概要
株式会社バンダイが経営するアニメや特撮作品を主体とする限定グッズを取り扱う通販サイト。「プレバン」という略称で呼ばれる。
劇中でわずかしか登場しないキャラクター・フォームを立体化したフィギュアやガンプラの他、キャラクターとコラボした高級グッズ(時計など)やケーキなどの食品、変わったところではなりきり・コスプレ風の衣類を代表とするアパレル類を取り扱っており、受注生産という形で販売される。
ゴンさんフィギュアのような公式が病気な商品を出す遊び心も忘れない。
生産コストは莫大にかかるが売れる見込みがなさそうな商品が発売される事が多い。
ガンプラEXPOやガンダムベースで品切れになったガンプラやガンダム展の限定ガンプラ付きチケットの取り扱いもここで行われることがある。
公式の通販サイトなので商品は定価であり、加えて送料も高いのですぐに財布が軽くなってしまう事もしばしば。
また一回の発送毎に送料がかかるため、こだわりがないなら同じ発送月でまとめて発送する事が推奨されている(ものによっては個別配送の商品もあるので注意)。この点では一定以上の金額になると送料が無料になるタカラトミーモールに軍配が上がるだろう。
ちなみに、2018年前後に魂ウェブの販売にて問題が発生した代金引換支払いや後払いを停止し、ペイペイやクレジットカード支払いを主体に、代金支払い方法を統一したのだが、ページの脆弱性によるサーバーダウンは相変わらずなため、クレジットカード未所持、あるいはスマートフォン不所持者にとっては不親切になった側面も生じてしまった。
プレバン商法
しかし2010~2011年を境に「これくらい一般発売しろよ!」と突っ込まれそうなものまでプレバン限定で発売する事が増えたのである。とはいえ、プレバン以外にもこのような事態は起きており、国内では通販限定と謳っている限定商品もあるくらいなのでプレバンだけの特許とはいえなかったりする。
現在、プレバンのみの取り扱いになる対象に明確な基準は読み取れない。
ただ、二つほど言えるのは主人公および主人公機以外なら誰でも(酷い時はその主役ですら)プレバン限定の取り扱いになりうる事と主要キャラが多い作品は『美少女戦士セーラームーン』の内部太陽系戦士5人のフィギュアーツ以外、ほぼ100%全員一般販売された前例がない事である。
仮面ライダー
- S.I.Cキバ・エンペラーフォーム:主役ライダーの最強形態でありながら一般販売されなかった。仮面ライダーキバは玩具売上・視聴率共に苦戦を強いられた作品であったため、その所以なのだろうと推察されていた。その後に発売されたイクサ&ダークキバは何故か一般販売枠となっている。
- SHFクウガ・ライジングアルティメット:一体に交換用頭部を付属させれば済む黒眼版と赤眼版を、プレバンと東映ヒーローネットで別売り。(真骨頂アルティメットフォームは赤眼と黒眼の2つの頭で販売してたのに•••)
- ライダーマスクコレクションでは、全昭和ライダーを発光仕様で一同に並べる事ができる専用台座が発売された。その値段は驚愕の3万円。当時はここでしか手に入らない仮面ライダーシンのマスクが付属したため、コンプリートを狙う層は買うかどうかで苦渋の選択を迫られる事に。台座の外観や仕様はこれといって凝ったものではなく、ぼったくり商品としてマスコレ史に悪名を残した。
- だがその後、リペイント版のシンのマスクが一般で発売されている(一応、低封入率のレア枠ではあるが……)。
- 鳥をモチーフにデザインされたオーズ・タジャドルコンボのSHFは羽根だけプレバンの「エフェクトパーツセット」に回されて別売り。
- 多くの平成ライダー主役SHF最強フォームが一般販売される中、なぜか仮面ライダーブレイド・キングフォームはプレバン。またブレイドのマスク割れ頭部は交換用パーツ付属ではなく、上記ライアル同様の別商品。
- 敵怪人の多くはSHFでもプレバンが常であるが、そんな中でスコーピオン・ゾディアーツと仮面ライダーアビスは一般販売。
- 2017年以降は味方ライダーでも関係なく素体のパーツ流用が可能なライダーがプレバン送りとなる事が多く、仮面ライダービルドではビルドを流用できる仮面ライダークローズや強化フォームのラビットタンクスパークリングがプレバン、新規スーツのクローズチャージが一般だが仮面ライダーグリスがプレバン、ナイトローグが一般だが素体スーツのベースが同じブラッドスタークやヘルブロスがプレバンとなっている。
- さらにビルドでは初期フォームであるラビットタンクフォームの定価を下げる代わりに武器であるドリルクラッシャーが付属せず、プレバン限定のバイクに付属させることもあった。
- 「劇場版仮面ライダービルド Be The One」にて劇場版限定フォームへの変身アイテムとなるクローズビルド缶だが、今までの夏映画アイテムが一般販売だったのに対しこれのみ事前情報も無く映画公開日にプレバン商品として登場。前作のマイティクリエイターVRXガシャットと比較すると台詞収録の有無こそあるがこれには流石にファンからの批判が相次いだが、CSM公式ブログでの「メモリアルガシャットのような枠を兼ねたかった」という弁明している。このように散々な言われようだったにもかかわらず、翌年のジオウでも同じことをやらかしている(とはいえ、夏映画の公開時期には丁度次のライダーの情報の公開時期と被るため、このタイミングで夏映画のアイテムを一般販売しても売れないと判断されているからと思われる)。それどころか、ジオウに関してはそれとは別にメモリアルライドウォッチがプレバンで出ており、この商品で出たライドウォッチにはこれといったセリフが入っている訳でもない。ちなみに、ジオウ以降もこれは続いている。(一応ゼロワン以降のものは必ず劇中の台詞が収録されている他、例外はある。)
- 一方、4人のエースと黒狐以降はこれを改善する動きがみられ、仮面ライダーギーツワンネスコアIDは映画入場者特典、ワンネスレイズバックルとエックスアッセンブルは配布アイテム、ホッパー101とギガントライナーは一般販売のライドケミートレカPHASE:EX02に収録する等可能な限りプレバン限定品にならないように改善されている。
- 劇場版ライダーである仮面ライダーブラッドだが、一般販売のビルドドライバーとハザードトリガーに加えプレバン限定のグレートクローズドラゴンとラストパンドラパネルを購入する必要があり、変身アイテムの合計金額が2万は余裕で超えるという変身にコンセレレベルの金額を要求されるライダーとなった。一応コブラロストボトルはSGやGPを手に入れて塗装するという手法もあるが、放送初期の商品という事情もあり価格が高騰している。
- 実は、一般販売で無くとも、プレバンで売られるだろうと予想されていたアイテムが商品化しないのはこれが初めてではない。(友情バースト眼魂、バンバンタンクガシャット、キルバスパイダーなど)
- 2021年にはこうした未発売品が次々に商品化しており、忘れられているわけではない模様。
- とはいうものの、玩具化を前提としていないデザインの武器は商品化されない事が殆どである。
- 仮面ライダージオウでは、クウガ~響鬼までの歴代主人公の最強フォームライドウォッチがプレバン送りになり、DXライドウォッチセットとして、VOL.1がクウガ・アギト・龍騎。VOL.2がファイズ・ブレイド・響鬼の各3個セットで発売された。
- 仮面ライダーゼロワン本編にて、仮面ライダー雷の変身アイテムである「ドードーゼツメライズキー」だが、プレミアムバンダイ限定のゼツメライザーと同梱(因みにマンモスゼツメライズキーも同梱されているのだが、他のゼツメライズキーとは違ってガシャポン版も食玩版も出ていない)されている為、ただでさえ再現しにくいのに、公式画像のアーク復活の場面のものを再現する場合滅亡迅雷フォースライザーとエイムズショットライザーとプログライズキー(バイティングシャーク、フレイミングタイガー、フリージングベアー、フライングファルコン、パンチングコング)、更にブレイキングマンモスとプログライズホルダーを4セット買う必要があるので、その結果、上述の倍の4万円超えの金額を要求するライダーとなってしまった。但し、こちらに関しては変身の再現じゃない上に1話限りの登場ライダーだったので人気が見込めるか不明確な面もある(後に再登場したが)。
- 同じく仮面ライダーゼロワンで、復活した仮面ライダー迅が使用する変身ベルト「ザイアスラッシュライザー」がプレバン送りとなったが、怪人が使用するアイテムであるゼツメライザーやレイドライザーはまだしも、一応メインライダーの1人の強化アイテムに当たるベルトをプレバンで発売するのは如何なものかと物議を醸した。しかもグリスブリザードナックルやヨモツへグリロックシードなどと違い、1度きりの登場ではなく普通に本編で何度も活躍している。「真骨彫タジャドル(後述)と販売方法が逆」との意見も。
- 同じく仮面ライダーゼロワンで、第37話の天津垓が履いていた、ZAIAエンタープライズ製のZAIAパンツがプレバンで発売された。
- プレミアムバンダイで受注が開始された「S.h.figuarts 仮面ライダー1型」だが、予約ページの仕様解説の表記について、1型の各種装甲で使われているグリーンが「塗装」ではなく「成型色」だということを、あろうことか発送1ヶ月前にサイレント訂正する事態が発生してしまい、この「上げて下げる」ような対応には流石にユーザーからの批判が集まっていた。
- 後日YouTubeで配信されたバンダイスピリッツの生放送内にて担当者が謝罪しており、「生産上は最初から成型色で進められていたが、予約ページの表記が間違った「塗装」表記のまま受注開始から受注終了まで進んでしまった」と説明はされていた。
- 昭和ライダーの真骨彫でのリニューアルで一般販売されたのは仮面ライダー1号、仮面ライダーBLACK、仮面ライダーアマゾンのみ。演者が未だ健在かつ、昭和ライダー世代に絶大な人気があるはずの仮面ライダーV3でさえも、プレバン商法の餌食となったため、真骨彫製法による栄光の七人ライダーのリニューアル品は(放映からの年月の経過による演者たちの引退や物議を理由に)受注生産に絞られるのではと、懸念されている。
- 仮面ライダーリバイスは、変身ベルトに限って見るとプレバン商法が最も深刻とまで言われるシリーズ。具体的にはリバイスドライバーとツーサイドライバー以外は全部プレバン送り、という事態である。一応個々のベルトに限って見れば「デモンズドライバーはその高機能ぶりから一般販売には無茶がある」「リベラドライバーは3号ライダーとはいえ女性ライダー専用ベルトのため売れ行きに不安が残る」と説明はできるのだが、それでも金額が1万を越えて一般販売向きとは言い難いデモンズはともかく、他のベルトとほぼ同じ価格のリベラは一般で良かったのでは、と批判や難色は一定数あるのが実情である。
- 余談だが中国では普通にリベラドライバーが一般販売されていたりする。劇場版限定のサイクロトロンドライバーもある。
- 更にはリベラドライバーのリデコ品たるウィークエンドライバーも同じことになっている。
- デモンズドライバーのリデコにあたるベイルドライバー&デストリームドライバーユニットもプレバン限定品だが、こちらはデモンズドライバー同様の高機能の上作中台詞がふんだんに収録されているためこちらの批判は少ない。
- リベラもウィークエンドもギミック的には一般販売できそうなものだが、原因として変身者が女性でメインターゲット層の需要に合致しないからと思われる。実際前作『セイバー』でも煙叡剣狼煙がプレバン送りになっている(これは登場時期の影響も強いとみられ、実際同時期に登場した時国剣界時もプレバン送りになっている)。『ゼロワン』でのエイムズショットライザーや滅亡迅雷フォースライザーは他の男性ライダーも使用するため一般販売されている一方で、変身アイテム単独でもときめきクライシスガシャット、ライトニングホーネットプログライズキーは普通に一般販売されているので基準は不明。
- DXバイスタンプに関しても一般品が主人公の使うもの+α程度であり、一般品があまりにも少ない事態に陥っている。
- 但し、これは近年問題になっていた放送終了後の売れ残りを防ぐ目的もあると思われる(実際、レジェンドライダープログライズキーは大量の売れ残りを出してしまったとの情報もある)。
- 極めつけに(本来登場させる予定は無かった、一段前のリペイントである事情ありきとはいえ)、2号ライダーの最強フォームのアイテムも登場した時点からプレバン送りになる可能性が懸念されており、それは現実となってしまった。次回作とのバッティングも考えると仕方ない点はあるが、販売方法がまさかのメモリアルアイテムとの抱き合わせ。
- DXバイスタンプに関しても一般品が主人公の使うもの+α程度であり、一般品があまりにも少ない事態に陥っている。
- 流石にマズいと感じたのか『仮面ライダーギーツ』は変身ベルト自体の種類が非常に少なく抑えられ(レーザーレイズライザーを入れても4種類)、その中でプレバン限定品はデモンズドライバー越えの高機能液晶ベルトヴィジョンドライバーとジリオンドライバーのみとなった。
- 一応ライダーコアIDの大半がプレバン限定品となっているが、そのどれもが作中で長期的に登場しないライダーばかりである他デザイアドライバー自体の音声は変わらないので、リバイスと比べると批判は格段に減っている。また、このコアIDのシステムによって女性専用ベルトの売れ行き不安を解消している。
- 主人公が使用しなかったレイズバックル(特にブーストマークⅨレイズバックル以降)は全てプレバン発売となっているが、次回作とのバッティングに加えリバイスと違いそれぞれ単品販売なため批判は減った。またデザイアドライバー・ライドルベースの単品販売をはじめ、ブーストマークⅨは品薄が続いたためにプレバン再販が行われるなど、消費者の手元に行き届くよう様々な試みがなされている。
- 一方、商品の供給が多くのファンに届かなかったのか、かなりのレイズバックルが再販されたのだが、(ブログでは好評だった結果商品化に繋がったと言われているが)再販された商品が届いてから半年も経たない内、下手をすればよりによって再販版が届く月にメモリアル仕様が予約開始される事態になっており、理由は説明されても再販版を購入した人達への同情やメモリアル版の発表時期に対して不満や難色を示す声が出た。
- また、上記の理由があってもブジンソードバックル、ファンタジーレイズバックル、ワンネスレイズバックルのメモリアル化はそれぞれ「本編終了後に届く商品」、「次回作の早期購入特典」だったので、同作の序盤のキャンペーン品であればまだしも(序盤の配布アイテムのメモリアル化はプロトマイティアクションXガシャットで実例がある)、発送から1年も経たない内だったり他作品のベルトを買ってまで手に入れた商品のメモリアル化にも不満の声が上がってしまった(似た様なケースでは後述の『スーパー戦隊シリーズ』にもあるが、基本的に放送中に届く上に台詞も搭載されており、実質的なプチメモリアル仕様として一定の完成度があるので話としてはかなり違っている)。下手をすれば、抱き合わせでも1回でちゃんと出したバイスタンプの方がまだマシと言われる事も。
- また、『リバイス』から恒例になりつつある(公式も明言している)プレバン限定の1万円越えのベルトであるヴィジョンドライバーやこれまたプレバン限定のジャマトバックルのメモリアル化に伴い、同じケースがある『スーパー戦隊シリーズ』のプレバン限定商品と比較しても明らかに異常と言える量になっており、『ガッチャード』が終了して『ガヴ』の放送が始まっている時期に『ガッチャード』では無く『ギーツ』のメモリアル商品ばかり出てしまっている状況に『ギーツ』ファンでも流石に不満や難色の声が増えている
- 『仮面ライダーガッチャード』では、ドレッドライバーとアルケミスドライバーユニットがプレバン限定となった。ドレッドライバーは液晶ベルト、アルケミスドライバーは女性ライダー専用アイテムであるためこれまでの例を見ると順当な流れ(ただしアルケミスドライバーで変身する仮面ライダーマジェードは本編で長く活躍することが見込まれる2号ライダーである上に2号ライダーの基本形態ですらプレバン限定にはいくら女性ライダーでもその扱いには一定の不満や難色を示す声はあった)。
- ついでに言えば、アルケミスドライバーの再現にはガッチャードライバーも必要であり、総額は定価だと1万円を軽く超えてしまう。これは3号ライダーのヴァルバラドライバーも同様だが、あちらは再現に必要なガッチャーイグナイターを含め一般で完結する。
- ただし、アルケミスドライバーユニットにはライドケミートレカ全個別認識・発光ギミック・2人の声優によるユニゾンボイス、仮面ライダーウインドの変身再現等単一の変身ベルトと言っていいレベルの大量のギミックが仕込まれているため、ガッチャーイグナイターと比較してもとかなりの豪華さであり、この仕様で女性限定アイテムならプレバンでも仕方ない部分はあるとの意見もある。
- 終盤もしくは夏映画に登場したガッチャードライバー(デイブレイクVer.)、エルドラドライバー、マジェスティードライバーユニット、ヴァルバラドライバー黒鋼ユニットは全てプレバン販売となったが、これは例年通り登場時期の都合である(エルドラドライバーはその上液晶ベルトである)。
スーパー戦隊
劇中で登場人物が着てた衣裳や装飾品をプレバンの「バンコレ」から販売したり、特命戦隊ゴーバスターズ以降のレジェンドモバイレーツに対応しないレンジャーキーをプレバンの「ガシャデパ」というガシャポン製品を取り扱うショップで販売していたが…。
以下、それらの例
値段が高い。
- レンジャーキーセット 獣電戦隊キョウリュウジャー レンジャーキー13本&音声デバイス(モバイレーツが対応しないための処置)12個 16200円
- レンジャーキーセット 獣電戦隊キョウリュウジャー デーボス レンジャーキー10本&音声デバイス9個 16200円
- レンジャーキーセット rainbow edition(烈車戦隊トッキュウジャー) レンジャーキー40本(後述)&音声デバイス1個 29999円
- レンジャーキーセット 2000th edition(手裏剣戦隊ニンニンジャー+ジュウオウジャーでゴーカイジャーが使用した2本) レンジャーキー12本 音声デバイス無し 16200円
- レンジャーキー MEMORIAL EDITION Anniversary Heroes and DONBROTHERS Set(暴太郎戦隊ドンブラザーズ+10年間隔前の戦隊) レンジャーキー28本 音声デバイス無し 14300円
- レンジャーキー MEMORIAL EDITION Anniversary Heroes and King-Ohger Set(王様戦隊キングオージャー+10年間隔前の戦隊) レンジャーキー35本 音声デバイス無し 17600円
単純計算で最初のセットから最新のセットは音声デバイスがまるっきり抜け落ちて同価格。
次にラインナップも賛否が激しい。
- 戦隊シリーズでは変身前のメンバーが着ているジャケットや上着のみを販売している戦隊と、一式まるごと販売している戦隊の差が極端である。
- ゴーバスターズの戦隊メンバーの衣裳一式では、グローブ・サングラス・ブーツがラインナップに入っておらず、劇中宇佐見ヨーコがジャケットの下に着ていたハイネックシャツや、オペレーターがジャケットの下に着ていたTシャツも未商品化のまま。
- キョウリュウジャーのキーセットでは番組終盤に登場した二代目キョウリュウジャー(色や性別が違う)が別枠でラインナップされているが、レンジャーキーでは唯一の例外を除いて男女の別は無い。
- キョウリュウジャーの衣裳関係では商品化されても不思議じゃなかった桐生ダンテツ、弥生ウルシェードの衣裳が未商品化。その一方で「恐竜大決戦!さらば永遠の友よ」に登場した闇堕ちしたキョウリュウジャーのメンバーが着ていたジャケットが商品化されている。
- トッキュウジャーのキーセットでは乗り換え変身したバリエーションが全てラインナップされている。レンジャーキーでは別フォームや強化フォームは基本的に存在しない。
- 敵の攻撃で一時的に変化した0号や−100号といった存在もラインナップされている。なお、もちろんおまけなどでは無い分値段は跳ね上がる。
- ニンニンジャーはそういったレンジャーキーもないが同梱されているトッキュウ4号とキョウリュウピンクのレンジャーキーは過去のプレバン製品の再録である。
- ロストエディションとして販売された、レンジャーキーが存在するはずの無い番外戦士。懐かしのX1マスクや幻にして伝説の存在となったゴセイグリーンなど人によって感涙するかor何故出たのか?の2択になる。
- (ちなみにこの枠に入っていてもおかしくないネオジェットマンやVRVマスターや獣魔ハンター・ジークやジークジェンヌなどいまだ未商品化の戦士もいる。)
- ちなみにジュウオウジャー記念でニンニンジャーのキーが販売されたは良いが、肝心のジュウオウジャーのキーは最終回からしばらく経っても商品化されず、以降に放送された戦隊のキーは10周年にレッドのみが販売される。
- 魔進戦隊キラメイジャーの衣裳関連では、役者着用サイズまでラインナップに用意する徹底ぶりだったが、メンバーが劇中で着用していた靴のみ未商品化となった。
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズの衣裳関連では、ソノイ・ソノニ・ソノザの装飾品が商品化されて衣裳の方は商品化されずじまいだったこともある。
- スーパーミニプラで歴代戦隊の追加ロボや母艦を取り扱い限定商品として扱っているが、ラインナップが完全でない戦隊もある。(スカイエース、マシンバッファロー、獣将ファイター、メガボイジャー、メガウインガー…)
- 「戦隊職人」シリーズのひとつとして、完全変形によるクライナーロボがキット化されており、パーツの差し替えでシュバルツ専用機に再現はできるが、モルク専用機用のパーツはなく、皇帝専用機もキット化はされなかった。
- 同じく「戦隊職人」シリーズからは既発のDXシンケンオーと、DXトッキュウオーが超合金仕様で再キット化されたがDXが付いているにも拘らず、名義は「DX超合金」ではなく、ただの「超合金」だった。
他には
- メタルヒーローエディションとして「スーパーヒーロー大戦Z」に未登場のメタルヒーローのレンジャーキー(メタルヒーローキー)も販売されたが、過去のメタルヒーローキーに付属したメッキ塗装されたキーが付属しない中途半端なラインナップとなっている。
ガンダム
- 人気作品機動戦士ガンダムUCのもう一人の主役機やガンダムシリーズでも人気の高いガンダムW EWの主要機体のMGがプレバン限定に。この事件はモデラー界にも衝撃を与え、主役級のMGであろうが人気や売れる見込みがなければ受注生産になる(=それ以上に知名度の低く利益がみこめないであろう量産機などの立体化は絶望的)という厳しい現実を突きつけた。
- ただ、その割に本編に出た事すらないアストレイのSEEDファンすら知らなそうなバリエーション機や全身金メッキのユニコーンのMGは一般販売されている。
- なお、量産機問題に関してはHGUCバーザムの爆発的ヒットを機に改善の傾向が見られ(通称『バーザムショック』。HGUCの項を参照)、HGAWドートレスなど知名度・出番等の問題で派生機体共々プレバン送りという事はあるがシリーズ問わず一般販売での立体化が進みつつある。
- RGズゴックやHGエルフ・ブルック、マックナイフ、レギンレイズやMGザクウォーリアは専用機が一般販売されたが、複数買いの需要が高そうな量産機はプレバン限定。
- 比較的一般販売に良心的なROBOT魂だが、ガンダムSEEDの第1期GAT-Xシリーズでは5機中人気が低く出番も少ないブリッツガンダムだけプレバン限定になった。
- 劇場版ガンダム00に登場したHGダブルオーライザーの仕様変更品である粒子貯蔵タンク型を一般販売(MGとRGは最初から差し替えパーツ付き)。しかし複数買いの需要が見込めそうなHGジンクスⅣは公開から数年後にプレバン限定で発売。
- MG・HGCEストライクルージュを一般販売。MGルージュは新規のオオトリ装備付きだが、HGCEはストライクのランナーを完全流用したせいで付属品がエールストライカー。
- HGCEインパルスガンダムに至っては一部ランナー流用されているHGCEソードインパルス・ブラストインパルスがプレバン限定。
- RGインパルスガンダム及びSpecⅡも同様にフォースだけが一般販売。
- 鉄血のオルフェンズにおいてHG・1/144シュヴァルベ・グレイズは1・2話しか登場しなかったマクギリス機を一般販売、逆に1クール前後に渡って登場・活躍したガエリオ機が何故かプレミアムバンダイ限定。
- 一応、マクギリス機は大破しなかったのと一般販売だったためか後の第2期で再登場してはいるが。
- ユニコーンに登場したマイナー機体が多数立体化された際には、既存のリデコ製品であるマラサイやジムⅡは一般で販売されたが、バリエーション機の一部やガザcやドラッツェ、ゲルググ等袖付き仕様機の多くはもれなくプレバン限定。特にズサは袖付き仕様が一般販売、一般機がプレバン限定という逆転現象まで起きている。(ちなみに、同じ作品に出てくるドーベン・ウルフとドライセンは袖付き仕様・一般機共に一般販売でリゲルグはどちらもプレバン限定。)
- HGジ・オリジンシリーズの機体はプレミアムバンダイ限定の商品が多いが、中でもジム系のMSはプレバン送りが酷い。立体化されたジ・オリジンシリーズのジム系の機体は4つあるが、そのうち2つが一般販売で2つがプレミアムバンダイ限定販売だったのだが、その後4つの機体全部に新規パーツを追加したバージョンが販売され、それらすべてがプレミアムバンダイ限定品。(その後に5つ目のジム系の機体、ジム・ナイトシーカーが販売されたが勿論プレバン限定。さらにその後6つ目のショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備が発売されたが、こちらは一般販売。)
- 近年においてはガンプラに関しては一般販売商品の色変えやリデコ・拡張パーツが前提だったプレミアムバンダイ販売商品においても、完全新規製作のMS本体ですらプレミアムバンダイ限定販売であることが珍しくなくなった。(ドートレスとエルドラドートレスなど)
- ガンダムブレイカーバトローグの一部機体(ウイングガンダムスカイゼロやレッドフレームインバージョンなど)の様に、海外では一般販売だが国内ではプレバン限定という事例もある。
- 一般店舗ですら買うことが難しくなっているガンプラだが、一時期はプレミアムバンダイでゆっくり買えると評価されたが、実際はプレミアムバンダイでも予約開始であっさりと売り切れという事態になることも珍しくない。サイレントで復活ということもあるが、不親切極まりないことを平気でやっている。
- 2024年頃から1次受注は個数限定になりある程度落ち着いた…と思いきやドラゴンガンダムは鯖落ちを起こし3分で完売した。
- リック・ディアスやキュベレイMk-Ⅱ(エルピー・プル専用機)、ソードインパルスガンダム、(ガンダムシリーズではないが)ダンバインなど、旧版のHGキットは一般販売されたがリニューアルされたHGキットがプレバン送りになるケースもある。
- ガンダムビルドファイターズやビルドダイバーズ、ブレイカーバトローグで改造された機体のガンプラが一般販売されたにも拘らず、元になった機体がプレバン限定になる。
- (量産機ブームに便乗したという前提はあるが)デスアーミーですら一般販売なのに新世代シャッフル同盟のHGは全員プレバン限定。放送当時主人公機を除いて一番人気だったドラゴンガンダムも容赦なくプレバン送り。
- ククルス・ドアン仕様のオリジンガンダムとドアンザクがプレバン限定。それはまだ(公開当時は転売屋が非常に多く、映画館で取り扱うと迷惑がかかってしまう可能性があったので)いいとして、映画仕様のガンキャノンは一般販売。
- 更に言えば、敵役であるサザンクロス隊の高機動型ザクⅡ(地上用)も全機プレバン。武器や塗装、頭部のパーツが違うだけのウォルドやセルマ、エグバ機どころかザクと同じ武器構成で比較的一般でも出しやすいダナンやユン機までもが、である。
- 機動戦士ガンダム水星の魔女はモブ生徒の機体や一部機体を除いて、多くの機体が立体化・一般で出されていてプレバン送りも妥当なチョイスの機体が多い水星の魔女だが、メインキャラの機体かつ、印象的な活躍もあったダリルバルデやガンダム・ファラクト、ミカエリスの武器セットは何故かプレバン送り。当然ながら1次受注は瞬殺。2次受注も瞬殺されたことを受けてか3次受注が予告されてこそいるが、半年以上何の音沙汰もなし。
プリキュア
- SHFYes!プリキュア5。キュアルージュ・キュアミント・ミルキィローズがプレバン限定。しかも質が不安定であった。 更に、試作段階ではプリキュア5の初期メンバーは共通素体を用いたためか、スーパープリキュア、もしくはキュアレインボー形態再現用の追加パーツの販売の構想があったのか、背部にそのジョイント部の名残りと思われる箇所が存在した。
- ドキドキ!プリキュアに至っては主人公以外全員プレバン限定になった。
- 長年SHF化がスルーされていたスイートプリキュア♪は開幕のキュアメロディ&キュアリズムからプレバン限定。主人公勢だけは安全と言うジンクスもここで崩れた。 (なお、スイート勢はスカート周りに硬質素材が用いられているため、下半身の可動が犠牲にされ、下半身は飾り同然の可動域になっている。しかし、これ以後のプリキュアはキュアフェリーチェがそうであるように、コスチューム形状の複雑化、髪型のボリュームの増大が果てしなく続くため、アクションフィギュアとして良好な可動を得られるケースがスイートプリキュア♪以降に減少したことも、プリキュアのSHFでの販売がストップした原因と思われる)。
- ハピネスチャージプリキュア!を差し置いて、SHF化となったキュアフローラも当然のように「主役なのにプレバン」という憂き目に。
- キラキラ☆プリキュアアラモードでは子供用のなりきり仮装衣装「変身プリチューム」でまさかのキュアショコラのみプレバン限定という事態が発生している。
- 後にショコラの位置付けが「玩具販促に絡まない冒険枠」であったことが判明しているため、一般販売での売上が望まれないと判断された可能性もある。
- また、ひろがるスカイ!プリキュアのキュアウィングの「変身プリチューム」もプレバン限定となったが、変身者が男の子ということで、こちらも一般販売での売上が望まれないと判断された可能性がある。
- HUGっと!プリキュアはキュアアンジュが2022年現在も未販売のままである他、彩色見本の完成が確認されていた魔法つかいプリキュア!のキュアミラクルは愚か、製作が示唆されていたはずのキュアマジカルは音沙汰がない状態である。キュアミラクル、キュアマジカル、キュアアンジュのいずれも、ボリュームのある髪型、ひときわ複雑なコスチュームデザインであるが故にアクションフィギュアに向かないからと思われる。
- キュアミラクルの参考展示と同時期に、他作品における真骨彫製法に相当するリニューアルが、プリキュア15周年を期に企画されていたらしく、その栄えある第一号に選ばれたのが、プリキュアのSHFで最初期に展開されたため、見栄えも良くなった後発のSHFに比べ、可動と造形が明らかに見劣りしていたYes!プリキュア5のキュアドリームであった。だが、発表後にコロナ禍が発生した影響か、制作発表のアナウンスから5年近くが経過した2022年でも音沙汰がなく、事実上の頓挫状態と見られている。シリーズ内でも堅実な人気があり、シリーズ初期の作品である故に、シンプルなデザインを持ち、なおかつ近年の複雑なコスチュームデザインのキャラより確実にアクションフィギュアとして良好な可動が得られるはずのキュアドリームの再商品化が見送られている事はファンの展開終了の危惧を呼んでいる。
ドラゴンボール
- SHFドラゴンボールシリーズではクリリンやフリーザ様など多くのキャラクターが容赦なくプレバン。傾向として、スーパーサイヤ人形態だと一般販売されやすいようである。というか主役の孫悟空ですら通常時の黒髪版はプレバンだったり。
- しかしこの傾向は徐々に薄まりつつあり、後に素体をリニューアルした『孫悟空 地球育ちのサイヤ人』は一般販売されたり、フリーザも「ドラゴンボール超登場ver」として一部仕様変更し一般販売された。
- HGシリーズとして商品化された「ドラゴンボールZ 魔人ブウ完全セット」では、南の界王神吸収時の形態がハブられ、代わりにドラゴンボール超に登場したシェイプアップ形態がラインナップに挙がるという商品名からすると矛盾した構成に。
その他のキャラクター等
- 重甲ビーファイターの『ビーコマンダー COMPLETE EDITION』では甲斐拓也、片霧大作、向井健三のセリフが新規収録されてるのに、羽山麗と鷹取舞のセリフが未収録という大人の事情が顕著な仕様となってしまいCOMPLETE EDITIONには言い難い出来となった。そしてビーファイターカブトの『コマンドボイサー&インセクトコマンダーユニット COMPLETE EDITION』に至ってはビーファイターレギュラーのセリフが収録されず、作中でコマンドボイサーを通じての会話シーンがなかったビットのセリフが収録されるというこれってCOMPLETE EDITIONなの?という出来となった。
- ULTRA-ACTシリーズでは2011年に一般販売されたウルトラマンレオの後に登場したアストラが犠牲に。後に2014年、レオのリニューアルと同時にリニューアルされたがここでもプレバンで『ウルトラダブルフラッシャー』再現に於ける不満が渦巻いた。
- SHFNARUTOシリーズはうずまきナルト以外全てプレバン限定。
- ラブライブ!(μ's)のフィギュアーツ(僕らは今のなかで)は飛びぬけて人気の高いにこまきが一般販売決定後、のぞえりも一般になりラブライバーを安堵させたが、それ以外の5人は全員プレバン限定。ユーザーからはまず一般販売が濃厚だろうと予想されていた主人公と同学年のことうみがファーストライブ衣装・僕今共にプレバン限定にされ、すでにファーストライブ衣装の方が一般発売されていたからとはいえ主人公であり曲のセンターでもある穂乃果すら一般販売を許されず、予想の斜め上を行く面子が一般販売されるという奇想天外な結果となった。
- Bトレインショーティーでは実車が僅か2両しか無かった名鉄7100系を発売し、名鉄7700系と部品を共用していたが、7100系の方は中間車があったのに。7700系は先頭車のみで、中間車は発売されなかった(当初計画では7700系中間車はスカーレット色でセットする予定だったのではや、7300系豊橋鉄道仕様の販売も計画されていたのではとの噂もあった)。
- 魔神英雄伝ワタル_七魂の龍神丸NEXTEDGE関連で一部形状違いの白虎丸と悪墜ちVerの龍神丸-黒闇-がプレバン化。更には新規造形でファンの悲願であった真・夏鬼丸も同様に…『超魔神英雄伝ワタル』獅子龍神丸、鳳凰龍神丸、剣王龍神丸、白虎龍神丸、月光龍神丸『超力魔神大系』で未発売だった超魔神龍神丸や『2』のHG龍星丸、主役でない戦国龍神丸、リアル版空神丸すらも立体化されるがプレバン決定。フィギュアでもない設定資料集も新規ドラマCD込みで10000円近い値に。
- ブルースワットのディクテイター30th ANNIVERSARY EDITIONでは旧玩具版にあった排莢ギミックがオミットされ、さらに収録されてる発射のSE音も当時と違うというガッカリ仕様となり、SNSでも不満が渦巻いている。
「プレバン送り」
これらの現象は作品のファンから「プレバン送り」と揶揄される事もある。
特にここ数年のバンダイが商品の一般販売を取りやめ、プレバン送りにする基準はかなり厳しい傾向にあり、TBSの番組打ち切りの基準並みに容赦ない。2014年に消費税が8%に上がって以降ますます阿漕になったような…逆に言えば、こんな厳しい基準の中で上記のように内部戦士5人&セーラーちびムーンのフィギュアーツが全員一般販売されたセーラームーンの人気がいかに狂っているかも思い知らされる。
そのような現状に至った一因として「たまごっち騒動」と呼ばれることが過去に起きたことがあり、それが原因ではないかと考えられている。というのも過去に「たまごっち」が一代ブームになった時代、当時は現在のフィギュアーツやCSMに匹敵する争奪戦が全国の小売店で起きており、これを思ったバンダイが良かれと思って再販、増産したところ時期やタイミングが悪く一転して全国で在庫が余ることになってしまったという。このことに学んだのか、人気のある商品でもいつ売れなくなるかわからない、思いの外売れないかもしれないということから「人気のあるものでも油断できない」ということが考えられる。
しかし、人気の高さから一般販売だと特に激しい争奪戦が行われる人気商品では、逆にプレバン送りが要望・歓迎される事もあるようだ。実際に人気の高い商品が一般販売されると予約の時点から通販サイトや店舗において在庫の確保のためか早々に予約終了してしまうことや、転売されてしまうことから、これを望む購入者も多い。また、モラルの欠けたファンによる商品カタログ(「情報解禁前につき無断転載禁止」と書かれた玩具取扱店・業者向け資料)からのネタバレを防ぐ意図でプレバンに送られているものや、特にビルド以降のライダー夏映画のアイテムの多くがプレバン限定であるのは、公開前後にすでに次のライダーが発表されており、そちらとの市場の喰い合いを防止する意図もあると思われる。
製品レベルのばらつき
基本的にプレバンで発売される商品は一様に「完成度が高い」と言う評価を下される事が多いが、中には「これを通販限定とはいえプレバンが出したのか?」と言うレベルでの低品質なものも多い。
- 「トイストーリー」ではウッディやバズをはじめとする主要メンバーを集めて合体ロボを発売、ウッディは「シェリフスター」に、バズは「スペースレンジャーロボ」に合体、そしてこの2体が合体して「ガングレートキング」になる…のであるが、「シェリフスター」の合体部分に脆弱性が見られる部位があったり、「ガングレートキング」に合体させるとハムの足部分パーツとしての固定が緩く上半身の重量(1.5㎏相当)を支えきれず右側に傾いた挙句まともに立たせられないという事態が発生、『ピクサー』に喧嘩を売った形になっている。あまりの製品レヴェルの低さに某玩具レビュアーからは「怒りさえ覚える」「中華トイと同レヴェルかそれ以下」とまで評された。
- 仮面ライダードライブに関してはもはや只のプラスチック片も同然の「TKPB02 タイヤセット フォーミュラ」を限定発売している。専用ページ
公式通販サイトの乱立
また、バンダイナムコグループではプレミアムバンダイの他にも公式の通販サイトが下記のように複数存在している。
同じグループ内でもアカウント(バンダイナムコID)や一部の販売商品こそ共通の場合もあるが、内容や運営母体が異なるためやはり購入ルールの違いや送料の負担などが大きいという利用者からの指摘もある。1つに統合されれば使いやすくなり販売側の負担もある程度小さくなるのはここに書くまでもないことだろう。
- アソビストア … バンダイナムコエンターテインメント
- L-MART … ランティス
- ハピネットオンライン
- A-on STORE … バンダイビジュアル
最大の問題点
上記で問題点を挙げて来たが、実は1番重要かつ問題となるのは頻繁なサーバーダウンである。
プレミアムバンダイはアーツの先着販売やCSMと言った人気のシリーズを販売時には受注開始して1分と絶たずに鯖落ちし、購入しようにもページが動かず、繋がるようになった時には在庫が切れていて購入できないという事態がかなり高い確率で起こる。
幾度となく起こっているにも拘らず、一向にサーバーが強化される事もなく今も同じ現象が度々起こりこれに対する批判が後を絶たない。
上記の通り一般販売では争奪戦になりやすい商品を確実に購入できるという点がメリットの1つのはずだったのだが、結局こうした事態が起こってしまうために「これなら一般販売の方が欲しい人の手に渡るのでは?」という声が上がる事も少なくない。
しかし2020年の「S.H.Figuarts 真骨彫仮面ライダーオーズ タジャドルコンボ」の予約においては、転売ヤーなどの問題から非常に人気の高い商品故に一般販売されたことへの批判がTwitterのトレンドに載るほど相次ぐこととなった。実際に通販サイトの遅延やサーバーダウンによる予約失敗、Amazonやメルカリなどへの出品も見られ、プレバン送りが望まれ、「何故一般販売した」という普段とは逆の状況となった。
一応、カートへ入れてから1時間以上注文を確定せずにそのままにしておくと、自動的にキャンセルされカート内から削除されるので、定期的にページにアクセスしていれば予約可能となっていることもあるが、それでも購入のしづらいことは変わっていない。
また、在庫が切れた直後にすぐさま他所に転売が確認されるというのも批判の的になっている。
(もっとも、これに関してはプレミアムバンダイに限らずではあるのだが)
また、よくプレミアムバンダイ限定商品がAmazonなどに出品されていることがあるが、一部を除いて転売品である為修理などのアフターサービスが受けられなくなるので注意。
加えて、AmazonやYahoo!ショッピングなどにはプレミアムバンダイ公式サイトから無断転載したと思われる画像や商品概要の説明文が使われている転売品、およびマケプレ商品が出品されていることも多い為、限定商品を購入する際には注意(特にメルカリやヤフオク他ネットショップにて、プレミアムバンダイ限定商品が予約段階で出品されていることも多い為注意)。
余談
プレミアムバンダイではあるが、現在のスポンサーがバンダイではない作品のグッズもリリースしている。
その中の極まった事例のひとつが遊戯王(現在のメインスポンサーはコナミ)で、何と陶器の強欲な壺やデュエルディスクが販売された。何がどうなっているのかは不明である。もっとも遊戯王の場合、過去にバンダイから食玩やプラモデルを販売していたこともあってのプレバン販売なのだろうが。
(その後も千年パズルのプラモデルなども出た)
2024年で20周年を迎える『オシャレ魔女ラブandベリー』(セガの作品)も、セガの許諾を得たうえで公式グッズをプレバンで販売している。一例として、筐体のボタンを再現したマジカルボタン、キーホルダー、ヘアゴムなどがあるのだが…。
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タカラトミーモール タカトミ版プレバンだが、基本的に玩具専門となっている。限定品もあるがプレバンほどマニアックなものは少ない。稀に一般発売でもおかしくないものがモール限定となる場合があるがプレバンほど顕著ではなかったりする。Yahoo!や楽天にも店舗を出しているなどの違いもある。