データ
初出 | 赤緑 |
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効果 | 野生のポケモンに 投げて 捕まえるための ボール。カプセル式に なっている。 |
英語名 | Poké Ball |
概要
モンスターボールとは、ポケモンを捕獲し使役するための球状の装置である。
作中200円で購入できる最も安価かつ低性能のボールの名称であり、ポケモン捕獲用のボール全体の総称としても用いられる。
解説
上下に開く紅白のカプセルと、その間の黒いラインと、中心の開閉スイッチが特徴的。性能・デザインの異なる様々な亜種が存在する。
ポケモン研究者ニシノモリ教授のオコリザル実験のとある事故から開発が進められ、「シルフカンパニー」が量産化した。同社の登録商標でもある。
ちなみに英語での総称はPoké Ball。
サイズに関しては、元は野球のボール程度の大きさでしかなかったが、アニポケにおいては「通常時は卓球のボールぐらいの大きさで、野球のボールのサイズにまで伸縮自在が可能となっている」という設定が加わっている。
どんなに大きいポケモンでも対象の体に投げ当てるだけで収納させることが出来る。
ポケモンは自分のサイズをある程度自由に変更できるという設定があり、ボールはそれをトレーナーの任意のタイミングで発動させられる装置ということらしい。
(野生のポケモンやいうことをきかない他人のポケモン、瀕死のポケモンに対しても有効であることから、ポケモン自身の意思は必ずしも必要ではないようだ)
中に入れたポケモンの重さは完全に消失する他、レアコイルなどが発する精密機械を壊すクラスの磁気はモンスターボールに入れることで軽減できる模様。
基本的にモンスターボールの中は快適で住み心地がいいらしい。
ちなみに必ずボール1つにつきポケモン1匹しか入らないというわけではなく、
と、複数匹の共生が当然となっているポケモンは、1つのボール内にその全てが入ることができる。
また、騎乗しているポケモンと同時に捕獲されるが、ボールは共用せずに別枠として扱われるバドレックスとブリザポス・レイスポスのような特殊な例もある。
また、そのポケモンの持ち物であればそれも同時に格納する。体の一部である骨はもちろん、果ては鉄骨やコンクリート柱、植物等あらゆるものを格納できる。
第二世代以降はポケモンに持たせた状態の普通のアイテムも、1つだけボールに入れられるようになった。
ポケモンの象徴「ボール型マーク」
モンスターボールは、ゲーム・関連作中の捕獲用アイテムとしてだけではなく、
ゲーム内外問わずポケモンの象徴的存在としても親しまれており、「ボール型の球体」と「半円2つが合体した円形の中央に小さな丸が埋め込まれた、平面の円形マーク」の2種類がポケモンを代表するロゴマークなどで多用されている。
ポケモン作中だと施設のロゴのほか、登場人物の服飾や、ただの日用品に柄として入れられて使用されている。
作中で球状の物を扱う球技、ボールパフォーマンスが登場する時には、モンスターボールを模したデザインの球が使用されたり、なんと本物のモンスターボールを球代わりに扱う描写もある。
『ポケモン不思議のダンジョン』(ポケダン)や『ポケモン+ノブナガの野望』(ポケナガ)のように作中の世界観にボールが知識としても存在しない作品だとしても、ポケダンなら毎作登場するバッジの基本デザインとして、ポケナガなら「ブショーとポケモンの絆を表すマーク」という意味を持ちブショーデザイン元の家紋の代替として、という風にアレンジして使われている。
ビリリダマ、タマゲタケ、ビビヨンなど、モンスターボールの2つの紅白の半円と中心の白いスイッチを模したような模様を体に宿したポケモンが数種生まれている。
特にビリリダマは、モンスターボールが開発された会社で最初に発見されたらしい。
現実世界では、ボールの球を再現したおもちゃや、上記のボール型マークが絵柄に入った物がポケモングッズとして販売されている。
ポケモン捕獲中心型スマホゲーム『ポケモンGO』のアプリロゴもモンスターボールマークなので、現実世界における、ポケモンGO商法を狙ったりポケモンGOについての注意を掲げているポケモンGO関連広告には「ボールとは明言していないが、赤と白の2つの半円が合体した円形マーク(その中央に白い丸がある物も確認)」がワンポイントで多用されている。
ポケモンがすでに入っているモンスターボールを「ポケモンボール」と呼ぶ。
(LEGENDSアルセウスより)
モンスターボールの開発
1925年にポケモン学の祖、ニシノモリ教授がオコリザルの怒りエネルギーを抽出する実験を行った際、既に現役引退の年を迎えていた教授がオコリザルへの投薬量を誤り貴重なオコリザルを衰弱させてしまった。
ところがそのオコリザルの生存本能のためか近くにあった教授の老眼鏡ケースに身をすっぽり入れ、胎児のように丸まってしまった。この事件をきっかけにポケモンの捕獲カプセルの開発が進められ、同時にポケモンを捕獲する方法が確立された。
その後カプセルの改良が重ねられ、簡単に高い確率で捕獲が可能な「モンスターボール」が作られ市販されることとなった。
近年の設定
しかし、近年の作品では、モンスターボール開発に関する設定が揺らぎつつある。
HGSSのポケモンセンターにいるNPCの発言によると「モンスターボールがない時代はぼんぐりを使っていた」らしく、シャガの育った時代もモンスターボールが無かった為にポケモンとの付き合い方に難儀していたという。この事から最初期のモンスターボールはジョウト伝来のぼんぐり製が主流であったが、時代を追うごとにシルフカンパニーが安価で量産できるようにした事で全世界の人々に急速に普及したという流れがあったものと思われる。
実写映画『名探偵ピカチュウ』では古代エジプト文明を思わせる壁画にモンスターボールのような図形が描かれており、遥か昔にモンスターボール若しくはそれと類似した性能を持つ道具が存在していた可能性が示唆されている。
ただし、この作品は原作とは相違点や矛盾も多々見受けられる独立したストーリーであるほか、そのボールのような壁画にはヘタのようなものも描かれている事から、上記のようにぼんぐりから作られたボールであると考える事も出来る。
また、現在よりも遠い昔の時代(おそらく元ネタから明治初期、つまり1800年代後半)とされる『LEGENDSアルセウス』においても、既にモンスターボールはポケモンを捕獲するための道具として利用されていることが確認されたため、「モンスターボールはニシノモリ教授とシルフカンパニーが製作したものである」とする設定との整合性が疑問視されている。
そもそも上記のモンスターボール開発の経緯に関する設定はシリーズ最初期に作られたもので、それから四半世紀近くの時が経過したことで、既に開発スタッフもその存在を忘れてしまったか、若しくはシリーズの展開上色々と不都合な面も多いので一部修正されていたり、なかったことにしてしまっている可能性も考えられる。
いずれにせよ、モンスターボールがどのように開発されたのかという点に大きな謎が生じていることは間違いないだろう。
仕組み
空っぽのボールを、野生ポケモンの体に投げ当てると、野生ポケモンのボール内への収納を促す。
ポケモンを収納させたボールが地面に落ちた後に揺れが止まると捕獲完了となる。
ボールが揺れが止まるまでに脱出されてしまう事があり、その場合は捕獲失敗となる。
脱出されたボールはゲーム中だと再利用できない(アニメでは出来る。ゲームでは「誰が拾ってるんだろう?」という町人のセリフがサン・ムーンで登場)。
剣盾に於いてダンデがムゲンダイナの捕獲に失敗した時に上半分と下半分で真っ二つになるシーンがある。
収納させたいポケモンが極端に体力の低下しているときや睡眠時などにはその凶暴さは影をひそめるため、トレーナーの間では「ポケモンを弱らせてからボールを投げる」が常識となっている。
それにしてもバトル中は安全のためトレーナーと相手ポケモンとの間に、アニメ版を見る限り少なくとも子供や腕力のない女性だと届きもしない距離があるが、たとえ静止した状態でも正確に当てるのは難しそうなもんである……。
ただし戦闘不能で倒れられるとポケモンは姿を隠して見つけられなくなってしまうため、捕獲できなくなる。
捕獲済状態となったポケモンは、捕獲を成功させた人間(トレーナー)の言う事を聞くようになり(設定上はトレーナーのレベルや人格によっては言う事を聞かないらしいが、ゲームでは他人と交換したポケモンでもない限りこうした現象は起こらない)、ボールから出されると「捕獲したトレーナーの手持ちポケモン」として活動する。
トレーナーの指示でバトルをしたり、トレーナーを助けたり、トレーナーの飼育下で日常生活を送ったりする。ボールからポケモンを出す方法は、ボールを地面に向かって放り投げる、またはボールのスイッチを押す。
反対に出したポケモンを収納する方法は、捕獲済みボールから出る一筋の光を捕獲済ポケモンに当ててポケモンを光に変え収納する(アニメと『サン・ムーン』)、または何らかの形でポケモンをボールに収納し飛んで帰ってくるボールをキャッチする(第6世代までのゲーム、漫画版など)。
ポケモンは基本的にボールから出されるまでその内で待機し続けるが、一部の個体はコツなどを掴む事で、ゲットされた後も自力でボールから出る事が可能。
メテノの図鑑説明などを見るに、この状態だと生命維持装置的な機能が働くようで、カビゴンのように代謝が激しいポケモンや、アニメのコジロウのマスキッパのような長らく放置されたポケモンでもボールに入っている間はあまりお腹を減らさない模様。
ポケモン入りのボールはトレーナーの腰にある装置に装着されたり、バッグなどの所持品に入れられたり、または直接手に持つ形で運ばれる。
ボールに入れた状態のままで内部のポケモンに外的効果を与える機械も存在する(ポケモンセンターの回復マシンなど)。
捕獲済ポケモンは、ほかの空のボールを投げ当てられても捕獲することができない。
ゲームで敵トレーナーの手持ちポケモンにボールを投げると「人のものを盗ったら泥棒!」と注意されながらボールを弾き返される。
捕獲済のポケモンを手放したい、つまり逃がす時は、捕獲済ボールの影響下から外してやる作業が必要。
ゲームだとボックスにいる状態で「逃がす」を選択し、ボックスからボールごとポケモンを退去させることで、アニメだとボールから青色の光で出すことで逃がした状態になる。また、物理的にモンスターボールを破壊することでも影響下から外すことができる。
ちなみに物理的破壊で逃がす場合、現在のところドクケイル(ムサシの個体)やサルノリ(ゴウの個体)のみが該当するが、後者の場合かつての所有トレーナーから離反する為にポケモン側からボールを破壊するという前代未聞のケースとなっており、ポケモン側からトレーナーを気に入らなければサルノリと同じような事が起こる可能性があるとされている。
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』シリーズでは、上記の「人間がボールでポケモンを無理やり従わせて好きなように扱っている」とも見れる現状を憂いたプラズマ団がイッシュ地方の各所で「ポケモンの幸せの為にポケモンをボールから解放、手持ちから解放」と訴える演説を開始。
それを聞いた各町の多くの人々が、ポケモンを所持する事がはたして是か非かを真剣に考えだす世界観が展開された。
ただし、同『ポケモンBW』において、確かな設定かどうかは定かではないが、「ポケモンが 人との関係を 望まぬと いうのであれば みずから 我々の元から 去る……。たとえ モンスターボールといえど 気持ちまで しばることなど できぬ」というジムリーダーのシャガによる台詞がある。
ボールが開発されていない数百年~数千年前の時代でも、人間と心を通わせたポケモンや、人間の命令に従う気性の荒いポケモンの姿は多く確認されている。
メディアによる相違
モンスターボールは少なくともソフトボール程度の大きさがあり、ゲームで「主人公は腰に付けて歩いている」という設定は明記されていたが腰の周りに常日頃から身に付けるには大きすぎるサイズであったため、アニメ版で「携帯時はピンポン玉程度の大きさで、ボタンを押すと本来の大きさに拡大する」という設定がつくられた。
また、「捕獲済みボールからポケモンを出した状態でスイッチを押すと赤い光線が出て、その光線を出したポケモンに当てると回収できる」という設定も同時に作られている。
これにより障害物に光線を遮断されたり収納されることを拒否するポケモンに光線を避けられたりして、ポケモンをボールに戻せないという場面も度々見られた。
また、ボール本体とは別に遠隔地に管理システムというものが存在しているようで、映画『裂空の訪問者 デオキシス』ではラルースシティがデオキシスのバリアーに覆われ外部との通信が遮断された際に、いくらスイッチを押しても反応せずポケモンの出し入れが不能になる描写がされていた。(だだしこの作品限りの描写であり、モンスターボールの存在しない過去の世界や異空間など通信圏外であろう環境下で機能している描写はこの作品の前後問わず多数存在する。)
ゲームでも似たような設定が採用されており、第6世代以降に登場する一部のNPCが縮小状態と膨らんだ状態を使い分けたり、第7世代からポケモンを戻すときトレーナー側からポケモンへ白い光が放たれるようになった。
また「モンスターボールのボタンを押す」という行動もアニメ独自のものでゲームのボールを投げるアクションではその様子は見られなかったが、第8世代でクララがボタンを押す様子が見られる等こちらも逆輸入された模様。
『ポケットモンスター☆SPECIAL』ではビリヤードボール大の少し小さめのサイズで、上半分が透けていて中のポケモンの様子が見え、中でポケモンが動けばボールも少し動き、ボールの中で電気技の充電ができる(電気は遮断できない)、出したポケモンの回収時はボールをポケモンに当てて収納し手元に飛んで戻ってくるのをキャッチする、捕獲時はポケモンごとに当て所がある、野蛮な戦い方だがボールのスイッチを壊してポケモンを出せなくする戦術が存在する、赤緑版のストーリー中だけはボールから煙が出て煙幕に使えた、等ボール関連の設定が多く作られた。
他の作品では手のひらから溢れるくらいの大きさになっている例があったり、ボールに中のポケモンの重さや発熱が伝わったり、などなどメディアによって特色がある。
初代アニメ版ポケモンの脚本家、首藤剛志の執筆した『ポケットモンスター The Animation』には、「ポケモンは、モンスターボールのような小さなものの中で眠っているとき、自分の体と、自分の入っている容器を電気の信号に変える能力を発揮するのです。」とある。これによって通信交換やパソコンへの預かり機能が実現しているのだとか。
モンスターボールの性能について
モンスターボール自体捕獲率を高くすることに成功した装置であるものの、まだ失敗することが多いため、ゲーム中盤あたりから完全上位互換のスーパーボール・ハイパーボールや特定条件で効果を発揮する特殊ボールなどのモンスターボールより捕獲率の高いボールに取って代わられる場合が多い。
しかし、「最低捕獲率のモンスターボールで捕まえた」「モンスターボールのデザインが好き」というステータスを重視するマニアも多く、他にもヌケニンの捕獲に必須だったり、タマゴから生まれるポケモンは第5世代まですべてモンスターボールに入っていたりしたため、ポケモントレーナーなら誰もがお世話になり続けるであろうボール。特に第5世代まではある程度バトルをやりこむと、前述のタマゴの仕様から手持ちすべてがモンスターボールになるケースが多かった。
とはいえ、種類ごとのデザインはさまざまで、捕獲時の性能だけでなくポケモン登場時のエフェクトも異なるため、オシャレボール(通称オシャボ)と称して登場時の見栄えや入れるポケモンの体色に合わせるという意味合いでボールの種類にこだわるトレーナーも多い。
また、シンオウ地方ではモンスターボールからポケモンが飛び出した際のエフェクトを追加する「ボールデコ」という文化が存在し、エフェクトを発生させる効果を持つシールを青い半透明の「ボールカプセル」に貼りつけ、そのカプセルでモンスターボールを覆うことで、ボールを投げた際にシールに応じたエフェクトを発生させながらポケモンが出てくる仕組みになっている。
『ポケットモンスターX・Y』からは、タマゴから生まれたポケモンは♀の親ポケモンが入っているモンスターボールの種類を遺伝するようになり、この条件を満たせばモンスターボール以外のボールに入った状態で孵化させる事が可能になった。
このシステムはバトルには何も影響しないものの、なつき進化するポケモンをゴージャスボールで孵化させれば進化させやすくなるので育成面での実用性はある。
また、過去作でしか入手できないボールもデータがあり遺伝可能なため、この遺伝目当てでわざわざ過去作を起動して捕まえに行くポケモン廃人が続出した。
ただしマスターボールとプレシャスボールは遺伝できない。
またこのシステムの関係上、性別が♂しか存在しないポケモン(ニドラン♂、バルビートはそれぞれニドラン♀、イルミーゼのタマゴからも生まれるため例外)、性別不明のポケモンはボール遺伝が不可能だった。
『ポケットモンスター サン・ムーン』からは♂と♀からランダムでボール遺伝するように変更された。
また、片親をメタモンにした場合は、もう片方の親のボールが確実に遺伝される。
これにより♂しかいないポケモンや性別不明のポケモンのボール遺伝が可能になった。
メタモン以外の異種族を掛け合わせた場合に♀親のボールが100%遺伝する点はこれまで通り。
サン・ムーン以降では、それまでモンスターボールで統一されていた相手トレーナーの使用ボールがついに職業ごとに種類を替えてくる仕様になった。
今までゲームプレイヤーにのみ重視されていたオシャレボールとしての役割をさらに発揮している。
10個以上セットで購入すると同性能のプレミアボールが1つもらえる(GBA以降)。
プレミアボールも計算に入れると、捕獲率に対するコストパフォーマンスは良好。
全体が白く縁が赤い。ボールのデザインは異なるがモンスターボールと性能は変わらない。
モンスターボールを開発・発売する企業
現在、ボール開発で名の知れた企業と言えばシルフカンパニーとデボンコーポレーションのツートップであろう。
後述のガンテツのように昔式に手作業でボールを造るボール職人も少なからず存在する模様。
第7世代では本来ボールの製造を目的としていない組織が独自のボールを開発している。
デザインは地味目だがボールの性能を無条件に値段に合わせて強化していくシルフと、派手なデザインが多く一定の条件でないと効果を発揮しない曲者だらけだが値段は比較的お手頃なデボンと、開発方針は完全に真逆。
第4世代からはクイックボールやダークボールなどが登場したが、開発元は不明である。
現実的に見るとシルフのボールはデボンに比べると売り上げが難しい。だか、シルフはキズぐすりやスプレーなど他の便利グッズも開発しておりポケモン初心者やストーリー序盤ではモンスター〜スーパーはお世話になりがちなので利益はそこまで困らないだろう。
まさか、メタモンと掛け合わせた時に生まれるポケモンが収まったモンスターボールもシルフの利益になっていたりするんだろうか?
第7世代からはメタモンでもボール遺伝が出来るようになったが。
また、シルフはマスターボールを開発しているため技術力はこちらに軍配があると言える。
なお、カロス地方にはクノエシティの外れにモンスターボールの製造工場がある。
職人作業のボール
かつては職人が「ぼんぐり」という木の実に装置を埋め込んで作る完全手作業だった。
職人によるボールも入手手段や汎用性こそ限られるが、特定の状況下で効果を発揮する玄人向けのアイテムとして現在でも使用されている(後述するガンテツボール)。
職人に制作を頼む場合、手作業なので、一旦ぼんぐりを預け、時間が経ってから受け取るという手順を踏む必要がある。
LEGENDSアルセウスにおけるモンスターボールはぼんぐりの他に「たまいし」という石を用いて、主人公がギンガ団による指導の下自らの手で製作作・使用することになる(一応他所から購入することも可能)。
この時代のモンスターボールは木製になっており下面には木目の浮かんだ地肌が確認できる他、頂点にハトメが付き開閉スイッチはパッチン錠になっているなど現代のものとはやや形状が異なっている。
捕獲に成功した際にはこの頂点の穴から蒸気と共に小さな花火が打ち上がったり、ポケモン交換の際のムービーでは穴のある天面が下を向きロケット噴射で飛んで行くなど現代のボールには無い珍妙な機能も付いている。
また、ヒスイ地方ではコンゴウ団・シンジュ団が自然との融和を謳っており、文明の力によりポケモンを使役するモンスターボールという物に忌避感を抱いている者も少なくない。
アニメ版ポケモンにおけるモンスターボール
ゲームではかなりのバリエーションがあるにもかかわらず、アニメ版ではモンスターボール以外のボールが登場した回数は少ない。メタ的に言うとモンスターボール以外のボールでそのポケモンを捕獲してしまうと以降はそのポケモンを出す際に描き分けをしなければならない為と思われる。
レギュラーメンバーでさえ金銀編でサトシとカスミがルアーボールを、タケシがスピードボールを使用し、レギュラーポケモン2匹の専用ボールになった程度である。
サン&ムーンで久方ぶりに、なんとムサシがゴージャスボールを使用。
またグラジオがハイパーボールとプレミアボール、ヒールボールを使用している。
サン・ムーンで相手トレーナーのボールのバリエーションが増えたことが影響しているかは定かではないが、アニメシリーズでは珍しくオシャボ要素が増えている展開と言える。
ボール自体の耐久性に関しては回によって異なり、かえんほうしゃや10万ボルトを直に喰らっても壊れる事はないが、衝撃には弱く、サトシがカビゴンを繰り出した時に誤ってボールを岩にぶつけた事で壊れてしまったり、ムサシがドクケイルを送り出す為にボールを踏みつけた事で簡単に壊れてしまった。(ムサシの馬鹿力もあるとはいえ…)
pixivにおいて
pixivにおいては企画のロゴマークなどに採用される場合があるが、ボールそのものを描いたイラストは作品タグ全体の総数に比べ少なく、タグとして目にする機会はさほど多くない。
ただし背景の一部として目にする機会は意外と多く、特に登場人物(非ポケモン)のイラストには細かなアクセントとして添えられている場合が多い。
モンスターボールの種類
ここでいう捕獲率はモンスターボールと比較してどのくらいの係数が掛かるかを指す。
()内のアルファベットはS=シルフ製、D=デボン製、G=ガンテツ製、A=エーテル財団製。
第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)より登場
モンスターボール(S) |
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一般的に売っているモンスターボール。200円。英語名はPoké Ball。 |
スーパーボール(S) |
モンスターボールよりやや捕獲率の高いボール。600円。英語名はGreat Ball。 |
ハイパーボール(S) |
店売りでは一番高いボール。1200円(第7世代以降は800円)。とても捕獲率の高いモンスターボール。英語名はUltra Ball。 |
マスターボール(S) |
必ずポケモンを捕獲できる伝説のボール。ゲーム中では人から貰うことが多い。IDクジの特等賞品でも入手できるが、当選確率は非常に低い。英語名はMaster Ball。貴重なボールということもあってか、ボール遺伝の対象外となっている。 |
サファリボール |
サファリゾーン限定。効果はスーパーボールと同等。30個与えられ、終了後は全部返還する。第5世代以降はサファリが自前のボールで捕獲する仕様に変更された事から絶滅危惧種と化しつつあったが、第8世代ではウッウロボでぼんぐりを合成することにより、超低確率ではあるが入手可能となった。そのため、このボールで収めたというだけで(自己満レベルではあるが)稀少価値が跳ね上がる(特にストライク)。英語名はSafari Ball。 |
第2世代(金・銀・クリスタル)およびHGSSより登場
GSボールとパークボール以外のボールは俗にガンテツボール(詳細はリンク先参照)と呼ばれ、第3世代、DPt、第5世代、第6世代では交換を含めた入手が不可能。第7世代では1つのROMにつき1個(USUMでは2個)、第8世代では入手手段が限られている(ボールガイやウッウロボのぼんぐり合成等)為、現在でもレアリティが高いボールとなっている。第6世代以降孵化の際にボール遺伝が可能。
ちなみにHGSS~第6世代までガンテツボールのエフェクトは全て同じだったが、第7世代以降固有のエフェクトを持つようになった。
ルアーボール(G) |
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あおぼんぐりから作られる。釣り上げたポケモンを捕まえやすい。英語名はLure Ball。 |
ムーンボール(G) |
きぼんぐりから作られる。「つきのいし」で進化するポケモンが捕まえやすいボール。英語名はMoon Ball。金銀作中でそのような効果は無かったが、これはプログラムの際つきのいしを「やけどなおし」と間違えたのが原因。 |
ヘビーボール(G) |
くろぼんぐりから作られる。重いポケモンほど捕まえやすい。英語名はHeavy Ball。 |
レベルボール(G) |
あかぼんぐりから作られる。自分のポケモンと比較して、相手のポケモンのレベルが低いほど捕まえやすくなる。英語名はLevel Ball。 |
スピードボール(G) |
しろぼんぐりから作られる。素早さ100以上のポケモンを捕まえやすい。英語名はFast Ball。金銀逃げやすいポケモンに効果があったが、作中ではプログラムの判定を誤って書き込んでいたため極めて限られたポケモンしか該当しなかった。 |
ラブラブボール(G) |
ももぼんぐりから作られる。自分のポケモンと同種かつ性別の違うポケモンが捕まえやすい。英語名はLove Ball。金銀作中ではプログラムのミスにより同種かつ同性のポケモンを捕まえやすいという効果だった。 |
フレンドボール(G) |
みどぼんぐりから作られる。捕獲率こそモンスターボールと同じだが、捕まえた時点でかなり懐いている状態になる。英語名はFriend Ball。 |
パークボール(金銀クリスタル版) |
自然公園の虫取りイベントで使用するボール。捕獲率はスーパーボール程度。HGSSではパルパークとの混同を防ぐため、「コンペボール」に名称変更された。英語名はSport Ball。 |
GSボール |
元々はアニメ版でサトシがオレンジ諸島編に行く動機として登場したボールでサトシがウチキド博士から受け取り、金銀編でガンテツの元に届けられたが、一体どんなボールだったのか、今は誰も知らない。ゲームではモバイルアダプタGBのイベントで登場し、セレビィをゲットするための手段になった。HGSSでは省略されているが、VCで配信されたクリスタル版で同イベントが復活した。ポケスペでは時間(とき)をとらえるモンスターボールという名称で登場し、セレビィはこのボールでしか捕まえられないという設定だった。GSが何の略かは長年謎であったが、登場から16年後USUMのアーカラ乗船所にて「ガンテツ すごい」及び「ゴールデン シルバー」と明かされる。英語名はGS Ball。 |
第3世代(RSE、FRLG)より登場
ダイブボール(D) |
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水の世界で暮らすポケモンが捕まえやすくなる。1000円。泡のようなエフェクトの美しさから、オシャボとしても人気が高い。第4世代では下記ネットボールと被るためなのか、非売品のレアアイテムと化したが、第5世代から再び買えるようになった。なお、水上や海底、釣りで遭遇したポケモンのみに適用され、みずタイプ全てが捕まえやすくなるわけではないので注意(つまり条件さえ満たせばみずタイプ以外にも効果が出る)。英語名はDive Ball。 |
ネットボール(D) |
網を模したボール。エフェクトも網を模している。水と虫のタイプが入ったポケモンが捕まえやすいというとっても分かりやすい効果。1000円。第3世代では比較的人気のあるデザインのボールだったが、第4世代から追加されたクモの巣のようなエフェクトが敬遠されがち。英語名はNet Ball。 |
ネストボール(D) |
相手のレベルが低いほど捕まえやすくなる。1000円。レベルボールと違い、自分のレベルは考慮されない。英語名はNest Ball。 |
タイマーボール(D) |
ターンが過ぎれば過ぎるほど捕獲率が上がり、10ターン経過で補正4倍になる。1000円。長期戦になりがちな伝説級相手にどうぞ。エフェクトも時計をイメージしたもので、まさにディアルガにピッタリなボールだが、実はディアルガはORAS以外では被捕獲率が低くないため意外とこのボールの恩恵は受けない。HGSSでは非売品。英語名はTimer Ball。 |
リピートボール(D) |
一度捕まえた事がある種類のポケモンが捕まえやすい。1000円。ポケモン図鑑に登録されているか否かで判定するので、手放していても可。フォルムが変わっていても対象。HGSSでは非売品。英語名はRepeat Ball。 |
プレミアボール |
何かの記念に作られたボール。性能は所詮モンスターボールであるが、これで捕まえるとちょっぴり自慢できる。レシラムなど、真っ白なポケモンに似合う。入手法は前述の通りだが、XYではとある店で200円で購入出来、ORAS、ピカブイ、剣盾ではモンスターボール以外を10個買っても一個もらえる。そしてこの購入できることにも大切な意味があったりする。英語名はPremier Ball。 |
ゴージャスボール |
捕獲率はモンスターボールと同じだが、捕まえたポケモンが懐きやすくなる。1000円(第8世代では3000円)。ただ単に歩いたりトレーナーに勝利するだけでも加算の度合いが増すため、気づけば懐き度最大まで上がっている事も。黒主体の渋い色合いや金のラインが上品な名前通りのデザイン、エフェクトがいろいろなポケモンに合いやすくオシャボとしての人気も高い。RSEとHGSSでは非売品だがイベントで複数入手できる。英語名はLuxury Ball。 |
第4世代以降(DPt、HGSS、BW、BW2、XY)より登場
ヒールボール |
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捕まえた時点でポケモンのHPと状態異常を回復する。300円。従来は手持ちがいっぱいの場合ボックスに預けて回復するためモンスターボールと変わらなかったが、ピカブイ以降ボックスを持ち歩ける作品ではボックスに預けても回復しなくなったため、活路が見出せるようになった。英語名はHeal Ball。 |
ダークボール |
洞窟などの暗い所で効果を発揮するボール。1000円。暗ければ夜の屋外でも効果を発揮し、補正はハイパーボールの2倍なのにハイパーボールより安価というチートなボール……だったが第7世代以降ではハイパーボールの値段が下がったためそうは言えなくなった。闇を纏うようなエフェクトもかっこいい。英語名はDusk Ball。 |
クイックボール |
戦闘の最初のターンのみ5倍の捕獲率を発動するボール。1000円。マップ上を徘徊する伝説のポケモンにオススメ。また、風を纏うようなエフェクトがかっこいい。英語名はQuick Ball。 |
プレシャスボール |
イベントで配布されたポケモンが入っている。ボールのみの入手はできない。英語名はCherish Ball。設定上はプレミアボールよりも上位のレア度という扱いで、プレミアボール同様に性能もモンスターボールと同じ。このボール入りのポケモンの多くはGTSに出せないためプレシャス入りのポケモンがGTSに預けられていたらそれは高確率で改造ポケモンであると判別できる。その特殊な性質故、マスターボールと同様、ボール遺伝の対象外となっている。 |
パークボール(DS版) |
パルパークでの捕獲イベントで使用するボール。イベント扱いなので捕獲率は100%。ボールのデザインは上半分のみ黄色とGSボールに似通っているが、イベント後にボックスに送ると過去作で捕獲したボールのデザインに戻ってしまうので、戦闘で使うことはできない。英語名はPark Ball。 |
コンペボール |
HGSSの虫取りイベントで使用するパークボールはこの名前に変更された。コンペとはコンペディション(競争・競技会)の略。第8世代ではウッウロボでぼんぐりを合成することにより、超低確率ではあるが入手可能となった。英語圏での名称はSport Ballのまま。 |
ドリームボール |
ねむり状態のポケモンが捕まえやすくなるボール。ピンクの煙の中からドロンと出てくるようなエフェクトが特徴的。第5世代(BW、BW2)のハイリンクの森で、一時的にバッグに入っており、PDWで仲良くなったポケモンを入手するときに使われる捕獲率100%のボールだが、ハイリンクでは全てのボールが捕獲率100%になるため、登場当時は存在意義が疑われた。第6世代以降ボール遺伝が可能になり、かつ第6・第7世代では入手できなくなったため急激にレアリティが増した。第8世代では前述の効果を持つボールとして再登場したが、入手手段が限られており現在でもレアリティが高い。英語名はDream Ball。 |
第7世代以降(ポケモンSM)より登場
ウルトラボール(A) |
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とあるポケモンを捕獲するために作られたボール。特定のポケモンのみ捕獲率が5倍になるが、普通のポケモンに使うと捕獲率が0.1倍になり、とても捕まえづらい。1個作るのに数百万円の費用がかかるためもらえるのはわずかである。ただしイベントを終わらせる前に使い切っているとハンサムが1つずつ補充してくれるので、ポケモンにウルトラボールを持たせるなどして増やすことは一応可能。世界観がパラレルのUSUMではウルトラ調査隊と共同開発したため1000円で買える。第8世代ではラテラルタウンのほりだしもの市や殿堂入り後のトーナメントの報酬(低確率)、DLC『冠の雪原』ではマックスこうせきの交換で入手が可能。また、マスターボールやプレシャスボールと異なりボール遺伝するため、新たなオシャボ候補として人気を集めている。英語名はBeast Ball。 |
ライドギアボール |
ライドポケモンに対応するボール。ポケモンバトルで使用することはできない。 |
第8世代以降(LEGENDSアルセウス)より登場
モンスターボール(ヒスイ) |
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名前が同じで見た目もやや似ている。スーパーボール(ヒスイ)、ハイパーボール(ヒスイ)という上位互換が存在する。 |
フェザーボール |
飛んでいるポケモンや素早く動くポケモンに対して有効なボール。使い方はほぼスナイパーライフルの要領と思って貰うとわかりやすい。飛距離が設定されており、ストーリーが進むとウイングボール、ジェットボールとより捕獲率が上がり飛距離の伸びた上位互換が解禁されていく。 |
ヘビーボール(ヒスイ) |
名前が同じで見た目もやや似ているが機能としてはガンテツ製のそれとはまったくの別物で、飛距離が短い代わりにポケモンの不意を突く形で投げ当てると高い捕獲率を発揮するというもの。こちらもフェザーボールと同様にメガトンボール、ギガトンボールという上位互換が存在する。 |
オリジンボール |
とある伝説のポケモンを捕獲するために作られたボール。荒ぶる伝説のポケモンの片方の暴走を封じたときに力を失ったあかいくさりの破片・モンスターボール・オリジン鉱石からクラフトしたワンオフのボールで、もう片方の荒ぶるポケモンを鎮める力を持つ。この「片方」がどちらになるかは、シナリオにおける選択で決まる。シナリオイベントで使用するモンスターボールのため、一般アイテムとして投げることはできない。英語名はOrigin Ball。 |
ストレンジボール |
現代のモンスターボールと同じ形状で全体が翡翠色をしたボール。『Pokémon HOME』を通じて他作品(ヒスイ地方から見た未来世界)から連れてきた、あるいは『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』へ送ったポケモンは捕まえたボールの種類に関わらずこのボールに収まる(『ソード・シールド』へ送った際は普通のモンスターボールが用いられる)。その特殊な性質故、マスターボールやプレシャスボールと同様、ボール遺伝の対象外となっている。 |
その他
ミュウツーボール |
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『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』で登場した黒いボール。目玉が付いているようなデザインで、ミュウツーがトレーナーからポケモンを奪うために使用。投げなくても勝手に飛んでいき、ボールが破壊されるまで対象ポケモンを追尾し続ける。さらにはモンスターボール内にポケモンを避難させてもボールごと捕獲できる、というチート極まりないボール。それを大量にバラ撒き、複数のトレーナーのポケモン達を根こそぎ捕獲した。 |
スナッチボール |
ポケモンコロシアム、ポケモンXDで登場したボール(というよりシステム)。「スナッチマシン」を用いて通常のボールに改造を施す。これにより人のポケモンを奪う(スナッチ)ことができるが、作中では目的上ダークポケモンを奪うためだけに使われる。捕獲率は使用したボールに依存。 |
ミー・スノードンのボール |
『結晶塔の帝王エンテイ』に登場。アンノーンの力によって結晶から作り出されたボールであり、中には同じ結晶から作り出されたポケモン達が収容されていて、どれも実力派揃いである。 |
ダークボール(映画版) |
『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』で登場したボール。上記のダークボールとは全くの別物(というか登場はこちらの方が先)でどちらかというとスナッチマシンを使わないスナッチボールのようなもの。ロケット団幹部のビシャスが人のポケモンを奪うために使用。モンスターボールで一度捕えられたポケモンを2重捕獲できる上、心を邪悪に染め、潜在能力を最大限まで高める能力を持つ。しかし、何らかの影響で心が開くとボールが破壊される。 |
レトロボール |
『セレビィ 時を超えた遭遇』に登場。まだ現行のモンスターボールが無かった頃に、ユキナリが使用していた旧式のボール。ボタンがなく、上部のネジのような部分をひねることでボールが開く。 |
レイクボール |
アニポケ金銀編170話で登場した魚が描かれた緑色のボールで、アズマオウフィッシングバトル専用ボールとして1つだけ配布され、理想の一体を見つけるまで中身を入れ替えることが出来る。 |
レトロボール(アニメ) |
アニポケ金銀編232話で登場したボール。 |
フィッシングボール |
BW版編第37話でロケット団主催の釣り大会専用ボールとして配布されたボール。通常のモンスターボールに魚のマークが描かれている。 |
ガチャットボール |
新無印編で登場。ボタンが赤く、ロケット団のマークが刻まれた紫色のボール。中にはロケット団本部がセレクトしたポケモン達がランダムで収容されている。 |
ゲットレース用ボール(正式名称不明) |
『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』で登場したボール。 |
特製モンスターボール |
『電撃ピカチュウ』に登場した普通のポケモンだと消滅してしまうほど強力なボール。ブラックフォッグを捕獲するのに使われたが、だいばくはつで破壊されてしまった。 |
イヤイヤボール |
『ポケモンスナップ』に登場する内部にむしよけスプレーのガスが入ったボール。何かに当たるとガスを放出する。ポケモンの捕獲には利用されない。 |
タイピングボール |
『バトル&ゲット!ポケモンタイピングDS』に登場するポケモンを調査する為に使われるボール。出てきたポケモンの名前をタイピングすることで自動的に投下される。実際にポケモンを捕獲するわけではなくポケモンの情報だけを入手出来る。 |
デュアルボール |
ポケモンカードゲームにのみ登場。イラストとしてはモンスターボールが2つ並んでいる。効果は「コインを2回投げ、表が出た数だけたねポケモンを山札から選び、相手に見せてから手札に加える。そして山札を切る」というもの。 |
悪の組織のモンスターボール |
ポケモンカードにのみ登場。ロケット団、マグマ団、アクア団、プラズマ団のものが存在しており、上半分には組織のロゴマークが刻まれている。それぞれ山札からロケット団のものはわるいポケモン、それ以外は各々の組織に所属するポケモンを1枚手札に加える効果を持つ。マグマ団とアクア団は上位のスーパーボールのカードも存在し、それぞれ更に基本闘エネルギーと基本水エネルギーも手札に加えられる。 |
大乱闘スマッシュブラザーズ
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは全作品を通してアイテムとして登場。取って投げるとモンスターボールの中からあらかじめ用意されているポケモンがランダムで登場し、モンスターボールを使用したプレイヤーをサポートしてくれる。『for』からはマスターボールも伝説ポケモンを出現させるモンスターボールとして登場した。
似たようなアイテムとしてアシストフィギュアがある。
○:登場する
×:登場しない
☆:ファイターとして登場
全作品に登場しているポケモンは太字で記載。
※1技ではなく特性。
※2裏技でランダムの枠をメタモンにすることができた(詳しくはメタモン参照)。
※3X・SPではポケモントレーナーの手持ちの一匹として登場し、forでは単独での参戦。
備考
- フィールド上に落ちていて調べるとアイテムが手に入るアイテムボールはモンスターボールと同じ外見。ただし、第6世代以降はわざマシンのみ上半分が黄色になった。
- モンスターボールの元ネタはカプセルトイと見られ、ゲーム『ポケットモンスター』が当初『カプセルモンスター』という名前で開発されていたことや、ポケモンそれ自体がカプセル怪獣の影響を受けていることは比較的有名な話。モンスターボールの説明にも「カプセル式になっている」という文面がある。
- ドラえもんのひみつ道具にも「モンスターボール」というものがある(登場はこちらが先)。ポケモンの物とは異なり中に既に妖怪やおばけが入っていて他人を脅かすための道具。
- バンダイが97年頃まで販売した、ゴジラボール・ウルトラマンボールの俗称のひとつでもある。
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン シルフカンパニー デボンコーポレーション
→もしかして
フィギュアプレート - スマブラXの亜空の使者に登場する、同じような能力を持つアイテム。
バトルナイザー ネオバトルナイザー ギガバトルナイザー - 大怪獣バトルに登場する同じようなアイテムで、モンスターボールが元ネタになっている。