復讐者

ふくしゅうしゃ

復讐者とは、許す事が出来ない仕打ちを受けその報復に奔るようになった者たち。

誘導記事

復讐者(IdentityV)：「IdentityV(第五人格/アイデンティティ5)」のハンター
復讐者ヴィンセント：｢千年戦争アイギス｣に登場する味方ユニット
仮面の復讐者ザラーム：｢千年戦争アイギス｣に登場する味方ユニット
黒の復讐者：pixivファンタジアRD第三章「闇の復讐」参加タグ

概要

『大切な人物を理不尽に殺される』『身内に裏切られ地獄の責め苦を味わう』などの理由で、その復讐に奔るようになった存在を指す。

「復讐鬼」と呼ばれる程に変わってしまう者や、性格自体はあまり変わらない者など様々だが、断じて生産的な行いではない為、創作では必ずと言って良い程ダークな雰囲気を帯びるキャラクターばかりとなっている。

その復讐は主に長期的・本格的となる事例が多く、チンピラ等の小悪党のお礼参りや嫉妬による憎悪といった短絡的な報復は逆恨みに近い傾向にある。そして復讐の完遂や物語の進展によって、復讐者ではなくなるケースも相応に存在する。

その結果も色々だが、基本的に復讐されるような者にはしかるべき罰が降りかかる事が殆ど。

ただし、復讐する側の振る舞いや所業によっては、「目的は手段を正当化しない」と言わんばかりにそのツケを払うかのような最期を迎える事も多い。

復讐者にありがちな傾向

二面性が激しい：普段は冷静または善人寄りの性格だが、仇やその手がかりを目にした場合に限り見境が無くなるケース。頭に血が上って無関係の者を傷つけてしまい、後になって罪悪感を抱く事も多い。
主人公：復讐心の芽生えから物語が始まったり、復讐心によって覚醒したりする主人公。
ダークヒーロー、ダークヒロイン：復讐相手がそのまま作中における敵となる場合、そういうつもりはないが復讐により世界を護ったり救ったりする人物も存在する。
悲劇のヒーロー、悲劇のヒロイン：何かしらの辛すぎる過去により暴走するが、周りの人物(主に主人公や仲間)との交流で心が和らいだ、というパターン(復讐自体は続けると決めた者もいる)。
ライバル：復讐のやり方を主人公に否定されるなどが原因で何度も対立する関係になるパターン。もしくは復讐相手が主人公一行の敵で、普段は仲が良くないもののその時には共闘するという展開もある。
ラスボス：過去の経験から世界そのものを無差別に憎悪し、主人公達の最大の脅威である破壊者となるパターンは、今も昔も非常に多い。
誤解：すれ違いによる誤解によって芽生えた復讐心であり、諍いはあったものの、その後和解して復讐心は消える事が殆ど。
対象の生存：仇を討ってやりたい対象(＝復讐相手が死に追いやったはずの対象)が生きていたと知り、以降はその相手を救う事を主とするパターン。復讐者要素は薄れている。
悟りを開く：時の経過や真実を知った事で憎しみが薄れ、「復讐は何も生まない」と思うようになるパターン。
先を越される：復讐相手が他の人物に殺されてしまうパターン。ある意味珍しい。
復讐相手と行動を共にする：復讐相手の弟子や仲間になり、近くで復讐する機会を伺う者。復讐を果した後に自殺してしまうケースも多い。
厄病神：復讐の結果や過程で多くの不幸をもたらした元凶となってしまうパターン。どう受け止めるかによって、そのキャラの器も問われる。
社長、組織のトップ：他の復讐鬼と比べて狡猾極まりない存在で優れた人身掌握術や演技力により復讐心を抑えている。気付かれたとしてもカリスマ性や頭脳で正当化し復讐の為なら陰湿かつ残忍な手段を取る。

当てはまる人物

※推理物の具体的な犯人や、1,2話限りの短いものは記載しないものとする。

※詳細や補足についてはリンク先の記事を参照。

※作品名五十音順。

漫画・アニメ・小説

ガンダムシリーズ

ゲーム

実写

復讐者と言えるか微妙なキャラ

復讐の理由が完全な逆恨み

ミーティシア・レイセン・アイハザード(愛すべき『蟲』と迷宮での日常)※ベタなヒロイン像を皮肉ったキャラクターであり、世の中を舐め切った愚鈍な性格からヒロインにも復讐者にもなれなかったマヌケな引き立て役。
セシリア・ルーンベルト(愛すべき『蟲』と迷宮での日常Web版)※戦後、外交官として自国を訪れた姉の仇に暴力を振るった事で戦争を起こし、自国27万＋敵国12万＝約39万人も間接的に殺した疫病神。ちなみに姉は正々堂々と戦った末に相手の実力に敬意を述べた後、敗北を受け入れた立派な戦士だった。
セシリアの上司(愛すべき『蟲』と迷宮での日常Web版)※上記のキャラクターの上司。セシリアの暴走が原因で怒って自国に戻ろうとするレイアを止めるも彼に拒否された事を逆恨みして戦争中に彼に襲い掛かってきたおっさん。いい歳をして脳内お花畑の情けない中年男性。
柳沢誇太郎(暗殺教室)
鷹岡明(暗殺教室)
ビショップ／スワローテイルファンガイア(仮面ライダーキバ)
加古川飛流/アナザージオウ/アナザージオウⅡ(仮面ライダージオウ)
北島祐子/アナザーキバ(仮面ライダージオウ)
仁良光秀/シーフ・ロイミュード(仮面ライダードライブ)
コウガネ/仮面ライダー邪武(仮面ライダー鎧武)
変身理由が他者へのやっかみであるドーパントやゾディアーツの面々　(仮面ライダーシリーズ全般)
シバ・ツカサ(ガンダムビルドダイバーズ)
灰崎祥吾(黒子のバスケ)
山之辺健吾、本間俊雄(ザ・クイズショウ)
照橋信(斉木楠雄のΨ難)
エンヤ婆(ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース)
キセイジョウ・レイ(神次元ゲイムネプテューヌV)
アイワーン(スター☆トゥインクルプリキュア)
ブクラテス(星獣戦隊ギンガマン)
倉田明宏(デジモンセイバーズ)
ファントム(ハピネスチャージプリキュア!)※復讐対象の態度も微妙に問題があった。
ヘルベルト・ミューラー、エニグマ(ファイ・ブレイン)
アタランテ・オルタ(Fate/Apocrypha)
ジャギ(北斗の拳)
アミバ(北斗の拳)
ボルゲ(北斗の拳)
紅晴結菜(マギアレコード)
雫芽さりな(魔法少女サイト)
読者が共感できない犯行動機を持つ犯人の大半(名探偵コナン)
SoNs(メタルマックスゼノ)
青木遼(龍が如く7)
二階堂哲雄(龍が如くOF THE END)

復讐心自体はあったが、復讐はついでで他に優先している目的があるタイプ

六道骸(家庭教師ヒットマンREBORN!)
ブレン(仮面ライダードライブ)
ジンガ＆アミリ(牙狼)
牙鬼久右衛門新月(手裏剣戦隊ニンニンジャー)
クリード・グラファイト(テイルズオブハーツ)※彼が一度復讐に失敗したところから物語が始まる
セフィロス(ファイナルファンタジー7)
志々雄真実(るろうに剣心)

記憶の捏造や精神の干渉によって、偽りの復讐心を植え付けられていたタイプ

復讐自体はとっくに果たしているが、それ以降心に残り続ける空虚によって暴走しているタイプ

今の世界のありよう自体に憎しみを抱いているパターンで、復讐者というよりは計画的なテロリストもしくは秘密結社に近いタイプ

復讐者の編集履歴

復讐者