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ギリシャ神話の編集履歴

2021-03-03 14:34:41 バージョン

ギリシャ神話

ぎりしゃしんわ

古代ギリシャの神話。感情が豊かな神々や、星座の成り立ちで有名。

概要

古代ギリシャの諸民族に伝わる天地創造や々と英雄の物語。


紀元前15世紀に口承で伝えられてきた数々のエピソードから成り立つ。

メソポタミア神話エジプト神話の影響が強く、比較すると興味深い。


土着伝承のみならず、叙事詩や文学として体系化されたものも少なくない。


トロイア戦争を描いたイリアス、オデュッセウスの冒険を描いたオデュッセイア

神々や人間が様々な物に変身する変身物語、天地創造を描いた神統記などが代表的。


我々が思い浮かべる月桂冠を被り、白いトーガを着た神様や大理石の建造物といったステレオタイプなイメージはギリシャ神話がルーツ。


また、本神話のキューピッドはキリスト教の天使のイメージにも影響を与えたとも言われる。

世界観

北欧神話が樹木、インド神話が山が中心ならば、

地中海地域のギリシャ神話は海を中心とした世界観である。


地球は平面とされており、欧州にあたるエウローパ、亜細亜に当たるアシアー、アフリカに相当するリュビアーの三大陸が主な陸地であり、その四方を大洋オケアノスが取り囲んでいるという世界観である。


海の果ては存在すると考えられ、回るプールの様に海水がグルグルと循環し、

この水が地下を通して淡水になるとされていた。


地下にはハーデスの支配する冥府があり、アケロン河やステュクス河、レーテ河といった幾つもの大河が流れている。最下層には監獄タルタロスが存在しており、神に背いた大罪人やティターンが封印されているとされる。


また、西の果ての海には選ばれた者しか行けないエリシオンと呼ばれる理想郷が存在しており、冥府は地下ではなく、西の果ての海域に存在するともされた。(極楽浄土を想像するといい。)エジプト神話同様、肉体は滅んでも魂は生き続けるという考え方だった様だ。


世界観は以上だが、アイアイエー島の様に神話上の地名も登場する一方、多くは実在の地中海地域(イタリアを含む)が舞台になる。他にアジアやアフリカ等が舞台になる事もある。


登場する地域は以下の通り。

地名備考
アッティカ現在のアッティカ半島
アルビオン島現在のブリテン島。アイネイアスの子孫が上陸したとされる。
アルペイオスとペーネイオスペロポネソス半島北西部にある川。ヘラクレスが十二の難行で流れを変えた川でもある
アルカディアペロポネソス半島中央部の地域。後代まで牧歌的な理想郷としてイメージされる
アイギナ島アテネ近くにある島でアイアコスが治めており、この島にあるディクテオン洞窟でゼウスが生まれた
アテナイ現在のアテネ市。アテナが守護神
アトラス山脈現在のアルジェリア北部にある山脈。アトラスの成れの果てと伝えられる。
イタケー現在のイオニア諸島イタキ島。オデュッセウスはこの島の領主であった。
インド現在のインドに同じ。ディオニュソスがこの地まで信仰拡大の為に遠征したという逸話がある
エチオピア現在のエチオピア共和国辺り。アンドロメダの出身地
エトナ山シチリア島にある火山
オルテュギア島ギリシャ神話に登場する双子の出身地。現在のデロス島
オリンポス山十二神が住まうギリシャ最大の山
カリュドーン現在のエトリア=アカルナニア県に存在していた古代都市。カリュドーンの猪伝承の舞台
カルタゴ現在のチュニジア辺りにあったフェニキア人国家。
キュプロス島現在のキプロス共和国アフロディーテの生誕地。
クレタ島ギリシャ最大の島で、ミノス王が治めていた島でミノタウロス伝承の舞台
コーカサスロシアやグルジアに連なる山脈またはコーカサス地方のこと。プロメテウスが貼り付けにされた
コルキス現在のジョージア北部の沿岸部。メディアの出身地
シリア現在のシリアに同じ。
スキュティア現在の中央アジア。騎馬民族スキタイと語源は同じ。
スーニオン岬アッティカ半島最南端の岬。ポセイドン神がふうい…信仰されていた場所
スパルタ現在のスパルティ市。スパルタ教育の語源
テーバイ現在のティーヴァ市。オイディプス王の逸話で有名
テッサリア現在のテッサリア地方に同じ。カイネウス伝承の舞台
デルポイパルナッソス山の麓にあった都市。アポロン進行が盛んだった
トラキア現在のバルカン半島南東部。アレス信仰が盛んだった
トロイア現在のトルコ北西部。トロイア戦争の舞台
ナイル川アフリカ大陸最大の川。トリトニス湖の元ネタとされる
ネメアペロポネソス半島北東部にある都市。ここにある洞窟に人食いライオンが住んでいたとされる
フリュギア現在のアナトリア半島中部にあった国家。ミダス王がこの地の王だった。
ヘラクレスの柱スペインジブラルタル海峡を臨む大岩。ヘラクレスが棍棒を使ってこの地を形成したと伝わる。
ボスポラス海峡現在のトルコにある海峡。アルゴナウタイの伝承で登場
ミュケーナイペロポネソス半島東部の古代都市。アガメムノンが治めていた
メッシーナ海峡シチリア島とイタリア本土に挟まれた海峡。スキュラやカリュブディスの住処
リビュア現在のリビア辺り。アフリカ大陸も指す。
リュキア現在のトルコ南西部。ベレロフォンキマイラ退治をしたとされる
レムノス島エーゲ海北東部に浮かぶ島。ピロクテーテースが10年滞在した。
ローマ現在のローマ市。ローマ建国神話自体がギリシャ神話の続編的な側面を持っているので記載

神話世界の歴史

原初戦隊ゴシンジャー

天地創造以前は混沌としたカオスが広がっており、そこから地母神ガイアや冥闇の神タルタロス、夜の神ニュクス、エーテルの語源となったアイテール等原初の神々が次々に生まれた事で世界の礎が形成されていく。


ガイア自らが産んだ天空の神ウラノスが交わる事でクロノスティターン神族を始めとする巨神族だけでなく、サイクロプスヘカトンケイルと言った恐ろしい巨人達も誕生したが、ウラノスは後者を嫌ってタルタロスに閉じ込めた。


センシティブな作品

これには我が子を愛したガイアはご立腹。金剛石で出来た鎌をクロノスに与え、ウラノスの男根を切り落とさせた。ウラノスは表舞台から失脚し、ティターン神族の治世が始まった。


しかし、ウラノスが最後に放った「貴様はいずれ自分の子に滅ぼされるだろう」という予言はクロノスを恐怖に駆り立て、子供達を次々と飲み込んでしまう。彼の凶行に焦りを感じた妻レアーは残った最後の息子をクロノスに隠れて育てた。


この子が後のゼウスである。成長した彼はガイアの助言を得て、タルタロスに封じられた巨人達を味方にすると、ティターン神族と戦った。


これが「ティタノマキア」で、大戦はゼウス軍の勝利に終わり、彼の子孫を含めたオリュンポス十二神の時代が始まる。尚、一部のティターン神族を除いて、殆どのティターンはタルタロスに閉じ込められた。


時代は下り、世界には人間が誕生する。当初、プロメテウスに創造されたとされる人間はしかいなかった。不憫に思ったプロメテウスが火を与えた事で大きく発展を遂げるが、人類が力を持つ事を快く思わないゼウスらは、鍛冶の神へファイストスに命じて、美しい女神を元に粘土から原初の女性「パンドラ」を作り上げる。


神々はパンドラに禁忌の箱を与えたが、彼女は好奇心に負けて箱を開けたので箱の中から

疫病や犯罪といった災いが世界に蔓延し、人々は苦しむ羽目となった。


一説には箱に「希望」が残されており、その為人々は絶望を乗り越えられるのだとされる。


人間達が数を増やし、英雄達が誕生した時代に今度はティタノマキアでオリュンポスの神々に協力したガイアが復権を目論み、ギガースという足が大蛇になった巨人族を従えて神々に宣戦布告した。

宇宙を焼き尽くす雷霆を持つゼウスのいるオリュンポスの神々でさえ、人間の力を借りなければ勝てないとまで言われた総力戦にはゼウスが人間の母との間に儲け、神妃ヘラの神威を与え育てたヘラクレスが参戦した事でオリュンポス側が優勢になったが、


ガイアは最後にギリシャ神話屈指の怪物テュポーンを差し向ける。


あまりの強さに神々は動物に変身して逃げ惑い、ゼウスもエトナ山の下敷きにして封印する事がやっとだった。この大戦は後に「ギガントマキア」呼ばれる様になった。


その後人間は溢れんばかりに増えたので神々が頭を抱えていた折に、ひどく不機嫌な不和の女神エリスが黄金のリンゴを神々の宴に投げ入れ、三女神の中で誰が一番美しいかをトロイアの王子パリスに決めさせ、美の女神であるアフロディーテが選ばれる。


彼女は報酬としてギリシャ一の美女であるヘレネを彼に攫わせた。


次にゼウスヘラクレスに続く英雄を作り出すべくテティスを利用して英雄ペレウスと目合せてアキレウスを作り出し、最後に邪魔者となる女預言者カサンドラの開戦の予言を周囲に聞き入れなくさせた。


かくしてトロイア戦争は開始され、審判で選ばれなかったヘラとアテナは腹いせにギリシャ側に付いた。


数々の英雄が所属するギリシャ軍の前にトロイアは陥落し、トロイア戦争は終結した。英雄も人間も多くが滅んだが、生き残った英雄とその子孫達は故郷に帰り着いたものもいれば、ブリタニアローマといった欧州の礎を築いた者もいた。


その一人ロムルスが最高神の一人クィリヌスに至り、彼の興したローマ帝国が栄えると神々は人類に介入しなくなり、本当の意味で人間の時代がスタートした。


時代区分には金属の名前が使われており、クロノスが統治していた平和な金の時代、


ゼウスが支配する銀の時代、青銅時代、英雄が登場する英雄時代、そして我々人類の鉄の時代の順に進んでいく。


ギリシャ神話から派生した「オルフェウス教」の神話では原初の支配者としてオピーオンという蛇神が存在していたとも言われている。

特徴

分かりやすく言えば『スケールの大きい昼ドラ


神々はそれぞれの職分に従い、世界の秩序を司る役割があるが、性格は様々でしばしば私情で動く


人間(やニュンペー)に欲情したり、特定の人間に肩入れしたり、美貌や技能で自身を凌ぎかねない人間に嫉妬する。人間を巻き込むばかりか、神々の間でも諍(いさか)いを起こす。


本神話では大部分にゼウスの浮気が関わっている。この浮気癖は、ギリシャの権力者達が自らの権力に箔を付ける為、自らをゼウスの子孫としたからだと言われている。


元々、ギリシア神話はゼウスの浮気以前から内ゲバの激しい神話体系である。その諍いの歴史はガイアウラノスの夫婦喧嘩に遡り、諍いが大戦争に発展する事も珍しくない。


神々を含めた登場人物の思考や行動が利己的で、互いの関係から来るトラブルで破滅する話が多い。また、人間が神々の厄介事に巻き込まれ、悲惨な末路を辿る話も多い。

こうした神々絡みのトラブルが起こる原因としては、神々を愚弄するなど自業自得のケースの他に、神々の私情による一方的な制裁も目立つ。

ただし、人間に対しては絶対的な権力をふるう神々も、同じ神族からはしっぺ返しを食らうことも少なくない。例えば、へファイストスは道具を作成する技術を活かし、自分を捨てた母親ヘラや浮気性の妻アフロディテに制裁を与えている。


この為に、ギリシャ神話にはまともな神はいないのかと総ツッコミを受ける事もしばしば。フォローしておくと冥王ハーデスや家庭の神ヘスティア、冥府の女王ペルセフォネ辺りの神様はまともな方であり、ゼウスやヘラといったトラブルの常習犯にも(一応は)慈悲深い側面もあったりする。


こうした神々の不品行については、ホメロスの叙事詩で語られているものについて、当の古代ギリシャの時代からすでに哲学者クセノパネスのように嘆き、難ずる者がいた。だが後のローマ帝国の時代に、神話をほとんど娯楽物語化したオウィディウス『変身物語』の影響が決定的である。


他の神話と比べて英雄の数が非常に多い事も大きな特徴の一つで、彼らの祖先には神々がいる事が多く、その血筋が常人にはない力を持つことへの説明であり、証とされる。一方、ピロクテテスアタランテイアソンなど、純血の人間から出た英雄も少なくない。


不老不死の神々が関わっていること、神々の世界では近親婚・近親姦が普通に行われてきたこと(これは「神々には許されること」として不道徳とはみなされていない)、神々が数多くの異性と交わって子供をもうけていることから、親族関係がえらいことになっている


最大の原因であるゼウスに関わるものだと、「自身の曾孫娘曾々孫娘に手を付けて子を生ませる」「曾祖父曾孫が異母兄弟にあたる」という、人間世界では絶対にあり得ないような関係が生じてしまっている。


家系を重んずる古代ギリシャ人は当時から家系ごとに神話を整理することも試みてきたが、いざ系図をつくるとゼウスら神々が所々に登場してわけがわからなくなるほどである。


そして、神々は基本的に不死身であるが、不死身であるが故にを恐怖の対象として見たり、暗殺の道具として使う傾向にある。というのも、いくら強力な毒でも死んで楽になれないので永久に苦しみが続くからである。そうした神々は不死である事を辞めて死ぬ事を選択するという。


さて、上記の昼ドラみたいな逸話の陰に隠れがちだが、インド神話ほどではないものの、スケールも実は馬鹿でかい。棍棒で山脈を真っ二つにしたり山をぶん投げて怪物を封印したり雷で宇宙を焼き尽くせちゃったり大地に触れている間は無敵だったり地球だとか天を支えてたり全宇宙を揺るがす戦争起こしちゃったり人口調整の為に戦争始めたりとかザラにある話である。あとネットの晒し行為の元祖みたいな事までスケールがでかい。


それだけではなく、上記の人間臭い逸話に加えて、現代の同人誌もびっくりと言わんばかりの特殊性癖の宝庫でありとにかく挙げればきりがない。


このようにぶっちゃけ子供によろしくない描写がてんこ盛りである為、他の昔話同様に、子供向けメディアではこのような描写が大幅にカットされてマイルドになっている事が多く(実際には暴力的な性関係であったものが「愛し合った」ことになっているなど)、比較的当たり障りの少ない星座関係がよく取り上げられる。理科の教科書で取り上げられる神話は概ねそちらである。


また、タロスなどのスーパーロボットの元祖(?)と呼べる物や、アルゴナウタイというヒーローチーム(今で言うジャスティスリーグアベンジャーズみたいなもの)、女神の助言・アイテム取得・数々のミッションのクリアといったRPG的要素満載のペルセウスの冒険など男子の心を掴む要素も少なくない。今以上に娯楽の限られていた時代にこれだけの娯楽の基礎を抑えていた辺り(古代ギリシャ人の思惑はともかく)、正しく色んな意味で未来に生きていた神話だと言える。しかもこの神話、日本のサブカルの萌芽とも言うべき日本神話紫式部が登場する遥か昔に作られたものなのだ…。


やっぱり世界って広いわ…。


それとギリシャ神話はどういうわけか動植物が登場する神話が多く、神々や英雄が動植物に変身したり、罰を与えられた対象が動物に変えられるといったエピソードがちらほら見られる。これは神々の趣味だとでもいうのだろうか…。この種のエピソードはオウィディウス『変身物語』で広範に扱われている。


信仰

現在も生き残っている多神教神話であるインド神話のように確固たる教典は存在せず、基本的に神殿を建造したり、供物を供えたり、祭り事を行うなどの直接的な行為で信仰を図っていた。


インドでいうシヴァ=マハーカーラと同様にゼウスには『イクマイオス・ゼウス』(雨を呼ぶ主神)、アポロンには『フォイボス・アポロン』(輝ける神という意味らしい)など神々には側面に応じた異名が存在し、それぞれの都市が求める側面が信仰された。例えば水に飢えている地方であれば先述の雨の神としてのゼウスの側面が、信託の聖地であるデルフォイであればアポロンの予言の神としての側面が信仰されるといった感じである。

地方が異なれば、広く知られている権能以外の権能を持っている神もおり、一般に処女神とされるアルテミスは現在のトルコにおいては乳房大量に生えた多産の神として信仰されていた。


地中海地方の国々には神殿跡が確認出来ることからもわかるように、今現在でも信仰の痕跡は残っており、ギリシャの首都アテネもこの土地の守護神アテナに由来している他、世界的なスポーツイベントであるオリンピックもオリンピアで行われた古代の競技会に、WHOのシンボルはアスクレピオスの杖に由来するもので神話上ではアキレウスがオリンピックの開催に関わったという説もある。


ローマ神話への影響

近隣イタリアのローマ神話は先行するギリシャ神話に非常に大きく影響を受け、類似する神々を対応させ同一の神格とみなし、ついには独自の神話をほとんど失うまでになった。

時代が進んでいくと惑星の英名の由来となり、曜日にはそれぞれのローマ(ギリシャ神話)の神格に相当する北欧神話の神々が割り当てられるようになったが土曜日はそのままサトゥルヌスが割り当てられた。


ただし、ヤヌスなどのギリシャ神話には全く存在しないローマ人固有の神格はその後も生き残った。


現在

地中海世界においてはキリスト教にとって代わられ、現在信仰としては残っていない。


ローマ帝国時代に排斥されていた側が排斥した側の神話に取って代わるという皮肉な末路を一旦迎えはしたが、14世紀にルネサンスが興ると、排斥されたはずのギリシャ神話が芸術のモチーフとして再評価され始め、やがては「神曲」といったキリスト教を題材にした作品にギリシャ神話の要素が入り込み始めるなど人々に身近なものとして再定着し始める。


今では北欧神話と共に欧州の神話を代表する題材として、そして世界の人々の心を捕え続けてきた。



他文化への影響

  • ヨーロッパ世界への影響が大きく、自らをギリシャ神話の英雄の化身や生まれ変わりと信じて疑わない人物も大勢いた。(アレクサンドロス大王コンモドゥスなど)
  • くじら座にもなった怪物ケートスはその造形から、東洋のマカラに影響を与えたという説もある。
  • テュポーンは中国神話の大風と似ており、テュポーンがタイフーン、つまり日本語でも台風の語源となった。
  • カブトムシクワガタムシは神話では全く出番がないのにも関わらず、どういうわけかギリシャ神話(またはローマ神話)の神々や英雄の名前が付けられる傾向にある。



登場する神・人物・怪物など

日本におけるギリシャ神話関連の語彙は、ギリシャ語読み・ラテン語読み・英語読みが混在している上に、それらから派生した慣用読み(誤読を含む)もあり、さらにカタカナでの表記揺れが加わっている。


ここでは一般的な表記を挙げ、( )内に異表記・表記揺れを記す。なお、ここでいう「一般的」は、日本語としての一般性やpixivにおけるタグの普及度によるものであり、ギリシャ語の発音やギリシャ神話学における一般とは限らない。


従って、異表記・表記揺れとした表記の方が古典ギリシャ語として正しい場合もある。また、ギリシャ神話の登場人物に由来するキャラクター名や天体名は非常に多く、以下のタグで検索しても神話関連のイラストが表示されるとは限らない。


ギリシャ神話の神々

オリュンポス十二神

※ハデスは基本的に十二神に含めない事が多いが、同格の神として扱われる。


ティターン神族


ティーターン


他神々


※1:エジプト神話ホルスのギリシャ版。

※2:英雄ネーレウスとは別。

※3:元はシリアの女神。


冥界の三審官


ニュンペー


ギリシャ神話の人物

神格

※神ネーレウスとは別。


人間



ギリシャ神話の幻獣・怪物


ギリシャ神話の武器・道具


関連タグ

ギリシア神話


ギリシャ神話関連

神話

  • インド神話
    • 同じくインド・ヨーロッパ語族の信仰していた神話で、原点を同じくする神も多く存在している。
  • 日本神話
    • 共通点が非常に多い。
  • エジプト神話
    • ギリシア文明の4000年前に生まれた神話。ギリシアの神の性格設定の下敷きになっていることが多い。
  • 北欧神話
    • 一部の神の性質がギリシャ/ローマの神々と共通しており、これが曜日の英語名の語源となった。

物語

  • イソップ童話
    • ヘラクレスなどギリシャ神話の神々が登場する事も。
  • シャルルマーニュ伝説
    • キリスト教が普及した中世フランスの伝承だが、ギリシャ神話と世界観が繋がっているという設定である。

他関連


ギリシャ神話をモチーフにした作品

神話の中でもかなりメジャーである為、モチーフとした作品は正に星の数ぐらいある。また、原典の神話がネタの宝庫という事もあり、ギャグからシリアスまでジャンルは幅広く、SF的な要素が絡む作品では度肝を抜かれる味付けをされる事も多々ある。


漫画・小説


アニメ


ゲーム


特撮・映画


音楽

  • MoiraSoundHorizon
    • 収録楽曲がギリシャ神話をモチーフとしており、楽曲名もギリシャ語で表記されており、アルバム名は運命の女神モイライに由来。
  • 勇気一つを友にして
    • イカロスの神話に題を取った歌唱曲。作中のイカロスは神話とは異なり、偉大な先人として解釈されている。

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