはある程度ストーリーを進めてからである事が殆ど)。

こうしたデメリットもプラス面もひっくるめてメガシンカポケモンの生態であり、だからこそ今後のシリーズにおいても、よりパートナーとの友情・信頼関係を強調した演出を求めているユーザーが多いと言えるだろう。


(※1)

メガフシギバナメガシンカしてさらに大きく成長した花を支えるため足腰もたくましくなったのだ。(LPLE)
メガリザードンYトレーナーとの絆がパワーの源。ジェット機をしのぐ飛行能力を誇る。(LPLE)
メガカメックス甲羅の大砲は戦車並みの威力。発射の衝撃を強靭な足腰で踏ん張る。(LPLE)
メガカイロスメガシンカし飛べるようになった。よほど嬉しいのか滅多に地上には降りてこないぞ。(UM)
メガギャラドス本能のまま破壊の限りを尽くすが本当に信頼するトレーナーの指示には応えるぞ。(LPLE)
メガヤドランシェルダーに丸呑みされて鉄壁の守りを手に入れた。中は結構快適なのだ。(UM)
メガガルーラメガシンカのエネルギーで子どもが急成長。親子で息のあった連携プレーを見せるぞ。(LPLE)

(※2)

メガヤドランメガシンカのエネルギーを浴びたシェルダーは鉄壁の鎧。ヤドンには特に変化ナシ。(ムーン)
同上シェルダーの消化液に浸りヤドンが覚醒した。ちょっとのやる気と多くのパワーを得た。(LPLE)
メガガルーラメガガルーラが強い理由は子どもの成長に喜び張り切っているママのせい。(サン)
同上爆発的なエネルギーを浴びた子どもが一時的に成長。母親は気が気ではない。(US)


追加進化との関係

  • ポケモン剣盾以降、数世代の沈黙を破り、過去作のポケモンに再び追加進化が追加される様になったが、メガシンカ枠だったポケモン自体に追加進化が与えられた例は2023年現在存在しない。強いて言えばハッサムの進化前であるストライクが追加進化を得た程度である。
    • この事から「メガシンカという恩恵を一度でも受けた以上、そのポケモンは当分追加進化を貰うことはできないのでは?」と考えるプレイヤーもいる。


宇宙との関係

  • メガシンカの起源は一説によると宇宙から来たものではないかと言われており、ヒャッコクシティにある日時計も宇宙から来たもので、メガシンカの起源に関わっているという事が仄めかされている。
    • 通常の進化以外の方法で姿が変わるポケモン第一号と言えば、デオキシスであるが、このポケモンは宇宙から飛来し、隕石に触れる事で姿が変化するメガシンカに深い関わりがあるとする考察がある(おまけにメガシンカのマークは二重螺旋構造であり、デオキシスも両腕が二重螺旋構造をモチーフにしている)。
    • メガシンカが深く関わるエピソードデルタにも登場するなど、実際にメガシンカと関連したエピソードにも登場する。また、デオキシスの本体は宝石のようなコアである。
    • また、上記のエピソードで活躍するレックウザは隕石を食べる事で、隕石のエネルギーをメガシンカの糧にしているという設定がある為にメガシンカの起源が宇宙である事の信憑性を強めている。
    • これ以外にも進化の石と関連づける声もある。(作中でもプラターヌ博士はメガリング強化イベントで進化の石について言及している。)
    • ガラル地方で確認されている、同じくポケモンの姿を変えうるダイマックスも隕石に乗ってやって来たムゲンダイナが齎したエネルギーによるもの。この事からダイマックスとメガシンカは原理または起源が同じなのではないかと噂されている。同様に「NEWポケモンスナップ」におけるイルミナ現象も同様に隕石が由来なのではないかと言われている。


関連タグ

ポケモンXY ORAS ポケモンSM ポケモンUSUM LPLE LEGENDSZ-A

メガシンカポケモン キーストーン メガストーン マスタータワー

最強メガシンカ ゲンシカイキ メガシンカ予想


きずなへんげ

キョダイマックス:メガシンカ同様特定の種族にのみ存在するが、こちらはその中でも更に特定の個体にのみ発生する。また、ダイマックスにも暴走の概念が存在する。


メガヤンマ/メガニウム:メガシンカしてないけど名前にメガ。


トドロクツキ/テツノブジン:メガシンカポケモンに近い姿をした古代種と未来種。


メカシンカ←1字違い

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