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不遇卒業ポケモンの編集履歴

2024-07-01 18:24:50 バージョン

不遇卒業ポケモン

ふぐうそつぎょうぽけもん

ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの対戦で、対戦面で活躍し辛い過去があったが何らかの差別化要素や補強要素を入手して、不遇扱いされなくなったポケモン達の事。

※この記事には独自研究が多く含まれています。


不遇卒業ポケモンの定義

この記事は、対戦における不遇ポケモンの一覧から『不遇から卒業したポケモン達(不遇入り保留ポケモン含む)』の項目を分割したものである。

具体的に言うと、対戦面において不遇だったり活躍し辛かった過去があったが、差別化要素・補強要素等を入手して不遇ポケモンとして扱わなくなったポケモン達を指す。


1.差別化

似たようなポケモンに性能面で劣っていたが、何らかの要素を得て差別化に成功した場合該当。

2.種族値改善

第2世代の特殊分離、第6世代・第7世代で行われた種族値上昇で強化された場合該当。メガシンカ及びダイマックスキョダイマックス)による種族値上昇は該当しない。

3.特性強化

第3世代の特性導入、及びそれ以降の世代の特性追加(第5世代以降の隠れ特性を含む)と特性における仕様変更で強化された場合該当。メガシンカによる特性変化は該当しない。

4.技強化

新たに有効な技を習得したり、既存技が強化及び仕様変更を受け強化された場合該当。技の仕様変更により競合相手の技が弱体化したケース・第4世代で施された技ごとの物理特殊分離・第7世代のZワザも含む。ただしダイマックスキョダイマックス)で強化された場合は該当しない。

5.タイプ強化

第2世代のあくはがねタイプ及び第6世代のフェアリータイプ追加による強化及び同世代のタイプ相性変更により恩恵を受けた場合該当。第9世代のテラスタルによるタイプ強化も該当。

6.道具恩恵

新しく登場した道具の恩恵を受けたり、既存の道具が有効に使えるようになった場合該当。なおメガストーンZクリスタルは該当しない(それぞれメガシンカ獲得と技強化に該当するため)。

7.役割確立

技や特性等の組み合わせで、役割を確立して個性を得た場合該当。第3世代のダブルバトルや第5世代のトリプルバトル等、新たな対戦環境の登場で役割を確立した場合も該当。

8.メガシンカ獲得

第6世代の目玉システム・メガシンカ獲得により強化された場合該当。なお、この要素は現時点では仕様上第6世代で不遇卒業したポケモンにのみ該当している。

9.ダイマックス恩恵

第8世代の目玉システム・ダイマックスの恩恵を受けたり、キョダイマックス獲得により強化された場合該当。なお、この要素は現時点では仕様上第8世代で不遇卒業したポケモンにのみ該当している。


以上9つの要素のどれか1つ以上が該当すれば、基本的に不遇卒業と扱われる。

これらの要素は不遇卒業時の要素のみ記述(後の世代で得た要素は概要文にだけ記載)。


また、下記に該当するポケモンもこの記事では取り扱わないこととする。

・そもそも不遇と呼べるほど落ちぶれていなかった

モルフォンオーベム

・見劣りがちだが差別化点は元々あった

バシャーモエンブオー

・革命的な強化はあったがそれ以前から戦えた

ソーナンスシザリガー

・環境的に極端に不利だった

ギャラドスブリガロン

・新たな進化を獲得し不遇から脱出

クロバットマニューラ

・ネタとしての扱いが不遇

フライゴンジャラランガ


主な不遇卒業ポケモンの一覧

この記事では最終進化形のポケモンで不遇卒業に該当するものを卒業した世代順に記述する。

該当内定作品は番外作品のピカブイと第8世代以降の作品のみ記述。


第1世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧


ライチュウ(通常の姿)

該当卒業要素:1差、4技、7役

該当不遇時期:第1世代初期〜第1世代中期

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV

おこたみかん様へ!

  • 当初は序盤ポケモンの進化系故にサンダースマルマイン等の競合相手の影に隠れていた。
  • しかし、同世代の『ポケモンスタジアム』にて進化前のピカチュウが「なみのり」を習得しじめんタイプを返り討ちにするでんきタイプという役割を確立。
  • 第2世代以降はピカチュウの専用道具である「でんきだま」が登場したが、こちらは道具を自由に選べる点と種族値の違いから差別化は容易。
  • 第5世代で「なみのり」はポケシフターの仕様上一旦没収されてしまった(後の世代で「なみのり」は配布等で再び習得可能)が、隠れ特性で今世代で強化された「ひらいしん」を獲得。その他弱点対策には「くさむすび」、更に強力なピカチュウ一族専用技の「ボルテッカー」を既に習得済みであり問題無し。
  • 第6世代では素早さの種族値が10上昇し、続く第8世代の剣盾では技レコード(BDSPでは技マシン)で「なみのり」を手軽に習得可能になったのに加え、同じく技レコードで「じゃれつく」も習得。
  • 第9世代のSVでは進化前のピカチュウの配布個体に限るが「そらをとぶ」を習得して技範囲が広がった。PLAに連れて行けば「ボルテッカー」とも両立できるようになった。

第2世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

バタフリースピアーピジョットオニドリルサンドパン(通常)
プクリンパラセクトダグトリオ(通常)ウインディ(通常)ゴローニャ(通常)
カモネギ(通常)ジュゴンパルシェン(初期まで)エビワラーカイロス
メタモンブースターオオタチレディアンマリルリ
キマワリノコッチハリーセン(通常)マグカルゴサニーゴ(通常)
デリバード

カイリキー

該当卒業要素:2種、4技、5タ

該当不遇時期:第1世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP

カイリキーの クロスチョップ!


ガラガラ(通常の姿)

該当卒業要素:1差、2種、4技、6道

該当不遇時期:第1世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾(DLC)、BDSP

Marowak

  • 第1世代では「ふぶき」で差別化自体は出来ていたものの、「きりさく」でほぼ確定急所が狙えるサンドパン(通常の姿)やダグトリオ(通常の姿)の影に隠れていた(「ふぶき」が使えるじめんタイプで見ても当時はタイプが少し違えどニドキングニドクインの方が火力が出ていた)。
  • だが第2世代で専用道具「ふといホネ」が登場した事により攻撃力が爆増。上記の通りこの世代は耐久型環境だったのだがそれすら吹っ飛ばす火力で活躍した。特殊分離により特防が30上昇し、特殊耐久面も向上。同じく同世代で「いわなだれ」も習得し、ひこうタイプでも簡単に止まらなくなる。更に「はらだいこ」「つるぎのまい(習得はクリスタルから)」の習得でそれすら上回る圧倒的な火力も得た。また急所と一撃必殺技が素早さ依存では無い仕様に変更された事により同タイプのサンドパン(通常の姿)とダグトリオ(通常の姿)が弱体化したのも追い風。
  • 第3世代では特性「ひらいしん」、第4世代では「トリックルーム」等により主にダブルバトルで活躍しており、シングルでも専用技「ホネブーメラン」が「きあいのタスキ」・特性「がんじょう」・ミミッキュ対策として評価されるように。
  • 第7世代では新たにアローラのすがたが登場したが、タイプや特性の違いと「ホネブーメラン」をタイプ一致で放てることから差別化は容易。
  • 第8世代の剣盾では専用道具「ふといホネ」がダイマックスでも効果を発揮するため、攻撃面と耐久面の双方が強化された。

ガルーラ

該当卒業要素:1差、2種、4技、7役

該当不遇時期:第1世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾(DLC)、BDSP

ガルーラ

  • 第1世代では同タイプのケンタロス(通常の姿)に実質的に見劣りしていただけでなく、特殊が40しかなく当時全ての攻撃技が特殊技扱いだったこおりタイプエスパータイプの餌食になる事が多い有様だった。ケンタロス(通常の姿)との差別点はせいぜい「いわなだれ」しかなく、当時のいわ技が刺さるタイプが環境では少ないのもあり実質的に見劣り気味。
  • だが第2世代の特殊分離で特防が40上昇し、新たに「のろい」を習得。「ほえる」と組み合わせて相手の積み技を使うポケモンを一方的に無効化する役割を得た。なお当時の「ほえる」は先制不発だったので、「のろい」で素早さを下げる事で相手の「ほえる」を無力化する事も出来る。
  • そして第3世代以降、世代ごとに有効な特性を獲得して着々と強化を重ねていった
  • 第6世代では強力なメガシンカを獲得し、当時の対戦環境の頂点に君臨した
  • しかし流石に当時の環境で暴れすぎたツケが回ったのか、第7世代で自身や周囲の環境で調整が施されて弱体化されたものの、それでも対策必須レベルの強さを同世代で保っていた(特にダブルバトルが顕著)。番外作品のピカブイでもメガシンカは続投したものの、特性没収の憂き目に。
  • 第8世代ではメガシンカ没収により大幅弱体化されたものの、逆に言えば第5世代以前の強さに戻ったと言えるため不遇とは言えない(剣盾におけるダイマックス技の中にもガルーラと相性のいい技が幾つかあるのも利点)。

第3世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

スピアーピジョットオニドリルサンドパン(通常)プクリン
パラセクトゴローニャ(通常)カモネギ(通常)パルシェンエビワラー
カイロスメタモンブースターメガニウムオオタチ
レディアンマリルリキマワリマグカルゴサニーゴ(通常)
デリバードグラエナアゲハントエネコロロヤミラミ
プラスルマイナンバルビートイルミーゼパッチール
ハブネークルナトーンソルロックポワルントロピウス
チリーンオニゴーリハンテールラブカス

ダグトリオ(通常の姿)

該当卒業要素:1差、3特、7役

該当不遇時期:第2世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV

051

  • 第1世代では高い素早さにより急所発生率がほぼ100%の「きりさく」と、同じく当時は素早さ次第で当たりやすくなる一撃必殺技の「じわれ」で多くのポケモンを一掃可能で、当時よく使われていたゲンガーサンダースキラーとして猛威を奮っていた。
  • しかし第2世代で「きりさく」と「じわれ」が素早さ依存ではない仕様に変更された挙げ句、同世代で大幅強化されたガラガラ(通常の姿)やドンファン等の見劣りになってしまい一旦不遇入りしてしまう。素早さでガラガラ(通常の姿)やドンファン等には勝っているが、同世代では耐久重視の環境である上に「めざめるパワー」の存在も重く、タイプ上有利なサンダースにさえ「めざめるパワー」(氷)でカモられるため、やはり不遇である事は拭えない。
  • しかし第3世代で特性「ありじごく」が追加され、ポケモンの交代を出来なくしつつ高い素早さで攻めるポケモンとしてでんきタイプを打ちのめす役割を確立。
  • 第4世代では自身の紙耐久を補える「きあいのタスキ」が登場し、更に第5世代では「おきみやげ」を習得。
  • 第7世代では攻撃種族値の20上昇とZワザの導入で火力不足も改善された。
  • 第8世代の剣盾では「サイドチェンジ」、第9世代のSVでは「イカサマ」「つるぎのまい」「ロックブラスト」等を新たに習得した。しかし第9世代では前述の「サイドチェンジ」が没収の憂き目に。

ウインディ (通常の姿)

該当卒業要素:3特、4技、7役

該当不遇時期:第1世代〜第2世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV

ウインディの しんそく!

  • 第1世代ではほのおタイプが冬の時代であり、更に自身は攻撃が110、特殊が80で当時特殊依存だったほのお技も上手く扱えなかった上に他のほのおタイプが覚える「ほのおのうず」を覚えず戦術面でも大きく遅れを取っていた。
  • 続く第2世代では特攻が20上昇し、当時固有技だった「しんそく」(この時はまだ優先度は+1)を習得するもそれ以外の有用点がなく、ガラガラ(通常の姿)のせいで活躍の場すらない始末。
  • だが第3世代で「いかく」を獲得し、「てだすけ」や「オーバーヒート」など有用な技も追加され、更にメタグロスの登場により需要も拡大した。特にダブルバトルでは「いかく」が非常に有用で、「いかく」が効かないメタグロスをほのお技で仕留められるポケモンという固有の役割を持てるようになった。ただしこの世代では一致技以外が振るわなかったためサポートがメイン。
  • そして第4世代以降怒濤の強化ラッシュが始まり、今ではすっかりダブルバトルのメジャーポケモンの地位にいる。
  • 第9世代のSVでは当初は通常の姿のみ続投(後にヒスイウインディも内定)したものの、「もえつきる」が没収の憂き目に。

ジュゴン

該当卒業要素:1差、4技、7役

該当不遇時期:第1世代〜第2世代

該当内定作品:ピカブイ、BDSP、SV(DLC)

ジュゴン


ノコッチ

該当卒業要素:3特、4技、7役

該当不遇時期:第2世代

該当内定作品:剣盾(DLC)、BDSP、SV

一日一匹金銀ポケモン描いていこう〜No.206

  • 第2世代当初は同タイプの鈍足アタッカーのカビゴンリングマといった強力な競合相手の存在が重く、数少ない個性となる「へびにらみ」ですら当時は命中率が微妙に低く扱い辛さが拭えなかった(更に当時はゴーストタイプに無効)。しかも耐久も競合相手と比べるとほぼ完敗気味でかくとうタイプの餌食になりやすい…と散々な立場だった。
  • しかし第3世代で特性「てんのめぐみ」を獲得し、「へびにらみ」からの「ずつき」「いわなだれ」によるまひるみ戦術を確立。
  • 一方第4世代以降、同特性でより強力なトゲキッスの登場・かくとうタイプの大躍進・「おやこあい」からの「いわなだれ」を展開するメガガルーラの環境席巻・でんきタイプへのまひ状態無効・トリプルバトルの廃止・まひ状態の弱体化等、ノコッチに対する逆風は世代ごとに吹いてはいるものの、「てんのめぐみ」と「いわなだれ」が両立出来るアイデンティティは依然保たれており、ダブルバトルでは2匹同時怯みが狙える(トリプルバトルでは3匹同時怯みも狙えるため更に効果的であった)。鈍足低耐久は「トリックルーム」下で運用する事で十分カバーが可能。習得技でも第5世代で新たに習得した「とぐろをまく」でトゲキッスやメブキジカ等とは差別化可能。
  • 第8世代の剣盾ではダイマックスの仕様上「てんのめぐみ」を活かした戦術の多く(特にまひるみ戦術)が崩壊してしまう(ダイマックスポケモンはひるみ状態にならずまひるみ戦術との相性が悪い、ダイマックス技にすると追加効果が丸っきり変わってしまう)憂き目に遭ったものの、「バトンタッチ」をわざレコードで習得し、前述の「とぐろをまく」や既に習得済みの「こうそくいどう」や新たにわざレコードで習得した「ドわすれ」と合わせて「バトンタッチ」要員としての道が開かれ、隠れ特性の「びびり」に活路が見出せるようになった。ただしノコッチはゴースト技が無効であり悪技と虫技は等倍であるため、「びびり」を発動させても安定性があるかどうかは微妙(それでも一応差別点は得た事は留意すべし)。
  • 第9世代のSVにて遂にノココッチに進化を遂げるようになった。今後は進化系に役割をバトンタッチして活躍することになるだろう。

ハリーセン(通常の姿)

該当卒業要素:1差、3特、4技、7役

該当不遇時期:第2世代

該当内定作品:剣盾、BDSP、SV

ハリーセン


第4世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

スピアーピジョットオニドリルサンドパン(通常)プクリン
ペルシアン(通常)(中期〜後期)ゴローニャ(通常)カモネギ(通常)パルシェンエビワラー
メタモンブースターメガニウムオオタチヨルノズク
アリアドスレディアンマグカルゴサニーゴ(通常)デリバード
アゲハントエネコロロヤミラミプラスルマイナン
バルビートイルミーゼパッチールハブネークルナトーン
ソルロックポワルントロピウスチリーンオニゴーリ
ハンテールラブカスコロトックミノマダム(草木)ミノマダム(ゴミ)
ガーメイルパチリスペラップマスキッパ

パラセクト

該当卒業要素:1差、3特、4技、7役

該当不遇時期:第1世代〜第3世代

該当内定作品:ピカブイ、BDSP

Parasect

  • 第1世代から当時猛威を振るっていた「きりさく」と命中100で扱える催眠技「キノコのほうし」を覚えているが、弱点多数と鈍足が祟り「きりさく」を使った所で急所に然程当たらない有様。更に「キノコのほうし」を使う前に落ちる事が多く、催眠使いとしてはより素早いゲンガールージュラに見劣りしていて不遇気味だった。
  • 第2世代では「きりさく」の仕様変更により前世代よりも急所に当たりにくくなった上、より素早い「キノコのほうし」使いのドーブルが現れ見劣りに拍車をかけてしまう。
  • 更に第3世代ではキノガッサの登場により攻撃面においても見劣りになった上、まともなタイプ一致物理技も無い…と以前にも増して悲惨な状況に立たされた。
  • しかし第4世代で「トリックルーム」の登場で「トリックルーム」下で運用する「キノコのほうし」使いという役割を得たのに加え、まともな威力のタイプ一致物理技「シザークロス」「タネばくだん(習得はHGSSから)」の習得や、新特性の「かんそうはだ」の獲得で雨パに強い催眠使いとして扱えるようになりキノガッサ等との差別化を果たし不遇卒業と相成った。
  • 一方第5世代以降では、新たなライバルとしてモロバレルマシェードが登場したものの、後の世代で習得した「やどりぎのタネ」や「ワイドガード」で十分差別化は可能。

カイロス

該当卒業要素:1差、3特、4技、7役

該当不遇時期:第1世代〜第3世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾(DLC)、BDSP

カイロスのはさむ


マリルリ

該当卒業要素:1差、3特、4技

該当不遇時期:第2世代〜第3世代

該当内定作品:剣盾(DLC)、BDSP、SV

♪


キマワリ

該当卒業要素:1差、3特、4技

該当不遇時期:第2世代〜第3世代

該当内定作品:BDSP、SV

太陽神光臨!

  • 以前は鈍足低耐久のくさタイプでこれといった芸当も無く不遇だった。
  • 第4世代では特性「サンパワー」獲得で晴れ状態限定で特攻が上昇し、高威力の「ソーラービーム」を毎ターン放てるように。鈍足は同じく第4世代で初登場した「トリックルーム」でカバー可能。
  • 後の世代で「サンパワー」持ちは増えているが、くさ単タイプである事と教え技で習得可能な「だいちのちから」で差別化が可能。
  • 第8世代のBDSPでは「だいちのちから」が没収の憂き目に遭うが、第9世代のSVで復活。更に新たに「マジカルシャイン」も習得。

グラエナ

該当卒業要素:1差、3特、4技、6道、7役

該当不遇時期:第3世代

該当内定作品:BDSP、SV(DLC)


第5世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

スピアーピジョットオニドリルプクリンペルシアン(通常)(後期)
カモネギ(通常)ブースターヨルノズクアリアドスレディアン
サニーゴ(通常)デリバードアゲハントエネコロロプラスル
マイナンルナトーンソルロックポワルントロピウス
ラブカスコロトックミノマダム(草木)ミノマダム(ゴミ)ペラップ
マスキッパミルホッグヤナッキーバオッキーヒヤッキー
ケンホロウマラカッチ(初期まで)スワンナ(初期まで)クイタラン

サンドパン(通常の姿)

該当卒業要素:1差、3特、4技

該当不遇時期:第2世代〜第4世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾(DLC)、BDSP、SV(DLC)

すながくれ

  • 第1世代では急所発生率がほぼ100%の「きりさく」に加え、「つるぎのまい」で攻撃力を上昇出来る唯一のじめんタイプとして差別化出来ていた。
  • だが第2世代でガラガラ(通常の姿)と立場が逆転した挙句、「きりさく」も仕様変更を受けて急所発生率がダウンしてしまう。同世代で攻撃と防御に優れるドンファンの登場も相成り、じめん単タイプ最弱にまで転落してしまい不遇入りしてしまう。
  • だが第5世代で隠れ特性「すなかき」を獲得。同世代で習得した「じならし」と組み合わせて鈍足をある程度カバー出来るようになった。同特性のドリュウズとは耐性面と第6世代で強化された「はたきおとす」で差別化可能。「いかりのまえば」や「カウンター」等、あちらにはない小技も揃っていた。
  • 第7世代では新たにアローラのすがたが登場したが、4倍弱点が無いこととタイプの違いから差別化はできている。
  • 第8世代では前述の「はたきおとす」と「いかりのまえば」が没収の憂き目に遭い再度不遇入りの危機に陥るかと思われたが、更なる素早さ上昇手段である「こうそくいどう」、攻撃面でも今まで火力に乏しかった虫物理技である「れんぞくぎり」を上回る火力が出せる虫物理技の「きゅうけつ」を新たに習得し再度の不遇入りの危機を免れた。
  • 第9世代のSVでは「10まんばりき」を習得。

ゴローニャ(通常の姿)

該当卒業要素:3特

該当不遇時期:第2世代〜第4世代

該当内定作品:ピカブイ、BDSP、SV(DLC)

ゴローニャの逆襲 -超ふきとばし-

  • 第1世代では高い防御に加え当時最強威力を出せた「だいばくはつ」のお陰で、サンダースに対して優位に立ち向かえる役割があり、ダグトリオ(通常の姿)やケンタロス(通常の姿)等と並び全国大会クラスの物理アタッカーとして活躍出来ていた。
  • しかし第2世代でじめんタイプとしては「ふといホネ」で超火力を得たガラガラ(通常の姿)や優秀な防御力を誇るハガネールドンファン、いわタイプでも圧倒的耐久力を持つツボツボの登場で肩身が狭くなってしまう。更に後の世代ではドサイドンの存在もありますます肩身が狭くなった。
  • 一応第4世代で「ふいうち(習得はプラチナとHGSS限定)」に加え「イバンのみ」の登場でドサイドン等同タイプの競合相手との差別化自体は果たせたが、同世代で登場した「くさむすび」のせいで「きあいのタスキ」無しでは一撃で崩れる事も多くなり以前よりも活躍し辛くなってしまう。
  • だが第5世代で「がんじょう」の仕様変更により「きあいのタスキ」が要らなくなった事で「だいばくはつ」での同士討ち以外にも様々な動きが出来るように。「ふいうち」との相性も抜群(当然制限にかかる事は多いが)。
  • 第6世代では攻撃が10上昇し、相性のいい「じゃくてんほけん」も登場した。
  • 第9世代のSVではテラスタルの導入で弱点の多さをカバー出来るようになった。

パルシェン

該当卒業要素:3特、4技、6道、7役

該当不遇時期:第2世代初期〜中期、第3世代〜第4世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV

パルシェンがからをやぶった!

  • 元々強さの浮き沈みが激しく、第1世代当初は当時最強の防御力を持っていたが、当時脅威の性能を誇ったラプラスルージュラ等の存在が重く、こおりタイプでもあまり使われなかった。ただしそれでも当時はこおりタイプ唯一の「だいばくはつ」使い等の差別点や、特殊分離前であり多少は特殊技でも耐える点があり、辛うじて不遇入りは免れていた。
  • 第2世代で特殊分離による特防が40ダウンした影響もあり一旦底辺に落ちるものの、クリスタルで「まきびし」習得によりライコウとの組み合わせで一転強力なポケモンとなる。
  • しかし第3世代で努力値の仕様変更により耐久が一気に削られ再び最底辺まで転落し、続く第4世代でも特性「スキルリンク」の獲得以外に大した強化がなされず、当時は「スキルリンク」を習得技の都合上と当時の仕様上活用し辛かった。
  • しかし第5世代で「つららばり」の威力強化と「ロックブラスト」の命中率上昇、そしてチート級の積み技「からをやぶる」を習得。第4世代で獲得した特性「スキルリンク」のおかげで実質威力125の攻撃をぶつけられるだけでなく「きあいのタスキ」持ちや「がんじょう」持ちやミミッキュに対して1発攻撃した後で4発の追撃も可能に。更に同世代で「ハイドロポンプ」も習得した他、隠れ特性の「ぼうじん」も第6世代で強化された。
  • 第7世代のUSUMでは「アクアブレイク」を習得しみず物理技が強化された。
  • 第8世代の剣盾では「ミサイルばり」の習得に加え、持ち前の物理耐久でダイマックスする選択肢も生まれた。
  • 第9世代のSVでは「たきのぼり」「ドリルライナー」等を新たに習得。テラスタルや「テラバースト」の仕様も、耐性が貧弱で技範囲そのものはそこまで広くなかったパルシェンにとってはメリットの方が多い。…ように見えたが、後に「しんくうは」がわざマシン化してしまい、「からをやぶる」をしても「しんくうは」で落ちる事態に陥ってしまった。

エビワラー

該当卒業要素:1差、3特、7役

該当不遇時期:第1世代〜第4世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV(DLC)

エビワラー


メタモン

該当卒業要素:3特、7役

該当不遇時期:第1世代〜第4世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV

メタxメタ

  • 能力が低く「へんしん」しか覚えられない代わりに多くのポケモンとタマゴを作れる事から、専ら孵化要員として見られ戦闘用のポケモンとはみなされていなかった。
  • しかしこの世代で隠れ特性「かわりもの」獲得により最高の斥候役及びギャンブル性と爆発力のあるロマンポケモンになり、積み型のポケモンに対してのメタとして活躍。
  • 第6世代以降ではメガシンカしたポケモンにもなれる事から、メガシンカポケモンに対する対抗策として重宝されるようになった。
  • 第8世代の剣盾における禁止伝説解禁のランクバトルのルールでは、トップメタのザシアンを筆頭とした禁止級対策として引き続き重宝されるように。
  • 第9世代のSVではかわりものにテラスタルのタイプが反映されないという思わぬ逆風を受ける事に。しかしその唯一無二の芸当に需要は十分にあり不遇再加入となる事は無いだろう。

メガニウム

該当卒業要素:1差、4技、7役

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP、SV(DLC)

お菓子時間

  • ジョウト地方のくさタイプ御三家。第2世代では御三家全体で見れば中の下程度の強さではあったが、当時環境のトップに立っていたガラガラ(通常の姿)の攻撃を安定して受けられるだけでなく、当時の耐久型ポケモンに対しても優位に立てられるくさタイプとして独自の地位を得ていた(なおインターネットや対戦ノウハウがあまり普及していない2000年当時では、その性能故に御三家最強とまで言われていた)。
  • しかし第3世代以降の環境変化で一気に弱体化を受け御三家最弱の地位にまで転落してしまい不遇入りしてしまう。「カウンター」や「げんしのちから」等の独自の技を覚えられるとはいえ攻撃・耐久・サポートのどれをとっても中途半端。おまけに「ねむりごな」等のくさタイプの大半が覚える変化技を覚えない。
  • だが第5世代で「いやしのはどう」と「くさのちかい」を習得し、ダブルバトルで湿原状態を展開して相手の素早さを下げつつ相方のHPを回復する役割を得た。この2つの技を組み合わせられるのはメガニウムだけであり、その他くさタイプのポケモンとの差別化を果たし不遇卒業。その他第5世代では「ドラゴンテール」の習得で耐久型の相手にも戦えるようになった他、「マジックコート」の強化も施されて「アンコール」や「ちょうはつ」を使う相手にも強くなった。
  • 第7世代ではまひ状態の弱体化により、湿原状態が相対的に強化されたのも嬉しいところ。しかし第8世代のBDSPでは前述の誓い技が没収の憂き目になったが第9世代のSVにて誓い技が復活。更に「アンコール」「がむしゃら」も習得。

オオタチ

該当卒業要素:1差、3特、7役

該当不遇時期:第2世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP、SV(DLC)

すりすり


マグカルゴ

該当卒業要素:1差、3特、4技、7役

該当不遇時期:第2世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP

バトルしようぜ!

  • 攻撃面としては非常に優秀な複合タイプで、第8世代で初登場したセキタンザンと並ぶ希少な複合タイプの持ち主だが、種族値は耐久寄りでちょっと惜しいポケモン。
  • 第4世代までは防御こそ高いがHPもそれほど高くない上に耐性こそ多いが4倍弱点が2つである上どちらもメジャーなタイプであるため崩されやすく、積み技や回復技こそあれど鈍足故積む暇もなく倒されてしまいがち。更に第4世代ではこの時デビューしたヒードランの劣化になりがちだった。
  • しかし第5世代で「からをやぶる」を習得し隠れ特性で「くだけるよろい」を得たことで高速アタッカーとしてヒードランとの差別化に成功。タイプ的にウルガモスほのお・ひこう複合組に滅法強いのも有用な個性になる。耐久型やサポート型としても、第5世代で「クリアスモッグ」、第6世代で「おにび」の命中率上昇と言った強化を受けた結果耐久型も強化された。
  • そして第7世代では隠れ特性「くだけるよろい」の強化に加え、HPと特攻がそれぞれ10ずつ上昇した。
  • 第9世代のSVでは念願の安定性能の岩特殊技「パワージェム」を習得したが、同タイプかつ高種族値のセキタンザンヒスイウインディの登場が懸念点か。

ヤミラミ

該当卒業要素:1差、3特

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:剣盾、BDSP、SV

メタルバースト!

  • 第4世代では新特性「あとだし」を得たものの、この世代で登場した同タイプのミカルゲの存在が重かった。ミカルゲとは素早さ以外の種族値の面で負けている上、自身は耐久面で脆く「きもったま」の登場により弱点を突かれて落ちる事も増えてしまった。
  • しかし第5世代で隠れ特性「いたずらごころ」を獲得し、「おにび」や「じこさいせい」をほぼ必ず先制で打てるようになった。
  • そして第6世代のORASにてメガシンカを獲得し、更なる差別化に成功した。
  • 第8世代でメガシンカは没収され、剣盾では同じく「いたずらごころ」持ちかつあくタイプを持つオーロンゲが新たな対抗馬として現れたが、タイプや習得技の違いから不遇出戻りは避けられている。
  • 第9世代のSVでは「スキルスワップ」「でんじは」等を新たに習得。

バルビートイルミーゼ

該当卒業要素:1差、3特、7役

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP

バルビートとイルミーゼ

  • 無進化で能力が低くこれといった個性が無く(強いて言えばバルビートが第3世代に「シグナルビーム」「ほたるび」を唯一使えた事程度)その他多くのむしタイプに対し見劣りがちだった。
  • しかし、第5世代でどちらも隠れ特性「いたずらごころ」を習得。どちらも「おいかぜ」や「アンコール」を先制で展開したり出来る他、バルビートは「ほたるび」を先制で「バトンタッチ」、イルミーゼは「あまえる」等を先制で発動する等の芸当を確立し不遇卒業。その他多くの「いたずらごころ」持ちとは第7世代で確立した「アンコール」+「まとわりつく」で差別化可能。
  • 同じく第7世代ではどちらも防御が20、特防が10上昇し、更にUSUMではバルビートが「とびかかる」を、イルミーゼが「アロマセラピー」を習得。なおイルミーゼが覚える技の一部がその他「いたずらごころ」持ちと被ってはいるものの、タイプや役割で十分差別化は可能。
  • 第9世代のSVではバルビートは便利な「ちょうはつ」を、イルミーゼはバルビートが独占していた「トリック」を習得。

パッチール

該当卒業要素:3特、4技、7役

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP

ぐるぐる〜〜ふらふら〜〜

  • 当初から多彩な技で個性は得ていたが、オール60の低種族値が足を引っ張っておりその他多くのノーマルタイプのライバルに見劣りしていた。
  • だが第5世代で隠れ特性「あまのじゃく」を獲得し、「スキルスワップ」と組み合わせる事でダブルバトルで味方に「あまのじゃく」を渡す芸当が可能になり低種族値を上回る個性を得た。何気に変化技自体も豊富で「ねこだまし」「トリックルーム」「てだすけ」と有用的。味方次第ではその後も腐らない(「りゅうせいぐん」や「オーバーヒート」持ち等に「あまのじゃく」を渡す等)のもポイント。同じく第5世代で「あばれる」の威力上昇や「ばかぢから」の習得(PDW限定)で攻撃面に関しても若干向上。シングルでこそ扱い辛さは拭えないが、ダブルでは戦術次第ではかなり強力なサポート役としての道を得る事になった。
  • しかし内定を果たせなかった第9世代のSVでは、同じく「あまのじゃく」を持つカラマネロが「スキルスワップ」を習得。今後の内定次第では不遇出戻りの可能性も出てきた。

ハブネーク

該当卒業要素:1差、4技、6道、7役

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP、SV

ポケモン干支(巳)

  • 高い攻撃と特攻を持ち合わせているもののデビュー当初から高火力タイプ一致攻撃技が無い事が災いし、習得技・特性・種族値の面に加え「へびにらみ」が被る同タイプのアーボックに見劣りがち(一応第4世代で「ダメおし」と「ふいうち(習得はプラチナとHGSS限定)」を習得し差別化自体は出来たがそれでも微妙)だった。
  • だが第5世代で「いのちがけ」を習得し「こだわりスカーフ」を「すりかえ」で押し付けてから「いのちがけ」を使うコンボを確立し不遇卒業。更に同じく第5世代で追加された隠れ特性「すりぬけ」が第6世代で「みがわり」を貫通するようになった事により、「みがわり」を使うポケモンにも上記のコンボが使えるようになった他、「へびにらみ」も強化された。
  • 第7世代では「つるぎのまい」を習得したものの、アローララッタが上記のコンボが使えるようになってしまう。しかしタイプ・特性・役割で差別化は十分出来ていた。
  • 第9世代のSVではタイプ一致の「ダストシュート」に加え、タイプの物理技を多数習得。

チリーン

該当卒業要素:1差、4技、7役

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP、SV(DLC)

チリーン

  • 当初から攻撃技で被るサーナイトに加え、第4世代以降では同タイプでかつ同特性のクレセリアアグノム等に劣りがちで、同タイプだけでもサーナイトやエーフィといった強力なライバルに使い勝手の面で負けている有様。
  • しかし第5世代で進化前のリーシャン時限定のレベル技で「なかまづくり」を習得し、味方ポケモンに「ふゆう」を与えたり敵ポケモンの強力な特性を無力化する芸当を確立し不遇卒業となった。「スキルスワップ」と違い何度も相手を無力化出来るのがプラスポイント。
  • 第6世代では「コスモパワー」を習得し、「じこさいせい」を交える事で第5世代で習得した「アシストパワー」の火力が底上げしやすくなった。
  • そして第7世代ではHPと防御と特防がそれぞれ10ずつ上昇し、USUMではチリーン限定のタマゴ技で「ほろびのうた」と「トリックガード」も習得。これらの度重なる強化のおかげでクレセリア等との更なる差別化に成功した。ただし、第7世代当時はこれらの技と「なかまづくり」は両立出来なかった。
  • 第9世代のSVでは「アンコール」「うそなき」を習得したが、まさかの「ほろびのうた」が没収される憂き目に。

オニゴーリ

該当卒業要素:1差、3特

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:剣盾、BDSP、SV

『ポケモンカード』オニゴーリ

  • それまではオール80の種族値故に尖った性能が無く、せいぜい「ぜったいれいど」と「だいばくはつ」が両立可能なこおりタイプという程度しか差別点が無かった。そのため第4世代で登場した分岐進化のユキメノコ他多くのこおりタイプに見劣りがちだった。
  • しかし、第5世代で隠れ特性「ムラっけ」を獲得し差別化に成功。運が絡むが「まもる」「みがわり」と併用してターン稼ぎをしつつ「ぜったいれいど」と交えて無限戦法に持ち込めるように。
  • 第6世代からは「ムラっけ」型が本格的に対戦環境で運用されるようになり、ORASではメガシンカも獲得。だがそれと同時に環境では「ムラっけ」型が蔓延し、ネット上でヘイトを集めてしまうケースも出てきてしまった。
  • 第8世代でようやく「ムラっけ」の修正が施され、環境の激変もあり前世代までの勢いは鳴りを潜めた模様(メガシンカの没収も痛いところ)。
  • 第9世代のSVで初登場したテラスタルとは相性が良く、こおりの耐性をカバーできる上、「テラバースト」で攻撃・特攻の「ムラっけ」で上がった方を参照したダメージを与えられる。

ハンテール

該当卒業要素:1差、3特、4技、7役

該当不遇時期:第3世代〜第4世代

該当内定作品:BDSP

Huntail

  • 攻撃・特攻が高く鈍足という使いどころが難しい能力で分岐進化であるサクラビスだけでなく様々なみずタイプの競合相手に対して見劣り感が強かった。
  • しかし第5世代で「からをやぶる」を習得。「てっぺき」や「かげぶんしん」と合わせて「バトンタッチ」が出来るようになった。サクラビスとの競合が気になるが、そのまま殴った場合に攻撃上昇が無駄にならない事と「ふいうち」があるのが差別点となる。隠れ特性で「みずのベール」を手に入れた事で相手の「おにび」にも強く出られるように。
  • 第6世代では「まとわりつく」、ORASでは「とぐろをまく」をそれぞれ習得した。

パチリス

該当卒業要素:3特、4技

該当不遇時期:第4世代

該当内定作品:BDSP、SV

パチリス! Follow Me!


マラカッチ

該当卒業要素:1差、3特、4技、7役

該当不遇時期:第5世代初期〜中期

該当内定作品:剣盾

はなびらのまい

  • デビュー当初のBWでは、物理・特殊アタッカー双方としてノクタスを筆頭に多くのくさタイプの競合相手が立ち塞がり、サポート型でも「いたずらごころ」を引っ提げたエルフーンの存在が重く見劣り感が強かった。
  • だがBW2で隠れ特性の「よびみず」に加え、教え技で「てだすけ」も習得。「よびみず」と「てだすけ」を両立出来る唯一の存在としてアイデンティティを獲得し、ダブルバトルでの活躍(特にバクーダとの相性は抜群)が見込めるようになり不遇卒業となった。
  • 第6世代では両刀向きのマラカッチと相性のいい技となる「はなふぶき」を習得した他、ORASでは「ニードルガード」も習得し、ダブルバトル向けのくさタイプとしての適性を更に高めた。

第6世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

バタフリーオニドリルカモネギ(通常)ヨルノズクアリアドス
レディアンサニーゴ(通常)デリバードアゲハントエネコロロ
マイナンルナトーンソルロックポワルントロピウス
ラブカスコロトックミノマダム(草木)ミノマダム(ゴミ)ガーメイル
マスキッパミルホッグヤナッキーバオッキーヒヤッキー
スワンナクイタラン

スピアー

該当卒業要素:5タ、8メ

該当不遇時期:第1世代〜第6世代中期

該当内定作品:ピカブイ、BDSP

メガスピアー

  • 序盤虫タイプ故第1世代から長い間不遇ポケモンの筆頭として扱われていた。
  • しかし第6世代のORASで例外的な種族値調整による超攻撃特化のメガシンカを獲得。耐久面は相変わらず不安であるものの、これを補う程の圧倒的火力を得た事で文句無しで不遇卒業。同世代のフェアリータイプの登場によりどくタイプの地位が向上したのも追い風。
  • 第7世代ではメガシンカ時のターンの素早さも改善された。しかし第8世代のBDSPではメガシンカが没収の憂き目に。

ピジョット

該当卒業要素:1差、2種、3特、8メ

該当不遇時期:第1世代〜第6世代中期

該当内定作品:ピカブイ、BDSP

メガピジョット

  • 序盤として第1世代からこれといって目立てずじまいだった。そのため第1世代からドードリオに、それ以降の世代でもオオスバメムクホークといった多くの序盤鳥に見劣りがちに。
  • だが第6世代で「するどいめ」が強化され、素早さが10上昇。更にトゲキッスノーマルタイプからフェアリータイプに変更された事により、タイプ面での差別化にも成功。
  • そしてORASにてメガシンカを獲得、性能そのものが他の序盤鳥ポケモンや同タイプのポケモンの多くと全く違う方向に強化された事でアイデンティティも獲得した。しかし第8世代のBDSPではメガシンカが没収の憂き目に。

プクリン

該当卒業要素:1差、3特、5タ

該当不遇時期:第1世代〜第5世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾(DLC)、BDSP、SV

11/29はいいプクリンの日!!

  • 第1世代からいるファンシー系ポケモンだが同期のピクシーラッキーの存在が大変重く、能力や技等様々な面で完敗状態だった(有用な差別点はせいぜい「ほろびのうた」程度)。しかも第5世代で隠れ特性「フレンドガード」と「しんかのきせき」を用いたピッピプリンが登場し進化前にすら完敗という屈辱を味わった。
  • しかし、第6世代でタイプにフェアリーが追加、特攻の10上昇、特性「かちき」の追加、「おみとおし」の仕様変更により差別化に成功し不遇卒業と相成った。
  • 第8世代の剣盾では「冠の雪原」で復帰したタブンネがメガシンカ没収により、ランクバトルで驚異的な使用率を誇るドラパルトのタイプ一致技を唯一両方無効化出来るタイプ耐性を持つ事となった。
  • 第9世代のSVでは「スキルスワップ」を習得。「かちき」を味方に渡す戦術が出来るようになった。

ブースター

該当卒業要素:4技

該当不遇時期:第1世代〜第5世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV

フレアドライブ

  • 第1世代から長い間、唯一王と揶揄される程の不遇の時代を過ごしてきた。
  • 一応第2世代では当時物理技だった「シャドーボール」を最も使いこなしていた他、プラチナでの「ばかぢから」に加え第5世代での「ニトロチャージ」と隠れ特性の「こんじょう」で僅かだが強化は施されていた。だがそれでも物理ほのお技に乏しく、特化「ほのおのキバ」≒無振り「だいもんじ」という有様だった。
  • しかし第6世代で遂に念願の「フレアドライブ」を習得し、高い攻撃が活かせるようになり主力技不足が改善。据え置きの物理耐久や中途半端な素早さなど未だ課題も多いが、ブイズ由来の変化技もあるので、ある程度使えるような能力にはなった。
  • 第8世代では「ニトロチャージ」等のサブウェポンが没収されたが、新要素ダイマックスのお陰で「フレアドライブ」の反動を打ち消したり、HPを増やして相手の攻撃を耐えたりと、攻撃面と耐久面の双方でかなりの改善が施されたことで不遇出戻りは何とか免れている。「マジカルフレイム」の習得で特殊耐久に磨きがかかった。
  • 第9世代のSVでは、今度は「ばかぢから」が没収され、物理威力70以上の技がノーマル・ほのお技しかなくなってしまったが、藍の円盤で「がむしゃら」を習得し、今まで相性が悪く採用がもったいなかった「きあいのタスキ」を持たせやすくなった。後に「ニトロチャージ」も返還され、反動なしの物理炎技「やけっぱち」も習得。

プラスル

該当卒業要素:1差、3特、7役

該当不遇時期:第3世代〜第5世代

該当内定作品:BDSP、SV(DLC)

ふぁいとー!

  • デビュー当初からシングルバトルでは意味をなさない特性「プラス」が扱い辛かった上に低種族値が原因で弱点を突かれて落ちる事が多く、同タイプのライチュウ(通常の姿)等の存在が大きく不遇と言わざるを得なかった。一応第5世代で「なかまづくり」を得たが、「プラス」を「なかまづくり」した所で次ターンで落ちる事が多く実質無意味に近かった。
  • しかし第6世代で隠れ特性「ひらいしん」を獲得。種族値故に安定こそしないが「ひらいしん」で上がった特攻を「バトンタッチ」で後続に繋ぐ芸当を確立しその他「ひらいしん」持ち等との差別化に成功。「ひらいしん」をでんきタイプを弱点に持つポケモンに「なかまづくり」すればその後も安定して戦えるようになる。
  • 第7世代ではZワザが登場し、「アンコール」「あまえる」「なかまづくり」等の変化技をZワザにする事で「バトンタッチ」で繋ぐ能力上昇手段が増えたのも嬉しい。
  • 第9世代のSVでは遅れてDLCにて内定。でんきタイプでは珍しい「スキルスワップ」の他に、「かいでんぱ」「いかりのまえば」等のサポート向きの技を習得。

ペラップ

該当卒業要素:4技

該当不遇時期:第4世代〜第5世代

該当内定作品:BDSP

/バーン\

  • 第4世代では同期のムクホークトゲキッスの存在が重く不遇がちな上、第5世代では「おしゃべり」の仕様によりWi-Fi対戦への出場すら叶わなかった。
  • しかし第6世代で「おしゃべり」の仕様変更により出場可能になった他、ノーリスクで威力140のタイプ一致技の「ばくおんぱ」の習得、専用技の「おしゃべり」に「こんらん」100%の優秀な追加効果が付き、音の技が「みがわり」を貫通するようになる等、様々な強化が施されようやく普通に戦えるようになった。
  • ORASでは対はがねタイプとして有効な「ねっぷう」と前述の「ばくおんぱ」の両立も可能になった。しかし第8世代のBDSPでは前述の「ばくおんぱ」が没収の憂き目に。

ケンホロウ

該当卒業要素:3特、4技、6道、7役

該当不遇時期:第5世代

該当内定作品:剣盾

ケンホロウ


第7世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

バタフリーオニドリルペルシアン(通常)カモネギ(通常)アリアドス
レディアンサニーゴ(通常)デリバードアゲハントエネコロロ
マイナンポワルントロピウスラブカスコロトック
ミノマダム(草木)ガーメイルマスキッパミルホッグラランテス(初期まで)

ヨルノズク

該当卒業要素:1差、2種、4技、7役

該当不遇時期:第4世代〜第6世代

該当内定作品:剣盾、BDSP、SV(DLC)

ヨルノズク

  • 第2世代から第3世代までは高い特殊耐久と「さいみんじゅつ」等の変化技が扱える鳥ポケモンとしてそれなりに活躍は出来ていた。
  • しかし第4世代で同じ高特殊耐久飛行タイプでより優れた種族値を持つトゲキッスの登場で、飛び抜けた長所と言うべき要素の無さが露呈。種族値や有用な技の相対的不足による主力技不足、世代ごとのねむり状態の仕様変化に振り回される「ふみん」の有用性の不安定さ等の問題に直面し一旦不遇入りとなる。
  • 更に第5世代ではトゲキッスと同じく高特殊耐久飛行タイプのバルジーナの登場で更に見劣り気味になってしまった。一応同世代では隠れ特性の「いろめがね」を得た事で差別化自体は果たしている。
  • そして第7世代で特攻が10上昇した事に加え「ムーンフォース」「ぼうふう(習得はUSUMから)」の習得で火力不足を大きく改善した事で不遇卒業。特に「ぼうふう」はメガヤンマも凌ぐ特殊ひこう技の火力となった。確実に「ぼうふう」を命中可能なメガピジョットペリッパーとは「いろめがね」で受け出しさせ難い点で差別化が出来ている。低い命中に関しては一度きりのZワザ(第7世代)やダイマックス(第8世代)で必中化させたり、雨パや「じゅうりょく」下で運用する事で補える。
  • 第8世代では「さいみんじゅつ」「ぼうふう」と相性のいい「からぶりほけん」が登場した事でこれらの技の需要も増加。更に「わるだくみ」の習得で特殊アタッカーとして強化を果たした他、積み技で「めいそう」「ドわすれ」に加え、そしてこれらを活かせる「アシストパワー」も習得。しかし一方で「おいかぜ」「くろいまなざし」が没収の憂き目に。
  • 第9世代のSVでは「スキルスワップ」を習得。「いろめがね」を味方に戦術が出来るようになった。

ルナトーンソルロック

該当卒業要素:1差、2種、4技

該当不遇時期:第3世代〜第6世代

該当内定作品:剣盾、BDSP

月と太陽

  • 第6世代まではどちらも一定の役割こそあったものの、低種族値と弱点の多さが原因で扱い辛さが拭えなかった。
  • しかし自身のモチーフの名をかざす第7世代でどちらもHPが20上昇し、ルナトーンは「サイコショック」「パワージェム」、ソルロックは「フレアドライブ」を習得。ルナトーンは新たな競合相手にウツロイドが登場したものの、「だいちのちから」「れいとうビーム」等のサブウェポンや特性等で差別化は可能。一方のソルロックは「おにび」と合わせて物理受けがよりしやすくなった。
  • 第8世代の剣盾ではいずれも「バトンタッチ」を新たに習得。

ミノマダム(ゴミのミノ)

該当卒業要素:1差、4技

該当不遇時期:第4世代〜第6世代

該当内定作品:BDSP

最強のミノマダム(ゴミ捨て場のミノ)


ヤナッキーバオッキーヒヤッキー

該当卒業要素:1差、3特、4技、6道

該当不遇時期:第5世代〜第6世代

該当内定作品:なし

おさるさん♪


スワンナ

該当卒業要素:1差、4技

該当不遇時期:第5世代〜第6世代

該当内定作品:SV(DLC)

スワンナ

  • 当初は同タイプにギャラドスマンタインといった強力なライバルの存在が大きい上、通常特性がどちらも扱い辛く、種族値も中途半端、おまけに強力なみず技に恵まれない状況で不遇だった。
  • BW2で隠れ特性「うるおいボディ」を獲得して「ぼうふう」等と合わせて雨パでの活躍が見込めるようになり同タイプのライバルとの差別化に成功し、同世代の教え技である「おいかぜ」を展開した後で「がむしゃら」で相手のHPを減らす芸当も出来るようになり一旦は不遇卒業を果たした。
  • しかし第6世代で「するどいめ」の強化こそあったものの、天候そのものが弱体化した影響で「うるおいボディ」の使用価値が暴落し再度不遇入り。
  • 続く第7世代でZワザが導入された事で「ダイビング」をZワザにする事でみず技の使い勝手が改善し主力技不足の問題が解消された。だが同タイプのペリッパーが「あめふらし」を獲得してしまい見劣りに拍車をかけてしまった。
  • そしてUSUMで「アクアジェット」「アクアブレイク」を習得し、ようやく安定したみず物理技を得た。「アクアブレイク」こそ同タイプではマンタインやペリッパーも覚えるものの、「アクアジェット」は同タイプではスワンナだけであり決定的な差別点を手にした。
  • 第9世代のSVでは遅れてDLCにて内定。「クイックターン」「ハイドロポンプ」「はたきおとす」等を新たに習得。

クイタラン

該当卒業要素:3特、4技、6道、7役

該当不遇時期:第5世代〜第6世代

該当内定作品:剣盾

クイタラン

  • デビュー当初の第5世代はアンバランスな種族値配分により使い辛く不遇がちだった。
  • しかし第7世代で「フレアドライブ」と「オーバーヒート」、優秀な専用技の「ほのおのムチ」を習得。更に「マゴのみ」等の性格次第で混乱する可能性があるきのみの強化で「くいしんぼう」型が強化され、耐久が大幅に改善された(これにより第6世代以降習得可能な「ゲップ」とのシナジーが抜群に)。また「しろいけむり」により「いかく」や「キングシールド」に左右されない唯一の物理ほのおタイプのアタッカーとしても使えるように。
  • USUMでは「じだんだ」を習得し、攻撃範囲が更に広がった。
  • 一方、第8世代の剣盾では専用技だった「ほのおのムチ」がエンニュートマルヤクデも習得してしまった。特にマルヤクデとは「しろいけむり」と「もらいび」の2つの特性が被っているのに加え、合計種族値でも負けている。更に上記の混乱する可能性があるきのみの弱体化で「くいしんぼう」型も弱体化。ただ幸いこちらは「ふいうち」を習得可能である点に加え、4倍弱点が無い事や両刀が可能なスペックを持っている事も幸いし、不遇への出戻りは何とかギリギリの所で避けられた。

ラランテス

該当卒業要素:1差、4技、7役

該当不遇時期:第7世代初期〜中期

該当内定作品:剣盾(DLC)、SV

花とラランテス

  • 専用技「ソーラーブレード」に加えくさタイプとしては珍しいサブウェポンを持ってはいるものの、デビュー当初は似たような性能を持つくさタイプの物理アタッカーの競合相手に加え、特性「あまのじゃく」持ちでも同タイプのジャローダの存在が重く不遇気味だった。
  • しかしUSUMで「ばかぢから」を習得し、「あまのじゃく」と組み合わせる事でダメージを与えつつ攻撃と防御を上げる事が可能になり、はがねタイプに有効な打点を与えられるくさタイプとしての役割を得た他、「ばかぢから」に加え「リーフストーム」「きゅうけつ」と併用する事で両刀アタッカーとしての道も得てアマージョ等その他くさタイプの競合相手との差別化も果たした他、「はたきおとす」「つじぎり」「ダブルチョップ」も教え技で習得。第7世代当時はダブルバトルで「トリックルーム」パーティ等で活躍を果たした。
  • 一方第8世代の剣盾では「はたきおとす」が没収の憂き目に遭った上、新要素のダイマックスに関しても「ばかぢから」や「リーフストーム」をダイマックスする前に使うかダイマックスを諦めない限り「あまのじゃく」と組み合わせて積めないネックを抱えてしまった。ダイマックスする前の絶妙なタイミングで上手い具合に積んでおきたい。
  • 第9世代のSVでは「かふんだんご」等を新たに習得したが、「ばかぢから」没収の憂き目に遭うも(後にタマゴ技で返還)、ジャローダがいない環境だった為不遇出戻りは避けられた。

第8世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

オニドリルカモネギ(通常)アリアドスレディアンサニーゴ(通常)
デリバードアゲハントエネコロロマイナンポワルン
トロピウスラブカスコロトックミノマダム(草木)ガーメイル
ビークインマスキッパミルホッグ

バタフリー

該当卒業要素:1差、4技、9ダ

該当不遇時期:第1世代〜第2世代、第6世代〜第7世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP

月光蝶

  • 特性が導入された第3世代から第5世代までは「ふくがん」からの「ねむりごな」で差別点があった。
  • しかし、第6世代でほぼ上位互換のビビヨンの登場で第2世代以前以来の不遇出戻りの憂き目に。一応バタフリーも幾つかの技で差別化を図っていたがそれでもビビヨンだけでなくメガヤンマアブリボンが立ちはだかり見劣り感は世代が進むにつれて増すばかりだった。
  • だが第8世代の剣盾でキョダイマックスを獲得して差別点を得た。更にビビヨンの未登場や「ぼうふう」等の習得も不遇卒業を後押しする要素となった。
  • 仮にビビヨンがいてもその他に「かふんだんご」や「バトンタッチ」も習得しているので、現在はビビヨンとアブリボンを足して2で割ったような性能になっているため差別化は容易。

ペルシアン(通常の姿)

該当卒業要素:1差、6道、7役

該当不遇時期:第4世代中期〜後期、第5世代後期、第7世代

該当内定作品:ピカブイ、剣盾、BDSP、SV

ペルシアン

  • 環境の変化に伴う強弱の変動が激しく、世代ごとに不遇入りと不遇卒業を何度か繰り返してきた。
  • 第1世代後期の『ニンテンドウカップ99』では急所発生率がほぼ100%の「きりさく」をメインウェポンにした速攻アタッカーとして当時のトップメタとして扱われていた。
  • 第2世代では「きりさく」が弱体化したものの、同世代以降「さいみんじゅつ」「こごえるかぜ」「ねこだまし(習得は第3世代以降)」等独自の技を習得した事でどうにか独自の地位を保持していた。
  • しかし第4世代で「テクニシャン」を得たが同速同特性のエテボースが登場したのに加え、「さいみんじゅつ」の弱体化もあり一旦不遇入り。
  • だが第5世代で隠れ特性の「きんちょうかん」を獲得。同特性で唯一「ねこだまし」を使える事から隣のドーブルが使う「ダークホール」のサポート役としての役割を得た事で「テクニシャン」が被るエテボースとチラチーノとの差別化に成功し一度目の不遇卒業となった。同世代の「フェイント」の仕様変更も大きい。ところが第5世代後期で「ダークホール」の禁止指定により再度不遇入りの憂き目に。
  • 一応第6世代で「ダークホール」は解禁となり二度目の不遇卒業となったが、第7世代でドーブルからの「ダークホール」の没収によりまたしても不遇入り(一応同世代で「マゴのみ」等性格次第で混乱する可能性があるきのみの強化は一応施された)となった。
  • しかし第8世代の剣盾では「さいみんじゅつ」との相性が抜群の道具「からぶりほけん」が登場。当時の水準において「さいみんじゅつ」の使い手で一番速く(「さいみんじゅつ」を2回撃って1回でも当たる確率は約84%)、「きんちょうかん」で「ラムのみ」等を無効化出来る点を考慮すればアイデンティティの確保に成功。エテボース等のライバルとの差別化も十分果たし、三度目の不遇卒業と相成った。
  • 第9世代のSVでは「テクニシャン」が被るノーマル単タイプのイッカネズミが登場したが、役割が異なるため不遇出戻りは避けられている。新たに習得した技では「テクニシャン」と相性のいい「くさわけ」「ひやみず」があり、「つばめがえし」も復活を果たした。

第9世代で不遇卒業

不遇ポケモン一覧

オニドリルカモネギ(通常)アリアドスレディアンサニーゴ(通常)
デリバードアゲハントエネコロロマイナンポワルン
ラブカスコロトックミノマダム(草木)ガーメイルマスキッパ
ミルホッグウミトリオ

トロピウス

該当卒業要素:1差、4技、5タ、7役

該当不遇時期:第3世代〜第8世代

該当内定作品:BDSP、SV

トロピウス

  • 種族値面では耐久寄りではあるが弱点多数が致命的であり、第3世代当初から素早さや特性のおかげでタイプ構成をもろともしない同タイプのワタッコに見劣りがちだった。
  • 第5世代で隠れ特性の「しゅうかく」を得たものの、ナッシー(通常の姿)やオーロット等の同特性持ちという新たな競合相手が現れてしまう。
  • 第8世代のBDSPでは突出した強化点は得られなかったが、第9世代のSVで以下の様々な強化点を多数獲得し、ダブルバトルで環境入りをしただけでなく、遂に瞬間1位を達成する大躍進を果たした。
  • タイプ面ではテラスタルの導入で4倍弱点をかき消す事が可能になった他、本来のタイプである草・飛行タイプもテラスタル等の影響で氷技の需要が減ったおかげで4倍弱点の不安もある程度解消された。粉技と地面技を両方特性無しで無効に出来るメリットが活かせるようになり以前よりも動きやすくなった。
  • 習得技でも変化技ではダブルバトルと相性がいい「ワイドガード」「てだすけ」、物理技では「ボディプレス」「とんぼがえり」を新たに習得。「ワイドガード」の遅延性能は既に習得している「やどりぎのタネ」や「しゅうかく」と相性抜群であり、「ボディプレス」と相性のいい「アッキのみ」とのシナジーも抜群。

ビークイン

該当卒業要素:4技、7役

該当不遇時期:第8世代

該当内定作品:剣盾、BDSP、SV

ビークイン(Vespiquen)

  • 第7世代までは持ち前の耐久重視の種族値と優秀な専用技や特性「プレッシャー」及び隠れ特性「きんちょうかん」のおかげで、弱点多数をもろともしない性能を持っていた。
  • しかし第8世代の剣盾で専用技のうちの1つ「かいふくしれい」だけではなく「はねやすめ」までもが没収されてしまい、泣きっ面に蜂の如く「おいかぜ」「がむしゃら」といったサポート向けの技までもが没収の憂き目に遭い、主力技不足が露呈する形で不遇入りしてしまう。
  • だが第8世代のBDSPで「はねやすめ」が返還され、続く第9世代のSVでは新たに「ちょうはつ」「まきびし」を習得し、起点作り型として最低限の運用が可能となり主力技不足がある程度解消された事で不遇卒業。後に「がむしゃら」も返還された。

関連タグ

元々はこの記事に不遇卒業ポケモンも掲載していたが、記事の軽量化等の理由で分割。

対戦における不遇ポケモンは、現在はこちらの記事にて記載。

ここに該当するポケモンの中で、ごく稀にここに当てはまってしまったケースもある。

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