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エンテイの編集履歴2023/10/20 22:01:15 版
編集者:Miki Senbokuya
編集内容:アニポケ加筆

エンテイ

えんてい

エンテイとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

「ええいー!!」

基礎データ

全国図鑑No.0244
ジョウト図鑑(GSC)No.239
ジョウト図鑑(HGSS)No.244
ローマ字表記Entei
ぶんるいかざんポケモン
タイプほのお
たかさ2.1m
おもさ198.0kg
せいべつ不明
特性プレッシャー:この特性の所有者が技の対象になった時、相手の技のPPを追加で1減らす。手持ちの一番上に置くと、レベルの高いポケモンが出やすくなる。第7世代のみ乱入バトルの時、相手が仲間を呼びやすくなる
隠れ特性(第6世代まで)もらいび:ほのおタイプの技のダメージと効果を無効にし、以後、自分がほのお技を使う際に攻撃と特攻が1.5倍になる。8世代からほのおタイプのポケモンの出現率が上がる
隠れ特性(第7世代から)せいしんりょく:所有しているポケモンはひるまない。いかくを無効化する(第8世代~)
タマゴグループタマゴみはっけん

各言語版での名称

ドイツ語・英語・スペイン語・フランス語・イタリア語Entei
韓国語앤테이
中国語炎帝

概要

ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場した伝説のポケモン。

名前の指す意味はおそらく「炎帝」。

獅子のような風格を持つポケモンで、全身は茶色の毛に覆われており、背中には噴煙を思わせる鬣を持つ。また、体の各部に金属的な器官を持ち、特に口元のそれは形状と相まって口髭のようにも見える。

また、爪はしまっているだけで引き出す事も可能。

マグマの情熱を宿して大地を駆け巡り、全てを焼き尽くすを吹き上げる。

火山の噴火から生まれたと考えられ、新しい火山ができるたびに生まれてくると伝わっている。

その為、火山と密接な関係にあると考えられて、エンテイが吠えると世界のどこかの火山が噴火すると云われている。

また逞しいポケモンでみなぎる力を押さえきれず道という道を、火山のマグマよりも熱い炎を噴き出しながら駆け巡る。『ポケモン全キャラ大事典』のオーキド博士のコメントによれば、真夏に熱風が吹くのはエンテイが雲の中を駆け抜けているからという伝承があるらしい。ほのおタイプなのにどうして水分の塊である雲に飛び込んでいけるのだろうか?

日本では何故か三犬というカテゴリーに分類されるが、デザイナー斉藤むねお氏曰く、元ネタは見た目通りライオンとのこと。他の2匹共々「三猫」・「三獅子」が正しいのかもしれない。

なお、メディアミックス作品ではモチーフがオスのライオンであったり、劇場版では少女の父親代わりとして登場した為、男性的な扱いを受けることが多い。

ゲームでの特徴

金銀クリスタルHGSS

FRLG

  • 主人公が最初にフシギダネを選んだ場合、全国図鑑入手後にカントー地方の草むらを逃げ回るようになる。

ORAS

ウルトラサンムーン

  • ウルトラムーンのみ、ウルトラワープライドで行ける黄色のワープホール先にて出現する。
  • スイクンを入手するには、ウルトラムーンで登場するライコウと一緒に手持ちに入れる必要がある。

BDSP

  • 導きの部屋でレジロックレジスチルレジアイス捕獲後、ブリリアントダイヤモンドでのみ「ジョウトの石板」が交換可能になり、これを持ってジョウトの部屋に入ると三犬が出現する。
  • 3匹共に捕獲するとホウオウが捕獲する為の「にじのせきばん」が解禁される。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
115115859075100580

第6世代以前

  • 全体的に高い能力を持ちHP・こうげきが特に高く、ついですばやさが高いが、第6世代になるまで致命的なほど物理技のレパートリーが少なかった。そもそも第3世代までほのお技は特殊扱いであり、肝心の物理技も登場時はノーマルタイプ技以外ほとんど覚えられなかった。
  • 第3世代に登場した大技「オーバーヒート」を何故か第3世代でだけ覚えず、第4世代で登場した実質最強ほのお物理技である「フレアドライブ」を覚えない。代わりに第4世代になって覚えたのは同じほのおタイプに対抗できるストーンエッジ。違う、そうじゃない。
  • ただ、13作目の映画の特別前売券にて手に入った色違いエンテイがフレアドライブ」を習得しており、5世代で技の優先度が上がったしんそくまでついてくるという、正に夢のようなエンテイであった。しかし映画限定であることや、それ以上に別の選択肢に「ぜったいれいど」が使えるスイクンがいるという時点でそちらに人気を奪い去られてしまった。
  • 似たような立場のポケモンを比べてみても、最高威力の「フレアドライブ」が放てる上にサブ技も充実しているヒヒダルマ、「フレアドライブ」「しんそく」に加え「いかく」も「インファイト」もあるウインディがどちらもすばやさのせいで中堅程度であり、サブに乏しいエンテイの評価もよくて中堅かそれ以下くらいであった。
  • 通常エンテイはというと、まもる」+「みがわり」+「どくどく」or「めいそう」+「かえんほうしゃ」+「たべのこし」という時間稼ぎ戦法がこの頃に確立。「すばやさ100の特性『プレッシャー』持ち」「『どくどく』が無効のはがねタイプにほのお技を撃てる」「HPを高めることでちきゅうなげ』を使われても『みがわり』が壊れないようになる」という特徴から意外なほどエンテイとの相性が良く、ワンチャンスある程度には強いポケモンという評価が下されるようになった。
  • 第4世代で「おにび」を獲得したことで、「おにび」を撒いて物理を受け切るHB特化型も成立。
  • レベル差を付ければにほんばれと合わせてパルシェンに「まきびし」+「だいばくはつ」の起点作りハッピーセットを許す前に安全に処理できたり、同様の組み合わせでスイクンに対面勝ちできたりする。後年の第3世代オフ会環境でも、同様に「にほんばれ」+「ソーラービーム」と「めざ格闘」を主軸としたうっかりやアタッカー型が使われている。

第6世代以降

  • 時は変わり、『ポケモンXY』。バトルシャトレーヌルスワールのエンテイがなんとホウオウの専用技である「せいなるほのお」を使用してくることが判明。当時過去作から送る手段がなく詳細不明だったが、過去作からエンテイが送れるようになった後に調べてみると何と基本技に追加されていたのである。苦節14年、ついにの専用技を賜るに至った。
  • この技の効果は威力100、ほのお物理、追加効果で5割やけどという、エンテイにこの上なくぴったりな性能を有する。これにより、今まで苦手としていたバンギラスガブリアスと言った厨ポケの後出しを大きく牽制できる。変化技が使えなくなる代わりにとくぼうが1.5倍になる「とつげきチョッキ」登場も追い風で、「せいなるほのお」でやけどを負わせて物理受け、特殊受け両方を兼ね備えることができるようなった。
  • やけどを負わないほのおタイプに対しては「ストーンエッジ」を打ち込めるため、ほのお単タイプとしてはトップクラスの性能と言われるまでに。特に劇場版限定の個体は「しんそく」を使用できるため勝ち抜き性能としても申し分ない。禁止級であるホウオウの固有技を使えるドーブル以外の唯一のポケモンであるため、上記のことも合わせてネタ的な意味を含まない唯一神と呼ばれるようになった。
  • その強化ぶりは2015年世界大会にてエンテイの使用者がベスト4に名を連ねたほど。お前さんホント強くなったよ。

(余談だが、同大会のベスト8メンバーを紹介するページ(英語)にてエンテイが「『せいなるほのお』を操る唯一のほのおタイプポケモン」と紹介されている)

第7世代

  • 快進撃は続き、第7世代『USUM』で「じだんだ」を覚えられるようになり、苦戦していたヒードランへの対抗策を得た。
  • 隠れ特性は当初「もらいび」だったようだ(未解禁だったがバトルハウスで確認できる)が、『サン・ムーン』からは「せいしんりょく」に変更された。また同世代『USUM』で「ええいー!!」という登場時の雄叫びが追加された(これまではランダムエンカウントなので存在しなかった)。

第8世代

  • 更に第8世代では「しんそく」「フレアドライブ」の一般解禁、新たにきしかいせい」「かみくだく」「てだすけ等の技を習得、更に下記にある隠れ特性「せいしんりょく」のランクマッチ解禁および超強化が入り、最早かつての不遇ぶりは忘れ去られつつある。また、剣盾にはバクフーンがいないため、最速で「ふんか」を使えるポケモンとしても見出され、まさかの特殊型が再発掘されるという事態にもなっている。
  • ……とはいえ、現在のエンテイの強さは「せいなるほのお」にかなり依存するものであり、この技が有効活用できなくなると大きく弱体化することになる。
  • 特にヒードランに対しては、「せいなるほのお」が無力化されるだけでなく「ストーンエッジ」も等倍でしか通らない。一応「じだんだ」はあるが「じしん」に比べて打点が低く、「ふうせん」を持たれているとスカされる可能性もある。しかも第7世代でこの技を半減する上に弱点も突かれ、かつ「やけど」すら無効化するカプ・レヒレまで出て来る始末。
  • サブウェポンも現在でこそ増えてきたが、「じしん」や「いわなだれ」といった汎用性の高い技を未だに覚えられていない。他に撃てる技がなく「せいなるほのお」を選ばざるを得ない場面も多い。
  • また、技が充実してきた第8世代においても自力でこうげきを強化する手段に乏しい。配布限定(ランクマッチ使用不可)の「とおぼえ」か、ダイマックスした上での「きしかいせい」かの2択くらいしかない。そのため、「めいそう」が有効活用できる他の三犬と異なり積み戦術を展開することが難しい。「めいそう」を使った特殊型にする例もかつては見られたが、最早過去の話であり、「ふんか」との相性もあまりよくない(そもそも「めいそう」は技を受ける前提で使う技であるため)。
  • 第8世代では「せいしんりょく」にいかく」を受けない効果が追加されたため、物理アタッカー寄りのエンテイは三犬の中でも最も恩恵が大きい。ダブルバトルの適性が更に上昇したのは嬉しい限り。更に「とくせいパッチ」の登場で、それまで「プレッシャー」だった個体にもこの特性をつけることができるようになった。
  • 改善しつつあるとはいえサブウェポンが限定されることや、積み技の少なさから全抜きを狙うエースとしてではなく、「いかく」や「やけど」で火力が削がれず「せいなるほのお」のやけどで相手に負荷をかけながら戦う、準伝説らしい高い種族値による安定感のある物理アタッカーとして運用されている。
  • いずれにしても第6世代を境にそれまでの不遇ぶりが嘘のように超強化され、名実ともに唯一神の異名に恥じぬポケモンとなった。何せ第8世代現在で「いかく」無効・やけど無効・ひるみ無効でさらにこちらは好き放題やけどをばら撒くことができるという高いスペックを獲得したため、特に物理アタッカーのポケモンにとっては敵に回すと非常に厄介な存在となったのだから……
  • 加えて、これほどの高性能でありながら、エンテイ自身のダイマックスアドベンチャーの突破難易度も非常に低く、すぐ戦力として加入させやすい。技が「かえんほうしゃ」「かえんぐるま」「かみくだく」「しんそく」といずれも威力がそこまで高くないものばかりの上、全体攻撃技が1つもないことから、これらの技のタイプを弱点としていなければ普通に耐えきれてしまうからである。道中でほのおタイプの弱点を突けるいわ・じめん・みずタイプ若しくはこれらのタイプの技を使えるポケモンをチョイスしていけば割とすんなり攻略できてしまう。
  • ただし、時折こちらの裏をかくようにダイマックス技で大ダメージを与えてくることもあるので油断は禁物。ダメージをなるべく残さず決戦に挑み、できるだけ力尽きないというダイマックスアドベンチャーの原則はここでも徹底しておこう。
  • 実際、ランクバトルシーズン20ダブルバトルでは、使用率30位を記録。シーズン21になると、自身と相性の良い「ひでり」持ちのグラードンを使える禁止級伝説解禁、こだわり系アイテム持ちが相対的に強くなるダイマックスなし、というルールを味方に付け、使用率13位まで大躍進。
  • シーズン22に至っては、ゴリランダーザシアンアマージョモロバレルエルフーンと、有利なポケモンが使用率10位以内に多数いたことから、使用率5位ともはやトップメタと化した。同ルールで行われるシリーズ10の最終シーズンであるシーズン23でも使用率5位をキープと勢いは衰えなかった。

番外作品

ポケモンGO

  • その後、2018年9月にはフィールドリサーチのタスクを連続7日間達成することで入手できる「大発見」のリワードとして再度登場している。
  • 過去作での扱いがイマイチであったことから、プレイヤーの間では性能がどうなるか心配する声も上がったが、本作では物理と特殊の区別がないというシステム面の違いが追い風となり、ファイヤーと並ぶほのおタイプ最強格の1匹(もちろんウインディやブースターより強い)に数えられるほどの強キャラの座へと躍り出た。……というより、伝説ポケモンであるという設定を鑑みれば、こちらがエンテイ本来の強さに近いと言えるのかもしれないが。
  • ファイヤーと比較すると攻撃と防御の種族値は劣るもののHPで大きく上回り、かつ二重弱点を抱えないため耐久面での有意性が高い(攻撃の低さもあくまで伝説ポケモンの中ではやや低めという話であり、ほのおポケモン全体でみれば上位である)。
  • ファイヤーと異なり「ほのおのキバ」があることで連射性が利き、小回りが利くのがポイント。特にトレーナーバトルに於いては前述した「ニトロチャージ」が小出しにしやすく発動後に確実に攻撃が1段階上昇するわざとなっており、高めの攻撃力を更に高めつつ攻め立てていける。
  • 総括するとサンダー(火力中心)に対するライコウ(バランス型)の関係とよく似ている他、こちらはサブウェポンとしてはがね技を習得できるのでいわタイプにも対抗可能である点など、使い勝手は微妙に異なる。状況に応じて両方を使い分けると良いだろう。
  • 少なくとも、扱いづらさが目立った嘗ての本編に先んじて抜群の出世を遂げたポケモンと言える。前述通り本編でも後に大出世を遂げるが、こちらは主のわざに頼らずとも流石の準伝説ポケモンの貫禄を見せつけている。代わりに、彼の同輩が散々なことになってしまったが……

ポケモンマスターズ

  • ルスワール&エンテイ
    • 2021年7月28日にBPバディーズ呼出券で仲間になるルスワールのバディでプレイアブル化。
  • レジェンドバトル
    • 「相手の発動した場の効果が永遠になる」「相手が怯み状態から回復するたびに、ひるみ耐性が強化される」という特殊ルールでのバトルとなる。
    • 「ふんか」「ねっぷう」「じならし」のような全体技を使用する為にアタッカーも体力が削られてしまうので、回復役を編成し、アタッカーの攻撃回数を稼ごう。また、「バインド」「やけど」の追加効果を厄介な為、アタッカーやサポート役が受けてしまった場合はリタイアしてやり直しをするのも有り。

ポケモン不思議のダンジョン

  • 救助隊シリーズ
    • パッチールイベント関連の最初のボスとして登場。ダンジョンの難易度もさることながら伝説のポケモンだけあって能力が高く実力はかなりのものだが、部屋攻撃の「ねっぷう」を覚えるリザードンの存在もあり、なかなかパッとしない存在だった。ちなみに少し仲間になりにくいため、難易度を考えると中々仲間にできないレアなポケモンだったりする。
    • 救助隊DXでは味方につけさえすれば3犬中最強。タイプ一致だけで部屋攻撃2つ周囲攻撃2つ4マス技1つと全く隙がない。強いて難点を挙げるとすれば他タイプの技がやっぱり不足気味なことか。
  • 探検隊シリーズ
    • 特定の道具を所持したときのみ出現する特別な徘徊ポケモンとして登場。これまで範囲攻撃が「すいへいぎり」と「いあいぎり」しかなかったエンテイだが、タイプ一致の「ふんえん」を習得したことで強化された。かしこさもリーダー向けのDグループであり、リザードンとの差別化も果たした。…が、大きさが☆2になっているためメンバー構成に若干ながら支障をきたす。
    • なお、時・闇において上向きでふんえんを使うと「エンテー」と書かれたタイルに変化する。では修正されたが、この頃のエンテイはそういう扱いをされて当たり前のようなところがあった。

『炎の冒険団』のみ、クリア後に仲間にすることができる。

    • シナリオで初めて対面する伝説のポケモンとして登場。その後も初めて主人公達が一時的な進化を行って戦ったり、見事なツンデレぶりを見せてくれたりと、非常にアツいシーンが多い。
    • クリア後に調査団ランクがある程度上がっていることが前提となるが、つぶやきを聞いて初対面した場所に向かえばバトルにもならずに仲間にできる(むしろヒードランのほうがお邪魔虫)。
    • 教え技によりとうとう「ねっぷう」を習得できるようになった……のはよしとして、先のせいなるほのお」が部屋攻撃、超威力、まずまずのPP、(部屋攻撃としては)破格の命中率、本編同様の異常な「やけど」率というぶっ壊れ性能になっており、当然ステータスもトップクラス、欠点といえば強すぎるゆえに調査を渋りがちなことくらいしかない
    • ねっぷう」なんて初めから要らなかった。ポケダンでも唯一神の異名は伊達ではない。「せいなるほのお」は偉大である。

ポケモンレンジャー

  • 最初はゴーゴー団のボスのスタイラーでキャプチャされ、主人公に襲いかかってくる。初っ端からブーバーを二匹呼び出すので、キャプチャが困難。しかし、エンテイ自身はキャプチャディスクに反応して攻撃して来るので、ヘルガーのポケアシストなどで纏めて囲むとブーバーをキャプチャできる。
  • また、本作のラスボスを務めており、ライコウスイクンと共に登場。三連戦のトリを務め、攻撃方法も変化する。中でも火の結界を張る能力と火柱を発生させる能力が厄介である。特に前者は一定回数囲んで消さないとエンテイをキャプチャできないし、後者の火柱のおかげで大きく囲む事が困難となっている。シャワーズや、ゴローニャのポケアシストが有効。当時の本家対戦環境からはありえない程の待遇である。(いわゆる三犬の中で、冠作品(それも劇場版)があるため、ここまで優遇されてもおかしい話ではないが)それにしても何故石像にされていたのか。それはエンテイにしかわからない……
  • 最終作ポケモンレンジャー光の軌跡では主人公のライドポケモンとして登場。レンジャーサインを描く事で呼び出す事ができ、突進で巨大な岩石を砕いて道を開ける能力を持つ。

スマブラシリーズ』

  • DX以降の作品に登場。モンスターボールから登場すると、「ほのおのうず」で相手を空中に拘束する。DX当時は吹っ飛ばし能力がなかったが、X以降追加された。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • 劇場版『結晶塔の帝王ENTEI
    • CV.竹中直人
    • 本物のエンテイではなくアンノーンの力とミー・スノードンの空想により生み出された模造品。声や雰囲気などが彼女の父・シュリー博士に似ていたため、ミーはこのエンテイを「エンテイになって帰って来たパパ」として見ており、エンテイ自身もミーの父親だと思っている。
    • 人語を理解して駆使でき、通常のほのおタイプの技とは異なるピンク色の火炎やチャージ可能な火炎や火球弾、結晶を操る力などを駆使して戦う。
    • また、渾身の力で発射する、蒼い「はかいこうせん」的なものも使用した。
    • じんつうりきを使って催眠術に掛けることもでき、ミーの「ママが欲しい」という願いを叶える為にサトシのママ・ハナコに掛けて拐っている。
  • 無印259話「エンテイとおんせんのなかまたち!」
    • 本物が登場したのは劇場版から2年後のこの回であるが、前後編でもない普通の回である(今となれば伝説のポケモンが通常回に出ることは珍しいことではないが、当時としては大きな衝撃だった)。
    • ポケモン温泉でロケット団の仕業により竜巻が起きた際にロケット団のメカをとんでもない威力の「かえんほうしゃ」で破壊してロケット団を撃退する。
    • ナオヤという少年がムウマを使ってゲットを試みようとし、「くろいまなざし」を使って逃げられなくして攻撃するが攻撃は全く効かず、エンテイは「ほえる」でムウマを強制的にボールに戻してどこかへと去っていった。
  • 劇場版『幻影の覇者ゾロアーク
    • 通常のエンテイと色違いのエンテイが登場したがこちらでは色違いの方が本物で、通常色のエンテイはコーダイが作り出したコピーデータとゾロアークが化けたものであった。
    • ゾロアークはゾロアを助けるために従っており、スイクンからエンテイに変わったあとに炎を纏って暴れている。
    • 色違いの方はクラウンシティの守り神と伝えられるポケモンであり、街に危機が訪れるとそれを察知して現れる。
  • 劇場版『キミにきめた!
    • ホウオウを目指すサトシたちの前に現れ圧倒的な力を見せつけた。1シーンのみだったライコウやスイクンよりもかなり優遇されている。
    • ただ「その辺にいてもあまり不思議すぎず、会えたらすごいなぁぐらいのルックス。日常の延長線上にいる“ちょっとすごい動物”みたいな感覚」という理由で選出されてもいるため、エンテイに対するトレーナーの反応が伝説や幻のポケモンに遭遇したにしては大分シュールでもある。
      • 因みに、『遥かなる青い空』でもサトシの発言のみであるが、終盤にて登場している。

『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • 3章で登場。
    • 生命エネルギーを与える「命の炎」の持ち主で、これによって悪しき細胞だけを焼き切ることもでき、カツラミュウツーの細胞の侵食から解放された。
    • 更に普通のほのおポケモンの火炎では溶けても自動的に再生する「仮面の男」の特殊な氷すら溶かしきる特別な炎も操る。クルミのドブルくん(ドーブル)はこれをスケッチして習得した。
    • 「仮面の男」に敗れていかりの湖に沈んだゴールドシルバーを助け出し、うずまき列島へと連れていって目を覚ますまで見守っていた。
    • ホウオウを解放するためにカツラに力を貸したり、シルバーをパートナーに選んだりしている。

穴久保版ポケットモンスター

  • 結晶塔の帝王の公開を記念したエピソードにて登場。本作の例に漏れず普通に喋る。道端でケガをしていたピチューを手当てしたピッピの優しさに感心して願いを叶えてあげようと姿を現すが、エンテイの力で願いを叶えていく内に徐々に傲慢になっていきレッド達からの忠告にすら耳を貸さなくなっていくピッピに表情を曇らせる。
  • その後、願いによって富と名声を手に入れたピッピの元へかつてケガを手当てしたピチューが花束を届けに来たが、周囲の女性に可愛がられるピチューに嫉妬して花束を投げ捨てて追い返したのを見てとうとうピッピを見限り、バトルに突入する。場数を踏んでいるとは言え伝説のポケモン相手にはさすがのピッピもまるで歯が立たず、最後はエンテイが作り出した結晶の中に閉じ込められる形で懲らしめられるのであった。
  • ……しかし、一連の出来事は映画を鑑賞している途中で寝落ちをしたレッド達が見た夢の内容で、本物のエンテイは登場しなかった。

余談

唯一神

  • 上記にも書かれているが不遇さ加減でよくネタにされていたポケモンだった。
    • 第2世代ではそもそも高い攻撃を生かす方法がなかった
    • ウインディが取得できる高威力先制技であるしんそくもなかった
    • 第3世代で登場した「オーバーヒート」を覚えない数少ないほのおタイプだった。
    • ほのおタイプに対して攻撃できる物理技のサブウェポンも相変わらずなかった
    • 第4世代で登場した「フレアドライブ」を覚えない数少ない物理ほのおタイプだった。
    • 第5世代まで劇場版で配布された個体以外は「ほのおのキバ」以上のほのお物理技を覚えなかった
    • そんな彼を弄って「唯一神エンテイ様が華麗に参上!皆の者我にひれ伏せい!」等と書かれた常套句があちこちに書き込まれていた。
  • 今となっては全てが過去の話である。「フレアドライブ」を覚えて馬力面が改善されたブースターもそうだけれど、強くなれたのは良い事なんだよ。でも引き換えに何かキャラクターとしては大切なものを失った気もするんだ。それでも、「せいなるほのお」のおかげで御大のように畏怖される称号に昇格したのは間違いない。

パラドックス化?

  • 第9世代『ポケモンSV』では、三犬に対応するこだいパラドックスポケモンの登場が発表されているが、エンテイに対応するこだいのパラドックスポケモンのみ発表されていない(ちなみに、同じことがテラキオンにも言え、テラキオンに相当するみらいのパラドックスポケモンが現時点で未発表である)。発表済みの二体が原種から大きく姿が変わっているため、どのような姿になるのかが注目されている。
    • ウネルミナモタケルライコ共にタイプは原種にドラゴンが追加されているため、タイプはほのお・ドラゴンの可能性が高い。
    • 姿の候補として、四霊の一体である霊亀という亀の神獣をモチーフとしたものが考察に挙がっている。ウネルミナモとタケルライコが応龍麒麟をモチーフとしていて、ホウオウ=鳳凰と合わせて四霊が揃うのではないか、という説である。この場合、能力も『攻撃と素早さが伸びやすいエンテイと逆ではないか』とも言われている(現にウネルミナモは耐久型のスイクンとは逆のアタッカーの能力である)。ただしこの説の場合、バクガメスとモロ被りすぎないか、との反対意見もある。
    • 他にも、ウネルミナモとタケルライコがいずれも恐竜をモチーフにしていることから、単純に何かしらの恐竜がモチーフになる可能性が高いとする見方もある。
    • いずれにせよ、本当にエンテイに相当するパラドックスポケモンが存在するかも含めて、真相は実際に発表されるか『藍の円盤』が配信されるかまで待たねばならないだろう。

関連タグ

ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS

ポケモン一覧 ほのおタイプ 伝説ポケモン

ホウオウ 唯一神 せいなるほのお

0243.ライコウ0244.エンテイ→0245.スイクン

準伝説

世代グループポケモン
第1世代三鳥フリーザー/サンダー/ファイヤー
第2世代三犬ライコウ/エンテイ/スイクン
第3世代レジ系レジロック/レジアイス/レジスチル
ラティ兄妹ラティアス(メガラティアス)/ラティオス(メガラティオス)
第4世代UMAトリオユクシー/エムリット/アグノム
ヒードランレジギガスクレセリア
第5世代聖剣士コバルオン/テラキオン/ビリジオン
四神/コピペロストルネロス(けしん/れいじゅう)/ボルトロス(けしん/れいじゅう)/ランドロス(けしん/れいじゅう)
第6世代--
第7世代タイプ:ヌルシルヴァディ
カプ神カプ・コケコ/カプ・テテフ/カプ・ブルル/カプ・レヒレ
ウルトラビーストウツロイド/マッシブーン/フェローチェ/デンジュモク/テッカグヤ/カミツルギ/アクジキング/ベベノムアーゴヨン/ツンデツンデ/ズガドーン
第8世代ガラル三鳥ガラルフリーザー/ガラルサンダー/ガラルファイヤー
ダクマウーラオス(いちげきのかた)(れんげきのかた)→キョダイマックスウーラオス(いちげきのかた)/れんげきのかた
レジ系レジエレキ/レジドラゴ
ポス馬ブリザポス/レイスポス
四神ラブトロス(けしん/れいじゅう)
第9世代四災/災厄ポケモンチオンジェン/パオジアン/ディンルー/イーユイ
ともっこさまイイネイヌ/マシマシラ/キチキギス
オーガポン(みどりのめん/かまどのめん/いどのめん/いしずえのめん)

関連ポケモン+人物α等

その他

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親記事

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編集者:Miki Senbokuya
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