概要
- 漫画『呪術廻戦』に登場する用語。「呪物」の中でも特に呪いが強いもののこと。作中に登場したものは「宿儺の指」や「呪胎九相図」、「獄門疆」などがある。
- ↑から転じたネットスラング。色々な意味で「マジでヤバいもの」を指す。後述の該当特級呪物を参照。
誤変換で「特急呪物」と書いてしまう事が多い(動画サイトでうpされてる動画でも結構見かける)が、それだと「呪われた特急列車」になってしまう。しかし、現実で特急呪物が存在する。
該当特級呪物
※該当するものがあれば随時追記・修正をお願いします。
以下の記号で大まかな特徴を記す。記号にリンクが張られているモノはネタバレ注意。
特級まで至らない場合は呪物の方へ追記お願いします。
★:自我・意思を持ち合わせている
◆:物語におけるキーアイテム
◎:派生種が存在
△:対処法が存在
※:ネタ系
創作に登場
特撮
- アームドプロペラ、アームドアロー(仮面ライダーギーツ):これらを入手した使用者達がことごとく退場するフラグがある。
- 仮面ライダーG4(PROJECT_G4):AIによる機体制御されているが、装着員の意思や肉体的限界等などお構いなしに「戦闘において最善とされる動作」を取らせ続ける仕様で、装着員の生命活動が停止した後も、しばらくの間はAIによってある程度の活動が可能という、明らかに非人道的な挙動に及ぶことさえある。
- カイザギア:適合者でない者を変身解除後に死にいたらしめる事から「呪いのベルト」とも称される。
- 特撮に登場する鎧系の敵(スーパー戦隊シリーズ) ★ ◎ △(一部):使用者に強い力を与えるが意思を乗っ取られるとっても危険な鎧。しかも派生種が存在するから地味に恐ろしい。
- プレシャス(轟轟戦隊ボウケンジャー) ★(一部) ◎:使い方を誤ると地球を破壊しかねない危険性を持つ秘宝。
- ガンバルクイナくん(ウルトラマン):所有している女性は必ず死ぬ。
漫画・アニメ
- 集英社
- 部長の胸像(こち亀) ◆ ※:捨てても捨てても戻ってくる。
- 黄金のマスク(キン肉マン) ★ ◆ ◎ △:超人パワーを奪い、正義超人を苦しめてきた。
- 超人予言書(キン肉マン) ◆ △:特定の超人について書かれた内容のページを焼かれると、その人物が消滅してしまう。
- 石仮面(ジョジョ1部ジョジョ2部) ◆ △:装着した者は骨針により、吸血鬼へ変えてしまう。これによりジョースター家とディオの因縁の幕開けとなってしまった。
- アヌビス神(ジョジョ3部) ★ ◎ △:手にした者は、剣の意思に操られて、仲間に牙を剥く。さらに受けた攻撃を学習するのでタチが悪い。
- 弓と矢(ジョジョ4部以降) ★ ◆ ◎ △:射抜かれた者はスタンド能力を得られるが、適さないものは悲惨な死を遂げてしまう。
- 千年アイテム(遊戯王) ★(一部) ◆ ◎:悪人を裁く力を授けるが、選ばれし者でない場合、恐ろしい厄災に見舞われる。
- 三代鬼徹(ONEPIECE) ◎ △:切れ味が極めて優秀過ぎた故「持ち主を死に至らしめる妖刀」として有名にされている。
- 閻魔(ONEPIECE) ◎ △:圧倒的な斬れ味を持つが、覇気をどんどん吸う特性があり、未熟者が使えばたちまち干からびてしまう。
- 綱手の首飾り(NARUTO) △:渡された者は、非業の死をとげてしまう。
- ヘルリング(家庭教師ヒットマンREBORN!) ★(一部):強大な力を得られるが、己の精神をリング自身に喰わせるため、人格が変わってしまう者もいたほど。
- デスノート(DEATHNOTE) ◎ ◆ △:このノートに相手の顔を思い浮かべながら名前を書き込むと、名前を書かれた相手は死んでしまう。
- マダオ(銀魂) ★ ◎ ※:転落され、この名前を烙印され以降、事あるごとに報われない人生を歩む。そのような意味ではこの蔑称は『呪い』と言えよう。
- 紅桜(銀魂) ◆ ◎:作中最強クラスの斬れ味を誇るが、徐々に精神や肉体を蝕む刀を越えた何か。
- 村麻紗(銀魂) ★ ◆ △ ※:恐ろしく斬れるが、持ち主のヘタレた部分を増幅させ、ヒッキーに変えてしまう。
- 小学館
- 風神剣/雷神剣(YAIBA) ★ ◎ ◆ △:風神と雷神の力が宿しているが、鬼丸は内なる鬼の力を目覚め、刃は雷神に体を乗っ取られそうになった。その2本の剣は二刀流として扱っていきそして…。
- 魔王剣(YAIBA) ◆ △:月に封印されていた魔剣。その力は凄まじく、満月剣になると惑星をも破壊できてしまう。
- 米花町(名探偵コナン) ◎:毎日が死亡・事故・事件が多発し、町そのものが特級呪物としても差し支えない。
- 獣の槍(うしおととら) ★ ◆ △:持ち主に魔を祓う力を授けるが、長期間使用すると、人ならざる存在へと変貌してしまう。
- 四魂の玉(犬夜叉) ★ ◆ ◎ △:あらゆる願いを叶えると言われているが、所有者の本来の願いを一切叶えず、より悪い結果に導く。対処法が存在するが、その性質上見つけるのが困難。
- 禁貨(コロッケ!) ◆ △(アニメ版のみ):貯禁箱に貯めると願いを叶える不思議なコイン。続編では、争いの原因となってしまった。
- 禁貨ゴーグル(コロッケ!) ◆:楽に禁貨を探すために開発したのだが、不運にもゴロツキ達に襲われ、開発した博士とその家族は離散する結果となったため、全ての元凶と言っても過言では無い。
- デビルカード(ドラえもん) ◆ △:使えばお金が出るが、使った者が小さくなる副作用がある。
- ミロク関連のカード(デュエル・マスターズ) ◆:後のシリーズの背景ストーリーにおいて悲劇の遠因となっている。
- 天堂地獄(烈火の炎) ★ ◆:魔導具の1つだが、他のモノとは明らかに一線を画す特徴を多く持ち、最強最悪と評されている。捕食した者の属性を基に、それを無効化出来る耐性を得る性質を持つ他、(作中では失敗したが)不老不死の持ち主を捕食した場合、不死身にもなれる。
- ガンガン
- 魔剣ネクロス(ロトの紋章) ★ ◆ △:凶悪まで切れ味を誇るが、凄まじい呪いが込められてそれに魅入られた剣士が里を滅ぼした。その正体はひとくいサーベル系統最上位モンスターである。
- 闇のオーブ(ロトの紋章) ◆ △:異魔神の肉体が封じ込められたオーブ。解き放たれると周囲の生命体やエネルギーを無差別に取り込み、機が熟すと精神と肉体が一体化を果たすと異魔神が復活してしまう。
- 賢者の石(鋼の錬金術師/旧鋼) ★ ◆ △:この石を使用することで「等価交換の原則」をも超えた自由自在な錬成が行える。しかしそれの生成は非人道的な方法で錬成することになる。
- 帝具(アカメが斬る!) ★(一部) ◎ ◆ △(一部):帝国を築いた始皇帝の命により造られた48の超兵器。強大な性能を誇る反面、個人の技量や個性、特性に左右され、使用者が帝具へ抱いた第一印象が相性に左右するらしい。不適合者が装備すると拒絶反応を起こしたり、無反応を示したり、最悪の場合、発狂や即死するものも存在する。また、性能や能力を大きく発揮するほど、体力、精神力を著しく消耗してしまう。
- ガンダムシリーズ
- ゼロシステム(新機動戦記ガンダムW/EndlessWaltz) ◎ ◆ △:未来を見せる事が可能のシステムだが、目的達成のためならば人道や倫理などお構いなしで精神が負けてしまうと暴走・廃人・最悪死に至る。
- 月光蝶(∀ガンダム) ◆:全ての文明を無に還す破壊兵器。
- GUND-ARM(機動戦士ガンダム水星の魔女) ★(一部) ◆ △:パーメットの大量流入により、搭乗者に侵害的な情報逆流現象・データストームを引き起こし、身体へ深刻なダメージを及ぼすという重大な問題が発生。幾多の廃人や死者が生み出されており、デリング・レンブランは就任演説でGUND-ARMを「呪い」と批判された。
- その他
- ポイポン5(秘密結社鷹の爪) ◎ ※:登場する毎に全く同じ展開で壊される。派生種も同様。
- 黒いメンタルキューブ(アズールレーン(アニメ)) ◆:オロチ計画とやらの重要なファクター。それに触れたエンタープライズがもう一人の自分(?)を幻視させられたことから、オロチ計画だけに留まらない謎がある。
ゲーム
- スクウェア・エニックス
- 破壊の剣(ドラゴンクエスト) ◎ △:時々身体が動かなくなってしまう地味に嫌なデバフ付き。対処法が存在する希少なモノでもある。
- 魔石の指輪(ロマンシングサガ2) △:精神耐性を持ち、魔法属性全般に強く、特に状属性攻撃に対し高い防御力を持つ優秀な装備。しかし宿屋で宿泊すると不気味なBGMと共に装備者以外のLP(生命力)が減る。
- 血塗られた盾(FF6) ◎ △:全てのステータスが大きく減り、防御・回避系の数値も0になる。更に更に、重い厄介な状態異常を背負い、ダメ押しとばかりに弱点属性が多くなる、盾としてどころか全くなんの役にも立たない装備品。ただし長い道のりになるが解呪すると最強防具「英雄の盾」になる。
- 異端の印(キングダムハーツ):これが付いているだけで不幸が降りかかるサイン。ちなみに英語のXと同じである。
- カプコン
- カプコン製ヘリ(バイオハザード) ◎ ※:何故かよく墜落する。
- 混合防具 (モンスターハンター) ◎ △ ※:スキル発動の為に採用せざるを得なくなる防具や、防具を混成にして組み合わせる事で特に見た目を犠牲にすることが避けられないものが呪いと呼ばれている。近年見た目だけ変えれるシステムが登場したことで呪いの驚異は下火になった。
- 黒龍武具(MHW:I) ◎(MHXX):どの武具の説明文には不穏な詳細が記されているが、以前のシリーズではライバルが多く一強ではないが、MHW:Iでは他の武具が不要になるほどな圧倒的な性能とやり過ぎなレベルで多数のスキル搭載とバランスブレイカーになっている。
- ライブメタル:モデルV(ロックマンゼクス/アドベント) ★ ◆ △:前シリーズ最後の衛生兵器の破片から生まれた狂気の変身アイテム。魅入らせた者や真の黒幕によって戦乱を引き起こした。
- 任天堂
- トライフォース(ゼルダの伝説シリーズ) ◆ △:神々の力を宿し、善悪関係なく願いを叶えるがそれを巡って災いの根源として戦乱・厄災が起きている。
- ムジュラの仮面(ムジュラの仮面) ★ ◎ △:太古のとある部族が呪いの儀式に用いていたという不気味な仮面。その正体は多大な魔力を持ち意思のある魔人。他のシリーズも登場するが、それは効力はあるもののレプリカである。
- 戦艦ハルバード(スーパーデラックス) ※:登場する毎にほぼ必ずと言っていいほど墜落・損壊する戦艦。所有者に墜落させられたり最初から沈んでいたり、ついには別作品ですら墜落させられてしまう(ただしこれは作戦の内だった)など、不幸な扱いが目立つ...が?
- マスタークラウン(星のカービィWii) ★ ◆:使用者に約束された支配力を与えるが、同時に使用者の心の闇を増幅させて憎悪に染め、最終的に自我を奪うという能力を持つ。その特性により、覇王たちの手に渡りながらその支配の力で様々な国や世界を巡って滅亡させてきた。自立稼働することが示唆されている。
- ディメンションミラー(鏡の大迷宮) ★ ◆:映った願いを叶える鏡とされるが、実際は映った者の邪悪な分身体を生み出し、人格を狂わせて悲恋に追い込む、国家転覆、別世界にも危機を齎すといった厄災を複数回起こしている。
- 四災(ポケットモンスター) ★:人々の負の感情が剣や勾玉、器、木簡に宿り、怨念や憎悪を象徴するポケモン。
あまりにも多すぎるので代表格のみ記述。
- 聖杯:拝火教の悪神の名を与えられたサーヴァントの召喚と敗北によって汚染された願望器。対象者の願いを歪めて叶えるだけでなく、漏れ出した泥によって災厄を齎す型月界の呪物の筆頭格である。
- ケルヌンノスの遺骸:かつてとある存在を守った神の遺骸であり、上位存在でさえ扱いに難儀するほどの呪詛を1万年以上も溜め込んでいる。
映画
- 呪いのビデオ (リング) ★ ◆:意味不明で不気味な映像が録画された、山村貞子の呪いがかかったビデオテープ。これを見るとリングウィルスが発生し、7日後に死に至る。
- 分霊箱(ハリー・ポッターシリーズ) ★ ◆ ◎ △:闇の帝王が自らの魂をいくつかに分けて、いずれ訪れる復活に備えて用意した箱。
- 一つの指輪(指輪物語/ロード・オブ・ザ・リング) ★ ◆ △:冥王サウロンの精神的な力が宿り、装着した適合者の姿を見えなくさせ、感覚を鋭くする力がある指輪。指輪の魅力に取り憑かれた者は冥王の下僕か冥王そのものになってしまう。
その他
伝承
現実
- 黄金のマスク ★:ツタンカーメンのお墓の発掘に関わった人たちが、次々と急死し始めた。「ファラオの呪い」として実しやかに囁かれている。
- ホープダイヤ:スミソニアン博物館の所蔵する美しいダイヤ。持ち主を次々と不幸に至らしめては所在を転々としていくという民間伝承が余りにも有名。
- アイスマン:エッソ渓谷で発見された約5300年前のミイラ。このミイラに関わった研究者が次々と死んで8人の不審死が確認されている。
- E7系・W7系/H5系/800系 ◎:何れも整備新幹線の代表形式だが、どの形式も自然災害による被災廃車(E7系はなんと120両)が発生している。負の側面もあってか、特急呪物と化している鉄道車両。
- 683系 ◎:デビュー前の時点で既に廃車が発生した他、僅か12年の短命廃車も発生している。後者は会社の性格と照らし合わせると不自然で、(北陸新幹線に呪われた)在来線の特急呪物とも言える。
- 村正 ◎:数がある上にどれも切れ味がよく、名刀として徳川家に重宝された反面、不幸を齎した出来事も多い為、俗説による風評被害で妖刀呼ばわりされた。
- プリウス ◎:ハイブリッドカーのパイオニア。出荷台数が多く、相対的にノーマナー・ノースキルなドライバーにも多く乗られ、さらに操作に若干の癖があり、これらが噛み合った結果、暴走事故で悪目立ちし「ミサイル」の風評被害ばかりが認識される事となった。いわば村正と同じ呪いを受けた代物。
- アンジュ・カトリーナ/アステル・レダ ※:相手がドン引きするレベルの前のめり過ぎる絡み方をするため特級呪物の二つ名を頂戴したVtuber。一応どちらも絡みを本心から受け入れられないような相手にはきちんとした対応をしている、らしい。
- 潤羽るしあ ※:元ホロライブ所属のVTuber。2022年の誕生日グッズの中に指輪が含まれていたが、誕生日の1ヶ月後に起きた騒動が原因で契約解除となった結果、その指輪に「特級呪物」というあだ名がついた。上記の『呪術廻戦』にて指輪がキーアイテムとして登場することもそれに拍車をかけている。
- Atuk:未だに制作されていない「ハリウッドで一番笑えないコメディ映画」。主役に抜擢された俳優が次々と非業の死を遂げてしまう。
- 殺生石 ◎ △:九尾の狐が眠る地に存在し、近づいたら死ぬという逸話あり。一応、「殺生石」と呼ばれるものの大半は、付近に滞留する高濃度の硫化水素が原因で生物が死ぬという科学的な裏付けは取れている。
- デーモン・コア:実験用核物質として実験されたが二度に渡る臨界事故により関係者を死亡・それに至らなくても後遺症によって予後一生苦しんでしまった。
- アナベル人形 ★:ウォーレン・オカルト博物館にガラスのケースで展示されているが、少女の悪霊が取り憑いており、今もその力は健在。
- バズビーズチェア ★:このイスに座った者が続々と死んでいて、約65人も亡くなっている。
- ルドルフ・ヴァレンチノの指輪:イタリア俳優のルドルフ・ヴァレンチノがサンフランシスコの宝石店で購入した指輪でこれをはめて映画を撮影した。しかし店主曰く「この指輪にはよくないジンクスがある」。その後、ルドルフは病に倒れてそのまま亡くなり、その指輪に関わった人たちは次々と亡くなった。
- 心霊写真 ★(映った心霊の怨念による) ◎ △:映った心霊によっては通常のお祓いでも対処困難な写真が存在する。実際、写真を調査しようとした人が死に至らなくても後遺症を残す致命的な大怪我を負ったケースも。
- シュールストレミング ◎ △ ※:開けると強烈な悪臭を放つ。屋内で空けたら最後、一か月は住めなくなるレベルで臭いが沁み付く。
- アスリート弁当 ※:世に出れば、なぜが対象の選手が故障に見舞われてしまう。特に千葉ロッテマリーンズに多く見られる。
- 八咫烏の呪い ◎:FIFAワールドカップに於ける『優勝出来ない』系のジンクス。日本だけではなく日本代表と対戦した国にも及ぶ。
- 泣く少年:複製画を持った家が次々と火事に遭った。だが、絵画自体は無傷だった。
- チャクラ宙返り ◎ ※:マクドナルドの商品であるハッピーセットに、漫画『NARUTO』のキャラクター達が起用されたが、その中で邪神像的ななにかが産み落とされた。
関連タグ
呪物/呪具/呪いの装備/邪神像/危険物:特級に行かなくてもかなり驚異的な代物。