概要
一話完結型のミニ番組(放送時間は5分)で、古今東西のクラシック音楽の一曲をテーマにレギュラーのキャラクター達と1話限りのオリジナルCGアニメーションの2つを放映。
特に後者に関しては曲が現代風にアレンジされた上に、時にシュール、時に若干ながらホラー要素も含むユニークなストーリーとなっており、子供を中心とした視聴者に向けた工夫が見受けられた。
番組で使われたクラシック音楽一覧
クラシック音楽は本番組以外でも、テレビ・ラジオ問わず、NHKだけに限らず民放各局様々な番組やCMに使われており、曲名を知らなくても「あれで使われていたBGM」で覚えている人も多いと思うので、そうした情報も掲載させていただく。
第1期 (フルーツ&ベジタブルオーケストラ期)
由紀さおり&安田祥子のデュエットや、TOKIO出演のバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系列)の「0円食堂」で食材が捨てられる場面や、MAD素材としても有名な記念すべき1作目。
靴が階段を登って行くのだが、その道中徹窓から覗く室内の様子がなかなか不気味。特に上の画像のパロディ元となった額縁の中の奇妙な絵画の前に座っている男性2人の姿がある。画面左側の男性はスプーンで何やらシリアルの様な物を食べ、反対側の男性はビールジョッキでビールを飲んでいる。
その後、男性2人の顔がピカソチックな顔に変化するので、鑑賞の際はこの場面に注意。
- 春の声(ヨハン・シュトラウス2世)
毎日放送(MBS(TBS系列))の長寿番組『皇室アルバム』のテーマ曲。
出典:ノクターン作品9集第2番変ホ長調
『ヘタリア』(日丸屋秀和原作の漫画)でオーストリアが演奏していた曲。
モネの美しい絵画が美しい音楽に合わせて1日の流れが動く。
エンディングの作曲者登場シーンではなぜかBGMが流れない、昼下がりの静寂な音楽に対して最後に不気味なBGMを流すと茶化すような感じがするからか。
出典:交響曲第101番「時計」第2楽章
時計の世界に迷い込んだ茶色の兎。この茶色のウサギは後に「月の光」の一場面にも少しだけ登場する。
また、今回から前半のムービーにお馴染みの背景が付き、曲紹介パートの音符ちゃん登場効果音が定着する。
- ゴリウォーグのケーク・ウォーク(ドビュッシー)
黒い画面上に赤・緑・白・青の4色紙人形(どことなく長寿クイズ番組『アタック25』(ABCテレビ(朝日放送(テレビ朝日系列))を彷彿させる色調)が歩き回るが、最後は白く塗りつぶされてしまう。
出典:バレエ音楽『眠りの森の美女』から『ワルツ』
同名のディズニー映画を知る人なら、「オーロラ姫が躍るシーンでかかる曲」と言えばお分かりだろう。
日本テレビ系列のクイズ番組『マジカル頭脳パワー!!』内のクイズ「逆から早撃ちクイズ」のBGMでもあり、同じく日本テレビ系列のコンテスト番組『欽ちゃんの仮装大賞』の第56回大会の第三位を受賞した作品で有名。
夜の宮殿で色んな物をぶった斬る剣。 冒頭のCGアニメ紹介テロップは何故か縁取りが青色。
結婚式のBGMとして欠かせない代表的な曲。
ピンクと水色の花びらが蝶に変身し、ドミノを倒しながら(この有様は非破壊検査株式会社のCM(紀行番組『遠くへ行きたい』(読売テレビ(日本テレビ系列))のスポンサーの1つであり同番組でご覧になった方も多いだろう)を彷彿させる)ウェディングケーキを目指して飛んで行く。前半のムービーでは何故かトランペット達がかなり音を外しており、キレた新婦にブチのめされた。
出典:歌劇『アイーダ』第2幕第2場から『凱旋行進曲』
カビラ・ジェイ(川平慈英)が出演する肝臓薬「ヘパリーゼ」のCMに使用された(同CMではこの他にも前述のトルコ行進曲や後述のワルキューレの騎行も使用されている)他、サッカー日本代表の応援歌、「劇団四季」のミュージカルの演目の1つとしてもおなじみの曲。エジプトの壁画が行進。
当時は雪印乳業(現:雪印メグミルク)の「さけるチーズ」のCMにも使われていた。惑星探査機で生物を発見する宇宙船。
- チゴイネルワイゼン(サラサーテ)
吉本新喜劇の「和子ばあちゃん」こと、故・桑原和男の名台詞「神様ー!」の後に流れるBGMでも有名な曲。
ガイコツ恐竜のファミリー。歩行がゴジラ姿勢なところが時代を感じさせる。
途中で骨恐竜の息子が芋虫と遭遇し、芋虫が巨大化して息子を威嚇するシーンがあるので注意。
『新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に』25話「Air」において惣流・アスカ・ラングレーの駆るEVA弐号機とEVA量産機との戦闘シーンで流れていた曲。
始終サウンドイコライザ。前述の「ゴリウォーグのケーク・ウォーク」と同じCGアニメーター繋がりで、黒い画面を背景に、赤・緑・白・そして青の色が登場し、これまた『アタック25』を彷彿とさせる色調が特徴。
この回から後半の最後に編曲者のテロップが表示されるようになった。
出典:交響曲第5番ハ短調作品67 (運命) 第1楽章
「ジャジャジャジャーン」の出だしで有名なベートーベンの代表曲。
あまりにも出だしが有名なことから使用番組は多い。
一例としては以下の2番組が挙げられる。
この他TBSの番組「マツコの知らない世界」でも紹介され、話題となった。
ABCテレビ制作のドキュメンタリークイズ番組『世界痛快伝説!!運命のダダダダーン!』は、この曲から由来している?
ヒップホップアレンジの音楽に合わせて、鉄人形ロボット同士が延々とボクシング。ただこのロボット達、頭の形といい配色といい誰かさん達に似ているような…?
出典:ポロネーズ第6番変イ長調作品53『英雄』
ショベルカーでさらわれた石の彼女(ピンク色)を、石の彼氏(青色)が助けに旅立つ。
途中で石女の偽物が現れた直後、不気味な長い髪の石女が正面を向くシーンがあるので、鑑賞の際にはこれに注意。基本セリフのない後半部分としては珍しく前座並みに声が入っている。
正面に黄色のハートマークが付き、青色の帽子を被った黄色のキャラ((・_O))が青と黄色中心の地底の世界で地底人(~(◎_◎)~)達に追いかけられる。みんなのトラウマとして名高い。
- アイネクライネナハトムジーク(モーツァルト)
出典:セレナーデ第13番K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』第1楽章。
テレビ東京で90年代に放送された音楽クイズ番組『タモリの音楽は世界だ!』のオープニングテーマ曲。入浴剤「バスロマン」(アース製薬)のCMにも使われていたが、リズムに合わせて「♪バーカアーホドジマヌケー」などと歌った人も多いのではなかろうか。
いつもここからのネタ「悲しいとき」のBGMとしても有名。水晶の洞窟を探検。ピンクの色の花も出てきて、最後はヴァイキング船に乗って外の世界へ。良作。
- トッカータとフーガ(バッハ)
かのファンタジアにてトップバッターを務めたが、当時視聴していた世代には嘉門タツオの「チャラリー 鼻から牛乳ー」の元ネタと説明した方が通じそうな曲。
わずか2年だけ放送された幻のクイズ番組『クイズどんなMONだい?!』の最終コーナー「対決!ドボン」のセーフかドボンかの正解表示前のBGM。
透明人間とその家に迷い込んだ黒猫の物語。夜中に黒猫が家の窓から侵入し、透明人間が寝ている布団の上に乗り、透明人間が起き上がると黒猫が飛び降り部屋から出る。
透明人間は別の部屋に入り、髭を剃ると周りが真っ白なキッチンへ。茶色の冷蔵庫から(木製に見えるので木工の戸棚かと思われる)玉ねぎ、人参、ジャガイモを宙を舞うかのように取り出しカレーを作り始める。
何故かまな板の上にカレーの具材とは無関係なネギとキャベツが置いてある。肉を切るシーンは映し出されない。
独特なドット絵の映像な事から最初の黒い画面の中から浮かび上がる黄色の目と最後の黒猫に尻尾を踏んづけられた直後の黒画面を背景にカレーをかけられた透明人間の姿がまん丸い超肥満体で意外とグロテスクな場面に恐怖を抱いた人も多いだろう。この作品もトラウマになる可能性が大きい。
迷列車で行こうシリーズの「記憶に残る迷車 サンパチ君【迷列車列伝#01】」のBGM、ソフトバンク「Wホワイト」のCM曲としても有名。
幼虫が蝶になる物語。アンパンマンみたいな可愛くデフォルメされた顔に反してやたらリアルな体をした幼虫(よく見ると途中干からびた死体のようなものが映り込んでいるシーンも)や、見るからに異常をきたした様子のカラス、石かジャガイモのようなゴツゴツした顔の子供にラストで画面に寄ってくる割れた液晶画面の様なサイケカラーの蝶とトラウマ率が高い一作。
- 田園交響曲(ベートーベン)
日本テレビ系列の『ラジかるッ』→『おもいッきりDON!』のBGMでも使用された。
ファンタジアでギリシャ神話モチーフに描かれた作品で、冒頭のユニコーンやペガサスがメインの場面でかかっていた部分。2体のロボットコンビが車に乗って、テレビの中に突入しドライブする。都会から始まり、カタツムリのいる花畑、竹藪、妖精たちのいるキノコの建造物という流れ。
映画『地獄の黙示録』のヘリコプターによる爆撃シーンで使用され、同映画のオマージュとして秋本治原作の国民的人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物の1人・爆竜大佐の登場BGMでも使用された。
地球侵略に現れた大量のUFOが両脇にアンテナを立て地球を襲撃。前述の『地獄の黙示録』を意識したような演出で、最後は爆弾を投下し文字通り地球に大輪の花を咲かせて終える。
- 月の光(ドビュッシー)
夜中の部屋でバレリーナのオルゴール人形が踊りだす。途中で「MOON LIGHT」と英文で書かれたホテルの様な建物も登場する。CGアニメのテロップ表示の場面で「時計交響曲」に登場した茶色のウサギが人形で居座っている。
近年では2019年に『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のPVで使われた。
- トリッチトラッチポルカ(ヨハン・シュトラウス2世)
この物語の美術館の絵の登場人物達は普段は絵らしくじっとしているが実は生きている設定になっている。出てくる絵はどれも著名な画家が手掛けた名画ばかり。
美術館を飛んでいた蝶らしき生物が絵画内(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「聖イレーネに介抱される聖セバスティアヌス」)の松明の火を体に燃やして移し、サルバドール・ダリの「燃えるキリン」のキリンの体に火を移して去ったが、その直後にキリンが火の熱さで暴れ出し、画内の女性2人も暴れるキリンから逃亡。燃えるキリンも次々と別の絵に移動して行き、更に自然が描かれた絵(デ・キリコ作「イタリア広場・大勝負」→ゴッホ作「糸杉のある麦畑」を通過する)を体に燃えた火で火事にさせてしまい、それに気付いた絵の中の生物達(ホルバイン「大使たち」→デ・キリコ「放蕩息子」→ジャン=フランソワ・ミレー「晩鐘」の順)が次々と逃げまとう。更にジョルジュ・スーラの「サーカス」(画面めいっぱいに映し出される)とポール・セザンヌの「カード遊びをする人々」の絵までも移動して行き、このうち後者では驚いて見とれていたうちにカードが燃えてしまう。この後、「バネの様な絵画」が登場したその後の絵画に注意。
中盤で燃えるキリンの事件と無関係にかつて国宝とも呼ばれた和風絵画、俵屋宗達作の「風神雷神図」が登場するので、鑑賞の際にはこの絵画にご注意して貰いたい。この「風神雷神図」を見てビビった人も多数いるだろう。
その「風神雷神図」の後、またもや和風絵画(浮世絵だけ)が登場。次なる絵画は葛飾北斎の「富嶽三十六景」より神奈川沖浪裏、続いて歌川広重の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」が登場。この作品で3本続いた和風絵画はここで終わり、再び西洋絵画に戻る。
次はグランマ・モーゼスの「洗濯物を取り入れる絵画」と来て、ルネ・マグリットの「大家族」が画面いっぱいに、ほんの一瞬だけ映し出された後、燃えるキリンの事件の出来事に戻る。
終盤ではシスティーナ礼拝堂でお馴染みミケランジェロ・ブオナローティの「ノアの泥酔(しかも何故か背景に黒板が設置されている)」でノアが息子から美術館の絵が燃えるキリンのせいで火事になっている被害を聞かされ、安全な絵の場所に避難する為、急遽木製の方舟を設計して部下達に作らせる。
船の完成後に名画の生物達を船に乗せ、絵から絵と船で移動(流れとしてはジョルジュ・スーラ作「ポール・アン・ベッサンの港」から出発し、ルノワール作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」、ディエゴ・ベラスケス作「青いドレスのマルガリータ王女」、サンドロ・ボッティチェッリ作「ヴィーナスの誕生」を通過する)、美術館の奥の安全な額縁に避難。名画の人物や生物達が大集合した絵になり燃えるキリンから完全に逃げ切ったと思われたが、直後にその絵の真ん中に鎮火したキリンが一瞬だけ頭を現し、名画の生物達は驚愕するのだった。
"序盤の蝶らしき生物と背景"と"ノアの部下達が製作した木製の方舟"は3Dだが、絵の映像がトッカータとフーガ(バッハ)(CGアニメーターは前述の曲目と当作品とは異なる)と同じく独特なドット絵で、そのせいで美術館の絵の生物の動きや姿が一部不気味さと恐怖が感じられる。
特に「燃えるキリン」の女性2人のうち、真ん中に描かれた首無しで引き出し付きの青い服を着た女性自体がそもそも不気味であり、緑の女性も跳ねて逃げる姿が不気味に感じられる。更に燃えるキリンが自然が描かれた絵に移動して火事にさせるシーンも恐怖を感じさせる。
しかもホルバインの「大使たち」の絵の下の斜めに描かれた骸骨も右に居た大使が骸骨を通り過ぎて逃げる時に手前に居る事が分かり、斜めの姿で大使の手前に居る事と元の姿になって逃げて動き出す始末で余計に恐怖を感じさせる上に、前半で流れるトリッチトラッチポルカと違い、後半の美術館のこの物語で流れるトリッチトラッチポルカは恐怖を煽る為、もしもこれらに不気味さと恐怖を抱く人は見るのに注意が必要。
不気味な西洋絵画の映像にしろ、途中で視聴者の宿敵(しかもドット絵で構成された)「風神雷神」という和風絵画の登場に、更には荒々しく編曲されている(キーは原曲より1段階低い)ことが重なり、「ゆめ」史上最恐にして最狂の作品でもある。
- 舞踏への勧誘(ウェーバー)
夜中の城の中で、被っていた帽子をネズミに取られたからくり時計の小人が取り返そうとする。
この回から曲目紹介、CGアニメ・編曲テロップが縁取り表示から影付き表示へと変わる。曲目紹介は「ペルシャの市場」迄、CG・編曲は「展覧会の絵」迄。
- メヌエット(バッハ)
白い風船人形が動く。途中でカラスに突かれたり、先端に針の付いたトビウオに割られたりするが、なぜか空気で復活する。最後は夕方に変わり風船人形は「もう帰ろう」という雰囲気を出している。
- 展覧会の絵(ムソルグスキー)
出典:組曲『展覧会の絵』から第1曲『プロムナード』、第9曲『バーバ・ヤーガの小屋』、第10曲『キエフの大門』
真夜中に動く不気味な絵や美術品。前述の「トリッチトラッチポルカ」(ヨハン・シュトラウス2世)とは違い、当作品オリジナルの絵画である。
静かでゆったりした『プロムナード』(「たけしの誰でもピカソ」(テレビ東京)テーマ曲)がかかる花の絵から急に不安を煽る様な『バーバ・ヤーガの小屋』が激しい演奏に切り替わると共に現れるキュビズムチックな女性と、続いて現れる不気味なロボット(見ようによって鮮やかな色合いの口内が頭から何か噴出したようにも見える)以降の薄暗い館内に並んだ作品と相まってこちらもトラウマ率が高いことで有名。
ちなみに『キエフの大門』はパチンコメーカー・SANKYOのCM曲でも流れ『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系列)にて光景発表前とMV珍発表の際にかかるが、ニコニコでは同場面に並ぶ多数の人型が企業ロゴを連想させるためかベネッセと呼ばれている。
- ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス1世)
ダメダメボーイズで一世を風靡した『明石家マンション物語』(フジテレビ)のメインテーマ曲。『8時だョ!全員集合』(TBS)では、乱発し過ぎてシンバルを没収された加藤茶がイントロ部分の締めで代わりにトライアングルを鳴らしてズッコケさせるコントがあった。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは大トリを飾る曲。
雲達が演奏や舞踏をする傍ら、男性指揮者(ただし、冒頭部分でいきなり島田紳助と松井秀喜を足して2で割ったような強面の指揮者の顔がドアップで画面いっぱいに映し出される一種の出オチに注意)が指揮を振っている。
この曲だけはシュトラウス2世の父である1世の作品で、エンディングでは息子と区別させるためか空の色が違う。(2世が青空を思わせる薄紫で、1世が夕焼けを思わせるオレンジ)
※詳しくは後述の「番組のエンディング」動画をご覧下さい。
- 天国と地獄(オッフェンバック)
出典:喜歌劇『天国と地獄』序曲第3部 (カンカン)
運動会の徒競走、文明堂のCM曲、他にトランプマンでおなじみのフジテレビの世界紀行クイズ番組『なるほど!ザ・ワールド』3代目OP曲や「熱湯コマーシャル」や「ガンバルマン」で知られる日本テレビの日曜昼の生放送番組「スーパージョッキー」のオープニング曲でも使用されたお馴染みの曲。
白と黒のオバケが追いかけっこ。黒画面を背景に色のついた階段や黄色い迷路と様々な場所を劇中にお互いが道具に化け合い競り合ったりして、最後は金色の柱がストンと落ちてくる。それをかわしたふたりは手をつなぎ、空へ飛び花火を1発打ち上げ終わる。
こちらも「英雄ポロネーズ」と同じく、前座並みに喋り声が入っている。
- 別れの曲(ショパン)
特撮テレビドラマ『ウルトラマンマックス』(CBC)第15話「第三番惑星の奇跡」で使用された曲。
黒画面をバックに、宇宙に咲く百合の花。さらには月も登場する。
因みに、劇中に登場する花はこの作品のCGアニメーター繋がりで、「ワルキューレの騎行」の花と同じ素材を使用している。
- ピアノ協奏曲第一番(チャイコフスキー)
前座からしてメンバーがバラバラになったり潰れたりと大惨事。後半でもピクニック気分であちこち世界旅行するクレイアニメチックな家族だが、家族がお土産を見る場面で父親の足が激しく痙攣していたり、トランクの中に入っている弁当(その具材が気になり、それを見てみたいという人はこちら)を食する場面で、母親が手にしたバナナが明らかに口に当たっていなかったりと、見るからに異常だらけで、トラウマ率の高い一作。
一家の旅はフランス→アフリカ→(スロー場面で)アメリカ→中国と巡り、最後には宇宙に飛び立ち…
正式なタイトルは「ペルシャの市場にて」。音楽ユニット「聖少女領域」もこの曲をアレンジした。
大分県ローカルのデパート・トキハで夕方5時頃に流れる曲として有名。
出典:歌劇『ウィリアム・テル』序曲第4部(スイス軍隊の行進)
『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)のOP曲。TBS系列のアトラクション番組「関口宏の東京フレンドパークⅡ」内の「パニックリンゴスキー」、70年代に上映されたスタンリー・キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』の曲の1つ。
TBSの春と秋に放送される改変期特番「オールスター感謝祭」で2014年からスタートした「プレッシャーアーチェリー」のコーナータイトルジングルにも使用されている曲。海外ドラマだと、『ローン・レンジャー』のテーマ曲が有名か。
運動会でよく使われる曲だからか、小学校から飛び出した生きたチェロ・緑の絵の具が付いた生きた筆・生きた金色の顕微鏡・ゴキブリが野山でレース。所々にゲームの様なドット絵の場面も介入される。
中心となる映像が3Dだが、時折映る映像がトッカータとフーガ(バッハ)とトリッチトラッチポルカ(ヨハン・シュトラウス2世)(←これだけCGアニメーターが違う)同様、独特な2Dドット絵で少々不気味さと恐怖を感じさせるが、前述通り中心となる映像が3Dで「ウィリアムテル序曲」自体が非常に明るい曲なので、そのお陰でこの物語が安心して見れる様になっている。
- くるみ割り人形(チャイコフスキー)
出典:バレエ音楽『くるみ割り人形』第1幕第2曲『行進曲』
食器棚の兵隊人形がキッチンで食器と踊る。その後、7色のカクテル、最後はチェスが登場する。
- 交響曲第40番(モーツァルト)
真夜中の図書館。沢山の本が動く。科学の道具に茎が伸びるリンゴ、更には宇宙を舞台にして杖も出てくる。図書館の蔵書の名前は、後半のCGの担当者が他に担当した曲名だったりする。
- 時の踊り(ポンキエルリ)
出典:歌劇『ラ・ジョコンダ』から『時の踊り』
『ファンタジア』でカバやらゾウやらが躍っていたあの曲。ボールがいろいろな立体図形にモーフィングしながら楽しそうに動き回る。後半はキューブに何回か色が付く。
サンタ帽を模した2匹の虫が石で塔を建てるが、最後は飛行船に塔を爆破されてしまう。残骸と共に降り積もった雪の中、目を覚ました虫の片割れが改めて石を積み始める姿は泣ける確率高し…!
- ラ・カンパネラ(リスト)
前回の「愛の夢」に引き続き、リスト2連続作品(2連続同じ作曲者の作品はここだけ)
教会や街中の鐘が宙を舞った後、宇宙へ飛んで行き、クリスマスの日にサンタクロースと共に帰って来る。
- アルルの女(ビゼー)
出典:劇付随音楽『アルルの女』第1組曲第1曲『前奏曲』第1部 (3人の王の行列)
イギリス「メラメラと焼き尽くせ~♪」
フジテレビの番組「ペケ×ポン」(現:今夜はナゾトレ)の「MAX敬語」のコーナーの曲に似ているが微妙に違う。こちらの方は「ファランドール」
魚のなる木を探しに行く4匹の兄弟猫ロボット達。途中に出てくる建物(猫ロボット4兄弟の家?)の窓に映ってはいけないものが映っている。
出典:バレエ音楽『春の祭典』第2部『生贄の儀式』第3曲『選ばれし生贄への賛美』、第6曲『生贄の踊り』
『ファンタジア』ではちょうど恐竜大決戦で流れていた部分(余談だが、当時存命だったストラヴィンスキーは地球誕生から恐竜絶滅までを描いた同作の場面は解釈違いで気に入らなかったそうな)。雷トリオ(その行動から通称「強制オール電化」または3体セットなことから「レアコイル」)が街中の家具達を電化製品に変えて行く。
出典:交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』第4楽章
『銀河英雄伝説』(田中芳樹原作のSF小説)の「アムリッツァ星域会戦」で、『ONEPIECE』(尾田栄一郎原作の漫画)ではアラバスタ編にて、ルフィ(CV:田中真弓)がクロコダイルにとどめの「ゴムゴムの暴風雨」を放つシーンで使用された曲。
荒廃した工場系の秘密基地的な施設でモノアイロボットが戦闘。モノアイと聞いてガンダム的なものが浮かぶかもしれないが、実際は人間のようなリアルな目でかなり不気味なため、これもトラウマ率高し。
- 悲愴(ベートーベン)
前半は第2楽章、後半は第3楽章が流れる為、別の曲のように聞こえる(しかも第3楽章はなんとタンゴアレンジ)。
踊るデッサン人形がアトリエを散らかしていくが、人が戻ると元通りになっていた。
ピアノの鍵盤を奏でる12色の犬達。最後は背景が夜に変わり、それぞれの犬小屋にその犬の色に合わせた位置に就寝に就く。
同局放送のご長寿アニメ『忍たま乱太郎』(尼子騒兵衛原作)では、アレンジされた「ヘムヘムのワルツ」がEDで流れたことも。
後述の『はげ山の一夜』に続く形で『ファンタジア』のトリを飾った曲。 雪山の中で光が飛び交うロマンチックな映像、最後にはシーラカンスが登場する。
『さよなら絶望先生』(久米田康治原作の漫画)で風浦可符香が物騒な歌を歌っていた曲。
ガラスでできているように見える透明なペンギン(画像右上2羽のうち黒い方)の話。このペンギンはどうしてもピンクのメスペンギンが入っているメリーゴーラウンドの置物の中に入りたがっている。
その後、流れ星が家の中へ入り、置物の中に入ることができた。そのメスペンギンと遊園地の遊具に乗りつつデートをする。
宇宙から始まり、サイボーグの牛が、春夏秋冬巡って無くしたパーツを探す旅をする。全作品で唯一、この曲の作曲者であるロドリーゴが存命中だった回であった。
- キラキラ星変奏曲(モーツァルト)
「キラキラ光る夜空の星よ」で始まる歌詞付きの他、「ABCの歌」などで学校で歌ったり演奏した人も多いことから童謡のように感じられるが、実はこれもクラシック。
ショーのドレスを身に纏った女性が、星のキャラクターと舞台で踊る。
ちなみに某下ネタ系ライバーは英語版の歌詞でトンでもない下ネタ空耳をやらかしていた過去をカミングアウトし、共演者に「リトルスターを隠語にするんじゃねぇ!」と叱責された。
- 白鳥の湖(チャイコフスキー)
出典:バレエ音楽『白鳥の湖』第2幕から『情景』
前半はまともに曲のイメージ通りだが、後半は曲調が一転(ロックアレンジになる)、白鳥も風呂場のおもちゃのようになり…
壁紙に描かれた無数の小さな形がSLに変化し、新しい乗り物(この間には新幹線に変化)にモーフィングしていくと、部屋も未来に近づく。最後はUFOに。
『デジモンアドベンチャー』のピッコロモン回で使われた他、テレビ東京の『TVチャンピオン』のチャンピオン決定BGMに、日本テレビの『行列のできる法律相談所』の相談結果のBGM、『銀河英雄伝説』の劇場版「わが征くは星の大海」ではフル尺(およそ14分間)がぶっ続けで使用された曲として有名。
後に放送された『クインテット』では、キャラ達がリズムに合わせて延々曲名で歌い続ける謎コーナーがあった。
この回から(とはいえ第1期最終回まであと3回であるが)CGアニメ・編曲テロップの表示の黒い縁取り線が細くなる。
- ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン)
『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子原作)にて、学園祭で披露された曲で有名。
宝石を盗んだ泥棒と、それを追う警官隊。暗闇の中にパーツだけ浮かび上がる泥棒の顔のアップでトラウマになった人も多い。
- 春(ヴィヴァルディ)
大井町駅1番線(京浜東北線)の発車メロディとしても使われている。
裁縫道具たちがひとりでに動き、ドレスを作る。ドレスは最後に踊る相手に鋏を選ぶ。
第2期 (テクテクキッズ)期
第1期では前座でもクラシック音楽のアレンジが流れていたが、第2期からは流れなくなった。
今期から曲とその作曲者紹介の背景がそれぞれ青紫から黄緑のチェック柄(作曲者紹介)、黒縁に白から濃い青緑色(楽曲紹介)に変更、CGアニメ・編曲テロップのフォントが一新、丸ゴシック風からゴシック体に変更される。
- エリーゼのために(ベートーベン)
日本では1959年に発売されたザ・ピーナッツの「情熱の花」や、1981年7月25日に発売されたザ・ヴィーナスの「キッスは目にして!」の原曲。
強風が花からシーツ、果ては車に教会と色んな物を飛ばして宇宙へと行き、最終的には天の川へと流される。
『ファンタジア』では妖精達が舞う幻想的な映像だったが、こちらでは不気味な蛙が踊る。音も蛙の鳴き声っぽい。最後にいきなり音が大きくなるため、ドッキリ的な意味でトラウマ率高し。
- ジムノペディ(サティ)
- ピアノソナタ第15番(モーツァルト)
3次元CGのパートはモノクロだが、2次元CG(ドット絵)のパートは何故かカラフル、途中で和風チックな演出に最後は宇宙人までも出てくる。
同じCGアニメーターが手掛けた第1期の「トリッチトラッチポルカ」とは対照的にドット絵の雰囲気が異なっている、最後の眠りから覚めたモーツァルトが見たものは女性の顔。 その女性の顔のインパクトに注意。
- 動物の謝肉祭(サンサーンス)
出典:組曲『動物の謝肉祭』第14曲『終曲』
『ファンタジア2000』では、ヨーヨーで遊ぶフラミンゴが描かれたが、こちらは UFOに拉致される夢を見る犬の話。
途中で出てくる建物の上部の周りに流れている「Le carnaval des animaux」の文字列は「動物の謝肉祭」のフランス語原題。
元の状態でも結構カートゥーン系で人を選ぶ見た目をしているが、異次元世界に飛ばされ変なポーズで平面固定化された犬の姿がとんでもない不気味で恐怖感を抱くため、鑑賞の際は注意。
- 軍隊行進曲(シューベルト)
街へやって来たバナナガールが、服やボウリングのピン、最後はパフェなどに変身する。
- 「カルメン」より ハバネラ(ビゼー) ※曲名読み上げは「カルメン」のみ。
蟹のサラリーマンの1日。よく聞くと「カニカニカニ……」と言っている。
朝を迎えた大自然の風景。タイトルからか所ジョージの看板番組『笑ってコラえて』(日本テレビ系列)のコーナー「朝までハシゴの旅」の締めに使われている。日栄、永昌源などのCM曲。
クマバチがボンドカーで陸海空を駆け回り、警察バチとチェイス。誰が言ったかくまばちの非行。最後には意外なオチが…
『ファンタジア』ではミッキーマウスが箒を動かしたが、こちらでは星が岩やら花やらを躍らせた。
- 雨だれ(ショパン)
女の子と雨滴坊やの物語。最後には雨上がりの公園の風景が映し出される。
- バイオリン協奏曲ニ長調(ブラームス)
ペンギン坊やのおつかい。ピンク色の母親ペンギンは、「魚を買ってきて欲しい」と頼んだが…吹雪に遭ったりシロクマに邪魔されたりとペンギン坊やが散々な目に遭ってもそれでも魚屋に辿り着く。
放送時に誤って「バイオリン協奏曲二短調」と紹介された。
- 子守歌(シューベルト)
- 威風堂々(エルガー)
宇宙船に隕石が激突して蛸の惑星に墜落した烏賊の宇宙人が、蛸達の協力で宇宙船を修理・強化し、仲間の元に帰還する。
クックドゥのCMや、けらえいこ氏原作アニメ「あたしンち」にてED(歌:平山あや)に使われ、季節特番「芸能人格付けチェック」の劇中BGMにも使用された他、「ファンタジア2000」にてドナルドダック主演のノアの方舟でかかったイギリスの第二の国歌。映画「キングスマン」では、スタイリッシュ不謹慎としか言いようがないトンデモな場面でかかった。
チェコの第二の国歌。
- 軽騎兵(スッペ)
出典:喜歌劇『軽騎兵』序曲
アートネイチャー「ヘア・フォーライフ」のCM曲。
投げられた骨を犬が追う。段々とスケールアップしていくが、最後は宇宙まで行く。飼い主の投擲力は化け物か。
- 春の歌(メンデルスゾーン)
出典:ピアノ曲集『無言歌集』第5巻作品62第6曲(春の歌)
JR東日本いわき駅5番線発車メロディとしても使用されている。
春の訪れとともに、クラゲや魚達と、途中で人魚も参加し、水中を泳ぎ回る。
- セビリアの理髪師(ロッシーニ)
出典:歌劇『セビリアの理髪師』序曲
ゴルフ場のモグラがゴルフボールに追いかけられ悲惨な目に遭うが…。
- 水上の音楽(ヘンデル)
出典:『水上の音楽』第2組曲ニ長調HWV349第2曲『アラホーンパイプ』
出典:歌劇『蝶々夫人』から『ある晴れた日に』
薄汚れた街で、楽しかった日々を思い出す蝶。何だか切ない…のだが、CGアニメーターが前述の「ピーターと狼」や「ピアノ協奏曲第一番」と同じため、ゴツゴツした太陽や、お世辞にも可愛いとも奇麗とも言い難いオッサン臭い顔をした蝶など、どことなく不気味な部分も。
- スケーターズワルツ(ワルトトイフェル)
出典:ワルツ『スケートをする人々』(スケーターズ・ワルツ)作品183
コナミのゲームソフト「けっきょく南極大冒険」のステージ中のBGMやDHCのCM曲。
- スラブ舞曲(ドヴォルザーク)
銀河鉄道の物語。作曲者のドボルザークが鉄道好きだったからか。
- 「タイス」の瞑想曲(マスネ)
救心のCM曲。
時計の中のピエロの物語。ピエロと中の世界観が非常に美しいが物悲しい。
- 華麗なる大円舞曲(ショパン)
夢の中で男の子が小さくなり、クリスマスの飾りなどと一緒に踊る。
この作品のCGアニメーター繋がりで、「モルダウ」と「軽騎兵」の写真が登場する。
TBSのクイズ番組「クイズダービー」のシンキングBGMでもお馴染みの曲。
うさぎとかめを模した物語。
- はげ山の一夜(ムソルグスキー)
『ファンタジア』で魔王チェルノボーグが登場したパートや『銀河英雄伝説』第3期で憲兵隊が地球教の拠点に攻め入った場面で使用された曲。リコー(RICOH)「イプシオ・カラー8000」のCM曲。
- メヌエット(ボッケリーニ)
第1期の方(バッハ作曲)と同一タイトルだがこちらはボッケリーニ作曲。
鍵がオルゴールを鳴らすと、宮殿の庭のような世界が展開される。
- ガボット(ゴセック)
インスタントコーヒー「マキシム」(AGF)のCM、ふるなびのCMに使われていた。夜中に動き出したチョコレートたちが室内ではしゃぎまわる。
コーヒーとチョコレートって何らかの共通点がありそう?
- シシリエンヌ(フォーレ)
- コッペリア(ドリーブ)
出典:バレエ音楽『コッペリア』第1幕第2曲『ワルツ』
第3期(フルベジwithテクテクキッズ)
黄緑色のチェック柄、コミーとハーディ、曲紹介の色はそのままに、曲・作曲者紹介のフォントがマイナーチェンジされ、ゴシック体から明朝体に変更された。
- トルコ行進曲(ベートーベン)
上記の同じタイトル(モーツァルトの方)とは別曲。卵から小鳥(雀の雛)が生まれて廃墟の中を行進していく。更にはクジャクも登場する。
- ます(シューベルト)
いわき駅で発車メロディとして使われていた。
- 美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウス2世)
ニューイヤーコンサートや映画『2001年宇宙の旅』でお馴染みの曲。
他にはBSフジで放送されている脳トレクイズ番組「クイズ!脳ベルSHOW」のマッチ棒クイズなどのシンキングBGM。
金魚鉢が池の中に落ち、水辺の生物たちが閉じ込められた金魚を助け出そうとする。
- フニクリ・フニクラ(デンツァ)
「鬼のパンツ」の元ネタで、サビ部分はかの『さんまのSUPERからくりTV』(TBS)の名物企画「ご長寿早押しクイズ」のOP。蜘蛛が水滴をぶつけ合う。
- 亜麻色の髪のおとめ(ドビュッシー)
島谷ひとみが歌った曲と同名のタイトルだが、特に関係はない。
初代ミライース(第3のエコカー)や幸楽苑の鳥白湯らーめんのCM曲に使われた。
ガラクタを集めるロボットがとある夢を見る。でも途中で出てくるピアノの鍵盤の黒鍵がどことなく変な配置になっている。
出典:歌劇『椿姫』第1幕前奏曲
この曲名から芸名が付けられたという女性タレント、椿姫彩菜とはどういった関係性があるのだろうか?
月に帰るウサギ君。このウサギは「草競馬」のウサギと同個体。CGアニメーターが同じなのかと思いきや実はそうではない。
- ユモレスク(ドボルザーク)
こちらも「クインテット」で曲名で歌い続けた。
ネコとネコが育てる花の物語。途中でフォスターの「スワニー・リバー」が混ざっている。
この回から曲紹介の作曲者のテロップ表示のフォントが明朝体からゴシック体に変更される。
この回のみ2名いるCGアニメのテロップ表示が横1列の表示となる。
TBSラジオの長寿番組「永六輔の誰かとどこかで」の中で毎週金曜日限定のコーナー「七円の唄」の読み上げBGM。
美しい宮殿の風景が映し出される。
サイモンとガーファンクルがカバーしたことで有名な名曲。
レゴブロック状のキャラと言え、冒頭から落石の下敷きになるショッキングな始まり方。しかも複数人犠牲になったが、バラけたブロックが再集結して帰ってきたのは1人だけ。
- カリンカ(ロシア民謡)
ロシア発祥の名作ゲーム「テトリス」のBGMでもある他「空想科学読本」で柳田理科雄氏のネタにされたこともある童話(ウクライナ民話)「手袋」がモチーフ。氏の考察では持ち主のおじいさんがかなりの巨人だったが、こちらでは落とした赤ずきんの様な女の子が吸い込まれた。
- グリーン・スリーブス(イギリス民謡)
妖精が自然を巡る。
東海道新幹線およびJR東海在来線のホームドア開閉メロディでもお馴染みの曲。実はその昔並行するライバル・名鉄のパノラマカーの車内チャイムにも使用されていた。
スイスを彷彿とさせる山の中で、2羽のウサギが老人と少女を再会させる。
- 真珠採り(ビゼー)
出典:歌劇『真珠採り』からアリア『耳に残るは君の歌声』
地球をスケッチする宇宙飛行士と手足の生えたリンゴ。木から落果したリンゴはしばらくの間動き続けるが…
- ダッタン人の踊り(ボロディン)
JR東海が展開していた奈良観光のキャンペーン「いま、ふたたびの奈良へ(うまし うるわし 奈良)」(現:いざいざ奈良)のCM曲。
グミの様な人形のダンス。四角形の男二人が丸形の一人の女を賭けてバトルするのが印象的。曲もムーディにアレンジされている。
- 主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)(最終作品)
『エヴァンゲリオン旧劇場版』の実写パートや、ショートアニメ「ウサビッチ」で流れていたクラシックの曲。「美しく青きドナウ」同様「クイズ!脳ベルSHOW」(BSフジ)内の「脳エクササイズ」で篠原菊紀教授の解説BGMでもある。アラビアンな虎が夢の中でカレーを作る。
この番組のエンディングについて
♪ダララ ダン、ダン、ダン、ダン、ダン! ブルルルル デーデン!!
この番組の第1期のエンディングは、後半スタート前の曲紹介の時に表示される作曲者の似顔絵が、不気味でダイナミックなBGMの後に登場する。
作曲者によって形と英文表記された名前(色とフォント)が異なる。
名前は全て右上がりで、名前の色は黄色やピンク、紫に白、オレンジが殆ど。
中には茶色(バッハ)、緑(ベートーヴェン)、青系色(ショパン、プロコフィエフ、ヨハン・シュトラウス1世、ラヴェル)といった使用頻度の少ない色も時たま現れる。
形は丸、三角、四角などと多種多様だが、中には円柱、六角形、八角形といった変わり種の形も存在する。作曲者の似顔絵が描かれている図形の下にローマ字で名前が表示される。
※中には強面のひげ面の作曲者もいるので閲覧の際は注意
不気味なBGMが流れた後、外国人男性が「By(バーィ) ○○(←作曲者名)」と読み上げ、画面右側に上部に番組ロゴ、下部に「終」と制作クレジットが表示されて番組は終了。こちらも回によっては色が異なる。
作曲者紹介のナレーションは「トルコ行進曲」から「チゴイネルワイゼン」まではBGMと重なっていたが、本編最後に編曲者のテロップが表示された「G線上のアリア」の回から修正された。回によっては外国人男性の声のトーンが微妙に異なっている。
番組のロゴと制作クレジット表記が画面右側にあるため、作曲者の表示は左右の顔の向き関係なく、いつも画面左側に表示されている。
残念ながら第2期・第3期は作曲者の似顔絵表示が廃止されてしまったが、代わりに緑色を背景に「テクテクキッズ」のコミーとハーディーが窓のそばで昼寝しているエンドクレジットと第1期の不気味なBGMから一転、穏やかなハーモニーBGMに変更された。
当時番組を見ていた視聴者たちの間では「不気味なBGMが無くなって安心した」、「作曲者の似顔絵でなくなってちょっぴり残念」と意見が分かれた。
なお第1期に登場された作曲者は33名、作曲者の出方は下記の通り(登場順)。
- モーツァルト
モーツァルトの顔が描かれた円柱。大きいのは捻り、複数ある小さいのは回るだけ。
- ヨハン・シュトラウス2世
ヨハン・シュトラウス2世の顔が描かれた三角錐が縦に3つ並び、頭頂部を合わせ、3方向で回転しながら近づく。
- ショパン
ショパンの顔が描かれたボール。大きいのは横に伸び、複数ある小さいのはモーツァルト同様回るだけ。
- ハイドン
ハイドンの顔が描かれたキューブ。宮殿のような建造物の中に入っている。
- ドビュッシー
ドビュッシーの顔が描かれた碁石が縦にたくさん並んでいてくねくね動く。青と紫の木目模様の板も付いている。
- チャイコフスキー
幾つか並んでいる六角形の枠。
- ハチャトゥリアン
逆三角形状の濃いピンクのバネの上に黄色のとげボールが乗っかる。
- メンデルスゾーン
3×3=9個に配置されたダイヤモンドが遠ざかる。
- ヴェルディ
「アイーダ」の作曲者であるためか、ピラミッドを模した図形が登場する。
- ブラームス
ダイヤモンドの中の嬉し涙顔を模した揺りかごが、左右に揺れながら遠ざかる。
- サラサーテ
黒い地面から突き出ている黄色い4本の棒を通過したりかわしたりしながら進む。
- バッハ
バッハの顔が描かれた八角形の板が複数あり、それぞれ回転しながら近づく。
- ベートーヴェン
燃える炎を模した物から突き出ている5本の線に沿って突き進む。
- ガーシュイン
いびつな形をした円柱が回りながら自由自在に変形する。
- パッヘルベル
4×4=16個で構成されたルービックキューブ状に並んでいる黄色いキューブが個々で回転する。序でにキューブ全体も回転する。
- プロコフィエフ
紫の線でくるんだボール。その中に小さいのも入っている。
- ワーグナー
小さな青い玉と小さな白い棒が幾つか繋がり、つなぎ目の玉の部分でくねくねする。
- ウェーバー
三重に入っている三角形。
- ムソルグスキー
「展覧会の絵」の作曲者であるためか、楕円・四角形・八角形などの様々な形をした額縁が飛び出る。
- ヨハン・シュトラウス1世
出だしはヨハン・シュトラウス2世と同じだが、色が違う。
- オッフェンバック
何枚かの楕円の板が互い違いに回転する。
- ケテルビー
緑のプラズマを背景に、緑の金属製の鉄球の上に5本の三日月が乗っかり、BGMに合わせてシンクロしながら回る。
- ロッシーニ
- ポンキエルリ
「時の踊り」の作曲者であるためか、八角形の時計が出てくる。
- リスト
「ピアノの魔術師」と呼ばれているためか、ピアノの鍵盤が低い音の鍵盤から順番に落ちてくる。
- ビゼー
四方八方に伸びる棒の周りに5つのオレンジ色の玉が1列で回る。
- ストラヴィンスキー
青の輪っかに幾重のC字型の形が3つ均等に置かれている。
- ドヴォルザーク
白い四角形が枠になったりと変化する。
- シューベルト
- シューマン
- ロドリーゴ
白と黒の市松模様と木目模様のキューブをどかしながら進む感覚。
- ラヴェル
宇宙を背景に8面体(サイコロでこのような物もある)が圧縮される。
- ヴィヴァルディ
「四季」の作曲者であるためか、春夏秋冬をモチーフにした出方。空を背景に4つの透明な玉が回る。
第2期・第3期に紹介された作曲者たちは下記の通り(登場順)
※以下の画像はあくまでも架空の物なので、正式な画像ではないことをご了承ください。
- 第2期
サティ | サンサーンス | グリーグ | リムスキーコルサコフ |
デュカス | エルガー | スメタナ | スッペ |
ヘンデル | プッチーニ | ワルトトイフェル | マスネ |
フォスター | ボッケリーニ | ゴセック | フォーレ |
ドリーブ | |||
計17名
- 第3期
デンツァ | タレガ | バダジェフスカ | ボロディン |
計4名
総計21名(後述通り、第2期・第3期共に1回きり)
第1期から第3期まで一纏めすると、総勢54名
余談だが、「カノン」を作曲したパッヘルベル(上動画2:46辺り)だけ一般的な肖像画とは違う、全然それらしくない似顔絵となっている。
もし、第2期・第3期もこの作曲者登場シーンがあったならば、「おとめの祈り」の作曲者バダジェフスカなどは一体どういった出方をしていたのだろうか? それは、皆様方の想像にお任せし、思い浮かんだら絵にして、作品をこちらの方にご投稿して下さい。上動画を参考に、第2期・第3期で登場された作曲者の似顔絵を第1期のエンドカード風味のイラストを描いてくれるイラストレーター、お待ちしております。
↑これが、エンディングの作曲者似顔絵の見本イラストです。
上のパロディイラストを参考にお描きになられて下さい。
この番組で複数回紹介された音楽家
この番組では、何回も取り上げられる作曲者が何名も存在するが、たった1回きりしか登場しない作曲者も存在する(例として、ハチャトゥリアン、サラサーテ、パッヘルベルなど)。
第1期では、モーツァルト、ショパン、チャイコフスキー、バッハ、ベートーヴェンなどで、
エンディングで作曲者の似顔絵が登場しなくなった第2期は、第1期に紹介してきた作曲者も何名か再登場し、
今期で2回登場した作曲者はシューベルトとショパンの2名のみ。第3期はこれまた第1期・第2期で紹介してきた作曲者も再登場するが、全15作品作曲者は異なる。更には3連続民謡の曲もある。第2期・第3期合わせると、ベートーヴェン、シューベルト(第2期は2回紹介)、ドヴォルザーク、ビゼー、ともなる。余談だが、第2期・第3期ともに初登場の作曲者は全員1回きりの紹介(サティ、サンサーンス、グリーグなど)。
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