概要
一話完結型のミニ番組で、古今東西のクラシック音楽の一曲をテーマにレギュラーのキャクター達と一話限りのオリジナルCGアニメーションの2つを放映。
特に後者に関しては曲が現代風にアレンジされた上に、時にシュール、時に若干ながらホラー要素も含むユニークなストーリーとなっており、子供を中心とした視聴者に向けた工夫が見受けられた。
番組で使われたクラシック音楽一覧
本作以外でも、NHKだけに限らず、民放各局様々な番組(テレビ・ラジオ問わず)やCMに使われており、曲名を知らなくても「あれで使われてたBGM」で覚えている人も多いと思うので、そうした情報も載せていく。
第1期 (フルーツ&ベジタブルオーケストラ期)
由紀さおり&安田祥子のデュエットや、TOKIO(放送当時を尊重して城島茂、国分太一、長瀬智也、松岡昌宏、山口達也)出演の番組、ザ!鉄腕!DASH!!(日本テレビ系列)の「0円食堂」で食材が捨てられる場面でかかってたり、MAD素材としても有名な記念すべき1作目。靴が階段を登って行くのだが、その道中徹窓から覗く室内の様子がなかなか不気味。特に上の画像のパロディ元となった額縁の中の奇妙な絵画の前に座っている男性2人の姿がある、(画面左側の男性はスプーンで何やらシリアルの様な物を食べ、反対側の男性はビールジョッキでビールを飲んでいる)その後、男性2人の顔がピカソチックな顔に変化するので、鑑賞の際はこの場面に注意。
- 春の声(ヨハン・シュトラウス2世)
毎日放送(MBS、関西のTBS系列)の長寿番組「皇室アルバム」のテーマ曲。
出典:ノクターン作品9集第2番変ホ長調
『ヘタリア』(日丸屋秀和・原作の漫画)にて、オーストリアが演奏していた曲。
モネの美しい絵画が美しい音楽に合わせて動く。
エンディングの作曲者登場シーンではなぜかBGMが流れない、昼下がりの静寂な音楽に対して最後に不気味なBGMを流すと茶化すかのような感じがするからか。
- 時計交響曲(ハイドン)
出典:交響曲第101番「時計」第2楽章
時計の世界に迷い込んだ茶色の兎。
この茶色のウサギは後に「月の光」の一場面にも少しだけ登場する。
- ゴリウォーグのケーク・ウォーク(ドビュッシー)
黒い画面上に赤・緑・白・青の4色紙人形(どことなくアタック25(ABCテレビ(朝日放送、(大阪のテレビ朝日系列)司会は児玉清から始まり、彼の後任はABCアナウンサー浦川泰幸、現在は谷原章介(代打で石井亮次))を彷彿させる色並み)が歩き回るが、最後は白く塗りつぶされてしまう。
出典:バレエ音楽『眠りの森の美女』から『ワルツ』
同名のディズニー映画を知る人なら、「オーロラ姫が躍るシーンでかかる曲」と言えばわかりそう。
板東英二司会の日本テレビ系列のクイズ番組「マジカル頭脳パワー!!」内のクイズ「逆から早撃ちクイズ」のBGMでもあり、萩本欽一(後に香取慎吾が加入)司会の同じ日本テレビのコンテスト番組「欽ちゃんの仮装大賞」の第56回大会の第三位を受賞した作品。
夜の宮殿で色んな物をぶった斬る剣。 冒頭のCGアニメ紹介テロップはなぜか縁取りが青色。
結婚式のBGMとして欠かせない代表的な曲。
ピンクと水色の花びらが蝶に変身し、ドミノを倒しながら(この有様は非破壊検査のCM(読売テレビ(関西の日本テレビ系列)の日曜朝の紀行番組「遠くへ行きたい」のスポンサーの1つ)を彷彿させる)ウェディングケーキを目指して飛んで行く。前半のムービーでは何故かトランペット達がかなり音を外しており、キレた新婦にブチのめされた。
出典:歌劇『アイーダ』第2幕第2場から『凱旋行進曲』
カビラ・ジェイ(川平慈英)が出演する肝臓薬「ヘパリーゼ」のCMに使用された(同CMではこの他にも前述のトルコ行進曲や後述のワルキューレの騎行も使用されている)他、サッカー日本代表の応援歌、「劇団四季」のミュージカルの演目の1つとしてもおなじみの曲。エジプトの壁画が行進。
- ハンガリー舞曲(ブラームス)
当時は雪印乳業の「さけるチーズ」のCMにも使われていた。惑星探査機で生物を発見する宇宙船。
- チゴイネルワイゼン(サラサーテ)
吉本新喜劇(テレビ放送では、毎日放送(MBS、大阪のTBS系列))の「和子ばあちゃん」こと、故・桑原和男の名台詞「神様ー!」の後に流れるBGMでも有名な曲。
ガイコツ恐竜のファミリー。歩行がゴジラ姿勢なところが時代を感じさせる。
途中で骨恐竜の息子が芋虫と遭遇後、芋虫が巨大化して息子を威嚇するシーンがあるので注意。
「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に 」25話『Air』において惣流・アスカ・ラングレーの駆るEVA弐号機とEVA量産機との戦闘シーンで流れていた曲。
始終サウンドイコライザ。前述の「ゴリウォーグのケーク・ウォーク」と同じCGアニメーター繋がりで、
黒い画面を背景に、赤・緑・白・そして青の色が登場し、これまた「アタック25」を彷彿される色並み。
この回から後半の最後に編曲者のテロップが表示されるようになった。
出典:交響曲第5番ハ短調作品67 (運命) 第1楽章
「ジャジャジャジャーン」の出だしで有名なベートーベンの代表曲。笑点(日本テレビ系列)の大喜利で「でも」に続けて流されるほか、ザ・ドリフターズ(放送当時を尊重していかりや長介、加藤茶、仲本工事、高木ブー、志村けん)出演の看板番組、ドリフ大爆笑(フジテレビ系列)では2度目の最後で音程がズレ続けるコントがあった。マツコ・デラックス出演のTBSの番組「マツコの知らない世界」でも紹介され、話題となった。あとは他にも、三宅裕司、オセロの中島知子司会のABCテレビ制作のドキュメンタリークイズ番組「世界痛快伝説!!運命のダダダダーン!」は、この曲から由来している?
ヒップホップアレンジの音楽に合わせて、鉄人形ロボット同士が延々とボクシング
ただこのロボット達、頭の形といい配色といい誰かさん達に似ているような……?
- 英雄ポロネーズ(ショパン)
出典:ポロネーズ第6番変イ長調作品53『英雄』
ショベルカーでさらわれた石の彼女を、石の彼氏が助けに旅立つ。
途中で石女の偽物が現れた直後、気色悪いオカマの様な長い髪の石女が正面を向くシーンがあるので、鑑賞の際にはこれに注意。
基本セリフのない後半部分としては珍しく前座並みに声が入っている。
黄色のハートマークが付いた青色の帽子にをかぶった黄色のキャラが青と黄色中心の地底の世界で地底人達に追いかけられる。みんなのトラウマとして名高い。
- アイネクライネナハトムジーク(モーツァルト)
出典:セレナーデ第13番K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』第1楽章。
テレビ東京で90年代に放送されたタモリ司会の音楽クイズ番組「タモリの音楽は世界だ!」のオープニングテーマ曲。入浴剤「バスロマン」(アース製薬)のCMにも使われていたが、リズムに合わせて「バーカアホークソマヌケー♪」と歌った人も多いのではなかろうか。
山田一成、菊地秀規の2人で構成されたお笑いコンビ、いつもここからのネタ「悲しいとき」のBGMとしても有名。水晶の洞窟を探検。ピンクの色の花も出てきて、最後はヴァイキング船に乗って外の世界へ。良作。
- トッカータとフーガ(バッハ)
かのファンタジアにてトップバッターを務めたが、当時視聴していた世代には嘉門タツオの「チャラリー 鼻から牛乳ー」の元ネタと説明した方が通じそうな曲。島田紳助司会の日本テレビで放送されたが、僅か2年という短命に終わったクイズ番組「クイズどんなMONだい」の最終コーナー「対決!ドボン」のセーフかドボンかの正解表示前のBGM。
透明人間とその家に迷い込んだ黒猫の物語。夜中に黒猫が家の窓から侵入し、透明人間が寝ている布団の上に乗っかり、透明人間の起床後、黒猫が飛び降り、部屋から出て、透明人間は別の部屋に入り、髭を剃った後、周りが真っ白なキッチンへと、茶色の冷蔵庫から(木製に見え、木工の戸棚かと思われる)玉ねぎ、人参、ジャガイモを宙を舞うかのように取り出し、カレーを作り始める。何故かまな板の上にカレーを作る際とは無関係なネギとキャベツが置いてある。肉を切るシーンは映し出されない。
独特なドット絵の映像な事から最初の黒い画面の中から浮かび上がる黄色の目と最後の黒猫に尻尾を踏んづけられた直後の黒画面を背景にカレーをかけられた透明人間の姿がまん丸い超肥満体をして、意外とグロテスクな場面に恐怖を抱いた人も多いだろう。この作品もトラウマになる可能性が大きい
- ピーターと狼(プロコフィエフ)
迷列車で行こうシリーズの「記憶に残る迷車 サンパチ君【迷列車列伝#01】」、ソフトバンク「Wホワイト」のCM曲のBGMとしても有名。
幼虫が蝶になる物語。アンパンマンみたいな可愛くデフォルメされた顔に反してやたらリアルな体をした幼虫(よく見ると途中干からびた死体らしきものが映り込んでいるシーンも)や、見るからに異常をきたした様子のカラス、石かジャガイモのようなゴツゴツした顔の子供にラストで画面に寄ってくる割れた液晶画面の様なサイケカラーの蝶とトラウマ率が高い一作。
- 田園交響曲(ベートーベン)
中山秀征司会の日本テレビの午前の番組「ラジかるッ」→「おもいッきりDON!」のBGMでも使用された。ファンタジアでギリシャ神話モチーフに描かれた作品で、冒頭のユニコーンやペガサスがメインの場面でかかっていた部分。2体のロボットコンビが車に乗って、テレビの中に突入しドライブする。都会から始まり、カタツムリのいる花畑、竹藪、妖精たちのいるキノコの建造物という流れ。
- ワルキューレの騎行(ワーグナー)
秋本治先生作の国民的人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(フジテレビ系列のアニメではラサール石井(両津勘吉役)を中心に、森尾由美、麻生かほ里、林家こぶ平(現:林家正蔵、強いて言えば天才クイズ(CBC、名古屋のTBS系列)の4代目司会者)などが声の出演していた)の登場人物・爆竜大佐の登場BGMでも使用された。
地球侵略に現れた大量のUFOが両脇にアンテナを立て地球を襲撃。有名な『地獄の黙示録』での使用場面を意識したような演出で、最後は爆弾で文字通り大輪の花に。
- 月の光(ドビュッシー)
1971年に同局の子供歌番組「みんなのうた」で芹洋子他が歌った曲。
夜中の部屋でバレリーナのオルゴール人形が踊りだす。途中で「MOON LIGHT」と英文で書かれたホテルの様な建物も登場する。CGアニメのテロップ表示の場面で「時計交響曲」に登場した茶色のウサギが人形で居座っている。
最近では2019年に『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』のPVで使われた。
- トリッチトラッチポルカ(ヨハン・シュトラウス2世)
この物語の美術館の絵の登場人物達は普段は絵らしくじっとしているが実は生きている設定になっている。出てくる絵はどれも著名な画家が手掛けた名画ばかり。美術館を飛んでいた蝶らしき生物が絵画内(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「聖イレーネに介抱される聖セバスティアヌス」)の松明の火を体に燃やして移し、サルバドール・ダリの「燃えるキリン」のキリンの体に火を移して去ったが、その直後にキリンが火の熱さで暴れ出し、画内の女性2人も暴れるキリンから逃亡。燃えるキリンも次々と別の絵に移動して行き、更に自然が描かれた絵(デ・キリコ作「イタリア広場・大勝負」→ゴッホ作「糸杉のある麦畑」を通過する)を体に燃えた火で火事にさせてしまい、それに気付いた絵の中の生物達(ホルバイン「大使たち」→デ・キリコ「放蕩息子」→ジャン=フランソワ・ミレー「晩鐘」の順)が次々と逃げまとう。更にジョルジュ・スーラの「サーカス」(画面めいっぱいに映し出される)とポール・セザンヌの「カード遊びをする人々」の絵までも移動して行き、このうち後者では驚いて見とれていたうちにカードが燃えてしまう。
中盤で燃えるキリンの事件と無関係に、嘗て京都の建仁寺に設置され、国宝とも呼ばれた和風絵画俵屋宗達作の「風神雷神図」が登場するので、鑑賞の際にはこの絵画にご注意して貰いたい。登場する場面は「バネの様な絵画」の後、この「風神雷神図」を見てビビった人も多数いるだろう。
その「風神雷神図」の後、またもや和風絵画(浮世絵だけ)が登場。次なる絵画は葛飾北斎の「富嶽三十六景」より神奈川沖浪裏、そして更に、歌川広重の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」が登場。この作品で3本続いた和風絵画はここで終わり、再び西洋絵画に戻り、次はグランマ・モーゼスの「洗濯物を取り入れる絵画」と来て、ルネ・マグリットの「大家族」が画面いっぱいに、ほんの一瞬だけ
映し出された後、燃えるキリンの事件の出来事に戻る。
終盤ではシスティーナ礼拝堂でお馴染み、ミケランジェロ・ブオナローティの「ノアの泥酔(しかも何故か背景に黒板が設置してある)」でノアが息子から美術館の絵が燃えるキリンのせいで火事になっている被害を聞かされ、安全な絵の場所に避難する為、急遽木製の方舟を設計して部下達に作らせ、船の完成後に名画の生物達を船に乗せ、絵から絵と船で移動して(流れとしては、ジョルジュ・スーラ作「ポール・アン・ベッサンの港」から出発し、ルノワール作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」、ディエゴ・ベラスケス作「青いドレスのマルガリータ王女」、サンドロ・ボッティチェッリ作「ヴィーナスの誕生」を通過する)美術館の奥の安全な額縁に避難し、その結果、名画の人物や生物達が大集合した絵になり燃えるキリンから完全に逃げ切ったと思われたが、直後にその絵の真ん中に鎮火したキリンが一瞬だけ頭を現し、名画の生物達は驚愕するのだった。
序盤の蝶らしき生物と背景とノアの部下達が製作した木製の方舟は3Dだが、絵の映像がトッカータとフーガ(バッハ)(CGアニメーターは前述の曲名と当作品とは異なる)と同じく独特なドット絵で、そのせいで美術館の絵の生物の動きや姿が一部不気味さと恐怖が感じられ、特に「燃えるキリン」の女性2人のうち真ん中に描かれた、首無しで引き出し付きの青い服を着た女性自体がそもそも不気味な事から動き出す事自体が不気味で、右に描かれた緑の女性も跳ねて逃げる姿が不気味に感じられる。更に燃えるキリンが自然が描かれた絵に移動して火事にさせるシーンも恐怖を感じさせる。しかもホルバインの「大使たち」の絵の下の斜めに描かれた骸骨も右に居た大使が骸骨を通り過ぎて逃げる時に手前に居る事が分かり、斜めの姿で大使の手前に居る事と元の姿になって逃げて動き出す始末で余計に恐怖を感じさせる上に、前半で流れるトリッチトラッチポルカと違い、後半の美術館のこの物語で流れるトリッチトラッチポルカは恐怖を煽る為、もしもこれらに不気味さと恐怖を抱く人は見るのに注意が必要。
不気味な西洋絵画の映像にしろ、途中で視聴者の宿敵(しかもドット絵で構成された)「風神雷神」という和風絵画の登場に、更には荒々しく編曲されている(キーは原曲より1段階低い)ことが重なり、「ゆめ」史上最恐にして最狂の作品でもある。
- 舞踏への勧誘(ウェーバー)
夜中の城の中で、被っていた帽子をネズミに取られたからくり時計の小人が、取り返そうとする。
この回から曲目紹介、CGアニメ・編曲テロップが縁取り表示から影付き表示へと変わる。
曲目紹介は「ペルシャの市場」迄、CG・編曲は「展覧会の絵」迄
- メヌエット(バッハ)
白い風船人形が動く。途中でカラスに突かれたり、先端に針の付いたトビウオに割られたりするが、なぜか空気で復活する。最後は夕方に変わり風船人形は「もう帰ろう」という雰囲気を出している。
- 展覧会の絵(ムソルグスキー)
出典:組曲『展覧会の絵』から第1曲『プロムナード』、第9曲『バーバ・ヤーガの小屋』、第10曲『キエフの大門』
真夜中に動く不気味な絵や美術品。前述の「トリッチトラッチポルカ」(ヨハン・シュトラウスⅡ世)とは違い、当作品オリジナルの絵画である。
静かでゆったりした『プロムナード』(ビートたけし(北野武)中心に、渡辺満里奈、今田耕司、篠原勝之の面々が出演する「たけしの誰でもピカソ」(テレビ東京)テーマ曲)がかかる花の絵から急に不安を煽る様な『バーバ・ヤーガの小屋』が激しい演奏に切り替わると共に現れるキュビズムチックな女性と、続いて現れる不気味なロボット(見ようによって鮮やかな色合いの口内が頭から何か噴出したようにも見える)以降の薄暗い館内に並んだ作品と相まってこちらもトラウマ率が高いことで有名。ちなみに『キエフの大門』はパチンコメーカー・SANKYOのCM曲でも流れ、ネプチューン(名倉潤、堀内健、原田泰造)出演の『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系列)にて光景発表前とMV珍発表の際にかかるが、ニコニコでは同場面に並ぶ多数の人型が企業ロゴを連想させるためかベネッセと呼ばれている。
- ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス1世)
明石家さんま中心に、ココリコ(遠藤章造、田中直樹)、村上ショージの面々にダメダメボーイズでお馴染みの明石家マンション物語(フジテレビ)のメインテーマ曲。ドリフの番組8時だョ!全員集合(TBS)では、乱発し過ぎてシンバルを没収された加藤茶がイントロ部分の締めで代わりにトライアングルを鳴らしてズッコケさせるコントがあった。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは大トリを飾る曲。
雲達が演奏や舞踏をする傍ら、男性指揮者(但し、冒頭部分でいきなり島田紳助と松井秀喜を足して2で割ったような強面の指揮者の顔がドアップで画面いっぱいに映し出されるのでビビりに注意。)が指揮を振っている。
この曲だけはシュトラウス2世の父である1世の作品で、エンディングでは息子と区別させるためか空の色が違う。(2世が薄紫(青空っぽい?)で、1世がオレンジ(夕焼け))
※詳しくは後述の「番組のエンディング」動画をご覧下さい。
- 天国と地獄(オッフェンバック)
出典:喜歌劇『天国と地獄』序曲第3部 (カンカン)
運動会の徒競走、文明堂のCM曲、他に愛川欽也、楠田枝里子司会(放送当時を尊重して)のフジテレビの世界紀行クイズ番組「なるほど!ザ・ワールド」(トランプマンでお馴染み)の3代目OP曲や、ビートたけし中心とし、たけし軍団、ダチョウ倶楽部(放送当時を尊重して、肥後克広、上島竜兵、寺門ジモン)、飯島直子、蛭子能収などが出演する日本テレビの日曜昼の生放送番組「スーパージョッキー」(熱湯コマーシャル、ガンバルマンなどの看板コーナーでも有名)のオープニング曲でも使用されたお馴染みの曲。
白と黒のオバケが追いかけっこ。黒画面を背景に色のついた階段、黄色い迷路と様々な場所を劇中にお互いが道具に化け合い競り合ったりして、最後は金色の柱がストンと落ちてきて、それをかわし両者手をつなぎ、空へ飛び花火を1発打ち上げ終わる。
こちらも「英雄ポロネーズ」と同じく、前座並みに喋り声が入っている。
- 別れの曲(ショパン)
『ウルトラマンマックス』第15話「第三番惑星の奇跡」で使用された曲。
黒画面をバックに、宇宙に咲く百合の花。さらには月も登場する。
因みに、劇中に登場する花はこの作品のCGアニメーター繋がりで、「ワルキューレの騎行」の花と同じ素材を使用している。
- ピアノ協奏曲第一番(チャイコフスキー)
前座からしてメンバーがバラバラになったり潰れたりと大惨事。後半でもピクニック気分であちこち世界旅行するクレイアニメチックな家族だが、家族がお土産を見る場面で父親の足が激しく痙攣していたり、トランクの中に入っている弁当を食する場面で、母親が手にしたバナナが明らかに口に当たってなかったりと、見るからに異常だらけで、トラウマ率の高い一作。
一家が旅行した場所は、フランス→アフリカ→(スロー場面で)アメリカ→中国と、最後には宇宙に飛び立ち…
この作品の見どころは、何と言っても、トランクの中に入っている弁当。
その、弁当の具材が気になり、それを見てみたいという人はこちらを参照
- ペルシャの市場(ケテルビー)
正式なタイトルは「ペルシャの市場にて」、音楽ユニット聖少女領域もこの曲をアレンジした。
大分県ローカルのデパート・トキハで夕方5時頃に流れる曲として有名。
出典:歌劇『ウィリアム・テル』序曲第4部(スイス軍隊の行進)
『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)のOP曲。TBS系列のアトラクション番組「関口宏の東京フレンドパークⅡ」(出演者は他に渡辺正行、ホンジャマカ(石塚英彦、恵俊彰)、フランキー為谷)内の「パニックリンゴスキー」、70年代に上映されたスタンリー・キューブリック監督の映画「時計じかけのオレンジ」の曲の1つ。これまたTBSの春と秋に放送される改変期特番「オールスター感謝祭」(島田紳助→今田耕司、島崎和歌子の司会でお馴染み)で2014年からスタートした「プレッシャーアーチェリー」のコーナータイトルジングルにも使用されている曲。海外ドラマだと、『ローン・レンジャー』のテーマ曲が有名か。
運動会でよく使われる曲だからか、小学校から飛び出した生きたチェロ・緑の絵の具が付いた生きた筆・生きた金色の顕微鏡・ゴキブリが野山でレース。所々にゲームの様なドット絵の場面も介入される。
中心となる映像が3Dだが、時折映る映像がトッカータとフーガ(バッハ)とトリッチトラッチポルカ(ヨハン・シュトラウス2世)(←これだけCGアニメーターが違う)同様、独特な2Dドット絵で少々不気味さと恐怖を感じさせるが、前述通り中心となる映像が3Dでウィリアムテル序曲自体が非常に明るい曲なので、そのお陰でこの物語が安心して見れる様になっている。
どれかと言うと、「ウィリアムテル序曲」の方は至って健全でトラウマにはならない。
- くるみ割り人形(チャイコフスキー)
出典:バレエ音楽『くるみ割り人形』第1幕第2曲『行進曲』
食器棚の兵隊人形がキッチンで食器と踊る。その後、7色のカクテル、最後はチェスが登場する。
- 交響曲第40番(モーツァルト)
真夜中の図書館。沢山の本が動く。科学の道具に茎が伸びるリンゴ、更には杖も出てくる。図書館の蔵書の名前は、後半のCGの担当者が他に担当した曲名だったりする。
- 時の踊り(ポンキエルリ)
出典:歌劇『ラ・ジョコンダ』から『時の踊り』
ファンタジアでカバやらゾウやらが躍っていたあの曲。ボールがいろいろな立体図形にモーフィングしながら、楽しそうに動き回る。後半はキューブに何回か色が付く。
- 愛の夢(リスト)
サンタ帽を模した2匹の虫が石で塔を建てるが、最後は飛行船に塔を爆破されてしまう。残骸と共に降り積もった雪の中、目を覚ました虫の片割れが改めて石を積み始める姿は泣ける確率高し…!
- ラ・カンパネラ(リスト)
前回の「愛の夢」に引き続き、リスト2連続作品(2連続同じ作曲者の作品は唯一ここだけしかない)
街中の鐘が飛んで行き、Xmasの日、サンタと共に帰って来る。
- アルルの女(ビゼー)
出典:劇付随音楽『アルルの女』第1組曲第1曲『前奏曲』第1部 (3人の王の行列)
イギリス「メラメラと焼き尽くせ~♪」
くりぃむしちゅー(有田哲平、上田晋也)、タカアンドトシ、柳原可奈子出演のフジテレビの番組「ペケ×ポン」(現:今夜はナゾトレ)の「MAX敬語」のコーナーで使用されていると思いきや、微妙に違う。こちらの方は「ファランドール」
魚のなる木を探しに行く4匹の兄弟猫ロボット達。途中に出てくる建物(猫ロボット4兄弟の家?)の窓に映ってはいけないものが映っている。
- 春の祭典(ストラビンスキー)
出典:バレエ音楽『春の祭典』第2部『生贄の儀式』第3曲『選ばれし生贄への賛美』、第6曲『生贄の踊り』
ファンタジアではちょうど恐竜大決戦で流れていた部分。雷トリオ(その行動から通称「強制オール電化」または3体セットなことから「レアコイル」)が街中の家具達を電化製品に変えて行く。
出典:交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』第4楽章
『銀河英雄伝説』(田中芳樹原作のSF小説)の「アムリッツァ星域会戦」で、『ONEPIECE』(尾田栄一郎原作)ではアラバスタ編にて、ルフィ(CV:田中真弓)がクロコダイルにとどめの「ゴムゴムの暴風雨」を放つシーンで使用された曲。
荒廃した工場系の秘密基地的な施設でモノアイロボットが戦闘。モノアイと聞いてガンダム的なものが浮かぶかもしれないが、実際は人間のようなリアルな目でかなり不気味なため、これもトラウマ率高し。
- 悲愴(ベートーベン)
前半は第2楽章、後半は第3楽章が流れるため、別の曲のように聞こえる(しかも第3楽章はなんとタンゴアレンジ)。
踊るデッサン人形がアトリエを散らかしていくが、人が戻ると元通りになっていた。
- 小犬のワルツ(ショパン)
ピアノの鍵盤を奏でる12色の犬達。最後は背景が夜に変わり、それぞれの犬小屋にその犬の色に合わせた位置に就寝に就く。同局のご長寿アニメ『忍たま乱太郎』(尼子騒兵衛作)では、アレンジされた「ヘムヘムのワルツ」がEDで流れたことも。
- アベ・マリア(シューベルト)
雪山の中で光が飛び交うロマンチックな映像、最後にはシーラカンスが登場する。
- トロイメライ(シューマン)
『さよなら絶望先生』(久米田康治原作の漫画)にて、風浦可符香(CV:野中藍)が物騒な歌を歌っていた曲。
ガラスでできているように見える透明なペンギン(画像右上2羽のうち黒い方)の話。このペンギンはどうしてもピンクのメスペンギンが入ってるメリーゴーラウンドの置物の中に入りたがっている。その後、流れ星が家の中へ入り、置物の中に入ることができた。そのメスペンギンと遊園地の遊具に乗りつつデートをする。
- アランフェス協奏曲(ロドリーゴ)
宇宙から始まり、サイボーグの牛が、春夏秋冬巡って無くしたパーツを探す旅をする。全作品で唯一、この曲の作曲者であるロドリーゴが存命中だった回であった。
- キラキラ星変奏曲(モーツァルト)
「キラキラ光る夜空の星よ」で始まる歌詞付きのほか、「ABCのうた」などで学校で歌ったり演奏した人も多いことから童謡のようだが、実はこれもクラシック。
ショーのドレスを身に纏った女性が、星のキャラクターと舞台で踊る。
ちなみに某下ネタ系ライバーは英語版の歌詞でトンでもない下ネタ空耳をやらかしていた過去をカミングアウトし、共演者に「リトルスターを隠語にするんじゃねぇ!」と叱責された。
- 白鳥の湖(チャイコフスキー)
出典:バレエ音楽『白鳥の湖』第2幕から『情景』
前半はまともに曲のイメージ通りだが、後半は曲調が一転(ロックアレンジになる)、白鳥も風呂場のおもちゃのようになり…
壁紙に描かれた無数の小さな形がSLに変化し、新しい乗り物(この間には新幹線に変化)にモーフィングしていくと、部屋も未来に近づく。最後はUFOに。
デジモンアドベンチャーのピッコロモン回で使われた他、テレビ東京で嘗て放送された田中義剛と松本明子出演の「TVチャンピオン」のチャンピオン決定BGMに、日本テレビの「行列のできる法律相談所」(東野幸治中心に出演)内で相談結果のBGM、『銀河英雄伝説』の劇場版「わが征くは星の大海」ではフル尺(およそ14分間)がぶっ続けで使用された曲として有名。後に放送されたクインテットでは、キャラ達がリズムに合わせて延々曲名で歌い続ける謎コーナーがあった。
この回から(とは言うものの、第1期最終回まであと3回)CGアニメ・編曲テロップの表示の黒い縁取り線が細くなる。
- ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン)
『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子原作)にて、学園祭で披露された曲で有名。
宝石を盗んだ泥棒と、それを追う警官隊。暗闇の中にパーツだけ浮かび上がる泥棒の顔のアップでトラウマになった人も多い。
- 春(ヴィヴァルディ)
京浜東北線・大井町駅(東京都品川区)1番線の発車メロディとしても使われている。
裁縫道具たちがひとりでに動き、ドレスを作る。ドレスは最後に踊る相手に鋏を選ぶ。
第2期 (テクテクキッズ)期
第1期では前座でもクラシック音楽のアレンジが流れていたが、第2期からは流れなくなった。
今期から曲とその作曲者紹介の背景(青紫から黄緑のチェック柄)、CGアニメ・編曲テロップのフォントが一新される(色は黒縁に白から濃い青緑色に変更)。
- エリーゼのために(ベートーベン)
日本では1959年に発売されたザ・ピーナッツの「情熱の花」や、1981年7月25日に発売されたザ・ヴィーナスの「キッスは目にして!」の原曲。
強風が花からシーツ、果ては車に教会と色んな物を飛ばして宇宙へと行き、最終的には天の川へと流される。
- 「くるみ割り人形」より こんぺいとうの踊り(チャイコフスキー)
ファンタジアでは妖精達が舞う幻想的な映像だったが、こちらでは不気味な蛙が踊る。音も蛙の鳴き声っぽい。最後にいきなり音が大きくなるため、ドッキリ的な意味でトラウマ率高し。
- ジムノペディ(サティ)
- ピアノソナタ第15番(モーツァルト)
3次元CGのパートはモノクロだが、2次元CG(ドット絵)のパートは何故かカラフル、途中で和風チックな演出に最後は宇宙人までも出てくる。
第1期の「トリッチトラッチポルカ」とは(CGアニメーターは同じ)対照的にドット絵の雰囲気が異なっているが、最後の眠りから覚めたモーツァルトが見たものは、女性の顔。 その女性の顔のビビりに注意
- 動物の謝肉祭(サンサーンス)
出典:組曲『動物の謝肉祭』第14曲『終曲』
『ファンタジア2000』では、ヨーヨーで遊ぶフラミンゴが描かれたが、こちらは UFOに拉致される夢を見る犬の話。途中で出てくる建物の上部の周りに流れている「Le carnaval des animaux」の文字列は「動物の謝肉祭」のフランス語原題。
元の状態でも結構カートゥーン系で人を選ぶ見た目をしているが、異次元世界に飛ばされ変なポーズで平面固定化された犬の姿がとんでもない不気味で恐怖感を抱くため、鑑賞の際は注意。
- 軍隊行進曲(シューベルト)
街へやって来たバナナガールが、服やボウリングのピン、最後はパフェなどに変身する。
- 「カルメン」より ハバネラ(ビゼー) ※曲名読み上げは「カルメン」のみ。
蟹のサラリーマンの1日。よく聞くと「カニカニカニ……」と言っている。
- 「ペールギュント」より 朝(グリーク)
朝を迎えた大自然の風景。タイトルからか所ジョージの看板番組『笑ってコラえて』(日本テレビ系列)のコーナー「朝までハシゴの旅」の締めに使われている。日栄、永昌源などのCM曲。
- 「サルタン皇帝」より くまばちの飛行(リムスキーコルサコフ)
クマバチがボンドカーで陸海空を駆け回り、警察バチとチェイス。誰が言ったかくまばちの非行。最後には意外なオチが…
- 魔法使いの弟子(デュカス)
ファンタジアではミッキーマウスが箒を動かしたが、こちらでは星が岩やら花やらを躍らせた。
- 雨だれ(ショパン)
女の子と雨滴坊やの物語。最後には雨上がりの公園の風景が映し出される。
- バイオリン協奏曲ニ長調(ブラームス)
ペンギン坊やのおつかい。ピンク色の母親ペンギンは、「魚を買ってきて欲しい」と言ってきたが…吹雪に遭ったりシロクマに邪魔されたりとペンギン坊やが散々な目に遭ってもそれでも魚屋に辿り着く。
放送時に誤って「バイオリン協奏曲二短調」と紹介された。
- 子守歌(シューベルト)
- 威風堂々(エルガー)
宇宙船に隕石が激突して蛸の惑星に墜落した烏賊の宇宙人が、蛸達の協力で宇宙船を修理、強化し、仲間の元に帰還する。クックドゥのCMや、けらえいこ氏原作アニメ「あたしンち」にてED(歌:平山あや)に使われダウンタウンの浜田雅功(以前は伊東四朗も共に)司会のABCテレビの「人気者でいこう!」の看板コーナーから独立した正月・春・秋に放送される特番「芸能人格付けチェック」の劇中BGMにも使用された他、「ファンタジア2000」にてドナルドダック主演のノアの方舟でかかったイギリスの第二の国歌。映画「キングスマン」では、スタイリッシュ不謹慎としか言いようがないトンデモな場面でかかった。
チェコの第二の国歌。
- 軽騎兵(スッペ)
出典:喜歌劇『軽騎兵』序曲
アートネイチャー「ヘア・フォーライフ」のCM曲。
投げられた骨を犬が追う。段々とスケールアップしていくが、最後は宇宙まで行く。飼い主の投擲力は化け物か。
- 春の歌(メンデルスゾーン)
出典:ピアノ曲集『無言歌集』第5巻作品62第6曲(春の歌)
JR東日本・福島県いわき市にあるいわき駅5番線発車メロディとしても使用されている。
春の訪れとともに、クラゲや魚達と、途中で人魚も参加し、水中を泳ぎ回る。
- セビリアの理髪師(ロッシーニ)
出典:歌劇『セビリアの理髪師』序曲
ゴルフ場のモグラがゴルフボールに追いかけられ悲惨な目に遭うが…。
- 水上の音楽(ヘンデル)
出典:『水上の音楽』第2組曲ニ長調HWV349第2曲『アラホーンパイプ』
- 蝶々夫人(プッチーニ)
出典:歌劇『蝶々夫人』から『ある晴れた日に』
薄汚れた街で、楽しかった日々を思い出す蝶。何だか切ない…のだが、CGアニメーターが前述の「ピーターと狼」や「ピアノ協奏曲第一番」と同じため、ゴツゴツした太陽や、お世辞にも可愛いとも奇麗とも言い難いオッサン臭い顔をした蝶など、どことなく不気味な部分も。
- スケーターズワルツ(ワルトトイフェル)
出典:ワルツ『スケートをする人々』(スケーターズ・ワルツ)作品183
コナミのゲームソフト「けっきょく南極大冒険」のステージ中のBGMにDHCのCM曲。
- スラブ舞曲(ドヴォルザーク)
銀河鉄道の物語。作曲者のドボルザークが鉄道好きだったからか。
- 「タイス」の瞑想曲(マスネ)
救心のCM曲。
時計の中のピエロの物語、ピエロと中の世界観が非常に美しいが物悲しい。
- 華麗なる大円舞曲(ショパン)
夢の中で男の子が小さくなりクリスマスの飾りなどと一緒に踊る。
この作品のCGアニメーター繋がりで、「モルダウ」と「軽騎兵」の写真が登場する。
大橋巨泉司会のTBSのクイズ番組「クイズダービー」のシンキングBGMでもお馴染みの曲。
うさぎとかめを模した物語。
- はげ山の一夜(ムソルグスキー)
ファンタジアで魔王チェルノボーグが登場したパートや『銀河英雄伝説』第3期で憲兵隊が地球教の拠点に攻め入った場面で使用された曲。リコー(RICOH)「イプシオ・カラー8000」のCM曲。
- メヌエット(ボッケリーニ)
第1期の方(バッハ作曲)と同一タイトルだけど、こちらはボッケリーニ作曲。
鍵がオルゴールを鳴らすと、宮殿の庭のような世界が展開される。
- ガボット(ゴセック)
インスタントコーヒー「マキシム」(AGF)のCM、ふるなびのCMに使われていた。夜中に動き出したチョコレートたちが室内ではしゃぎまわる。
コーヒーとチョコレートって何らかの共通点がありそう?
- シシリエンヌ(フォーレ)
- コッペリア(ドリーブ)
出典:バレエ音楽『コッペリア』第1幕第2曲『ワルツ』
第3期(フルベジwithテクテクキッズ)
黄緑色のチェック柄、コミーとハーディ、曲紹介の色はそのままに、曲・作曲者紹介のフォントがマイナーチェンジされた。
- トルコ行進曲(ベートーベン)
上記の同じタイトル(モーツァルトの方)とは別曲。卵から小鳥(雀の雛)が生まれて廃墟の中を行進していく。更にはクジャクも登場する。
- ます(シューベルト)
嘗てはいわき駅で発車メロディとして使われていた。
- 美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウスⅡ世)
ニューイヤーコンサートや映画2001年宇宙の旅でお馴染みの曲。
他にはますだおかだの岡田圭右司会のBSフジで放送されている脳トレクイズ番組「クイズ!脳ベルSHOW」のマッチ棒クイズなどのシンキングBGM。
金魚鉢が池の中に落ち、水辺の生物たちが閉じ込められた金魚を助け出そうとする。
- フニクリ・フニクラ(デンツァ)
「鬼のパンツ」の元ネタで、サビ部分はかのさんまのSUPERからくりTV(TBS)の鈴木史朗司会の名物企画ご長寿早押しクイズのOP。蜘蛛が水滴をぶつけ合う。
- 亜麻色の髪のおとめ(ドビュッシー)
島谷ひとみが歌った曲と同名のタイトルだが、一切何の関係もない。
ガラクタを集めるロボットがとある夢を見る。でも途中で出てくるピアノの鍵盤の黒鍵がどことなく変な配置になっている。
出典:歌劇『椿姫』第1幕前奏曲
この曲名から由来している女性タレント、椿姫彩菜とはどういった関係性があるのだろうか?
月に帰るウサギ君。このウサギは草競馬のウサギと同個体(CGアニメーターが同じかと思いきや、全くの別人)。
- ユモレスク(ドボルザーク)
こちらもクインテットで曲名で歌い続けた。ネコと、ネコが育てる花の物語。途中でフォスターの「スワニー・リバー」が混ざっている。
この回から曲紹介の作曲者のテロップ表示のフォントが明朝体からゴシック体に変更される。
この回のみ2名いるCGアニメのテロップ表示が横1列の表示となる。
- アランブラ宮殿の思い出(タレガ)
永六輔がパーソナリティを務める桃屋一社提供(地方局で異なる)のTBSラジオの長寿番組「永六輔の誰かとどこかで」の中で毎週金曜日限定のコーナー「七円の唄(この7円と言うのは、放送開始当初の1967年当時のはがき(第二種郵便物)1枚の料金が7円だったことから因む)」の読み上げBGM。
美しい宮殿の風景が映し出される。
サイモンとガーファンクルがカバーしたことで有名な名曲。
レゴブロック状のキャラと言え、冒頭から落石の下敷きになるショッキングな始まり方。しかも複数人犠牲になったが、バラけたブロックが再集結して帰ってきたのは1人だけ。
- カリンカ(ロシア民謡)
ロシア発祥の名作ゲーム「テトリス」のBGMでもある他、嘗て柳田理科雄氏のネタにされたこともある童話(ウクライナ民話)「手袋」がモチーフ。氏の考察では持ち主のおじいさんがかなりの巨人だったが、こちらでは落とした赤ずきんの様な女の子が吸い込まれた。
- グリーン・スリーヴス(イギリス民謡)
妖精が自然を巡る。
- おとめの祈り(バダジェフスカ)
東海道新幹線のホームドア開閉メロディでもお馴染みの曲。
スイスを彷彿とさせる山の中で、2羽のウサギが老人と少女を再会させる。
- 真珠採り(ビゼー)
出典:歌劇『真珠採り』からアリア『耳に残るは君の歌声』
地球をスケッチする宇宙飛行士と手足の生えたリンゴ。木から落果したリンゴはしばらくの間動き続けるが…
- ダッタン人の踊り(ボロディン)
JR東海が嘗て展開していた奈良観光のキャンペーン「いま、ふたたびの奈良へ(うまし うるわし 奈良)」(現:いざいざ奈良)のCM曲。
グミの様な人形のダンス。男二人(四角形)が一人の女(丸形)を賭けてバトルするのが印象的。曲もムーディにアレンジされている。
- 主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)(最終作品)
『エヴァンゲリオン旧劇場版』の実写パートや、ショートアニメ「ウサビッチ」で流れていたクラシックの曲。「美しく青きドナウ」同様、ますだおかだの岡田圭右司会の脳トレクイズ番組「クイズ!脳ベルSHOW」(BSフジ)内の「脳エクササイズ」で篠原菊紀教授の解説BGMでもある。アラビアンな虎が夢の中でカレーを作る。
この番組のエンディングについて
♪ダララ ダン、ダン、ダン、ダン、ダン! ブルルルル デーデン!!
この番組の第1期のエンディングは、後半スタート前の曲紹介の時に表示される作曲者の似顔絵が、
不気味でダイナミックなBGMの後に登場する(このBGMがちょっぴり怖い(または怖そうだな)という人は
視聴する際、音量をミュートにしましょう)。
作曲者によって形と英文表記された名前(色とフォント)が異なる。(名前は全て右上がりで、名前の色は、黄色やピンク、紫に白、オレンジが殆ど、中には茶色(バッハ)、緑(ベートーヴェン)、青系色(ショパン、プロコフィエフ、ヨハン・シュトラウス1世、ラヴェル)といった使用頻度の少ない色も時たま現れる)
形は、丸、三角、四角などと多種多様だが、中には円柱、六角形、八角形といった変わり種の形も存在する。作曲者の似顔絵が描かれている図形の下にローマ字で名前が表示される。
※中には強面のひげ面の作曲者もいるから閲覧の際は注意
不気味なBGMが流れた後、外国人男性が「By(バーィ) ○○(←作曲者名)」と読み上げ(「トルコ行進曲」から「チゴイネルワイゼン」まではBGMと読み上げ音声が重なっていたが、本編最後に編曲者のテロップが表示された「G線上のアリア」の回から修正された。回によっては外国人男性の声のトーンが微妙に異なっている。)、画面右側に上部に番組ロゴ、下部に「終」と制作クレジットが表示されて番組は終了。こちらも回によっては色が異なる。この為、番組のロゴと制作クレジット表記が画面右側にあるため、作曲者の表示は左右の顔の向き関係なく、いつも画面左側に表示されている。
ただ残念なことに、第2期・第3期は作曲者の似顔絵表示が廃止された代わりに、緑色を背景に「テクテクキッズ」のコミーとハーディーが窓のそばで昼寝しているエンドクレジットと第1期の不気味なBGMから一転、穏やかなハーモニーBGMに変更された。当時番組を見ていた視聴者たちは、「不気味なBGMが無くなって安心した」だとか「作曲者の似顔絵でなくなってちょっぴり残念」と意見が分かれた。
なお、第1期に登場された作曲者は33名
第2期・第3期に紹介された作曲者たちは下記の通り(登場順)
- 第2期
サティ、サンサーンス、グリーグ、リムスキーコルサコフ、デュカス、エルガー、スメタナ、スッペ、ヘンデル、プッチーニ、ワルトトイフェル、マスネ、フォスター、ボッケリーニ、ゴセック、フォーレ、ドリーブ 計17名
- 第3期
デンツァ、タレガ、バダジェフスカ、ボロディン 計4名
総計21名(後述通り、第2期・第3期共に1回きり)
第1期から第3期まで一纏めすると、総勢54名
余談だが、「カノン」を作曲したパッヘルベル(上動画2:46辺り)だけ一般的な肖像画とは違う、全然それらしくない似顔絵となっている。
もし、第2期・第3期もこの作曲者登場シーンがあったならば、「おとめの祈り」の作曲者バダジェフスカなどは一体どういった出方をしていたのだろうか? それは、皆様方の想像にお任せし、思い浮かんだら絵にして、作品をこちらの方にご投稿して下さい。第2期・第3期で登場された作曲者の似顔絵を第1期のエンドカード風味のイラストを描いてくれるイラストレーター、お待ちしております。
この番組で複数回紹介された音楽家
この番組では、何回も取り上げられる作曲者が何名も存在するが、たった1回きりしか登場しない作曲者も存在する(例として、ハチャトゥリアン、サラサーテ、パッヘルベルなど)。
第1期では、モーツァルト、ショパン、チャイコフスキー、バッハ、ベートーヴェンなどで、
エンディングで作曲者の似顔絵が登場しなくなった第2期は、第1期に紹介してきた作曲者も何名か再登場し、
今期で2回登場した作曲者はシューベルトとショパンの2名のみ。第3期はこれまた第1期・第2期で紹介してきた作曲者も再登場するが、全15作品作曲者は異なる。更には3連続民謡の曲もある。第2期・第3期合わせると、ベートーヴェン、シューベルト(第2期は2回紹介)、ドヴォルザーク、ビゼー、ともなる。余談だが、第2期・第3期ともに初登場の作曲者は全員1回きりの紹介(サティ、サンサーンス、グリーグなど)。
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