ポケトラマン
ぽけとらまん
概要
シチュエーションとしては、
1:ウルトラマンとポケモンが戦うもの
(※『剣盾』ではダイマックスというポケモンが巨大化できる新要素があるので、強ち実現不可能というわけではない…かも!?)
2:ポケモンをウルトラマン風にアレンジしたもの
3:ポケモンをウルトラ怪獣風にアレンジしたもの
などが挙げられる。
ポケモンの生みの親である田尻智は幼少期に『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』を見て育った世代であり、『セブン』に登場したカプセル怪獣の存在は『ポケモン』に大きな影響を与えた。そのためカプセル怪獣はポケモンの元ネタと言えるだろう。
その経緯がある為なのか、セブンの息子のウルトラマンゼロを演じた宮野真守がベストウイッシュでデント役に選ばれたのかもしれない。
なお、円谷の側も大怪獣バトルシリーズというカプセル怪獣(のようなペット怪獣)を使役して闘うゲームを発売したことがあり、前述したゼロも大怪獣バトルから派生したキャラである。
また、アーケードゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』では、ウルトラ戦士や怪獣たちそれぞれに属性が設定されており、属性毎にそれぞれ得意な属性と不得意な属性が存在するという、ポケモンでいうところのタイプ相性のような概念が存在している。
強敵として初登場した怪獣・宇宙人が後の作品で弱い印象を受けたり、逆に雑魚キャラ扱いされた怪獣・宇宙人が強くなっていたりとポケモンと同じ様に強弱に個体差がある模様で、特に『ウルトラマンギンガ』に登場するスパークドールズは、力が抑え気味で強さが使用者に左右される設定が顕著にそれを物語っている。
『ウルトラマンタイガ』のトライスクワッドと主人公工藤ヒロユキの関係は必要に応じて複数のウルトラマンを使い分けるスタンスから、ポケモンとポケモントレーナーの関係により酷似している。
『ポケモン』の側でも公式のゲームやアニメにおいてウルトラシリーズのパロディが見られる。
一番有名なのはやはりコイツだろう。
また、キョダイマックスカイリキーは、その風貌から初代ウルトラマンが元ネタになっているのではないかと言われている。
そして、同時期にまさかの筋肉モリモリマッチョのウルトラマンが現れるという偶然も重なることになった。
これらのことから、ポケモンがウルトラシリーズ意識の高いコンテンツであり、またウルトラシリーズもポケモンを彷彿とさせる要素が多いと言えるだろう。
共通出演者
どちらも日本のサブカルチャーを代表する作品ということもあり、特に中堅~ベテランの男性声優を中心に共通出演者が非常に多い。最近では、円谷プロ原作のアニメ作品が多数制作・放送されるようになったことで、若手の声優にも共通出演者が数多く生まれている。
※作品ごとに演者が異なる場合は、作品名を追記。
※ウルトラシリーズ以外の円谷作品も含む。
随時追加希望
余談
- 1998年から平成ウルトラマンシリーズの劇場版とポケモン映画が行われ始めていて、2004年から同時上映の短編映画がほぼ廃止される。
- 1999年公開の映画繋がりの『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』と『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』は世界を破滅の危機から守り抜くという後半の展開が共通している。
- 『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』で明かされる、超古代文明(ティガ伝説)を滅ぼした張本人が「悪女」だとされており、文明関連のウルトラマンティガと闇の巨人がサトシとムコニャの関係に酷似していた事実から、一部ファンの間では「ティガ伝説はサトシの旅シリーズの結末を示唆しているのでは?」と推測されており、「ロケット団最凶の女として描かれているマトリがラスボスになる」説がある(簡単に言えば、マトリは『ポケットモンスター サン&ムーン』及び『ポケットモンスター』の中で唯一の最凶の悪役として扱われるというドンピシャな噂が秘められてる)。
- ポケモンのアニメ版は放送開始時からテレビ東京系列で放送されているが、ウルトラシリーズも2011年放送開始の『ウルトラマン列伝』以降、テレビ東京系列で放送されるようになっており、2022年現在もこの放送形式は続いている。
- サトシ役の松本梨香は『ウルトラマンネオス』のEDテーマをProjectDMMと共に歌っている。さらに、円谷作品全体となると、ロケット団のムサシ役の林原めぐみが『ブースカ!ブースカ!!』(平成版『快獣ブースカ』)のOPテーマとEDテーマを歌っている(一応、ブースカもウルトラ怪獣の中に数えられている)。
- 無印時代のポケットモンスターのアニメーションに、円谷プロダクションがアニメーション協力をしていた時期がある(EDのクレジットでも表記されている)。
- マサト役の山田ふしぎは、かつて円谷プロダクションに所属していた。
- 『ウルトラマンジード』で主人公:朝倉リク役を演じた濱田龍臣が子役時代に『ポケモンBW』のCMに出演していた他、『ウルトラマンダイナ』の主人公:アスカ・シンを演じたつるの剛士が『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム』&『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄レシラム』にゲスト声優として出演していた。
- 2016年11月発売の『サン・ムーン』では「ウルトラ」がキーワードとして用いられることが多く、2017年11月発売のポケモンの新作は『ウルトラサン・ウルトラムーン』であった。
- 『ミュウツーの逆襲』(旧作)に登場するアーマードミュウツーのデザイナーは、ウルトラマンゼロ以来のキャラクターデザインを担当する後藤正行氏である。
- 映し身の洞窟におけるやまおとこのイワオのセリフ「映し身の洞窟の中に立つ影はやまおとこ!」と言うセリフはウルトラマンと同じ円谷プロ作品『ミラーマン』のOPのパロディ。
- 平成最後のTVシリーズ繋がりである『ポケットモンスター サン&ムーン』と『ウルトラマンR/B』は、登場する敵キャラは純然たる悪意を持っていないため邪悪な悪役が一部を除いて一切登場しないという設定が共通する。
- 『ウルトラマンR/B』で主人公の1人:湊カツミを演じた平田雄也氏は大のポケモン好きとしても有名で、とあるインタビュー記事でもポケカに関するマニアックな知識を披露して記者を困惑させていた。一方で、本編のポケモンシリーズの方もそれなりにやりこんでいるらしく、『タイガ』で霧崎を演じた七瀬公から「タマゴ厳選廚」と言われていた。そうした経緯ゆえか、ポケモン関連の番組である『ポケんち』にもゲスト出演したことがある。
- 『ポケットモンスター』のゴウがTVシリーズやAmazonプライム・ビデオ配信作品でしか活躍しないもう一人の主人公として扱われてる点はむしろ『ウルトラマンガイア』の藤宮博也に近い。
- 『ウルトラマンデッカー』のOP「Wake up Decker!」の2番には「Sword&Shield」という歌詞が出てくる。
関連イラスト
↑暴君怪獣タイラント風にミックスされたポケモン。元ネタすべてわかるかな?
↑名前ネタ。ミュウツーとミュー。この二人にはもう一つ別の、哀しい共通点があるのだが…。
最近になって現れたウルトラの名を持つキャラクターとそれに近い怪獣達。
関連タグ
任天堂 ゲームフリーク 株式会社ポケモン ポケットモンスター/ポケモン
ダイマックス/キョダイマックス - 特定条件下でポケモンを巨大化させる『剣盾』における新要素。発動時に段階を踏んでポケモンが巨大化する、大地を砕きながら着地して登場する(宙に浮いているポケモン等一部例外あり)、制限時間が設けられておりそれを過ぎると元の姿に戻る、敗北時に爆散して退場する(厳密には爆発しながら元のサイズに戻っているだけで、死亡しているわけではない)等、ウルトラシリーズをはじめとするヒーローものや怪獣映画を意識したと思われる演出がある。また、上でも書かれているようにカイリキーのキョダイマックスした姿が初代ウルトラマンにそっくりなのも特徴。
ウルトラワープライド-ポケモンUSUMにおける新要素。いわゆる並行世界へ旅するというものだが、演出がベリアル銀河帝国にてウルトラマンゼロがアナザースペースへ向かう際の演出を思わせる。ウルトラワープライドの際にはすすめ!ウルトラマンゼロを流してみるのも一興かもしれない。