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著名・代表的なゲームの邪悪キャラ
吐き気を催す邪悪を語る上では欠かせない面々。下記の面々よりもさらに邪悪極まりない。例えば同じドラクエシリーズのゲマは代表的な吐き気を催す邪悪なのに対しエビループリーズトは普通に吐き気を催す邪悪。
- ティラ(ソウルキャリバー)…渡り鳥と呼ばれる地下組織に属していた元暗殺者。行動目的はソウルエッジの新たな宿主を得ることであり、特にソフィーティアの子供に目を付けている。ピュラを新たな依り代にすべく暗躍する。
- エリュシオン(ソウルキャリバー)…Vで登場する霊剣ソウルキャリバーの意識体。その非道さはソウルエッジと変わりがなく、使命達成のために宿主を平然と洗脳する、宿主と世界を結晶化する、2週目パトロを洗脳できないだと気付たら異空間で即見捨てるなど非常に危険。しかもソウルエッジのような悪名だらけの剣ではなく、ソウルエッジの対抗手段としての役割は真実であり、ある意味でソウルエッジ以上に性質が悪い。最期は本当の意味に成長されたパトロに倒され、残された霊剣と邪剣も生還したアレクサンドル姉弟の手で破壊された。
- スリイ(ドラッグオンドラグーン3)…ウタウタイ姉妹の4女で、森の国を統べる。趣味は人形作りで、佳境に差し掛かると寝食も忘れて没頭する。しかし、その人形の素材に使われているのは、モンスターや人間。最高の兵隊を作るために、多くのモンスターや人間を手にかけている。
- フォウ(ドラッグオンドラグーン3) …ウタウタイ姉妹の5女で、山の国を統べる。優等生のような振る舞いを見せ、ウタウタイ姉妹の中で唯一ゼロと戦うことを拒絶しているが、実際の性格は、「自分は悪くない」と思い込もうとしている真性の偽善者。自分に責任が降りかからないならどんな残虐行為も平気で行い、姉であるゼロやワンに罪をなすりつけようとしたり、平気で姉妹の罵詈雑言を吐いている。
ただし、上記二つのスリイとフォウを含めたウタウタイ姉妹は、ウタの力の増大に心身が耐えられなくなると、精神が崩壊してしまう。そしてスリイがこの性格になってしまった経路や、フォウが自分自身をもっとも嫌っていることから、上記二人は哀しき悪役ともいえる。
- 玉藻前(無双OROCHI2)…遥かの昔に殺生石に封じられていた人物、その実態は他人の負の感情を糧にする魔性の女。遠呂智の誕生にも関わった諸悪の根源。遠呂智の力の名残りと妲己の気まぐれにより、妖蛇亡き後の異世界で復活を果した。最初はある時代で奪った破裂の神鏡を使って多数の武将を封印し、神鏡世界の鏡像武将で本物武将の負の感情を引き出す。神鏡が歴史改変によって武将に奪還された後、自分の能力で偽武将を造って様々の戦場で離間を繰り返した。
- ゲーチス(ポケモンBW・BW2)…「自分だけがポケモンの力を利用できる世界を作る」目的でプラズマ団を結成。詭弁で民衆の心を弄び、そして息子(N)を野望の道具にした。BW2では追い詰められた際、手にしたステッキで捕縛したキュレムを強引に操って主人公を直接攻撃させたほか、後にステッキからのジャミングでモンスターボールの捕獲機能を無効化させ、捕獲して所有権をゲーチスから切り離す手段を封じる徹底ぶり。BW・BW2での2度の敗北後、Nに説得されるが、無名のトレーナーに2度も野望を砕かれ正気を失った彼の耳には届かなかった。本作における全ての黒幕になったキャラは彼が初。ちなみにアニメ版では純粋にプラズマ団の総帥になった。 また劇場版では彼以上に邪悪な輩が登場している。(ただし、根は小悪党。)
「これは麗しい。ポケモンと人の友情!
ですが、ワタクシはポケモンを愚かな人間から自由にするため
イッシュの伝説を再現し、人心を掌握しますよ······!」
- ゲマ(ドラゴンクエストV)…非常に印象強い魔物。幼い主人公を人質に取って父パパスを殺害。さらにリメイク版では主人公とその妻を石化させ、自らの教団を裏切り教祖イブールにとどめを刺し、主人公の母マーサまで散々に傷めつけるなど、その悪行はさらにパワーアップ(ちなみにSFC版では純粋にイブールの部下のため、中盤に主人公らに倒される)。最後はエビルマウンテン(ラスダン)にて対決後、光に焼かれて死亡。数多のプレイヤーに衝撃を与え、DQシリーズでは珍しく主人公と「因縁」の要素が強いネームドボス。正直この作品のラスボスよりも印象強い。
「ほっほっほっほっ。子を想う、親の気持ちは、いつ見てもいいものですね。
しかし心配はいりません。お前の息子はわが教祖さまのドレイとして、
一生幸せに暮らすことでしょう。ほっほっほっ」
- カルラ(新桃太郎伝説)…シリーズでは珍しいシリアスな本作を本作たらしめる存在。残虐さ、手段を選ばない狡猾さ、言葉巧みに騙す卑劣さを併せ持つ。本作の登場キャラクターの死の殆どの原因であり、人間と鬼が共存する村を毒の雨で全滅させ、改心したダイダ王子を暗殺、そして大地の命の源であるかぐや姫の殺害により世界を海に沈めた。その非道の数々は邪悪の極みそのものだが、カルラ自身は生まれた時からの根っからの悪人ではなかったらしく、鬼の社会では致命的ともいえる戦下手のせいで出世の手段を選ばなくなったが為に徐々に性根が歪んでいった結果である事が作中でも僅かに触れられている。当時のスタッフ曰く、「ムカつくけど哀れな奴」。最期は桃太郎一行との最終決戦の中で、自分にしか見えないカルラの悪行によって命を落とした者達の怨霊の恐怖にかられ怯え、発狂しながら徐々に石化し、遂に物言わぬ石塊と化した。
「人間はすぐなまける!人間はすぐおもいあがる!人間はすぐ気持ちがかわる!」
「ぜいたくがしたいんだろ!女がほしいんだろ!人の上に立ちたいんだろ!」
「わかっただろ!オレ様こそ本当に夢をおいかけている男なのだ!ケーケッケッ!」
- ニャルラトホテプ(ペルソナ2)…クトゥルー神話に登場する邪神と同じ名を持つ、全ての人類の心のダークサイド、ネガティブマインドの集合にして化身そのもの。人の無意識が「滅び」を望むが故、世界を滅びへと誘うべく暗躍する。『女神異聞録ペルソナ』においても神取鷹久を裏から操っていた真の黒幕であり、『ペルソナ2』においても全ての黒幕として立ち回る。女神転生シリーズとその関連シリーズに登場する悪役の中でも群を抜くレベルの邪悪の極みの如き存在であり、その目的と真意は究極とも言える悪意に満たされているが、その邪悪さは、まさに「人間の心の闇」が持つ邪悪そのものでもあった。その設定通り人心を弄ぶ陰謀劇を好み、作中の多くの登場キャラクター達の心に付け込んで利用しては破滅や不幸へと誘い続け、無尽蔵の悪意で主人公の周防達哉と天野舞耶やその仲間達、そして世界の全てをどこまでも弄り続け、嘲笑う。『ペルソナ2罪』のEDにおいてニャルラトホテプの陰謀が成就した事によって引き起こされた悲劇は、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。全ての決着は、『ペルソナ2罰』にて着ける事になる。
- エコロ(ぷよぷよ7)…ぷよぷよの歴代悪役キャラの中でもトップクラスのどす黒い心の持ち主。アルルを操り宇宙をぷよで埋め尽くすための道具として利用した張本人。アルルを操ってる際には多くの人々を騙した。それらだけならまだしも、更にはアルルの体で弄んだ可能性が高い(サタンのセリフより。後述も参照)挙句の果てにはアルルを用済みと罵り、りんごを操ろうとしていた(しかもアルルより具合よさそうと言っている)など後味の悪さを所々残している、歴代主人公の一人の悪用の徹底ぶりを見せた。 『20Th』でも再び悪行を働いており、サタンにその片棒を担がせている。今度は協力すること、及びみんなを楽しませるのを口実に裏では利用しているパターンである。『ぷよテト』では直接悪事を働いてはいないものの、これまでの行いからりんご達にサタン共々黒幕と誤解された。
- モノクマ&???(ダンガンロンパシリーズ)…前者は希望ヶ峰学園の学園長を自称する、クマの形をした動くぬいぐるみ。あの手この手で動機を提示して生徒達が殺人を行うよう煽ったり、ルール違反を犯した生徒や学級裁判で犯行を暴かれた生徒を「おしおき」と称して平気で処刑してはそれを笑う外道。そしてそれを操る後者は…作品の根幹に関わるようなネタバレになってしまうので、実際に原作をプレイするかTVアニメ版を見るかして、実際にこの目でしかと確かめて欲しい。
「エクストリーム!」
「オマエラおしおきしちゃうよ!」
アークシステムワークス
- おかだ(りき伝説)…武赦紋漸の特攻隊長。相手を一度見つけたら追いかけ続ける執念深い性格。池袋から帰ってきたりきに目をつけて実力を見物し、捨て台詞を吐いて去る。そして、りきが池袋で喫茶店に行く間に花園狩りを実行し、部下を利用して花園高校の生徒を痛めつけさせようとし、自分は新宿のゲームセンターに居座り続けている。それを知らされたりきの怒りを買って追い詰められ、退散するも、みすずにぶつかり、袖掴みビンタを食らわされ、りきよって止めを刺された。それを総長であるまえざわに知らされ、武赦紋漸から追放された。横須賀行きの高速道路でりきを待ち伏せし、逆恨みで挑むも、またしても敗北し、りきの実力を認めた。上述のとおり部下を利用して自分は見物し、天敵の仲間を痛めつけさせるという執念深く卑劣な性格でもあるため、特にりきにとっては憎悪の対象であって外道なキャラでもある。
「おれはしつこいぜ~。楽しみにしておけ、ボケ!!」
「うるせぇ!てめぇを倒したら花園狩り再開だ!仲良く病院のベッドで慰めあうんだな!ボケが!!」
「まだだ!てめぇはこの程度でくたばる奴じゃねぇ!!」(りきがおかだに言い放つセリフ)
- ハザマ/ユウキ=テルミ(ブレイブルー) …黒幕。言動はチンピラ臭いが頭脳面は狡猾で切れ者。カズマ=クヴァルの事を忘れられないトリニティをそそのかして自分にかけられた拘束魔法をトリニティに解除させてからナインを殺害、レイチェル達が動けない状況を見計らって獣兵衛とハクメンの封印を企む(ただしハクメンの機転によって逆に自分も封印される)、初作『カラミティトリガー』の物語が始まる7年前にナインの妹の力を警戒して殺害、ラグナを重傷に追い込む、ジンとサヤを誘拐(サヤはレリウスの依頼)、ジンを利用し放題、ラムダを殺害、ノエルのムラクモ覚醒のためにツバキを利用した挙句貶しまくるなど、外道そのもの。登場キャラの中では特にラグナ・ジン・ハクメン・ココノエにとって憎悪の対象でしかなく、元部下であるマコトも嫌悪感と警戒心を隠していない。テルミはどこぞの航空参謀のように歴史上では裏切り者とされている。
「あー……テメェの出番は終わったんだよ、そのまま死んどけ」
- レリウス=クローバー(ブレイブルー)…カルル=クローバーの実父。自分を含め世界のすべてを研究材料としか見ていない狂人。そのため娘と妻を兵器に組み込んだり(妻は魂、娘は生身の一部)、テルミにサヤの誘拐を依頼するなど、非人道的なことでも平然とこなす。思考は狂っているが言動は沈着冷製で理性的。実験結果などで想定外なことになると自身の未熟さを素直に認め、戒めるといったこともできる。
「よい実験材料になりそうだ」
「No.12が蒼を継承するとはな、私もまだ未熟か……」
SNK
- 斎祀(KOFシリーズ)…西洋の地球意思、「遙けし彼の地より出る者」のリーダーでアッシュ編の最終ボス。しかし、リーダーの座は本当に実力一本で取っただけだったらしく、その本性は、シリーズでも屈指の嫌われ者である同朋・禍忌が人格者に、シリーズでも前代未聞のウザキャラ主人公である子孫・アッシュが爽やか好青年に見えてしまうほどの腐れ外道。自分以外を断じて認めない狭量さと、無界さんを殺した理由の身勝手さからプレイヤーを敵に回し、更にはアッシュの入れ知恵で同朋の中から離反者が出るなど散々な目に。敗れた後もアッシュに憑依してしつこく襲い掛かるも、最期はそれが仇となってアッシュの捨て身の奇策で死への恐怖に怯え喚きながら消滅した。
「お前らごときが 俺に勝てるわけがないだろ?」
- ルガール・バーンシュタイン(KOFシリーズ)…ブラックマーケットを牛耳る人物。自らの趣味のために格闘家を殺して銅像コレクションにしたり、草薙柴舟を洗脳して息子と戦わせる等、我儘な幼児の如き残虐さを発揮する生まれついての悪。プロフィールでも「大切なもの:悪の心」「嫌いなもの:正義」と記されているほどである。そんな彼も、奪い取ったオロチの力の暴走によって塵となり消えてしまうという、因果応報というべき末路を迎えた。
「勝利など容易い!」
カプコン
逆転裁判シリーズ
- 一柳万才(逆転検事2)…元検事局局長にて検事審査委員会会長。一柳弓彦の父。涙もろく、一見してみると親馬鹿に見えるが自らの地位を乱用し、自らの利益に反する人間を社会的に抹消、もしくは殺害をたくらむ外道。それだけならまだしも、最終話では犯罪を犯した自分の仲間を無罪にさせるために息子からの信頼を利用した。その悪行の末に、あまりにも意外な人物に引導を渡された。後述の狩魔豪や巌徒海慈とは同年代で立ち位置も似ているが、そちらはまだ自分なりの信念を持ち最後は潔かっただけ、純粋に己の欲望だけで悪行を繰り返し、最後まで往生際が悪かったこいつよりは遥かにマシだったのかもしれない。
「……言ってる意味、わかるよね? 無力な、“元”検事くん?」
- 王都楼真悟(逆転裁判2)…『大江戸戦士トノサマン丙!』の主演俳優にして藤見野イサオ殺害事件の被告人。「春風のようにサワヤカなアイツ」というイメージで売っているが、その実態はかなりの女たらし。彼に遊ばれた元マネージャーが自殺したぐらいである(実際にはもう少し回りくどい原因があるのだが)。普段は前髪で隠しているが、右目にはひっかき傷があり、それを見せると凶悪な風貌になる。結局、彼は殺人犯ではなかったが、そのかわりに殺害の依頼をしていたことが判明。しかも自分が捕まるまいと色々と工作をしていた。成歩堂は彼の弁護の是非に悩まされるが、警察関係者らの協力で危機を脱出。王都楼の罪が立証され、狩魔冥によるムチのフルコースが確定した。余談だが、正体露見前の彼の台詞をよく聞くと所々腹黒さがみられる。
「前から気に入らなかったんだ。目の前チョロチョロしやがってさ。」
「やっぱり、人質をとられるとちがうねぇ、弁護士さん‥‥。」
- 風見豊(逆転検事2)…高名な菓子職人。ストイックで真面目な人物と思われがちであるが、実はDL6号事件の遠因となったあの裁判の原因、すなわち逆転シリーズの諸悪の根源。しかもそれ以外にも禍根を残している。この男が天海一誠の菓子に自分が殺した人物の遺体を隠したために事態が複雑化。しかもそれを棚に上げて責任転嫁して反省の色ゼロ。散々悪態をつきまくっていたが、最後は自分が利用し続けた法律の抜け穴に躓いて御用となる。あれだけの不誠実っぷりを見せつけた以上、天海一誠とは違って獄中にいる間は決して菓子を作ることは適わないだろう。 と言うかこいつの作った菓子なんて恐ろしくて食えたもんじゃない。
- 氷堂伊作(逆転検事2)…裏で彫刻家ポール・ホリックとして名を馳せている男だが、↑の風見豊同様逆転シリーズの諸悪の根源となった男。一応風見に殺された被害者であるが菓子作りコンテストで風見と共闘関係だったのに一方的に裏切った末それをネタに脅そうとし、更に反論された際暴行を加えたり、風見の優勝を妨害するために自分の息子に味覚障害の風見の代わりに味見をしていた風見の息子を監禁させるなどどうしようもない外道。後にそれが原因で自分の息子は殺されることになってしまった。そもそも彼が裏切らなければ事件が起きることがなかった可能性が高いのである意味風見よりタチが悪い。はっきり言って殺されても何の文句も言えない。
- カーネイジ・オンレッド(逆転検事)…アレバスト王国日本大使館の全権大使。かなりの老齢で、失敗した時自分を責めるあまり自傷行為に走るほど責任感が強いが、その正体は作中で一貫して敵として存在する国際密輸組織の首魁で、物事をゲームに例える一種の愉快犯ともいえる大悪党。正体露見後は往生際の悪さを発揮し、自分の権力を最大限駆使してとにかく捕まるまいと粘りまくる。そのため彼との最終決戦はとにかく長丁場になるので注意。最後は御剣の『ゲームオーバー』宣言と共に年相応に老化。EDで裁判の担当検事が冥に決まったため、ムチのフルコースが確定してしまった。
「わかるかね?私と君たちとではそもそも住む世界が違うのだ。」
- 狩魔豪(逆転裁判)…40年もの無敗記録を誇る伝説の検事にして御剣検事の師匠。完璧主義者であり、被告人の有罪を完璧に裏付けることが彼のモットーだが、問題はそのためにあらゆる不正を行っていたこと。しかも被告人が無実であれどお構いなし、容疑がかかれば問答無用で彼らの人生を台無しにしてしまう。内容としては、証言操作・証拠品の捏造および隠蔽・被告人に対する悪質な取り調べなど。とある事件の裁判にて不正の一部を暴かれ、狩魔の名に傷を付けられた。その逆恨みとしてあのDL6号事件を引き起こすこととなった。そして15年後の時効を迎える寸前にその罪および被告人に殺人教唆をしていたことを成歩堂に暴かれ、40年間の無敗記録と共に検事生命を絶たれた。あれだけプライドの高い人物であった割には、敗れたときは意外にも潔く負けを認めたのだった。
「‥‥‥‥決定的な証拠。決定的な証人。‥‥他に何か、必要なものは?」
- 巌徒海慈(逆転裁判 蘇る逆転)…地方警察局の局長であり、年に似合わない筋肉質な体系を持つ一見気さくな男だが、その本性は「自分の利益になること以外は一切しない」卑劣な暴君。自身の犯した犯罪を宝月茜に着せ、それをネタに宝月巴を脅していた。その上さらに犯した殺人の罪を巴に着せた。また狩魔同様以前から証拠の捏造があったことも発覚している。最後は成歩堂と御剣により追い詰められるが、潔く罪を認めその存在を喜んだ。その迫力と悪役っぷりから逆転裁判史上最高のラスボスとして評価が高い。
「罪にキビしく、ヒトにキビしく。‥‥それが、ボクの生き方だから。」
- 小中大(逆転裁判)…「コナカルチャー」社長。成歩堂龍一の先輩、綾里千尋を殺害した張本人。さらに証拠捏造によって真宵を、職権濫用によって成歩堂を容疑者にしてしまう。喋る上でも怪しげな英語を交えて話すなど、いちいちムカツク奴。そしてコナカルチャー自体、脅迫による金品巻き上げで利益を上げるという悪徳企業だった。結局、それをネタに(真宵に憑依して戻ってきた)千尋に追い詰められ、殺人を認める羽目に。
「いいか!ポリスや検事局はぼくの言いなりなんだ。」
- 綾里キミ子(逆転裁判2、逆転裁判3)…綾里春美の母。綾里千尋と綾里真宵の母・舞子の姉で、二人にとっては伯母にあたる。『3』では更に二人の娘がいることが判明する。倉院流霊媒道家元の家に長女として産まれながら霊力が妹の舞子に劣っていた(綾里家では基本的に姉の方が霊力の遺伝が強い)ため、舞子に家元の座を奪われ、里の人々から蔑まれた過去を持つ。そのため、自分の娘を家元にすることに執着し、千尋亡き後は家元の血を継ぐ最後の一人である真宵の排除を画策する。『2』では真宵が受けた霊媒の依頼を利用して彼女を殺人犯に仕立て上げようとしたが、成歩堂の活躍によって失敗し、逆に自分が真犯人の共犯者として逮捕された。しかし、キミ子の狂気はこれで終わらず、『3』にて自分を信じ切っている春美を言葉巧みに誘導し、死刑が執行されてこの世を去ったちなみを霊媒させ、春美の体を借りたちなみに真宵を暗殺させる計画を発動する。暗殺は成功したかに思われたが、計画を事前に察知したゴドーと、彼に協力したあやめと舞子、そして真宵が助けを求めた千尋によって計画は失敗。法廷で全てが白日の下に晒されてしまった。その生い立ちや境遇など同情できなくもない点はあるが、実の娘達、特にちなみの死や幼い春美さえも自分の野望のための駒として利用する常軌を逸した家元への執着と狂気ぶりはシリーズでも屈指のどす黒さと言える。
「覚悟なさいな・・・・舞子・・・・。」
「全てはあの、忌々しい本家の娘・・・・、綾里真宵を葬るためだったのに。」
- 美柳ちなみ(逆転裁判3)… 綾里キミ子の娘であやめの双子の姉。又、綾里春美の異父姉でもある。キミ子が宝石商の父と離婚してからは、美柳勇希が義理の姉。14歳のとき、勇希と家庭教師であった尾並田美散を巻き込んで狂言誘拐を企て、身代金のダイヤの原石を持ち去ったまま5年間失踪。その後、数々の犯行を重ねるが全て失敗に終わり、死刑判決を受ける。しかし、死後も裁判で自分を有罪に追い込んだ千尋に復讐する為に獄中でキミ子と共謀し、真宵の殺害を企てる。可憐な容姿と作中で見せた悪女っぷりのギャップがすさまじく、彼女のせいで多くの人間の人生が狂わされた。また、成歩堂のトラウマの一因ともなっている。成歩堂が彼女の怨霊と対峙し、その呪縛から本当の意味で解き放たれる場面は、逆転裁判屈指の名シーンである。
「ほんッと、宇宙のはてまでたよりにならないオトコ。あれほど、わたしのコトはだまっておけ、って言ったのに。‥‥クズがッ!」
戦国BASARAシリーズ
- 織田信長(戦国BASARA)…魔王。日ノ本全土を焦土と化すために天下統一を目指す。一体なんのためにそんな事をしようというのか誰にも分からない。無印→『2』→『3』とナンバリングが進む毎に魔王っぷりに磨きが掛かる。ただし日ノ本を最初から焦土にしようと考え始めたのはアニメ版からで、ゲームでは基本的に天下統一の動機は世界征服の前準備であり、身内に対しても多少の情は持っていた(『1』では蘭丸の死に激しく狼狽え、『2』では濃姫やお市に対してその死を悼む呟きを発している)。
『3』では天海の暗躍により見事復活、正真正銘の「魔王」となった。
「百鬼眷属、我が背名にあり…我が開くは地獄の蓋よ…」
- 明智光秀(戦国BASARA2)…変態にして快楽殺人者。殺人欲求を満たすために各地の大名のもとへ攻め込んでは兵士のみならず武器を持たない者にまでも殺戮の限りを尽くし、渇きを潤そうとする。信長の下にいれば自身の殺人欲求を満たす事が出来るという理由で服従していたが、いつしかそれが信長への思慕にも似た殺意へと変貌してゆき、信長の殺害を至上の目標とするようになった。敵にはもちろん時には味方の兵士にも見境がない。それゆえ味方にも攻撃が当たる上、装備する武器・特技によっては味方の兵士を切り刻み、体力ゲージを回復する事も可能。
『3』では信長を自らの手で殺すという目的の元、その血を供物とする為に心の壊れていたお市を殺害した。
「虫をいたぶるのは手軽さが美点です。放っておけば、いくらでも増える」
「信長公の怒り、叫び、血しぶき… ああ、やめられない!やめたくない!」
- 毛利元就(戦国BASARA3)…黒幕。だいたいこいつのせい。長曾我部元親の留守中に四国を壊滅させ、その仕業を彼の親友の徳川家康になすり付け、ルートによっては殺させる。時には同じく黒幕である大谷吉継や総大将の石田三成をも嵌めて殺害している。しかし彼の言うことは正論も多いので、余計性質が悪い。またあくまで目的は「自国の安泰」と非常にまともではある。が、その人心を踏みにじる生き方を元親から「一人ぼっち」と評され、思わず取り乱した。 彼も明智と同様味方の兵士にも攻撃が当たる。また味方の兵士をぶん殴って飛び道具とする攻撃が可能。それゆえ明智から「お友達になりましょう」的な誘いを受けた(流石に心外なのか速攻で拒否した)。なおアニメ版もやっている事は負けず劣らず邪悪だったが、最終的に真田幸村との戦いで爽やかにレッツパーリィした。
「実に楽な戦であった。貴様の無能さに感謝するべきか」
- 松永久秀(戦国BASARA)…欲しい“宝”の為ならばどんな残虐な手段も厭わない戦国の梟雄。彼の欲する宝とは「物」「感情」「関係性」など様々であり、手に入れたものに飽きると物であれ生きた人間であれ燃やして捨ててしまう。その末路は彼が「物」も「人」も”モノ”として同等に扱っている故である。また的確だが悪意と皮肉に満ちた言葉を万人に投げかける。上記の邪悪三人とて例外ではなく、痛烈な評価をされた。
「欲しがればよいのだ、どうせ人はすぐに死ぬ」
「卿らには、炭を眺める嗜みでもあるのかね?」
- 石田三成(戦国BASARA3)…秀吉を病的なまでに信奉、神格化している凶王。彼の中では秀吉こそが唯一絶対の神であり、彼に従わない者、反する者は一切の例外無く屑ないしは気違いだと本気で考えており、その存在に意味が無いとして例外無く殺害の対象とされる。また彼を殺した家康をこれ以上無い程に憎んでおり、家康に復讐する(殺す)事を生きる目的としている。 契約のみによって動く雑賀衆へ「秀吉様に従えるのだから」などと言う理由で強引に勧誘しようとし、雑賀孫市のルート分岐によって家康や、慶次と契約した雑賀衆をもまた憎むようになる(尤もルートによっては無事に孫市と契約を交わす事に成功する展開もある)。 ただ、これらの行動は全て三成の純粋すぎる性格から来ており、家康に対する憎悪の理由も一応筋は通っている。自身の正規ルートでは最終的に家康を討ち取ったものの、同時に「家康への復讐」というただ一つの生きる理由を失ってしまった事に気付き虚脱、精神が崩壊するというダークヒーローに相応しい末路を迎えた。また、『宴』での松永久秀のストーリーで関ヶ原に乱入された際、秀吉に関する話の中での彼の「踏みしだいた」という発言に対して自分の中の『秀吉像』にあまりにもそぐわなかった為に捏造扱いして攻撃しようとしたが「興味が無い」と一蹴・無視され、最終的に家康を殺されて彼に『絆』を奪われた。
「殺してやるぞぉぉーーー!!」
- 大谷吉継(戦国BASARA3)…石田三成の参謀役にして、毛利元就と並ぶBASARA3における黒幕。病に侵された事で心も病み、己の病による不幸を呪い、『不幸は万人に等しくあるべき』という完全に八つ当たりな言い分をモットーに、自らと同じ苦しみをより多くの人間に味わせる為に元就と結託して、四国襲撃などの数々の裏工作を行い、天下分け目の戦いを演出した。また、アニメ劇場版ではやはり自らの不幸を多くの人間に振りまく為に天海と結託して、関ヶ原において第六天魔王を復活させた。一見すれば元就同様に冷酷非道な策士であるが、その一方で三成に対する友情は本物であり、前述した劇場版では信長に立ち向かって窮地に陥った三成を救うために自らが復活させた信長に挑むも、力及ばずに返り討ちに遭った。この様にとことん冷酷非道を貫抜いている元就と違い、時折人間味溢れる一面を垣間見せる事もある。その為、手を結んだ元就や天海からは「俗人」と見下されたり、出し抜かれて斬り捨てられる事もある一方で、三成からは絶対的な信頼を受けている。
「これも義のため、ぬしのため」
ロックマンシリーズ
- シグマ(ロックマンXシリーズ)…元イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長で、エックスとゼロ(当時)の上司でもあり、部下からも信頼が置かれていた。しかし、反乱を起こしレプリロイドのための世界を創造する為に世界征服を企む。だいたいこいつのせい。ボンボン版『1』ではアルマージの漢気を敢えて言葉に出さずに汲んでやれる度量があったのに…。
「自ら狂う事が出来る者でなければ」
- VAVA(ロックマンXシリーズ)…元イレギュラーハンター第17精鋭部隊所属で、エックスやゼロの元同僚。電子頭脳回路に異常があったせいで好戦的な性格になり、破壊と虐殺を繰り返し、周囲の被害も考えず暴れまわった(しかもイレギュラーハンターX以前から起きていた事である)。反乱を起こしたシグマの計画に乗り、ライドアーマーを駆使して破壊行為を行い、エックスたちを追い詰める。以降復活、パワーアップを繰り返してエックス達の前に立ちはだかる。ボンボン版ではハードボイルドかつより外道なキャラ像を確立したが、『3』でXに恐怖した末に敗北したその姿は、それまでの活躍を知る読者たちからすれば余りに不甲斐無い末路であった…。
「だがシグマ···俺がジョーカーだ!」
- ダイナモ(ロックマンXシリーズ)…フリーの傭兵レプリロイドで、実力は主人公格であるエックスやゼロにも引けを取らない。しかし、そのひょうきんさや実力に反して、性格は気分屋で非常に無責任と性質が悪く、『X5』に起きた人類が滅亡しかねない程のコロニー落下テロを「ただの遊び感覚」で引き受け、人間とレプリロイドの犠牲者を数多く出している。更に『X6』では、世界中で起きているナイトメア現象の混乱そっちのけで自分をパワーアップさせる為だけに危険極まりないナイトメア・ウイルスの横取りを画策すると、どこまでも欲望のままに従う自分本位な行動に出ており、エックス達イレギュラーハンターを憤慨させている。ビジュアルや言動、振る舞いは全うに見えて、ある意味では電子頭脳が狂ったVAVAよりも危険なイレギュラーであったと言える。その目に余る独善ぶりからか、プレイヤー達の間でもダイナモは非常に嫌われているようで、『X8』でコロニー落下事件が語られた際には、実行犯がダイナモからVAVAに置き換えられてしまい、存在自体がフェード・アウトされてしまった。
- ゲイト(ロックマンX6)…自分の研究が認められなかったという理由だけでイレギュラー化し、ゼロの破片を解析して発明したナイトメアウィルスを使って優秀なレプリロイドだけの世界を作るという狂信的な理想を掲げた。彼の実に身勝手な自己満足の為に、造られたレプリロイド達は全員不幸な死を迎えた上に大規模テロの実行役として復活させられ、更には数々の悲劇を経てようやく倒したシグマまでも、興味本位だけであっさりと復活させてしまっており、更なる混乱や悲劇を後々も招く事になっている。が、最後は自業自得とも言える形でシグマに破壊された。Xシリーズの中でもかなりのイケメンだが、器量は余りにも狭い。
「嘘だぁぁぁぁっ!!!」
- ドクターバイル(ロックマンゼロシリーズ)…レプリロイドの再生技術に長けた人間の科学者。ゼロ3にて、コピーエックスを傀儡として復活させてネオ・アルカディアに帰還し、自身は摂政として実権を握る。 市街地に大型ミサイルを叩き込んで多くの一般市民を犠牲にする、幼いベビーエルフをそそのかして利用した挙句、足止めとして使い捨てる、などその行いは悪逆非道。復活させたコピーエックスも最後には自爆させ、自分が独裁者に成り代わるための踏み台にした。そしてゼロ4では「自分が圧政を敷くネオ・アルカディアに全人類を縛り付けて未来永劫苦しめるべく、外界の自然を全て破壊する」、という悪意に満ちた作戦を実行に移す。かつて、長きに渡るイレギュラー戦争を終結に導くも、甚大な被害を生んだことを咎められて体を機械化され、不死の身体で荒廃した世界を100年に渡り彷徨った……という一見酌量の余地がある過去を持つものの、戦争を止めるための手段というのが「レプリロイドの大量虐殺と同士討ちの強制」という過激極まりないもの。更に初期構想によると「戦争を止めるには愚か者を排除して理想郷を創るしかない」との選民思想を既に抱いていたらしく、元から相当な悪人であった可能性が高い。最後はゼロとの激闘の末にラグナロクと共に大気圏で燃え尽きるが、彼の残した怨念が数百年後に新たな戦いを生むことになるのだった…。
「理想だと?戯言だ!」
- ミスターキング(流星のロックマン3)…表向きは世界中の恵まれない子供たちを救済することで知られる慈善団体、キング財団のオーナーだが、その正体は犯罪組織ディーラーのボスで巨大なクリムゾン(ノイズが結晶化したもの)の塊でできた小惑星、メテオGを使い世界を支配しようと企む極悪人である。部下であったクインティアによれば彼が保護した子供たちは選別され優秀だと判断された子供達は部下として教育されたうえで様々な悪事に加担させられ、そのほとんどが犠牲になっていたという事実が語られており、部下たちを捨て駒同然に扱っていたというその冷酷さから部下からの信頼は薄く、最終的には部下であるハートレスに裏切られノイズウェーブに落とされるが、電波体となり復活、メテオサーバーでメテオGのコアと融合、さらに大吾を取り込むことでクリムゾン・ドラゴンとなりロックマンの前に立ちふさがるが、ロックマンに倒されると情けなく喚きながら消滅した。
バイオハザードシリーズ
- アルバート・ウェスカー(バイオハザード)…ラクーンシティ警察署特殊部門S.T.A.R.S.(スターズ)総隊長にして、同隊アルファチームのリーダー。そして、バイオハザードシリーズを代表する黒幕にして影の主人公的存在。S.T.A.R.S.入隊前は、アンブレラの研究員であったが、自分が社内での権力を得たいが為に当時の上司であったジェームズ・マーカス博士を殺害し、社内での地位を確率、そして洋館事件の際はクリス・レッドフィールドやジル・バレンタイン達S.T.A.R.S.アルファチームを率いて鎮圧に赴くが、その真の目的はS.T.A.R.S.メンバー達とB.O.W(生物兵器)を戦わせた実戦データを回収する事であり、洋館に向かわせたブラヴォーチームのヘリをエンジントラブルを起こすように細工を施したり、唯一自身の計画に気がついた副隊長のエンリコ・マリーニを口封じに射殺するなどした上で、計画をより完璧なものとすべく、アルファチーム隊員のバリー・バートンに家族を拉致した(実際に拉致はしていない)という旨を告げて脅迫し、自らの手駒とするなどS.T.A.R.S.隊員達を完全に道具としてしか見ていない極悪人。最終的には、研究所でアルバートの正体を突き止めたクリスやジルらの面前で、自ら起動させた究極兵器「タイラント」(T-002型)に殺されるも、その直前に詳細不明のウィルスを注入した事で復活する。その後、直接登場はしなかったが、『2』、『4』では事件の裏方に立ち、エイダ・ウォンなどの配下を使って狡猾に暗躍し、次々と悪魔のような生物兵器のサンプルを入手。そして『5』の3年前『Lost in Nightmares』 にてクリス、ジルと因縁の再会(なお、クリスとは『CV』にて一度再会している)を果たし、ウィルスから得た超人的能力でクリス達を圧倒する。その時、ジルの捨て身の一撃で一緒に崖に転落するも一命をとりとめ、共に落下したジルを殺さずに回収してトライセル社へ運び、実験台にして最強のウィルス兵器ウロボロスウィルスを開発。ジル自身には肉体を強化すると同時に精神を支配する薬物「P30」を投与して自身の手駒とし、「バイオテロを憎むジル・バレンタイン」としての意識を保たせながらバイオテロに加担させ、彼女に死よりも辛い苦しみを与えるという常軌を逸するような外道な手段をとる。そして『5』にて、トライセル社アフリカ支社長のエクセラ・ギオネと共に、アフリカで起きたバイオテロの裏で暗躍し、最終的にウロボロスウィルスの適合者以外の人間を全てこの世から抹消させた上で、自分が『神』として主導する新世界を創る事を目論む。エクセラや、操ったジルをクリス排除の為の平然と捨て駒にするなど相変わらずの外道ぶりを見せるも、最終的にクリスと彼の新たなパートナー シェバ・アローマに妨害され、最後はウロボロスウィルスを纏った状態で火山の火口に落ち、最後は2人からトドメとなるRPG-7の攻撃を受け、完全に倒され、長きに渡った野望に終止符が打たれた。
「ああ、こんな風にな」
「勇ましいね、でも無意味な勇ましさだよ」
「俺は世界を救済するのだ」
- ブライアン・アイアンズ(バイオハザード2)…ラクーンシティ警察署署長。市民を守るべき立場でありながら、裏でアンブレラと癒着して多額の金を受け取り、クリス達のアンブレラに関する調査の妨害工作や、洋館事件の揉み消しなどを行う悪党にして外道。しかし、市民には街の治安を第一に考える温厚な署長として通っているため、その裏を知っている者は少ない。また、精神的にも異常であり、高額だが、悪趣味で理解し難い芸術品を収集していたり、大学時代に2度も婦女暴行を働くが、精神鑑定と成績優秀により不問になったという過去をもつ。だが、ラクーンシティのバイオハザードにより自身の狂気が爆発する。市民の避難を遅れさせたり、署内の弾薬を拡散させ混乱を起こさせたり、狩りと称して部下を射殺したり、市長の娘を殺し剥製にしようとするなど完全にイカれる。最後は、Gに襲われて体をバラバラに引き裂かれるという彼の醜悪な人間性に相応しい因果応報な末路をたどる。そもそも、こんな奴を署長に選んでしまった市民も市民である。
「ついに来たな…大したものだ…だが誰一人、この街から逃がさん…みんな殺してやる!」
- アレクシア・アシュフォード(バイオハザード CODE:Veronica)…アンブレラを創設した家系のひとつ アシュフォード家がお家再興を狙って、誕生させた初代当主 ベロニカのクローン。並外れた美貌と、わずか10歳にして有名大学を首席で卒業して、その後はアンブレラ社の推薦で南極基地の主任研究員に就任してT-Veronicaウィルスを開発するという、驚くべき程に高い知能を有する才色兼備の人物であるが、同時に高飛車で子供じみた残虐性を持ち、自分以外の人間を見下している女王蟻の如き性格の持ち主で、父親や兄ですら、「無能」、「兵隊アリ」呼ばわりして蔑んでいる。また、自身の残虐さは兄の人格形成にも影響を与えている。さらに侵入者のクレアを始末する為に、彼女と同行していたスティーブにT-Veronicaを投与。クリーチャー化させて刺客にした上、『ダークサイド・クロニクルズ』では長年自分の為に尽くしていた兄をも自らの手で始末するという、非道ぶりをみせたバイオハザードシリーズきっての悪女。最後は研究所に用意されていた超兵器 リニアランチャー(『ダークサイド・クロニクルズ』では、これはアレクシアの暴走を懸念した父 アレクサンダーが彼女を止める為に用意していたものである事が判明する)を使用したクリスの手で斃され、彼女の野望は潰えた。
「私にも兄がいたわ。でも私を起こすことさえままならないの。だからお仕事から開放してあげたわ」
- オズムンド・サドラー(バイオハザード4)…スペインの奥地を拠点とするカルト教団 ロス・イルミナドス教祖。寄生した人間を凶暴化させる寄生虫プラーガを使って世界征服を目論み、その手始めとして教団を弾圧していた領主 サラザール家の8代目当主ラモン・サラザールを篭絡し、封印されていたプラーガを復活させ、サラザールが支配していた村人にプラーガを植え付け信者として隷属化させた。そして、世界侵略の第一段階として配下の信者達に、アメリカ合衆国大統領(当時)の娘アシュリー・グラハムを拉致させ、更に彼女を救出に来たレオン・S・ケネディをも捕らえ、彼らの体内にもプラーガを投与して、隷属化させようと目論む。それでも自分に抗い続けてくるレオンに対して表面上は冷静に対応しながらも、一方では配下の幹部信者であるビトレス・メンデスやサラザール、更にはレオンの元同僚のジャック・クラウザーをけしかけて、容赦なく殺そうとし、更にレオンに協力していた元配下のルイス・セラや、レオンのサポートとしてアメリカから派遣されたヘリパイロットのマイクをそれぞれ自らや配下の信者たちの手で殺めるなど、レオンを徹底的に妨害し続けたが、最終的にレオンとアシュリーに植えつけたプラーガは除去され、最期はエイダ・ウォンの協力を受けたレオンの手で斃された。
「私はオズムンド・サドラー…この教団のカリスマ」
「どうだ? この革新的布教は…!」
- モルガン・ランズディール(バイオハザード・リベレーションズ)…アメリカ合衆国直轄の対バイオテロ部隊FBC長官にして創設者。地中海の海上都市 テラグリジアで発生したバイオテロ テラグリジア・パニックにおいてFBC代表として対策を指揮し、最終的に太陽光発電システム「レギア・ソリス」の放射熱で汚染された街を丸ごと焼却処分という強行的な手段で消滅、事態を収束させた上、テラグリジア・パニック自体が、彼とテロ組織 ヴェルトロの指導者ジャック・ノーマンとの共謀による自作自演であった。t-Abyssウィルスを提供してヴェルトロに「テラグリジア・パニック」を引き起こさせ、FBCの権力拡大を狙い、事が済んだ後は、ノーマンを含むヴェルトロメンバー全員を拠点としていた船ごと海に沈め、自らは「ヴェルトロを壊滅させた英雄」として目論見通りにFBCの権威を向上させた。しかし、彼の挙動に不審を抱いたBSAAのクライヴ・R・オブライエンや彼の部下のクリスやジル達にテラグリジア・パニックの真相を暴かれそうになると、彼らの口も封じようと、BSAA隊員が調査中のヴェルトロの関連施設を爆撃したり、クリス、ジルの乗った船をレギア・ソリスで沈めようとしたり、FBCの部隊を率いてBSAA本部を襲撃してオブライエンらを拘束するなど手段を選ばずに強硬手段へと出たが、クリスらを止める事はできず、最終的に沈没船から回収したノーマンとの取引の様子を記憶した映像をBSAAや部下達の前で放映された事で全ての悪事が暴かれ、最後はオブライエンの手で逮捕、FBCも解散となった。バイオハザードシリーズでは珍しく、最終的に破滅こそしたものの死ぬ事なく退場した稀な黒幕である。
「諸君らの尽力には感謝している この現実を世界に提示することをもって任務は貫徹した…ご苦労」
「時間だよオブライエン…「汝、一切の望みを捨てよ」」
- ディレック・C・シモンズ(バイオハザード6)…表の顔はアメリカ合衆国大統領補佐官だが、その正体は世界の裏側で暗躍し、国や歴史を操作し続けている巨大組織(ファミリー)の長。ファミリーが作り上げた「変化のない安定した世界」を維持することを信念としている。今作では安定した世界の「変化」を防ぐために、トールオークス市にてラクーン事件の真相を公表しようとした大統領をバイオテロで7万人の市民ごとゾンビ化させ、その後も証拠隠滅も兼ねた滅菌作業で生存者ごとトールオークス市をミサイルで爆撃。この際にレオンの今作でのパートナーであるヘレナ・ハーパーの妹デボラを拉致してヘレナをバイオテロに協力させており、さらに事が済むとヘレナとの約束を反故にしてデボラをC-ウィルスの実験台にしてクリーチャーにしてしまう。さらには自らの罪をレオンとヘレナに擦り付けようとするなど手段を選ばない残忍なエゴイストである。一方で、かつて様々な任務の依頼をしていたエイダ・ウォンを「自分と唯一肩を並べる存在」として異常に執着する変態ぶりも見せており、エイダが自分との袂を分かつと、居なくなったエイダを「作り出す」ことを決意。自らの腹心で自身に心酔しているCウィルス開発者のカーラ・ラダメスを騙し、C-ウィルスの「生物を変態させる効果」と長年の歪んだ欲求をぶつけた調教により心身共にエイダとして生まれ変わらせることで自己満足するなど最早変質者ともいえる異常ぶりを見せたが、わずかに本来の意志が残っていたカーラに復讐として秘密裏に開発していた強化型C-ウィルスを注入されて変異してしまい、自身が最も嫌う「永遠に変化し安定しない存在」へと変貌。(ただし、シモンズもほぼ同時間にカーラの殺害を部下に命令しており、相打ちともいえる結果となった。)その姿を目の当たりにしたファミリーの構成員達からもあっさり見捨てられるが、あろうことかそれらの怒りを、計画を邪魔されたとはいえ自身が勝手に巻き込んだだけのレオンとヘレナ、さらには後から現れただけの本物のエイダにぶつけるという八つ当たりも甚だしい行動を平然とやってのける。レオン、ヘレナ、エイダと目まぐるしい変異を起こしながらも合計4回にわたる戦闘を繰り広げた末に、最後はレオンとヘレナに敗れ、タワーの屋上から転落。下階にあるオベリスクに串刺しにされ、身体から流れ出る血で自分が最も嫌っていた「世界を変化させた」象徴であるアンブレラの紋章を描いて死亡。一人の女性に固執したばかりに、最終的にそれまで得ていた全てを失う羽目になるという皮肉にして自業自得な最期であった。実はラクーン・シティでの滅菌作戦の黒幕でもある。
「無知で無価値な虫けらが!バラバラに引き裂いてやる…!」
「助かりたいか!?死にたくないか!?ならば命乞いをしろ!泣いて助けを乞え!」
- アレックス・ウェスカー(バイオハザード・リベレーションズ2)…「ウェスカー計画」の第一次候補者の12番目にしてアルバート・ウェスカーと共に、数少ないウェスカー計画の生き残り。アルバートとの関係は作中では明言されていないが、劇中のセリフからして妹と思われる。アンブレラの黒幕 オズウェル・E・スペンサーより不老不死の研究を任されていたが、自身も余命が少ない事を理由にその研究を独り占めした上で、絶海の孤島 ザイン島へ逃亡。表面上では再開発という名目で、様々な施設を設立する事で島民の心を掴んだ上で、彼らを自らが開発したt-phobosウィルスの実験台にした。最終的な目的は「転生の儀」と名付けている他人の身体に自身の人格を移植し続ける事で永遠の命を得た上で、恐怖によって人々を支配する新世界を作り出す事であり、その為に必要な新たな器(身体)を選出する為に、NGO団体『テラセイブ』の幹部ニール・フィッシャーと結託し、クレアやバリーの娘モイラ・バートンらテラセイブのスタッフ達を島へ拉致した上で、彼女らにt-phobosウィルスを投与し、実験台にした。最終的に器となる身体はクレア達と共に拉致した孤児ナタリア・コルダに決め、クレアやモイラはおろか、協力者であったニールをそれぞれ不要とみなし、ニールに至ってはウロボロスウィルスを投与してクリーチャー化させた上でクレア達への刺客役にした(最もこれに関しては、自身の野望の為にテラセイブの仲間を売ったニールの自業自得である事も否めないが…)。その後、ナタリアを器にする準備を整えた後に今の自分は不要と判断し、拳銃自殺を図ったが、引き金を引く直前に自身の死に恐怖を抱いたせいで自身に投与していたウィルスが発症し、非常に醜悪な姿で蘇生してしまった。かろうじて自我こそ残ったものの、身も心も醜く変わり果てた事への絶望や、自分自身が恐怖を支配できなかったショックから、自分以外の全てに恐怖を振りまく事を新たに目論む。更には器の筈のナタリアが別の完璧な自分として蘇る予定であることと過去のトラウマから全く恐怖を抱かない事に対し、精神がおかしくなり始めていたのが原因とはいえ嫉妬に近い憎しみを覚えるというシモンズと同様に完全に八つ当たりな理由で彼女を殺そうと目論んだ。そもそも「転生の儀」自体は順調であったため、ナタリアを乗っ取ったアレックスの人格からしてみれば、単なるピエロである。最後は自らにウロボロスウィルスを投与した上で怪物化し、バリーとクレアに倒されるが、既に本来の人格の移植には成功していたため、バッドエンディングでは、ナタリアの身体を完全に乗っ取り、グッドエンディングでも、救出された後にバートン家へ引き取られる事となったナタリアが、既に自我はアレックスに乗っ取られているかの様な不可解な笑みを浮かべるという釈然としない結末であり、今後、アルバート亡き後のバイオシリーズにおいて、新たな“ウェスカー”として立ちはだかってくる可能性もある…。
「ねえ、教えて…その“恐怖”を…今どんな気持ち?」
「葬ってやった一人残らず…そう、絶望という恐怖の下でな!!」
ゴッドオブウォーシリーズ
(1・2・落日の悲愴曲はカプコンだったのでここで紹介する)
- ガイア(2と3及び全作品のナレーション)…タイタン族を率いる地母神で主人公クレイトスの曾祖母。かつて予言を恐れる息子クロノスの魔の手から逃れた孫のゼウスを養育し守った。だが結果として成長したゼウスがタイタン族を滅亡させた事を後悔し、タルタロスの底で復讐の機会をうかがっていた。2でゼウスに裏切られたクレイトスを蘇生させると運命の三女神の元へと導き、自分達を滅亡の運命から救わせた。3で仲間達と共にクレイトスによって現代へと呼び戻されてオリュンポスへと侵攻。ポセイドンの猛攻から救ってもらいながら、ゼウスの攻撃を受けて怯むと所詮はタイタン族復興の捨て駒に過ぎなかったと暴露し、クレイトスを冥界へと突き落とした。挙句オリンピアの町を死に物狂いで登っている所を冥界から帰還したクレイトスと再開して助けを乞うが聞き入れてもらえず、オリュンポスの剣で左手を切断され冥界へと墜落した。だがそれでも這い上がり、世界が混沌と化したのをクレイトスの所為にしゼウス諸共抹殺しようとしたがポセイドンとの戦いでついた傷口から体内へ侵入され、ゼウスごと心臓をオリュンポスの剣で貫かれて倒された。だが心臓だけになってもなおその鼓動は止まっていなかった。
「聞きなさいクレイトス。あなたは単なる駒でしかない。ゼウスへの復讐など忘れなさい。これは私達の戦いです!」
「私の世界があなたの所為で血を流している!あなたの死を望んだ事はありません。でも他に選択肢が無いのです!」
- ペルセポネ(落日の悲愴曲)…ゼウスの娘でハデスの妻。クレイトスの腹違いの姉。父の策略で伯父との望まぬ結婚を強いられた事を悲観し、タイタンのアトラスをタルタロスから解放して太陽神ヘリオスを拉致させ、その力で世界を支える柱を破壊し、世界全体を巻き込んだ無理心中を図ろうとした。それを阻止されぬよう、オリュンポスの命令でヘリオスを捜索していたクレイトスに「今もっている力を捨てれば娘カリオペの住むエリュシオンに行く事ができる。」と唆して力を奪ったが、真実を知ったクレイトスはたとえ二度と会えずとも娘の存在を守る道を選んだため力を奪還した。死闘の末にアトラスは世界の柱代わりにされ、彼女もガントレットオブゼウスで止めを刺された。この戦いをきっかけにクレイトスとハデスに因縁が生まれた。
「娘と共にいたいというお前の選択が、その娘をも破滅させるのだ。」
その他
- キュウビ(大神)…「妖魔王」を自称する「九尾の狐」。常闇ノ皇より与えられた「両島原の領主」という任を全うすべく西安京を攻め落とそうとする。龍王ワダツミによって「キツネ管」を奪われ力を失うも彼をその妖力によって狂わせ人々を襲う水龍にし、再起を図るべく尼僧ツヅラオを喰い殺して化け西安京の摂政の座に収まる。難破船に「キツネ管」があるかもしれないと知るや、アマテラスと共に船を探索。目的のものが無いと分かると、ドサクサにまぎれて水龍にアマテラスを食い殺させようとする。そして力を取り戻すと鬼ヶ島の位置を探られないためだけに女王ヒミコを惨殺する。人間はおろかアマテラス達神をも「黴の生えた昔話にすがって生きる野良畜生」と見下し、同胞である妖魔についても、自ら主君と呼び遣える常闇ノ皇以外のことなどなんとも思っていない。アマテラス同様筆業を操り、さも自らが神であるかのように振舞うなど、「大神」中でも露骨すぎるほどの外道。その正体はキュウビの力を常闇ノ皇に与えられた唯の老狐。早い話神への犬畜生発言は自己紹介乙に過ぎず、筆業の腕もアマテラスには遠く及ぶものではなかった。結局どれほど強大な力を持っていても、所詮は文字通りの『虎の威を借る狐』でしかなかったのである。
「神ノ力ナドハルカニ凌駕スル我ガ妖力、ココデ存分ニ味ワウガイイ!」
- ユーリ・ブラン・バザルタ(ラストランカー)…強さが全てを決める戦候機構バザルタが支配する世界において、バザルタを支配する上位7名、七騎士の一人。ランキング2位の男である。見た目は美男子であるが、「主人公ジグの故郷で殺戮を行う」「親友ファズの妹ミシーを誘拐する」「ファズを騙してジグと殺し合わせる」「笑いながら人を切る」「自らの配下の父親を人質にとる」等々、腐敗しているといわれる七騎士で最も腐っている存在。ランキング2位・七騎士のという立場のため、絶対的な権力を持ち、殺人も大きく問われることはない。躊躇なく外道な行為を平然と行う卑劣漢である。最期は自分の最終奥義をジグに跳ね返され、そのまま食らってしまうという自業自得の結末を迎えた。
「失礼ですね、私はいつだって邪悪ですよ?」
- ユンナ(ブレスオブファイアⅣ)…本作における諸悪の根源。帝国に仕える学者であるが、「神を作る」という自らの研究のためならどんな犠牲も厭わない冷酷で残忍なマッドサイエンティスト。本編中の悲劇はほとんどが彼が招いていたといっても過言ではない。彼の悪事を列挙すると、呪砲(呪いと大砲を融合した兵器)の開発者であり責任者。神(竜)の研究のため皇帝をそそのかし、復活したフォウルを殺すよう仕向ける。敵国の王女であるエリーナを誘拐。身体改造を行って半永久的に使える不死のニエ(呪砲に捧げられる生贄)に仕立て上げる(これが間接的にではあるが、後にエリーナの死に繋がった)。フォウルを助けたマミを捕らえ呪砲のニエにし、それをフォウルに放ち重傷を負わせる(これによってフォウルは人間に完全に絶望してしまう)。皇帝に神鉄の剣を渡し、直接フォウルを殺すよう指示。(結果皇帝の首が飛んだ)…とまあ枚挙の暇がない。しかし技術者としての腕は確かなもので、呪砲の開発の他、神殺しの武器である「神鉄の剣」を作り出したのも彼である。まあこの剣も、元を正せば彼が神を殺して作ったものなのだが…。こんな大悪人にも関わらず彼を倒すという展開は本編にはなく、むしろリュウEDではのうのうと元気な姿まで現している。公式によれば彼が殺されるというシナリオもあったらしいのだが、制作時間的な問題と、彼の行いもまた「一種の人類の夢」であるため、ああいった結末になったとのこと。とはいえ、「なぜそっちを採用してくれなかったし…」と感じたプレイヤーも多いだろう…。余談だがBOF5にも彼と思しき科学者が登場している。が、こっちも大概外道であった(公式によればⅣの彼ではないらしい)。
「や、いけませんね。神を作ることができる この私を殺すなんて··!」
- 硫酸男(クロックタワー3)…本名はジョン・ヘイヴ。生前は一人暮らしの老人の家に目をつけて侵入しては、金目の物を奪った後に老人を殺害し、証拠隠滅に硫酸で溶かすという残忍な行動を平然と行っていた殺人鬼。最期は警官との銃撃戦で硫酸が入ったタンクが破裂し、自分が人間の活き造り・硫酸餡かけとなった。魔のモノの配下と化した後も、ランド親子を硫酸風呂殺害するなど卑劣で残酷な行為を行っている。
「貴様らを幸せになんかするものかぁっ!」
「硫酸風呂の湯加減はどうだぁ?」
コナミ
幻想水滸伝シリーズ
- ゴルドー(幻想水滸伝Ⅱ)…作中に登場する都市同盟に参加しているマチルダ騎士団の団長であり、騎士団を構成する三騎士団の1つ、白騎士団の団長を兼任。騎士らしからぬ強欲で狭量極まる性格の持ち主で、異議を唱える部下をことごとく「騎士の誓い」を振りかざして黙らせてきた。結果、他の二つ騎士団である青騎士団と赤騎士団の団員約半数の離反を招いた。その悪行は先代グリンヒル市長アレクと共謀しルシアの父・前カラヤ族長キヌアを暗殺。王国軍から追われる流民を受け入れないどころか、飛び火を恐れ王国軍による虐殺を黙認、脅迫されるとあっさりと降伏し主人公と敵対……かと思えば、都市同盟と王国軍のリーダーである主人公とジョウイの二人を殺害して一挙に富と名誉を得ようと目論むなどと数知れない。本人は領民の保護が最優先と言い張ってはいるが、それ自体も怪しいものである。最期は主人公とジョウイ、そしてプレイヤーにとっても最低の悪行を行い、最悪の展開を生み出してしまい、二人に討たれる。
- ルカ・ブライト(幻想水滸伝Ⅱ)…別名「狂皇子」。最序盤で村を焼き払っては、そこで命乞いをする女性に対しブタの物まねをさせた上で殺害をする等、非常に残忍な性格。その残虐さゆえ、唯でさえ無い人望を更に減らしていき、それが命取りとなってしまった…。
「ブタは死ね!!!!!!」
その他
- 伊庭寛二(武装神姫バトルマスターズ)…四凶の一人で、気に入らなくなった神姫を問答無用で破壊する極悪非道のマスター。
「勝ちはしたが、納得いかねえ… やっぱり、こいつじゃ駄目だな」
「気に入らないからさ」
- ドッペルゲンガー(初代~3作目のとんがりボウシシリーズ)…プレイヤーそっくりの姿をしたふしぎ生物の一人。塵を町中に散らかしてプレイヤーに不法廃棄の濡れ着を着せた。ほかにもプレイヤーを自分の世界へ閉じ込めるといった行為も行った。その塵はプレイヤーが拾い、校長先生にたいまのメダルという魔除けのアイテムに変えてもらった。その後、『たいまのメダル』の力で自分の世界へ送り返された。
- カメダ(パワポケシリーズ)…パワポケシリーズの裏サクセスにほぼ毎回登場する悪役。様々な時空を渡り歩いては、行く先々の世界で自らの野望を果たすために暗躍する。自らを「時空の覇者」「ヒーロー」と自称しているが、その本性は自分以外の人間全てを「クズ」と公言して憚らず、自身の欲望を満たすためなら自分以外の存在を利用し踏み躙る事も一切躊躇わない根っからの腐れ外道である。世界に戦争の火種をばら撒く、大災害を引き起こす等、数え切れないほどの人命が奪われる惨事を幾度も引き起こしている。中でも銀河規模の世界観を舞台としたパワポケ9裏の『スペースキャプテン編』においては宇宙連邦政府の大臣として専横を振るい、「宇宙の秩序と平和のため」の名目で他の星々の国家を徹底して弾圧し、連邦に反抗する姿勢を見せた星をその星の住民4000万人諸共破壊兵器を用いて消滅させ、その自らの凶行によって引き起こされた惨事の様を「本当に宇宙のゴミになった」と遊び感覚の如く嘲笑う等、他シリーズと比較しても群を抜くレベルの悪逆非道の限りを尽くす。しかし常にどの時空でも最後は必ず主人公達に野望を阻止され、その度に別の時空へと逃亡するという醜態を繰り返しており、悪役としての輝きもパワポケ9裏が最後であり、以降は一気に転落。パワポケ10裏以降はほぼ出オチキャラ同然の扱いで、他の悪役に利用される展開が増え、自らの軍を組織しても部下に完全に見下され遂には反逆される等かませ犬以下の存在となり、最終的にはパワポケ14裏の『札侍編』にて部下にしたジオットに主導権を奪われた挙句別の時空に転移することもできなくされてしまう、という顛末を辿り、今作をもって彼の出番はお役御免となってしまった。ある意味死亡するよりも惨めな末路と言えなくも無いが、これまで数え切れないほどの非道外道の限り尽くしてきたことを考えれば、生温過ぎる報いとも言える(同じことがカメダをそんな末路に導いたジオットにも言えるが)。なお、表サクセスに登場する亀田光夫はカメダとはあくまでも別人であり、亀田は確かな良心も持っており根っからの悪人ではない(尤も、亀田もパワポケ3に限っては吐き気を催す存在と言えなくも無いが)。
スクウェア・エニックス
DQシリーズ
- エビルプリースト(ドラゴンクエスト4)…人間を利用してピサロの恋人であるロザリーを殺害し、マッチポンプ同然の手口でピサロを魔王として覚醒させた張本人。オリジナル版(FC版)ではピサロに忠実であり、ロザリーを殺したのもピサロを魔王として覚醒させるためであった。しかしリメイク版(PS・DS版)ではピサロへの忠誠心は建前でしかなく、本当は邪魔なピサロや彼の後継者候補である幹部(アンドレアル、ヘルバトラー、ギガデーモン)を抹殺した後、自らが王者になる野心を持った悪役に変更された(それ以前にも久美沙織の「小説ドラゴンクエスト4」でこれに似た設定が付け加えられている)。また、FC版の設定でも完全にピサロ本人の意思を無視した行動であり、その忠誠がピサロ自身に向いていたのかは疑問が残る。(魔族としての義務感としての行動の可能性あり)
「人間どもを利用し ロザリーを さらわせたのは この わたし! このエビルプリーストさまなのだ!」
「呪うがいい! 真の王者と 同じ時代に 生まれ落ちた おのれの不幸を!」
FFシリーズ
- ニコソギー・ボリトリィ (ブレイブリーデフォルト)・・・アスタリスクの持ち主の1人である、マヌマット・ボリトリィ商会の元締め。ラクリーカのクリスタルへの信仰の衰退をもくろみ、貴重な飲み水を独り占めしていた。さらに盗賊ジャッカルに荷物を全て奪われた町人に対しても「金が払えないなら妻子を出せ」とまで要求する悪党。しかし単なる口だけではなく、戦闘用スキルを駆使して襲いかかる強敵。最後は魔法剣士イクナ・マジットに「金の切れ目が縁の切れ目」と称して立ち去られ、アニエス達に全ての悪事を見破られた上で敗北し、死亡した。
- クー・チャスペル(ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル・リング・オブ・フェイト)・・・教皇ガルデスの腹心である、不気味な仮面を身につけたクラヴァット族の男。クリスタルの力を手に入れるためレラ・シエル崩壊時に王女テテオを死に追いやっただけでなく、ユーリィとチェリンカの両親を引き裂いた張本人。母アーチェスはクリスタルの触媒にするために神殿に攫われ、父ラトフはチェリンカとユーリィを庇い命を落とした。裏設定によるとレラ・シエルとは別の都ラウツォール・シエルの住人で、火事場泥棒をしている最中に自分の子供が瓦礫に挟まっていたのを見捨てて逃げたところをガルデスに出会い、仮面をつけてもらうというストーリーがあるらしい。
最後はクリスタルの神殿で双子達に敗れ死亡した。
- 軍令部長(ファイナルファンタジー零式)…自分より権力の強いドクター・アレシアと、彼女を慕う0組を嫌っており、裏では彼女たちを陥れようと目論んでいるハゲ。途中で0組に入ったマキナに、「君のお兄さん(イザナ)の死は0組が仕組んだことだ」的なことを吹きこんで、今まで友好的な関係をぶち壊しにしてマキナと0組の間に亀裂を生じさせたり(しかも最終的には0組は先立ってしまい永遠に和解できず終わってしまう)、0組の指揮を務める、かつての教え子であったクラサメを死地に追いやったりと、プレイヤーに一番殺意を抱かれる存在。あるルートでは、軍令部長の死体が転がっているが……。ちなみに中の人は『ディシディアファイナルファンタジー』のガーランドと同じ内海賢二氏であるが、ガーランドの方がマシというファンもいるほどである。
- ダイスダーグ・ベオルブ(ファイナルファンタジータクティクス)…名門ベオルブ家の長男にして、主人公ラムザの長兄。ヒゲも曲がっているが、性格も曲がっている。イヴァリース統治のためラーグ公や骸旅団を利用して獅子戦争を勃発させる(ラーグ公もダイスダーグに負けず劣らずの野心家だが)。更には病死だと思われていた父、バルバネスを毒殺した張本人である。その後造反したザルバッグ・ラムザにより倒されるが、聖石「カプリコーン」の力で憤怒の大帝アドラメレクに転生した。
「おまえがそうやって剣を振れるのは誰のおかげだと思っている!?英雄と呼ばれるのは誰のおかげだ!」
「すべてこの私だ!この私が手を汚しているおかげで、おまえはその立場にいられるのだ!」
「感謝されることはあってもおまえに恨み言を言われる筋合いなどないわッ!!」
- 宝条(ファイナルファンタジー7シリーズ)…スクエニ史上最凶最悪のマッドサイエンティスト。ルクレツィアの中の子にジェノバ細胞を植え付け、のちの世界の災厄セフィロスを誕生させた張本人。すなわち、こいつが真の全ての元凶。その行動の目的はどれも私利私欲で、卑劣かつ悪虐。他にも、幾多のモンスターを作り上げる、ルクレツィアを危険にさらしたことを知って激怒したヴィンセントを射殺して肉体改造、セトラの民欲しさにエアリスの父・ガストを殺して母・イファルナとエアリスを誘拐、クラウドとザックスをセフィロス・コピーの実験体にする、エアリスとレッドXIIIを交配しようとする、セフィロスに力を与える為に魔晄キャノンを占拠と、悪行の数はセフィロス以上である。挙げ句、死の直前にフラグメントプログラムをスタートさせてコンピュータ上に意識を転送させるという往生際の悪さも見せた。DCFF7では、神羅カンパニー地下深くにあるディープグラウンドのマザーコンピュータをハック。ディープグラウンドの統治者であるヴァイスの身体を乗っ取り、その身に星の海を越えるハイウェポン・オメガを降臨させようと暗躍する。しかし、かつて自分に肉体改造されたヴィンセントに再び敗れてしまい、さらにヴァイスの弟・ネロに意識を持って行かれ、喚きながら共にライフストリームへ溶け込んでいき、自身は消滅していった。哀れな宿命をも併せ持ったセフィロスと違い、自分勝手な理由や都合で星を危険に晒したこいつには似合いの最期と言えるだろう。
「私は人類史上最高の天才……私こそが、オメガの力を持ち星の海へ飛び出すにふさわしい!」
その他
- Won-tec(レーシングラグーン)…表の顔は自動車用パーツの開発メーカー。しかし裏の顔は走り屋たちを食い物にした極悪企業。10年前の走り屋連続失踪事件は奴らが仕込んでいる。その行動の根底には、創業者に降りかかった悲劇と、走り屋たちに向けられた遺族の逆恨みがあった。かつて、横浜最速の男に目論見を挫かれ、そして本編終盤では再び現れた横浜最速の男に完全な敗北を喫することとなる。
- ストレイボウ(ライブアライブ)···表向きはオルステッドの親友として振舞っていたが、内心は彼に対する嫉妬心でいっぱいであった。魔法で魔王山の落盤に巻き込まれたように見せ、その後オルステッドに王を魔王に見せかけ倒させることで、王殺しの罪を犯させる。更にはオルステッドの婚約者であったアリシアが彼の方に付いたことでオルステッドに絶望を味わわせた。幽霊となった後で自分の行いを省みるが、オルステッドを魔王に目覚めさせてしまった張本人であることには変わりはない。あの世で詫び続けても結局は無意味なのだ。
「あの世で俺にわび続けろ オルステッドーーーーッ!!!!」
- ラヴォス(クロノトリガー)…本作のラスボスにして巨大なハリネズミの様な姿をした『星(惑星)に巣食う巨大な寄生虫』。太古の時代に宇宙から大隕石の様に地球に落下(言うまでもないが、この時点で既にカタストロフィである)、そのまま地中にて眠りながら地上で進化する生物達の遺伝情報を取り込み続け、AD1999年(主人公達にとっての未来)にて遂に覚醒・浮上、地上全土を焼き払い壊滅状態に追い込んだ。主人公達がこれを知り阻止しようと歴史を旅することになるのだが、行く先々の時代で遭遇する事件のほとんど全てがだいたいこいつのせいだった…のみならず倒された後の筈の続編「クロノ・クロス」においても、終わってみればやっぱりだいたいこいつのせいだったという、このシリーズにおいての正に『キング・オブ・諸悪の根源』。さらにトドメで我々プレイヤー側に向けても鬼畜の牙を剥き、ラストバトルで見せる最終形態の姿自体にある前代未聞の初見殺しブービートラップが仕掛けられていた。
- マスターゼアノート(キングダムハーツシリーズ)…1から現在まで続く「Dark Seeker編」事実上のラスボスにして全ての元凶。その目的は、光の要素が強い現在の世界の均衡を闇の力で崩壊させ、キングダムハーツへ続く扉を開くことで、新たな世界を再編させるというもの。闇を正当化する思想が強く、「光と闇があって初めて世界の均衡がとれる」という考え持っている。野望の実現の為に伝説のキーブレードと呼ばれるχブレードを創造し、さらには己の老いた体を捨て去り、若く屈強な身体を手に入れることで、キーブレード戦争の再来とその先の未来を見定めようとあらゆる策を講じたが、ヴェントゥス、テラ、アクアの絆の前に惜しくも敗れる。紆余曲折の後、1のラスボスにしてハートレスの闇の探求者アンセムと2のラスボスにしてⅩⅢ機関リーダーのノーバディゼムナスに別れ、それぞれの方法でキングダムハーツを手にしようとした。そしてこの2人が倒された事で3Dで人間として復活、純粋なる闇の存在である「真のⅩⅢ機関」結成を宣言、ソラ達「7人の光の守護者」とぶつかり合うことで、キーブレード戦争を再発させようとしていることを明かした。
「この世界は狭過ぎる」
「お前の闇が 我が器となるのだ!」
セガ
龍が如くシリーズ
- DD(龍が如くOF THE END)…二階堂を裏で操っていた死の商人にして、作中に於ける諸悪の根元。本名は不明だが、設定では日系アメリカ人の男性であるらしい。生物をゾンビたらしめる病原体・タナトスを産み出した張本人であり、物語開始以前から商品の更なる発展と宣伝の為に出資してくれるスポンサーを捜していた。そんな折神室町で力を欲していた二階堂と出会い、利害の一致から契約。以降近江連合関係者として行動を共にする。「職業柄様々な人間模様を目にしてきた」と語り、続けて「ヒトの生涯とは苦悩や苦痛にまみれた不毛で虚しいものでしかなく、それらに対する救済策はエンドルフィンによる快楽と共にヒトを死に誘う誘うタナトスの他にない。否、ヒトはタナトスのもたらす甘美な死によってこそ救済される」(即ちヒトは安楽死によってしか救われないということ。それはつまり生きることの完全否定であり、人間性の冒涜でもある)と語り、多くのプレイヤーを苛立たせた。その真の目的は金でも二階堂への荷担でもなく、新商品にして自身の携わった最高傑作であるタナトスに更なる改良を施し進化させる事であった。その為(少なくとも二階堂の中では)対桐生及び郷田への切り札であった金狼・銀狼が撃破されたと見るや否や結託関係にあった二階堂をあっさり裏切り、彼に次世代型のタナトスを打ち込み射殺、実験体を超えた存在・完全体へと変異させる事で桐生達への足止めに用いんとする。その後、完全体敗北を悟りヘリコプターでの逃亡を企てるも秋山の妨害を受け失敗。タナトス共々「蜘蛛の糸」の結末さながらの壮絶な最期を迎えた。その死に様は郷田曰く「似合いの最期や」。
- 二階堂哲雄(龍が如くOF THE END)…六代目近江連合直参三代目郷龍会会長。押しが強く狡猾な男であり、近江連合の幹部として一目置かれている。かつて臣下として仕え戦線を共にした郷田龍司を盲信する余り、行き過ぎた逆恨みの感情から町一つ壊滅させる程の無差別バイオテロを引き起こした、作中に於ける一連のゾンビ騒動の実行犯。生物をゾンビたらしめる病原体・タナトスと、それの応用で作り出した実験体を操り神室町を壊滅させんとした。そもそもの動機は近江連合を破門にされた龍司と再会し、自身が思い描いていた身勝手な幻想が悉く打ち砕かれてしまった事による。それでも諦めきれない二階堂は何を血迷ったのか、全ての元凶は桐生一馬であるとして勝手に怨みはじめる。そしてタナトスを拡散し騒動を巻き起こすと同時に、桐生を誘き出すため澤村遥を誘拐。間接的に多くの民間人の命を奪ったばかりか、龍司の眼前へタナトスを打ち込まれたおやっさん(龍司の恩人のたこ焼き屋)が実験体へと変異する様を見せつけ、あまつさえ龍司にそれを殺させる外道ぶり。しかもおやっさんの変異した実験体『ヤツカハギ』は蛸の遺伝子が基軸である辺り、何処までも質の悪い男と言えよう。そんな質の悪い男は幻想の対象に始末される価値すらならなかった…。
「…こっちは最初っから命がけや…命がけであんたに惚れとったんや!!!」
- 宗像征四郎(龍が如く4〜伝説を継ぐ者〜)…警視庁副総監であり、ノンキャリアながら現在の地位にまで上り詰めた伝説的な人物として知られる。『4』での事件の黒幕である。作中で鍵を握る25年前のある極道襲撃事件の捜査に関与しており、事件の真犯人を見抜くが、事件隠蔽の代わりに真犯人と接触。後に、裏資金で作った非合法刑務所に集められた囚人を使って犯罪を操作し、警察での権力を不動のものにすると同時に東城会会長・堂島大吾にせめより、大吾の悩みの種であり、25年前の事件の被害者たる「上野誠和会」を潰す代わりに、彼の部下で・潜入捜査官の新井を若頭にするよう要求。日本社会の表と裏を自らの支配下に置かんと画策する。さらに劇中、ある主要人物が所有する1000億円を手にするため部下に「桐生一馬が管理している児童養護施設の子供達を人質に取れ」と命じたり、敵としてプレイヤーの前に現れた際は一介の刑事一人を相手に無数の護衛隊を率いて現れ、あまつさえ結託関係にあった極道二人と新井をも殺害せんとする。CVとモデリングを担当する、白戸次郎で有名な北大路欣也氏とは思えない程の外道ぶりである。が、我らが桐生さんを敵に回したのが運の尽き。最後は自殺に追い込まれた。
「もっと機転を利かせてくれ。理想のためにはまだまだ金がかかるんだ」
その他
- 日暈ナツメ(セブンスドラゴン2020)…表側では頼れるリーダーを装っていたが、内面には「Sクラス能力者を管理する組織のトップでありながら、自身はAクラス相当の能力しかない」ことへのコンプレックスとルサンチマンが渦巻いており、中盤から敵側に寝返り、人間を超える力を手に入れる。その力を試す為だけに、自分のことを信頼していた部下や無関係の避難民たちを何のためらいも無しに大量殺戮する。本性を現すまでは優しくも厳しいリーダー(を装っていただけだが)だったため、本性を現したときのショックと憎しみは大きい。
- メフィレス・ザ・ダーク-(新ソニ)…ソレアナ公国が10年前に新エネルギー源として研究していた『ソラリス』が分離した物の片割れ。封印が解けた際にシャドウの影をコピーしたためシャドウに似た容姿をしている。再びエリスの中に封じられているイブリースと一体になるためになんとソニックを抹殺した。恐らくソニックシリーズでは二番目に邪悪な悪役かもしれない
「残念だよシャドウ···実に残念だ!」
- ワニ師(ワールド・デストラクション)…ワニの獣人で、科学者。紳士的な口調で話すが、キリエに興味を持ち、彼を研究しようと目論む。だが実は撲滅委員会の創始者であり、本作の黒幕。どうしようもないゲス野郎(リ・ア・ドラグネール曰く)である。それだけでなく、彼女の目の前で人間をベースに製造した人工植物を見せびらかし、彼女を怒らせた。アニメ版では、リ・アに嘘をついた為、彼女に粛正される形で終わっている。
「この花が何で出来ているか、竜属の生き残りである君にわかるかね?」
- 京極慶吾(サクラ大戦2)…陸軍大臣であり、黒鬼会の黒幕。本作のラスボス。かつては「戦神」とも呼ばれた戦略家で、前線を退いた後は若くして驚異的な出世を果たす。その圧倒的なカリスマで軍の過激派を率いて、軍部による武力当時のためのクーデター「太正維新」を決行。しかしクーデターは鎮圧され首謀者である彼は自殺した。・・・と思われたが実は影武者によって生き延びており裏では帝都を魔都とし自らが王として君臨するべく巨大兵器「武蔵」の復活を企んでいた。クーデターの際に大帝国劇場にも攻め込み、破邪の力を持つ真宮寺さくらを捕えようと(目的としては殺害も厭わなかった)したり、故人であり対陸軍降魔部隊であった山崎真之介や真宮寺一馬(さくらの実父)を蘇らせて花組と戦わせるなど全作中でも屈指の卑劣さを持つ。最終決戦では、武蔵最深部に封印された超大型魔装機兵「新皇(しんのう)」に搭乗して花組に挑むが花組との激闘の末敗れ武蔵とともに消滅した。
「貴様らは理解できまい!我が・・・・・・理想を!」
日本ファルコム
- カイン・ファクト(魔王ダーム)(イースシリーズ) …イースIIのラスボスにして、古代イースを襲った災いの根源。イースを治める六神官の一人でありながら私欲で我が子たちをも利用して古代イースを魔物の軍勢で焦土に変えた。イース・オリジンの正史ルートにて出現。初っ端から自分しか認めない外道ぶりを発揮。声の方は威厳を感じさせるのだが、内面の方はダームに変貌後、最終局面で追い詰められた途端にいきなり小物臭を振りまくなど、まかりなりにユーゴルートとユニカルートデは大ボスの意地を見せたダレスとは違い、威厳も度量も全く無かった。我が子の一人に敗れて黒真珠に封印され、それからはるかな時が経ったイースIIにてアドルの手で本当の引導を渡されてしまう。
- ゲオルク・ワイスマン(アルバ教授)(空の軌跡シリーズ)…実際に主人公が吐き気を催している邪悪。物語の節々で表れるほがらかな顔の脇役で、四輪の塔という古代遺跡の周辺でよく目にする。というのは一作目のFCラスト間近までの話。その正体は大規模な秘密結社の首脳の一角にして、強力な催眠能力を持つ、人の道を踏み外した最悪の破戒僧。人の思いやりや可能性をまるで信じず、進化によっての完全平和をうたっていた。もちろん外道なので手段はまったく選ばない。自分の手はまるで汚さず、人を操ることで誘拐、放火、強盗といったオーソドックスな犯罪から、挙句の果てにはクーデターや大量虐殺まで平然とやらせてしまった。遠因ながらも主人公が小さい頃、母親が死んでいるのもこいつのせい。最後はその悪魔じみた人格が決定的に捻れた原因でもあるだろう大災害を引き起こした物質、「塩の杭」を加工して作られた兵器を生身に喰らって結晶化。かつての呪われた過去をそのまま身に返し、砂のように砕け散っていく。こんな性格と行い故に結社の面子ですらこれと言って憐れんでいる様子はなかったし、生前のレーヴェには何度か悪趣味と言われていた。
任天堂
スーパーマリオシリーズ
- ディメーン(スーパーペーパーマリオ)…ノワール伯爵の部下。マリオを勇者と認め、ピュアハートを渡そうとしたズンババを魔法で狂わせ暴走させた。伯爵の部下ではあるが、マリオ達の手助けをするなど謎も多い。しかし本当は伯爵やマリオ達を利用し、コントンのラブパワーを使って自らが新世界の王になろうと企んでいた。そしてルイージと融合し、スーパーディメーンとなり襲い掛かった。 前作ペーパーマリオRPGにも敵ボスバツガルフの部下でありながら本来の主君カゲの女王を復活をたくらんでいたマジョリンも大体動機は似ておりそれを抜きにしてもビビアンやランペルに責任転嫁するなど理不尽にこき使っていたが最終的に2度といじめないと誓った。もしそうしなかったら彼女も吐き気を催す邪悪になっていたかも知れない。しかし、制裁描写や改心までの経緯が明らかになっておらずどうも腑に落ちない。
「では全てが明らかになったところでキミたち全員ここで始末してやろう!」
MOTHERシリーズ
- ポーキー(MOTHER2、MOTHER3)…『豚男』の名を持つ主人公のライバル的存在。意地悪で自己中心的な性格で、強いものに媚ることも全く躊躇わない小悪党。一方で臆病者でもあり、2の序盤で「ぼく」(ネス)と同行した時には、死んだ振りをしたりネスを盾にするといった行動もとる。途中、ギーグに感化され、手下となって行動する。物語が進むにつれ、汚い行動をとる様になり、やがては大悪党へと変貌していった。そんな彼の行動原理は両親に愛されなかった事にある。ああ見えてもネスのことは友達として大好きだったらしく、『3』ではそれを示唆する箇所が多かった。リュカに襲いかかった悲劇を起こした張本人である。そんな彼も最後には「ぜったいあんぜんカプセル」の中で永遠とも思える時を過ごすことになるという悲惨な末路を迎えたことから哀しき悪役でもある。『スマブラX』でみたび(?)ネスとリュカの前に立ちはだかり襲い掛かるも、最終的に完膚なきまでに滅された。
「これまでの人間達がやらかしてきた失敗を二度としないようにって
自分達の記憶を消してまで新しい世界を作ろうとした、 だなんて…
ばーーーっかじゃないの?!
どんなにルール改定をしてもどんなにやせ我慢しても
人間という生き物は 何度でも同じように悪い事や馬鹿なことをして自分達の首をしめ合うのさ。
そして···破滅する」
- ヨクバ(MOTHER3)…行商としてタツマイリ村に来た男だが、本当はブタマスクの一員。陰険かつ残忍な性格をしており、サルサの恋人をさるじち(要するに人質)に取り、その上サルサに笑顔を忘れるくらいの虐待を繰り返してきた。更に彼を使い村の人々に取り入り、手にしたものを洗脳させる「シアワセのハコ」を広めた。自分のミスで重傷を負い、後にメカキマイラ(サイボーグ)に改造され、リュカ達の前に立ちはだかり、敗れた後は更なる改造を受けて襲い掛かる。彼に付きまとう不幸は、最後の最後まで『身から出た錆』の言葉と共にあった。実は彼の正体はマジプシーの一人、ロクリア。そのためポーキー側に寝返った人物であるが、他のマジプシーとの関係は悪くなく、ロクリアの家の近くにいるネズミに至っては「とても優しい人だったからいなくなって淋しい」と語っている。そんな彼が何故悪人になってしまったということに対し、糸井重里は「きっと悪いヤツに会っちゃったんでしょう」と答えている。
「イカヅチタワーを破壊してしまえ!
それではリュカくん。短い付き合いだったがキミたちのことは忘れないぞ。
ヌヘヘヘヘヘヘ ヘーーーッヘッヘッヘッヘ!」
ポケモンシリーズ
- パキラ(ポケットモンスターXY)…表向きはアナウンサー兼ポケモンリーグ四天王の一人というプレイヤーにとっては味方であるはずの立場だが、その正体はフレア団の首領格の幹部(No.2)にして、ポケモン史上初にして最凶クラスの悪女。(今までのポケモンには「悪役(敵役)の女性」はいたが、根は善人だったり憎めない人柄の人物ばかりであり、彼女のような徹底した「悪女」はいなかった。)フレア団の中でも過激な人物であり、他の幹部をこき使っていると思しき描写がある他、部下であるアカマロからは気が短い、待たせると厳しい罰を受けることになると言われており、恐れられている暴君のような存在。ハンサムとの取引をいい事に、同じ古参の幹部であったであろうクセロシキを裏切り者の烙印を押して切り捨て、国際警察に売り渡した。ゲーム中で彼女と戦う機会は何度かあるが、倒してもフレア団の狂気の理想を「正義」と掲げており、全く改心の兆しがみられない。歴代でもトップクラスの財力・権力を持ち、ゲーム中ではアナウンサーや四天王の立場を悪用しての情報操作や、スパイとしてポケモンリーグの監視をしていたと思われるほか、国際警察にも圧力をかけていたようでハンサムですら手の出せない存在。(ORASでハンサムに脅迫されるネタとなる出来事と思わせる過去がある)その為ある種の「勝ち逃げ」に等しく、「X・Y」のマイナーチェンジ版に於いての決着を望む声は多い。因みにポケスペでは明確にフレア団No.2であると語られ、一般人を洗脳して利用する、失敗した部下にリンチを加える、ポケモンを使って雇った宝石強盗を焼き殺すなどゲーム以上に外道化している。
「嬉しいわ、またお会いできて……心の中、フツフツと燃え上っているの……あなたが憎らしくてねッ!!」
「あなたとは相容れなかったけれど、こちらにも正義はあったのよ」
その他
- イズカ(ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡・ファイアーエムブレム暁の女神)
デイン王家、ペレアス王子の側近を務め、また参謀としての地位を得ているベオグだが、非道な生物実験を繰り返し「なりそこない」を生み出した張本人。いわゆるナルシストで自分を「知の宝」、「天才」などと称する一方で、他人を「愚か者」と見下した態度をとる。また、卑怯な作戦を臆面もなく提案したり、他人(自分より愚かな存在)から意見されることを嫌ったりするなど、自己中心が過ぎる人物で、自分の研究や発明品に異常な執着を持つマッドサイエンティストの面もある。ライやティバーンからはラグズの同胞を玩具同然に扱った輩として、ジョフレからは王弟レニングを歪ませた外道として、狂王に対して以上の凄まじい怒りを買っている。「蒼炎の軌跡」では、28章でグリトネア塔にて指揮をしながら研究をしていたが、アシュナードに預けられたリアーネが脱走し(ネサラに連れ出されたため)、責任問題を逃れるためにアイク達連合軍が塔を攻めたときにどさくさに紛れて敵前逃亡した。そのため、ニンドリのファイアーエムブレムの読者コーナーでは、「嫌いな悪役」で堂々の第1位に輝いた。「暁の女神」では、デイン解放軍の参謀として登場するが実際はデインを支配することを目論んでいたベグニオン帝国元老院の間者で、故アシュナード王の遺児に似た特徴を持つ孤児ペレアスを見出してデイン復興に尽力する。ペレアスに「血の誓約書」にサインさせた後、ユリシーズとフォルカによって拉致されるが逃走し、4部5章で大量のなりそこないを率いて敵将としてティバーン隊と対峙するも奇声をあげながら戦死する。元老院議員にも勝るとも劣らない腐れ外道にうってつけの最期だった。クラスは召喚士(サマナー)、なりそこないを大量に召喚し続け、ある程度近づくと帝国元老院で開発された「リワープの杖」を使って逃げ、最強の闇魔法「バルベリト」を扱ってくる。最上級クラスユニットであるため奥義「陽光」を取得しており、意外と強敵である。
「生きる知の宝である私を傷つけるつもりかこの愚者ども!
愚者は死ね!私を認めぬ者はみな死ね!」
「半獣は最高の実験材料だっ!それの何が悪いというのだ!!」
「屑が……! こんな奴の命1つ奪ったところでなんの慰めにもならん」(イズカを殺した後のティバーンの第一声)
- ねこうもりキッズ(トマトアドベンチャー) タルタルバレーにて透明人間として初登場。デミル一行がリルビ撃破後、当ステージの住民曰くリルビの大ファンで彼女の為ならどんな悪さもするらしい。そしてデミルからトイパーツを盗むもソフビーやハンゾチの活躍によって透明人間状態が解除。その後もタルタルバレーの街中を逃げ回りマカルツリー内部に逃げ込む。そしてついにリルビをデスリルビとして復活させた。(本人曰く失敗に終わったが)そして甦ったリルビにキスをしてもらおうとしたところやり方すら分からなかったデスリルビによって殺害される。
- ピグマ・デンガー(スターフォックスシリーズ)…金のために他人を平気で陥れる。かつての同僚ジェームズを裏切って戦死させ(生存の可能性もあるが)、その後結成したスターウルフでもリーダーのウルフを陰で操る。(これらの点は上述のゲマと類似している)『スターフォックスアサルト』では強欲さゆえにスターウルフを追放されるが、引き続き金儲けのためにコアメモリを奪ったり気象コントロールセンターの一部をアパロイド化させてフォックス達を妨害。そんな彼の結末は強欲さが見事に裏目に出たものだった。 余談だが復活を果たした『スターフォックスコマンド』では彼と遭遇するとバッドエンドになる。
「残念やったなぁ、スターフォックス!」
「無駄や こいつには大金をつぎ込んどるんや」
「スターウルフ面汚しとは緑を切った!」 (ウルフがフォックスにピグマを追放したことを知らせる台詞)
- デジール(伝説のスタフィー4)…自分のために国すら滅ぼす利己主義者。アミー王国を荒らし、コラル王子に一目ぼれ。邪悪な心を見抜かれ拒否された為、美を求めて国宝モナムールストーンを強奪。さらに世界中からワルモノを集め、全国民の抹殺を謀って王子の心を手に入れようとした挙句、王子がマテルと婚約者だと知ると王子をも滅ぼそうとした。最期は醜悪な顔を暴かれ、その姿で滅びることを絶望しながら消滅した。その邪悪さは旧作のボスだったオーグラはもちろん、オーグラをも操るイーブル、後に登場するダイールとは比べ物にならない。(イーブルとダイールは使えいない者を静粛する以上外道な面は描写されていない)
「クククク、ようこそザマス、テンカイの王子。あそんであげるザマス、さあ、みじめにあがくがいいザマス!」
「これが、しんのワタクシのすがた。どうザマス、このうつくしさ! さあ、ひれふすがいいザマス!!!」
- 混沌の遣い(新・光神話パルテナの鏡)…かつて冥府神ハデスにより創造された邪神だが制御が効かない為に失敗作として「月の神殿」に封印されたのだがその神殿が破壊され脱走しオーラム軍との戦いで消耗したパルテナに憑依し愉快だった彼女を冷酷・残虐非道な存在に変えパルテナ軍率いて人間界を襲撃した。更にはピットの魂を抜きとり片棒を担がせ破壊活動を行わせた。しかも直接対決の際にはあろうことか、パルテナを盾にする。敗北後もあきらめずパルテナの魂を強奪し自らの住まう異次元世界「混沌の空間」へ逃走。今まで光の女神として人々に崇められ愛されていたパルテナの威光も、信憑性も、何もかも完全に地に堕とした根源。 明言はされていないがあのメデゥーサの豹変にもこいつ(の別個体)が関与しているものと思われる。
ハドソン
- シリウス(爆ボンバーマン)…故郷を滅ぼして家族を殺したアルタイルへの復讐のためボンバーマンに協力するが、真の目的はコズミックキューブを奪われ力を失った自分の代わりにボンバーマンを利用して取り返すこと。キューブ奪還後はアルタイルを抹殺、ボンバー星もろとも用済みとなったボンバーマンを消し去ろうとした。最期はレグルスとタッグで戦ったボンバーマンに倒される。本性を現す前の態度がなまじ真面目で、リモコンを配ってくれたり基本操作から丁寧にレクチャーし、ゲーム全体の進行を支えただけに、裏切ることを知っていても衝撃が大きい。
「これさえ取り戻せば、私に怖い者などない。
間抜けな嘘をついてまで、君を助けてきた甲斐があったというものだ。
もっとも君が用済みになった今、君のような下等な奴が存在すると思うだけでも不愉快だ。」
バンダイナムコゲームス
スパロボシリーズ
- アーチボルド・グリムズ(スーパーロボット大戦OGシリーズ)…超機人と関わりの深いグリムズ家の一族の一人で、ノイエDCの指揮官で元テロリスト。物腰柔らかな面や博識な一面も持ち合せてはいるものの、戦場では非人道手段を用いた殺戮を平然と行ない、逃げ惑う人々をアリの如く殺害することを好む。「エルピス事件」の首謀者で、それによりエルザム・V・ブランシュタインの妻カトライアが命を落とすことになり、ブランシュタイン兄弟に深い楔を打ち込むことになる。ノイエDCに参加した後も、超機人を発掘するLRT機関のスタッフを無差別に攻撃したり、リクセント公国を制圧し脱出したシャイン・ハウゼンを執拗なまでに追いまわしたり、人質に取った国民を爆弾で虐殺しようとする等、まさしく快楽殺人狂以外の何者でもなかった。オペレーション・プランタジネットではノイエDCの首魁バン・バ・チュンを裏切り致命傷を負わせている。その後アースクレイドルでブランシュタイン兄弟と対峙し、彼らの攻撃を受け機体は大破、脱出ハッチが開かず、 因果応報、自業自得な形で狂乱したまま死を迎えた。
「僕は無駄な血を流すのが好きなんですよ。特に民間人のね」
「この感覚、たまりませんねぇぇ!!格別、格別です!無抵抗の人間を相手にするのは!あははははは!いや、まったく!昔を思い出しますよ、はははは!」
- デュミナス(スーパーロボット大戦OG外伝)…自身が何の為に生み出されたのかを知り、自身を生み出した創造主に会うべく、自身の子供とも言うべきホムンクルス達と共に暗躍する謎の存在。初登場作品である『スーパーロボット大戦R』においては非道な所業も行いはしたがホムンクルス達への愛情も深い、確かな母性愛と良心も存在する、哀しき悪役と呼ぶに相応しいキャラクターだったが、OGシリーズにおいては協力者であったユルゲン博士を用済みといわんばかりに躊躇わず抹殺する、バルトールに囚われた人々を自身の目的の為に皆殺しにする、極めつけはホムンクルスのティスとラリアーを罪悪感を見せることなく無理やりその命ごと自身に取り込みその糧とする等、非道な悪役としか言いようが無いキャラクターに改変されている(その非道ぶりはゼオラから「アギラ・セトメ以下」とまで言われるほど)。その最期も創造主であるダークブレインに欠陥品として処分されるという、Rの時と違って一切同情の余地も無い、非道な悪役に相応しい因果応報の末路であった。
- エルデ・ミッテ(スーパーロボット大戦MX)…ツェントル・プロジェクトに携わる、戦闘用人工知能の研究者。かつてはアクア・ケントルムの恩師であった。性格は極めて自己中心的であり、自分以外の人間に対しては内心過剰とも言えるレベルの悪意を向けており、アクアのことも内心鬱陶しく思い、憎悪まで抱いていた。自身の最高傑作であるAI1に狂気ともいえる愛情を注いでおり、故にAI1を否定する者は決して許さず、AI1に究極の進化をもたらそうとする。最後は、自らの滅びの運命を受け入れたAI1からも完全に拒絶され、予想外の結末を認められないまま消滅した。なお、口先では自身の目的を「AI1の成長を見届けたいだけ」と嘯いてはいるが、AI1が自身の望まない思考や行動を選択すれば激怒に等しい取り乱しぶりを見せ、『第2次OG』においてはAI1のインターフェースを対話型にしない理由として「うるさい(=自分に口答えする)子供など欲しくない」と言ってのける等、AI1を自身の欲望を満たすための道具としか考えていない節がある。その様はまさに子供を自身の欲望のために利用し、縛ろうとする下衆な親そのものであり、「親」としても最低な人間と言える。『第2次スーパーロボット大戦OG』においては己の私欲を満たすために『MX』以上の非道の限りを尽くしており、アルベロやドゥバンをはじめ、敵・味方問わず多くの人物に災厄を振りまいている。尤も、その惨めで無様な末路はMXと同様ではあったが。
「AI1の本当の意味を教えてあげる。…『All in 1』…そうよ!全てはAI1とひとつになるのよ!!」
「私を認めなかった世界を、AI1で作り変えてやるわ!!」
- シュウイチロウ・ユキムラ(スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd)…幼い頃に父親にオリジン・ユニットに接続されたことで、人の皮を被った破壊と殺戮の化身と化したマッドサイエンティスト。ロゴスを利用しネメシス・シリーズを製作。地球圏の戦乱の裏で、多くの版権作品の悪役達を利用しながら、自身の破壊欲求を満たす為に暗躍し、地球圏最強の部隊であるAフォースにも幾度と無く戦いを仕掛ける。その無尽蔵の破壊欲求は「世界の滅亡」を求めるまでに至っており、地球圏の全ての脅威が取り除かれた物語の最終局面において最強のネメシスシリーズ「アゾエーブ」とそれに搭載されたオリジン・ユニットを用い、神に等しき力を持つ真聖ラーゼフォンをも圧倒し、遂には全ての平行世界を滅亡させるという、SRWシリーズ史上類を見ない、最悪・最大の大破局を引き起こす。更に世界滅却後の最終決戦直前には本作のヒロインと版権作品のヒロインを惨殺するという凶行まで犯している。一介の地球人でありながら完全に人間性を捨て去り、過去のシリーズにおいて神にも等しい力を持ったラスボス勢も劇中成し遂げていないカタストロフを引き起こしたその異端のキャラクター性と所業は、シリーズでも随一の狂気を帯びる。
- ジ・エーデル・ベルナル(スーパーロボット大戦Z)…カイメラ隊の黒幕であり、超人的な頭脳と力、そしてあまりにも破綻した人間性を併せ持つ謎の男。前述の通り天才で頭脳明晰あり、幾多の未来の可能性や平行世界を熟知した様子を見せている。そのキャラクター性は一言で言い表せば最低最悪の快楽主義者で変態。黒のカリスマと言う名前でUN(多元世界におけるネットワーク)上を荒らしまわり、多元世界を混乱に陥れた。多元戦争における彼の行動目的は「面白そうだから」という、自身の快楽を貪るため以外の何物でもない。それだけでなく、レーベンの死の直前に彼を煽ったり、デュランダルやグエン、風見博士やフロスト兄弟を野心や狂行に走らせるように煽り、ZEUTHと対峙した際には正義そのものを罵倒した。変人揃いのカイメラ隊をはるかに凌ぐ狂人で、まさにカイメラ隊は病気シリーズの元凶、及び病原体と言える。その影響でプレイヤー部隊の面々からの反応は最悪で、嫌悪感を突き抜けて恐怖する者や、彼に対して面と向かって「最低野郎」「死ね」「変態」と罵倒する者までいた。コイツの方も負けてなるものかと、的は射ているがそれ以外が問題だらけ過ぎてまるで説得力がない憎々しげな言葉、ネタをぶちまけまくる。倒し甲斐がある悪、ぶっ飛ばし甲斐がある悪とまで認定されている。。この狂気染みていると言えるまでの悪意に満ちた振る舞いを、彼の平行世界の同位体の一人であるエルガンは「黒の叡智に触れた事によって破滅の未来を知ってしまったがため、眼前に迫る破滅から目を背ける逃避行動の結果ではないのか」という推測していたが、彼の真の目的は、彼を遥かに上回る邪悪な存在を打倒することにあった。
「税金に福祉に教育に軍事に経済…。そんなの馬鹿らしくって、考えてられないよ」
「ジ・エーデル語録その27! 約束は破るためにあるんだよ!」
- アイム・ライアード(第2次スーパーロボット大戦Z)…スフィアを手に入れるためにZEXISに立ちはだかる男。その名の通り、息をするほどの嘘を吐くことを得意とし、他作品のキャラにその家族をネタに悪辣な嘘を吐く等、その小癪な言動や卑劣なやり口で彼らから怒りを買っている。リモネシア共和国においては故郷を守ろうと必死であるシオニーの心につけこんでプロジェクト・ウズメを実行させ、その結果リモネシアは滅亡しガイオウをこの世界に呼び出すことに成功する。そして、その圧倒的な力を背景とする新帝国「インペリウム」を建国し、滅亡のショックによって破界の王ガイオウの威を借る独裁者と化したシオニーを筆頭執政官に迎え、その力で各国を滅亡させる、ZEUTHの世界の機動兵器を各軍に提供し、覚醒が進んだ「偽りの黒羊」の力でアークセイバーの団員「ケビン・マクラレーン」に変装して聖インサラウム王国内部の士気を挫き、同時にZEXISに偽の情報を流してユーサーを無慈悲な王子と誤解させ、アンブローンに接触して次元科学の技術や情報を渡し、それによって建造された各地のZONEから集めた次元力によって次元の穴「アビス」を開き、「Z」と「第2次Z」の世界を繋いだ事でアンチスパイラルが100億人以上と認識して人類殲滅システムを起動する等、幾度なく自分勝手な都合で世界に混乱の種を撒き続けた。ついでにいうと、一番覚醒が難しい「尽きぬ水瓶」を覚醒させるために、間接的にではあるが聖インサラウム王国を滅亡させた張本人でもある。しかし決戦のさなかZONEに入る事で覚醒した「知りたがりの山羊」を手にしたアサキムに嘘と惨め極まりない過去を暴かれて錯乱したうえに、乱入したユーサーに討ち取られて死亡、アイムが持っていたスフィアも奪われてしまう。その惨めで無様な最期は自分の野望のために人を食い物にした男にふさわしいものだろう。
「フフフ…自我も意思も無くなった破壊の使途を弟だと思い込むのは、貴女の勝手ですけどね」
- 夏喃潤(第2次スーパーロボット大戦OG)…バラルの女仙人。弱者を死に至らしめて生き残った地球人全てを強制的に仙人にする総人尸解計画という非道な計画を師匠の泰北三太遊とともに遂行し、龍王機と虎王機を奪おうとテスラ・ライヒ研究所を襲撃した。美麗人ではあるがスタイルのいい女性が好みという性癖を持ち、ナイスバディを持つ念動力者であるクスハ・ミズハをはじめとする鋼龍戦隊の女性メンバーを手篭めにしようと次々と狙い、彼女達のボーイフレンド達から特に激しく嫌悪される。
- ガドライト・メオンサム(第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇)…かつての惑星ジェミナイの防衛部隊であり、現在は星間連合組織サイデリアルの一部隊となった部隊「ジェミニス」の隊長を務める男。かつては誇りと強さと優しさを兼ね備えた好漢であったが、時獄篇では見る影も無く堕落しきっており、まさに「堕ちた英雄」と呼ぶに相応しい人物と化してしまっている。地球を時の牢獄によって封じ込める「エタニティ・フラット」完成の監視を任命され、地球へ派遣されるが、サイデリアルやその上位の存在である御使いの意思に反し、自身の所有するスフィア「いがみ合う双子」の能力によって地球とコロニーの抗争を深刻化させ、人間同士の争いによって地球が滅亡へと向かうように仕向け、地球圏の戦乱を加速させる。Z-BLUEの前にも現れては度々交戦し、その圧倒的な力を見せ付けると共に悪辣な態度や言動で彼らの怒りを煽るが、ガドライトの行動の真の理由は「自分たちの星は問答無用でサイデリアルに滅ぼされたにもかかわらず、地球は(時の牢獄に永遠に封じられるとはいえ)エタニティ・フラットに守られるのが気に食わなかった」という、地球からすれば完全なる八つ当たりでしかないものであった。しかしZ-BLUEが地球とコロニーの争いやバアルの襲来などのあらゆる困難をすべて跳ね除け、ついには時の牢獄も打ち破り、時空修復を成し遂げた事により遂にそれまでの余裕をかなぐり捨て激昂し、自らZ-BLUEを亡き者にしようと襲い掛かるが、アドヴェントの挑発でスフィアの能力バランスを崩された隙にヒビキのジェニオンに「いがみ合う双子」のスフィアを奪われ敗北。最後は意味深な負け惜しみと共に機体ごと爆散し、死亡したと思われていたが…。
- 御使い(第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇)…スーパーロボット大戦Zシリーズの戦乱の全ての元凶である高次元生命体にして根源的災厄の正体であり、喜びのアドヴェント、怒りのドクトリン、哀しみのサクリファイ、楽しみのテンプティの四人で構成された一団。人造神「至高神ソル」に仕え神の力を行使する存在であり自らを「全ての存在の頂点に立つ者」と自称しているが、四人揃ってその精神構造や思考は醜悪なまでの傲慢さと独善に染まりきっており、自分達こそが全ての至高の存在であると自惚れると共に自分達以外の存在全てを見下し、シンカを果たした存在として他の種を導くという本来の使命を行使する事無く、その独善によって数え切れない数の銀河や命を滅ぼし、多元世界に戦乱の種をばら撒き続けたという、究極のエゴの塊ともいえる悪意に満ちた存在である。自身の目的や欲望のために他者の命を弄び踏み躙る事も何とも思っておらず、本作の主人公であるヒビキもまた、彼らに人生を狂わされ、踏み躙られた者の一人である。しかしそんな彼らも最終的にはZ-BLUEの前に遂に屈する事となり、ドクトリン、サクリファイ、テンプティの三人はアドヴェントにより至高神Zを生み出すための生贄として彼に吸収される末路を辿り(ドクトリンとテンプティに至ってはアドヴェントに必死に命乞いをした挙句の最期という特に無様且つ惨め極まりない小悪党そのものな最期だった)、自ら神となって理想の世界を創造しようとしたアドヴェントもZ-BLUEとの最終決戦にて敗れる事となった。
テイルズオブシリーズ
- 教皇(テイルズオブシンフォニア)…テセアラに存在するマーテル教会の権力者。国中で差別されているハーフエルフを人一倍忌み嫌っており、自らの歪みきった差別思想を満たす為だけに「ハーフエルフ法」という弾圧まがいの悪法でハーフエルフを迫害し、エルフの妻との間に生まれたハーフエルフであるケイトさえも例外なく虐げる等、父親としても人間としも最低な独裁者。更にはテセアラの支配をも目論んでおり、ヴァーリと結託して現国王を毒で弱らせ、テセアラの神子であるゼロスを謀殺しようとする等、反ハーフエルフを謳いながら、その一方で自分の計画の妨げになる同胞の人間を排除しようとするなど、非道かつ矛盾した行動をとる。ハーフエルフを忌み嫌うそもそもの理由が「自分は老いていくのに同じ血が流れているはずの子供は老いることがない事に対する恐怖心」という極めて子供じみた逆恨みである。そのくせ、自分を慕い続けるケイトを利用するだけ利用し、敵対者であるロイド達が彼女と接触した際には「些細な罪でもハーフエルフは例外なく死罪」というハーフエルフ法を悪用してケイトを処刑しようとするなど、自らに都合の悪い存在はとことん認めないという身勝手甚だしい有様を見せた。物語の後半で自らの悪行が国王にバレた後は当然失脚して国外追放される。…と、本編ではこの時点で退場であるが、後日談であるサブイベントでは、なおも懲りずに悪事を企み、ゼロスを誘い出すための囮としてヒルダ姫を誘拐し、更にはあらかじめ毒で弱らせたケイトをヒルダ姫の身代わりに仕立て上げて捨て駒にした挙句、ロイド達が追ってきた際には自分の居場所を教えたケイトを「裏切り者」と吐き捨てる等、最後の最後まで醜悪で下衆な人間性をロイド達およびプレイヤーに見せつけた。最終的にはその救いようのない横暴ぶりに激怒したロイド達の活躍で王国側から断罪を受けて退場したものの、その後の明確な報いを受けた描写がなく最後まで反省も改心もしないままフェードアウトという非常に後味の悪いものであった。本作における悪役の一人といえる存在だが、その身勝手ぶりは、仮にも世界の行く末を憂いていたミトス以上であったと言える。
「わしは…自分の娘がハーフエルフだからこそ彼らをしいたげるものの気持ちがわかるのだ。恐ろしいのだよ、娘が!!」
その他
- 黒井社長(アイドルマスターシリーズ)…アイドル事務所「961プロ」の代表取締役。自らの勝利のためならどんな手段も厭わず、「社長である自分以外の人間は全て敵」と所属アイドルに吹き込んだり、引き込んで育て上げたアイドルを「自らの野望達成のための捨て駒に過ぎない」と解雇するなどかなり自己中心的。アニメではその外道ぶりが強調されており、あの手この手で宿敵である765プロの邪魔をする(特に千早や響の主役回では、その邪悪ぶりが尋常ではない)。まともな所属アイドルである「ジュピター」はこの悪行を一切知らず、黒井社長の策略に対抗する765プロの方を卑怯者と罵っている(もっとも、ばれた時には愛想をつかされて自ら抜けて行ってしまったが)。かつての友の高木社長は御人好しで過去に何かあったからなのか、彼を心の底までは憎みきれていないそうだが、アイドル達や視聴者達にとっては憎悪の対象でしかなく、同情の余地など微塵も無い。
- ヘルマスク(スプラッターハウスシリーズ)…身に着けた者に強大な力を与える、自我を持った仮面。怪物達にさらわれた恋人ジェニファーを助けに行く主人公・リックに力を貸してくれるという、リックにとってはとてもありがたい存在だが、実はヘルマスク自身の目的を果たすためにリックを利用しているだけに過ぎない。真の目的は強い肉体を手に入れて世界を支配すること。"彼女を助けたければ私と手を組め" といった感じでリックに付き、リックが強力なボスを倒すとその肉体に憑依し、用済みとなったリックを潰しにかかる。
協力してやることを口実に、裏では利用しておいて最後に裏切るパターンである。
「よくやったリック…これで私は世界を支配できる…」
Cygames
- リーアム(神撃のバハムート)…劇中に登場する天才人形師の男。物語の登場人物である自動人形の少女オーキスのデータを基にして、彼女と瓜二つの自動人形ツヴァイを作り出し、彼女に長きにわたって罪もない人々を虐殺させ続けていた。
その他者を顧みず自分の保身と研究にしか興味を示さない自己中心的な性格はもはやマッドサイエンティストの域に達しており、傍から見れば破綻者と言ってもおかしくない言動を叩見せている。
最後には騎士やオーキス、彼の手で婚約者を奪われたノア達によって引導を渡され、逃亡した。
レベルファイブ
- 海道義光(ダンボール戦機)…海道財閥の会長。表向きは国会議員として「世の中を良くするため」活動しているが、その実自社の武器を国に買わせるため戦争を引き起こそうとしている。孫(血が繋がっているわけではないが)のLBXに(何も言わずに)自爆装置を仕掛ける、身寄りのない子供に人体実験を施すなどその悪行は枚挙に暇がない。しかも、本人は「自分の行いが理想の世界を作る」と信じているから尚更タチが悪い。ゲーム、アニメ、漫画共に呆気ない最期を迎えている(ゲーム、アニメ版では「ある人物」に計画を乗っ取られ、操り人形と化している)。
- セレディ・クライスラー(ダンボール戦機ウォーズ)…神威島に赴任してきた教師。代理戦争としての側面を持つセカンドワールドに賛同的な教師陣の中で唯一否定的な立場を取り、担当科目である道徳を通して生徒たちに非戦争の思想を唱えている。その正体は国際的なテロ組織『ワールドセイバー』の首魁。性格は極めて冷徹であり、最高戦力のキョウジを切り捨てたり、自身の右腕的存在であった綾部を躊躇なく射殺している。アラタを引き入れる為、彼には直接手を出さずに仲間を電撃で負傷させたり、コントロールポッド内に毒ガスを仕込む、武力で学園を制圧する等の悪行を行う。ゲーム版では世界中の武器のデータが記録された『アンダーグランド』に眼が眩んだだけの唯の悪党(平和についても出任せに近い考え)であったが、アニメ版では文字通り「平和」と言う思想に憑りつかれた狂人であり、世界の目を覚ますために上記の毒ガスや制圧した学園の映像を世界中に発信している(どう考えても世界中から糾弾される事は確実なのに彼はそれが「正しい方法」と考えている)。上記の『アンダーグランド』や学園も目的の為の手段の一つとしか考えておらず、計画が失敗したら別の戦場に行こうとし、最終的にはアラタに破れ、見るも無残な姿で御用となった。
一方で平和に対する思いは「純粋」かつ「本物」であり、彼の思想はアラタに世界について考えさせる要因になった。
「プレイヤーは…ボンッ♪」
- ガルシルド・ベイハン(イナズマイレブン3)…諸悪の根源。当時14歳の影山零司をそそのかしてフットボールフロンティア決勝大会に向かう40年前の雷門イレブンを全員負傷させる、自身の所有する原油の値段を高騰させる為武器を各国に売りつけ戦争を起こそうとする、家族を人質にとってザ・キングダムの選手に限界を超えたプレーを強要する、戦時下にある国の子供達をそそのかして強化人間にする等、イナズマイレブンシリーズにおいては珍しい完全な悪人。アニメではチーム・ガルシルドを見捨てた直後に御用となり、ゲームでは自分一人だけが捕まった挙句、チーム・ガルシルドの面々に逆に見放され、全責任を押し付けられてしまった。
その他ゲーム
新・熱血硬派くにおたちの挽歌では養子であるけんを利用し、女の子を交通事故に遭わせ、くにおとりきに罪を擦り付けて刑務所に投獄させた。さらにくにおとりきの脱獄後に挨拶代わりとして自慢の拳銃でみさこときょうこを撃ち、退場する。そして、けんの敗北後にけんを射殺させるも、くにおとりきによって敗北し、自身の別荘ごと行方不明となった。「すぺしゃる」では議員のひろしの父親を利用してカジノの設立を行おうとするのだが、くにおの説得によって改心した、だが、「乱闘協奏曲」では自身の兄で香港の組織「レッドスネーク」のボスである「りー」に協力されて関東獅子連合を利用し、東京を制圧させようと企むのだが、くにおたちによってししおうは敗北し彼を撃つ。そして、くにおの教師であるまどかを人質にとり、くにおたちを香港へとおびき寄せる。ダブルドラゴンの雑魚キャラ達を利用してくにおたちを倒そうとするも、返り討ちに。人質であるまどかもぎんじしによって奪われ、彼女を射殺させようとするも、ぎんじしに阻まれる。結局くにおの怒りを買い、兄共々倒されてしまった。総じて、くにおを倒すならどんな手段も選ばない完全な外道である。
- 闇の皇子ボーゼル(ラングリッサーシリーズ)…ラングリッサーシリーズにほとんど登場する魔族の王。元はパウルという人間で、リグリア帝国の皇子だが、自身が皇帝になる為には実の父親さえも毒殺する陰気な男だった。しばらくして、ひょんな事からアルハザードを握ったアルテミュラーの怒りを買って瀕死の重傷を負わされるも、自分の非を認めないどころか、自分を負傷させたアルテミュラーはおろか、自分を受け入れない世の中全てに対する怨念を混沌の王カオスに認められ、その誘いに乗ることで人間を捨てて魔族の王となった。そして自分を受け入れない世の中を滅ぼさんと、長きに渡って暗躍し、光輝の末裔(特にジークハルトの末裔や怨敵であるアルテミュラーの子孫)を苦しめる為なら、人の心を利用したり、純なる乙女等を洗脳して手先にしたりと努力も惜しまず、ボーゼルの正体を知るアルテミュラーの部下であるエマーリンク曰く「何処までも曲がった男」である。
「憎い…余から国を奪い、余をこの様な目にあわせた奴が憎い…!!」
「カオス様の復活のあかつきには、とびっきり惨たらしい死をくれてやる。」
- クリフォード・ヒギンス(NINJA GAIDEN3)…LOA(Lords of Alchemy=錬金術の主)の会長の孫で、一度世界を滅ぼして新しく作り直す計画のために、それに反対していた実兄・セオドアとその妻を事故に見せかけて殺害した外道。さらにこの後セオドアを蘇生させては自身の道具として操る。
- アム・イスエル(ランス・クエスト)…世界最大宗教であるAL教の先々代法王。神を殺そうとした魔女にして聖女。そもそもランスシリーズの世界は、生き物の魂がとある超生命体に還元される栄養であり、その超生命体が生き物の絶望や悲しみを好んで食べるため悲しみや苦しみが絶対に世界から消えず、またどんなに平和を築いても大いなる力で揉み消されてしまう。宗教観、疫病、生理現象、自殺衝動、英雄の登場すら、超生命体が美味しく絶望を食べるためのシステムといえる。アムは法王に選ばれた瞬間に女神ALICE(超生物が産んだしもべ)によって世界の真実を何十万回もの拷問と共に刻み込まれ、世界の不条理を認められずに法王の責任を捨てて逃げ出した。現実と向き合った彼女が思い付いた手段は、超生命体に還元されるはずの魂を腐らせ台無しにすること。つまりこれから生まれる全ての魂を腐らせて燃えないゴミにし、超生命体を飢え死にさせるという恐ろしく気の長い方法だった。しかも彼女はこれを考えうる限り最善の手段として、極めて前向きに世界を腐敗させようとしている。仮に超生命体やそれを護る三超神に攻撃を仕掛けられたとしても、時間停止や強制弱体化のせいで全く戦いにならないので、つまるところ現状で超生命体を直接倒せる方法は彼女の案しかない(絶無ではない)。結局、ランス達と現法王の活躍によりすべての計画を挫かれ、アムは教会の地下深くに封印される。超生命体ル○○サ○ムを知って人生の歯車が狂った人間だが、望んで堕天し進んで絶望を振りまいている事実は揺らがない。
「人生は希望に満ちている、そんなのは嘘。
その言葉を信じて今まで生きてきたんですね?辛かったでしょう?」
「人は諦めていいんです」
- 殺人クラブ(学校であった怖い話)…主人公が通う鳴神学園で噂されている、殺人を活動目的とした非公式な部活動。正体は新聞部の日野貞夫をはじめとする語り部7人の男女であった。新堂誠を最後の語り部に選ぶと、図書室で殴られこのシナリオになる。「勧誘を無視した」「吐き捨てたガムを踏んだ」「ズボンに泥をはねた」等、とてつもなくくだらない理由で毒薬を飲まされ学校中を逃げ惑うはめになる。選択肢の異様な多さから、シナリオの中でも最高級の難易度を誇るものである。最終的には自殺やら仲間割れやらで勝手に自滅する。
「『アンプルをいただけませんか、日野様』···だろ?」
- 篠崎サチコ(コープスパーティー BloodCovered)…天神小学校児童連続誘拐殺人事件の被害者で、唯一生き残った少女。実際は被害者ではなく殺人を犯した張本人であり幽霊。「生きている人間が妬ましい」との理由で、怨念によって生み出した廃校に何の罪もない少年少女を封じ込め、その中で残酷に人を殺し、人を絶望のどん底に陥れることで快楽を覚える残忍極まり無い悪霊である。さらに廃校内で死んだ人間は悪霊に変貌して生きた人間を襲い、成仏すらできない存在となってしまう。その邪悪な心は過去の悲惨な出来事が影響しているのだが、それでも彼女の行為はかなりタチの悪い逆恨みに過ぎない。
「みんな死んじゃえ······アタシの世界で!!」
- 第六天波旬(神咒神威神楽)…神咒神威神楽グランドルートにおいて登場するラスボス。神となった者の渇望が世界法則へと反映される作中世界において、全宇宙の全ての生命体が自分のみを愛するという自己愛性人格障害を患ったような状態へと強制的に変貌させる大欲界天狗道という法則を垂れ流していた歴代最低最悪最強の邪神。歪な世界ではあるが、作中開始時点では前作主人公の尽力により、世界の法則に対して波旬の渇望が完全な形で反映されておらず、いまだに未完成な状態のために、これでもまだマシな状況である。しかし、その障害となっていた人物が主人公達によって排除されたために、ついにその真の法則、そして波旬が抱える渇望が明らかとなり、世界に反映されることになってしまった。その真の法則とは「俺を独りにしろ」「俺以外は消えてなくなれ」という波旬の渇望の下に全ての生命体が彼に同調し、「至高の自分以外は必要ない」として全並行世界規模で恋人・仲間・家族同士ですら殺し合いを行うという最悪の法則。同調した人間は「己こそが最高」という自負を無限に膨れ上がらせていくことで、シンクロ率が高いほどに波旬の無限の力を享受してしまい、ただの一般人ですら規格外の戦闘力を得る様になっていき、最終的には宇宙を塵にするような超人へとサイヤ人ばりに無限強化されていってしまう。その行き着く果ては、波旬との同調率が特に高い数万の疑似神格と数億の神格級の存在達の殺し合いを行い、数日の内に宇宙そのものが荒野と化した、全てが消え果てた無の世界に波旬一人だけが漂うという最悪の屠殺の宇宙が完成してしまう。新たな生命の誕生は神の仕事であり、その神が波旬であるため、こうなってしまえば全てが手遅れと化し、未来永劫新たな生命が生まれる確率は完全にゼロとなる。これこそが波旬が歴代最低最悪の邪神と評される理由である。ちなみに波旬は通称であり、本名はマーラ・パーピーヤス。最初からこのような渇望であったわけではなく、原初の渇望はただ「独りになりたい」というものであり、本来は非常に無害かつ殺傷性など皆無な渇望であった。そもそも本来なら他者という概念をまともに持っていないため、世界を管理する神ではなく、世界から外れ閉じこもる神になるはずだった。しかし、ある存在のために独りになれず、逆にその存在を意識することで他者という存在を強く自覚することへとなってしまい、それによって渇望は変性、全てを滅ぼす屠殺の願望へとなってしまった。最終的にその原因と勘違いした当時の世界を管理していた神である前作のメインヒロインを魂が消え果てるまで踏み潰し、最後は尻で押し潰して殺害、彼女を守ろうとした前作のラスボス2名を軽く惨殺、前作主人公にも瀕死の重傷を負わせ、神の座から排除した。しかし、この行為によってなし崩し的に神の座を継承してしまい、さらには前作のヒロインが管理していた全並行世界の無限の魂を受け継ぐ事となってしまった。この無限の魂により、そもそもの原因である自分を独りにさせなかった存在はその中に紛れ込んで判別出来なくなり、何より纏わりつく他者がとんでもない数に膨れ上がってしまったために、その狂気は爆発的に加速することになってしまう。とはいえ、もはや「殺害」という形でさえ他者と関わることを嫌悪し、大欲界天狗道の作用に全てを任せて数千年もの間、人類が死滅するのをただ待ち続けていた。性格は上記のように、「この世界に自分以外はいらない」と言うような自己愛の塊、全てを知ることができる真の全知でありながら何も見ようともせず誰にも興味を持たず、何か行動を起こすことも嫌がり、誰にも煩わされたくないというだけの引きこもりの極地のような性格である。人間なら誰でも少なからず理解できる面もあるが、根本的に人類と相容れないほどにそれらが振り切れている為、生まれてこなかった方が本人にとって幸せであったと作者からは言及されている。最終決戦にてその性格を突かれて敗れた際に、ある特有の理由により歪ながら個人として認識せざるを得なかった主人公に対して問いを投げかけ、それに対する回答に生まれて初めて自分以外の他者について真摯に考えた末に答えを返し、相容れないながら他者という存在をようやく認めることができた。そして最期は心より求めていた“無”という最高の平穏にして孤独を手に入れ満ち足りながら消滅していった。ただ独りになりたいという願いが世界全てを滅ぼす寸前までいった引きこもりの最低最悪のケース。
「俺の糞は旨かったかァ?」
「俺はただ、一人になりたい。俺は俺で満ちているから、俺以外のものは要らない」
- デモク(イデアの日) …イデア四天王の一人。格好こそ変だが目的のためなら手段を選ばない盲信者。濃縮ウランを奪うため潜水艦を襲撃、乗組員を大量虐殺する。また、義賊のジャドの恋人を騙した上で刺殺、ダイヤモンドを強奪する。更には科学者のDr.ポーの息子にウイルス漏洩の濡れ衣を着せた上で彼を殺害した(実際にはデモクが盗んでウイルスをばらまいた。しかしDr.ポーは、この真実を知るまでデモクから「息子は人間に殺された」と嘘を吹き込まれ、人間に復讐をするためイデアの計画に加担していた)。
- ドレクスラー機関(アルカナハート)…3にてその姿を現した悪の組織(2の朱鷺宮神依シナリオでは、この組織とほのめかすセリフがあった)。ナチスが設立し、魔族からの技術提供でその勢力を大きくした。オカルトと人体実験に定評のあるナチス傘下だけあって、有する技術の大部分は年端もいかない少女たちの屍の山を築き、彼女たちやその遺族の悲しみと精神的苦痛という副産物を撒き散らしながら産み出された許されざる物ばかりであり、登場人物の中にも被害者がいる。大戦中、神依の手で大打撃を被り、数十年後に日本支部をペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィストに壊滅させられ、そして報復兵器として繰り出したラグナロクも聖女達の奮闘で破壊された。
- ミハイル・ロア・バルダムヨォン(月姫) …あまりの影のうs…もとい、巧みな暗躍ぶりゆえに目立っていないが、やっていることはまごうことなく外道。そして『月姫』世界における全ての元凶の一人。アルクェイド・ブリュンスタッドに魅了され、"永遠の命"を手に入れるためにアルクェイドに近づいて自分の血を吸わせて吸血鬼になり、その二次被害として彼女を暴走させてその場にいた同族を皆殺しにさせる。一度はやりたい放題が過ぎたたためにアルクェイド自身に始末されるが、それまでに完成させた「転生の秘法」を用いて以後18代に渡って転生を繰り返し、そのたびに殺戮と悲劇をばら撒き続けている。シエルも元は17代目のロアであり、こいつに乗っ取られたせいで「死ねない肉体」となって地獄を見ている。また弓塚さつきはロアに吸血されたことで吸血鬼化し、人としての人生を奪われている。さらに最後の転生先はよりにもよって遠野秋葉の兄・遠野四季であり、ただでさえ内情が腐敗していた遠野家とその関係者にさらなる悪縁と災厄をばら撒いた。最終的にはかつて転生体の四季の身体で殺害したことのある遠野志貴の直視の魔眼によって完全に滅せられるという自業自得の最期を遂げた。
「喰いたりねぇ、飲み足りねぇ、殺りたりねぇじゃねえか!」
- ムラタ(大番長)…Panzer Gruppe Gynjou(以下:PGG)の副長。狡猾、自分勝手な性格で、部下からの信頼は皆無。総長である銀城智香を利用して自らの野望のための悪行を行うが、斬真狼牙によって野望は阻止され、PGGからも追放された。
- 岡崎監察官(スカーレッドライダーゼクス)…政府所属の人間。ハコダテでの新型ゼノバイザーのテストを皮切りに主人公たちを追いこむ。主人公更迭後のトウキョウ及び富士戦では民間人を切り捨てて自分たちだけ逃げようとした狡猾且つ外道。
- 新谷ナフミ(彼岸花の咲く夜に)…表向きは淑女を演じているが、実際は少年をモデルにしたわいせつな絵を描くことを趣味にしている女教師。ある日眠らせていた少年をもてあそんでいた際にルノワールと遭遇し、一度は彼を消滅させた。しかし消滅したルノワールは偽物であり、眠らせた少年が本物のルノワールだった。野田裕貴を殺害していたことを隠していたため「嘘を付いてはいけない」というルールを破ってしまったためにエッシャー作の「上昇と下降」の世界に閉じこめられた。
- カーター総司令(魔界戦記ディスガイア)…地球軍の総司令官であり、地球勇者ゴードンの仲間であるジェニファーの養父。魔界の地球侵略を阻止するべく、魔界に地球勇者であるゴードン一行を派遣する…、というのは一行を利用するための建て前でしかなく、その真意は魔界侵略のための侵入ルートの確保にあった。ゴードンはおろか養女であるジェニファーすらただのコマ程度にしか思っておらず、いざ侵略計画を実行するという段階で一行の事をあっさり切り捨て、ジェニファーにいたってはマインドコントロールを施してゴードン達と戦わせようとし、それが部下の裏切りによって阻止されると予めしかけてあった爆弾でジェニファー諸共始末しようと試みる。一応地球人類の事を考えての行動ではあったが、その手段は腐れ外道その物であり、魔王であるラハールにさえ「人間にしておくには惜しい」とまで評されている。
- ブルカノ(魔界戦記ディスガイア)…天界の天使長でフロンの上司。魔王にも認められるほどの悪党面の持ち主。悪党なのは顔だけではなく、地球人を唆して魔界に侵攻させる、天界の法律で禁じられた魔神との契約に手を出す、天界のトップである大天使を亡き者にしようと企むなど、やっている事は天使どころか悪魔よりもずっとタチの悪いドス黒い悪党以外の何者でもない。悪魔や人間を完全に見下しており、世界の平和には唯一絶対の統治者が必要という思想の元、自らが唯一神となるべく暗躍する。最後は大天使を騙して主人公達と共倒れさせようと企むも、実は一連の事件の真相を知っていた大天使によってその思想を完全に否定され、一輪の花に変えられてしまう。典型的な自分が悪である事に気付いていない邪悪(プッチ神父型)であり、野望のためなら手段を選ばない真性の腐れ外道である。
「お前たちを始末し、大天使を亡き者とする!
そして、わたしは神となるのだ!」
- テンプル騎士団に連なる人物(アサシンクリードシリーズ)…表向きは敬虔なキリスト教の騎士で結成された騎士団であるが、裏の顔は神の遺産「エデンの果実」(以下PoE)を用いて人々を支配しようとする悪の教団。騎士団の源流は神話の時代より続き、遡ること1000年前より人の意思を操ることのできるPoE「リンゴ」を巡ってアサシンとの戦いが始まる。PoEは様々な形で世界中に散らばっており、歴史上に名を残す人物の多くはPoEとテンプル騎士団が関係している。ジャンヌ・ダルク・ガンジー・ジョン・F・ケネディ・イエス・キリストの殺害は彼らの持つPoEを奪取するためであった。現在は巨大製薬会社「アブスターゴ社」を隠れ蓑に活動し、いくつかのPoEを確保。PoEを載せた宇宙衛星を用いて人類を支配するためPoEに連なる人物の遺伝子記憶を引きずり出して在処を探り、以前の被験者である被験体16号は精神崩壊するほど過酷な実験を強いている(16号以前はお察しください)。16号の精神崩壊後、最も必要なPoE3を探るべく主人公デズモンド・マイルズを誘拐する。
- 財団(アーマード・コア ヴァーティクトデイ)…旧時代の遺物「タワー」を研究する機関の代表者。三大勢力に対し中立の姿勢を謳っているが、その言動や行動には明らかに三大勢力の対立を煽る意図が見え隠れしている。その本性は世界を荒廃させた「人類」という種そのものへの憎悪と悪意に満ちており、人類が人類同士の戦いによって滅ぶことを望み、三大勢力に提供したUNACを暴走させる、死神部隊と結託し彼らを戦場に介入させる等、戦乱の裏で糸を引いていた。また、自身の目的の邪魔となる「人の可能性」…「黒い鳥」の排除も企て、「黒い鳥」である主人公も激しく敵視し、抹殺を狙う。ACシリーズでも数少ない肥大化したまでの悪意を持つ、シリーズでも異端の悪役である。
- ナイア(デモンベインシリーズ)…古本屋の女店主を装うが、その正体は邪神ナイアルラトホテップの化身そのもの。全ての黒幕であり、悪辣な手段で蜘蛛の巣の如く運命の罠を張り巡らせ幾星霜も世界をループさせては、大十字九郎とマスターテリオンをはじめ、世界の全てと運命を玩具の如く弄び続けた。自らの計画が一度粉砕された後も、今度は九郎とアルの子供達の家族への情を弄び暗躍する等、そのおぞましい宇宙的悪意に満ちた陰謀劇はとどまることはない。『スーパーロボット大戦UX』においても他作品のキャラクター達の運命も弄ぶ黒幕であり、他版権作品の世界も含まれる本作の世界も幾星霜もループさせ、本作のラスボスが降臨する最大の原因を作るなど、クロスオーバー作品でも原作と変わらぬ外道ぶりを見せた。
- 道元(閃乱カグラシリーズ)…私立蛇女子学園の理事長でビジネスだが、その実態は蛇女の忍学生を妖魔の実験台として利用する悪党。焔達を利用して彼女達を蛇女から追放させ、春花を傀儡で操り巨大な妖魔を作り出して焔の仲間を吸収して飛鳥を圧倒するのだが、あと一息で倒され、焔に仕留められる。「Burst」では復活し、妖魔の力を得た。傀儡で焔を操るも、凛によって阻まれる。さらに妖魔の力でパワーアップし焔を圧倒するも、倒される。さらなる巨大妖魔を呼び出すのだが、焔に倒され巨大妖魔の下敷きになった。が、「真紅」でも2度目の復活。今度は封印後の神楽を食べ、不死の体を得ようと企む。飛鳥の祖父である半蔵を暗殺させ、飛鳥に憎しみを植えつける。さらに自分自身に傀儡を使用しパワーアップして飛鳥と焔のコンビを苦戦させるも、逆に倒される。巨大な妖魔を次々と呼び出し、飛鳥達の行く手を阻ませるも、ベテラン忍コンビや蛇女の制服に着替えた焔紅蓮隊によって逆に追い詰められる。だが、真影のラスボスのパワーアップ版を召喚して飛鳥達の仲間を吸収させてから合体し、飛鳥達を追い詰めるも、真の力に目覚めた神楽によって遂に成仏した。まとめておくと、私用私欲のためだけに散々人を利用してバケモノへと変化させるなど、哀しき悪役の多いカグラの中では最低最悪のクズである。また、焔が蛇女に入学した理由を作った張本人でもある。
- 鬼人正邪(東方輝針城)…当ゲームの5面にて登場し、6面中ボスとしても登場する。性格は人が嫌がることを好む、人を喜ばせると自己嫌悪に陥る、人の命令は絶対に聞かない、得をしても見返りは与えない、嫌われると喜ぶというまさに天邪鬼。(まあ基本的に東方のキャラは性格が良いとは言い難いキャラが多いのだが鬼人正邪はその中でも最も最悪な部類に入る。)輝針城異変の黒幕でもあり、今の安定した幻想郷をぶち壊し、弱者が支配するという大きな野望を抱いていた。本人は「ひっくり返す者」(レジスタンス)を自称している。しかし鬼でもなんでもないただの捻くれた小物妖怪なので、自力では何も出来ないでいた。そこで打ち出の小槌とそれを唯一扱える小人族の能力に目をつけた。特に、事情により打ち出の小槌の事を何も知らない少名針妙丸を利用する事を考える。口の上手さを使って彼女に「小人族は過去に幻想郷の妖怪たちから屈辱を与えられた」などと嘘八百を吹き込み、彼女に強者への復讐を決意させる。そして打ち出の小槌に自分だけ強くなるようにと願わせて異変を引き起こさせた。ところが小槌の魔力はその1つの願いを叶えるだけで留まらなかった。願いを叶えた「代償」は2人の拠点である輝針城を中心に幻想郷中に広がり、各地に影響を及ぼし始めた。このように東方シリーズでも初と言っていい純粋な悪意を持って異変を引き起こしたキャラで、目的も「幻想郷の崩壊・支配」という非常に危険で大層なものである。取った手段も「何も知らない針妙丸に嘘を吹き込む」、「彼女しか出来ないとはいえ針妙丸に実行役をさせた」、「打ち出の小槌の代償を隠して(知らなかった様であるが)針妙丸に使わせる」、「異変の影響で無理矢理下克上意識を植え付けられた付喪神や妖怪達を味方にする」、「異変が解決された後は針妙丸を捨てて逃げる」など他者を利用することをなんとも思わない。まさに外道(通称『ゲスロリ』)。しかし正邪は、打ち出の小槌が、魔力の放出と尽きと吸収を繰り返すだけの無限ではない物だという事実を知らなかった。 そんな悪党っぷりを見せた彼女も『弾幕アマノジャク』でまさかの主役に昇格したのであった。
「さあ、弱者が見捨てられない楽園を築くのだ!」
全ての元凶。ミヒャエル・ゼッペリンの娘で幼い少女ではあるが、その性格はかなり非道で、世界が退屈だからという理由で反乱を起こし、罪のない人を殺すだけでなく、自分の父親まで平気で殺すという同じゲスロリである鬼人正邪にも劣らない外道な性格をしている。
それだけでなく、世界をおもちゃだと言い張り、反乱などを遊びのようにしかとらえている。
続編のRosenkreuzstilette Freudenstachelでは魔女狩りなどを仕込んでいた。
最後は主人公に封印された。
「命?うふふふふふふっ♪神にとってはオモチャそのものですわ。だって、そんなもの幾らでも作れますもの♪暇つぶしに作ったアイファーとそこの妖精や余興としてよみがえらせた
伯爵を見たでしょう?
何の価値もありませんわ。」
「世界の全てはわたくしの手のひらのおもちゃに過ぎませんわ。おもちゃで遊んで何が悪いのかしら」